JP4332043B2 - 疲労特性及びコイリング性に優れた高強度高清浄ばね用鋼 - Google Patents

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本発明は、疲労特性に優れた高強度ばね用鋼に関し、特に酸化物系介在物などの硬質介在物が少ない高強度高清浄ばね用鋼に関するものである。
近年、排ガス低減や燃費向上を目的とする自動車の軽量化や高出力化の要望が高まってきており、エンジンやサスペンション等に用いられる弁ばねや懸架ばねは、高応力設計が志向されている。その為、ばねの負荷応力が増大し、疲労強度や耐へたり性の向上が求められている。
例えば特許文献1では、Caを添加して疲労強度低下の原因となる介在物を低融点化し、熱間圧延によって該介在物を微細化することによって疲労強度を改善している。また疲労強度と耐へたり性の両方を改善するため、鋼材の化学成分を調整し、油焼入れ・焼戻し後の引張強度を上昇させることも行われている。
しかしCaを添加する方法では、一部に大型の酸化物が残りやすく、疲労強度の改善効果は十分なものではない。一方、引張強度を向上させる方法でも、素材自体の靭性が低下して表面疵や内部欠陥に対する感受性が高くなるため、ばねのコイリング時に、また応力設計の値が高い場合には使用時にも、折損が生じやすくなる。
特公平7−6037号公報
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、疲労特性とコイリング性の両方に優れた高強度高清浄ばね用鋼を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、Caは硫化物系介在物を粒状化して粒界偏析を防止することによって粒界強度を高めて疲労強度及びコイリング性を向上させやすいことを見出した。しかも前記Caは一部に大型の酸化物を形成してしまう欠点があったところ、Caと共にNiを添加すると該Ca酸化物の大型化を抑制でき、前記Caによる利点をフルに利用することができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明に係る疲労特性及びコイリング性に優れた高強度高清浄ばね用鋼は、C:0.5〜0.8%(質量%の意;以下、同じ)、Si:1〜3%、Mn:0.1〜1%、Cr:0.5〜3%、Ni:0.05〜0.7%、S:0.02%以下(0%を含まない)、及びCa:0.1〜50ppm(質量基準;以下、同じ)を含有し、残部はFe及び不可避不純物である。該ばね用鋼は、さらにV:0.5%以下(0%を含まない)、Nb:0.1%以下(0%を含まない)、Ti:0.1%以下(0%を含まない)、Mo:0.5%以下(0%を含まない)などを含有していてもよい。
本発明によれば、高強度高清浄ばね用鋼においてCaとNiを複合添加しているため、疲労特性とコイリング性の両方を著しく改善することができる。
本発明の高強度高清浄ばね用鋼は、C:0.5〜0.8%、Si:1〜3%、Mn:0.1〜1%、Cr:0.5〜3%、Ni:0.05〜0.7%、S:0.02%以下(0%を含まない)、及びCa:0.1〜50ppm(質量基準;以下、同じ)を含有している。以下、各成分の限定理由について説明する。
C:0.5〜0.8%
Cは高応力が負荷されるばね用鋼として十分な強度を確保するために不可欠な元素である。従ってCは、0.5%以上、好ましくは0.53%以上、さらに好ましくは0.55%以上とする。一方Cが過剰になると靭延性が低下し、表面疵や内部欠陥によって折損が生じやすくなる。従ってCは、0.8%以下、好ましくは0.7%以下、さらに好ましくは0.65%以下とする。
Si:1〜3%
Siは軟化抵抗性を高め、ばねの耐へたり性を向上させるのに有用な元素である。また製鋼時の脱酸剤としても有用である。従ってSiは1%以上、好ましくは1.3%以上、さらに好ましくは1.4%以上とする。一方Siが過剰になると介在物中のSiO2濃度が高くなって大型の介在物が生成しやすくなる。従ってSiは、3%以下、好ましくは2.8%以下、さらに好ましくは2.6%以下とする。
Mn:0.1〜1%
Mnは焼入性を高めて強度向上に寄与する元素である。また製鋼時の脱酸にも有用である。従ってMnは、0.1%以上、好ましくは0.3%以上、さらに好ましくは0.5%以上とする。一方Mnが過剰になると、熱間圧延時やパテンティング処理時にベイナイトなどの過冷組織が生成し易くなり、伸線性が悪化する。従ってMnは、1%以下、好ましくは0.9%以下、さらに好ましくは0.8%以下とする。
Cr:0.5〜3%
Crは鋼材の靭延性を向上させるとともに耐へたり性を向上させるのに有用である。従ってCrは、0.5%以上、好ましくは0.6%以上、さらに好ましくは0.7%以上とする。一方Crが過剰になると、パテンティング時間が長くなりすぎ、また靭延性を低下させる。従ってCrは3%以下、好ましくは2%以下、さらに好ましくは1.5%以下とする。
Ni:0.05〜0.7%
NiはCa含有酸化物系介在物の粗大化を防止するのに極めて有用であり、本発明にとっては不可欠の元素である。従ってNiは、0.05%以上、好ましくは0.07%以上、さらに好ましくは0.08%以上とする。一方Niが過剰になると、圧延においてベイナイト組織やマルテンサイト組織が生成し、靭性や延性が低下する。従ってNiは、0.7%以下、好ましくは0.6%以下、さらに好ましくは0.5%以下とする。
S :0.02%以下(0%を含まない)
SはCaと共にCaSを形成して硫化物を粒状化し、粒界に硫化物が偏析するのを抑制し、疲労強度及びコイリング性を著しく高めることができる。なおCaの添加量は極微量であり、従って該CaSを形成するS量も極微量である。しかも、通常、鋼中にはSが必ず含まれるため、Sの下限を規定する必要はないが、好ましくは0.001%以上、さらに好ましくは0.005%以上である。なおSが過剰になると、硫化物量が多くなって粗大化し、かえって諸特性を悪化させる。従ってSは0.02%以下、好ましくは0.015%以下、さらに好ましくは0.010%以下とする。
Ca:0.1〜50ppm
Caは前記Niと並んで本発明にとって最も重要な元素であり、CaSを形成して硫化物系介在物を粒状化して粒界偏析を防止して粒界強度を高めることができるため、疲労強度及びコイリング性を著しく高めることができる。なおCa添加によって形成されるCa含有酸化物の中には粗大化するものがあり、疲労強度の向上効果を十分に獲得させることが困難であるが、本発明ではNi添加によってCa酸化物の粗大化を抑制しており、疲労強度を著しく高めることができる。このような効果を有効に発揮するため、Caは、0.1ppm以上、好ましくは0.5pppm以上、さらに好ましくは1.0ppm以上とする。一方、Caが過剰になるとCa含有酸化物が硬質化して非延性な組成のものとなり、疲労強度を低下させる。。従ってCaは、50ppm以下、好ましくは30ppm以下、さらに好ましくは20ppm以下とする。
上記ばね用鋼の残部成分は、Fe及び不可避不純物であるが、必要に応じてさらに他の元素を含有していてもよい。例えば結晶粒微細化元素(V、Nb、Tiなど)やMoなどを単独で又は適宜組み合わせて添加してもよい。
V、Nb、Tiなどは、炭窒化物を形成し、焼入れ焼戻し等の熱処理時にピン止め効果によって結晶粒を微細化する作用があり、靭延性を向上させる効果がある。またVは、焼入れ・焼戻し処理およびコイリング後の歪取り焼鈍時に2次析出硬化を起こして高強度化にも寄与する。従ってこれらの元素を添加する場合(すなわち0%超とする場合)、好ましくはV:0.05%以上(特に0.10%以上)、Nb:0.01%以上(特に0.03%以上)、Ti:0.01%以上(特に0.02%以上)とすることが推奨される。しかし過剰に添加しても効果が飽和する。特にVが過剰になると圧延時やパテンティング時にマルテンサイトやベイナイト組織が生成し、加工性が悪くなる。またNbが過剰になると炭窒化物の凝集が生じ、かえって結晶粒が粗大化し始めることもある。従ってVは0.5%以下(好ましくは0.3%以下)、Nbは0.1%以下(好ましくは0.07%以下)、Tiは0.1%以下(好ましくは0.05%以下)とする。なおこれらV、Nb、Tiは、単独で又は2種以上を組み合わせて添加してもよい。
Moは、軟化抵抗を向上させるとともに、析出硬化によって低温焼鈍後の耐力を上昇させるのに有用な元素である。従ってMoを添加する場合(すなわち0%超とする場合)、好ましくは0.01%以上、特に0.05%以上とする。しかし過剰になるとマルテンサイトやベイナイト組織が生成し、加工性が悪くなる。従ってMoは0.5%以下、好ましくは0.3%以下、さらに好ましくは0.1%以下とする。
本発明のばね用鋼は、例えばオイルテンパー線としたとき、1900MPa以上(好ましくは2000MPa以上)であり、通常、2050〜2200MPa程度の引張強度を有する。
また、本発明のばね用鋼は、例えば900MPa以上の応力負荷でも介在物に起因する折損が生じない程度に高清浄化されている。
本発明のばね用鋼は、高強度でありながら疲労特性とコイリング性の両方に極めて優れている。従って高強度ばねを簡便に製造することができ、またばねの寿命を延長できる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
実験例
小型実験炉において下記表1に示す成分の鋼材を溶製した。熱間圧延して直径8mmの線材とした後、皮削り(SV)、鉛パテンティング(LP)、冷間線引加工(直径4.0mm)、オイルテンパー[油焼入れと鉛浴(約400℃)焼戻し連続工程]の順に処理することによって、オイルテンパー鋼線とした。得られた鋼線は、以下のようにして評価した。
[巻付試験]
試験片と同じ直径の心金に密着して5回巻き付け、破断の有無を調べた。試験数を100とし、一度も破断が生じなかったものを合格とした。
[疲労強度、介在物サイズ、疲労強度]
ばね製造工程における熱履歴を模擬するため、オイルテンパー鋼線(ワイヤ)から長さ600mm分を採取し、温度400℃で20分間加熱(コイリング後の歪取焼鈍に相当)した後、2段階のショットピーニングを施し、次いで温度220℃で20分間加熱(歪取り焼鈍に相当)した。中村式回転曲げ疲労試験機を用いて、公称応力886MPa、回転数:4500〜5000rpm、中止回数:2×107回の条件で試験した。そして破断したもののうち介在物折損したものについて、破断面に現れた介在物のうち最大のもののサイズ(面積が同じ円に換算したときの直径)を測定した。
さらに応力Sを種々変えて破断までの繰り返し数Nを求めることによってS−N曲線を描き、繰り返し数2×107回での疲労強度を求めた。
結果を表1に示す。
Figure 0004332043

表1より明らかなように、Ca無添加のNo.6の例では、コイリング性(巻付試験)及び疲労強度の両方ともに劣っていた。またCaを単独で添加したNo.7の例でもコイリング性(巻付試験)及び疲労強度の改善は不十分であり、さらには最大介在物サイズは全く小さくならなかった。
これらに対して、No.1〜5の例では、CaとNiを複合添加しているため介在物が著しく微細化し、コイリング性(巻付試験)及び疲労強度の両方ともが著しく改善された。

Claims (3)

  1. C :0.5〜0.8%(質量%の意;以下、同じ)、
    Si:1〜3%、
    Mn:0.1〜1%、
    Cr:0.5〜3%、
    Ni:0.05〜0.7%、
    S :0.02%以下(0%を含まない)、及び
    Ca:0.1〜30ppm(質量基準;以下、同じ)
    を含有し、残部はFe及び不可避不純物である疲労特性及びコイリング性に優れた高強度高清浄ばね用鋼。
  2. さらにV:0.5%以下(0%を含まない)、Nb:0.1%以下(0%を含まない)、及びTi:0.1%以下(0%を含まない)から選択された少なくとも1種を含有する請求項1に記載の高強度高清浄ばね用鋼。
  3. さらにMo:0.5%以下(0%を含まない)を含有する請求項1又は2に記載の高強度高清浄ばね用鋼。
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