JP4331636B2 - 特殊装飾印刷金属板の製造方法 - Google Patents

特殊装飾印刷金属板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4331636B2
JP4331636B2 JP2004080853A JP2004080853A JP4331636B2 JP 4331636 B2 JP4331636 B2 JP 4331636B2 JP 2004080853 A JP2004080853 A JP 2004080853A JP 2004080853 A JP2004080853 A JP 2004080853A JP 4331636 B2 JP4331636 B2 JP 4331636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
special decorative
printing
transparent resin
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004080853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005262741A (ja
Inventor
薫 小河
朋久 小河
Original Assignee
株式会社神光錻力印刷工場
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社神光錻力印刷工場 filed Critical 株式会社神光錻力印刷工場
Priority to JP2004080853A priority Critical patent/JP4331636B2/ja
Priority to CN 200510068582 priority patent/CN1669830B/zh
Publication of JP2005262741A publication Critical patent/JP2005262741A/ja
Priority to HK06102701.0A priority patent/HK1082230A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP4331636B2 publication Critical patent/JP4331636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Description

本発明は、見る角度によって模様や色彩が変化し、立体感のある三次元模様を発現できる特殊装飾印刷金属板の製造方法に関する。
見る角度によって模様や色彩が変化し、光の干渉によるモアレ縞の原理を利用した装飾シートとして図9に開示されたものがある(例えば特許文献1参照)。
この装飾シートAは、断面形状がカマボコ形状のレンズを形成したレンチキュラー板を用いたものである。レンチキュラー板を用いた装飾シートAは、カマボコ形状のレンズの繰返し構造の連続パターンBを透明性シートCのシート表面に形成し、シート裏面に所要パターンDの印刷を施し、透明性シートCの表裏面にパターン部を形成することにより、シート上に三次元模様を創り出すようにしたものである。
この透明性シートCを可撓性樹脂プレートやプラスチックプレート上に接着剤を用いて常温で貼着することで可撓性の装飾シートAを構成し、この装飾シートAをテーブルカバー、シャワーカーテン、窓飾りシート、葉書、袋物用素材として用いる。
装飾シートAは平面シートに立体感を感じさせる装飾体として活用され、透明性シートC上に三次元模様を創り出す特殊な装飾シートAとして知られる。
さらに、金属板の表面上に立体感のある三次元模様を作り出すことができるようにした特殊装飾印刷金属板がある(例えば特許文献2参照)。
この特殊装飾印刷金属板Eは、金属板Fの表面上に接着剤Gを介して透明樹脂フィルムHを貼着した構成である。透明樹脂フィルムHの表面には、一定の連続パターンで複数の凸レンズ状突起Iが形成される。さらに、金属板Fの表面に凸レンズ状突起Iの連続パターと異なるピッチで印刷が施される。
このため、凸レンズ状突起Iのレンズ効果により印刷模様が金属板Fの表面上に立体感のある三次元模様として創り出される。
特許第3131771号公報 特開2002−307897号公報
従来の装飾シートAは、透明性シートCを樹脂プレートやプラスチックプレート上に貼着して構成されるが、この三次元模様を創り出す特殊な装飾技術を、ブリキ板等の金属材料で構成される物に適用することができないかどうか問題であった。特に透明性シートCがポリ塩化ビニールやポリエステル等の合成樹脂材料で形成されるとき、透明性シートCと金属板とのなじみ性が悪く、金属板に透明性シートCを密着させ、一体に接着させることが困難で、かつ三次元模様を創り出すための印刷を金属板の表面に施すことも困難であった。
そこで、従来の特殊装飾印刷金属板Eとともに製造法が考案され、三次元模様を創り出すための印刷技術や金属板Fの表面に三次元模様を創り出すことが可能となった。このような特殊装飾印刷金属板Eでは、更なる製造コストの低減や品質の向上が望まれる。
例えば、特殊装飾印刷金属板Eの製造過程にでは、透明樹脂フィルムHを接着剤Gを介して金属板Fの表面上に貼着する際、ホットプレス装置の熱圧着ロールにより熱圧着される。しかし、接着剤Gの接着機能を得るためには、十分に加熱する必要があり、この際の熱により透明樹脂フィルムHの凸レンズ状突起Iが潰れる恐れがある。
また、透明樹脂フィルムHには、透明樹脂フィルムHの凸レンズ状突起Iが潰れないような温度で機能する接着剤Gを選択し、かつ熱圧着に先立って予め塗布しておくという作業が必要となる。このため、特殊装飾印刷金属板Eの製造コストの増加にも繋がる。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、金属材料で構成される物体表面上に立体感のある三次元模様をより容易かつ安定的に創り出すことができる特殊装飾印刷金属板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る特殊装飾印刷金属板の製造方法は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、金属板の表面に所定のパターンの印刷を施すステップと、印刷後における前記金属板の印刷層が形成された面に透明樹脂フィルムを熱圧着させるステップと、熱圧着後の前記透明樹脂フィルムを加熱して表面に複数の凸レンズ状突起あるいは凹レンズ状凹みからなる、前記所定のパターンのピッチに応じたピッチの連続凹凸パターンを形成させるステップとを有することを特徴とする方法である。
本発明に係る特殊装飾印刷金属板の製造方法においては、金属材料で構成される物体表面上に立体感のある三次元模様をより容易かつ安定的に創り出すことができる。
本発明に係る特殊装飾印刷金属板の製造方法の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る特殊装飾印刷金属板の実施の形態を示す構成図である。
特殊装飾印刷金属板1は、金属板2の表面に印刷された印刷層3を有し、この印刷層3上に透明樹脂フィルム4をヒートシール法あるいは圧着により一体化して構成される。
金属板2には、ブリキ板、鉄板、アルミニウム板、ステンレス鋼板、表面処理鋼板、亜鉛板等の金属が用途に応じて用いられる。金属板2は板厚が0.15mm〜2mm程度である。例えば、菓子缶、お茶缶、缶詰缶、浴用剤缶等の缶容器には、厚さ0.2mm〜2mm程度のブリキ缶が用いられる。金属板2表面の印刷層3は所定のパターンの印刷により形成される。印刷層3の層厚は数μm〜10数μm、好ましくは10μm程度とされる。
透明樹脂フィルム4は、光を透過する透明な、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ウレタン、ポリ塩化ビニール、ポリ硝酸ビニール、ポリアクリル等の合成樹脂(いわゆるオレフィン)で構成されるが、環境性の面からポリエステル(PET)シート、耐候性の面からはアクリルシート、柔軟性の面からは軟質塩化ビニールシートにより好適に構成される。
また、透明樹脂フィルム4のフィルム表面には、多数の凸レンズ状突起5が網点状に整列配置される。この凸レンズ状突起5によりフィルム表面に亀甲状あるいは格子状の凹凸模様が所定のパターンとして形成され、レンズ効果を発揮することができる。
透明樹脂フィルム4に形成される所定のパターンの凸レンズ状突起5は、標準のピッチ配列でパターン成形される。以後、このようなパターンのピッチをパターンピッチと称し、標準となるパターンのピッチを標準パターンピッチと称する。パターンピッチは1cmまたは1インチの間にある黒線(網点)の数をいうため、スクリーン線数ということもできる。
標準パターンピッチは、例えば、75線から250線の範囲の線数から任意に適宜選択される。透明樹脂フィルム4のフィルム表面に凸レンズ状突起5を設ける代りに凹レンズ状の凹みを設けて凹凸模様を形成してもよい。
透明樹脂フィルム4は、光を透過し得る程度の透明体であればよく、半透明に着色してあってもよい。また、透明樹脂フィルム4は、有色であっても金属板2の印刷層3上に貼着した結果、光を通過し得る程度の透明体となる材料であればよい。金属板2は成型されるため、透明樹脂フィルム4のフィルム厚さは20μm〜200μm程度とされる。
また、透明樹脂フィルム4は、例えば複数の異なる性質を有する材質により、あるいは同一の材質によりラミネート状に構成される。すなわち、透明樹脂フィルム4は、任意数の層からなり、例えば表面側から表面層4a、中間層4b、印刷面側層4cの3つの層を有する。ただし、透明樹脂フィルム4を単一の層で形成してもよい。また、金属板2上のみならず、透明樹脂フィルム4の表面層4a、中間層4b、印刷面側層4cで形成される各層の任意の面に印刷を施してもよい。
表面層4aには、凸レンズ状突起5が形成される。凸レンズ状突起5は、80℃〜130℃で加熱することにより形成させることができる。このため、表面層4aには、加熱による凸レンズ状突起5の形成に適し、かつ凸レンズ状突起5の強度を維持することが可能な透明な樹脂材料を用いることができる。また、中間層4bには、透明樹脂フィルム4の用途に応じた性質を有する任意の透明な樹脂材料を用いることができる。さらに、印刷面側層4cは、金属板2の印刷層3上に圧着されるため、圧着に適した性質を有する透明な樹脂材料を用いることができる。
そして、透明樹脂フィルム4のフィルム表面に形成されたレンズ状連続パターンと金属板2上に印刷された印刷層3の所定のパターンとにより、特殊装飾印刷金属板1の表面には立体感のある三次元模様が創り出される。
図2は、図1に示す特殊装飾印刷金属板1における装飾原理を説明する断面図である。
金属板2の表面に印刷される印刷層3の模様3a,b,cは、透明樹脂フィルム4に形成される凸レンズ状突起5との位置関係によって視認状態を異にする。図2(A)に示すように、模様3aと凸レンズ状突起5が完全に重なった部分では、あらゆる方向、例えばX方向やY方向から見ても模様3aを認識できる。
一方、図2(B)に示すように、凸レンズ状突起5と模様3bの重なりが凸レンズ状突起5のほぼ半径分ずれると、X方向から見る場合には模様3bを視認できるものの、Y方向から見る場合には模様3bを認識することができず、見る方向によって模様3bが見えたり、見えなかったりする。
さらに、図2(C)に示すように、模様3cが凸レンズ状突起5の半径分以上ずれると、Y方向から模様が見えないだけでなく、X方向からも模様3cが見えにくくなり、完全に模様3cを認識することができない。
したがって、金属板2の表面上に印刷される印刷層3の各模様3a,b,cは凸レンズ状突起5との相対位置関係によって、すなわち見る角度によって模様が変化することとなる。
次に、特殊装飾印刷金属板1の製造方法について説明する。
図3は、図1に示す特殊装飾印刷金属板1の製造手順を示す図であり、図中Sに数字を付した符号は製造手順の各工程を示す。
まずS1において、金属板2の表面に印刷層3が形成される。そのために予め金属板2の表面が140℃〜160℃の焼付温度でプリコートされ、下地層10が形成される。そして、この下地層10上に140℃〜210℃の加熱状態で印刷し、所要の模様を焼き付ける。この焼付け印刷により、金属板2上に印刷層3が強固に接合され、剥離不能に印刷される。
図4は、図1に示す特殊装飾印刷金属板1において金属板2の表面上に印刷層3を形成する際の方法を説明する図であり、図5は図4に示す特殊装飾印刷金属板1の金属板2を印刷する際における断面図である。
図4および図5に示すように金属板2に形成された下地層10の表面上に色毎に異なる印刷製版11を用いて位置合せしてパターンピッチの異なるパターンA,B,C,D,Eが順次、多数回刷りで印刷される。このパターンA,B,C,D,Eには特定の文字や記号、形状、図形、模様を配列した図柄、絵柄などが印刷される。
この際、パターンA,B,C,D,Eは、透明樹脂フィルム4のフィルム表面に形成される標準パターンピッチの所定パターン(凹凸模様)に対して一定の比率のパターンピッチで印刷される。例えば、標準パターンピッチが100の場合には、パターンA,B,C,D,Eのパターンピッチは90,95,100,105,110とされる。つまり、5つのパターンA,B,C,D,Eを印刷したとき、パターンCのパターンピッチは透明樹脂フィルム4のフィルム表面上に形成される凸レンズ状突起5の標準パターンピッチと一致せしめられる。
各印刷製版11に形成されるパターンA,B,C,D,Eは色彩あるいは形状、模様を異にして印刷してもよく、さらに、各印刷製版11は所要のパターンピッチでパターンA,B,C,D,Eの印刷ができるように原版から製版処理される。パターンA,B,C,D,Eは金属板2上の異なる位置に印刷される例を示したが、実際には各パターンA,B,C,D,Eは重なり合うように印刷される。
尚、印刷される金属板2は、連続帯状プレートであっても、枚葉物であってもよい。図3は、枚葉物の金属板2を用いた例である。
次にS2において、印刷層3が形成された金属板2は、必要に応じてフィーダ12に一旦堆積される。
次にS3において、印刷層3が形成された金属板2は、プリヒート装置13に案内され、このプリヒート装置13で熱風を利用して予備加熱される。プリヒート装置13は、金属板2をヒータ等で直接加熱する構造であってもよい。
プリヒート装置13における予備加熱の温度は、150℃〜220℃程度であり、金属板2の表面に密着接合せしめられる透明樹脂フィルム4の種類に応じて適宜設定される。透明樹脂フィルム4にポリエステル(PET)樹脂が用いられる場合には、150℃〜180℃程度に予備加熱される。
次にS4において、プリヒート装置13で予備加熱された金属板2はホットプレス装置14に案内され、印刷層3が形成された金属板2に未だ凸レンズ状突起5のない平坦なフィルム状の透明樹脂フィルム4が圧着せしめられる。すなわち、印刷層3が形成された金属板2の表面には、熱圧着ロール15,15により平坦な帯状の透明樹脂フィルム4が熱圧着されて、透明樹脂フィルム4により順次覆われる。この際の熱圧着温度は、130℃〜220℃程度とされる。これは、熱圧着温度が130℃を下回ると、熱が十分に透明樹脂フィルム4に伝わらずに接着できなくなる一方、熱圧着温度が220℃を超えると金属板2のメッキが溶融する等の悪影響が生じるためである。
また、ホットプレス装置14内の搬送速度は、金属板2の厚み寸法に応じて適宜設定されるが、実際には、金属板2が枚葉物であるとき、4〜100枚/分程度の搬送速度でホットプレスされる。さらに、熱圧着ロール15,15による圧着圧力は、金属板2の厚みと寸法、透明樹脂フィルム4のフィルム厚により調整されるが、おおよそ2〜20kPa程度である。
このホットプレスにより、金属板2上に透明樹脂フィルム4が重ね合せられて密着され、一体に接合される。また、金属板2の表面上に接合された透明樹脂フィルム4は図示しない切断装置により切断され、耳片がカットされる。
次にS5において、透明樹脂フィルム4を密着した金属板2は、エンボス形成用ヒート装置16に案内され、このエンボス形成用ヒート装置16で、例えば、熱風や輻射熱等の加熱手段により80℃〜130℃程度で加熱される。この結果、透明樹脂フィルム4表面には、多数の凸レンズ状突起5が標準パターンピッチのピッチ間隔で所定のパターンに形成される。
次にS6において、凸レンズ状突起5が形成された透明樹脂フィルム4と密着した金属板2は、アフタクール装置17に案内されて、0℃から数十度程度の冷却風で冷却され、金属板2上に貼着される透明樹脂フィルム4のへたりが防止される。
次にS7において、アフタクール装置17を経由した特殊装飾印刷金属板1は、自然冷却されるとともに適宜スタッカ18上に堆積される。この結果、図1に示す構造の特殊装飾印刷金属板1が得られる。
つまり特殊装飾印刷金属板1は、ホットプレス装置14内の温度では、透明樹脂フィルム4の表面に凸レンズ状突起5があったとしてもパターンが潰れてしまう恐れがあるため、透明樹脂フィルム4を金属板2に熱圧着した後、熱圧着温度よりも低い80℃〜140℃程度で加熱することにより透明樹脂フィルム4表面に凸レンズ状突起5を形成させることにより製造される。尚、80℃を下回ると、良好な凸レンズ状突起5を形成させることが困難となる。
この特殊装飾印刷金属板1は、透明樹脂フィルム4のフィルム表面に、多数の凸レンズ状突起5が所定のパターンで凹凸模様に形成されている。凸レンズ状突起5は標準パターンピッチで網点状(亀甲状、格子状)に形成されているので、各凸レンズ状突起5と図4および図5に示す各パターンA,B,C,D,Eによって生じる結像位置が、レンズ効果により各パターンA,B,C,D,E毎に異なって見える。
また、凸レンズ状突起5とパターンAによって結像される位置と、突起とパターンB,C,D,Eによってそれぞれ結像される位置がそれぞれ異なるので、パターンA,B,C,D,Eはそれぞれ異なった平面にあるように認識される。
したがって、見る角度を変化させると、各パターンA,B,C,D,Eの模様が異なった平面で変化しながら移動するように見ることができ、立体感のある三次元模様を金属板2の表面上に発現させることができる。標準パターンピッチより大きなパターンピッチのパターンA,Bは手前側に浮き上がって視認され、パターンピッチが小さなパターンD,Eは奥側に沈んで視認される。
尚、金属板2の表面上に印刷されるパターンA,B,C,D,Eのスクリーン角度は、透明樹脂フィルム4のフィルム厚さに応じて調節される。具体的には透明樹脂フィルム4のフィルム厚さが厚いほどスクリーン角度が小さく、スクリーン角度が小さいほど金属板2の表面上に印刷されるパターンA,B,C,D,E間に大きな奥行きを与えるような立体感が得られる。
この特殊装飾印刷金属板1は、そのままの形状で絵画やカレンダ、看板、案内板(表示板)として利用に供される一方、さらに二次機械加工を加えて成形することにより菓子缶、お茶缶、飲料缶、缶詰缶、雑物収納缶等の缶容器や物入れボックス、広報宣伝物、日用雑貨、電気製品等の最終製品を製造することができる。
図6は、図1に示す特殊装飾印刷金属板1を成形加工して缶容器の蓋を製造する際の手順の一例を示す図である。尚、図中Sに数字を付した符号は製造手順の各工程を示す。
まず、S10において、特殊装飾印刷金属板1を用意する。
次に、S11において、特殊装飾印刷金属板1にプレス加工が施される。すなわち、図示しないプレス加工機のポンチ(雄型)とダイス(雌型)にて特殊装飾印刷金属板1を所要形状に打ち抜いてプレス成形する。この成形加工ではポンチとダイスとの間に形成されるクリアランスは、通常の製缶プレス加工機に用いられるポンチとダイスのクリアランスに透明樹脂フィルム4のフィルム厚を考慮して決定される。例えば、ポンチとダイスのクリアランスは、通常の製缶プレス加工機のクリアランスに、透明樹脂フィルム4のフィルム厚の50%〜100%分を加味した値に設定される。
プレス成形機のポンチとダイスのクリアランスを適宜確保してプレス成形することにより、透明樹脂フィルム4はフィルム表面に形成される凸レンズ状突起あるいは凹状レンズ状凹みを潰すことなく、成形加工される。
このプレス加工機による成形加工により、ハット形状の外巻き用蓋素材20あるいは皿形状の内巻き用蓋素材21に形成される。
次に、S12おいて、プレス加工後の特殊装飾印刷金属板1にカーリング加工が施される。すなわち、外巻き用蓋素材20に対しては、フランジ部を外巻きする外巻きカーリング加工が施されて蓋22aが形成される一方、内巻き用蓋素材21に対しては、周端部分を内巻きする内巻きカーリング加工が施されて蓋22bが形成される。
図7は、図1に示す特殊装飾印刷金属板1を成形加工して缶容器の胴部を円筒状に製造する際の手順の一例を示す図である。尚、図中Sに数字を付した符号は製造手順の各工程を示す。
まず、S20において、所要の大きさの特殊装飾印刷金属板1を用意する。
次に、S21において、特殊装飾印刷金属板1に隅切り加工が施される。
すなわち、特殊装飾印刷金属板1の4隅部を隅切り加工で切欠き、胴部素材30を形成する。
次に、S22において、特殊装飾印刷金属板1にロール加工が施される。すなわち、特殊装飾印刷金属板1の胴部素材30はロール加工により円筒状に成形される。
次に、S23において、特殊装飾印刷金属板1の前はぜ折りが実施される。すなわち、特殊装飾印刷金属板1のロール加工により成形される胴部素材30のリーディングエッジは前はぜ折りの折曲加工にて折曲され、前はぜ31が形成される一方、トレーリングエッジも折曲されて後はぜ32が形成される。
次に、S24において、特殊装飾印刷金属板1のはぜ潰しが実施される。すなわち、胴部素材30の折曲加工にて形成された前はぜ31と後はぜ32は組み合わされてはぜ潰しが行なわれ、円筒状の胴部素材30が作られる。
次に、S25において、特殊装飾印刷金属板1にフランジ加工が施される。すなわち、円筒状の胴部素材30のフランジ加工により、両端部に外巻き用外周フランジ33が形成される。ただし、胴部素材30の両端部に内巻き用内周フランジ34を形成してもよい。
次に、S26において、特殊装飾印刷金属板1にシーマ加工が施される。すなわち、外巻き用外周フランジ33が形成された胴部素材30の一端側に底蓋22dが当てがわれてシーマ加工される。尚、シーマ加工に代えてプレスカール加工される場合もある。
次に、S27において、特殊装飾印刷金属板1の巻締めが実施される。すなわち、胴部素材30の底蓋22dが当てがわれた端部の巻締めにより外巻きカーリングが形成されて、胴部素材30と底蓋22dとが一体化する。この結果、胴部素材30から胴部が形成されて、一端が開放した缶容器35となる。
さらに、缶容器35内部に製品が充填された後、底蓋22dと同様に図示しない上蓋がシーマ加工により胴部素材30に外巻きされて締着され、飲料缶あるいは菓子缶等の缶製品が製造される。また、缶容器35の開放部に開閉自在な蓋22を脱着させるために、カーリング加工で外巻きカーリングを形成してもよい。
図8は、図1に示す特殊装飾印刷金属板1を成形加工して缶容器の胴部を角筒状に製造する際の手順の一例を示す図である。尚、図中Sに数字を付した符号は製造手順の各工程を示す。
まず、S30において、所要の大きさの特殊装飾印刷金属板1を用意する。
次に、S31において、特殊装飾印刷金属板1に隅切り加工が施される。すなわち、特殊装飾印刷金属板1の4隅部を隅切り加工で切欠き、胴部素材30を形成する。
次に、S32において、特殊装飾印刷金属板1に角折り加工が施される。すなわち、特殊装飾印刷金属板1の胴部素材30は、角折り加工により角筒状に折曲される。
次に、S33において、特殊装飾印刷金属板1の前はぜ折りが実施される。すなわち、特殊装飾印刷金属板1の角折り加工により成形される胴部素材30のリーディングエッジは前はぜ折りの折曲加工にて折曲され、前はぜ31が形成される一方、トレーリングエッジも折曲されて後はぜ32が形成される。
次に、S34において、特殊装飾印刷金属板1のはぜ潰しが実施される。すなわち、胴部素材30の折曲加工にて形成された前はぜ31と後はぜ32は組み合わされてはぜ潰しが行なわれ、角筒状の胴部素材30が作られる。
次に、S35において、特殊装飾印刷金属板1にフランジ加工が施される。すなわち、角筒状の胴部素材30のフランジ加工により、一側に外周フランジ40が、他側に内周フランジ41が形成される。
次に、S36において、特殊装飾印刷金属板1に紐出し加工が施される。すなわち、角筒状の胴部素材30には、紐出し加工により周方向の段部42が形成されるとともに、胴部素材30の一端に形成される内周フランジ41はカーリング加工により内巻きされる。この周方向の段部42により、缶容器35の口部側の機械的・物理的強度が高められる。周方向の段部42は上蓋22cのストッパ機能を有するようになっている。
次に、S37において、特殊装飾印刷金属板1の巻締めが実施される。すなわち、胴部素材30の外周フランジ40に底蓋22dが当てがわれ、巻締めにより外巻きカーリングが形成されて、胴部素材30と底蓋22dとが一体化する。この結果、胴部素材30から胴部が形成されて、一端が開放した缶容器35となる。
次に、S38において、缶容器35の胴部60に上蓋22cが脱着自在に被せられて蓋付き缶容器35が製造される。
このように、特殊装飾印刷金属板1をプレス加工、カーリング加工、折曲加工等の機械加工により、缶容器35の蓋22や胴部を成形でき、この成形加工により、外表面に立体感のある三次元模様の印刷を施した缶容器35が製造される。この缶容器35は外表面の装飾性を向上させることができるので、付加価値の大きな缶容器35となり、立体感や高級感をかもし出すことができる。
このため、特殊装飾印刷金属板1は、絵画やカレンダ、写真台帳、案内板、表示板、標識、誘導路、非常口等の看板、パチンコ台、トレー、バッジ、菓子缶、お茶缶、飲料缶、缶詰缶、浴用剤缶、金属容器、物入れボックス、氷入れ用ピッチャー、魔法瓶、炊飯器、冷蔵庫、時計の文字盤等の電気製品、玩具等の種々の金属製品に適用することができる。
以上のような特殊装飾印刷金属板1によれば、金属板の表面に所定のパターンを所要のパターンピッチで印刷する一方、この金属板の表面に透明樹脂フィルムを圧着して一体化し、透明樹脂フィルムのフィルム表面に標準スクリーンのレンズを形成することにより、金属板の表面上に立体感のある三次元模様をより容易かつ安定的に創り出すことができる。
すなわち、印刷が施された金属板の表面に透明樹脂フィルムを圧着することにより強固に精度よく密着させて一体に接合させることができる。さらに、透明樹脂フィルムの圧着後に透明樹脂フィルム表面に凸レンズ状突起や凹レンズ状凹みを形成させるため、圧着時の熱により凸レンズ状突起や凹レンズ状凹みが潰れる恐れを回避させることができる。
また、接着剤および接着剤の塗布工程が不要となるため、従来の特殊装飾印刷金属板Eに比べて特殊装飾印刷金属板1の製造コストを低減させることができる。
本発明に係る特殊装飾印刷金属板の実施の形態を示す構成図。 図1に示す特殊装飾印刷金属板における装飾原理を説明する断面図。 図1に示す特殊装飾印刷金属板の製造手順を示す図。 図1に示す特殊装飾印刷金属板において金属板の表面上に印刷層を形成する際の方法を説明する図。 図4に示す特殊装飾印刷金属板の金属板を印刷する際における断面図。 図1に示す特殊装飾印刷金属板を成形加工して缶容器の蓋を製造する際の手順の一例を示す図。 図1に示す特殊装飾印刷金属板を成形加工して缶容器の胴部を円筒状に製造する際の手順の一例を示す図。 図1に示す特殊装飾印刷金属板を成形加工して缶容器の胴部を角筒状に製造する際の手順の一例を示す図。 従来の装飾シートの構造を示す断面図。 従来の特殊装飾印刷金属板の構造を示す断面図。
符号の説明
1 特殊装飾印刷金属板
2 金属板
3 印刷層
3a,3b,3c 模様
4 透明樹脂フィルム
4a 表面層
4b 中間層
4c 印刷面側層
5 凸レンズ状突起
10 下地層
11 印刷製版
12 フィーダ
13 プリヒート装置
14 ホットプレス装置
15 熱圧着ロール
16 エンボス形成用ヒート装置
17 アフタクール装置
18 スタッカ
20 外巻き用蓋素材
21 内巻き用蓋素材
22,22a,22b 蓋
22c 上蓋
22d 底蓋
30 胴部素材
31 前はぜ
32 後はぜ
33 外巻き用外周フランジ
34 内巻き用内周フランジ
35 缶容器
40 外周フランジ
41 内周フランジ
42 段部

Claims (9)

  1. 金属板の表面に所定のパターンの印刷を施すステップと、
    印刷後における前記金属板の印刷層が形成された面に透明樹脂フィルムを熱圧着させるステップと、
    熱圧着後の前記透明樹脂フィルムを加熱して表面に複数の凸レンズ状突起あるいは凹レンズ状凹みからなる、前記所定のパターンのピッチに応じたピッチの連続凹凸パターンを形成させるステップと、
    を有することを特徴とする特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  2. 前記透明樹脂フィルムに前記連続凹凸パターンを形成した後、アフタクールするステップを有することを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  3. 前記金属板の表面への印刷は、パターンピッチを異にする複数の製版により順次段階的に140℃〜210℃の加熱状態で印刷し、前記金属板の表面にパターンピッチを異にした所定のパターンの印刷を施すことを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  4. 前記印刷を施すステップにおいて、印刷された前記金属板を所要温度に予備加熱することを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  5. 印刷された前記金属板の予備加熱の温度を150℃〜220℃としたことを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  6. 前記透明樹脂フィルムを前記金属板の表面に熱圧着させる際の熱圧着温度を130℃〜220℃としたことを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  7. 前記透明樹脂フィルムを前記金属板の表面に熱圧着させる際の圧着圧力を2〜20kPaとしたことを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  8. 熱圧着後の前記透明樹脂フィルムを80℃〜140℃で加熱して表面に前記連続凹凸パターンを形成させたことを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
  9. 前記金属板の表面に前記透明樹脂フィルムを熱圧着して一体化させた後、前記透明樹脂フィルムを切断し、フィルム耳片を除去することを特徴とする請求項記載の特殊装飾印刷金属板の製造方法。
JP2004080853A 2004-03-19 2004-03-19 特殊装飾印刷金属板の製造方法 Expired - Lifetime JP4331636B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004080853A JP4331636B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 特殊装飾印刷金属板の製造方法
CN 200510068582 CN1669830B (zh) 2004-03-19 2005-03-21 特殊装饰印刷金属板和其制造方法
HK06102701.0A HK1082230A1 (en) 2004-03-19 2006-03-01 Specially decoratively printed metal plate and manufacturing method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004080853A JP4331636B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 特殊装飾印刷金属板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005262741A JP2005262741A (ja) 2005-09-29
JP4331636B2 true JP4331636B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=35041336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004080853A Expired - Lifetime JP4331636B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 特殊装飾印刷金属板の製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4331636B2 (ja)
CN (1) CN1669830B (ja)
HK (1) HK1082230A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI547385B (zh) * 2011-06-24 2016-09-01 A method for manufacturing a colored metal article
CN102582343B (zh) * 2012-02-09 2013-08-14 无锡市科虹标牌有限公司 印刷有三维立体图像的pmma装饰板及其印刷工艺
CN102582340B (zh) * 2012-02-09 2013-08-21 无锡市科虹标牌有限公司 印刷有三维立体图像的钢化玻璃装饰板及其印刷工艺
CN102582341B (zh) * 2012-02-09 2013-08-14 无锡市科虹标牌有限公司 印刷有三维立体图像的pc装饰板及其印刷工艺
JP2014058072A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Shinko Lithographing Co Ltd 樹脂フィルム被覆装飾シートおよびその製造方法
HK1173031A2 (en) * 2012-11-16 2013-05-03 Liu Chun Chit A printing method and the printing products employing the method thereof
CN103029468B (zh) * 2012-12-27 2015-06-24 汕头东风印刷股份有限公司 在印品表面形成凸起立体光栅图文的制作方法及其制品
CN103054284B (zh) * 2012-12-31 2014-10-29 湖北联合天诚防伪技术股份有限公司 烫印有全息防伪图案金属币的制造方法及其金属币
CN103325302B (zh) * 2013-06-11 2016-08-10 业成光电(深圳)有限公司 徽标结构及使用该徽标结构的电子装置
CN106163820B (zh) * 2014-03-14 2019-01-18 株式会社松山 用于印刷装饰图案的方法
DE102020206532A1 (de) * 2019-05-27 2020-12-03 Danzer GmbH Mehrschichtverbund, verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung

Also Published As

Publication number Publication date
HK1082230A1 (en) 2006-06-02
CN1669830A (zh) 2005-09-21
JP2005262741A (ja) 2005-09-29
CN1669830B (zh) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4331636B2 (ja) 特殊装飾印刷金属板の製造方法
EP3332956B1 (en) Decorative laminate film, bag-like container having decorative laminate film, and seal material
US8187403B2 (en) Method of producing solid decorated graphic arts objects
JP5115879B2 (ja) 三次元立体効果を有する印刷物の製造方法
US4503110A (en) Foil embossing method
JP4087885B1 (ja) 三次元装飾物および三次元装飾物の製造方法
JP4331416B2 (ja) 特殊装飾印刷金属板の製造方法
JP3860778B2 (ja) 金属缶
JP3990695B2 (ja) 樹脂フィルム被覆金属およびその製造方法
CN113439293A (zh) 标签基材的凸纹压印或凹纹压印
JP3230991U (ja) 三次元装飾物の容器
JP7472910B2 (ja) 疑似3d印刷画像を有する印刷基体及びその製造方法
JP3860832B1 (ja) 樹脂フィルムを密着させた金属基体の製造方法
JP2006255915A (ja) エンボス加飾紙及びその製造方法並びにそれを用いた紙製容器
JP6537441B2 (ja) 紙製容器および紙製容器の胴部ピースの製造方法
CN1075578C (zh) 防伪标签纸、包装纸的制作方法
JP2003200521A (ja) フィルム貼着金属缶
JP2014058072A (ja) 樹脂フィルム被覆装飾シートおよびその製造方法
KR100503155B1 (ko) 상패용 귀금속카드 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 물품
WO2000063016A1 (en) A method for producing volume-defining items employing lenticular lens technology
KR102669821B1 (ko) 리퀴드 메탈의 느낌을 표출하는 메탈릭 페이퍼의 인쇄방법
JP3144752U (ja) 箔押しシート
JPH09124043A (ja) 金属缶体及びその製造方法
JP2001239610A (ja) 透明ホログラムラミネート金属板及びその製造方法
JPS59214611A (ja) 合成樹脂シ−トの表面装飾部浮出し加工法

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060324

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070322

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4331636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term