JP4330380B2 - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents

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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/08Electroplating with moving electrolyte e.g. jet electroplating

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば基板の被めっき面にめっきを施すめっき装置及びめっき方法に係り、特に半導体ウエハ等の表面に設けられた微細な配線用溝やホール、レジスト開口部にめっき膜を形成したり、半導体ウエハの表面にパッケージの電極等と電気的に接続するバンプ(突起状電極)を形成したりするのに使用されるめっき装置及びめっき方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、TAB(Tape Automated Bonding)やフリップチップにおいては、配線が形成された半導体チップの表面の所定箇所(電極)に金、銅、はんだ、或いはニッケル、更にはこれらを多層に積層した突起状接続電極(バンプ)を形成し、このバンプを介してパッケージの電極やTAB電極と電気的に接続することが広く行われている。このバンプの形成方法としては、電解めっき法、蒸着法、印刷法、ボールバンプ法といった種々の手法があるが、半導体チップのI/O数の増加、細ピッチ化に伴い、微細化が可能で性能が比較的安定している電解めっき法が多く用いられるようになってきている。
【0003】
ここで、電解めっき法は、半導体ウエハ等の基板の被めっき面を下向き(フェースダウン)にして水平に置き、めっき液を下から噴き上げてめっきを施す噴流式またはカップ式と、めっき槽の中に基板を垂直に立て、めっき液をめっき槽の下から注入しオーバフローさせつつめっきを施すディップ式に大別される。ディップ方式を採用した電解めっき法は、めっきの品質に悪影響を与える泡の抜けが良く、フットプリントが小さいという利点を有しており、このため、めっき穴の寸法が比較的大きく、めっきにかなりの時間を要するバンプめっきに適していると考えられる。
【0004】
従来のディップ方式を採用した電解めっき装置にあっては、気泡が抜けやすくでき、半導体ウエハ等の基板をその端面と裏面をシールし表面(被めっき面)を露出させて着脱自在に保持する基板ホルダを備え、この基板ホルダを基板ごとめっき液中に浸漬させて基板の表面にめっきを施すようにしている。
【0005】
この種の基板ホルダにあっては、基板ホルダで基板を保持してめっき液中に浸漬させた時に、基板の裏面(反被めっき面)側へめっき液が回り込まないよう、基板の外周部を確実にシールする必要がある。このため、この種の基板ホルダとしては、一方のサポートに押えリングを取付けた開閉自在な一対のサポート(保持部材)を備え、サポート間に基板を位置させた状態で回転リングを回転させることで、一方のサポートを他方のサポートに向けて押圧し、一方のサポートに取付けたシールリングを基板の外周部に圧接させて基板の外周部をシールして基板を保持するようにしたものが知られている。
【0006】
また、一連のめっき処理及びそれに付帯する付帯処理を連続して行う際には、基板ホルダで基板を保持し、この基板を保持した基板ホルダを搬送装置でめっき槽や各処理槽に搬送し、基板を基板ホルダごとめっき液や処理液等に浸漬させることが行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、押えリングを回転させることで、一方のサポートを他方のサポートに向け押圧して基板を保持するようにした従来の基板ホルダにあっては、この時の押えリングの回転に伴ってサポートが変形し、このサポートの変形によってシールリングが歪んでしまい、シールの完全性を確保することがかなり困難である。特に、めっきを施して、微細な凹部の内部にめっき膜を埋め込むようにする時には、微細な凹部内にめっき液が容易かつ確実に浸入するようにするため、一般に浸透性の良好なめっき液が使用されており、このため、完全なシールを施すことは更に困難となる。
【0008】
また、例えば、少量で小ロット製品の場合に、基板を基板ホルダで保持したまま基板ホルダごと各処理槽に搬送して処理するようにすると、搬送装置が大型化してしまうばかりでなく、基板を水平状態で脱着する基板着脱部が別途必要となって、めっき装置としての大型化に繋がってしまう。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、基板の外周部をより確実にシールした状態でめっきを行うことができ、特に少量で小ロット製品の場合に適し、装置としての小型化を図れるようにしためっき装置及びめっき方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、側面に開口部を備え内部にアノードを配置しためっき槽と、前記めっき槽の内部に昇降自在に配置され、該めっき槽の内部にめっき液溜め室を区画形成して該めっき液溜め室内のめっき液中に前記アノードを浸漬させる堰部材と、表面を露出させ外周部をシールリングでシールしカソード電極と接触させた状態で基板を保持する基板ホルダとを備え、前記基板ホルダで前記めっき槽の開口部を水密的にシールし前記めっき槽内に導入しためっき液に前記基板ホルダで保持した基板の露出表面を接触させてめっきを行うようにしたことを特徴とするめっき装置である。
【0011】
これにより、基板ホルダ全体をめっき液中に浸漬させることなく、基板をシールリングでシールして保持した基板ホルダでめっき槽に設けた開口部を水密的にシールすることで、基板を所定の位置に配置してめっきを行うことができる。このように、基板の外周部をシールリングでシールして基板を保持した基板ホルダでめっき槽の開口部を水密的にシールし閉塞することで、シールリングによるシールの完全性を図り、しかも、めっき処理に際して、基板ホルダがめっき槽の一部を構成するようにすることで、めっき装置としてのより小型コンパクト化を図ることができる。
しかも、非めっき時にあっても、めっき液溜め室内のめっき液中にアノードを浸漬させておくことで、アノード表面に生成されるブラックフィルムが基板のめっき面へ乾燥して脱落したり、酸化したりするのを防止することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記基板ホルダは、横方向にスライド自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載のめっき装置である。これにより、基板ホルダを横方向にスライドさせてメンテナンスを行うことで、めっき槽に邪魔されない、メンテナンスを行う際の作業スペースを確保することができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、前記堰部材で区画形成されためっき液溜め室内のめっき液を循環させるめっき液補助供給系を有することを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置である。これにより、非めっき時にめっき液溜め室内のめっき液を循環させることで、めっき液溜め室内のめっき液の成分が変化したり、劣化したりすることを防止することができる。
【0015】
請求項に記載の発明は、前記めっき槽内に導入しためっき液の前記めっき液溜め室以外のめっき液を排水するめっき液排水手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき装置である。これにより、めっき終了後に、めっき槽内に導入しためっき液のめっき液溜め室以外のめっき液を排水することで、その後の処理に移るまでの待ち時間を短縮することができる。
【0016】
請求項に記載の発明は、前記基板ホルダで保持しためっき後の基板の露出表面に向けて流体を噴射する流体噴射ノズルが備えられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置である。これにより、めっき後の基板に向けて、流体噴射ノズルから、純水、更にはNガス等の不活性ガスを吹き付けることで、基板や基板ホルダに付着しためっき液を純水で洗い流し、更にこの純水をNガス等の不活性ガスで吹き飛ばして除去することができる。
【0017】
請求項に記載の発明は、前記基板ホルダには、前記シールリングと前記カソード電極とを一体化したシールユニットが着脱自在に備えられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置である。これにより、消耗品であるシールリングの交換をカソード電極と共に容易かつ迅速に行うことができる。
【0018】
請求項に記載の発明は、前記シールユニットには、前記めっき槽の開口部を水密的にシールするシール材が装着されていることを特徴とする請求項記載のめっき装置である。これにより、めっき槽の開口部を水密的にシールするシール材の交換も容易かつ迅速に行うことができる。
【0019】
請求項に記載の発明は、側面に開口部を備え内部にアノードを配置しためっき槽と、表面を露出させ外周部をシールリングでシールしカソード電極と接触させた状態で基板を保持する基板ホルダとを準備し、前記めっき槽の内部に堰部材を介して区画形成しためっき液溜め室内にめっき液を導入し該めっき液中に前記アノードを浸漬させ、前記基板ホルダで前記めっき槽の開口部を水密的にシールした後、前記めっき槽内の前記めっき液溜め室以外の空間内にめっき液を導入して前記基板ホルダで保持した基板の露出表面を該めっき液に接触させ、前記積部材を上昇させた後、前記アノードと前記カソード電極との間にめっき電圧を印加することを特徴とするめっき方法である。
【0020】
求項に記載の発明は、前記めっき槽内に導入しためっき液の前記めっき液溜め室以外のめっき液をめっき終了後に排水することを特徴とする請求項記載のめっき方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態のめっき装置を備えた基板処理装置の全体配置図の例を示す。図1に示すように、この基板処理装置には、半導体ウエハ等の基板を収納したカセットを搭載する1台もしくは複数台(図示では2台)のカセット台10と、基板のオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせるアライナ12と、めっき処理後の基板をリンスし高速回転させて乾燥させるリンサドライヤ14が備えられている。そして、1台もしくは複数台のカセット台10とアライナ12及びリンサドライヤ14との間に位置して、これらの間で基板の受渡しを行う走行自在な第1搬送ロボット16が配置されている。この第1搬送ロボット16は、例えば真空吸着、又は落とし込みタイプのハンドを備え、基板を水平状態で受渡すようになっている。
【0022】
更に、この例では、合計4台のめっき装置20が直列に配置されて備えられている。このめっき装置20の台数や配置等は任意に設定される。そして、これらのめっき装置20の前面側に位置して、アライナ12、リンサドライヤ14と各めっき装置20の基板ホルダ34との間で基板の受渡しを行う走行自在な第2搬送ロボット22が配置されている。この第2搬送ロボット22は、吸着方式又はメカチャック方式で基板を保持し、基板を水平状態と鉛直状態の間で90゜反転させる反転機構24を有するハンド26を備え、アライナ12、リンサドライヤ14との間では、水平状態にして、基板ホルダ34との間では、鉛直状態にして、基板を受渡すようになっている。
【0023】
各めっき装置20は、図2乃至図8に示すように、架台30上に据え付けられためっき槽32と、このめっき槽32に対峙する位置に配置された基板ホルダ34とから主に構成されている。この基板ホルダ34は、レール36に沿って横方向にスライド自在なスライド板38の上面に、ブラケット40を介して固定されている。
【0024】
めっき槽32は、下部にめっき液注入口42aとめっき液注入兼排水口42bを有し、基板ホルダ34に面する側面に開口部42cを有する、上方に開口したボックス状の槽本体42と、この槽本体42の上部に配置したオーバフロー槽43(図6参照)を有しており、この槽本体42の内部に、めっき液注入口44aとめっき液流通口44bを有する仕切り板44が配置されている。更に、槽本体42内部に位置して、前記仕切り板44のめっき液注入口44aの上方には、アノード46がアノード保持部48で保持されて鉛直に配置されている。そして、上下に開放した矩形ボックス状で、下降した時にアノード46の周囲を包囲する堰部材52が昇降自在に配置され、この堰部材52の下端には、シール材50が取付けられている。
【0025】
これにより、堰部材52が下降した時、この下端に取付けたシール材50が仕切り板44の上面に圧接して、この堰部材52で槽本体42の内部にめっき液溜め室54が区画形成される。そして、非めっき時にあっても、このめっき液溜め室54内にめっき液を溜め、このめっき液溜め室54内のめっき液中にアノード46を浸漬させてアノード46の乾燥を防止することで、アノード46の表面に生成されるブラックフィルムが基板のめっき面へ乾燥して脱落したり、酸化したりするのを防止することができ、めっき時には、堰部材52を上昇させることで、アノード46の前面が開放されるようになっている。
【0026】
堰部材52と開口部42cを有する槽本体42の側面との間に位置して、基板の大きさに見合った中央孔56aを有し、めっき処理に際して基板の周辺部の電位を下げてめっき膜の膜厚を均等化するレギュレーションプレート56が配置されている。このレギュレーションプレート56の中央孔56aに近接した位置には、めっき処理に際して、基板の中央部に向けてめっき液を噴射するめっき液噴射ノズル59が、この例では、円周方向に沿った4カ所に取付けられている。
【0027】
このレギュレーションプレート56と開口部42cを有する槽本体42の側面との間に位置して、パドル駆動用モータ58の駆動に伴って、基板ホルダ34で保持された基板の表面(被めっき面)と平行に左右に往復移動して、レギュレーションプレート56と基板ホルダ34で保持された基板との間に位置するめっき液の流れを制御する(乱す)パドル(掻き混ぜ棒)60が配置されている。
【0028】
更に、槽本体42の開口部42cの前方に位置して、鉛直方向に延び、長手方向に沿った所定のピッチで流体噴射ノズル62(図5参照)を備えたノズルヘッド64が、ノズルヘッド駆動用モータ65の駆動に伴って該開口部42cと平行に往復移動するように配置されている。このノズルヘッド64は、基板のめっき処理の際しては、基板ホルダ34の側方の待避位置に位置して、基板ホルダ34の前後動に干渉することなく、めっき処理終了後に、基板ホルダ34の前方に位置して、該基板ホルダ34で保持した基板Wのめっき面に向けて流体噴射ノズル62から、例えば純水、次にNガス等の不活性ガスを噴射しながら、基板のめっき面に平行に往復動するようになっている。これにより、めっき終了後、基板を保持した基板ホルダ34に向けて流体噴射ノズル62から純水、更にはNガス等の不活性ガスを噴射して、基板や基板ホルダ34の表面に付着しためっき液を純水で洗い流し、更に、純水をNガス等の不活性ガスで吹き飛ばして除去するようになっている。
【0029】
槽本体42の開口部42cの周縁部には、図7に詳細に示すように、真空源(図示せず)に連通するリング状の連通溝66aを有する中間板66と、該連通溝66aに連通する吸着孔68aを有し、リング状のシール板68を設けた表面板69が積層されている。
【0030】
次に、このめっき槽32のめっき液管理供給システムを図6を参照して説明する。このめっき液管理供給システムは、めっき液供給タンク70と、このめっき液供給タンク70内のめっき液をめっき槽32に供給して循環させるめっき液供給系72及びめっき液補助供給系74と、このめっき液供給タンク70内のめっき液を循環させて温度制御、不純物除去等のめっき浴の管理を行うめっき液管理系76から主に構成されている。
【0031】
めっき液供給系72は、めっき液供給タンク70から延びて槽本体42のめっき液注入口42aに接続されためっき液主供給流路78と、オーバフロー槽43とめっき液供給タンク70とを繋ぐめっき液戻り流路80とを有している。めっき液主供給流路78には、供給ポンプ82、フィルタ84、第1の流量調節器88a、開閉弁86a及び第2の流量調節器88bが介装されている。また、開閉弁86aの上流側で分岐し、内部に開閉弁86b及び流量調節器88cを介装して、前記レギュレーションプレート56の内部に配置しためっき液噴射ノズル59に連通する分岐流路90が設けられている。更に、めっき液主供給流路78に連続し、内部に開閉弁86cを介装して槽本体42のめっき液注入兼排水口42bに接続しためっき液供給流路92と、槽本体42のめっき液注入兼排水口42bとめっき液供給タンク70とを直接連結し、内部に開閉弁86dを介装しためっき液排水流路94が備えられている。
【0032】
めっき液補助供給系74は、前記めっき液主供給流路78の開閉弁86aの上流側で分岐し、内部に開閉弁86eを介装して、仕切り板44のめっき液注入口44aに連通するめっき液補助供給路96を有しており、前記めっき液排水流路94がめっき液戻り流路98を兼用するようになっている。
【0033】
めっき液管理系76は、内部に循環ポンプ100、熱交換器102及びフィルタ104を介装した循環流路106を備えている。これにより、循環ポンプ100の駆動に伴って、めっき液供給タンク70内のめっき液は、フィルタ104を通過して濾過されるようになっている。
【0034】
基板ホルダ34は、図8に詳細に示すように、スライド板38とブラケット40との間に介装した押付けシリンダ110の作動に伴って、レール112を案内として全体として前後動するように構成されている。基板ホルダ34は、略円板状でめっき処理する基板とほぼ同じ大きさの保持ヘッド114と該保持ヘッド114のめっき槽32側前方に配置されたシールユニット116とを有しており、このシールユニット116は、保持ヘッド114の周囲を包囲するケーシング118の開口端部に着脱自在に取付けられている。
【0035】
保持ヘッド114は、ケーシング118に固着した水平方向に延びる前後動シリンダ120のピストンロッド121に連結されているとともに、この円周方向に沿った所定の位置に案内ロッド122が取付けられている。この案内ロッド122は、ケーシング118に設けたスライド軸受124に前後動自在に支持されている。これにより、保持ヘッド114は、前後動シリンダ120の作動に伴って、案内ロッド122をガイドとして、前後動するようになっている。
【0036】
保持ヘッド114のめっき槽32側前面は平坦面114aとなされており、この平坦面114aの内部に、水平方向に延びて、搬送ロボット22の、例えば吸着方式を採用したハンド26が挿通する凹部114bが設けられている。更に、保持ヘッド114の周囲を囲繞する位置に、先端がこの平坦面114aからめっき槽32側に突出して後方に水平に延びる複数のホルダピン128が配置され、このホルダピン128の保持ヘッド114の平坦面114aから突出した突出部の内面に、基板の外周端面を位置させて基板のずれを防止しつつ基板を仮止めする凹部128aが設けられている。このホルダピン128は、その基端部が保持ヘッド114の裏面に設けられた仮止め用シリンダ130に連結され、この仮止め用シリンダ130の作動によって、保持ヘッド114の直径方向に移動するように構成されている。
【0037】
これにより、搬送ロボット22のハンド26が吸着方式の場合、搬送ロボット22のハンド26で吸着保持した基板Wを保持ヘッド114の前面に搬送し、このハンド26を保持ヘッド114側に移動させて保持ヘッド114の凹部114b内に位置させて、基板Wを保持ヘッド114の平坦面114aに近接させる。搬送ロボット22のハンド26がメカチャック方式の場合は、ホルダピン128と干渉しないようにチャックした基板Wを保持ヘッド114の前面に搬送し、平坦面114aに近接させる。この状態で、ホルダピン128を保持ヘッド114の直径方向の内方に移動させ、この凹部128a内に基板の外周部を挿入し、更にハンド26を引き抜いて、基板を保持ヘッド114の前面にホルダピン128を介して仮止めするようになっている。
【0038】
シールユニット116は、略円筒状の支持体132を有しており、この支持体132は、例えばクランプ式止め金具134(図4等参照)を介して、ケーシング118の開口部にワンタッチで着脱できるようになっている。下記のように、シールリング140とカソード電極142、更にはシール材136を一体化したシールユニット116を、このように着脱自在に構成することで、消耗品であるシールリング140やシール材136の交換をカソード電極142と共に容易かつ迅速に行うことができる。なお、このクランプ式止め金具134の代わりに、例えばプランジャを介してシールユニット116を着脱できるように構成することで、シールリング140やシール材136の交換をより容易に行うようにすることができる。
【0039】
支持体132のめっき槽32側前面の、前記表面板69に設けたシール板68に対向する位置に、リング状のシール材136が装着されている。このシール材136は、その内周端部及び外周端部に一対の突条部136a,136bが形成されている。これにより、下記のように、保持ヘッド114がめっき槽32に向けて前進した時、このシール材136の突条部136a,136bがシール板68に当接して、この突条部136a,136bで区画された空間が前記吸着孔68aに連通し、この吸着孔68aを介して、突条部136a,136bで区画された空間内を真空引きすることで、槽本体42の開口部42cをシール材136で水密的にシールして、槽本体42の開口部42cを基板ホルダ34で閉塞するようになっている。
【0040】
シールユニット116の支持体132は、基板Wを保持した保持ヘッド114を挿通できる大きさの円筒部132aを有しており、この支持体132に、リング状のシールリング140とカソード電極142が一体に取付けられている。つまり、このシールリング140は、保持ヘッド114で保持(仮止め)した基板Wの外周部に圧接して、ここを水密的にシールするためのものであり、その外周部を支持体132のめっき槽32側端面と止めリング144で挟持されて、円筒部132aの内方に突出した状態で固定され、その内周端は、保持ヘッド114の方向に向けて尖塔状に突出する形状に形成されている。一方、カソード電極142は、保持ヘッド114で保持(仮止め)した基板Wの外周部に弾性的に圧接し、基板Wの表面に設けたシード層500(図12参照)に給電できる状態にするためのものであり、複数に分割された状態で、支持体132の円筒部132aの内周面に、円周方向に沿った所定のピッチで固定されて配置され、そのめっき槽32側端部が支持体132の内方に向けて円弧状に屈曲し、しかもこの屈曲部がシールリング140に覆われるようになっている。
【0041】
これにより、基板Wを保持(仮止め)した保持ヘッド114のめっき槽32側に向かう前進に伴って、この基板Wの表面に形成されたシード層500(図12参照)が、基板Wの外周部でカソード電極142に接触し、更に前進することで、このカソード電極142を屈曲させて、カソード電極142のシード層500への接触を確実なものとし、更に、基板Wの外周部がシールリング140に圧接して、ここを水密的にシールするようになっている。この時、基板Wは、保持ヘッド114の平坦面114aに密着して固定される。カソード電極142は、シールリング140でシールされたシール部の外側に位置し、このため、めっき処理の際にカソード電極142がめっき液に接触することが防止される。
【0042】
次に、この基板ホルダ34で基板Wを保持し、更に、この基板Wを保持した基板ホルダ34で、めっき槽32の槽本体42の開口部42cを水密的にシールしてめっき処理を施す一連の動作を、図9乃至図11を参照して説明する。
【0043】
先ず、図9(a)に示すように、基板ホルダ34の保持ヘッド114をめっき槽32から離れる方向に後退させた状態で、この基板ホルダ34とシールユニット116との間に、搬送ロボット22(図1参照)のハンド26で吸着又はメカチャック保持して鉛直方向に反転させた基板Wを搬送する。次に、例えば、ハンド26が吸着方式の場合は、図9(b)に示すように、ハンド26を保持ヘッド114に向けて移動させて、ハンド26を保持ヘッド114の凹部114b内に位置させ、これによって、基板Wを保持ヘッド114の平坦面114aに近接させ、更に、ホルダピン128を保持ヘッド114の直径方向の内方に移動させ、この凹部128a内に基板Wの外周端部を位置させて基板Wを仮止めする。図2は、この時の状態を示す。そして、図9(c)に示すように、ハンド26の基板Wの保持を解き、ハンド26を基板ホルダ34から引き抜き、しかる後、前後動シリンダ120を作動させて、保持ヘッド114をめっき槽32側に向かって前進させる。
【0044】
そして、図9(d)に示すように、この保持ヘッド114の前進に伴って、基板Wの表面に形成されたシード層500(図12参照)を、基板Wの外周部でカソード電極142に接触させ、更に前進させて、基板Wの外周部をシールリング140に圧接させて、ここを水密的にシールし、同時に、基板Wを、保持ヘッド114の平坦面114aに密着させて固定する。
【0045】
一方、めっき槽32にあっては、図10(a)に示すように、堰部材52を下降させ、この下端のシール材50を仕切り板44の上面に圧接させて、この堰部材52でめっき液溜め室54を区画形成しておく。そして、このめっき液溜め室54内に、めっき液補助供給系74を通してめっき液を導入し、このめっき液溜め室54内のめっき液中にアノード46を浸漬させておく。このように、非めっき時に、アノード46をめっき液に浸漬させておくことで、アノード46の乾燥を防止して、アノード46の表面に生成されるブラックフィルムが基板Wのめっき面へ乾燥して脱落したり、酸化したりするのを防止することができる。
【0046】
同時に、めっき液溜め室54内に導入し堰部材52をオーバフローしためっき液を、めっき液戻り流路98を通してめっき液供給タンク70に戻し、これによって、めっき液溜め室54内のめっき液を循環させる。このように、非めっき時にめっき液溜め室54内のめっき液を循環させることで、めっき液溜め室54内のめっき液の成分が変化したり、劣化したりすることを防止することができる。
【0047】
そして、めっきを行うに際しては、図9(e)に示すように、押付けシリンダ110を作動させて、基板ホルダ34をめっき槽32に向けて前進させ、前述のように、シールユニット116のシール材136の突条部136a,136bが表面板69に設けたシール板68(槽本体42)に当接した時に、この突条部136a,136bで区画された空間内を真空引きすることで、槽本体42の開口部42cをシール材136で水密的にシールして、槽本体42の開口部42cを基板ホルダ34で閉塞する。この状態で、押付けシリンダ110を介して、基板ホルダ34を一定の圧力で槽本体42に向けて押圧し続ける。この時のめっき槽32の状態を図10(b)に示す。
【0048】
次に、図10(c)に示すように、めっき液供給系72のめっき液供給流路92を通して、槽本体42の内部にめっき液を供給する。そして、槽本体42内に所定のめっき液が導入された後、図10(d)に示すように、堰部材52を上昇させ、アノード46と基板ホルダ34で保持された基板Wの表面とを対峙させる。この状態で、めっき電源を介して、アノード46とカソード電極142に通電する基板Wの表面のシード層500(図12参照)との間にめっき電圧を印加しつつ、めっき液供給系72を介して、槽本体42の内部に所定量のめっき液を供給し、同時に、図11(a)に示すように、分岐流路90を通してレギュレーションプレート56に取付けためっき液噴射ノズル59にめっき液を供給して、このめっき液を基板ホルダ34で保持した基板Wの表面に向けて噴射し、更に、パドル60(図6参照)を基板Wの表面に平行に往復動させる。そして、オーバフロー槽43にオーバフローしためっき液をめっき液戻り流路80からめっき液供給タンク70に戻して、めっき液を循環させることで、基板Wの表面にめっきを施す。この時の状態を図3に示す。
【0049】
そして、めっき終了後、めっき電圧の印加を解くとともに、めっき液供給系72を通しためっき液の槽本体42内へのめっき液の供給を停止し、図11(b)に示すように、堰部材52を下降させ、更に、めっき液補助供給系74を通して、堰部材52で区画形成されためっき液溜め室54内にめっき液を導入する。
【0050】
次に、図11(c)に示すように、槽本体42内のめっき液溜め室54以外のめっき液を、めっき液排水流路94内の開閉弁86dを開くことで、めっき液排水流路94から一気に排水する。このように、めっき終了後、槽本体42内のめっき液溜め室54以外のめっき液を一気に排水することで、その後の処理に移るまでの待ち時間を短縮することができる。
【0051】
そして、図11(d)に示すように、押付けシリンダ110を逆作動させて、基板ホルダ34をめっき槽32から離れる方向に移動させ、更に、待避位置にあったノズルヘッド64を基板ホルダ34で保持した基板Wの表面に平行に移動させつつ、流体噴射ノズル62からめっき後の基板Wに向けて純水を噴射して、基板Wや基板ホルダ34に付着しためっき液を純水で洗い流し、更には流体噴射ノズル62から基板Wに向けてNガス等の不活性ガスを吹き付けることで、この純水をNガス等の不活性ガスで吹き飛ばして除去(エアブロー)する。
しかる後、前述と逆の動作で、基板ホルダ34で保持しためっき後の基板を搬送ロボット22のハンド26に引き渡す。
【0052】
図4及び図5は、基板ホルダ34のメンテナンス時の状態を示す。つまり、メンテナンス時にあっては、基板ホルダ34をレール36に沿ってスライド板38とともに、めっき槽32の側方にスライドさせ、これによって、作業スペースを確保して、シールユニット116の交換等、基板ホルダ34のメンテナンスを容易かつ迅速に行うことができる。
【0053】
次に、上記のように構成した基板処理装置による一連の基板処理を、バンプ処理を例にして説明する。先ず、図12(a)に示すように、表面に給電層としてのシード層500を成膜し、このシード層500の表面に、例えば高さHが20〜120μmのレジスト502を全面に塗布した後、このレジスト502の所定の位置に、例えば直径Dが20〜200μm程度の開口部502aを設けた基板Wをその表面(被めっき面)を上にした状態でカセットに収容し、このカセットをカセット台10に搭載する。
【0054】
そして、このカセット台10に搭載したカセットから、第1搬送ロボット16で基板Wを1枚取出し、アライナ12に載せてオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。このアライナ12で方向を合わせた基板Wを第2搬送ロボット22でアライナ12から取出し、反転機構24を介して、基板Wを水平状態から鉛直状態に90゜反転させ、この反転させた基板Wを、いずれか1つのめっき装置20の基板ホルダ34に受渡す。そして、前述と同様にして、基板ホルダ34で保持した基板Wの表面にめっきを施し、純水による洗浄及びエアブローを行った後、この基板ホルダ34で保持した基板Wを第2搬送ロボット22に受渡す。この第2搬送ロボット22は、基板ホルダ34から鉛直状態で受取った基板Wを鉛直状態から水平状態に90゜反転させ、この反転後の基板Wをリンサドライヤ14に搬送して載置する。
【0055】
このリンサドライヤ14でリンス及び高速回転によるスピンドライ(水切り)を行った基板Wをカセット台10に搭載したカセットに戻して作業を完了する。これにより、図12(b)に示すように、レジスト502に設けた開口部502a内にめっき膜504を成長させた基板Wが得られる。
【0056】
そして、前述のようにしてスピンドライした基板Wを、例えば温度が50〜60℃のアセトン等の溶剤に浸漬させて、図12(c)に示すように、基板W上のレジスト502を剥離除去し、更に図12(d)に示すように、めっき後の外部に露出する不要となったシード層500を除去する。次に、この基板Wに形成しためっき膜504をリフローさせることで、図12(e)に示すように、表面張力で丸くなったバンプ506を形成する。更に、この基板Wを、例えば、100℃以上の温度でアニールし、バンプ506内の残留応力を除去する。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板の外周部をシールリングでシールして基板を保持した基板ホルダでめっき槽の開口部を水密的にシールして閉塞することで、シールリングによるシールの完全性を図り、しかも、めっき処理に際して、基板ホルダがめっき槽の一部を構成するようにすることで、めっき装置としてのより小型コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のめっき装置を備えた基板処理装置の全体配置図である。
【図2】 本発明の実施の形態のめっき装置の基板を基板ホルダ内に挿入した時の状態の斜視図である。
【図3】 同じく、めっき処理時における斜視図である。
【図4】 同じく、メンテナンス時におけるめっき槽の後方から見た斜視図である。
【図5】 同じく、メンテナンス時におけるめっき槽の前方から見た斜視図である。
【図6】 同じく、めっき槽の断面及びめっき液管理供給システムの系統を示す図である。
【図7】 同じく、図6の一部を拡大して示す拡大図である。
【図8】 同じく、基板ホルダの要部を示す断面図である。
【図9】 同じく、基板ホルダで基板を保持する過程を工程順に示す断面図である。
【図10】 同じく、基板ホルダでめっき槽の開口部を閉塞してめっき処理を行う際のめっき開始直前までを工程順に示す断面図である。
【図11】 同じく、基板ホルダでめっき槽の開口部を閉塞してめっき処理を行う際のめっき開始以降を工程順に示す断面図である。
【図12】 基板上にバンプ(突起状電極)を形成する過程を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
10 カセット台
12 アライナ
14 リンサドライヤ
16,22 搬送ロボット
20 めっき装置
26 ハンド
32 めっき槽
34 基板ホルダ
38 スライド板
42 槽本体
42c 開口部
43 オーバフロー槽
44 仕切り板
46 アノード
50 シール材
52 堰部材
54 めっき液溜め室
56 レギュレーションプレート
59 めっき液噴射ノズル
60 パドル
62 流体噴射ノズル
64 ノズルヘッド
68 シール板
68a 吸着孔
70 めっき液供給タンク
72 めっき液供給系
74 めっき液補助供給系
76 めっき液管理系
78 めっき液主供給流路
90 分岐流路
92 めっき液供給流路
94 めっき液排水流路
96 めっき液補助供給路
106 循環流路
110 押付けシリンダ
114 保持ヘッド
114a 平坦面
114b 凹部
116 シールユニット
118 ケーシング
120 前後動シリンダ
122 案内ロッド
124 スライド軸受
128 ホルダピン
128a 凹部
130 仮止め用シリンダ
132 支持体
136 シール材
140 シールリング
142 カソード電極

Claims (9)

  1. 側面に開口部を備え内部にアノードを配置しためっき槽と、前記めっき槽の内部に昇降自在に配置され、該めっき槽の内部にめっき液溜め室を区画形成して該めっき液溜め室内のめっき液中に前記アノードを浸漬させる堰部材と、表面を露出させ外周部をシールリングでシールしカソード電極と接触させた状態で基板を保持する基板ホルダとを備え、
    前記基板ホルダで前記めっき槽の開口部を水密的にシールし前記めっき槽内に導入しためっき液に前記基板ホルダで保持した基板の露出表面を接触させてめっきを行うようにしたことを特徴とするめっき装置。
  2. 前記基板ホルダは、横方向にスライド自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載のめっき装置。
  3. 前記堰部材で区画形成されためっき液溜め室内のめっき液を循環させるめっき液補助供給系を有することを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置。
  4. 前記めっき槽内に導入しためっき液の前記めっき液溜め室以外のめっき液を排水するめっき液排水手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき装置。
  5. 前記基板ホルダで保持しためっき後の基板の露出表面に向けて流体を噴射する流体噴射ノズルが備えられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置。
  6. 前記基板ホルダには、前記シールリングと前記カソード電極とを一体化したシールユニットが着脱自在に備えられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置。
  7. 前記シールユニットには、前記めっき槽の開口部を水密的にシールするシール材が装着されていることを特徴とする請求項記載のめっき装置。
  8. 側面に開口部を備え内部にアノードを配置しためっき槽と、表面を露出させ外周部をシールリングでシールしカソード電極と接触させた状態で基板を保持する基板ホルダとを準備し、
    前記めっき槽の内部に堰部材を介して区画形成しためっき液溜め室内にめっき液を導入し該めっき液中に前記アノードを浸漬させ、
    前記基板ホルダで前記めっき槽の開口部を水密的にシールした後、前記めっき槽内の前記めっき液溜め室以外の空間内にめっき液を導入して前記基板ホルダで保持した基板の露出表面を該めっき液に接触させ、
    前記堰部材を上昇させた後、前記アノードと前記カソード電極との間にめっき電圧を印加することを特徴とするめっき方法。
  9. 前記めっき槽内に導入しためっき液の前記めっき液溜め室以外のめっき液をめっき終了後に排水することを特徴とする請求項記載のめっき方法。
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