JP2005281720A - 湿式処理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えめっき液等の処理液の流量が小さい場合であっても、被処理物の表面により均一な処理を行ったり、例えばめっき欠けやめっき抜けのない高品質なめっき膜を形成したりすることができるようにする。
【解決手段】 被処理物Wを保持するホルダ18と、内部に処理液Qを保持する処理槽38と、処理槽38の内部に該処理槽38の上部から処理液Qを導入し底部から排出して循環させる第1処理液循環経路200を有し、処理槽38の内部に該処理槽38の上部から導入し底部から排出しつつ循環させて処理液Qを保持し、処理槽38の上方に被処理物Wを配置し、被処理物Wを処理液Qに接触させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば半導体ウエハ等の基板(被処理物)の表面(被処理面)にめっきやめっき前処理等の湿式処理を施す湿式処理方法及び装置、特に半導体ウエハ等の表面に設けられた微細な配線用溝(トレンチ)やビアホール、レジスト開口部にめっき膜を形成したり、半導体ウエハの表面にパッケージの電極等と電気的に接続するバンプ(突起状電極)を形成したりするのに使用される湿式処理方法及び装置に関する。
例えば、TAB(Tape Automated Bonding)やFC(フリップチップ)においては、配線が形成された半導体チップの表面の所定箇所(電極)に金、銅、はんだ、或いは鉛フリーはんだやニッケル、更にはこれらを多層に積層した突起状接続電極(バンプ)を形成し、このバンプを介してパッケージの電極やTAB電極と電気的に接続することが広く行われている。このバンプの形成方法としては、めっき法、蒸着法、印刷法、ボールバンプ法といった種々の手法があるが、半導体チップのI/O数の増加、細ピッチ化に伴い、微細化が可能で性能が比較的安定しているめっき法が多く用いられるようになってきている。
特に、電解めっきによって得られる金属膜は高純度で、膜形成速度が速く、膜厚制御方法が簡単であるという特長がある。一方、無電解めっきは、基板等の被めっき材上に通電のためのシード膜が不要であるため、配線やバンプ形成のための工程数が少なくてすむという特長がある。半導体基板上への膜形成においては、めっき膜の膜厚の面内均一性が厳しく要求されるため、双方のめっき方法においても、従来から多くの検討がなされてきた。
図6は、いわゆるディップ方式を採用し、被処理物としての基板の表面(被処理面)にめっきを施すようにした従来の電解めっき装置の一例を示す。図6に示すように、この電解めっき装置は、内部にめっき液Qを保持するめっき槽110と、基板Wをその周縁部を水密的にシールし表面(被めっき面)を露出させて着脱自在に保持する上下動自在な基板ホルダ112を有している。めっき槽110の内部の該めっき槽110で保持しためっき液Qに浸漬される位置には、アノード114が垂直に配置されている。
めっき槽110の周囲には、めっき槽110の周壁上縁をオーバフローしためっき液Qを捕集する捕集槽116が備えられている。そして、めっき槽110の周壁上縁をオーバフローして捕集槽116に集められためっき液Qは、送液ポンプ118で捕集槽116の底部から引き抜かれて温度調整器120に送られ、この温度調整器120でめっきに適した所定の温度に調整され、さらに濾過フィルタ122を通過してパーティクル等が除去された後、めっき槽110の底部から該めっき槽110の内部に供給されて循環する。この時に循環するめっき液の流量は、流量計124で測定される。
上記構成のめっき装置において、前述のようにして、送液ポンプ118によりめっき槽110内のめっき液Qを循環させておいた状態で、めっき槽110内のアノード114と対面する所定の位置に、基板ホルダ112で保持した基板Wをめっき液Qに浸漬させて配置し、これによって、基板Wの表面をめっき液Qに接触させる。そして、アノード114をめっき電源126の陽極に、基板Wをめっき電源126の陰極にそれぞれ接続して、基板Wとアノード114との間にめっき電源126からめっき電流を通電することにより、基板Wの表面にめっきを行う。
なお、無電解めっき装置やめっき前処理を行う前処理装置等の湿式処理装置にあっては、図6におけるめっき槽110を、内部に無電解めっき液や前処理液等の処理液を保持する処理槽とするとともに、アノード114及びめっき電源126を省略し、処理槽内に保持した処理液に基板ホルダ112で保持した基板Wを浸漬させ、基板Wの表面を処理液に接触させて処理する。
上記構成の従来の電解めっき装置にあっては、めっき処理中に、めっき液が、めっき槽の内部に該めっき槽の下部から導入され、めっき槽の周壁上縁をオーバフローし捕集槽に集められて循環する。このため、めっき槽内で発生した、比重が大きい不純物や酸化物のスラリ等がめっき液の流れでめっき槽の外部に排出されることなく、めっき槽の内部に溜まり、基板の表面に形成されるめっき膜に欠陥が発生したり、基板の表面が不純物等で汚染されたりすることがある。
更に、めっき槽内のめっき液中に存在する不純物等の影響や、めっき槽内における下から上へ向うめっき液の流れによって、特にめっき槽内を循環するめっき液の流量が小さい場合に、めっき槽内のめっき液中に金属イオンが比重によって不均一に分布し、基板の表面に形成されるめっき膜の膜厚の面内均一性が悪くなる問題点もあった。
無電解めっき装置やめっきの前処理を行う前処置装置等の湿式処理装置にあっても、反応によって処理槽内で発生した、比重の大きな不純物や反応生成物等が処理槽の外部に排出されることなく、処理槽の内部に溜まり、このため、前述の電解めっき装置の場合とほぼ同様な問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、例えめっき液等の処理液の流量が小さい場合であっても、被処理物の表面により均一な処理を行ったり、例えばめっき欠けやめっき抜けのない高品質なめっき膜を形成したりすることができるようにした湿式処理方法及び装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、処理槽の内部に該処理槽の上部から導入し底部から排出しつつ循環させて処理液を保持し、前記処理槽の上方に被処理物を配置し、前記被処理物を前記処理槽内の処理液に接触させることを特徴とする湿式処理方法である。
このように、処理槽の内部に該処理槽の上部から導入し底部から排出しつつ循環させて処理液を保持することで、反応によって処理槽内で発生した、比重の大きな不純物や反応生成物等を処理液の流れと共に処理槽の外部に流出させて処理槽内の処理液中から除去し、これによって、例え処理液の流量が小さい場合であっても、処理液中に浮遊する、比重の大きな不純物等の影響をなくし、更にめっき装置にあっては、めっき槽内のめっき液中に金属イオンをより均一に分布させた状態で、処理を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、前記処理槽内の処理液を、該処理槽の底部から排出すると同時に、処理槽の周壁上縁をオーバフローさせつつ循環させることを特徴とする請求項1記載の湿式処理方法である。
これにより、処理槽内に処理液中に浮遊する、比重の小さな浮遊物や気泡等を、処理槽の周壁上縁をオーバフローする処理液の流れで処理槽の外部に排出して、処理槽内の処理液中から除去することができる。
請求項3に記載の発明は、前記処理液は、前記被処理物の表面にめっきを行うめっき液であることを特徴とする請求項1または2記載の湿式処理方法である。
請求項4に記載の発明は、前記処理液は、前記被処理物の表面にめっき前処理を行う前処理液であることを特徴とする請求項1または2記載の湿式処理方法である。
請求項5に記載の発明は、被処理物を保持するホルダと、内部に処理液を保持する処理槽と、前記処理槽の内部に該処理槽の上部から処理液を導入し底部から排出して循環させる第1処理液循環経路を有することを特徴とする湿式処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記処理槽内の処理液を、該処理槽の周壁上縁をオーバフローさせて前記第1処理液循環経路に合流させる第2処理液循環経路を有することを特徴とする請求項5記載の湿式処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第2処理液循環経路内に、逆流防止用のチェッキ弁または流量制御弁を設置したことを特徴とする請求項6記載の湿式処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記処理液は、前記被処理物の表面にめっきを行うめっき液であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の湿式処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記処理液は、前記被処理物の表面にめっき前処理を行う前処理液であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の湿式処理装置である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、以下の例では、被処理物として半導体ウエハ等の基板を使用し、この基板表面の所定の位置に、電解めっきによってバンプを形成するようにした例を示す。
図1は、本発明の実施の形態における湿式処理装置としての電解めっき装置と、他の実施の形態における湿式処理装置としての前処理装置を備えためっき処理設備の全体配置図を示す。図1に示すように、このめっき処理設備には、半導体ウエハ等の基板Wを収納したカセット10を搭載する2台のカセットテーブル12と、基板Wのオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせるアライナ14と、めっき処理後の基板Wを高速回転させて乾燥させるスピンドライヤ16が備えられている。更に、この近くには、基板ホルダ18を載置して基板Wの該基板ホルダ18との着脱を行う基板着脱部20が設けられ、これらのユニットの中央には、これらの間で基板Wを搬送する搬送用ロボットからなる基板搬送装置22が配置されている。
そして、基板着脱部20側から順に、基板ホルダ18の保管及び一時仮置きを行うストッカ24、基板Wを純水に浸漬させる第1の前処理装置としてのプリウェット装置26、基板Wの表面に形成したシード層500(図5参照)表面の酸化膜をエッチング除去する第2の前処理装置としてのプリソーク装置28、基板Wの表面を純水で水洗する第1の水洗装置30a、洗浄後の基板Wの水切りを行うブロー槽32、第2の水洗装置30b及び電解めっき装置34が順に配置されている。この電解めっき装置34は、捕集槽36の内部に複数のめっき槽38を収納して構成され、各めっき槽38は、内部に1個の基板Wを収納して、銅めっき等のめっきを施すようになっている。なお、この例では、銅めっきについて説明するが、ニッケルやはんだ、銀、更には金めっきにおいても同様であることは勿論である。
更に、これらの各機器の側方に位置して、これらの各機器の間で基板ホルダ18を基板Wとともに搬送する、例えばリニアモータ方式を採用した基板ホルダ搬送装置40が備えられている。この基板ホルダ搬送装置40は、基板着脱部20とストッカ24との間で基板Wを搬送する第1のトランスポータ42と、ストッカ24、プリウェット装置26、プリソーク装置28、水洗装置30a,30b、ブロー槽32及び電解めっき装置34との間で基板Wを搬送する第2のトランスポータ44を有している。なお、第2のトランスポータ44を備えることなく、第1のトランスポータ42のみを備えるようにしてもよい。
また、この基板ホルダ搬送装置40の捕集槽36を挟んだ反対側には、各めっき槽38の内部に位置してめっき液を攪拌する掻き混ぜ棒としてのパドル(図示せず)を駆動するパドル駆動装置46が配置されている。
基板着脱部20は、レール50に沿って横方向にスライド自在な平板状の載置プレート52を備えており、この載置プレート52に2個の基板ホルダ18を水平状態で並列に載置して、この一方の基板ホルダ18と基板搬送装置22との間で基板Wの受渡しを行った後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、他方の基板ホルダ18と基板搬送装置22との間で基板Wの受渡しを行うようになっている。
基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42,44は、図2に示すように、鉛直方向に延びるボディ178と、このボディ178に沿って上下動自在でかつ軸心を中心に回転自在なアーム180を備えており、このアーム180に、基板ホルダ18を着脱自在に保持する基板ホルダ保持部182が2個並列に備えられている。ここで、基板ホルダ18は、表面を露出させ周縁部をシールした状態で基板Wを着脱自在に保持するように構成されている。
ストッカ24、プリウェット装置(前処理装置)26、プリソーク装置(前処理装置)28、水洗装置30a,30b及び電解めっき装置34は、基板ホルダ18の両端部に設けた外方に突出する突出部18aを引っ掛けて、基板ホルダ18を鉛直方向に吊り下げた状態で支持するようになっている。つまり、プリウェット装置(前処理装置)26には、内部に前処理液(薬液)を保持する2個の前処理槽(処理槽)60が備えられ、図2に示すように、基板Wを装着した基板ホルダ18を鉛直状態で保持したトランスポータ44のアーム180を下降させ、必要に応じて、基板ホルダ18を前処理槽60の上端部に引っ掛けて吊下げ支持することで、基板ホルダ18を基板Wごと前処理槽60内の前処理液に浸漬させて、プリウェット処理(前処理)を行うように構成されている。
同様に、プリソーク装置(前処理装置)28には、内部に前処理液(エッチング液)を保持する2個の前処理槽(処理槽)62が、水洗装置30a,30bには、内部に純水を保持した各2個の水洗槽64a,64bが、電解めっき装置34には、内部にめっき液(処理液)を保持する複数のめっき槽(処理槽)38がそれぞれ備えられている。そして、前述と同様に、基板ホルダ18を基板Wごとこれらの前処理槽(処理槽)62内の前処理液、水洗槽64a,64b内の純水またはめっき槽38内のめっき液に浸漬させることで、前処理、水洗処理またはめっき処理が行われるように構成されている。またブロー槽32は、基板Wを装着した基板ホルダ18を鉛直状態で保持したトランスポータ44のアーム180を下降させ、この基板ホルダ18に装着した基板Wにエアーや不活性ガスを吹きかけることで、基板のブロー処理を行うように構成されている。
図3は、本発明の実施の形態における湿式処理装置としての電解めっき装置34を示す。図3に示すように、電解めっき装置34には、内部にめっき液(処理液)Qを保持するめっき槽(処理槽)38と、このめっき槽38内のめっき液Qを循環させる第1めっき液循環経路(第1処理液循環経路)200が備えられ、このめっき槽38内のめっき液Q中に、基板ホルダ18で周縁部を水密的にシールし表面(被めっき面)を露出させて保持した基板Wを浸漬させて配置するようになっている。
第1めっき液循環経路200には、めっき槽38の底部に接続されて、めっき槽38内のめっき液Qをめっき槽38の底部から引き抜き、内部を通過させためっき液Qをめっき槽38の上部からめっき槽38の内部に供給してめっき液Qを循環させるめっき液循環配管202が備えられている。めっき液循環配管202には、めっき槽38から引き抜くめっき液の流量を計測する流量計204、送液ポンプ206、めっき液をめっきに適した所定の温度に調整する温度調整器208、めっき液中のパーティクル等を除去する濾過フィルタ210及びめっき液中の溶存気体を除去する脱気ユニット212が設置されている。
電解めっき装置34には、めっき槽38の周壁上縁をオーバフローしためっき液Qを捕集する捕集槽36と、この捕集槽36で集められためっき液Qを第1めっき液循環経路200に合流させる第2めっき液循環経路(第2処理液循環経路)216が備えられている。この第2めっき液循環経路216には、捕集槽36の底部に接続され、流量計204と送液ポンプ206の間で第1めっき液循環配管202に合流するた補助配管218が備えられ、この補助配管218には、逆流防止用のチェッキ弁220が設置されている。なお、このチェッキ弁220の代わりに、流量制御弁を設けるようにしてもよい。
これにより、めっき槽38及び捕集槽36内のめっき液Qは、送液ポンプ206の駆動に伴って、所定の比率に制御されつつ、めっき槽38及び捕集槽36の底部から引き抜かれて温度調整器208に送られ、この温度調整器208で所定の温度(めっきに適した所定の温度)に調整される。そして、濾過フィルタ210を通過してパーティクル等の汚染物が除去され、脱気ユニット212でめっき液中に溶存する気体が除去され、しかる後、めっき槽38の内部に該めっき槽38の上部からに供給されて循環する。
このように、めっき槽38の内部に該めっき槽38の上部から導入し底部から排出しつつ循環させてめっき液Qを保持することで、反応によってめっき槽38内で発生した、比重の大きな不純物や反応生成物等をめっき液Qの流れと共にめっき槽38の外部に流出させてめっき槽38内のめっき液Q中から除去し、例えめっき液Qの流量が小さい場合であっても、めっき液Q中に浮遊する、比重の大きな不純物等の影響をなくし、更に、めっき槽38内のめっき液Q中に金属イオンをより均一に分布させた状態で、めっきを行うことができる。
しかも、めっき槽38内のめっき液Qを、このめっき槽38の底部から排出と同時に、めっき槽38の周壁上縁をオーバフローさせつつ循環させることにより、めっき槽38内にめっき液Q中に浮遊する、比重の小さな浮遊物や気泡等を、めっき槽38の周壁上縁をオーバフローするめっき液Qの流れでめっき槽38の外部に排出して、めっき槽38内のめっき液Q中から除去することができる。
これによって、めっきの異常成長、不純物による汚染、めっき欠け、めっき抜け等のない高品質のめっき膜を、膜厚の面内均一性を高めて形成することができる。
めっき槽38の内部には、このめっき槽38で保持するめっき液Q中に浸漬されてアノード222が垂直に配置されている。また、基板ホルダ18で保持した基板Wとアノード222との間にめっき電流を流すめっき電源224が備えられている。
この電解めっき装置34によれば、送液ポンプ206を駆動して、めっき槽38及び捕集槽36内のめっき液Qを循環させておく。そして、基板Wを保持した基板ホルダ18を下降させ、基板Wをめっき槽38内のめっき液Qに浸漬する所定の位置に配置して、基板Wの表面をめっき槽38内のめっき液Qに接触させる。この状態で、アノード222をめっき電源224の陽極に、基板Wをめっき電源224の陰極にそれぞれ接続し、これによって、基板Wの表面をめっき液Qに金属を析出させてめっき膜を形成する。
そして、めっき終了後、めっき電源224を基板W及びアノード222から切り離し、基板ホルダ18を基板Wごと引き上げて、基板Wの水洗及びリンス等の必要な処理を行い、しかる後、めっき後の基板Wを次工程に搬送する。
図4は、本発明の他の実施の形態における湿式処理装置としての前処理装置26(28)を示す。図4に示すように、前処理装置26(28)には、内部にエッチング液等の前処理液(処理液)Pを保持する前処理槽(処理槽)60(62)と、この前処理槽60(62)内の前処理液Pを循環させる第1前処理液循環経路(第1処理液循環経路)300が備えられ、この前処理槽60(62)内の前処理液P中に、基板ホルダ18で周縁部を水密的にシールし表面(被処理面)を露出させて保持した基板Wを浸漬させて配置するようになっている。
第1前処理液循環経路300には、前述の第1めっき液循環経路200とほぼ同様に、流量計304、送液ポンプ306、温度調整器308、濾過フィルタ310及び脱気ユニット312を備えた前処理液循環配管302が備えられている。
前処理装置26(28)には、前処理槽60(62)の周壁上縁をオーバフローした前処理液Pを捕集する捕集槽314と、この捕集槽36で集められた前処理液Pを第1前処理液循環経路300に合流させる第2前処理液循環経路(第2処理液循環経路)316が備えられている。この第2前処理液循環経路316には、捕集槽314の底部に接続され、流量計304と送液ポンプ306の間で前処理液循環配管302に合流するた補助配管318が備えられ、この補助配管318には、逆流防止用のチェッキ弁320が設置されている。
これにより、前処理槽60(62)及び捕集槽314内の前処理液Pは、前述の電解めっき装置34とほぼ同様に、送液ポンプ306の駆動に伴って、所定の比率に制御されつつ、温度調整器308に送られ、温度調整器308、濾過フィルタ310、脱気ユニット312を順次通過して、前処理槽60(62)の内部に該前処理槽60(62)の上部からに供給されて循環する。これによって、反応によって前処理槽60(62)内で発生した、比重の大きな不純物や反応生成物等は、第1前処理液循環経路300に沿って流れる前処理液Pの流れと共に、また前処理槽60(62)内の前処理液P中に浮遊する、比重の小さな浮遊物や気泡等は、前処理槽60(62)の周壁上縁をオーバフローする前処理液Pの流れで前処理槽60(62)の外部に流出する。
この前処理装置26(28)によれば、送液ポンプ306を駆動して、前処理槽60(62)及び捕集槽314内の前処理液Pを循環させておき、この状態で、基板Wを保持した基板ホルダ18を下降させ、基板Wを前処理槽60(62)内の前処理液Pに浸漬した所定の位置に配置して、基板Wの表面を前処理槽60(62)内の前処理液Pに接触させて、基板Wの表面の前処理液Pにより処理を行う。
なお、この例は、前処理装置に適用した例を示しているが、前処理液をめっき液(無電解めっき液)に変えることで、無電解めっき装置として使用することもできる。
次に、前述のように構成しためっき処理設備による一連のバンプめっき処理を、図5を更に参照して説明する。先ず、図5(a)に示すように、表面に給電層としてのシード層500を成膜し、このシード層500の表面に、例えば高さHが20〜120μmのレジスト502を全面に塗布した後、このレジスト502の所定の位置に、例えば直径Dが20〜200μm程度の開口部502aを設けた基板Wをその表面(被めっき面)を上にした状態でカセット10に収容し、このカセット10をカセットテーブル12に搭載する。
このカセットテーブル12に搭載したカセット10から、基板搬送装置22で基板を1枚取出し、アライナ14に載せてオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。このアライナ14で方向を合わせた基板を基板搬送装置22で基板着脱部20まで搬送する。
基板着脱部20においては、ストッカ24内に収容されていた基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で2基同時に把持して、基板着脱部20まで搬送する。そして、基板ホルダ18を水平な状態として下降させ、これによって、2基の基板ホルダ18を基板着脱部20の載置プレート52の上に同時に載置する。
この状態で、中央側に位置する基板ホルダ18に基板搬送装置22で搬送した基板を装着する。そして、一方の基板ホルダ18への基板の装着が完了した後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、他方の基板ホルダ18に基板を装着し、しかる後、載置プレート52を元の位置に戻す。
次に、基板Wを装着した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で2基同時に把持し、ストッカ24まで搬送する。そして、基板ホルダ18を垂直な状態となして下降させ、これによって、2基の基板ホルダ18をストッカ24に吊下げ保持(仮置き)する。
これらの基板搬送装置22、基板着脱部20及び基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42においては、前記作業を順次繰り返して、ストッカ24内に収容された基板ホルダ18に順次基板を装着し、ストッカ24の所定の位置に順次吊り下げ保持(仮置き)する。
なお、基板ホルダ18に備えられていた基板と接点との接触状態を確認するセンサで、この接触状態が不良であると判断した時には、その信号をコントローラ(図示せず)に入力する。
一方、基板ホルダ搬送装置40の他方のトランスポータ44にあっては、基板を装着しストッカ24に仮置きした基板ホルダ18を2基同時に把持し、プリウェット装置26まで搬送して下降させ、これによって、2基の基板ホルダ18を基板ごとプリウェット装置26の前処理槽60内の前処理液中に浸漬させる。
なお、この時、基板ホルダ18に備えられていた基板と接点との接触状態を確認するセンサで、この接触状態が不良であると判断した基板を収納した基板ホルダ18は、ストッカ24に仮置きしたままにしておく。これにより、基板ホルダ18に基板を装着した時に該基板と接点との間に接触不良が生じても、装置を停止させることなく、めっき作業を継続することができる。この接触不良を生じた基板にはめっき処理が施されないが、この場合には、カセットを戻した後にめっき未処理の基板をカセットから排除することで、これに対処することができる。
次に、この基板を装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、プリソーク装置28に搬送し、基板ごとプリソーク装置28の前処理槽62内の前処理液中に浸漬させて酸化膜をエッチングし、清浄な金属面を露出させる。更に、この基板を装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、水洗装置30aに搬送し、この水洗装置30aの水洗槽64a内に入れた純水で基板の表面を水洗する。
水洗が終了した基板を装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、めっき液を満たした電解めっき装置34に搬送し、めっき槽38に吊り下げ保持する。基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ44は、上記作業を順次繰り返し行って、基板を装着した基板ホルダ18を順次電解めっき装置34のめっき槽38に搬送して所定の位置に吊下げ保持する。
この時、捕集槽36内のめっき液をオーバフローさせながら循環させておき、めっき槽38内のアノード222(図3参照)と基板Wとの間にめっき電圧を印加し、同時にパドル駆動装置46によりパドルを基板の表面と平行に往復移動させることで、基板の表面にめっきを施す。この時、基板ホルダ18は、めっき槽38の上部で吊り下げられて固定され、めっき電源224から基板のシード層500(図5参照)に給電される。
めっきが終了した後、めっき電源の印加、めっき液の供給及びパドル往復運動を停止し、めっき後の基板Wを装着した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ44で2基同時に把持し、前述と同様にして、水洗装置30bまで搬送し、この水洗装置30bの水洗槽64bに入れた純水に浸漬させて基板の表面を純水洗浄する。次に、この基板Wを装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、ブロー槽32に搬送し、ここで、エアーの吹き付けによって基板ホルダ18に付着した水滴を除去する。しかる後、この基板Wを装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、ストッカ24の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ44は、上記作業を順次繰り返し、めっきが終了した基板を装着した基板ホルダ18を順次ストッカ24の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
一方、基板ホルダ搬送装置40の他方のトランスポータ42にあっては、めっき処理後の基板Wを装着しストッカ24に戻した基板ホルダ18を2基同時に把持し、前記と同様にして、基板着脱部20の載置プレート52の上に載置する。この時、基板ホルダ18に備えられていた基板と接点との接触状態を確認するセンサで、この接触状態が不良であると判断した基板を装着しストッカ24に仮置きしたままの基板ホルダ18も同時に搬送して載置プレート52の上に載置する。
そして、中央側に位置する基板ホルダ18内のめっき処理後の基板Wを基板搬送装置22で取出して、スピンドライヤ16に運び、このスピンドライヤ16の高速回転によってスピンドライ(水切り)した基板を基板搬送装置22でカセット10に戻す。一方の基板ホルダ18に装着した基板をカセット10に戻した後、或いはこれと並行して、載置プレート52を横方向にスライドさせて、同様にして、他方の基板ホルダ18に装着した基板をスピンドライしてカセット10に戻す。
載置プレート52を元の状態に戻した後、基板を取出した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で2基同時に把持し、前記と同様にして、これをストッカ24の所定の場所に戻す。しかる後、めっき処理後の基板を装着しストッカ24に戻した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40で2基同時に把持し、前記と同様にして、基板着脱部20の載置プレート52の上に載置して、前記と同様な作業を繰り返す。
そして、めっき処理後の基板を装着しストッカ24に戻した基板ホルダ18から全ての基板を取出し、スピンドライしてカセット10に戻して作業を完了する。これにより、図5(b)に示すように、レジスト502に設けた開口部502a内にめっき膜504を成長させた基板Wが得られる。
そして、前述のようにしてスピン乾燥させた基板Wを、例えば温度が50〜60℃のアセトン等の溶剤に浸漬させて、図5(c)に示すように、基板W上のレジスト502を剥離除去し、更に図5(d)に示すように、めっき後の外部に露出する不要となったシード層500を除去する。次に、この基板Wに形成しためっき膜504をリフローさせることで、図5(e)に示すように、表面張力で丸くなったバンプ506を形成する。更に、この基板Wを、例えば、100℃以上の温度でアニールし、バンプ506内の残留応力を除去する。
この実施の形態では、被処理物として、半導体ウエハ等の基板を使用した例を示しているが、基板に限定されないことは勿論である。また、めっきでバンプを形成するようにした例を示しているが、表面に形成された微細な配線用溝(トレンチ)やビアホールに銅等の配線材料を埋込むめっき膜を形成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態における湿式処理装置としての電解めっき装置と、他の実施の形態における湿式処理装置としての前処理装置を備えためっき処理設備の全体配置図である。 図1に示すめっき処理設備の基板搬送装置のトランスポータを示す概要図である。 図1に示すめっき処理設備に備えられている電解めっき装置の概略断面図である。 図1に示すめっき処理設備に備えられている前処理装置の概略断面図である。 基板上にバンプ(突起状電極)を形成する過程を工程順に示す断面図である。 従来の電解めっき装置の概略断面図である。
符号の説明
12 カセットテーブル
14 アライナ
16 スピンドライヤ
18 基板ホルダ
20 基板着脱部
22 基板搬送装置
24 ストッカ
26 プリウェット装置(前処理装置)
28 プリソーク装置(前処理装置)
30a,30b 水洗槽
32 ブロー槽
34 電解めっき装置
36 捕集槽
38 めっき槽(処理槽)
40 基板ホルダ搬送装置
42,44 トランスポータ
46 パドル駆動装置
60,62 前処理槽(処理槽)
200 第1めっき液循環経路(第1処理液循環経路)
202 めっき液循環配管
204,304 流量計
206,306 送液ポンプ
208,308 温度調整器
210,310 濾過フィルタ
212,312 脱気ユニット
314 捕集槽
216 第2めっき液循環経路(第2処理液循環経路)
218,318 補助配管
220,320 チェッキ弁
222 アノード
224 めっき電源
300 第1前処理液循環経路(第1処理液循環経路)
302 前処理液循環配管
316 第2前処理液循環経路(第2処理液循環経路)

Claims (9)

  1. 処理槽の内部に該処理槽の上部から導入し底部から排出しつつ循環させて処理液を保持し、
    前記処理槽の上方に被処理物を配置し、
    前記被処理物を前記処理槽内の処理液に接触させることを特徴とする湿式処理方法。
  2. 前記処理槽内の処理液を、該処理槽の底部から排出すると同時に、処理槽の周壁上縁をオーバフローさせつつ循環させることを特徴とする請求項1記載の湿式処理方法。
  3. 前記処理液は、前記被処理物の表面にめっきを行うめっき液であることを特徴とする請求項1または2記載の湿式処理方法。
  4. 前記処理液は、前記被処理物の表面にめっき前処理を行う前処理液であることを特徴とする請求項1または2記載の湿式処理方法。
  5. 被処理物を保持するホルダと、
    内部に処理液を保持する処理槽と、
    前記処理槽の内部に該処理槽の上部から処理液を導入し底部から排出して循環させる第1処理液循環経路を有することを特徴とする湿式処理装置。
  6. 前記処理槽内の処理液を、該処理槽の周壁上縁をオーバフローさせて前記第1処理液循環経路に合流させる第2処理液循環経路を有することを特徴とする請求項5記載の湿式処理装置。
  7. 前記第2処理液循環経路内に、逆流防止用のチェッキ弁または流量制御弁を設置したことを特徴とする請求項6記載の湿式処理装置。
  8. 前記処理液は、前記被処理物の表面にめっきを行うめっき液であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の湿式処理装置。
  9. 前記処理液は、前記被処理物の表面にめっき前処理を行う前処理液であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の湿式処理装置。
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