JP4329733B2 - 空調機対応付け支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、自己識別情報を記憶する第1記憶部を有する複数の空調機と通信接続され、複数の空調機を集中制御する集中管理機器において、空調機の設置位置情報と自己識別情報との対応付けの確立を支援するための空調機対応付け支援システムに関する。
下記に示す特許文献1には、「リモコンを有する複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所名とを対応付けて保存するための方法の発明」が開示されている。この空調システムでは、先ず、サービスエンジニア等が、空調機に設けられているアドレス設定スイッチによりその空調機のアドレスを決定する。続いて、サービスエンジニア等が、その空調機に対応するリモコンにその空調機の設置場所名を入力する。すると、その設置場所名の情報が空調機に送信され、空調機がアドレスと設置場所名の情報とからアドレス設定情報を生成する。その後、空調機は、そのアドレス設定情報を集中管理機器に送信する。そして、集中管理機器は、アドレス設定データをアドレスと設置場所名とに分割して所定の保存場所へ保存する。
また、当業者に広く知られている別の方法では、先ず、集中管理機器により各空調機のアドレスを収集する(逆に、集中管理機器から自動的に各空調機にアドレスを付与する場合もある)。次に、サービスエンジニア等が、集中管理機器上で適当な空調機を1台選択してそのアドレスを認識する。そして、サービスエンジニア等が、集中管理機器からそのアドレスに運転開始指令を送信する。その後、サービスエンジニア等は、運転している空調機を発見するために建物を歩き回わる。そして、サービスエンジニア等が運転している空調機を発見すると、その空調機の設置位置をメモして集中管理機器へ戻る。そこで、サービスエンジニア等は、集中管理機器において、メモした設置位置を、そのアドレスに対応付けするように入力する。
特開2003−227644号公報
ところで、空調機のアドレスについては空調機の施工前に予め重複しないように設定しておくことが可能であるが、設置場所名については施工が間違っている場合があり得るため空調機の施工後に設定する必要がある。つまり、空調機にリモコンを接続しない場合に前者の方法を実施するためには、サービスエンジニア等が天井裏などによじ登り空調機本体に専用リモコンなどを接続して設置場所名を空調機に直接入力しなければならないことになり、非常に不便である。また、後者の方法では、サービスエンジニア等は、天井裏によじ登る必要はないが、1台づつ上記の作業を行わなければならないため、全空調機に対して対応付けが完了するまでに相当の距離を歩き回らなければならない。したがって、後者の方法を採る場合、サービスエンジニア等の作業負担が大きく、対応付け完了までにかなりの時間を費やさなければならない。
本発明の課題は、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる空調機対応付け支援システムを提供することにある。
第1発明に係る空調機対応付け支援システムは、複数の空調機、無線情報受信手段、第1設置位置情報導出手段、および第1情報対応付け保存手段を備える。複数の空調機は、第1記憶手段、および情報無線発信手段を有する。第1記憶手段には、自己識別情報が記憶される。情報無線発信手段は、第1記憶手段に記憶される自己識別情報を無線発信信号として発信する。無線情報受信手段は、情報無線発信手段から無線発信される自己識別情報を受信する。第1設置位置情報導出手段は、無線発信信号を利用して空調機の設置位置情報を導出する。第1情報対応付け保存手段は、無線情報受信手段において受信された自己識別情報を、設置位置情報導出手段において導出された空調機の設置位置情報と対応付けして第2記憶手段に保存する。
この空調機対応付け支援システムでは、第1記憶手段に、自己識別情報が記憶される。そして、情報無線発信手段が、第1記憶手段に記憶される自己識別情報を無線発信信号として発信する。これに対して、無線情報受信手段が、情報無線発信手段から無線発信される自己識別情報を受信する。すると、第1設置位置情報導出手段が、無線発信信号を利用して空調機の設置位置情報を導出する。そして、第1情報対応付け保存手段が、無線情報受信手段において受信された自己識別情報を、設置位置情報導出手段において導出された空調機の設置位置情報と対応付けして第2記憶手段に保存する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる。
第2発明に係る空調機対応付け支援システムは、第1発明に係る空調機対応付け支援システムであって、情報入力手段、対応付け一致判定手段、および第1警告情報出力手段をさらに備える。情報入力手段は、自己識別情報と空調機の設置位置情報とを対応付けて入力するための手段である。対応付け一致判定手段は、第2記憶手段に保存される自己識別情報と空調機の設置位置情報との対応付けが情報入力手段において入力された自己識別情報と空調機の設置位置情報との対応付けと一致するか否かを判定する。第1警告情報出力手段は、対応付け一致判定手段において対応付けが一致しない場合に、警告情報を出力する。なお、ここで、「警告情報を出力する」とは、例えば、警告音を発したり警告情報を表示装置に表示したりすることである。
この空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、情報入力手段より設計データに基づいて空調機の自己識別情報と設置位置情報とを対応付けて入力することができる。そして、対応付け一致判定手段が、第2記憶手段に保存される自己識別情報と空調機の設置位置情報との対応付けが情報入力手段において入力された自己識別情報と空調機の設置位置情報との対応付けと一致するか否かを判定する。そして、第1警告情報出力手段が、対応付け一致判定手段において対応付けが一致しない場合に、警告情報を出力する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、本システムにより構築した空調機の自己識別情報と設置位置情報とを対応付けと、設計図面などに基づいて構築した空調機の自己識別情報と設置位置情報とを対応付けとが一致しているか否かを確認することができる。したがって、この空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、正しい設置位置に正しい空調機が設置されているか否かを容易に確認することができる。
第3発明に係る空調機対応付け支援システムは、第1発明または第2発明に係る空調機対応付け支援システムであって、第3記憶手段および第2警告情報出力手段をさらに備える。第3記憶手段には、自己識別情報が記憶される。第2警告情報出力手段は、無線情報受信手段において受信された自己識別情報が第3記憶手段に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、警告情報を出力する。
近年、流通管理のためにRFIDタグ等が流通製品に付される機会が多くなってきている。空調機についても例外ではなくRFIDタグが付され流通管理が行われつつある。このように空調機にRFIDタグが付される場合、通常、工場などにおいてRFIDタグ等から機種番号や製造番号などの空調機の自己識別情報が読み取られ、さらに、その自己識別情報それぞれについて出荷先情報との対応付けが出荷管理コンピュータなどの上で行われることになる。つまり、工場などにおいて読み取られた空調機の自己識別情報を第3記憶手段に予め記憶させておけば、サービスエンジニア等は、物件に空調機が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
第4発明に係る空調機対応付け支援システムは、第1発明から第3発明のいずれかに係る空調機対応付け支援システムであって、第3記憶手段および情報送信手段をさらに備える。第3記憶手段には、自己識別情報が記憶される。情報送信手段は、無線情報受信手段において受信された自己識別情報が第3記憶手段に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、無線情報受信手段において受信された自己識別情報を所定の情報処理装置に送信する。
近年、流通管理のためにRFIDタグ等が流通製品に付される機会が多くなってきている。空調機についても例外ではなくRFIDタグが付され流通管理が行われつつある。このように空調機にRFIDタグが付される場合、通常、工場などにおいてRFIDタグ等から機種番号や製造番号などの空調機の自己識別情報が読み取られ、さらに、その自己識別情報それぞれについて出荷先情報との対応付けが出荷管理コンピュータなどの上で行われることになる。つまり、工場などにおいて読み取られた空調機の自己識別情報を第3記憶手段に予め記憶させておき、無線情報受信手段において受信された自己識別情報が第3記憶手段に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、情報送信手段が無線情報受信手段において受信された自己識別情報を出荷管理コンピュータ等に送信するようにしておけば、出荷管理担当者などは、出荷管理ミスを自動的に把握することができるようになる。
第5発明に係る空調機対応付け支援システムは、複数の空調機、受音等装置、信号発信手段、第1情報関連テーブル記憶手段、受音等装置設置位置情報導出手段、および対応付け保存手段を備える。複数の空調機は、発音等部を有する。発音等部は、発音等指令信号を受信すると音または電磁波を発する。なお、ここにいう「電磁波」には、光や電波などが含まれる。受音等装置は、発音等部からの音または電磁波を受音等する。なお、ここにいう「受音等装置」は、受光器(カメラを含む)、受音器、あるいは受信器などである。また、この受音等装置は、複数の空調機それぞれと一対となるように設置される。信号発信手段は、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、固有信号を発信する。なお、ここにいう「固有信号」とは、受音等装置に固有の信号である。第1情報関連テーブル記憶手段には、第1情報関連テーブルが記憶される。なお、ここにいう「第1情報関連テーブル」は、固有信号と受音等装置設置位置情報とを関連付けるテーブルである。なお、ここにいう「受音等装置設置位置情報」とは、受音等装置の設置位置の情報である。受音等装置設置位置情報導出手段は、固有信号を第1情報関連テーブルに照合して受音等装置設置位置情報を導出する。対応付け保存手段は、受音等装置設置位置情報と、発音等指令信号を受信した発音等部が設けられている空調機の自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。
この空調機対応付け支援システムでは、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、信号発信手段が固有信号を発信する。すると、受音等装置設置位置情報導出手段が、固有信号を第1情報関連テーブルに照合して受音等装置設置位置情報を導出する。そして、対応付け保存手段が、受音等装置設置位置情報と、発音等指令信号を受信した発音等部が設けられている空調機の自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、受音等装置を空調機の設置位置と一致するように設置しておけば、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる。
第6発明に係る空調機対応付け支援システムは、第5発明に係る空調機対応付け支援システムであって、発音等部指令送信手段をさらに備える。発音等部指令送信手段は、発音等部に対して所定の順序で発音等指令信号を送信する。
この空調機対応付け支援システムでは、発音等部指令送信手段が、発音等部に対して所定の順序で発音等指令信号を送信する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、自動的に全ての空調機について自己識別情報と設置位置情報とを対応付けることができる。
第7発明に係る空調機対応付け支援システムは、第5発明に係る空調機対応付け支援システムであって、発音等部は、空調機の自己識別情報に対応する固有の発音等パターンを有する。そして、この空調機対応付け支援システムは、自己認識情報導出手段をさらに備える。自己認識情報導出手段は、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、空調機の自己識別情報を導出する。そして、対応付け保存手段は、受音等装置設置位置情報と、自己識別情報導出手段において導出された自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。
この空調機対応付け支援システムでは、自己認識情報導出手段が、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、空調機の自己識別情報を導出する。そして、対応付け保存手段が、受音等装置設置位置情報と、自己識別情報導出手段において導出された自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が空調機の自己認識情報を予め登録する手間を省くことができる。
第8発明に係る空調機対応付け支援システムは、複数の空調機、受音等装置、発音等部位置情報導出手段、および対応付け保存手段を備える。複数の空調機は、発音等部を有する。発音等部は、発音等指令信号を受信すると音または電磁波を発する。受音等装置は、発音等部からの音または電磁波を受音等する。発音等部位置情報導出手段は、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、発音等部位置情報を導出する。なお、ここにいう「発音等部位置情報」とは、発音等部の位置情報である。対応付け保存手段は、発音等部位置情報と、発音等指令信号を受信した発音等部が設けられている空調機の自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。
この空調機対応付け支援システムでは、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、発音等部位置情報導出手段が発音等部位置情報を導出する。そして、対応付け保存手段が、発音等部位置情報と、発音等指令信号を受信した発音等部が設けられている空調機の自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる。
第9発明に係る空調機対応付け支援システムは、第8発明に係る空調機対応付け支援システムであって、受音等装置は、1の発音等部に対して複数台設置される。このため、この空調機対応付け支援システムでは、三辺測量などの技術を利用して正確に発音等部の位置、つまり空調機の設置位置を特定することができる。
第10発明に係る空調機対応付け支援システムは、第8発明に係る空調機対応付け支援システムであって、受音等装置は、撮像取得装置である。このため、この空調機対応付け支援システムでは、システムの構成を簡易なものにすることができる。
第11発明に係る空調機対応付け支援システムは、第8発明から第10発明のいずれかに係る空調機対応付け支援システムであって、発音等指令送信手段をさらに備える。発音等指令送信手段は、発音等部に対して所定の順序で発音等指令信号を送信する。
この空調機対応付け支援システムでは、発音等指令送信手段が、発音等部に対して所定の順序で発音等指令信号を送信する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、自動的に全ての空調機について自己識別情報と設置位置情報とを対応付けることができる。
第12発明に係る空調機対応付け支援システムは、第8発明から第10発明のいずれかに係る空調機対応付け支援システムであって、発音等部は、空調機の自己識別情報に対応する固有の発音等パターンを有する。そして、この空調機対応付け支援システムは、自己認識情報導出手段をさらに備える。自己認識情報導出手段は、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、空調機の自己識別情報を導出する。そして、対応付け保存手段は、発音等部位置情報と、自己識別情報導出手段において導出された自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する、
この空調機対応付け支援システムでは、自己認識情報導出手段が、受音等装置が発音等部からの音または電磁波を受音等すると、空調機の自己識別情報を導出する。そして、対応付け保存手段が、受音等装置設置位置情報と、自己識別情報導出手段において導出された自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する。このため、この空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が空調機の自己認識情報を予め登録する手間を省くことができる。
第1発明に係る空調機対応付け支援システムでは、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる。
第2発明に係る空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、本システムにより構築した空調機の自己識別情報と設置位置情報とを対応付けと、設計図面などに基づいて構築した空調機の自己識別情報と設置位置情報とを対応付けとが一致しているか否かを確認することができる。したがって、この空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、正しい設置位置に正しい空調機が設置されているか否かを容易に確認することができる。
第3発明に係る空調機対応付け支援システムでは、工場などにおいて読み取られた空調機の自己識別情報を第3記憶手段に予め記憶させておけば、サービスエンジニア等は、物件に空調機が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
第4発明に係る空調機対応付け支援システムでは、工場などにおいて読み取られた空調機の自己識別情報を第3記憶手段に予め記憶させておき、無線情報受信手段において受信された自己識別情報が第3記憶手段に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、情報送信手段が無線情報受信手段において受信された自己識別情報を出荷管理コンピュータ等に送信するようにしておけば、出荷管理担当者などは、出荷管理ミスを自動的に把握することができるようになる。
第5発明に係る空調機対応付け支援システムでは、受音等装置を空調機の設置位置と一致するように設置しておけば、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる。
第6発明に係る空調機対応付け支援システムでは、自動的に全ての空調機について自己識別情報と設置位置情報とを対応付けることができる。
第7発明に係る空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が空調機の自己認識情報を予め登録する手間を省くことができる。
第8発明に係る空調機対応付け支援システムでは、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所とを対応付けることができる。
第9発明に係る空調機対応付け支援システムでは、三辺測量などの技術を利用して正確に発音等部の位置、つまり空調機の設置位置を特定することができる。
第10発明に係る空調機対応付け支援システムでは、システムの構成を簡易なものにすることができる。
第11発明に係る空調機対応付け支援システムでは、自動的に全ての空調機について自己識別情報と設置位置情報とを対応付けることができる。
第12発明に係る空調機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が空調機の自己認識情報を予め登録する手間を省くことができる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るビル管理システム1について図1〜10の図面を参照しながら説明する。
〔ビル管理システム〕
このビル管理システム1は、図1に示されるように、主に、マルチ式空調機2a,2b,・・・、空調コントローラ3、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・、および監視制御コンピュータ8から構成されている。以下、これらの各構成要素について詳述する。
(1)マルチ式空調機
マルチ式空調機2a,2b,・・・では、図1に示されるように、1台(複数台であってもよい)の室外機21a,21b,・・・に対して複数台の室内機20a,20b,20c,20d,・・・が冷媒配管(図示せず)および第1通信線22a,22b,・・・を介して接続される。そして、この室内機20a,20b,20c,20d,・・・は、室内熱交換器(図示せず)や、膨張弁(図示せず)、室内ファン(図示せず)、電装品ボックス23(図2参照)などを備えている。この室内機20a,20b,20c,20d,・・・では、室外機21a,21b,・・・から室内熱交換器に流入する低温低圧の液冷媒あるいは高温高圧のガス冷媒と、室内ファンにより吸い込まれた室内空気などとの間で熱交換が行われ、熱交換後の室内空気などが室内ファンにより室内に供給される。このようにして、これらの室内機20a,20b,20c,20d,・・・は、居室を冷房したり暖房したりする。また、電装品ボックス23には、図2に示されるように、マイクロコンピュータ24、第1EEPROM25、第1通信回路26、およびA/Dコンバータ(アナログ/デジタルコンバータ)29等が内蔵されている。マイクロコンピュータ24は、バス線27a,27b,27cを介して第1EEPROM25、第1通信回路26、およびA/Dコンバータ29に接続されている。第1通信回路26は、第1通信線22a,22b,・・・を介して室外機21a,21b,・・・および空調コントローラ3と通信接続されている。A/Dコンバータ29は、制御用通信線28などを介して膨張弁や室内ファン等へ通信接続されている。
マイクロコンピュータ24は図示しない第1制御部および第1演算部を有しており、第1制御部は第1EEPROM25に記憶されている制御プログラムに記述される命令や、室外機21a,21b,・・・または空調コントローラ3から送信される制御信号に従って、膨張弁の開度や室内ファンの回転数を制御したり、第1EEPROM25に記憶されている各種データ等を第1通信線22a,22b,・・・を介して室外機21a,21b,・・・や空調コントローラ3に送信したりする。また、第1演算部は、第1制御部の指示に従って、第1制御部、第1EEPROM25、または第1通信回路26から必要なデータを取得して演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。第1EEPROM25には、上述した制御プラグラムのみならず各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に固有の番号であるシリアル番号データ等が格納されている。
(2)RFIDタグ
RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・は、図1に示されるように、室内機20a,20b,20c,20d,・・・1台1台に付されている。このRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・は、いわゆるアクティブ型のICタグであり、図3に示されるように、電池64、不揮発性メモリ63、第2通信回路62、およびアンテナコイル61を備える。不揮発性メモリ63には、付されている室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データが保持されている。第2通信回路62は、電池64から供給される電力を利用して不揮発性メモリ63に保持されるシリアル番号データを、アンテナコイル61を介して発信する。なお、本実施形態において、このRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の最大交信距離は10メートル程度である。
(3)空調コントローラ
空調コントローラ3は、マルチ式空調機2a,2b,・・・の集中管理機器であって、図4に示されるように、主に、第2中央処理部31、第2RAM(Random Access Memory)32、第2ROM(Read Only Memory)34、第2EEPROM35、第2I/O制御部33、モデム用インターフェイス37、空調機用インターフェイス38、第2LANインターフェイス39、モデム40、空調機用コネクタ41、および第2LANコネクタ42から構成されている。ここで、第2中央処理部31、第2RAM32、第2ROM34、第2EEPROM35、および第2I/O制御部33は、例えば、マイクロコンピュータであって、相互に第1バス線36によって接続されており、1つの集積回路を構成している。また、モデム用インターフェイス37、空調機用インターフェイス38、および第2LANインターフェイス39は、例えば、プリント回路基板等であって、第2バス線43a,43b,43cを介して第2I/O制御部33に接続されている。また、モデム40は、第7通信線44を介してモデム用インターフェイス37に接続されている。また、空調機用コネクタ41は、第2通信線45を介して空調機用インターフェイス38に接続されている。また、第2LANコネクタ42は、第3通信線46を介して第2LANインターフェイス39に接続されている。
第2中央処理部31は、主に、第2制御部31Aおよび第2演算部31Bを有する。第2制御部31Aは、図5に示されるように、第2ROM34に記憶されている空調管理プログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだ空調管理プログラムに従って第2演算部31B、第2RAM32、第2ROM34、第2EEPROM35、または第2I/O制御部33に動作を指示する(Fc1〜Fc4参照)。第2演算部31Bは、図5に示されるように、第2制御部31Aの指示に従って第2制御部31A、第2RAM32、第2ROM34、または第2EEPROM35から必要なデータを取得して(Fd1、Fd4、およびFd7参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。また、この第2演算部31Bは、第2制御部31Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第2制御部31Aに供給することができる(Fd2参照)。また、この第2演算部31Bは、第2制御部31Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第2RAM32や第2EEPROM35に書き込むことができる(Fd3参照)。
第2RAM32は、図5に示されるように、第2制御部31Aの指示に従って、各種データを第2制御部31Aに供給することができる(Fd5参照)。また、この第2RAM32は、各種データを第2I/O制御部33から取得して(Fd9参照)一時記憶したり、第2演算部31Bから送信されるデータ(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、この第2RAM32は、第2制御部31Aの指示に応じて一時記憶しているデータを第2I/O制御部33に送信する(Fd8参照)。
第2ROM34は、空調管理プログラムや各種データを格納している。そして、この第2ROM34は、図5に示されるように、第2制御部31Aの指示に従って、それらを第2制御部31Aに供給する(Fd6参照)。また、この第2ROM34は、第2制御部31Aの指示に従って、各種データを第2演算部31Bに供給することができる(Fd7参照)。
第2EEPROM35は、電気的に書き換え可能なROMであり、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データ、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データ、マルチ式空調機2a,2b,・・・の監視データなどを記憶する。なお、本実施の形態では、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データおよび設置位置データは、後述する監視制御コンピュータ8から、対応付けされたかたちで提供される。
第2I/O制御部33は、モデム40に着信するデータや、マルチ式空調機2a,2b,・・・から送信されてくるデータ、後述する監視制御コンピュータ8から送信されるデータ等を第2RAM32へ入力したり(Fd9参照)、第2RAM32に記憶されている各種データや制御信号などをモデム40や、マルチ式空調機2a,2b,・・・、監視制御コンピュータ8に送信したりする。
モデム用インターフェイス37、空調機用インターフェイス38、および第2LANインターフェイス39は、通信線44,45,46を介してモデム40、空調機用コネクタ41、および第2LANコネクタ42に接続されており、モデム40に着信するデータや、マルチ式空調機2a,2b,・・・から送信されてくるデータ、後述する監視制御コンピュータ8から送信されるデータ等を受信すると同時にそれらのデータを第2中央処理部31が処理可能な形式に変換したり、第2I/O制御部33からモデム40や、マルチ式空調機2a,2b,・・・、監視制御コンピュータ8に出力されるデータおよび制御信号などを、モデム40や、マルチ式空調機2a,2b,・・・、監視制御コンピュータ8が処理可能な形式に変換したりする。
モデム40は、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35に格納されるマルチ式空調機2a,2b,・・・に関する各種データを、30分時限おきに、公衆電話回線5を介して遠隔監視サーバ4Aに送信している。また、このモデム40は、第2演算部31Bにおいてマルチ式空調機2a,2b,・・・に異常が発生したと判定された場合、第2制御部31Aの指示に従って異常識別コード(マルチ式空調機2a,2b,・・・から送信されてくる)、マルチ式空調機2a,2b,・・・の機種番号や機種名などのデータ、および顧客IDデータなどとともに即座に公衆電話回線5を介して遠隔監視サーバ4Aに送信する。また、このモデム40は、サービスエンジニア等の要求により、出荷管理サーバ4Bから、出荷済み室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータをダウンロードすることができる。
空調機用コネクタ41には、図4に示されるように、第8通信線30を介してマルチ式空調機2a,2b,・・・の室外機21a,21b,・・・が接続される。
第2LANコネクタ42には、図4に示されるように、イーサネットケーブル99を介して監視制御コンピュータ8が接続される。
(4)RFIDタグリーダ
RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・は、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されるデータを読み取る装置であって、図6に示されるように、主に、第3中央処理部71、第3RAM(Random Access Memory)72、第3ROM(Read Only Memory)74、第3I/O制御部73、第3LANインターフェイス78、および受信部79から構成されている。ここで、第3中央処理部71、第3RAM72、第3ROM74、および第3I/O制御部73は、例えば、マイクロコンピュータであって、相互に第3バス線75によって接続されており、1つの集積回路を構成している。また、第3LANインターフェイス78は、例えば、プリント回路基板等であって、第4バス線76bを介して第3I/O制御部73に接続されている。また、受信部79は、第4バス線76aを介して第3I/O制御部73に接続されている。また、第3LANコネクタ51は、第4通信線53を介して第3LANインターフェイス78に接続されている。
第3中央処理部71は、主に、第3制御部71Aおよび第3演算部71Bを有する。第3制御部71Aは、図7に示されるように、第3ROM74に記憶されているデータ読取プログラムや電波強度測定プログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだデータ読取プログラムや電波強度測定プログラムに従って第3演算部71B、第3RAM72、第3ROM74、または第3I/O制御部73に動作を指示する(Fc1〜Fc4参照)。第3演算部71Bは、図7に示されるように、第3制御部71Aの指示に従って第3制御部71A、第3RAM72、または第3ROM74から必要なデータを取得して(Fd1、Fd4、およびFd7参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。また、この第3演算部71Bは、第3制御部71Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第3制御部71Aに供給することができる(Fd2参照)。また、この第3演算部71Bは、第3制御部71Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第3RAM72に書き込むことができる(Fd3参照)。
第3RAM72は、図7に示されるように、第3制御部71Aの指示に従って、各種データを第3制御部71Aに供給することができる(Fd5参照)。また、この第3RAM72は、各種データを第3I/O制御部73から取得して(Fd9参照)一時記憶したり、第3演算部71Bから送信されるデータ(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、この第3RAM72は、第3制御部71Aの指示に応じて一時記憶しているデータを第3I/O制御部73に送信する(Fd8参照)。
第3ROM74は、データ読取プログラムや、電波強度測定プログラム、フロアーデータ(ビルの階層データ)等の各種データ等を格納している。そして、この第3ROM74は、図7に示されるように、第3制御部71Aの指示に従って、それらを第3制御部71Aに供給する(Fd6参照)。また、この第3ROM74は、第3制御部71Aの指示に従って、各種データを第3演算部71Bに供給することができる(Fd7参照)。
第3I/O制御部73は、受信部79において受信されるデータや、監視制御コンピュータ8から送信されるデータ等を第3RAM72へ入力したり(Fd9参照)、第3RAM72に記憶されている各種データや制御信号などを監視制御コンピュータ8に送信したりする。
受信部79は、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されるデータを受信して、その受信データを第3I/O制御部73に送信する。
第3LANインターフェイス78は、第4通信線53を介して第3LANコネクタ51に接続されており、監視制御コンピュータ8から送信されるデータ等を受信すると同時にそれらのデータを第3中央処理部71が処理可能な形式に変換したり、第3I/O制御部73から監視制御コンピュータ8に出力されるデータおよび制御信号などを、監視制御コンピュータ8が処理可能な形式に変換したりする。
第3LANコネクタ51には、図6に示されるように、イーサネットケーブル99を介して監視制御コンピュータ8が接続される。
なお、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・は、各居室において、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から10メートル範囲内に必ず3台以上のRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・が存在するように配置される。
(5)監視制御コンピュータ
監視制御コンピュータ8は、図8に示されるように、主に、本体80、入力装置89、およびディスプレイ90から構成されている。
本体80は、図8に示されるように、主に、第4中央処理部81、メインメモリ83、ハードディスク84、接続部82、IDEインターフェイス85、入力インターフェイス86、ディスプレイインターフェイス87、第4LANインターフェイス88、および第4LANコネクタ96から構成されている。そして、この本体80では、第4中央処理部81が第5バス線91を介して、メインメモリ83が第6バス線92を介して、各種インターフェイス85〜88が第7バス線93を介して接続部82に接続されている。
ここで、第4中央処理部81は、例えば、マイクロプロセッサと呼ばれる半導体チップ等であって、主に、第4制御部81Aおよび第4演算部81Bから構成される(他に1次キャッシュメモリや2次キャッシュメモリ等を含んでいてもよい)。
メインメモリ83は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導体チップである。接続部82は、チップセット等の半導体チップである。
ハードディスク84には、図9に示されるように、オペレーティングシステム84a、デバイスドライバ84b、および位置データ導出アプリケーション84cや、室内機バインディングアプリケーション84dといったプログラム、その他データベース84e,84f,84g等が格納されている。なお、このハードディスク84は、外付けタイプであってもかまわない。オペレーティングシステム84aは、例えば、WINDOWS(登録商標)、MAC OS(登録商標)、OS/2、UNIX(登録商標)(例えば、Linux(登録商標)等)、あるいはBeOS(登録商標)等であって、各部82〜84、各種インターフェイス85〜88、各装置89,90等のハードウェア管理や、ユーザインターフェイスの提供、各種データの管理、アプリケーションの共通部分の処理等を行う。デバイスドライバ84bは、ハードディスク84、接続部82、および各装置89,90それぞれに対して用意されている専用プログラムであって、オペレーティングシステム84aがハードディスク84、接続部82、および各装置89,90を制御するための橋渡しを行う。位置データ導出アプリケーション84cは、3台以上のRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されてくる室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データおよび電波強度データを利用してRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の位置データ(平面座標データ)を導出したり、人の携帯する携帯電話から発信される個人識別データおよび電波強度データを利用して携帯電話の位置データを導出したりするためのプログラムである。なお、本実施の形態において、位置データ導出アプリケーション84cは常時実行されている。室内機バインディングアプリケーション84dは、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データと、位置データ導出アプリケーション84cにより導出された位置データと、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されるフロアーデータとを対応付けて第1データベース84eに格納したり、位置データ導出アプリケーション84cにより導出された位置データとシリアル番号データとの対応付けが第2データベース84f(サービスエンジニア等が室内機20a,20b,20c,20d,・・・の施工図面などに基づいて室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データと設置位置データとを対応付けながら入力して作成したもの)に登録される対応付けと一致するか否かを判定したり、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されてくるシリアル番号データが第3データベース84g(出荷管理サーバ4Bからダウンロードされたシリアル番号リストデータ)の中に存在するかを判定したりするためのプログラムである。なお、これら2つの判定において、位置データ導出アプリケーション84cにより導出された位置データとシリアル番号データとの対応付けが第2データベース84fに登録される対応付けと一致しない場合、およびRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されてくるシリアル番号データが第3データベース84gの中に存在しない場合、第4演算部81Bは、第4制御部81Aの指示に従って、ディスプレイ90に警告情報を表示したり、図示しないスピーカに対して警告音を発せさせたりする。また、後者の判定において、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されてくるシリアル番号データが第3データベース84gの中に存在しない場合、監視制御コンピュータ8は、出荷管理サーバ4Bにそのシリアル番号データを送信する。
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス85は、ハードディスク84を接続部82に接続する。入力インターフェイス86は、例えば、PS/2、USB、IEEE1284、RS232、あるいはIrDA(Infrared Data Association)等のインターフェイスであって、メインメモリ83にデータを入力するためのキーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等といった入力装置89を接続する。ディスプレイインターフェイス87は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、あるいはRS232等のインターフェイスであって、メインメモリ83から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等といったディスプレイ90を接続する。第4LANインターフェイス88は、第5通信線95を介して第4LANコネクタ96に接続されており、空調コントローラ3やRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されるデータ等を受信すると同時にそれらのデータを第4中央処理部81が処理可能な形式に変換したり、空調コントローラ3やRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・に出力されるデータおよび制御信号などを、空調コントローラ3やRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・が処理可能な形式に変換したりする。
第4LANコネクタ96には、図8に示されるように、イーサネットケーブル99およびルータ(図示せず)を介して空調コントローラ3およびRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・が接続される。
次に、図10を用いて監視制御コンピュータ8の動作について説明する。
第4制御部81Aは、図10に示されるように、メインメモリ83に一時記憶されるプログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだプログラムに従って各部82〜84および各装置89,90に動作を指示する(Fc1〜Fc6参照)。第4演算部81Bは、第4制御部81Aの命令に従ってメインメモリ83から必要なデータを取得して(Fd2参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。メインメモリ83は、プログラムやデータ等をハードディスク84から取得して(Fd4参照)一時記憶したり、入力装置89において入力されたデータを一時記憶したり(Fd1参照)、第4演算部81Bや第4LANインターフェイス88等から送信されるデータ等(Fd3およびFd9参照)を一時記憶したりする。また、このメインメモリ83は、第4制御部81Aの命令に応じて一時記憶しているデータ等を各部82〜84および各装置89,90に送信する(Fd2、Fd5、Fd7、およびFd8参照)。ハードディスク84は、第4制御部81Aの命令に応じてメインメモリ83にプログラムやデータ等を供給したり(Fd4参照)メインメモリ83から送信されるデータ等を格納したりする(Fd5参照)。
〔室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け処理〕
図11には、室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け処理の流れを表すフローチャートを示す。
図11において、ステップS1では、受信部79が、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・からシリアル番号データを受信する。ステップS2では、第3演算部71Bが第3制御部71Aの指示に従って、受信部79から第3I/O制御部73および第3RAM72を介して送信されてくるデータに基づいて、受信したシリアル番号データが乗っていた電波の電波強度データを導出する。ステップS3では、第3I/O制御部73が、第3制御部71Aの指示に従って、ステップS1において受信したシリアル番号データと、ステップS2において導出された電波強度データと、予め登録されているフロアーデータとを一組のデータとして、第3LANインターフェイス78を介して監視制御コンピュータ8に送信する。ステップS4では、第4演算部81Bが、第4制御部81Aの指示に従って、第4LANインターフェイス88から接続部82およびメインメモリ83を介して送信されてくる一組のシリアル番号データと電波強度データとフロアーデータとを自身に入力し、シリアル番号データが同一である3つ電波強度データからRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の位置データを導出する。なお、これらのRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の位置データは、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データとして利用される。ステップS5では、第4演算部81Bが、第4制御部81Aの指示に従って、位置データと、位置データを導出するのに用いた電波強度データと一組にされていたシリアル番号データとフロアーデータとを対応付けて第1データベース84eに格納する。
なお、この後、この第1データベース84eは、サービスエンジニア等により空調コントローラ3にコピー処理される。
〔空調コントローラによる通信専用アドレスの付与〕
図12には、空調コントローラ3による通信専用アドレスの付与の流れを表すフローチャートを示す。
図12において、ステップS21では、第2RAM32が、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35からシリアル番号データを読み込む。
ステップS22では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、第2RAM32からシリアル番号データを読み込み、シリアル番号データそれぞれに対してランダムに固有の通信専用アドレスを付与し、それらのデータを第2RAM32に書き込む。
ステップS23では、第2I/O制御部33が、第2制御部31Aの指示に従って、第2RAM32に書き込まれているシリアル番号データと、そのシリアル番号データそれぞれに付与されている通信専用アドレスとを、第8通信線30を介して各シリアル番号データに対応する室内機20a,20b,20c,20d,・・・それぞれに対して送信する。
ステップS24では、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・において、第1通信回路26が、第1制御部の指示に従って、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと通信専用アドレスとを受信する。
ステップS25では、第1演算部が、第1制御部の指示に従って、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと、第1EEPROM25に格納されているシリアル番号データとが一致するかを判定する。ステップS25の第1演算部の判定の結果、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと、第1EEPROM25に格納されているシリアル番号データとが一致する場合、処理はステップS26に移る。ステップS25の第1演算部の判定の結果、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと、第1EEPROM25に格納されているシリアル番号データとが一致しない場合、処理はステップS27に移る。
ステップS26では、第1制御部が、通信専用アドレスを第1EEPROM25に書き込む。
ステップS27では、第1制御部が、通信専用アドレスを破棄する(第1EEPROM25に書き込まずに放置する)。
なお、本実施の形態では、上記の処理が全てのシリアル番号データについて完了するまで繰り返される。
〔ビル管理システムの特徴〕
(1)
第1実施形態に係るビル管理システム1では、室内機20a,20b,20c,20d,・・・に、シリアル番号データが格納されるRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・が付されている。そして、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・が、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信される室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データを受信する。また、監視制御コンピュータ8は、3台のRFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信される電波強度データを利用してRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の位置データを導出し、そのRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の位置データを室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データとみなす。そして、監視制御コンピュータ8は、シリアル番号データと、設置位置データと、RFIDタグリーダ7a,7b,7c,・・・から送信されてくるフロアーデータとを対応付けて第1データベース84eに格納する。このため、このビル管理システム1では、マルチ式空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、空調コントローラ3に室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データと設置位置データとを対応付けることができる。
(2)
第1実施形態に係るビル管理システム1では、サービスエンジニア等は、予め、設計データに基づいて、監視制御コンピュータ8の第2データベース84fに室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データと設置位置データとを対応付けて入力することができる。そして、監視制御コンピュータ8が、シリアル番号データと設置位置データとフロアーデータとを対応付けて第1データベース84eに格納する前に、その対応付けと設計データに基づく対応付けとが一致するか否かを判定し、それらの対応付けが一致しない場合、ディスプレイ90に警告情報を表示したり、スピーカに対して警告音を発せさせたりする。このため、このビル管理システム1では、サービスエンジニア等は、正しい設置位置に正しい室内機20a,20b,20c,20d,・・・が設置されているか否かを容易に確認することができる。
(3)
第1実施形態に係るビル管理システム1では、監視制御コンピュータ8が、シリアル番号データと設置位置データとフロアーデータとを対応付けて第1データベース84eに格納する前に、そのシリアル番号データが第3データベース84gに列挙されているシリアル番号リストデータ中に存在するかを判定し、そのシリアル番号データがシリアル番号リストデータ中に存在しない場合、ディスプレイ90に警告情報を表示したりスピーカに対して警告音を発せさせたりするのと同時に、出荷管理サーバ4Bにそのシリアル番号データを送信する。このため、このビル管理システム1では、サービスエンジニア等は、物件に空調機が正しく納入されているか否かについても確認することができ、かつ、出荷管理担当者などは、納入ミスにいち早く気づき、対策を講じることができる。
〔変形例〕
(A)
先の実施の形態に係るビル管理システム1では、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の不揮発性メモリ63に、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号が記憶されていたが、これに代えて、不揮発性メモリ63に、IPアドレスやMACアドレスなどを記憶させておいてもよい。
(B)
先の実施の形態に係るビル管理システム1では、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとが監視制御コンピュータ8から第2EEPROM35にコピー処理された後に、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対して固有の通信専用アドレスが付与された。しかし、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとが監視制御コンピュータ8から第2EEPROM35にコピー処理される前に、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対して固有の通信専用アドレスが付与されていてもよい(例えば、特許2699734号明細書参照)。かかる場合、図13に示されるフローチャートに従って、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に固有の通信専用アドレスと設置位置データとが対応付けられる。
図13においてステップS31では、第2RAM32が、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35から通信専用アドレスを読み込む。
ステップS32では、第2制御部31Aが、第2RAM32に記憶されている通信専用アドレスに対応する室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対してシリアル番号データの送信を要求する。
ステップS33では、通信専用アドレスに対応する室内機20a,20b,20c,20d,・・・の第1通信回路26が、第1制御部の指示に従って、第1EEPROM25に保存されているシリアル番号データを、空調コントローラ3に送信する。
ステップS34では、第2I/O制御部33が、第2制御部31Aに従って、第1通信回路26から送信されてくるシリアル番号データを受信し、第2RAM32に一時記憶する。
ステップS35では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、第2RAM32から、シリアル番号データとステップS31において記憶された通信専用アドレスとを取得する。
ステップS36では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35に保存されている「互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データと」を参照して、ステップS35において取得されたシリアル番号データに対応する設置位置データを導出する。
ステップS37では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、ステップS36において導出された設置位置データを、ステップS31において第2RAM32に記憶された通信専用アドレスに対応付けて第2EEPROM35に保存する。
なお、本変形例では、上記の処理が全ての通信専用アドレスについて完了するまで繰り返される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るビル管理システム101について図14〜21の図面を参照しながら説明する。
〔ビル管理システム〕
このビル管理システム101は、図14に示されるように、主に、マルチ式空調機102a,102b,・・・、空調コントローラ103、受光器107a,107b,107c,・・・、および監視制御コンピュータ108から構成されている。以下、これらの各構成要素について詳述する。
(1)マルチ式空調機
マルチ式空調機102a,102b,・・・では、図14に示されるように、1台(複数台であってもよい)の室外機121a,121b,・・・に対して複数台の室内機120a,120b,120c,120d,・・・が冷媒配管(図示せず)および第11通信線122a,122b,・・・を介して接続される。そして、この室内機120a,120b,120c,120d,・・・は、室内熱交換器(図示せず)や、膨張弁(図示せず)、室内ファン(図示せず)、電装品ボックス123、LED106a,106b,106c,106d,・・・(図15参照)などを備えている。この室内機120a,120b,120c,120d,・・・では、室外機121a,121b,・・・から室内熱交換器に流入する低温低圧の液冷媒あるいは高温高圧のガス冷媒と、室内ファンにより吸い込まれた室内空気などとの間で熱交換が行われ、熱交換後の室内空気などが室内ファンにより室内に供給される。このようにして、これらの室内機120a,120b,120c,120d,・・・は、居室を冷房したり暖房したりする。また、電装品ボックス123には、図15に示されるように、マイクロコンピュータ124、第5EEPROM125、第5通信回路126、およびA/Dコンバータ(アナログ/デジタルコンバータ)129等が内蔵されている。マイクロコンピュータ124は、バス線127a,127b,127cを介して第5EEPROM125、第5通信回路126、およびA/Dコンバータ129に接続されている。第5通信回路126は、第11通信線122a,122b,・・・を介して室外機121a,121b,・・・および空調コントローラ103と通信接続されている。A/Dコンバータ129は、制御用通信線128などを介して膨張弁や、室内ファン、LED106a,106b,106c,106d等へ通信接続されている。
マイクロコンピュータ124は図示しない第5制御部および第5演算部を有しており、第5制御部は第5EEPROM125に記憶されている制御プログラムに記述される命令や、室外機121a,121b,・・・または空調コントローラ103から送信される制御信号に従って、膨張弁の開度や室内ファンの回転数を制御したり、第5EEPROM125に記憶されている各種データ等を第11通信線122a,122b,・・・を介して室外機121a,121b,・・・や空調コントローラ103に送信したりする。また、第5演算部は、第5制御部の指示に従って、第5制御部、第5EEPROM125、または第5通信回路126から必要なデータを取得して演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。第5EEPROM125には、上述した制御プラグラムのみならず各室内機120a,120b,120c,120d,・・・に固有の番号であるシリアル番号データ等が格納されている。LED106a,106b,106c,106d,・・・は、室内機120a,120b,120c,120d,・・・が通常運転モードに設定されている場合、運転時に点灯し、停止時に消灯する。また、このLED106a,106b,106c,106d,・・・は、室内機120a,120b,120c,120d,・・・がメンテナンスモードに設定されている状態において空調コントローラ103から第5通信回路126に発光指令信号が送信されてくると、発光するようになっている。
(2)空調コントローラ
空調コントローラ103は、マルチ式空調機102a,102b,・・・の集中管理機器であって、図16に示されるように、主に、第6中央処理部131、第6RAM132、第6ROM134、第6EEPROM135、第6I/O制御部133、モデム用インターフェイス137、空調機用インターフェイス138、第6LANインターフェイス139、モデム140、空調機用コネクタ141、および第6LANコネクタ142から構成されている。ここで、第6中央処理部131、第6RAM132、第6ROM134、第6EEPROM135、および第6I/O制御部133は、例えば、マイクロコンピュータであって、相互に第11バス線136によって接続されており、1つの集積回路を構成している。また、モデム用インターフェイス137、空調機用インターフェイス138、および第6LANインターフェイス139は、例えば、プリント回路基板等であって、第12バス線143a,143b,143cを介して第6I/O制御部133に接続されている。また、モデム140は、第11通信線144を介してモデム用インターフェイス137に接続されている。また、空調機用コネクタ141は、第12通信線145を介して空調機用インターフェイス138に接続されている。また、第6LANコネクタ142は、第13通信線146を介して第6LANインターフェイス139に接続されている。
第6中央処理部131は、主に、第6制御部131Aおよび第6演算部131Bを有する。第6制御部131Aは、図17に示されるように、第6ROM134に記憶されている空調管理プログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだ空調管理プログラムに従って第6演算部131B、第6RAM132、第6ROM134、第6EEPROM135、または第6I/O制御部133に動作を指示する(Fc1〜Fc4参照)。第6演算部131Bは、図17に示されるように、第6制御部131Aの指示に従って第6制御部131A、第6RAM132、第6ROM134、または第6EEPROM135から必要なデータを取得して(Fd1、Fd4、およびFd7参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。また、この第6演算部131Bは、第6制御部131Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第6制御部131Aに供給することができる(Fd2参照)。また、この第6演算部131Bは、第6制御部131Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第6RAM132や第6EEPROM135に書き込むことができる(Fd3参照)。
第6RAM132は、図17に示されるように、第6制御部131Aの指示に従って、各種データを第6制御部131Aに供給することができる(Fd5参照)。また、この第6RAM132は、各種データを第6I/O制御部133から取得して(Fd9参照)一時記憶したり、第6演算部131Bから送信されるデータ(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、この第6RAM132は、第6制御部131Aの指示に応じて一時記憶しているデータを第6I/O制御部133に送信する(Fd8参照)。
第6ROM134は、空調管理プログラムや各種データを格納している。そして、この第6ROM134は、図17に示されるように、第6制御部131Aの指示に従って、それらを第6制御部131Aに供給する(Fd6参照)。また、この第6ROM134は、第6制御部131Aの指示に従って、各種データを第6演算部131Bに供給することができる(Fd7参照)。
第6EEPROM135は、電気的に書き換え可能なROMであり、室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号データ、室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データ、マルチ式空調機102a,102b,・・・の監視データなどを記憶する。なお、本実施の形態では、室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号データおよび設置位置データは、後述する監視制御コンピュータ108から、対応付けされたかたちで提供される。
第6I/O制御部133は、モデム140に着信するデータや、マルチ式空調機102a,102b,・・・から送信されてくるデータ、後述する監視制御コンピュータ108から送信されるデータや制御信号(発光指令信号発信要求信号を含む)等を第6RAM132へ入力したり(Fd9参照)、第6RAM132に記憶されている各種データや制御信号(発光指令信号を含む)などをモデム140や、マルチ式空調機102a,102b,・・・、監視制御コンピュータ108に送信したりする。
モデム用インターフェイス137、空調機用インターフェイス138、および第6LANインターフェイス139は、通信線144,145,146を介してモデム140、空調機用コネクタ141、および第6LANコネクタ142に接続されており、モデム140に着信するデータや、マルチ式空調機102a,102b,・・・から送信されてくるデータ、後述する監視制御コンピュータ108から送信されるデータ等を受信すると同時にそれらのデータを第6中央処理部131が処理可能な形式に変換したり、第6I/O制御部133からモデム140や、マルチ式空調機102a,102b,・・・、監視制御コンピュータ108に出力されるデータおよび制御信号などを、モデム140や、マルチ式空調機102a,102b,・・・、監視制御コンピュータ108が処理可能な形式に変換したりする。
モデム140は、第6制御部131Aの指示に従って、第6EEPROM135に格納されるマルチ式空調機102a,102b,・・・に関する各種データを、30分時限おきに、公衆電話回線5を介して遠隔監視サーバ4Aに送信している。また、このモデム140は、第6演算部131Bにおいてマルチ式空調機102a,102b,・・・に異常が発生したと判定された場合、第6制御部131Aの指示に従って異常識別コード(マルチ式空調機102a,102b,・・・から送信されてくる)、マルチ式空調機102a,102b,・・・の機種番号や機種名などのデータ、および顧客IDデータなどとともに即座に公衆電話回線5を介して遠隔監視サーバ4Aに送信する。また、このモデム140は、サービスエンジニア等の要求により、出荷管理サーバ4Bから、出荷済み室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号リストデータをダウンロードすることができる。なお、このシリアル番号リストデータは、後述する監視制御コンピュータ108の第4データベース184eに登録される。
空調機用コネクタ141には、図16に示されるように、第18通信線130を介してマルチ式空調機102a,102b,・・・の室外機121a,121b,・・・が接続される。
第6LANコネクタ142には、図16に示されるように、イーサネットケーブル199を介して監視制御コンピュータ108が接続される。
(3)受光器
受光器107a,107b,107c,107d,・・・は、室内機120a,120b,120c,120d,・・・と一対となるようにビル内に配置されており、イーサネットケーブルを介して監視制御コンピュータ108に接続されている。この受光器107a,107b,107c,107d,・・・は、LED106a,106b,106c,106d,・・・からの光を受光すると、自己識別信号を監視制御コンピュータ108に送信するようになっている。
(4)監視制御コンピュータ
監視制御コンピュータ108は、図18に示されるように、主に、本体180、入力装置189、およびディスプレイ190から構成されている。
本体180は、図18に示されるように、主に、第7中央処理部181、メインメモリ183、ハードディスク184、接続部182、IDEインターフェイス185、入力インターフェイス186、ディスプレイインターフェイス187、第7LANインターフェイス188、および第7LANコネクタ196から構成されている。そして、この本体180では、第7中央処理部181が第15バス線191を介して、メインメモリ183が第16バス線192を介して、各種インターフェイス185〜188が第18バス線193を介して接続部182に接続されている。
ここで、第7中央処理部181は、例えば、マイクロプロセッサと呼ばれる半導体チップ等であって、主に、第7制御部181Aおよび第7演算部181Bから構成される(他に1次キャッシュメモリや2次キャッシュメモリ等を含んでいてもよい)。
メインメモリ183は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導体チップである。接続部182は、チップセット等の半導体チップである。
ハードディスク184には、図19に示されるように、オペレーティングシステム184a、デバイスドライバ184b、および位置データ導出アプリケーション184cや、室内機バインディングアプリケーション184dといったプログラム、その他データベース184e,184f,184g,184h等が格納されている。なお、このハードディスク184は、外付けタイプであってもかまわない。オペレーティングシステム184aは、例えば、WINDOWS(登録商標)、MAC OS(登録商標)、OS/2、UNIX(登録商標)(例えば、Linux(登録商標)等)、あるいはBeOS(登録商標)等であって、各部182〜184、各種インターフェイス185〜188、各装置189,190等のハードウェア管理や、ユーザインターフェイスの提供、各種データの管理、アプリケーションの共通部分の処理等を行う。デバイスドライバ184bは、ハードディスク184、接続部182、および各装置189,190それぞれに対して用意されている専用プログラムであって、オペレーティングシステム184aがハードディスク184、接続部182、および各装置189,190を制御するための橋渡しを行う。位置データ導出アプリケーション184cは、第4データベース184eに予め登録されている室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号を用いて室内機120a,120b,120c,120d,・・・に発光指令信号を送信する。なお、このとき、発光指令信号は、第4データベース184eにおけるシリアル番号データの登録順に従って所定の時間間隔で発信される。上述したように、受光器107a,107b,107c,107d,・・・においてLED106a,106b,106c,106d,・・・からの受光が確認されると、受光器107a,107b,107c,107d,・・・は自己識別信号を監視制御コンピュータ108に送信してくる。すると、この位置データ導出アプリケーション184cは、受光器107a,107b,107c,107d,・・・から送信されてくる自己識別信号をデコードして自己識別情報を生成し、その自己識別情報を第5データベース184fに照合して受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データを導出する。なお、第5データベース184fには、受光器107a,107b,107c,107d,・・・の自己識別情報と設置位置データとが対応付けされて保存されている。また、本実施の形態において、受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データは、室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置とされる。室内機バインディングアプリケーション184dは、位置データ導出アプリケーション184cにより導出された設置位置データと、受光器107a,107b,107c,・・・から送信されるフロアーデータとを室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号データに対応付けて第4データベース184eに格納するためのプログラムである。
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス185は、ハードディスク184を接続部182に接続する。入力インターフェイス186は、例えば、PS/2、USB、IEEE1284、RS232、あるいはIrDA(Infrared Data Association)等のインターフェイスであって、メインメモリ183にデータを入力するためのキーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等といった入力装置189を接続する。ディスプレイインターフェイス190は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、あるいはRS232等のインターフェイスであって、メインメモリ183から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等といったディスプレイ190を接続する。第4LANインターフェイス188は、第15通信線195を介して第7LANコネクタ196に接続されており、空調コントローラ103や受光器107a,107b,107c,・・・から送信されるデータ等を受信すると同時にそれらのデータを第7中央処理部181が処理可能な形式に変換したり、空調コントローラ103や受光器107a,107b,107c,・・・に出力されるデータおよび制御信号などを、空調コントローラ103や受光器107a,107b,107c,・・・が処理可能な形式に変換したりする。
第7LANコネクタ196には、図18に示されるように、イーサネットケーブル199およびルータ(図示せず)を介して空調コントローラ103および受光器107a,107b,107c,・・・が接続される。
次に、図20を用いて監視制御コンピュータ108の動作について説明する。
第7制御部181Aは、図20に示されるように、メインメモリ183に一時記憶されるプログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだプログラムに従って各部182〜184および各装置189,190に動作を指示する(Fc1〜Fc6参照)。第7演算部181Bは、第7制御部181Aの命令に従ってメインメモリ183から必要なデータを取得して(Fd2参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。メインメモリ183は、プログラムやデータ等をハードディスク184から取得して(Fd4参照)一時記憶したり、入力装置189において入力されたデータを一時記憶したり(Fd1参照)、第7演算部181Bや第7LANインターフェイス188等から送信されるデータ等(Fd3およびFd9参照)を一時記憶したりする。また、このメインメモリ183は、第7制御部181Aの命令に応じて一時記憶しているデータ等を各部182〜184および各装置189,190に送信する(Fd2、Fd5、Fd7、およびFd8参照)。ハードディスク184は、第7制御部181Aの命令に応じてメインメモリ183にプログラムやデータ等を供給したり(Fd4参照)メインメモリ183から送信されるデータ等を格納したりする(Fd5参照)。
〔室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け処理〕
図21には、室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け処理の流れを表すフローチャートを示す。なお、この対応付け処理を行うに当たって、サービスエンジニア等は、全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・をメンテナンスモードに設定しておく必要がある。なお、本実施の形態では、全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・は、サービスエンジニア等により監視制御コンピュータ108から一括してメンテナンスモードに設定される。
図21において、ステップS41では、第7演算部181Bが、第7制御部181Aの指示に従って、第4データベース184eに最初に登録されている室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データを、メインメモリ183を介して取得する。
ステップS42では、第7制御部181Aが、ステップS41において第7演算部181Bが取得したシリアル番号を利用して、空調コントローラ103に発光指令信号発信要求信号を送信する。
ステップS43では、第6I/O制御部133が、第6制御部131Aの指示に従って、室内機20a,20b,20c,20d,・・・に発光指令信号を送信する。
ステップS44では、発光指令信号を受信した室内機20a,20b,20c,20d,・・・のマイクロコンピュータ24が、LED106a,106b,106c,106d,・・・を点灯させる。
ステップS45では、LED106a,106b,106c,106d,・・・から発せられた光を受光した受光器107a,107b,107c,107d,・・・が、監視制御コンピュータ108に自己識別信号を送信する。
ステップS46では、第7演算部181Bが、第7制御部181Aの指示に従って、受光器107a,107b,107c,107d,・・・から送信されてくる自己識別信号を、接続部182およびメインメモリ183を介して取得し、その自己識別信号をデコードして自己識別情報を生成する。
ステップS47では、第7演算部181Bが、第7制御部181Aの指示に従って、ハードディスク184から第5データベース184fを読み出し、受光器107a,107b,107c,107d,・・・の自己識別情報を第5データベース184fに照合して受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データを導出する。
ステップS48では、第7演算部181Bが、第7制御部181Aの指示に従って、ステップS47で導出された受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データと、受光器107a,107b,107c,・・・から送信されるフロアーデータとをステップS41で取得されたシリアル番号データに対応付けて第4データベース184eに格納する。
そして、この後、処理は、ステップS41に戻り、次に登録されている室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データについて同様の流れで対応付け処理がなされる。そして、このような処理は、最後に登録されている室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データについて完了されるまで実行される。
なお、処理完了後、この第4データベース184eは、サービスエンジニア等により空調コントローラ3にコピー処理される。
〔空調コントローラによる通信専用アドレスの付与〕
空調コントローラによる通信専用アドレスの付与については第1実施形態と同じであるので、ここでは、説明を省略する。
〔ビル管理システムの特徴〕
第2実施形態に係るビル管理システム101では、室内機120a,120b,120c,120d,・・・が、空調コントローラ103から発光指令信号を受信すると、LED106a,106b,106c,106d,・・・を点灯させる。受光器107a,107b,107c,・・・は、LED106a,106b,106c,106d,・・・からの光を受光すると、自己識別信号を監視制御コンピュータ108に送信する。監視制御コンピュータ108は、その自己識別信号をデコードして自己識別情報を生成し、その自己識別情報を第5データベース184fに照合して受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データを導出し、その受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データを室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データとみなす。そして、監視制御コンピュータ108は、室内機120a,120b,120c,120d,・・・設置位置データと、受光器107a,107b,107c,・・・から送信されるフロアーデータとを室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号データに対応付けて第4データベース184eに格納する。このため、このビル管理システム101では、マルチ式空調システムにおいて、サービスエンジニア等に負担をかけることなく、簡便に、空調コントローラ103に室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号データと設置位置データとを対応付けることができる。
〔変形例〕
(A)
先の実施の形態に係るビル管理システム101では、室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データを導出するために、LED106a,106b,106c,106d,・・・と受光器107a,107b,107c,107d,・・・とが採用されたが、発音器と受音器との組合せや発信器と受信機との組合せなどが採用されてもかまわない。
(B)
先の実施の形態に係るビル管理システム101では、LED106a,106b,106c,106d,・・・と受光器107a,107b,107c,107d,・・・とが一対一になるようにビル内に受光器107a,107b,107c,107d,・・・が配置され、受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データを室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データとみなした。しかし、1つのLED106a,106b,106c,106d,・・・に対して3つの受光器107a,107b,107c,107d,・・・が対応するようにビル内に受光器107a,107b,107c,107d,・・・を配置し、受光器107a,107b,107c,107d,・・・において生成される光の強度データから三辺測量法を利用してLED106a,106b,106c,106d,・・・の位置データを導出し、その位置データを室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データとみなしてもよい。
(C)
先の実施の形態に係るビル管理システム101では、LED106a,106b,106c,106d,・・・と受光器107a,107b,107c,107d,・・・とが一対一になるようにビル内に受光器107a,107b,107c,107d,・・・が配置され、受光器107a,107b,107c,107d,・・・の設置位置データを室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データとみなした。しかし、ビルの居室毎に1台あるいは複数台のカメラを設置し、カメラ機能によりLED106a,106b,106c,106d,・・・の発光を検出すると同時にLED106a,106b,106c,106d,・・・の位置データを導出し、その位置データを室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データとみなしてもよい。
(D)
先の実施の形態に係るビル管理システム101では、LED106a,106b,106c,106d,・・・は、単純に発光するのみであった。しかし、LED106a,106b,106c,106d,・・・を各室内機120a,120b,120c,120d,・・・のシリアル番号データや、MACアドレス、IPアドレスと対応するように固有の発光パターンで発光させるようにしてもよい。なお、この際、この固有の発光パターンは、第5EEPROM125に格納されている発光プログラムにより実現されるようにしておくとよい。また、かかる場合、受光器107a,107b,107c,107d,・・・あるいは監視制御コンピュータ108には、その発光パターンのデコード機能を搭載させる必要がある。このようにすれば、予め、監視制御コンピュータ108の第4データベース184eにシリアル番号リストデータを登録しておく必要がなく、サービスエンジニア等の作業の手間を省くことができる。
また、この際、受光器107a,107b,107c,107d,・・・をカメラに置き換えて、カメラ機能により固有の発光パターンをデコードするようにしてもよい。また、カメラを利用する場合には、居室毎に1台または複数台のカメラを設置し、カメラ機能により固有の発光パターンをデコードすると同時にLED106a,106b,106c,106d,・・・の位置データを導出し、その位置データを室内機120a,120b,120c,120d,・・・の設置位置データとみなしてもよい。
本発明に係る空調機対応付け支援システムは、複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、空調機の設置位置情報と自己識別情報との対応付けを行うのに有用である。
本発明の第1実施形態に係るビル管理システムの構成を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態において採用される室内機の一部を表す図である。 本発明の第1実施形態において採用されるRFIDタグの内部構造を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態おいて採用される空調コントローラの内部構造を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態おいて採用される空調コントローラにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の第1実施形態おいて採用されるRFIDタグリーダの内部構造を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態おいて採用されるRFIDタグリーダにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の第1実施形態おいて採用される監視制御コンピュータの内部構造を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態おいて採用される監視制御コンピュータのハードディスクに格納される各種プログラムやデータのイメージ図である。 本発明の第1実施形態おいて採用される監視制御コンピュータにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の第1実施形態おいて実行される室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け処理の流れを表すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る空調コントローラによる通信専用アドレスの付与の流れを表すフローチャートである。 変形例(B)に係る空調コントローラによる通信専用アドレスの付与の流れを表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るビル管理システムの構成を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態において採用される室内機の一部を表す図である。 本発明の第2実施形態おいて採用される空調コントローラの内部構造を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態おいて採用される空調コントローラにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の第2実施形態おいて採用される監視制御コンピュータの内部構造を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態おいて採用される監視制御コンピュータのハードディスクに格納される各種プログラムやデータのイメージ図である。 本発明の第2実施形態おいて採用される監視制御コンピュータにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の第2実施形態おいて実行される室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け処理の流れを表すフローチャートである。
符号の説明
1,101 ビル管理システム(空調機対応付け支援システム)
4B (情報処理装置)
7a,7b,7c,・・・ RFIDタグリーダ(無線情報受信手段)
20a,20b,20c,20d,・・・,120a,120b,120c,120d,・・・ 室内機(空調機)
40 モデム(情報送信手段)
62 第2通信回路(情報無線発信手段)
63 不揮発性メモリ(第1記憶手段)
81A 第4制御部(第1情報対応付け保存手段、第1警告情報出力手段、第2警告情報出力手段)
81B 第4演算部(第1設置位置情報導出手段)
84e 第1データベース(第2記憶手段)
84g 第3データベース(第3記憶手段)
89 入力装置(情報入力手段)
106a,106b,106c,106d,・・・ LED(発音等部)
107a,107b,107c,107d,・・・ 受光器(受音等装置、信号発信手段)
181A 第7制御部(対応付け保存手段、発音等部指令送信手段)
181B 第7演算部(受音等装置設置位置情報導出手段)
184 ハードディスク(第1情報関連テーブル記憶手段)
184f 第5データベース(第1情報関連テーブル)

Claims (12)

  1. 自己識別情報を記憶する第1記憶手段(63)と、前記第1記憶手段に記憶される前記自己識別情報を無線発信信号として発信する情報無線発信手段(62)とを有する複数の空調機(20a,20b,20c,20d,・・・)と、
    前記情報無線発信手段から無線発信される前記自己識別情報を受信する無線情報受信手段(7a,7b,7c,・・・)と、
    前記無線発信信号を利用して前記空調機の設置位置情報を導出する第1設置位置情報導出手段(81B)と、
    前記無線情報受信手段において受信された前記自己識別情報を、前記設置位置情報導出手段において導出された前記空調機の設置位置情報と対応付けして第2記憶手段(84e)に保存する第1情報対応付け保存手段(81A)と、
    を備える、空調機対応付け支援システム(1)。
  2. 前記自己識別情報と前記空調機の設置位置情報とを対応付けて入力するための情報入力手段(89)と、
    前記第2記憶手段に保存される前記自己識別情報と前記空調機の設置位置情報との対応付けが前記情報入力手段において入力された前記自己識別情報と前記空調機の設置位置情報との対応付けと一致するか否かを判定する対応付け一致判定手段(81B)と、
    前記対応付け一致判定手段において前記対応付けが一致しない場合に警告情報を出力する第1警告情報出力手段(81A)と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の空調機対応付け支援システム。
  3. 前記自己識別情報を記憶する第3記憶手段(84g)と、
    前記無線情報受信手段において受信された前記自己識別情報が前記第3記憶手段に記憶される前記自己識別情報と一致しない場合に警告情報を出力する第2警告情報出力手段(81A)と、
    をさらに備える、
    請求項1または2に記載の空調機対応付け支援システム。
  4. 前記自己識別情報を記憶する第3記憶手段(84g)と、
    前記無線情報受信手段において受信された前記自己識別情報が前記第3記憶手段に記憶される前記自己識別情報と一致しない場合に前記無線情報受信手段において受信された前記自己識別情報を所定の情報処理装置(4B)に送信する情報送信手段(40)と、
    をさらに備える、
    請求項1から3のいずれかに記載の空調機対応付け支援システム。
  5. 発音等指令信号を受信すると音または電磁波を発する発音等部(106a,106b,106c,106d,・・・)を有する複数の空調機(120a,120b,120c,120d,・・・)と、
    前記複数の空調機それぞれと一対となるように設置され、前記発音等部からの前記音または前記電磁波を受音等する受音等装置(107a,107b,107c,107d,・・・)と、
    前記受音等装置が前記発音等部からの前記音または前記電磁波を受音等すると、前記受音等装置に固有の信号である固有信号を発信する信号発信手段(107a,107b,107c,107d,・・・)と、
    前記固有信号と、前記受音等装置の設置位置の情報である受音等装置設置位置情報とを関連付けるテーブルである第1情報関連テーブル(184f)を記憶する第1情報関連テーブル記憶手段(184)と、
    前記固有信号を前記第1情報関連テーブルに照合して前記受音等装置設置位置情報を導出する受音等装置設置位置情報導出手段(181B)と、
    前記受音等装置設置位置情報と、前記発音等指令信号を受信した前記発音等部が設けられている前記空調機の自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する対応付け保存手段(181A)と、
    を備える、空調機対応付け支援システム(101)。
  6. 前記発音等部に対して所定の順序で前記発音等指令信号を送信する発音等部指令送信手段(181A)をさらに備える、
    請求項5に記載の空調機対応付け支援システム。
  7. 前記発音等部は、前記空調機の前記自己識別情報に対応する固有の発音等パターンを有し、
    前記受音等装置が前記発音等部からの前記音または前記電磁波を受音等すると、前記空調機の前記自己識別情報を導出する自己認識情報導出手段と、
    をさらに備え、
    前記対応付け保存手段は、前記受音等装置設置位置情報と、前記自己識別情報導出手段において導出された前記自己識別情報とを対応付けて前記記憶手段に保存する、
    請求項5に記載の空調機対応付け支援システム。
  8. 発音等指令信号を受信すると音または電磁波を発する発音等部を有する複数の空調機と、
    前記発音等部からの前記音または前記電磁波を受音等する受音等装置と、
    前記受音等装置が前記発音等部からの前記音または前記電磁波を受音等すると、前記発音等部の位置情報である発音等部位置情報を導出する発音等部位置情報導出手段と、
    前記発音等部位置情報と、前記発音等指令信号を受信した前記発音等部が設けられている前記空調機の自己識別情報とを対応付けて記憶手段に保存する対応付け保存手段と、
    を備える、空調機対応付け支援システム。
  9. 前記受音等装置は、1の前記発音等部に対して複数台設置される、
    請求項8に記載の空調機対応付け支援システム。
  10. 前記受音等装置は、撮像取得装置である、
    請求項8に記載の空調機対応付け支援システム。
  11. 前記発音等部に対して所定の順序で前記発音等指令信号を送信する発音等指令送信手段をさらに備える、
    請求項8から10のいずれかに記載の空調機対応付け支援システム。
  12. 前記発音等部は、前記空調機の前記自己識別情報に対応する固有の発音等パターンを有し、
    前記受音等装置が前記発音等部からの前記音または前記電磁波を受音等すると、前記空調機の前記自己識別情報を導出する自己認識情報導出手段と、
    をさらに備え、
    前記対応付け保存手段は、前記発音等部位置情報と、前記自己識別情報導出手段において導出された前記自己識別情報とを対応付けて前記記憶手段に保存する、
    請求項8から10のいずれかに記載の空調機対応付け支援システム。
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