JP5842947B2 - 遠隔管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔管理システムに関する。
従来より、空調機等の設備機器を、遠隔管理装置を用いて遠隔から管理する遠隔管理システムが利用されている。例えば、特許文献1(特開2010−34853号公報)に開示されているような遠隔管理システムでは、設備機器を遠隔で管理するために、設備機器を識別する機器識別子と当該設備機器の管理者に関する管理者情報とを事前に関連付けて遠隔管理装置に登録しておくことが一般的である。
ところで、遠隔管理装置における設備機器の登録は、管理対象物件に設備機器が設置された後、設備機器からの通報に基づき行われる。設備機器が遠隔管理装置に登録されると、その後、機器識別子と管理者情報との関連付け作業が行われる。ここで、関連付け作業が適切にできているか否かの確認は、設備機器の設置現場にエンジニアが訪れて行われる。そのため、関連付け作業の確認を、関連付け作業の後すぐに行うことができず、処理が煩雑になる。
そこで、本発明の課題は、機器識別子および管理者情報の関連付け作業と、関連付け作業の確認とを効率よく行うことができる遠隔管理システムを提供することにある。
本発明の第1観点に係る遠隔管理システムは、設備機器と、遠隔管理装置とを備える。設備機器は、複数の利用者の物件にそれぞれ設けられる。遠隔管理装置は、設備機器を物件の遠隔から管理する。遠隔管理装置は、受付部と、仮登録情報記憶部と、機器情報記憶部と、検証部と、本登録情報記憶部と、本登録部と、を有する。受付部は、機器識別子を受け付ける。機器識別子は、物件に設けられた設備機器に関する情報に含まれる。仮登録情報記憶部は、仮登録情報を記憶する。仮登録情報は、機器識別子と設備機器の利用者に関する情報との関連付けに関する情報である。機器情報記憶部は、設備機器から送信されるネットワーク情報および位置情報の少なくともいずれか一つを記憶する。検証部は、機器情報記憶部に記憶されたネットワーク情報および位置情報の少なくともいずれか一つに基づいて、仮登録情報の正誤を検証する。本登録情報記憶部は、検証部によって正しいと判断された仮登録情報を、本登録情報として記憶する。本登録部は、本登録情報記憶部において本登録情報の登録を行う。検証部は、仮登録情報記憶部において記憶されている仮登録情報に係る設備機器から送信されたネットワーク情報又は位置情報を、機器情報記憶部から取得する。検証部は、取得したネットワーク情報又は位置情報に基づき、仮登録情報の正誤を判断する。
本発明の第1観点に係る遠隔管理システムでは、機器識別子と設備機器の利用者に関する情報(利用者情報)との関連付けの是非が、設備機器から送信されるネットワーク情報および位置情報の少なくともいずれか一つにより判断される。これにより、機器識別子と利用者情報との関連付けの正誤を遠隔で自動的に確認することができる。その結果、関連付け作業と関連付け作業の確認とを効率よく行うことができる。
なお、機器識別子と利用者情報との関連付けに関する仮登録情報は、検証部による正誤の検証のあと、例えば正であれば、自動的に本登録情報となってもよいし、人手によって確認ボタン等で本登録情報に変わってもよい。また、仮登録情報が誤りであると検証された場合には、例えば、人手によって仮登録情報が修正され本登録情報に変わるという構成を採ることが考えられる。
本発明の第2観点に係る遠隔管理システムは、第1観点に係る遠隔管理システムであって、遠隔管理装置は、出荷情報記憶部をさらに有する。出荷情報記憶部は、設備機器に関する出荷情報を記憶する。検証部は、機器情報記憶部に記憶されたネットワーク情報と、出荷情報記憶部に記憶された出荷情報とに基づいて、仮登録情報の正誤を検証する。
本発明の第2観点に係る遠隔管理システムでは、機器識別子と利用者情報との関連付けの是非が、ネットワーク情報と、出荷情報とに基づいて判断される。これにより、検証の精度を向上させることができる。
本発明の第3観点に係る遠隔管理システムは、第1観点または第2観点に係る遠隔管理システムであって、ネットワーク情報は、設備機器が接続されているネットワークのグローバルIPアドレスである。また、検証部は、同一の利用者に関連付けられた複数の設備機器のグローバルIPアドレスが一致するか否かに基づいて、機器識別子と利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かを検証する。
本発明の第3観点に係る遠隔管理システムでは、同一の利用者に関連付けられた複数の設備機器のグローバルIPアドレスが、それぞれ、一致するか否かに基づいて、機器識別子と利用者情報との関連付けが正しいか否かが検証される。これにより、同一の設備に設けられた設備機器を確実に特定することができる。
本発明の第4観点に係る遠隔管理システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る遠隔管理システムであって、配置予定情報記憶部をさらに有する。配置予定情報記憶部は、物件内における設備機器の配置予定情報を記憶する。検証部は、位置情報と配置予定情報とに基づき、機器識別子と利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かを検証する。
本発明の第4観点に係る遠隔管理システムでは、設備機器から送信される位置情報と、配置予定情報とに基づき、機器識別子と利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かが検証される。これにより、同一の設備に設けられた設備機器をより確実に特定することができる。
本発明の第5観点に係る遠隔管理システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る遠隔管理システムであって、物件エリア情報記憶部をさらに有する。物件エリア情報記憶部は、物件の所在エリアを示す物件エリア情報を記憶する。検証部は、位置情報と物件エリア情報とに基づき、機器識別子と利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かを検証する。
本発明の第5観点に係る遠隔管理システムでは、設備機器から送信される位置情報と、物件エリア情報とに基づき、機器識別子と利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かが検証される。これにより、同一の設備に設けられた設備機器をより確実に特定することができる。
第1観点に係る遠隔管理システムでは、機器識別子と利用者情報との関連付けの正誤を遠隔で自動的に確認することができる。その結果、関連付け作業と関連付け作業の確認とを効率よく行うことができる。
第2観点に係る遠隔管理システムでは、検証の精度を向上させることができる。
第3観点〜第5観点に係る遠隔管理システムでは、同一の設備に設けられた設備機器を確実に特定することができる。
本発明の一の実施形態に係る遠隔管理システムの全体構成を示す図である。 空調機の概略構成図である。 初期設定パソコンの概略構成図である。 遠隔管理サーバの概略構成図である。 利用者データベースに記憶されている情報の例を示す。 出荷データベースに記憶されている情報の例を示す。 配置予定情報データベースに記憶されている情報の例を示す。 図面情報データベースに記憶されている情報の例を示す。 仮登録データベースに記憶されている情報の例を示す。 検証データベースに記憶されている情報の例を示す。 本登録データベースに記憶されている情報の例を示す。 本登録データベースに記憶されている他の情報の例を示す。 検証の流れを示す図である。 変形例Gに係る検証データベースの情報の例を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一の実施形態の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1に、本発明の一の実施形態に係る遠隔管理システム1の全体構成を示す。遠隔管理システム1は、遠隔管理センタ3に設置されている遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)30から、管理対象の物件2に設置されている複数の空調機50a,50b,・・・を監視および制御するシステムである。空調機50a,50b,・・・と遠隔管理サーバ30とは、インターネット6を介して接続されている。
物件2には、ルータ40が設置されている。ルータ40は、インターネット6と、物件2内に施設されているローカルエリアネットワーク(以下、LAN)5aとを接続する。LAN5aには、空調機50a,50b,・・・の他、物件2内で使用される図示されないパソコン、プリンタ等のネットワーク機器も接続されている。
また、図1に示すように、LAN5aには、初期設定パソコン60が接続可能な構成になっている。初期設定パソコン60は、初期設定を行う際にLAN5aに接続可能である。初期設定は、遠隔管理システム1において空調機50a,50b,・・・の監視および制御を開始するために、事前に行われる設定である。本実施形態に係る遠隔管理システム1では、初期設定を、遠隔管理サーバ30において実施可能な構成になっており、さらに、初期設定パソコン60から、遠隔管理サーバ30にアクセスして、初期設定を実施可能な構成にもなっている。
なお、初期設定には、仮登録および本登録が含まれる。仮登録とは、空調機50a,50b,・・・の識別子と、利用者に関する情報とを関連付ける処理である。本登録とは、物件2に設置された空調機50a,50b,・・・を、利用者の希望に沿って実際に動作させるために必要な処理である。本実施形態では、本登録に、機器設定、グループ設定、およびスケジュール設定等が含まれる。
機器設定は、仮登録された識別子と、物件2に設置されている空調機50a,50b,・・・とを紐付け(関連付け)て、空調機50a,50b,・・・のそれぞれに名前を設定する処理である。グループ設定は、機器設定の後に実行される処理である。グループ設定は、複数の空調機50a,50b,・・・のうち、同様の制御内容および同様の制御時間で動作させる空調機50a,50b,・・・を設定する処理である。スケジュール設定は、複数の空調機50a,50b,・・・のそれぞれについて、動作させるためのスケジュールを設定する処理である。本実施形態では、スケジュール設定は、同一グループに分類された空調機50a,50b,・・・に対して、まとめて設定される。
説明を簡単にするため、図1には、物件2を1つしか示していない。しかし、遠隔管理システム1では、複数の物件2に設置されている空調機50a,50b,・・・が監視および制御されるものとする。以下、遠隔管理システム1に含まれる各部の構成を詳細に説明する。
(2)各部の構成
(2−1)空調機
図1に示すように、空調機50a,50b,・・・のそれぞれは、空調機本体10a,10b,・・・と、アダプタ20a,20b,・・・とを有する。アダプタ20a,20b,・・・は、空調機本体10a,10b,・・・をLAN5aに接続する。空調機本体10a,10b,・・・とアダプタ20a,20b,・・・とは、1対1で接続されている。
以下、図2を参照して、空調機50aの構成を説明するが、その他の空調機50b,・・・も、空調機50aと同様の構成を有しているものとする。
(2−1−1)空調機本体
空調機本体10aは、室外機と、室外機に冷媒配管を介して接続される1または複数の室内機とを有する。空調機本体10aは、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される冷媒回路を有する。後述するアダプタ20aは、親機となる室内機のケーシング内の所定の位置に取り付けられる。
図2に示すように、空調機本体10aは、制御部11を有する。制御部11は、空調機本体10aに含まれる室内機および室外機の制御ユニットの集合体である。制御部11は、リモコン13を介して物件2内の一般の利用者から入力される室内機に対する運転指令に従って、空調機本体10aの運転を制御する。
制御部11は、リモコン13を介して入力された室内機に対する運転指令の内容を示すデータ(機器データ)をアダプタ20aに送信する。運転指令の内容を示すデータとは、例えば、電源のオン・オフ、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モードなど)、設定温度などである。
また、制御部11は、空調機本体10aに関する機器データをアダプタ20aに送信する。例えば、制御部11は、空調機本体10aに取り付けられる各種センサの検出値(機器データ)を所定の時間間隔(本実施形態では1分)でアダプタ20aに送信する。各種センサは、室内機が設置されている部屋の温度、外気の温度、および冷媒の温度等をそれぞれ検出する。
さらに、制御部11は、アダプタ20aから送信されてくる制御命令を実行する。アダプタ20aから送信されてくる制御命令には、例えば、室内機に対する運転指令や、特定の機器データをアダプタ20aに送信させる指令が含まれる。
(2−1−2)アダプタ
アダプタ20aは、空調機本体10aをLAN5aに接続するためのネットワークアダプタである。なお、空調機本体10aに含まれる被制御部品は、専用のネットワーク5bを介して内部通信を行うものとする。アダプタ20aは、ネットワーク5a,5b間での通信プロトコルの相違を吸収する通信機能の他、空調機本体10aを制御する制御機能を有する。
アダプタ20aには、機器識別子(例えば、MACアドレス)が記憶されている。機器識別子は、LAN5aおよびインターネット6上でアダプタ20aを一意に識別する情報となる。
また、アダプタ20aには、制御プログラムおよび制御データが記憶されている。制御プログラムおよび制御データは、インターネット6を介して、遠隔管理サーバ30によって更新される。アダプタ20aは、制御データを参照しながら制御プログラムを実行することにより、空調機本体10aに対して運転/停止指令を送信する。
さらに、アダプタ20aには、空調機本体10aから送信されてくる機器データが一時的に保存される。アダプタ20aは、所定の時間間隔で(例えば、1日1回)、機器データを所定の形式に整形し、定期発報データとして遠隔管理サーバ30に送信する。
また、アダプタ20aは、所定の時間間隔(本実施形態では5分)で、空調機本体10aにおける異常の検出を行う。アダプタ20aは、異常を検出すると、その旨を示す異常発報データを作成し、遠隔管理サーバ30に直ちに送信する。
(2−2)ルータ
ルータ40は、ルータ40に接続されているネットワーク機器(アダプタ20a,20b,・・・を含む)にIPアドレスを割り当てる。ルータ40は、アダプタ20a,20b,・・・がLAN5aに接続されると、アダプタ20a,20b,・・・の存在を自動的に検出し、アダプタ20a,20b,・・・のネットワーク設定情報(機器識別子(MACアドレス)、IPアドレス、サブネットマスクなど)の登録を行う。これにより、アダプタ20a,20b,・・・は、LAN5a内の他のネットワーク機器、および、インターネット6上のネットワーク機器との通信が可能になる。
また、ルータ40は、ファイアウォール機能を有しており、原則としてWAN(インターネット6)側からのLAN5a内の機器へのアクセスをブロックする。
(2−3)初期設定パソコン
初期設定パソコン60は、空調機50a,50b,・・・の初期設定に用いられる機器である。初期設定は、遠隔管理システムのサービスを提供する事業者の元から派遣されたサービスマンが行う。初期設定パソコン60は、サービスマンによって物件2に携帯され、原則的には空調機50a,50b,・・・の初期設定時にのみ、LAN5aに接続される。
なお、上述したように、本実施形態に係る遠隔管理システム1では、初期設定パソコン60を用いることなく、遠隔管理サーバ30から初期設定を行うことが可能である。
図3に示すように、初期設定パソコン60は、通信部61と、制御部62と、出力部63と、入力部64と、記憶部65とを有する。通信部61は、初期設定パソコン60がLAN5aに接続されることを可能にする。制御部62は、CPU、RAMおよびROM等からなり、記憶部65は、HDD等からなる。出力部63は、ディスプレイおよびスピーカ等からなり、入力部64は、マウスおよびキーボード等からなる。
初期設定パソコン60には、ウェブブラウザが搭載されている。サービスマンは、遠隔管理サーバ30からインターネット6を介して当該ウェブブラウザ上に提供される画面を介して、空調機50a,50b,・・・の初期設定を行うことができる。
(2−4)遠隔管理サーバ
図4に示すように、遠隔管理サーバ30は、通信部31と、出力部33と、入力部34と、記憶部35と、制御部32とを有する。
(2−4−1)通信部
通信部31は、遠隔管理サーバ30の通信機能を担っている。通信部31は、遠隔管理サーバ30のインターネット6への接続、すなわち、遠隔管理サーバ30と空調機50a,50b,・・・、および初期設定パソコン60との通信を可能にしている。
(2−4−2)出力部
出力部33は、ディスプレイやスピーカ等から構成されている。出力部33は、制御部32によって空調機50a,50b,・・・における異常が検出されると、遠隔管理サーバ30の側にいる遠隔管理センタ3の職員に向けてその旨を報知する。また、出力部33は、制御部32によって生成された、空調機50a,50b,・・・の管理画面を表示する。
(2−4−3)入力部
入力部34は、マウスおよびキーボード等から構成されている。入力部34は、遠隔管理サーバ30の操作者が遠隔管理サーバ30に対して操作命令を入力するのに用いられる。
(2−4−4)記憶部
記憶部35には、遠隔管理システム1における空調機50a,50b,・・・の管理に必要な各種情報(グループ情報、スケジュール運転情報、連動制御情報)が記憶される。また、記憶部35には、遠隔管理システム1における空調機50a,50b,・・・の管理によって空調機50a,50b,・・・から取得した定期発報データや異常発報データが記憶されている。定期発報データや異常発報データは、空調機50a,50b,・・・の機器識別子に関連付けられた態様で記憶される。
記憶部35には、空調機50a,50b,・・・に関する各種データを蓄積するための様々なデータベースが定義されている。様々なデータベースには、利用者データベース35a、出荷データベース35b、配置予定情報データベース35c、図面情報データベース35d、仮登録データベース(仮登録情報記憶部)35e、検証データベース(機器情報記憶部)35f、および本登録データベース35gが含まれる。
(a)利用者データベース
利用者データベース35aには、空調機50a,50b,・・・の利用者に関する情報が表形式で格納されている(図5参照)。具体的に、利用者データベース35aには、空調機50a,50b,・・・の利用者に割り当てられている利用者ID、当該利用者の物件名、物件の種類、および住所などが1のレコードとして格納される。利用者データベース35a内のレコードは、利用者に1対1で対応する。
(b)出荷データベース
出荷データベース35bには、各物件に出荷された空調機50a,50b,・・・に関する情報が表形式で格納されている(図6参照)。具体的に、出荷データベース35bには、物件名、出荷機器の型番、および出荷日などが1のレコードとして格納される。
(c)配置予定情報データベース
配置予定情報データベース35cには、物件2内において空調機50a,50b,・・・が配置される予定の場所を特定する情報である。言い換えると、配置予定情報データベース35cには、物件2のどの場所に、どの空調機50a,50b,・・・が設置される予定であるかを示す情報が記憶されている。例えば、配置予定情報データベース35cには、図7に示すように、物件名と、空調機50a,50b,・・・の識別子(機器識別子)と、配置予定情報とが1のレコードとして格納されている。なお、図7では、配置予定情報として、緯度・経度が記憶されている。
(d)図面情報データベース
図面情報データベース35dには、遠隔管理システム1において管理される物件2の見取り図に関する情報が記憶されている(図8参照)。見取り図は、物件2内の部屋の配置、各部屋に含まれる複数の領域AR10,AR20,AR11,・・・、および各領域AR10,AR20,AR11,・・・に設置されるべき空調機に関する情報を示すものである。
具体的に、見取り図は、物件2において、どの部屋の、どの領域AR10,AR20,AR11,・・・に、どの空調機50a,50b,・・・が配置されるべきであるかを示す。すなわち、図面情報データベース35dには、物件2内の空調機50a,50b,・・・それぞれの設置場所の詳細を示す情報が記憶されている。
より具体的に、図8では、見取り図に、物件2に含まれる複数の領域AR10,AR20,AR11,・・・と、各領域AR10,AR20,AR11,・・・に配置される空調機50a,50b,・・・の識別子とが示される。さらに、見取り図には、各領域AR10,AR20,AR11,・・・の名前(ここでは、厨房_北、厨房_南、客席_北西、・・・)が示されている。
詳細に、図8では、「厨房_北」の領域AR10に、空調機Aが配置され、「厨房_南」の領域AR20に、空調機Bが配置される旨が示されている。また、「客席_北西」の領域AR11に、空調機Cが配置され、「客席_南西」の領域AR21に、空調機Dが配置される旨が示されている。さらに、「客席_北東」の領域AR12に、空調機Eが配置され、「客席_南東」の領域AR22に、空調機Fが配置される旨が示されている。
見取り図に関するデータは、PDFデータであってもよいし、物件2内の各領域AR10,AR20,AR11,・・・や、空調機50a,50b,・・・の設置予定位置を、座標や緯度・経度で表すものであってもよい。
(e)仮登録データベース
仮登録データベース35eには、後述する仮登録部32bによって仮登録された情報(仮登録情報)が表形式で格納されている(図9参照)。仮登録情報とは、空調機50a,50b,・・・の識別子と、利用者に関する情報との関連付けに係る情報である。本実施形態では、図9に示すように、仮登録データベース35eにおいて、空調機50a,50b,・・・の識別子(機器識別子)と、利用者に関する情報としての物件名とが1のレコードとして格納される。仮登録データベース35e内のレコードは、空調機50a,50b,・・・のそれぞれに対して形成される。
(f)検証データベース
検証データベース35fには、後述する検証部32cによる検証に用いられる情報が表形式で格納されている(図10参照)。具体的に、検証データベース35fには、仮登録データベース35eに記憶された情報の正誤の検証を行うために、検証部32cによって取得された情報が、空調機50a,50b,・・・の機器識別子に関連付けて記憶されている。より具体的に、検証データベース35fでは、空調機50a,50b,・・・の機器識別子と、着信状況と、空調機50a,50b,・・・のグローバルIPアドレスと、正誤の検証結果とが関連付けられ、1のレコードとして格納されている。
(g)本登録データベース
本登録データベース35gには、後述する本登録部32dによって登録された情報(本登録情報)が表形式で格納されている(図11および図12参照)。本登録情報とは、物件2に設置された空調機50a,50b,・・・を、利用者の希望に沿って実際に動作させるために必要な情報である。
具体的に、本登録情報には、空調機50a,50b,・・・の機器識別子と物件2(利用者に関する情報)との正しい関連付け情報、および、仮登録された複数の空調機50a,50b,・・・の機器識別子と物件2に設置されている空調機50a,50b,・・・との関連付け情報が含まれる。機器識別子と利用者に関する情報との正しい関連付けとは、後述する検証部32cによって検証された結果、正しいと判断された関連付けである。また、本登録情報には、複数の空調機50a,50b,・・・のそれぞれに設定されたグループ名やスケジュール名が含まれている。
より具体的に、本登録データベース35gでは、図11に示すように、空調機50a,50b,・・・の機器識別子、グローバルIPアドレス、利用者ID、および物件名が関連付けられ、1のレコードとして格納されている。また、本登録データベース35gでは、図12に示すように、空調機50a,50b,・・・が設けられた物件名、空調機50a,50b,・・・の名称(機器名称)、機器識別子、グループ名、およびスケジュール名が関連付けられ、1のレコードとして格納されている。
(2−4−5)制御部
制御部32は、CPU、RAMおよびROM等から構成されており、記憶部35に記憶されている制御プログラムを実行する。制御部32は、入力部34を介して入力された情報、或いは、記憶部35に記憶された情報に基づいて、インターネット6を介して空調機50a,50b,・・・に制御命令を送る。
また、制御部32は、記憶部35に格納されている各種データに基づいて、空調機50a,50b,・・・における異常を検査したり、空調機50a,50b,・・・の利用態様に関する利用者向けの報告書・提案書を作成したりする。
また、制御部32は、制御プログラムを実行することにより、受付部32a、仮登録部32b、検証部32c、および本登録部32dとして機能する。
(a)受付部
受付部32aは、物件2に設置された複数の設備機器(空調機50a,50b,・・・)のそれぞれから送信される機器情報を受け付ける。機器情報とは、空調機50a,50b,・・・のそれぞれが有する情報である。例えば、機器情報には、空調機50a,50b,・・・のIPアドレス、空調機50a,50b,・・・の機器識別子、型番、能力、および設置位置に関する情報(位置情報)の少なくともいずれか一つが含まれる。
(b)仮登録部
仮登録部32bは、空調機50a,50b,・・・のそれぞれに固有の識別子を仮登録する。また、仮登録部32bは、空調機50a,50b,・・・の識別子(機器識別子)と空調機50a,50b,・・・の利用者に関する情報とを関連付けて仮登録する。
具体的に、仮登録部32bは、機器識別子に対して、サービスマンによって入力された物件名を関連付けて仮登録する。仮登録部32bによって仮登録されたデータは、仮登録データベース35eに記憶される(図9参照)。
(c)検証部
検証部32cは、仮登録データベース35eに記憶されているデータの正誤を検証する。言い換えると、検証部32cは、仮登録データベース35eにおいて、空調機50a,50b,・・・の機器識別子が、正しい物件名と関連付けられているか否かを検証する。
具体的に、検証部32cは、仮登録部32bによって機器識別子が仮登録された空調機50a,50b,・・・のそれぞれに対して問い合わせを行い、空調機50a,50b,・・・のそれぞれからグローバルIPアドレスを取得する。その後、検証部32cは、空調機50a,50b,・・・のそれぞれから取得したグローバルIPアドレスに基づいて、任意の一の物件に設置されているものとして仮登録されていた空調機50a,50b,・・・が、実際に同一の物件に設置されているか否かを検証する。
詳細に、一の物件に設置されているものとして仮登録されていた空調機50a,50b,・・・の全てに対して、同一のグローバルIPアドレスが付されていた場合には、全ての空調機50a,50b,・・・は、現実に、同一の物件に設置されていると考えられる。したがって、検証部32cは、当該空調機50a,50b,・・・については、空調機50a,50b,・・・の機器識別子と物件名との関連付けが正しいものと判断する(検証結果:「○」)。
一方、一の物件に設置されているものとして仮登録されていた空調機50a,50b,・・・に対して、複数のグローバルIPアドレスが付されていた場合には、全ての空調機50a,50b,・・・は、現実には、同一の物件に設置されていないと考えられる。したがって、検証部32cは、当該空調機50a,50b,・・・については、空調機50a,50b,・・・の機器識別子と物件名との関連付けが誤っているものと判断する。具体的に、検証部32cは、他の空調機50a,50b,・・・に付されたグローバルIPアドレスと同一のグローバルIPアドレスが付された空調機50a,50b,・・・については、機器識別子と物件名とが正しく関連付けされているものと判断する(検証結果:「○」)。また、検証部32cは、他の空調機50a,50b,・・・に付されたグローバルIPアドレスと異なるグローバルIPアドレスが付された空調機50a,50b,・・・については、機器識別子と物件名とが誤って関連付けされているものと判断する(検証結果:「×」)。検証部32cによって検証された結果は、検証データベース35fに記憶される。
(d)本登録部
本登録部32dは、検証部32cによって、機器識別子と物件名とが正しく関連付けられていると判断された関連付けを、本登録データベース35gに登録する(図11参照)。
また、本登録部32dは、サービスマンによって入力された情報(機器名称、グループ名、およびスケジュール名等)を、空調機50a,50b,・・・機器識別子等と関連付けて、本登録データベース35gに登録する(図12参照)。すなわち、本登録部32dは、仮登録された空調機50a,50b,・・・の機器識別子に対して、機器名称、グループ名、およびスケジュール名等を関連付け、本登録データベース35gに登録する。
(3)空調機の初期設定の流れ
以下、一の利用者の一の物件2内に設置された複数の空調機50a,50b,・・・の初期設定の流れを説明する。なお、空調機50a,50b,・・・の初期設定は、上述したように、仮登録および本登録からなる。仮登録後に検証部32cによって仮登録の内容が検証された後、本登録部32dによって本登録が実行される。
なお、本実施形態において、空調機50a,50b,・・・の初期設定は、サービスマンが、初期設定パソコン60を操作しつつ実行してもよいし、遠隔管理センタ3にいるサービスマンが、遠隔管理サーバ30を直接操作して実行してもよい。
また、初期設定パソコン60が操作される場合には、まず、サービスマンが、空調機50a,50b,・・・が接続されているLAN5aに初期設定パソコン60を接続する。サービスマンは、初期設定パソコン60に搭載されているウェブブラウザを起動し、当該ウェブブラウザ上で所定のURLを指定し、遠隔管理サーバ30にアクセスする。すなわち、サービスマンは、初期設定パソコン60を介して、遠隔管理サーバ30で生成される管理画面を操作する。
(3−1)仮登録
仮登録では、空調機50a,50b,・・・の機器識別子と、空調機50a,50b,・・・の利用者情報(本実施形態では、物件名)とが関連付けられる。空調機50a,50b,・・・の機器識別子の登録は、アダプタ20a,20b,・・・により自動的に実行される。具体的に、アダプタ20a,20b,・・・は、LAN5aに接続されると、自身の存在を自動的に遠隔管理サーバ30に通報するようにプログラムされている。通常、アダプタ20a,20b,・・・は、サービスマンによって、LAN5aに接続される。当該通報時に、アダプタ20a,20b,・・・から遠隔管理サーバ30へと、それぞれの機器識別子が送信される。
仮登録部32bは、当該通報に係るアダプタ20a,20b,・・・の機器識別子およびMACアドレスを仮登録データベース35eに登録する。さらに、仮登録部32bは、その後、それぞれの機器識別子に対して、サービスマンによって入力された物件名を、対応する機器識別子と関連付けて仮登録データベース35eに仮登録する。仮登録部32bによって仮登録されたデータは、仮登録データベース35eに記憶される(図9参照)。
(3−2)検証
次に、検証部32cによる検証について、図13を用いて説明する。検証部32cは、仮登録データベース35eに登録されたデータが正しい内容であるかを検証する。
まず、ステップS11において、n=1が入力される。ここで、nは、空調機50a,50b,・・・の数をカウントするために設定される。具体的に、検証部32cは、仮登録データベース35eに登録されている仮登録データにおいて、管理対象となる複数の物件2のうち、任意の一の物件2と関連付けて仮登録された空調機50a,50b,・・・のそれぞれを検証するために、空調機50a,50b,・・・のカウンターをセットする。その後、ステップS12に進む。
ステップS12では、n番目の空調機50a,50b,・・・に問い合わせを行う。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、n番目の空調機50a,50b,・・・から着信があったか否かが判断される。ステップS13において、n番目の空調機50a,50b,・・・から着信がなかった場合には、ステップS19に進み、n番目の空調機50a,50b,・・・について着信がない旨の通報を行う。その後、ステップS15に進む。一方、ステップS13において、n番目の空調機50a,50b,・・・から着信があった場合には、ステップS14に進む。
ステップS14では、ステップS12における問い合わせに対してn番目の空調機50a,50b,・・・から取得した情報を記憶する。ステップS14において、記憶される情報とは、空調機50a,50b,・・・(アダプタ20a,20b,・・・)のグローバルIPアドレスである。アダプタ20a,20b,・・・のグローバルIPアドレスは、ルータ40のグローバルIPアドレスと、それぞれアダプタ20a,20b,・・・に対応するポート番号とを組み合わせたものである。従って、アダプタ20a,20b,・・・のグローバルIPアドレスからは、アダプタ20a,20b,・・・の属するLAN5aを識別することができる。ステップS14では、n番目の空調機50a,50b,・・・から取得したグローバルIPアドレスを、n番目の空調機50a,50b,・・・の機器識別子に関連付けて、検証データベース35fに記憶される。その後、ステップS15に進む。
ステップS15では、n=nmaxであるか否かが判断される。具体的に、ステップS15では、検証対象となっている物件2と関連付けて仮登録された空調機50a,50b,・・・の全てに対して問い合わせを行ったか否かが判断される。ステップS15では、n=nmaxになるまで、ステップS12に戻る。一方、ステップS15において、n=nmaxである場合には、ステップS16に進む。
ステップS16では、検証データベース35fに記憶された空調機50a,50b,・・・(アダプタ20a,20b,・・・)のグローバルIPアドレスが、一致するか否かが判定される。言い換えると、ステップS16では、同一の物件2に設置されているものとして仮登録された空調機50a,50b,・・・の中に、他の空調機50a,50b,・・・に付されたグローバルIPアドレスと異なるグローバルIPアドレスを有する空調機50a,50b,・・・が含まれていないかを判断する。ステップS16において、空調機50a,50b,・・・全てのグローバルIPアドレスが同じであると判断された場合、ステップS17に進む。すなわち、全ての空調機50a,50b,・・・が同じ物件2に設置されているものと判断された場合に、ステップS17に進む。一方、空調機50a,50b,・・・の中に、他の空調機50a,50b,・・・と異なるグローバルIPアドレスを有するものが含まれる場合には、ステップS18に進む。
ステップS17では、仮登録で登録された機器識別子と物件2との関連付けが正しいものと判断され、検証結果が報知される。一方、ステップS18では、仮登録で登録された機器識別子と物件2との関連付けが間違っているものと判断され、検証結果が報知される。
(3−3)本登録
本登録では、検証部32cによって、機器識別子と物件名とが正しく関連付けられていると判断された関連付けを、本登録データベース35gに登録する(図11参照)。
また、本登録部32dは、サービスマンによって入力された情報(機器名称、グループ名、およびスケジュール名等)を、空調機50a,50b,・・・機器識別子等と関連付けて、本登録データベース35gに登録する(図12参照)。すなわち、本登録部32dは、仮登録された空調機50a,50b,・・・の機器識別子に対して、機器名称、グループ名、およびスケジュール名等を関連付け、本登録データベース35gに登録する。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態に係る遠隔管理システム1では、空調機(設備機器)50a,50b,・・・と、遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)30とを備える。空調機50a,50b,・・・は、複数の利用者の物件2にそれぞれ設けられる。遠隔管理サーバ30は、空調機50a,50b,・・・を物件2の遠隔から管理する。遠隔管理サーバ30は、受付部32aと、仮登録データベース(仮登録情報記憶部)35eと、検証データベース(機器情報記憶部)35eと、検証部32cと、を有する。受付部は32a、機器識別子を受け付ける。機器識別子は、物件2に設けられた空調機50a,50b,・・・に関する情報に含まれる。仮登録データベース35eは、仮登録情報を記憶する。仮登録情報は、機器識別子と空調機50a,50b,・・・の利用者に関する情報との関連付けに関する情報である。検証データベース35fは、空調機50a,50b,・・・から送信されるネットワーク情報を記憶する。検証部32cは、検証データベース35fに記憶されたネットワーク情報に基づいて、仮登録情報の正誤を検証する。
従来、物件に設置された設備機器についての遠隔管理サーバにおける登録は、管理対象物件に設備機器が設置された後、設備機器からの通報に基づき行われる。その後、機器識別子と利用者情報(管理者情報)との関連付け作業が行われ、関連付け作業が適切にできているか否かの確認は、その後、設備機器の設置現場にエンジニアが訪れて行われる。そのため、関連付け作業の確認を、関連付け作業の後すぐに行うことができず、処理が煩雑になる。
しかし、上記実施形態に係る遠隔管理システム1では、機器識別子と空調機(設備機器)50a,50b,・・・の利用者に関する情報(利用者情報)との関連付けの是非が、設備機器から送信されるネットワーク情報を用いて判断される。これにより、機器識別子と利用者情報との関連付けの正誤を遠隔で自動的に確認することができる。
(4−2)
上記実施形態に係る遠隔管理システム1では、ネットワーク情報は、空調機(設備機器)50a,50b,・・・が接続されているネットワークのグローバルIPアドレスである。また、検証部32cは、同一の利用者に関連付けられた複数の空調機50a,50b,・・・のグローバルIPアドレスが一致するか否かに基づいて、機器識別子と利用者情報との関連付けが正しいか否かを検証する。
同一の利用者に関連付けられた複数の空調機の中に、異なるグローバルIPアドレスを有する空調機が含まれる場合には、当該異なるグローバルIPアドレスを有する空調機は、異なる利用者の物件であるものと考えることができる。これにより、同一の物件(設備)に設けられた空調機50a,50b,・・・を確実に特定することができる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態では、空調機50a,50b,・・・の初期設定に際し、初期設定パソコン60を用いることができる旨を説明したが、初期設定パソコン60に代えて、あるいは、初期設定パソコン60に加えて、携帯電話等の携帯端末が用いられてもよい。また、初期設定を行う際に、初期設定パソコン60や携帯端末の他、インターネット6に接続可能な他の機器を使用してもよい。
(5−2)変形例B
上記実施形態において、遠隔管理システム1の管理対象となる設備機器は空調機でなくてもよい。例えば、設備機器として、照明機器、給湯機器、施錠設備等の他の種類の設備機器が採用されてもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態において、アダプタ20a,20b,・・・の機能がそれぞれ空調機本体10a,10b,・・・の制御部11に搭載されていてもよい。この場合、アダプタ20a,20b,・・・は不要になる。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、アダプタ20a,20b,・・・がLAN5aに接続された時に、自動的に機器識別子を通報するようにプログラムされていたが、機器識別子は、アダプタ20a,20b,・・・の電源投入時に自動的に通報されるように構成されていてもよい。また、サービスマンがアダプタ20a,20b,・・・に付属のスイッチを押すことで通報されるような構成を有していてもよい。
(5−5)変形例E
空調機50a,50b,・・・の識別子(機器識別子)として、MACアドレスを例に挙げたが、MACアドレス以外の情報が用いられるように構成されていてもよい。
(5−6)変形例F
上記実施形態に係る遠隔管理システム1では、検証データベース35fに記憶されたネットワーク情報に基づいて、仮登録情報の正誤が検証される。
ここで、遠隔管理サーバ(遠隔監視装置)30は、出荷データベース(出荷情報記憶部)35bに記憶されている空調機(設備機器)50a,50b,・・・の出荷情報にさらに基づいて、登録情報の正誤が検証されてもよい。すなわち、検証部32cは、検証データベース(機器情報記憶部)32cに記憶されたネットワーク情報と、出荷データベース35bに記憶された出荷情報とに基づいて、登録情報の正誤を検証する。
機器識別子と利用者情報との関連付けの是非が、ネットワーク情報と出荷情報とに基づいて判断される。出荷情報から、例えば、対象となる物件2に出荷されている空調機50a,50b,・・・の数を確認することもできる。すなわち、登録情報の正誤が、多角的な情報に基づいて検証される。これにより、検証の精度を向上させることができる。
(5−7)変形例G
上記実施形態に係る遠隔管理システム1は、さらに、配置予定情報データベース(配置予定情報記憶部)35cに記憶されている配置予定情報にさらに基づいて、登録情報の正誤が検証されてもよい。配置予定情報は、物件2内における複数の空調機(設備機器)50a,50b,・・・の配置予定を示す情報である。検証部32cは、空調機50a,50b,・・・から送信される位置情報と、遠隔管理サーバ30に記憶されている配置予定情報とに基づき、機器識別子と利用者情報との関連付けが正しいか否かを検証する。これによっても、同一の設備に設けられた設備機器を確実に特定することができる。
具体的に、上記実施形態では、遠隔管理システム1において、遠隔管理サーバ(遠隔監視装置)30から空調機50a,50b,・・・に対する問い合わせに対して、空調機50a,50b,・・・(アダプタ20a,20b,・・・)のグローバルIPアドレスが返される構成としている。
ここで、空調機50a,50b,・・・に対する問い合わせに対して、グローバルIPアドレスに代えて、或いは、グローバルIPアドレスに加えて、他の情報が返されるように構成する。例えば、位置情報は、空調機50a,50b,・・・のそれぞれに取り付けられたGPSから得られる情報である(図14参照)。図14は、空調機50a,50b,・・・から取得される情報が位置情報であった場合に、検証データベースに記憶される情報の例を示す。検証部32cは、配置予定情報データベース35cに記憶されている情報や、位置情報に関する閾値に基づいて、検証対象としている一の物件2に設置されている空調機50a,50b,・・・として、妥当な位置情報が取得されているか否かを判断し、その判断結果に基づいて、仮登録における関連付けの正誤を検証する。
このような構成であっても、仮登録において、一の物件2に関連付けられた空調機50a,50b,・・・が、同一の物件2に設置されているか否かを判断することができる。
(5−8)変形例H
上記実施形態に係る遠隔管理システム1は、さらに、物件2の所在エリアを示す物件エリア情報に基づいて、登録情報の正誤が検証されてもよい。物件エリア情報は、予め手入力された物件2の緯度・経度の範囲の情報、あるいは、物件2の平面的な大きさを示す情報である。すなわち、物件エリア情報は、物件2の複数の空調機50a,50b,・・・が設置されるであろうエリアを示す情報である。
この場合、検証部32cが、この物件エリア情報と、空調機50a,50b,・・・から送信される位置情報とに基づき、機器識別子と利用者情報との関連付けが正しいか否かを検証する。これによっても、同一の設備に設けられた設備機器を確実に特定することができる。
具体的には、物件エリア情報で特定される範囲(場所)に、その物件2に関連付けされた空調機50a,50b,・・・の位置(経度・緯度)が含まれているかを検証部32cが判断し、仮登録における関連付けの正誤が検証される。
1 遠隔管理システム
2 物件
3 遠隔管理センタ
5a LAN
6 インターネット
10a,10b,・・・ 空調機本体
20a,20b,・・・ アダプタ
30 遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)
31 通信部
32 制御部
32a 受付部
32b 仮登録部
32c 検証部
32d 本登録部
33 出力部
34 入力部
35 記憶部
35a 利用者データベース
35b 出荷データベース(出荷情報記憶部)
35c 配置予定情報データベース(配置予定情報記憶部)
35d 図面情報データベース
35e 仮登録データベース(仮登録情報記憶部)
35f 検証データベース(機器情報記憶部)
35g 本登録データベース
50a,50b,・・・ 空調機(設備機器)
60 初期設定パソコン
特開2010−34853号公報

Claims (5)

  1. 複数の利用者の物件にそれぞれ設けられた設備機器と、
    前記設備機器を前記物件の遠隔から管理する遠隔管理装置と、
    を備え、
    前記遠隔管理装置は、
    前記物件に設けられた前記設備機器に関する情報に含まれる機器識別子を受け付ける受付部と、
    前記機器識別子と前記設備機器の利用者に関する情報との関連付けに関する仮登録情報を記憶する仮登録情報記憶部と、
    前記設備機器から送信されるネットワーク情報および位置情報の少なくともいずれか一つを記憶する機器情報記憶部と、
    前記機器情報記憶部に記憶された前記ネットワーク情報および前記位置情報の少なくともいずれか一つに基づいて、前記仮登録情報の正誤を検証する検証部と、
    前記検証部によって正しいと判断された前記仮登録情報を本登録情報として記憶する本登録情報記憶部と、
    前記本登録情報記憶部において前記本登録情報の登録を行う本登録部と、
    を有し、
    前記検証部は、前記仮登録情報記憶部において記憶されている前記仮登録情報に係る前記設備機器から送信された前記ネットワーク情報又は前記位置情報を前記機器情報記憶部から取得し、取得した前記ネットワーク情報又は前記位置情報に基づき前記仮登録情報の正誤を判断する、
    遠隔管理システム。
  2. 前記遠隔管理装置は、前記設備機器に関する出荷情報を記憶する出荷情報記憶部をさらに有し、
    前記検証部は、前記機器情報記憶部に記憶された前記ネットワーク情報と、前記出荷情報記憶部に記憶された前記出荷情報とに基づいて、前記仮登録情報の正誤を検証する、
    請求項1に記載の遠隔管理システム。
  3. 前記ネットワーク情報は、前記設備機器が接続されているネットワークのグローバルIPアドレスであり、
    前記検証部は、同一の前記利用者に関連付けられた複数の前記設備機器の前記グローバルIPアドレスが一致するか否かに基づいて、前記機器識別子と前記利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かを検証する、
    請求項1または2に記載の遠隔管理システム。
  4. 前記物件内における前記設備機器の配置予定情報を記憶する配置予定情報記憶部をさらに有し、
    前記検証部は、前記位置情報と前記配置予定情報とに基づき、前記機器識別子と前記利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かを検証する、
    請求項1から3のいずれかに記載の遠隔管理システム。
  5. 前記物件の所在エリアを示す物件エリア情報を記憶する物件エリア情報記憶部をさらに有し、
    前記検証部は、前記位置情報と前記物件エリア情報とに基づき、前記機器識別子と前記利用者に関する情報との関連付けが正しいか否かを検証する、
    請求項1から3のいずれかに記載の遠隔管理システム。
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