JP4329156B2 - 地上式二重殻低温タンクの建設工法 - Google Patents

地上式二重殻低温タンクの建設工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は低温液化ガスを貯蔵する地上式二重殻低温タンクの建設工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LNG等の低温液化ガスを貯蔵する低温タンクのうち、地上に設置される地上式二重殻低温タンクは、図5に一例を示す如く、底版3上に、側板1Aと底板1Bと屋根1Cとからなる金属製の外槽1を据え付け、且つ該外槽1の底板1B上に、底部冷熱抵抗緩和材4を介し、側板2A及び底板2Bからなる金属製の内槽2を載置した構成としてある。
【0003】
従来における地上式二重殻低温タンクの建設工法としては、図6(イ)(ロ)(ハ)に一例を示す如きものがある。すなわち、先ず、図6(イ)に示す如く、底版3に外槽底板1Bを敷設した状態において、外槽底板1B外周部の外槽側板1Aの組み立て位置を内、外周で挟む位置に作業用足場5を架設し、この内、外周の作業用足場5の間の位置に、クレーン6を用いて外槽側板部材1aを吊り込んで、周方向と上方向に順次継ぎ足して行くことにより外槽側板1Aを組み立てるようにする。次に、図6(ロ)に示す如く、作業用足場5を撤去してから、外槽底板1B上で外槽屋根1Cを組み立て、この外槽屋根1Cを、エアレイジング法あるいはジャッキアップ法により外槽側板1Aの頂部まで押し上げて、外槽側板1Aの頂部に接合させるようにし、これにより外槽1を完成させるようにする。しかる後、図6(ハ)に示す如く、外槽底板1B上に、底部冷熱抵抗緩和材4を介して内槽底板2Bを敷設し、次いで、内槽底板2B外周部の内槽側板2Aの組み立て位置を内、外周で挟む位置に作業用足場5を架設し、この内、外周の作業用足場5の間の位置に、外槽屋根1Cの内側に装備されたトロリー7等を用いて内槽側板部材2aを吊り込んで、周方向と上方向に順次継ぎ足して行くことにより内槽側板2Aを組み立て、これにより内槽2を完成させるようにするものである。8は外槽1の内外を連通させる工事口を示す。
【0004】
なお、屋根揚げには、外部で組み立てたものを大型のレッカーにより引き上げる方法もあるが、大型タンクでは、エアレイジング法やジャッキアップ法が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来の地上式二重殻低温タンクの建設工法の場合、外槽1を完成させた後に内槽2を組み立てるようにするため、工期が長くなるという問題があり、又、大型のクレーン6や、作業用足場5の架設、撤去作業が不可欠であり、しかも高所作業が多くなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、外槽と内槽の施工を並行して行うことができるようにすると共に、高所作業を努めて少くすることができるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、外槽底板上に底部冷熱抵抗緩和材を介して内槽底板を設置し、上記外槽底板上で外槽側板の最上段部分を組み立てると共に、該外槽側板の最上段部分の頂部に外槽屋根を組み立てて一体化させるようにし、しかる後、上記外槽屋根を一体化させた外槽側板最上段部分を、外槽底板の外周部の外側位置に設置した外槽用ジャッキを用いて所要の高さ位置までジャッキアップさせ、次に、上記外槽底板上の内槽底板上で内槽側板の最上段部分を組み立てる作業と、外槽側板の次段部分を組み立てて最上段部分の外槽側板に継ぎ足す作業とを並行して実施し、次いで、外槽側板の次段部分を外槽用ジャッキで所要高さ位置までジャッキアップさせると共に内槽側板の最上段部分を内槽用ジャッキを用いて所要の高さ位置までジャッキアップさせ、以後同様に、外槽側板と内槽側板の1段分宛の継ぎ足し作業とジャッキアップ作業とを各々所要回繰り返すことにより、外槽側板の継ぎ足しと内槽側板の継ぎ足しを行い、しかる後、外槽側板の下端を外槽底板に、内槽側板の下端を内槽底板にそれぞれ接合することにより外槽と内槽を施工して全体を完成させるようにする地上式二重殻低温タンクの建設工法としたり、又、外槽側板の最上段部分に外槽屋根を予め一体化させるようにすることに代えて、外槽側板上で外槽側板の最上段部分を組み立てるときに、外槽側板の最上段部分の頂部に外槽屋根を取り付けるためのコンプレッションリングを接合しておき、次に、外槽側板及び内槽側板の各ジャッキアップ作業と継ぎ足し作業を実施している間に、内槽底板上で外槽屋根組み立てを行い、更に、内槽底板上で組み立てられた外槽屋根の外周端部と内槽側板の最上段部分の頂部との間にシール膜を気密に取り付けておくようにし、外槽側板と内槽側板の施工が終了した後に、上記外槽屋根をエアレイジングにより浮上させて外槽側板の頂部のコンプレッションリングに外槽屋根を接合させるようにする地上式二重殻低温タンクの建設工法とすることにより、外槽と内槽の同時施工が可能となり、又、側板部材の継ぎ足し作業を低所で行うことができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は本発明の実施の一形態を示すもので、図5に示す如き地上式二重殻低温タンクを建設するために、先ず、図1(イ)に示す如く、予め、地上に底版3を構築して、該底版3上に外槽底板1Bを敷設すると共に、該外槽底板1B上に、底部冷熱抵抗緩和材4を介して内槽底板2Bを設置し、更に、外槽側板1Aの施工位置となる外槽底板1B上の外周部の外側位置に、所要数の外槽用ジャッキ9Aを周方向に所要間隔を隔てて設置する。
【0010】
かかる状態において、図1(ロ)に示す如く、外槽底板1B上に、たとえば、縦3m×横10mとして所要の湾曲形状とした側板部材1aを搬入して、これらを、円筒状になるように接合して、外槽側板1Aの最上段部分を組み立て、且つ該外槽側板1Aの最上段部分の頂部に、外槽屋根1Cを組み立てて一体化させる。更に、必要な付属品の取り付けや所要範囲の塗装等を行うようにする。なお、外槽用ジャッキ9Aの設置は、外槽側板1Aの最上段部分に外槽屋根1Cを一体化させた後に行ってもよい。
【0011】
次に、図1(ハ)に示す如く、外槽用ジャッキ9Aを用いて、外槽屋根1Cが一体化されている外槽側板1Aの最上段部分を1段分だけジャッキアップさせるようにする。この際、外槽用ジャッキ9Aは、周方向に1つ置きのもの同士をそれぞれ第1グループと第2グループに分け、第1グループだけを使用するようにする。
【0012】
上記外槽用ジャッキ9Aは、クライミングクレーンの昇降機構等として用いられているものと同様なもので、たとえば、図2(イ)に示す如く、上下方向に所定のピッチ間隔で多数のピン孔10を有する支柱11に、ピン孔12を有する上部リング13と下部リング14を上下方向へ摺動自在に嵌装し、且つ上部リング13と下部リング14との間に複数本の油圧シリンダ15を介装し、下部リング14をロックピン16により支柱11に固定して、油圧シリンダ15を収縮させた状態に置いて、上部リング13に、側板部材1aの外面に固設したジャッキアップ用ピース17を係合させ、図2(ロ)に示す如く、油圧シリンダ15を伸長させて上部リング13を上昇させることにより、外槽側板1Aの最上段部分を所定量ジャッキアップし、次に、図2(ハ)に示す如く、上部リング13をロックピン16により支柱11に固定して、油圧シリンダ15を収縮させることにより下部リング14を引き上げ、更に、下部リング14を支柱11に固定し直した後、上記動作を繰り返すことにより、所謂、尺取り虫動作で、図2(ニ)に示す如く、外槽側板1Aの最上段部分を所定の高さ位置までジャッキアップさせることができるようにしてある。
【0013】
上述したように、外槽屋根1Cが一体化されている外槽側板1Aの最上段部分を、第1グループの外槽用ジャッキ9Aによりジャッキアップさせた後、図1(ハ)に示す如く、内槽側板2Aの施工位置となる内槽底板2B上の外周部の内側位置に、外槽用ジャッキ9Aの場合と同様に、第1グループと第2グループに分けて使用するように、所要数の内槽用ジャッキ9Bを周方向に所要間隔を隔てて設置する。
【0014】
一方、図1(ニ)に示す如く、この内槽用ジャッキ9Bの設置と相前後させて、内槽底板2B上に、所要の湾曲形状とした側板部材2aを搬入し、これらを円筒状になるように接合して、内槽側板2Aの最上段部分を組み立てるようにし、更に、この内槽側板2Aの最上段部分の組み立てと並行して、外槽側板1Aの次段部分の組み立てと最上段部分への継ぎ足しを行うようにする。
【0015】
しかる後、図1(ホ)に示す如く、第2グループの外槽用ジャッキ9Aを用いて、外槽側板1Aの次段部分を1段分ジャッキアップさせるようにし、又、第1グループの内槽用ジャッキ9Bを用いて、内槽側板2Aの最上段部分を1段分ジャッキアップさせるようにする。この際、外槽側板1Aの次段部分を第1グループの外槽用ジャッキ9Aでジャッキアップさせた後は、第2グループの外槽用ジャッキ9Aは、図2(イ)に示す如く、最下部位置まで上、下部リング13,14を下降させるようにする。なお、内槽用ジャッキ9Bについても、外槽用ジャッキ9Aと同様な構成としてあり、同様な取り扱いを行うようにする。
【0016】
以降は、上述した動作を所要回数繰り返すことにより、外槽側板1Aの継ぎ足しと内槽側板2Aの継ぎ足しを行って、それぞれ所定の高さまで組み立て、しかる後、各ジャッキ9A,9Bを撤去し、外槽側板1Aの下端を外槽底板1Bに、又、内槽側板2Aの下端を内槽底板2Bにそれぞれ接合することにより、図5に示す如き地上式二重殻低温タンクを完成させる。
【0017】
このように、本発明においては、外槽1の施工と内槽2の施工を並行して行うようにするので、工期を短縮することができると共に、各側板部材1a,2aの接合による側板1A,2Aの組み立て、継ぎ足しを低所で行うことができることから、溶接作業等が容易で、又、足場等の設営も最小限となる。これにより、大型クレーンや特別な機材を不要にでき、コスト的にも有利となる。
【0018】
次に、図3(イ)(ロ)(ハ)及び図4は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1(イ)〜(ホ)及び図2(イ)〜(ニ)に示した地上式二重殻低温タンクの建設工法において、外槽側板1Aの最上段部分の頂部に外槽屋根1Cを予め一体化させるようにすることに代えて、外槽側板1Aと内槽側板2Aの施工が終了した後に、外槽屋根1Cをエアレイジング法により浮上させて外槽側板1Aの頂部に取り付けるようにしたものである。
【0019】
すなわち、図3(イ)に示す如く、外槽底板1B上で外槽側板1Aの最上段部分を筒状に組み立てるとき、該外槽側板1Aの最上段部分の頂部には外槽屋根1Cは一体化させず、外槽屋根1Cを取り付けるためのコンプレッションリング18のみを接合しておくようにし、図3(ロ)に示す如く、筒状に組み立てた外槽側板1Aと内槽側板2Aをジャッキアップさせて順次継ぎ足していく工程を並行実施しているときに、同時に、内槽底板2B上で、組立架台19を介して外槽屋根1Cの組み立てを行うようにし、図3(ハ)に示す如く、外槽側板1Aと内槽側板2Aの組み立てが終了してから、外槽屋根1Cをエアレイジング法により浮上させて、上記コンプレッションリング18に接合させるようにする。
【0020】
上記において、エアレイジング法を実施する際の準備として、図4にその一例を拡大して示す如く、外槽屋根1Cの外周端部と内槽側板2Aのトップガーダ20との間にシール膜21を気密に取り付けておくようにする等の所要のシール対策を施すようにする。
【0021】
図3(イ)(ロ)(ハ)に示すようにした場合は、外槽屋根1Cをエアレイジングで浮上させることから、ジャッキ9Aの能力又は設置台数を低減することができる。
【0022】
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、ジャッキ9A,9Bとしては、図2(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示したジャッキ9Aとは別の構造のものを使用してもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の地上式二重殻低温タンクの建設工法によれば、外槽底板上に底部冷熱抵抗緩和材を介して内槽底板を設置し、上記外槽底板上で外槽側板の最上段部分を組み立てると共に、該外槽側板の最上段部分の頂部に外槽屋根を組み立てて一体化させるようにし、しかる後、上記外槽屋根を一体化させた外槽側板最上段部分を、外槽底板の外周部の外側位置に設置した外槽用ジャッキを用いて所要の高さ位置までジャッキアップさせ、次に、上記外槽底板上の内槽底板上で内槽側板の最上段部分を組み立てる作業と、外槽側板の次段部分を組み立てて最上段部分の外槽側板に継ぎ足す作業とを並行して実施し、次いで、外槽側板の次段部分を外槽用ジャッキで所要高さ位置までジャッキアップさせると共に内槽側板の最上段部分を内槽用ジャッキを用いて所要の高さ位置までジャッキアップさせ、以後同様に、外槽側板と内槽側板の1段分宛の継ぎ足し作業とジャッキアップ作業とを各々所要回繰り返すことにより、外槽側板の継ぎ足しと内槽側板の継ぎ足しを行い、しかる後、外槽側板の下端を外槽底板に、内槽側板の下端を内槽底板にそれぞれ接合することにより外槽と内槽を施工して全体を完成させるようにするので、内、外槽の施工を並行して行うことができることにより、工期を短縮することができ、又、内、外槽側板の組み立てを低所で行うことができることから、溶接等の作業を最小限の足場を用いるだけで容易に行うことができ、しかも大型のクレーンを用いる必要がないためコスト的にも有利であり、更に、外槽側板の最上段部分に外槽屋根を予め一体化させるようにすることに代えて、外槽側板上で外槽側板の最上段部分を組み立てるときに、外槽側板の最上段部分の頂部に外槽屋根を取り付けるためのコンプレッションリングを接合しておき、次に、外槽側板及び内槽側板の各ジャッキアップ作業と継ぎ足し作業を実施している間に、内槽底板上で外槽屋根組み立てを行い、更に、内槽底板上で組み立てられた外槽屋根の外周端部と内槽側板の最上段部分の頂部との間にシール膜を気密に取り付けておくようにし、外槽側板と内槽側板の施工が終了した後に、上記外槽屋根をエアレイジングにより浮上させて外槽側板の頂部のコンプレッションリングに外槽屋根を接合させるようにすることによって、外槽側板のジャッキアップに用いるジャッキの小型化又は設置数の減少化を図ることができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地上式二重殻低温タンクの建設工法の実施の一形態を示すもので、(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)はそれぞれ異なる状態を示す作業工程の概略図である。
【図2】外槽用ジャッキの構成及び作動を示すもので、(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は外槽側板をジャッキアップさせる際の概略工程図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示すもので、(イ)(ロ)(ハ)は作業工程の概略図である。
【図4】図3の実施の形態におけるエアレイジング時のシール対策の一例を示す部分拡大図である。
【図5】地上式二重殻低温タンクの一例を示す概要図である。
【図6】従来における地上式二重殻低温タンクの建設工法の一例を示すもので、(イ)(ロ)(ハ)は作業工程の概略図である。
【符号の説明】
1 外槽
1A 側板
1B 底板
1C 屋根
2 内槽
2A 側板
2B 底板
底部冷熱抵抗緩和材
9A 外槽用ジャッキ
9B 内槽用ジャッキ
18 コンプレッションリング
21 シール膜

Claims (2)

  1. 外槽底板上に底部冷熱抵抗緩和材を介して内槽底板を設置し、上記外槽底板上で外槽側板の最上段部分を組み立てると共に、該外槽側板の最上段部分の頂部に外槽屋根を組み立てて一体化させるようにし、しかる後、上記外槽屋根を一体化させた外槽側板最上段部分を、外槽底板の外周部の外側位置に設置した外槽用ジャッキを用いて所要の高さ位置までジャッキアップさせ、次に、上記外槽底板上の内槽底板上で内槽側板の最上段部分を組み立てる作業と、外槽側板の次段部分を組み立てて最上段部分の外槽側板に継ぎ足す作業とを並行して実施し、次いで、外槽側板の次段部分を外槽用ジャッキで所要高さ位置までジャッキアップさせると共に内槽側板の最上段部分を内槽用ジャッキを用いて所要の高さ位置までジャッキアップさせ、以後同様に、外槽側板と内槽側板の1段分宛の継ぎ足し作業とジャッキアップ作業とを各々所要回繰り返すことにより、外槽側板の継ぎ足しと内槽側板の継ぎ足しを行い、しかる後、外槽側板の下端を外槽底板に、内槽側板の下端を内槽底板にそれぞれ接合することにより外槽と内槽を施工して全体を完成させるようにすることを特徴とする地上式二重殻低温タンクの建設工法。
  2. 外槽側板の最上段部分に外槽屋根を予め一体化させるようにすることに代えて、外槽側板上で外槽側板の最上段部分を組み立てるときに、外槽側板の最上段部分の頂部に外槽屋根を取り付けるためのコンプレッションリングを接合しておき、次に、外槽側板及び内槽側板の各ジャッキアップ作業と継ぎ足し作業を実施している間に、内槽底板上で外槽屋根組み立てを行い、更に、内槽底板上で組み立てられた外槽屋根の外周端部と内槽側板の最上段部分の頂部との間にシール膜を気密に取り付けておくようにし、外槽側板と内槽側板の施工が終了した後に、上記外槽屋根をエアレイジングにより浮上させて外槽側板の頂部のコンプレッションリングに外槽屋根を接合させるようにする請求項1記載の地上式二重殻低温タンクの建設工法。
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