JP4328650B2 - 設備点検支援プログラム及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力設備等の点検を支援するためのコンピュータプログラム及び設備点検支援装置に関する。
遮断器や断路器などの電力設備の機構部を点検する場合には、清掃箇所、注油箇所、グリスを塗布する箇所など、点検を要する箇所が設備のメーカ、型式又は製造年等によって異なる。例えば、遮断器の接触抵抗を測定する際には、測定の経路や電圧測定位置が前後に少しずれただけで的確な値が得られなかったり、動作トルクを測定する際には、測定位置及び測定するときの設備の状態によって的確な値が得られなかったりする。
このため、長期間に亘って様々な設備の点検を行った経験のある作業者であっても点検箇所を誤認し、その結果グリス固着などの不具合を招くこともある。
そこで、上記のような点検箇所の誤認を予防し、適切な点検を行うため、点検に際しては、各設備の取扱説明書など、多くの資料を携行し、点検の手順に合わせて資料の該当箇所を探し、これを読みながら点検が行われる。従って、点検に要する時間が非常に長くなるとともに、点検を行う作業者に掛かる精神的、肉体的負担も大きくなる。
下記特許文献1には、例えば発電プラントにおいて、保守業務の一環として実施するプラント巡視点検によるプラント構成設備の異常兆候などを把握するための設備診断を支援する「プラント設備診断装置」が開示され、下記特許文献2には、プラント設備の点検作業を円滑に行うことができる「設備情報管理装置」が開示されている。
特開平6−186140号公報 特許第2566024号公報
しかしながら、上記「プラント設備診断装置」では、巡視点検作業を行っている間は、巡視員にアドバイスを与えることができる熟練技術者を総合制御所等に待機させる必要があり、その技術者に掛かる負担が大きい。一方、上記「設備情報管理装置」の可搬型端末装置は、過去の点検状態量に異常があった点検項目を更新表示したときに警報表示する手段を具備しているが、グリス固化等の作業不良や外観上の不具合など、点検状態量のみでは異常の有無を判断することができないような設備異常に対応することができない。また、異常を確認できたとしても、その原因などがわからなければ、作業者は、適切な対応策がわからず、設備の点検を適切かつ安全に行うことができない。
本発明の目的は、熟練者でなくても設備の点検を的確に行えるようにするため、必要な情報を提供する設備点検支援プログラム及び装置を提供することである。
本発明の設備点検支援プログラムは、点検対象の設備に対し予め定めた点検手順に従って点検の箇所や方法等に関する作業指令情報を提示するステップと、前記点検対象の設備に発生した過去の不具合に関する不適合情報を提示するステップと、前記設備における点検の結果が入力されると、前記設備の種類に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベース内に当該点検の箇所における点検結果に関する管理値が存在するか否かを判別し、該管理値が存在する場合には、前記入力された点検結果が該管理値の範囲内にあるか否かを判別するステップと、前記点検結果が管理値の範囲外にある場合には、それを報知すると共に当該点検箇所の点検のやり直しを選択可能とするステップと、前記点検結果に関する管理値が存在しない場合、又は前記点検結果が管理値の範囲内にある場合には、当該点検結果を保存するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、前記不適合情報は、前記点検対象の設備に発生した過去の不具合の原因を含むことを特徴とする。
本発明の具体的態様では、前記不適合情報は、前記点検対象の設備に関する情報のほか、該設備と同じ種類又は型式の他の設備に関する情報を含む。
また、前記作業指令情報を提示するステップでは、該作業指令情報は文字で提示され、これに加えて、前記点検対象の設備の点検箇所や点検方法等を示す静止画、動画、又は音声による補足情報を提示することを特徴とする。
本発明の具体的態様では、前記作業指令情報が提示されたとき、前記不適合情報を提示するステップでは、該提示された作業指令情報に対応する点検箇所に関する不適合情報を提示する。
更に、点検結果を前記点検対象の設備の管理者側へ出力するステップを実行させることを特徴とする。
本発明の具体的態様では、前記設備は、電力設備である。
本発明の具体的態様では、前記電力設備は、遮断器又は断路器などの可動部を有する機器である。
本発明の設備点検支援装置は、設備の点検に必要な情報を提供するための装置であって、点検対象の設備の点検箇所や点検方法等に関する作業指令情報、及び前記点検対象の設備に発生した過去の不具合に関する不適合情報を格納するデータ格納部と、前記設備における点検の結果を入力する入力部と、画像又は音声を出力可能な出力部と、前記点検対象の設備に対し予め定めた点検手順に従って前記データ格納部から前記作業指令情報を取り出して前記出力部へ送るほか、所定のタイミングで前記データ格納部から前記不適合情報を取り出して前記出力部へ送る情報処理部とを備える。そして、前記情報処理部は、前記入力部から前記設備における点検の結果が入力されると、前記設備の種類に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベース内に当該点検の箇所における点検結果に関する管理値が存在するか否かを判別し、該管理値が存在する場合には、前記入力された点検結果が該管理値の範囲内にあるか否かを判別し、前記点検結果が管理値の範囲外にある場合には、それを報知すると共に当該点検箇所の点検のやり直しを選択可能とする一方、前記点検結果に関する管理値が存在しない場合又は前記点検結果が管理値の範囲内にある場合には、当該点検結果を保存する処理を行うことを特徴とする。
本発明の具体的態様では、前記不適合情報は、前記点検対象の設備に発生した過去の不具合の原因を含むことを特徴とする設備点検支援装置。
また、前記不適合情報は、前記点検対象の設備に関する情報のほか、該設備と同じ種類又は型式の他の設備に関する情報を含むことを特徴とする。
また、前記データ格納部には、前記点検対象の設備の点検箇所や点検方法等を示す静止画、動画、又は音声による補足情報も格納されており、前記情報処理部は、前記出力部へ送る作業指令情報に対応する補足情報を前記データ格納部から取り出して前記出力部へ送ることを特徴とする。
また、前記情報処理部は、前記作業指令情報を前記出力部へ送る度に、該作業指令情報に対応する点検箇所に関する不適合情報を前記データ格納部内で検索し、該当する不適合情報がある場合には、これを前記出力部へ送ることを特徴とする。
また、前記入力部から入力された点検結果を前記点検対象の設備の管理者側へ送るデータ通信部を備えたことを特徴とする。
本発明の具体的態様では、前記管理者側には、前記データ通信部から送られる点検結果を格納する管理データ格納部が備えられている。
本発明の設備点検支援プログラムによれば、点検対象の設備に対し予め定めた点検手順に従って点検の箇所や方法等に関する作業指令情報を提示するステップと、点検対象の設備に発生した過去の不具合に関する不適合情報を提示するステップと、前記設備における点検の結果が入力されると、前記設備の種類に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベース内に当該点検の箇所における点検結果に関する管理値が存在するか否かを判別し、該管理値が存在する場合には、前記入力された点検結果が該管理値の範囲内にあるか否かを判別するステップと、前記点検結果が管理値の範囲外にある場合には、それを報知すると共に当該点検箇所の点検のやり直しを選択可能とするステップと、前記点検結果に関する管理値が存在しない場合、又は前記点検結果が管理値の範囲内にある場合には、当該点検結果を保存するステップとをコンピュータに実行させることにより、設備の点検に必要な情報を作業者に提供することができる。ここで、上記管理値により点検箇所における点検結果の良否を判定することができる。これにより、熟練した作業者でなくても、提供される作業指令情報及び不適合情報に基づいて適切な点検を行うことができるとともに、点検対象の設備に同様の不具合が発生しないように一層注意深く的確に点検を行うことができる。
また、不適合情報は、点検対象の設備に発生した過去の不具合の原因を含むようにするのがよい。これにより、作業者は、提示された不適合情報に基づいて、過去に発生した不具合と同じ不具合を発生させないように注意して点検を行うことができる。更に、不適合情報は、点検対象の設備に関する情報のほか、該設備と同じ種類又は型式の他の設備に関する情報を含むようにしてもよい。これにより、点検対象の設備に生じ得る不具合に関する情報をより多く把握することができるため、これに基づいて点検を一層適切に行うことができる。
また、作業指令情報を提示するステップでは、該作業指令情報は文字で提示され、これに加えて、前記点検対象の設備の点検箇所や点検方法等を示す静止画、動画、又は音声による補足情報を提示することができる。点検箇所や点検方法等を、文字情報に併せて画像や音声による情報で提示することにより、作業者は、これに基づいて点検を一層適切に行うことができる。
また、作業指令情報が提示されたとき、不適合情報を提示するステップでは、該提示された作業指令情報に対応する点検箇所に関する不適合情報を提示することができる。このように、点検箇所ごとに不適合情報を提示することにより、作業者は、留意すべき事項等を的確に把握することができ、一層適切な点検を行うことができる。
更に、点検結果を点検対象の設備の管理者側へ出力するステップを実行させることもできる。
また、点検を行う設備としては、電力設備を採用することが可能である。この場合、電力設備には、遮断器又は断路器などの可動部を有する機器を採用することができる。
本発明の設備点検支援装置、点検対象の設備の点検箇所や点検方法等に関する作業指令情報、及び点検対象の設備に発生した過去の不具合に関する不適合情報を格納するデータ格納部と、前記設備における点検の結果を入力する入力部と、画像又は音声を出力可能な出力部と、点検対象の設備に対し予め定めた点検手順に従ってデータ格納部から作業指令情報を取り出して出力部へ送るほか、所定のタイミングでデータ格納部から不適合情報を取り出して出力部へ送る情報処理部とを備える。そして、前記情報処理部は、前記入力部から前記設備における点検の結果が入力されると、前記設備の種類に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベース内に当該点検の箇所における点検結果に関する管理値が存在するか否かを判別し、該管理値が存在する場合には、前記入力された点検結果が該管理値の範囲内にあるか否かを判別し、前記点検結果が管理値の範囲外にある場合には、それを報知すると共に当該点検箇所の点検のやり直しを選択可能とする一方、前記点検結果に関する管理値が存在しない場合又は前記点検結果が管理値の範囲内にある場合には、当該点検結果を保存する処理を行うことにより、設備の点検に必要な情報を作業者に提示することができる。ここで、上記管理値により点検箇所における点検結果の良否を判定することができる。これにより、熟練した作業者でなくても、提示される作業指令情報及び不適合情報に基づいて適切な点検を行うことができるとともに、点検対象の設備に同様の不具合が発生しないように一層注意深く的確に点検を行うことができる。
また、不適合情報は、点検対象の設備に発生した過去の不具合の原因を含むようにするのがよい。これにより、作業者は、提示された不適合情報に基づいて、過去に発生した不具合と同じ不具合を発生させないように注意して点検を行うことができる。更に、不適合情報は、点検対象の設備に関する情報のほか、該設備と同じ種類又は型式の他の設備に関する情報を含むようにしてもよい。これにより、点検対象の設備に生じ得る不具合に関する情報をより多く把握することができるため、これに基づいて点検を一層適切に行うことができる。
また、データ格納部には、点検対象の設備の点検箇所や点検方法等を示す静止画、動画、又は音声による補足情報も格納されており、情報処理部は、出力部へ送る作業指令情報に対応する補足情報をデータ格納部から取り出して出力部へ送ることができる。点検箇所や点検方法等を、文字情報に併せて画像や音声による情報で提示することにより、作業者は、これに基づいて点検を一層適切に行うことができる。
また、情報処理部は、作業指令情報を出力部へ送る度に、該作業指令情報に対応する点検箇所に関する不適合情報をデータ格納部内で検索し、該当する不適合情報がある場合には、これを出力部へ送るようにすることができる。このように、点検箇所ごとに不適合情報を提示することにより、作業者は、留意すべき事項等を的確に把握することができ、一層適切な点検を行うことができる。
また、点検結果を入力する入力部と、入力された点検結果を点検対象の設備の管理者側へ送るデータ通信部とを備えるようにすることができる。この場合、管理者側には、データ通信部から送られる点検結果を格納する管理データ格納部を備えておくのが好適である。
図1は、実施例の設備点検支援装置1及び設備管理者(例えば、給電指令所)2側の構成を示す。
実施例の設備点検支援装置1は、電力設備の一つである遮断器を点検するのに必要な情報を作業者に提示することにより、作業者の点検作業を支援するとともに、作業者によって入力される点検結果などのデータを給電指令所2との間で無線通信することができる可搬型の情報処理端末(例えば、ノート型パソコンなど)である。
この設備点検支援装置1は、上記の機能を果たすための具体的手段として、
点検結果などを入力する入力部(例えば、マウスやキーボードなど)4と、
給電指令所2が管理する全ての遮断器において過去に発生した不具合に関する不適合情報20、所定の基準(例えば、遮断器の種類や型式など)に基づいて予め定めた点検箇所や点検方法等に関する作業指令情報21、各遮断器設置場所に配備されている遮断器の型式や定格事項等に関する設備情報22、各遮断器設置場所に配備された遮断器の交換履歴や過去の点検結果等に関する個別情報23、遮断器の点検箇所や点検方法等を表す静止画、動画或いは音声による補足情報24を格納したデータ格納部(例えば、ハードディスク)5と、
遮断器の点検に必要となる情報を提供するための後述の演算を行ったり、この設備点検支援装置1の各部の動作タイミングを制御する情報処理部(例えば、CPU)7と、
情報処理部7の求めに応じて素早くデータを送ったり、情報処理部7から返された処理結果等を格納する記憶部(例えば、メモリ)8と、
情報処理部7から送られる演算結果を、遮断器の点検に必要となる情報として出力する出力部(例えば、モニタ又はスピーカ)10と、
点検結果を表すデータを給電指令所2側へ送ったり、給電指令所2側から送られる後述の更新情報を受信するなど、給電指令所2との間でデータ通信(例えば、無線通信)を行うデータ通信部11と
を備えている。
データ格納部5に格納されている不適合情報20には、給電指令所2が管理する遮断器の全てにおいて過去に発生した不具合の原因や対策方法を表す情報も含まれている。この情報が提示されることにより、作業者は、単に点検対象の遮断器に発生し得る不具合を知ることができるだけでなく、前回の点検時における作業不良に起因して、現実に点検対象の遮断器に生じている不具合への対処方法や、同様の不具合を発生させないように留意すべき事項についても知ることができる。
また、不適合情報には、点検時に把握される情報以外の情報を含ませることができる。例えば、遮断器が運転状態にあるとき、通電を遮断することを示す「切」指令が入力されたにも拘わらず、その指令どおりに動作しなかったという不具合の事実や、その不具合が「過去の点検時において特定の点検箇所に指定外のグリスが塗布されていた」といった当該不具合の原因などを含むようにしてもよいし、このほかにも、作業者にとって点検作業を支援することができる任意の情報を含むことができる。
更に、補足情報24内には、遮断器の点検箇所や点検方法等を静止画、動画又は音声で示す情報がデータ格納部5内のどこに格納されているのか(例えば、アドレス)を表す補足情報データベースも格納されている。
設備点検支援装置1の情報処理部7は、
遮断器の点検に必要となる情報を提供するための様々な演算を行う演算部13と、
入力部4から入力されるデータ(例えば、点検結果など)や、コンピュータプログラムからの命令を解読してそれを演算部13へ送ったり、設備点検支援装置1内の各部の動作タイミングなどを制御する制御部14と
を備えている。
給電指令所2側には、設備点検支援装置1のデータ格納部5に格納された各情報と同様の不適合情報30、作業指令情報31、設備情報32、個別情報33、及び補足情報34が格納されている管理データ格納部16と、
設備点検支援装置1側から送られる点検結果等を踏まえて管理データ格納部16内の各情報を更新したり、他の設備点検支援装置からのデータにより更新された情報の内容を設備点検支援装置1へ送るサーバ(例えば、コンピュータ)17と
を備えている。
ここで、例えば、設備点検支援装置を複数台使用して個別に遮断器の点検を行う場合には、1つの支援装置から送られるデータによって給電指令所2側の管理データ格納部16内の情報が更新されたときは、他の支援装置内にある情報は給電指令所2側の情報よりも古くなる。従って、給電指令所2のサーバ17は、各支援装置側からの要求に従って又は適宜のタイミングで自動的に、各支援装置側へ更新情報を送ることができるように構成するのがよい。
また、給電指令所2において、任意の場所に配備されている遮断器において突発的な事故、例えば、上記のように「切」指令に対し的確に動作しなかったという事故の発生を検知した場合には、給電指令所2側ではその原因や対策方法等を調査・検討し、その内容に基づいて管理データ格納部16内にある不適合情報30の不適合情報データベースを更新しておくのがよい。
図2及び図3は、実施例の設備点検支援プログラムのフローチャートで、このプログラムからの命令に従って設備点検支援装置1の情報処理部7が行う演算処理を示す。
まず、情報処理部7の制御部14は、出力部(例えば、モニタ)10に初期データ入力画面を表示する(ステップ[以下、STと表記する]1)。
図4は、出力部10に表示された初期データ入力画面の一例を示す。遮断器の点検を行う作業者は、この初期データ入力画面に表された項目に従って、点検日、変電所名、設置場所(例えば、路線名等)、及び点検対象の遮断器の種類(例えば、VCBやGCBなど)を入力する。実施例では、例えば、当日の日付は“2003年10月8日”、変電所名は“○○変電所”、点検対象の遮断器の設置場所は“○○線”、点検対象の遮断器の種類は“VCB”とする。
再び、図2のフローチャートに戻り、情報処理部7の制御部14は、上記の初期データ入力画面を表示した後、作業者によって“設備情報及び不適合情報の検索”ボタン(図4)が押下されたときは、設備情報及び不適合情報を検索する(ST2)。具体的には、入力された点検日、変電所名、設置場所、及び装置種類に基づいて、当該設置場所に配備されている遮断器の型式や定格事項等に関する最新情報、過去の点検時において作業者が気付いた事項等を表す情報(記事)、及び点検対象の遮断器と同型式の遮断器に関する不適合情報を検索する。
図5は、設備情報22に含まれる情報のうち、各遮断器設置場所に配備されている遮断器の型式や定格事項等を表す設備情報データベースの一例を示す。
この設備情報データベースを参照することにより、初期データ入力画面(図4)で入力された遮断器設置場所に配備されている遮断器の型式や定格事項等に関する最新情報を得ることができる。ここで、実施例では、初期データ入力画面において、“2003年10月8日”、“○○変電所”、“○○線”、及び“VCB”というデータが入力されているため、情報処理部7の制御部14は、この設備情報データベースから“○○変電所”の“○○線”に配備されている遮断器の型式、定格電圧、定格電流、定格遮断容量、定格遮断電流、及び全重量を取り出し、記憶部8に格納する。
また、この設備情報データベース内にある“個別NO”の項目に入力されているデータは、各遮断器設置場所における遮断器の交換履歴や過去の点検結果等を記録した個別情報ごとに割り当てられた番号であり、この番号によって、参照すべき個別情報を識別することができるようになっている。また、設備情報データベース内にある“記事”の項目の値は、作業者が点検中に気付いた様々な事項を表す情報が各個別情報内に入力されているかどうかを示すフラグであり、このデータが“1”のときは当該情報が存在し、“0”のときは存在しないことを表す。
図6,図7及び図8は、個別情報23に含まれる情報のうち、上記の設備情報データベースの“個別NO1”に該当する遮断器、即ち、点検対象である“○○変電所”の“○○線”に配備された遮断器に関する個別情報データベースの一例を示す。情報処理部7の制御部14は、初期データ入力画面を表示した後に、演算部13の演算結果、具体的には個別NOの項目内から取り出したデータが“1”の場合には、“個別NO1”に対応する個別情報データベースにアクセスし、点検結果を格納するための行を挿入する(図では太線表示)。これとともに、制御部14は、予め定めた項目については、初期データ入力画面で入力されたデータ及び直近の点検時のデータ等に基づいて、当該挿入した行にデータを入力する。例えば、予め定めた事項としては、図6に示す“発変電所NO”〜“作業年月日”の項目のデータや、図7及び図8に示す指定品目、特殊工具、及び各種測定作業に関する管理値データなどである。
ここで、情報処理部7の演算部13は、設備情報データベース(図5)において、“○○変電所”の“○○線”に関するデータのうち、“記事”の項目に“1”が入力されているため、これに基づいて、“個別NO1”に関する個別情報データベース(図6〜図8)の右端の“記事”の項目(図8)を参照し、この項目に入力されている全てのデータを演算結果として制御部14へ送り、制御部14はこれを記憶部8に格納する。
図9は、不適合情報20に含まれる情報のうち、給電指令所2が管理する全ての遮断器に関する不適合情報データベースの一例を示す。情報処理部7の制御部14は、上記のように、“○○変電所”の“○○線”に配備されている遮断器に関する設備情報を検索するとともに、当該遮断器と同型式の遮断器に関する不適合情報も検索する。具体的には、情報処理部7の演算部13が、この不適合情報データベースの“型式1”の項目に格納されたデータを参照し、“○○変電所”の“○○線”に配備されている遮断器と同型式(例えば、VK)に該当するデータを選び出し、そのデータに含まれる“点検箇所”、“不適合事例(不具合及びその原因)”、及びその不具合の“発生年月日”の項目に格納されているデータを演算結果として制御部14へ送る。制御部14は、演算部13から受けた不適合情報のデータを検索結果として記憶部8へ格納する。
ここで、図9の不適合情報データベースは、型式“VK”に基づいてデータを並べ替え、当該型式“VK”の遮断器に該当する不適合情報を見易くしたものである。
この不適合情報データベース中、“n”は、後述の作業項目データベースに格納されている遮断器の各点検箇所にそれぞれ割り当てられた数字であり、詳細については後述する。
上記のように、フローチャートのST2では、情報処理部7の制御部14は、設備情報及び不適合情報を検索して出力部(例えば、モニタ)10に出力する(ST3)。具体的には、設備情報及び不適合情報の検索結果は前述のとおり記憶部8に格納されているため、制御部14は、この記憶部8に格納された情報を出力部10へ送ることができる。
図10は、“○○変電所”の“○○線”に配備された遮断器に関する設備情報、及び当該遮断器と同型式(例えば、VK)の遮断器に関する不適合情報の一覧を出力部10に表示した状態を示す。
情報処理部7の制御部14は、上記のように出力部10に設備情報及び不適合情報を表示した後、確認信号が入力されるまで待機する(ST4)。確認信号は、図10に示す出力部10に表示された画面中の“OK”ボタンの押下に伴って入力される信号である。このボタンが押下される場合としては、例えば、作業者が、出力部10に表示された設備情報の内容及び不適合情報の内容を十分に確認した場合が該当する。
このように、実施例の設備点検支援プログラム及び装置1によれば、作業者は、遮断器の点検を行うに際し、当該遮断器と同型式の遮断器において、過去にどのような不具合が生じ、その不具合の原因はどのような作業不良によるものであったのか、或いは自分が点検を行っているとき突発的に生じた不具合の対策方法など、点検作業を的確に行うために必要になる情報を得ることができる。従って、作業者は、従来のマニュアル通りの点検作業ではなく、点検対象の遮断器に不具合を発生させないように一層注意しながら的確な点検を行うことができる。
そして、作業者が“OK”ボタンを押下したときは、情報処理部7の演算部13は、確認信号が入力されたことを演算結果として制御部14へ送る。制御部14は、これに基づいて動作し、まず、「n=1」として(ST5)、これを演算部13へ送る。この数字“n”は、遮断器の各点検箇所にそれぞれ割り当てられた数字であり、情報処理部7の演算部13は、この数字に基づいて演算を行い、遮断器の点検に必要な情報を出力部10へ順次出力する。
図11は、作業指令情報21に含まれる情報のうち、遮断器の種類(例えば、VCB)に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベースの一例を示す。このデータベースは、点検項目、各点検項目における点検箇所、各点検箇所における点検方法、各点検箇所における点検結果の判定基準、及び各点検箇所における点検の推定所要時間が“n”の値に関連付けられて格納されている。また、遮断器の種類や型式によって点検項目、箇所又は方法が異なる場合には、それぞれの種類や型式に対応するデータベースを作成し、点検対象の遮断器に対応して適宜の作業項目データベースを参照するのが好適である。
ここで、作業項目データベースの右端にある“管理値”の値は、点検結果として得られるデータの良否を判定するための管理値が存在するか否かを表すフラグであり、この項目のデータが“1”のときは管理値が存在するということであり、“0”のときはその逆を示す。具体的には、個別情報データベース(図6〜図8)に示すように、各種測定試験を行う点検箇所については管理値が定められており、作業項目データベース内の“管理値”フラグは、これに対応して“1”が入力されている。
実施例の設備点検支援プログラムでは、遮断器の点検の際に各種測定試験を行う場合、点検結果として測定値を個別情報データベースに格納し、データベースの情報を更新する。具体的には、この測定値は、個別情報データベース中、測定試験を行った点検箇所、即ち、“n”の値に関連付けられた欄に格納されるようになっている。従って、作業項目データベースの任意の“n”に関するデータを参照したとき、管理値フラグの値が“1”の場合には、個別情報データベースの各項目のうち当該測定試験の結果を格納するために割り当てられた項目に入力されている管理値の値を取り出すようにすればよい。
また、“指定品”の項目は、各点検箇所において点検を行うのに必要な工具等が予め定められているか否かを表すフラグであり、上記と同様に、この項目のデータが“1”のときは指定品が存在するということであり、“0”のときはその逆を示す。このフラグについても、個別情報データベース(図6〜図8)に示す“指定グリス”、“指定オイル”、“指定洗浄液”、及び“特殊工具”など、点検作業に必要となる工具等の有無に対応している。また、指定品フラグの値が“1”の場合には、“n”の値に対応する点検箇所についての適宜の指定品データを個別情報データベースから取り出すことができるように、“n”の値と個別情報データベースに格納された指定品の欄とを関連付けておくのがよい。
次に、情報処理部7の演算部13は、制御部14から送られた「n=1」のデータに基づいて演算を行い、演算結果として1番目の作業指令情報及び補足情報を制御部14へ送り、制御部14は記憶部8を介してこれを出力部10に表示する(ST6)。
図12は、補足情報24に含まれる情報のうち、遮断器の点検箇所や点検方法等を表す静止画、動画、又は音声による情報のアドレスを示す補足情報データベースを示す。この補足情報データベースは、例えば、実施例の設備点検支援プログラムが設備点検支援装置1のデータ格納部5に読み込まれたとき、情報処理部7によって、データ格納部5内に自動的に作成されるようにすることができる。このデータベースは、“n”の値、即ち各点検箇所に対応する動画、静止画、又は音声によるデータが設備点検支援装置1の格納部5内のどこに格納されているのかを表している。従って、情報処理部7の制御部14は、演算部13から演算結果として“n”の値が送られたとき、これに関連付けられた静止画等のアドレスを補足情報データベース内で検索し、そのアドレスに基づいて、当該“n”に関連する情報を取り出すことができる。
図13は、作業指令情報21及び補足情報24に含まれる情報のうち「n=14」に関する作業指令情報及び補足情報を、設備点検支援装置1の出力部10に表示したときの状態を示す。
ここでは、具体例として「n=14」の場合について説明する。設備点検支援装置1の情報処理部7の演算部13は、まず、作業指令情報21内の作業項目データベース(図11)を参照し、「n=14」に関連付けられている“点検項目”、“点検箇所”、“点検方法”、及び“判定基準”の項目のデータを取り出して制御部14へ送る。これとともに、演算部13は、指定品フラグ及び管理値フラグの値を参照し、指定品フラグの値が“1”であることを演算結果として得ると、個別情報データベース(図6〜図8)中、当該「n=14」に関連付けられた項目(例えば、“指定グリス”の項目)を参照して格納されているデータ(図では“B9”)を取り出して制御部14へ送る。一方、演算部13は、管理値フラグの値が“0”のときは、これを演算結果として制御部14へ送る。
情報処理部7の制御部14は、演算部13から送られた上記の各データを、記憶部8を介して出力部10に表示する。具体的には、図に示すように、作業項目データベース(図11)の各項目名に対応して、作業者が作業箇所や作業方法等を理解し易いように表示するのがよい。
一方、制御部14は、上記の作業指令情報の提示に併せて、「n=14」に対応する補足情報として静止画を表示する。具体的には、制御部14は、演算結果として演算部13から送られた「n=14」に対応する補足情報アドレスに基づいて、設備点検支援装置1の格納部5内に格納された補足情報24から「n=14」に対応する補足情報を取り出し、記憶部8を介して出力部10に表示する。この図は、点検対象の遮断器の操作機構部の側面図であり、「n=14」に対応する点検箇所(例えば、回転・滑動部4の位置)を指し示している。また、この補足情報としては、作業不良を防止し、作業者が適切な点検作業を行うことができるように、上記のような静止画のみならず、実際の点検作業を表す斜視図、写真、又は動画などの様々な情報を提示することができる。
作業者は、設備点検支援装置1の出力部10に表示された作業指令情報及び補足情報に従って点検を行うことができるため、ペーパーベースの作業と異なり、素早く正確に点検箇所や点検方法を理解することができる。また、静止画、動画、又は音声による補足情報が提供されることにより、作業者は、作業指令情報に含まれる文字情報を誤認することなく、的確な点検を行うことができるため、作業不良を招く可能性が一層低くなる。
次に、フローチャート(図2)に戻り、設備点検支援装置1の情報処理部7は、n番目の点検箇所に関する不適合情報を出力部10に表示する(ST7)。具体的には、この不適合情報は、ST6で作業指令情報及び補足情報を表示した後、所定の時間(例えば、10秒)後に表示されるようにすればよい。
図14は、不適合情報20に含まれる情報のうち「n=14」の点検箇所に関する不適合情報を、表示したときの状態を示す。この不適合情報は、点検対象の遮断器と同型式(例えば、VK)の遮断器に発生した過去の不具合及びその原因を表す情報を含んでいる。
具体的には、設備点検支援装置1の情報処理部7の演算部13は、格納部5に格納された不適合情報20内の不適合情報データベースを参照し、点検対象の遮断器と同型式(例えば、VK)の遮断器に関するデータを選び出し、「n=14」に該当するデータが存在するか否かを判別する。図のように、「n=14」に該当するデータが存在する場合には、該当するデータのうち、不具合の内容と原因や対策方法を文章で表した“不適合事例”、及びその不具合の“発生年月日”の項目のデータを取り出して制御部14へ送る。
情報処理部7の制御部14は、演算部13から送られた演算結果を、記憶部8を介して出力部10に不適合情報として表示する。
上記のように、実施例の設備点検支援プログラム及び設備点検支援装置1では、遮断器の点検に必要になる情報として、点検対象の遮断器及びこれと同型式の他の遮断器に関する不適合情報を作業者に提示することができる。例えば、図のように、当該点検箇所に関し、“指定外グリス使用によるグリス固着により動作不良”という不適合情報が表示された場合には、作業者は、作業指令情報に表された指定品を使用しなければ(作業不良)、グリスが固着して遮断器に動作不良が生ずる(例えば、前述の「切」指令に従って動作しない)可能性があることを認識できるため、一層注意して点検を行うことができる。更に、当該点検箇所において、現実に何らかの不具合が生じている場合には、提示された不適合情報を参照することにより、その不具合の原因や対策方法を把握することができるため、作業者は突発的なトラブルに対しても落ち着いて対処することができる。
再びフローチャート(図2)に戻り、設備点検支援装置1の情報処理部7の制御部14は、「n=14」の点検箇所及び点検方法に応じた点検結果入力画面を出力部10に表示する(ST8)。ここで、点検結果としては、例えば、3相の回路それぞれにおける清掃及び注油を的確に行ったときに入力する“チェック”、各種測定試験によって得られる測定値、当該点検箇所の点検を行った作業者名、作業者が当該点検箇所の点検中に気付いた様々な事項を文章で表す記事、及び当該点検個所の点検中に発見した不具合とその原因や対策方法などの不適合事例が含まれる。
図15は、設備点検支援装置1の出力部10に「n=14」の点検箇所に関する点検結果入力画面を表示したときの状態を示す。実際的には、まず、作業者は、当該点検箇所の清掃・注油作業を行う前に、この点検結果入力画面の表示に従って作業者名(例えば、自分の氏名)を入力する。そして、作業指令情報に基づいて、この回転・滑動部4の清掃及び注油(具体的には、グリスの塗布)を行う。また、この場合、回路は3相あるため、1相の点検を行うたびに点検結果入力画面のチェックボックスに“チェック”を入れ、2相目及び3相目についても同様に点検を行う。
更に、点検結果入力画面には、“記事”及び“不適合情報”の欄も設けられているため、作業者は、この回転・滑動部4の清掃及び注油を行っているときに不具合などの気付いた点があれば、それを“記事”の欄に入力し、その不具合の原因や対策方法を認識している場合には、その不具合の事実及び原因や対策方法を“不適合事例”の欄に記載することができる。
上記のように、実施例の設備点検支援装置1を用いて遮断器の点検を行う作業者は、過去の点検作業等を通して蓄積された不適合情報に基づいて作業を適切に行うことができるとともに、自らが気付いた事項や新たな不適合情報を点検結果として入力することができる。そして、この点検結果は、後述のようにデータベースに蓄積され、この後に遮断器の点検を行う作業者は、この点検結果を加味した情報に基づいて点検を行うことができる。
また、この点検結果入力画面の下部に配置された3つのボタンのうち“次に進む”は、上記のように、作業者が点検結果を入力した後、次の点検箇所の作業に移る準備ができたときに押下するボタン、“スキップ”は、作業者が当該点検箇所の点検を省略して次の点検箇所に移るときに押下するボタン、及び“終了”は、当該点検箇所の点検結果を入力した後、点検作業を終了する場合に押下するボタンである。また、上記のいずれかのボタンが押下されたときは、これに伴って当該点検箇所(具体的には、当該“n”の値)に関する点検を終了することを示す“書込信号”が入力されるようになっている。
次に、設備点検支援装置1の情報処理部7の制御部14は、書込信号が入力されるまで待機する(ST9)。具体的には、上記のように、点検結果入力画面の“次に進む”、“スキップ”、又は“終了”のいずれかのボタンが押下され、これに伴って入力される信号を演算部13へ送り、演算部13によって“書込信号”である旨の演算結果が得られた後、次にステップへ移る。
ST9の後、情報処理部7の制御部14は、スキップ信号を受信したか否かを判別する(ST10)。具体的には、ST9で受信した書込信号が“スキップ”ボタンの押下に伴って入力されたものであるか否かを判別する。この場合、演算部13から送られる演算結果に、当該書込信号がどのボタンの押下に基づいて入力されたものであるか否かを表す情報を含むようにしておけばよい。
ST10の判別が“YES”、即ちスキップ信号が入力された場合には、情報処理部7の演算部13は、「n=n+1」とする演算を行い(ST11)、再びST6へ移る。具体的には、上記の説明では、情報処理部7は、「n=14」の点検箇所に関する作業指令情報、補足情報、或いは不適合情報等を出力部10に表示したが、演算部13の演算(n=14+1)結果に基づき、「n=15」の点検箇所について上記と同様にST6〜ST10の処理を繰り返す。
一方、ST10の判別が“NO”、即ちST9で入力された書込信号が“次に進む”又は“終了”のボタンの押下に伴うものであるときは、情報処理部7の制御部14は、当該点検箇所における点検結果の良否を判定するための管理値が存在するか否かを判別する(ST12)。具体的には、演算部13が作業項目データベース(図11)中、「n=14」に関する“管理値”の項目のデータを取り出し、これを演算結果として制御部14へ送る。
ST12の判別が“YES”、即ち作業項目データベースの「n=14」に関する“管理値”の項目のデータが“1”の場合には、情報処理部7の制御部14は、ST9で入力された点検結果が管理値の範囲内にあるか否かを判別する(ST13)。具体的には、制御部14は、演算部13から受けた演算結果が“1”のときは、演算部13に、個別情報データベース(図6〜図8)内にある当該点検箇所に関連付けられた項目を参照させ、その項目内のデータを取り出して送るよう要求する。演算部13は、これに応じて個別情報データベース内の適宜の項目のデータを取り出し、演算結果として制御部14へ送る。例えば、点検箇所が“ワイプギャップの測定”のときは、ワイプギャップの測定値が妥当な値であるか否かを判別すべく、測定値と個別情報データベース内のワイプギャップの項目内にある管理値(例えば、2.5〜3.5mm)とを対比する。
情報処理部7の制御部14は、測定値が管理値の範囲内にあるか否かを判別するときは、例えば、測定値が、管理値の上限より小さく、且つ下限より大きいか否かを演算部13に演算させ、その結果を受けるようにすればよい。
そして、ST13の判別が“NO”、即ち演算部13から送られた演算結果が、測定値が管理値の範囲外にあることを表す場合には、制御部14は、作業者にその旨を知らせるためのエラーメッセージを出力部10に表示する(ST14)。
図16は、設備点検支援装置1の出力部10にエラーメッセージが表示されたときの状態を示す。このメッセージボックスが示すように、作業者は、測定値が管理値の範囲内にないことを認識した場合には、その状態を“無視”するか、又は当該点検箇所の点検の“やり直し”を選択することができるようになっている。
そして、情報処理部7の制御部14は、点検作業をやり直すか否かを判別する(ST15)。具体的には、作業者が上記のメッセージボックスに表示された“やり直し”ボタンを押下すると、これに伴ってその旨を示す信号が入力され、演算部13は、演算結果としてその信号を制御部14へ送る。また、“無視する”ボタンが押下された場合にも、演算部13は、その旨を表す信号を演算結果として制御部14へ送る。
情報処理部7の制御部14は、ST15で演算部13から作業のやり直しを表す演算結果を受けたときは、フローチャートのST6へ移り、同じ点検箇所に関してST6〜ST15の演算を繰り返す。
一方、ST15で演算部13からエラーメッセージを無視する旨の演算結果を受けたときは、フローチャートのST8へ移り、再び点検結果入力画面を表示する。この場合、当該点検箇所における点検結果をそのまま表示するのがよい。作業者は、エラーメッセージを無視する場合には、例えば、当該点検箇所において、測定値が管理値の範囲から外れた旨を“記事”の欄に入力することができる。また、その不具合(測定値が管理値外にあること)の原因を認識しているときは、その不具合の事実及び原因や対策等を併せて“不適合事例”の欄に記入することができる。
次に、ST12の判別が“NO”、即ち当該点検箇所における点検結果に関する管理値が存在しない場合、又はST13の判別が“YES”、即ち点検結果が管理値の範囲内にある場合には、情報処理部7の制御部14は点検結果を保存する(ST16)。具体的には、点検結果として、記事又は不適合事例が入力された場合には、記事については、個別情報データベース(図6〜図8)の記事の項目に格納し、不適合事例については、不適合情報データベース(図9)内(例えば、1行目と2行目の間)に行を挿入して格納する。
また、点検作業として各種測定試験を行った場合、点検結果として入力された測定値を、個別情報データベース内の適宜の項目に格納する。さらに、作業者の氏名等の情報についても、各点検箇所ごとに関連付けて記録する(図示せず)のがよい。また、点検結果入力画面は、点検を行っている箇所や方法、即ち“n”の値に関連付けた内容を表示するのがよく、具体的には、上記のように、点検作業の内容が各種測定試験の場合には、その点検結果としての測定を入力するための欄を表示することができる。
次に、情報処理部7の制御部14は、点検の経過情報を出力する(ST17)。具体的には、制御部14は、ST16で各データベースに格納したデータと同じデータ、及び当該点検箇所を表す“n”の値を設備点検支援装置1のデータ通信部11へ送る。また、制御部14は、フローチャートのST9で入力された書込信号が“次に進む”又は“終了”のいずれのボタンの押下に伴うものであるかを示すデータもデータ通信部11へ送る。そして、データ通信部11は、制御部14から受けたデータを給電指令所2側へ送信する。
一方、給電指令所2では、設備点検支援装置1側から送られたデータを受け、これに基づいて管理データ格納部16内にある適宜の情報を更新する。具体的には、管理データ格納部16内には、設備点検支援装置1側のデータ格納部5内の各情報に含まれるデータベースと同じデータベースが格納されているため、各データを格納する方法については、上記のST16で説明した方法と同様にすればよい。
一方、給電指令所2側のサーバ17は、管理データ格納部16の作業指令情報31内で点検対象の遮断器に関連付けて格納されている作業項目データベースを参照し、設備点検支援装置1側から送られたデータに含まれる“n”の値に基づいて、点検が終了するまでに要する時間を求め、これをサーバ17のモニタに表示する。
例えば、給電指令所2の管理データ格納部16内にある作業指令情報のうち、作業項目データベースの“所要時間(分)”の項目のデータに基づいて、点検対象の遮断器を点検するのに要する時間を予め求めておき、設備点検支援装置1側から送られたデータに含まれる“n”の値に基づいて、予め求めた時間から現在の点検箇所における点検が終了するまでに要した時間を差し引くことにより、点検が終了するまでに要する時間を求めることができる。遮断器の点検は停電中に行う必要があるため、給電指令所2側では、電力供給を一刻も早く再開するため、上記のように、遮断器の点検が終了するまでの時間、即ち電力供給が可能になるまでの時間を認識することが重要になる。
再び、フローチャート(図3)に戻り、情報処理部7の制御部14は、終了信号を受信したか否かを判別する(ST18)。具体的には、前述のように、ST9で入力された書込信号が点検結果入力画面の“次に進む”又は“終了”のどちらのボタンの押下に伴って入力されたものであるかについては、演算部13がその旨を表す演算結果を制御部14へ送るようになっているため、制御部14は、演算部13から送られる演算結果に基づいて判別を行う。
ST18の判別が“NO”、即ちST9で入力された書込信号が点検結果入力画面の“次に進む”ボタンの押下に伴うものであるときは、制御部14は、演算部13に、ST11の演算を行い、上記のST6〜ST18の演算と同様に、次の“n”の値に対応する演算処理を行うよう要求する。
一方、ST18の判別が“YES”、即ちST9で入力された書込信号が点検結果入力画面の“終了”ボタンの押下に伴うものであるときは、演算部13及び制御部14は、演算処理を終了する。また、制御部14は、作業項目データベースに基づいて作業指令情報等を順番に出力した結果、フローチャートのST6〜ST8において最後の“n”の値に関する作業指令情報等を表示するときは、点検結果入力画面に配置される“次に進む”、“スキップ”、又は“終了”のいずれのボタンが押下されたかに拘わらず、演算部13はこれに伴って入力される信号を“終了信号”と認識し、その旨を表すデータを制御部14へ送るようにするのがよい。
このように、実施例の設備点検支援装置1及び設備点検支援プログラムでは、各点検箇所の点検が終了するたびに、点検対象の遮断器に対し予め定めた点検手順に従い、データ格納部5内に格納した不適合情報20、作業指令情報21、及び補足情報24から適宜の情報を取り出して提示するとともに、点検結果入力画面を出力部10に表示する。従って、作業者は、これまで点検を行った経験のない種類や型式の遮断器であっても、出力部10に提示される様々な情報に基づいて、適切な点検を行うことができる。
また、実施例の設備点検支援プログラム及び設備点検支援装置1によれば、任意の点検日における点検結果を報告書の形式で出力できるようにするのがよい。具体的には、設備点検支援装置1のデータ格納部5内に、報告書のフォーマットを格納しておき、情報処理部7の制御部14は、作業者等からの任意の求めに応じて、データ格納部5内の各データベースを参照し、適宜の点検日における点検結果を取り出し、これを上記のフォーマットに入力するようにすることが可能である。また、給電指令所2側においても、上記と同様に、サーバ17及び管理データ格納部16内の各データベースに基づいて報告書を作成できるようにすることが可能である。
以上、実施例の設備点検支援プログラム及び装置1について説明したが、本発明はこれに限られず、複数の設備点検支援装置をそれぞれ別の場所で同時に使用して、遮断器等の設備の点検を行うことができる。この場合においても、給電指令所2側では、各設備点検支援装置から送られるデータに基づいて、管理データ格納部16の各情報に含まれる適宜のデータベースを更新することが可能である。
また、複数の設備点検支援装置を同時に使用した場合、例えば、設備点検支援装置Aと設備点検支援装置Bの2台の装置を使用した場合、設備点検支援装置Aが送信したデータによって給電指令所2側のデータベースが更新されると、設備点検支援装置B側にあるデータベースの情報と設備点検支援装置A側のデータベースの情報には差異が生ずる。従って、給電指令所2側のサーバ17は、任意のタイミングで(例えば、設備点検支援装置Bから求めに応じて)、管理データ格納部16内にあるデータベースの情報のうち更新された部分を設備点検支援装置側へ出力可能な構成にしておくことができる。一方、設備点検支援装置側においては、情報処理部の制御部は、データ通信部で受けた給電指令所2側からのデータに基づいて、データ格納部内に格納された各情報に含まれる適宜のデータベースを更新するようにしておくのがよい。これにより、設備点検支援装置は、最新情報を漏れなく保持することがきるため、点検を行う作業者も、古い情報ばかりでなく、逐次更新される新たな情報も参照することができるため、これらの豊富な情報に基づいて点検を一層適切に行うことができる。
また、実施例では、設備点検支援装置1を用いて点検を行う設備として、電力設備の一つである遮断器を例に挙げたが、このほか、電力会社が管理する断路器など、可動部を有する任意の機器の点検に適用することができる。このように、本発明の設備点検支援プログラム及び設備点検支援装置を実施例で説明した遮断器以外の機器の点検に適用する場合には、その機器に関する各種の情報やデータベース等を作成しておき、実施例と同じように、設備点検支援装置1のデータ格納部5内の不適合情報20、作業指令情報21、設備情報22、個別情報23、及び補足情報24に格納しておけばよい。
実施例の設備点検支援装置及び設備管理者である給電指令所側の構成を示す図。 実施例の設備点検支援プログラムのフローチャート。 実施例の設備点検支援プログラムのフローチャート。 出力部に表示された初期データ入力画面を示す図。 各遮断器設置場所に配備されている遮断器の型式や定格事項等を記録した設備情報データベース。 ○○変電所の○○線に配備されている遮断器に関する個別情報データベース。 ○○変電所の○○線に配備されている遮断器に関する個別情報データベース。 ○○変電所の○○線に配備されている遮断器に関する個別情報データベース。 給電指令所が管理する各遮断器において過去に発生した不適合情報の全てを格納した不適合情報データベース。 出力部に表示された設備情報及び不適合情報の一覧を示す図。 所定の基準に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等に関する作業指令情報を記録した作業項目データベース。 遮断器の点検の箇所や方法等を表す静止画、動画、又は音声による補足情報のアドレスを示す補足情報データベース。 設備点検支援装置の出力部に「n=14」の作業指令情報及び補足情報を表示したときの状態を示す図。 設備点検支援装置の出力部に「n=14」の点検箇所に関する不適合情報を表示したときの状態を示す図。 設備点検支援装置の出力部に「n=14」の点検箇所に関する点検結果入力画面を表示したときの状態を示す図。 設備点検支援装置の出力部にエラーメッセージが表示されたときの状態を示す図。
符号の説明
1…設備点検支援装置、2…給電指令所、4…入力部、5…データ格納部、7…情報処理部、8…記憶部、10…出力部、11…データ通信部、13…演算部、14…制御部、16…管理データ格納部、17…サーバ、20,30…不適合情報、21,31…作業指令情報、22,32…設備情報、23,33…個別情報、24,34…補足情報。

Claims (15)

  1. 点検対象の設備に対し予め定めた点検手順に従って点検の箇所や方法等に関する作業指令情報を提示するステップと、
    前記点検対象の設備に発生した過去の不具合に関する不適合情報を提示するステップと、
    前記設備における点検の結果が入力されると、前記設備の種類に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベース内に当該点検の箇所における点検結果に関する管理値が存在するか否かを判別し、該管理値が存在する場合には、前記入力された点検結果が該管理値の範囲内にあるか否かを判別するステップと、
    前記点検結果が管理値の範囲外にある場合には、それを報知すると共に当該点検箇所の点検のやり直しを選択可能とするステップと、
    前記点検結果に関する管理値が存在しない場合、又は前記点検結果が管理値の範囲内にある場合には、当該点検結果を保存するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検支援プログラム。
  2. 請求項1記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    前記不適合情報は、前記点検対象の設備に発生した過去の不具合の原因を含むことを特徴とする設備点検支援プログラム。
  3. 請求項1又は2記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    前記不適合情報は、前記点検対象の設備に関する情報のほか、該設備と同じ種類又は型式の他の設備に関する情報を含むことを特徴とする設備点検支援プログラム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    前記作業指令情報を提示するステップでは、該作業指令情報は文字で提示され、これに加えて、前記点検対象の設備の点検箇所や点検方法等を示す静止画、動画、又は音声による補足情報を提示することを特徴とする設備点検支援プログラム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    前記作業指令情報が提示されたとき、前記不適合情報を提示するステップでは、該提示された作業指令情報に対応する点検箇所に関する不適合情報を提示することを特徴とする設備点検支援プログラム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    更に、点検結果を前記点検対象の設備の管理者側へ出力するステップを実行させることを特徴とする設備点検支援プログラム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    前記設備は、電力設備であることを特徴とする設備点検支援プログラム。
  8. 請求項7記載の設備点検支援プログラムにおいて、
    前記電力設備は、遮断器又は断路器などの可動部を有する機器であることを特徴とする設備点検支援プログラム。
  9. 設備の点検に必要な情報を提供するための設備点検支援装置であって、
    点検対象の設備の点検箇所や点検方法等に関する作業指令情報、及び前記点検対象の設備に発生した過去の不具合に関する不適合情報を格納するデータ格納部と、
    前記設備における点検の結果を入力する入力部と、
    画像又は音声を出力可能な出力部と、
    前記点検対象の設備に対し予め定めた点検手順に従って前記データ格納部から前記作業指令情報を取り出して前記出力部へ送るほか、所定のタイミングで前記データ格納部から前記不適合情報を取り出して前記出力部へ送る情報処理部とを備え、
    前記情報処理部は、前記入力部から前記設備における点検の結果が入力されると、前記設備の種類に基づいて予め定められた点検の箇所や方法等を表す作業項目データベース内に当該点検の箇所における点検結果に関する管理値が存在するか否かを判別し、該管理値が存在する場合には、前記入力された点検結果が該管理値の範囲内にあるか否かを判別し、前記点検結果が管理値の範囲外にある場合には、それを報知すると共に当該点検箇所の点検のやり直しを選択可能とする一方、前記点検結果に関する管理値が存在しない場合又は前記点検結果が管理値の範囲内にある場合には、当該点検結果を保存する処理を行うことを特徴とする設備点検支援装置。
  10. 請求項9記載の設備点検支援装置において、
    前記不適合情報は、前記点検対象の設備に発生した過去の不具合の原因を含むことを特徴とする設備点検支援装置。
  11. 請求項9又は10記載の設備点検支援装置において、
    前記不適合情報は、前記点検対象の設備に関する情報のほか、該設備と同じ種類又は型式の他の設備に関する情報を含むことを特徴とする設備点検支援装置。
  12. 請求項9乃至11のいずれか記載の設備点検支援装置において、
    前記データ格納部には、前記点検対象の設備の点検箇所や点検方法等を示す静止画、動画、又は音声による補足情報も格納されており、
    前記情報処理部は、前記出力部へ送る作業指令情報に対応する補足情報を前記データ格納部から取り出して前記出力部へ送ることを特徴とする設備点検支援装置。
  13. 請求項9乃至12のいずれか記載の設備点検支援装置において、
    前記情報処理部は、前記作業指令情報を前記出力部へ送る度に、該作業指令情報に対応する点検箇所に関する不適合情報を前記データ格納部内で検索し、該当する不適合情報がある場合には、これを前記出力部へ送ることを特徴とする設備点検支援装置。
  14. 請求項9乃至13のいずれか記載の設備点検支援装置において、
    前記入力部から入力された点検結果を前記点検対象の設備の管理者側へ送るデータ通信部を備えたことを特徴とする設備点検支援装置。
  15. 請求項14記載の設備点検支援装置において、
    前記管理者側には、前記データ通信部から送られる点検結果を格納する管理データ格納部が備えられていることを特徴とする設備点検支援装置。
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