JP6297226B1 - 作業指示システム、情報処理装置、プログラム及び作業指示方法 - Google Patents

作業指示システム、情報処理装置、プログラム及び作業指示方法 Download PDF

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Abstract

表示部(111)と、複数の作業対象、複数の作業項目、作業時間、総作業時間及び作業順を示す作業指示ファイルに基づいて、複数の作業項目の各々に対応する作業指示を作業順で表示部(111)に表示させる作業指示表示処理部(120)と、複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、作業指示表示処理部(120)は、検知された物理量に基づいて、作業指示の表示の続行、中断又は中止を決定する。

Description

本発明は、作業指示システム、情報処理装置、プログラム及び作業指示方法に関し、特に、作業者に行わせる作業の指示を表示する作業指示システム、情報処理装置、プログラム及び作業指示方法に関する。
従来から、作業者が作業を行う際に、予め作成されている紙の作業手順書を参照することが行われている。近年、スマートフォン及びタブレットの普及により、作業手順書及び報告書を電子化して、ペーパーレス化する動きが活発になっている。
また、作業者の安全確保等を目的に、作業者にウェアラブルデバイスを装着させ、心拍等の生体情報をセンシングし、異常状態を検知するような、見守りサービスが登場してきている。
さらに、作業最適化のために、サーバ側で作成した作業指示を、作業者が保有するスマートフォン又はタブレットに表示して、作業指示を行うシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、点検情報の表示及び入力を行う携帯端末と、携帯端末との間で点検情報の送受信を行うことで点検情報を管理する管理装置とを備える点検支援システムが開示されている。
特開2015−125772号公報
しかしながら、特許文献1のような従来技術では、CSV(Comma−Separated Values)形式のテキストデータ等で予め構成された点検マスタ情報どおりにしか作業指示を表示することができない。作業者は、作業指示のリストに従って、上部から順番に作業項目を実施していく。そして、体調の悪化により、作業者が時間内に全ての作業項目を完了できない場合、リストの下部にある作業項目が、次回の作業時まで持ち越しになってしまうという課題がある。
また、作業項目の優先度が高い順に作業予定を組んだ場合、移動経路、スイッチのオン及びオフのタイミング、準備及び後片付け作業等の事情が考慮されずに作業指示が表示されてしまい、作業効率が落ちる等の問題がある。
さらに、ウェアラブルデバイスで生体情報をセンシングした結果、熱中症等の危険度が閾値を超えたタイミングで、システムから作業中断又は作業中止を指示した場合、次回に持ち越す作業の作業効率が落ちる等の課題がある。
また、システムから作業中断や作業中止を指示しても、指示のタイミングが作業の途中であった場合、作業者が作業の区切りが付くところまで作業を継続する可能性が高く、事故につながるリスクが高くなる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、作業者に作業指示を表示する際に、作業者の体調を考慮して作業指示を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る作業指示システムは、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す編成情報、並びに、当該複数の作業項目の各々の作業時間示す作業情報を記憶する記憶部と、前記編成情報及び前記作業情報に基づいて、前記複数の作業対象、前記複数の作業項目、前記作業時間、前記総作業時間及び前記作業順示す作業指示ファイルを生成するとともに、当該作業指示ファイルに基づいて、前記複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを当該作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する作業指示ファイル生成部と、各種画面画像を表示する表示部と、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る作業指示システムは、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す編成情報、並びに、当該複数の作業項目の各々の作業時間を示す作業情報を記憶する記憶部と、前記編成情報及び前記作業情報に基づいて、前記複数の作業対象、前記複数の作業項目、前記作業時間、前記総作業時間及び前記作業順を示す作業指示ファイルを生成するとともに、当該作業指示ファイルに基づいて、前記複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを当該作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する作業指示ファイル生成部と、各種画面画像を表示する表示部と、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る作業指示システムは、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す編成情報、並びに、当該複数の作業項目の各々の作業時間及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業情報を記憶する記憶部と、前記編成情報及び前記作業情報に基づいて、前記複数の作業対象、前記複数の作業項目、前記作業時間、前記総作業時間、前記作業順及び前記優先度を示す作業指示ファイルを生成するとともに、当該作業指示ファイルに基づいて、前記複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを当該作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する作業指示ファイル生成部と、各種画面画像を表示する表示部と、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させることを特徴とする
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部と、各種画面画像を表示する表示部と、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部と、を備え、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部と、各種画面画像を表示する表示部と、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部と、を備え、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る情報処理装置は、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間、当該複数の作業の作業順及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部と、各種画面画像を表示する表示部と、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部と、を備え、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係るプログラムは、コンピュータを、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部、各種画面画像を表示する表示部、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部、及び、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部、として機能させるプログラムであって、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係るプログラムは、コンピュータを、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部、各種画面画像を表示する表示部、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部、及び、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部、として機能させるプログラムであって、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係るプログラムは、コンピュータを、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間、当該複数の作業の作業順及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部、各種画面画像を表示する表示部、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部、及び、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部、として機能させるプログラムであって、前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る作業指示方法は、記憶部、作業指示表示処理部表示部及び通信部を備えるコンピュータが行う作業指示方法であって、前記記憶部が、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶し、前記表示部が、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で表示し、前記通信部が、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信し、前記作業指示表示処理部が、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る作業指示方法は、記憶部、作業指示表示処理部、表示部及び通信部を備えるコンピュータが行う作業指示方法であって、前記記憶部が、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶し、前記表示部が、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で表示し、前記通信部が、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信し、前記作業指示表示処理部が、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る作業指示方法は、記憶部、作業指示表示処理部、表示部及び通信部を備えるコンピュータが行う作業指示方法であって、前記記憶部が、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間、当該複数の作業の作業順及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶し、前記表示部が、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で表示し、前記通信部が、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信し、前記作業指示表示処理部が、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定し、前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、作業者に作業指示を表示する際に、作業者の体調を考慮して作業指示を行うことができる。
実施の形態1及び2に係る作業指示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における携帯端末の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるサーバ装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における携帯端末のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるサーバ装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるウェアラブルデバイスのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける作業指示ファイルを生成する処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における作業情報記憶部に登録する作業情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるメディア情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1における作業指示ファイルの第1例を示す概略図である。 実施の形態1における作業指示ファイルの第2例を示す概略図である。 実施の形態1に係る作業指示システムを作業現場で利用する前に、事務所等で行う事前準備を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムを作業現場で利用する際の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける作業指示画面画像の一例を示す概略図である。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける結果一覧表示画面画像の一例を示す概略図である。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける作業者の体調の判断処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける作業者の体調管理処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける作業進捗管理処理を示す第1フローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける作業進捗管理処理を示す第2フローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける優先度判定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業指示システムにおける事後処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における携帯端末の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2におけるサーバ装置の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る作業指示システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、作業指示システム100は、携帯端末110と、サーバ装置150と、ウェアラブルデバイス170とを備える。携帯端末110、サーバ装置150及びウェアラブルデバイス170は、ネットワーク101を介して、通信を行うことができる。
実施の形態1では、作業指示システム100を、昇降機保守作業に適用した場合について説明する。
携帯端末110は、例えば、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、ヘッドマウントディスプレイ等、作業現場への持ち込みが可能な端末(情報処理装置)である。遠隔操作による作業の場合は、携帯端末110は、実際の作業現場と別の場所にある端末でもよい。
サーバ装置150は、例えば、Webサーバ等、クライアント端末からネットワーク経由でアップロードした情報を統合管理する装置である。作業指示システム100においては、サーバ装置150は、携帯端末110からアップロードされた作業結果等の情報を管理する。
ウェアラブルデバイス170は、スマートウォッチ又はヘルスケア等の用途で利用されるバンド型のデバイス等、センサを用いて生体情報を取得できるデバイス(検知装置)である。
なお、ウェアラブルデバイスで取得される情報は、装着者の生体情報に限らず、周囲の温度、湿度及び気圧等の環境情報でもよい。
図2は、携帯端末110の構成を概略的に示すブロック図である。
携帯端末110は、表示部111と、入力受付部112と、端末内時刻取得部113と、通信部114と、作業指示表示処理部120とを備える。
表示部111は、各種画面画像を表示する。
入力受付部112は、作業者からの入力操作を受け付ける。
端末内時刻取得部113は、電波に載せている時刻情報を取得して端末内時刻情報を設定する、NITZ(Network Identity and Time Zone)等の仕組みにより実現することができる。
通信部114は、ネットワーク101を介して、サーバ装置150及びウェアラブルデバイス170と通信する。
作業指示表示処理部120は、通信部114を介して、サーバ装置150から後述する作業指示ファイル群をダウンロードして、その作業指示ファイル群に基づいて、後述する作業指示ファイルで示されている複数の作業項目の内、未実施の作業項目に対応する作業指示を順番に表示部111に表示させる。ここで、作業指示は、対応する作業項目の作業内容を指示するものである。
具体的には、作業指示表示処理部120は、Webアプリケーション等により構成された作業指示表示処理プログラムによる画面画像を表示できるブラウザ等により実現することができる。作業指示表示処理部120は、映像、音声及びテキスト等のメディアを利用して携帯端末110に作業指示を示す画面画像(作業指示画面画像)を表示する処理を行う。
また、作業指示表示処理部120は、携帯端末110内にインストールして利用するネイティブアプリケーション、又は、ネイティブアプリケーション内部でWebアプリケーションを起動させるようなハイブリットアプリケーション等で実現されてもよい。
作業指示表示処理部120は、ダウンロード部121と、アップロード部122と、ファイル記憶部123と、表示処理部124と、作業結果入力処理部125と、作業者体調判断部126と、作業進捗管理部127と、優先度判定部128とを備える。
ダウンロード部121は、ダウンロードボタンをタップする等、作業者がダウンロードを要求するために行った入力操作を入力受付部112が受けると、通信部114を介して、サーバ装置150にアクセスし、作業指示ファイル群をダウンロードする。ここで、作業指示ファイル群は、サーバ装置150内で生成された作業指示ファイルと、作業情報DB(Data Base)として機能する作業情報記憶部151から作業項目に紐付けて抽出された、作業指示を行うための映像、音声及びテキスト等のファイル、予め作業指示表示処理部120の画面テンプレートとして準備された、HTML(HyperText Markup Language)、JavaScript(登録商標)又はCSS(Cascading Style Sheets)等のファイル群である。HTML、JavaScript又はCSS等のファイル群で、画面の構成、動作及びデザイン等を制御して、作業指示を行うためのメディアを表示部111に表示させることができる。以下、作業情報記憶部151から作業項目に紐付けて抽出されるファイルを付加ファイルという。付加ファイルは、作業指示を表示するために必要な情報を含むファイルである。
アップロード部122は、アップロードボタンをタップする等、作業者がアップロードを要求するために行った入力操作を入力受付部112から受け取ると、通信部114を介して、サーバ装置150にアクセスし、携帯端末110内の作業結果入力処理部125に入力された作業結果等をサーバ装置150にアップロードする。
ファイル記憶部123は、携帯端末110での処理に必要なデータ及びプログラム等のファイルを記憶する記憶部として機能する。例えば、ファイル記憶部123は、ダウンロード部121でダウンロードされた作業指示ファイル群、及び、作業結果入力処理部125に入力された作業結果のファイル等を記憶する。
表示処理部124は、ファイル記憶部123に記憶された作業指示ファイル群に基づいて、作業指示を示す作業指示画面画像を生成し、表示部111に出力することで、その作業指示画面画像を表示部111に表示させる。なお、表示処理部124は、表示部111に表示した作業指示画面画像での操作ログを取得して、ファイル記憶部123に記憶する。この操作ログには、どの作業項目の作業指示を、いつ、表示部111に表示したかを示す表示履歴、及び、作業指示画面画像に表示されたボタンを、いつ押したかを示すボタン操作履歴が含まれているものとする。
作業結果入力処理部125は、表示処理部124により表示された作業指示画面画像に従って作業した作業者から入力された作業結果及び作業エビデンスを取得する。そして、作業結果入力処理部125は、取得した作業結果及び作業エビデンスをファイル記憶部123に記憶する。作業結果入力処理部125は、例えば、HTML、JavaScript又はCSS等の記述によって実装された入力ボタン及びカメラ起動ボタン等により実現される。
作業者体調判断部126は、通信部114を介して、ウェアラブルデバイス170からセンサ情報を取得して、取得されたセンタ情報で示される物理量に基づいて、作業者の体調を判断する。そして、作業者体調判断部126は、その判断結果を作業進捗管理部127に通知する。
具体的には、作業者体調判断部126は、センサ情報で示される物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、作業者の状態を、作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断する。
作業進捗管理部127は、作業者体調判断部126からの判断結果に基づいて、作業の続行、中断又は中止を決定する。
具体的には、作業進捗管理部127は、作業者体調判断部126からの判断結果を受けて、判断結果が安全だった場合には、前記作業指示の表示の続行を決定する。また、判断結果が危険度小又は危険度中だった場合には、作業指示の表示の中断を決定する。さらに、判断結果が危険度大又は危険だった場合には、作業指示の表示の中止を決定する。
作業進捗管理部127は、危険度小の通知を受け取った場合には、作業指示を表示中の作業項目から作業順に従って作業を実施したときに、作業者の状態が危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの作業項目を含む作業対象を特定する。そして、作業進捗管理部127は、特定された作業対象に含まれる全ての作業項目に対応する作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を表示部111に表示させる。
また、作業進捗管理部127は、危険度中の通知を受け取った場合には、作業指示を表示中の作業項目を含み、作業項目の数が最も少ない作業対象を特定する。そして、特定された作業対象に含まれる全ての作業項目に対応する作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を表示部111に表示させる。
作業中断指示の表示方法は、どのような方法であってもよく、例えば、作業指示の代わりに作業中断指示が表示されればよい。
なお、作業者体調判断部126は、作業中断時間が経過した場合には、表示処理部124に作業指示の表示の続行を指示し、このような指示に応じて、表示処理部124は、表示部111への作業指示の表示を再開する。
作業進捗管理部127は、危険度大の通知を受け取った場合には、作業指示を表示中の作業項目から作業順に従って作業を実施したときに、作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、優先度が最も高い作業項目を特定し、特定された作業項目に対応する作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を表示部111に表示させる。
作業進捗管理部127は、危険の通知を受け取った場合には、作業者の状態を危険と判断したタイミングで、作業中止指示を表示部111に表示させる。
なお、作業中止指示の表示方法は、どのような方法であってもよく、例えば、作業指示の代わりに作業中止指示が表示されればよい。
また、作業指示の表示を中止した場合には、残項目に対応する作業は、別の日等の別の機会に行われる。
また、作業進捗管理部127は、残項目(未実施の作業項目)と残作業時間とを管理し、残項目を残作業時間内に完了できるか否かを判断する。
例えば、作業進捗管理部127は、作業指示の表示履歴に基づいて、作業開始から現在までの作業累積時間を特定し、総作業時間から特定された作業累積時間を減算することで、残作業時間を算出する。また、作業進捗管理部127は、未実施の作業項目の作業時間を合計することで、必要作業時間を算出する。そして、作業進捗管理部127は、算出された必要作業時間が算出された残作業時間よりも長いか否かを判断する。
なお、作業進捗管理部127は、未実施の作業項目から複数の作業項目の何れかを除外した後に、未実施の作業項目がなくなり、かつ、総作業時間が経過していない場合には、除外された作業項目を、未実施の作業項目に戻す。
優先度判定部128は、作業進捗管理部127で、残項目を残作業時間内に完了できないと判断された場合に呼び出され、作業指示ファイルに記載されている作業項目毎の優先度の情報を参照し、除外する作業項目を選択して、除外フラグを設定する。
例えば、優先度判定部128は、未実施の作業項目において優先度の低い順に除外対象を特定し、除外対象として特定された作業項目を未実施の作業項目から除外することで、必要作業時間が残作業時間以下となるようにする。ここで、後述するように、優先度判定部128は、複数の作業対象の内、未実施の作業項目のみを含む作業対象の中から、優先度の低い順に除外対象を特定し、特定された作業対象における作業項目を未実施の作業項目から除外することで、作業効率を悪化させずに作業時間を減らすことができる。なお、優先度が等しい作業項目又は作業対象が複数ある場合には、削減できる作業時間が長い順、又は、作業指示ファイルにおいて上方に記載されている順(作業をする順番が早い順)等、予め定められた順に、作業項目又は作業対象を1つずつ除外対象として特定すればよい。
図3は、サーバ装置150の構成を概略的に示すブロック図である。
サーバ装置150は、作業情報記憶部151と、作業指示ファイル生成部152と、ファイル記憶部155と、作業記録記憶部156と、通信部157とを備える。
作業情報記憶部151は、作業情報を記憶する作業情報DBとして機能する記憶部である。作業情報は、作業項目の必要性の度合いを示す優先度(第1の優先度)及び作業項目の作業時間(第1の作業時間)を、作業項目毎に示す。優先度は、予め定められた値、過去の作業履歴及び故障予測の少なくとも何れか一つから自動的に決定されてもよい。
また、作業情報記憶部151は、作業項目毎に、映像、音声及びテキスト等、作業指示を行うためのメディア情報を記憶するメディア情報DBとしても機能する。さらに、作業情報記憶部151は、Excel(登録商標)ファイル、CSVファイル及びXMLファイル等を記憶するDBとして機能してもよい。
作業指示ファイル生成部152は、編成情報を基に、作業情報記憶部151から、作業日及び作業者毎の作業指示ファイルを生成する。
具体的には、作業指示ファイル生成部152は、作業項目を作業順に並べ、作業項目毎に、作業者及び作業日等を設定して、いつ、だれが、どの順番で作業項目を実施するかを設定した編成情報を作成する。編成情報は、管理者が入力してもよいし、自動的に生成される編成スケジュールから反映されてもよい。
作業指示ファイル生成部152は、編成情報ファイルを受け取ると、編成情報に含まれる作業項目に該当する優先度、作業時間、及び、作業指示を行うためのメディア情報を、作業情報記憶部151から抽出し、作業指示ファイルを生成する。
その際、作業指示ファイル生成部152は、作業情報記憶部151に記憶されている作業情報及び、別途作成した編成情報に基づいて、複数の作業対象の各々における作業を実施する必要性の度合いを示す優先度(第2の優先度)及び複数の作業対象の各々における作業を行う時間である作業時間(第2の作業時間)を算出する。
また、作業指示ファイル生成部152は、複数の作業対象、複数の作業対象の各々の優先度(第2の優先度)、複数の作業対象の各々の作業時間(第2の作業時間)、複数の作業項目、複数の作業項目の各々の優先度(第1の優先度)、複数の作業項目の各々の作業時間(第1の作業時間)、総作業時間及び作業順を示す作業指示ファイルを生成する。
そして、作業指示ファイル生成部152は、作業指示ファイルに基づいて、複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを生成された作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する。付加ファイルは、作業情報記憶部151に記憶されているメディア情報等に基づいて生成される。
作業指示ファイル生成部152は、作業指示生成部153と、優先度設定部154とを備える。
作業指示生成部153は、編成情報等に基づいて、誰が、いつ、どの作業を、どの順番で実施するかを決定し、決定された内容に対応する作業項目を作業情報記憶部151から抽出して、作業者毎に、作業日時(作業開始日時及び作業終了日時)、作業対象、作業項目及び総作業時間を示す作業指示一時ファイル生成する。また、作業指示生成部153は、作業指示一時ファイルで示される作業項目に基づいて、付加ファイルを作業情報記憶部151から抽出し、抽出された付加ファイル及び生成された作業指示一時ファイルを含む作業指示一時ファイル群を生成する。
優先度設定部154は、作業指示生成部153で生成された作業指示一時ファイル群を取得する。そして、優先度設定部154は、作業指示一時ファイル群に含まれている作業指示一時ファイルに作業項目及び作業対象の優先度及び作業時間を設定することで、作業指示一時ファイルを作業指示ファイルに更新する。これにより、優先度設定部154は、作業指示ファイル群を生成し、ファイル記憶部155に記憶する。
ファイル記憶部155は、優先度設定部154により生成された作業指示ファイル群を記憶する。
作業記録記憶部156は、作業者が作業指示表示処理部120の作業結果入力処理部125で入力した作業結果及び作業エビデンス、並びに、作業指示表示処理部120の操作ログ等を作業記録として記憶する。ここで、作業結果は、作業結果入力処理部125で入力された、OK及びNG等の判断結果及び測定値等である。作業エビデンスは、作業者が作業を行った証拠として、携帯端末110のカメラで撮影した写真、並びに、携帯端末110の内部センサ又は外部センサにより取得された、加速度及び気圧等のセンサデータである。操作ログは、作業指示表示処理部120のボタンタップ又は画面遷移等をトリガーとして記録した、時刻情報及び操作情報のテキストデータである。操作ログには、作業指示の表示履歴及びボタン操作履歴が含まれる。
通信部157は、ネットワーク101を介して、携帯端末110及びウェアラブルデバイス170と通信する。
図1に示されているように、ウェアラブルデバイス170は、センサ情報取得部171と、通信部172とを備える。
センサ情報取得部171は、作業者に関する物理量を検知する検知部として機能する。例えば、センサ情報取得部171は、装着者(作業者)の血圧、脈拍及び心拍等、生体に関する物理量をセンサで検知した値を生体情報、並びに、装着者の環境に関する物理量、例えば、周囲の温度、湿度及び気圧等をセンサで検知した値を示す環境情報等のセンサ情報を取得する。
通信部172は、ネットワーク101を介して、携帯端末110及びサーバ装置150と通信する。
図4は、実施の形態1における携帯端末110のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように、携帯端末110は、各種プログラムの命令を処理するCPU(Central Processing Unit)10と、作業指示表示処理部120の制御プログラム等が格納されているROM(Read Only Memory)11と、CPUが行う演算の途中結果等を一時的に記憶する、高速に書き込み読み出しが可能なRAM(Random Access Memory)12と、サーバ装置150との通信を行う通信I/F装置13と、HDD(Hard disc Drive)14と、作業者からの各種指示が入力される入力装置15と、外部センサ16又は外部カメラ17で取得した情報等を入力する情報入力I/F装置18と、ディスプレイ装置19と、内部センサ20と、内部カメラ21とを備える。
CPU10は、ROM11に格納されているプログラム、HDD14に格納されているプログラム、又は、RAMに格納されたプログラムに従って各種の処理を実施する。また、CPU10は、各処理に必要なデータをRAM12又はHDD14に一時的又は永続的に記憶する。CPU10は、携帯端末110全体の制御を行う。
すなわち、携帯端末110の作業指示表示処理部120及び端末内時刻取得部113は、CPU10により実現される。なお、作業指示表示処理部120及び端末内時刻取得部113の一部又は全部は、システムLSI等の処理回路(図示せず)により実現されてもよく、複数の処理回路が連携することにより実現されてもよい。
通信I/F装置13は、ネットワーク101との入出力を処理する。通信I/F装置13は、例えば、図示しないアンテナを用いて無線通信を行う。通信部114は、CPU10が通信I/F装置13を利用することで実現することができる。
HDD14は、磁気メモリ等で構成され、例えば、CPU10による各種の処理に必要なプログラム群であるソフトウェアを格納する。なお、CPU10による各種の処理ソフトウェアを構成するプログラムは、予めコンピュータに専用のハードウェアで組み込んでもよいし、ROM11又はHDD14に予め組み込んでもよい。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて、例えば、コンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよく、ネットワーク101等を介して、コンピュータでダウンロードされてもよい。
入力装置15は、例えば、表示部111のタッチパネル、ソフトウェアキーボード、テンキー及びキーボード等、入力を行う装置である。なお、携帯端末110は、自装置に備わっている入力装置15以外に、有線又は無線で携帯端末110に接続して利用可能な入力装置15を利用してもよい。
情報入力I/F装置18は、外部の装置と接続するための通信I/Fである。情報入力I/F装置18は、CPU10によって制御されており、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、USB、クレイドル、SDカード、接触ICカード及び非接触ICカード等を用いた入力I/Fを構成する。この情報入力I/F装置18を用いて、加速度センサ及び気圧センサ等の各種センサ、並びに、外部カメラ等の装置から、作業エビデンスが入力される。
即ち、入力受付部112は、CPU10が入力装置15及び情報入力I/F装置18を利用することで実現することができる。
ディスプレイ装置19は、各種情報を出力するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、又は、CRT(Cathode−Ray Tube)ディスプレイ等の表示装置で構成される。例えば、作業者は、ディスプレイ装置に表示される作業指示の画面画像に従って、画面操作、作業結果入力及び作業エビデンス入力等を行う。
即ち、表示部111は、CPU10がディスプレイ装置19を利用することで実現することができる。
図5は、実施の形態1におけるサーバ装置150のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図5に示すように、サーバ装置150は、各種プログラムの命令を処理するCPU30と、作業指示生成部153及び優先度設定部154の制御プログラム等が格納されているROM31と、CPU30が行う演算の途中結果等を一時的に記憶する、高速に書き込み読み出しが可能なRAM32と、サーバ装置150との通信を行う通信I/F装置33と、HDD34と、サーバ装置150の操作者からの各種指示が入力される入力装置35と、情報入力I/F装置36と、ディスプレイ装置37とを備える。
CPU30は、ROM31に格納されているプログラム、HDD34に格納されているプログラム、又は、RAM32に格納されたプログラムに従って各種の処理を実施する。また、CPU30は、各処理に必要なデータをRAM32又はHDD34に一時的又は永続的に記憶する。CPU30は、サーバ装置150全体の制御を行う。
すなわち、サーバ装置150の作業指示ファイル生成部152、作業情報記憶部151、ファイル記憶部155及び作業記録記憶部156は、CPU30により実現される。なお、作業指示ファイル生成部152の一部又は全部は、システムLSI等の処理回路(図示せず)により実現されてもよく、複数の処理回路が連携することにより実現されてもよい。
通信I/F装置33は、ネットワーク101との入出力を処理する。通信部157は、CPU30が通信I/F装置33を利用することで実現することができる。
HDD34は、磁気メモリ等で構成され、例えば、CPU30による各種の処理に必要なプログラム群であるソフトウェアを格納する。なお、CPU30による各種の処理ソフトウェアを構成するプログラムは、予めコンピュータに専用のハードウェアで組み込んでもよいし、ROM31又はHDD34に予め組み込んでもよい。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて、例えば、コンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよく、ネットワーク101等を介して、コンピュータでダウンロードされてもよい。
入力装置35は、例えば、ソフトウェアキーボード、テンキー及びキーボード等、入力を行う装置である。
情報入力I/F装置36は、外部の装置と接続するための通信I/Fである。情報入力I/F装置36は、CPU30によって制御されており、Bluetooth、赤外線通信、USB、クレイドル、SDカード、接触ICカード及び非接触ICカード等を用いた入力I/Fを構成する。
ディスプレイ装置37は、各種情報を出力するものであり、例えば、LCD、PDP又はCRTディスプレイ等の表示装置で構成される。
図6は、実施の形態1におけるウェアラブルデバイス170のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図6に示すように、ウェアラブルデバイス170は、各種プログラムの命令を処理するCPU40と、制御プログラム等が格納されているROM41と、CPU40が行う演算の途中結果等を一時的に記憶する、高速に書き込み及び読み出しが可能なRAM42と、携帯端末110及びサーバ装置150との通信を行う通信I/F装置43と、HDD44と、作業者がデバイスを操作する入力装置45と、ディスプレイ装置46と、内部センサ47とを有している。
CPU40は、ROM41に格納されているプログラム、HDD44に格納されているプログラム、又は、RAM42に格納されたプログラムに従って各種の処理を実施する。また、CPU40は、各処理に必要なデータをRAM42及びHDD44に一時的又は永続的に記憶する。CPU40は、ウェアラブルデバイス170全体の制御を行う。
通信I/F装置43は、ネットワーク101との入出力を処理する。通信部172は、CPU40が通信I/F装置43を利用することで実現することができる。
HDD44は、磁気メモリ等で構成され、例えば、CPU40による各種の処理に必要なプログラム群であるソフトウェアを格納する。なお、CPU40による各種の処理ソフトウェアを構成するプログラムは、予めコンピュータに専用のハードウェアで組み込んでもよいし、ROM41又はHDD44に予め組み込んでもよい。
入力装置45は、例えば、ディスプレイのタッチパネル、ソフトウェアキーボード、テンキー又はキーボード等、入力を行う装置である。なお、ウェアラブルデバイス170が入力装置45を持たないで、作業者が携帯端末110を介してウェアラブルデバイス170を操作してもよい。
ディスプレイ装置46は、各種情報を出力するものであり、例えば、LCD又はPDP等の表示装置で構成される。
内部センサ47は、作業者に関する物理量を検知するセンサである。検知された物理量は、CPU40に送られ、CPU40にてセンサ情報が生成される。
即ち、センサ情報取得部171は、CPU40が内部センサ47を利用することにより実現することができる。なお、センサ情報取得部171の一部又は全部は、システムLSI等の処理回路により実現されてもよい。また、複数の処理回路が連携してセンサ情報取得部171が実現されてもよい。
図7は、実施の形態1に係る作業指示システム100における作業指示ファイルを生成する処理を示すフローチャートである。
まず、作業情報記憶部151に、作業項目、作業項目毎の優先度及び作業時間を示す作業情報、並びに、映像、音声及びテキスト等、作業指示を行うためのメディア情報を登録する(S10)。
図8は、作業情報記憶部151に登録する作業情報の一例を示す概略図である。
図8に示されている作業情報151aは、ID列151bと、優先度列151cと、作業時間列151dとを有するテーブル情報である。
ID列151bは、作業項目を一意に特定する作業項目識別情報であるID(作業項目ID)を格納する。
優先度列151cは、対応する作業項目の優先度を格納する。優先度は、対応する作業項目の人身事故のリスク、故障のリスク、法律で定められている等の理由に応じて、設定される。なお、センサで取得された機器の状態、過去の作業履歴及び故障予測から優先度が自動で設定されてもよい。
作業時間列151dは、対応する作業項目を実施するのにかかる標準的な作業時間を格納する。作業時間は、管理者により設定されてもよく、作業指示表示処理部120の操作ログ等から得られた作業時間から標準作業時間が算出され、自動的に反映されてもよい。
また、作業情報記憶部151には、作業項目と紐付けて、作業指示を行うための映像、音声及びテキスト等のメディア情報が登録されている。
図9に、実施の形態1におけるメディア情報の一例を示す概略図である。
図9に示されているメディア情報151eは、ID列151fと、指示の種類列151gと、メディアの種類列151hと、値列151iとを有するテーブル情報である。
ID列151fは、対応する作業項目を一意に特定するためのIDを格納する。
指示の種類列151gは、対応する作業項目において、メディアで説明する作業指示の種類を格納する。例えば、「準備」は、準備作業の指示、「点検」は、点検作業の指示、「保全」は保全作業の指示、「エビデンス」は、エビデンス取得作業の指示を示す。
メディアの種類列151hは、対応する作業項目において、作業指示に用いるメディアの種類を示す。例えば、「タイトル」は、対応する値列151iの値に設定されているテキストを、作業指示の見出しとして画面に強調表示することを示す。「画像」は、対応する値列151iの値に設定されている画像ファイルを画面に表示することを示す。「テキスト」は、対応する値列151iの値に設定されているテキストを画面に表示することを示す。「入力」は、対応する値列151iの値に設定しているボタンを、予め準備しておいたボタンのテンプレートから選択し、画面に表示することを示す。
値列151iは、対応する作業項目において、メディアに表示する内容を示す。
なお、図8に示されている作業情報151aと、図9に示されているメディア情報151eとは、IDで紐付けて管理される。
図7に戻り、次に、作業指示生成部153は、誰が、いつ、どこで作業するか等が決められた編成情報に従って、作業情報記憶部151から作業項目を抽出し、作業者及び日付の組み合わせ毎の作業指示一時ファイルを生成する(S11)。実施の形態1においては、編成情報は、作業日時(作業開始日時及び作業終了日時)、作業者ID、作業対象(物件ID、号機ID、作業場所ID及び対象機器ID)、ID、総作業時間及び作業順を含む。編成情報は、管理者が入力してもよいし、自動的に生成される編成スケジュールから反映されてもよい。編成情報は、作業指示ファイル生成部152にGUI(Graphical User Interface)を持たせ、管理者により直接入力される、別途、Excel(登録商標)等のソフトウェアを用いて作成された編集情報ファイルとして入力される、又は、編成スケジュールソフトウェアで自動的に作成された編成情報ファイルとして入力される等の方法で、作業指示ファイル生成部152に入力される。作業指示ファイル生成部152に入力された編成情報は、例えば、作業情報記憶部151に記憶される。
次に、優先度設定部154は、作業指示生成部153によって生成された作業指示一時ファイルにおいて、作業項目毎及び作業対象毎に、優先度及び作業時間を設定することで、作業指示ファイルを生成する(S12)。作業指示ファイルは、例えば、物件、号機、作業場所、対象機器及び作業項目のカテゴリに分けられており、各カテゴリに優先度及び作業時間を設定できるようになっている。
図10は、実施の形態1における作業指示ファイルの一例を示す概略図である。
図10に示されている作業指示ファイル155aは、物件列155bと、優先度(物)列155cと、作業時間(物)列155dと、号機列155eと、優先度(号)列155fと、作業時間(号)列155gと、作業場所列155hと、優先度(場)列155iと、作業時間(場)列155jと、対象機器列155kと、優先度(機)列155lと、作業時間(機)列155mと、作業項目列155nと、優先度(項)列155oと、作業時間(項)列155pとを備えるテーブル情報である。
物件列155bは、ビル及び病院等の作業対象となる物件を一意に特定する物件識別情報である物件IDを格納する。なお、物件は、ひとつ又は複数の号機を有する。
優先度(物)列155cは、対応する物件の優先度を格納する。
作業時間(物)列155dは、対応する物件における作業時間を格納する。
号機列155eは、作業対象となる昇降機を一意に特定する号機識別情報である号機IDを格納する。なお、号機は、ひとつ又は複数の作業場所を有する。
優先度(号)列155fは、対応する昇降機の優先度を格納する。
作業時間(号)列155gは、対応する昇降機における作業時間を格納する。
作業場所列155hは、機械室、各フロア及びPIT等の作業を実施する場所を一意に特定するための場所識別情報である場所IDを格納する。なお、作業場所は、ひとつ又は複数の対象機器を有する。
優先度(場)列155iは、対応する作業場所の優先度を格納する。
作業時間(場)列155jは、対応する作業場所における作業時間を格納する。
対象機器列155kは、ロープ、ブレーキ及びドア等の、作業対象となる機器を一意に特定するための機器識別情報である機器IDを格納する。なお、対象機器は、ひとつ又は複数の作業項目を有する。
優先度(機)列155lは、対応する対象機器の優先度を格納する。
作業時間(機)列155mは、対応する対象機器における作業時間を格納する。
作業項目列155nは、ロープの状態チェック及びロープテンションチェック等の作業項目のIDを格納する。なお、作業項目は、ひとつ又は複数の作業指示するためのメディアを持つ。
優先度(項)列155oは、対応する作業項目の優先度を格納する。
作業時間(項)列155pは、対応する作業項目における作業時間を格納する。
また、作業指示ファイル155a内のデータは、作業指示一時ファイルの生成時に、移動経路並びにスイッチのオン及びオフのタイミング等の作業効率を考慮して上部から作業順に並べられており、優先度を考慮しない場合は、上部から順に作業指示が表示される。
なお、作業対象は、上述のように物件、号機、作業場所及び対象機器の各カテゴリに分類されている。各カテゴリは、上位のカテゴリが下位の一又は複数のカテゴリを含むようにされており、最下位のカテゴリである対象機器は、一又は複数の作業項目を含む。通常、上位のカテゴリは、下位のカテゴリよりも多くの作業項目を有する。
ここで、優先度の設定方法について、詳細に説明する。
まず、作業項目のうち、必ず実施すべき作業項目と、繰り越し可能な作業項目とを区別するために、作業情報151aにおいては、必ず実施すべき作業項目は、優先度の値が0、繰り越し可能な作業項目は、優先度の値が1以上に設定されている。優先度の値を1以上に設定する場合は、例えば、以下のようにして値が設定されればよい。
作業項目を繰り越した場合、予め計画された次回点検よりも前に再度訪問しなければならない等、訪問回数が増える作業項目の優先度の値は、1に設定される。次回作業時に準備作業が増える等作業効率が悪くなる作業項目の優先度の値は、2に設定される。次回作業時の作業効率に影響を与えない作業項目の優先度の値は、3に設定される。
そして、優先度設定部154は、作業情報151aに基づいて、対応する作業項目の優先度を優先度(項)列155oに格納する。
次に、優先度設定部154は、作業項目の優先度(項)列155oに格納された値から、対象機器の優先度(機)列155lの値を設定する。例えば、対応する対象機器に、優先度0の作業項目が含まれる場合には、その対象機器は必ず点検する必要があるため、優先度設定部154は、優先度(機)列155lに0を設定する。
一方、対応する対象機器に、優先度0の作業項目が含まれない場合、優先度設定部154は、対応する対象機器に含まれる作業項目の優先度(項)列155oに格納されている値の合計値を、その対象機器の優先度(機)列155lの値として設定する。例えば、図10に示されているように、「機器3」に、作業項目1(優先度(項)=3)、作業項目2(優先度(項)=2)、作業項目3(優先度(項)=2)が含まれている場合、機器3の優先度(機)列155lには、7(=3+2+2)が設定される。
同様に、対応する対象機器の優先度(機)列155lに格納された値から、対応する作業場所の優先度(場)列155iの値が設定され、対応する作業場所の優先度(場)列155iに格納された値から、対応する号機の優先度(号)列155fの値が設定され、対応する号機の優先度(号)列155fに格納された値から、対応する物件の優先度(物)列155cの値が設定される。
なお、各優先度の値はカテゴリ毎に比較され、優先度の値が低いほど、優先度が高いものとして処理される。つまり、優先度の値が0の作業項目は、最優先され、優先度の値が大きいほど、必要性の度合いが低くなる。このため、優先度の値が大きいほど、後述する除外対象になりやすい。
これにより、カテゴリ毎に優先度の比較を行うことができる。また、作業項目に優先度の値を設定するだけで、上位のカテゴリの優先度を自動的に設定することができる。
次に、作業時間の設定方法について、詳細に説明する。
まず、優先度設定部154は、作業情報151aに基づいて、対応する作業項目の作業時間を作業時間(項)列155pに格納する。
次に、優先度設定部154は、対応する対象機器に含まれる作業項目の作業時間(項)列155pに格納された作業時間の合計値を、対応する対象機器の作業時間(機)列155mに格納する。例えば、図10に示されているように、「機器1」に、作業項目1(作業時間(項)=0:05)、作業項目2(作業時間(項)=0:10)及び作業項目3(作業時間(項)=0:10)が含まれている場合、機器1の作業時間(機)列155mには、0:25が設定される。
同様に、対応する対象機器の作業時間(機)列155mに格納された値から、対応する作業場所の作業時間(場)列155jの値が設定され、対応する作業場所の作業時間(場)列155jに格納された値から、対応する号機の作業時間(号)列155gの値が設定され、対応する号機の作業時間(号)列155gに格納された値から、対応する物件の作業時間(物)列155dの値が設定される。
これにより、優先度の低い作業項目又は作業対象を除外する場合、どれくらいの作業時間を削減できるかを算出することができる。
また、作業項目の作業時間を設定するだけで、上位のカテゴリの作業時間を算出することができる。
なお、図10では、説明の便宜上、作業指示ファイル155aをテーブル形式で説明したが、図11に示されている作業指示ファイル155qのように、作業指示ファイルは、XMLで構成されていてもよい。その場合、作業全体を<WORK>、物件を<FIELD>、号機を<CAR>、作業場所を<POSITION>、対象機器を<TARGET>及び作業項目を<CHECKITEM>のようにタグ付けし、各要素の属性として、優先度及び作業時間を設定することもできる。
図11では、<CONTENT>タグは、指示の種類の属性を持ち、複数の作業指示のメディア<TITLE>、<TEXT>、<IMG>及び<INPUT>の組合せを含むように構成されている。
図12は、実施の形態1に係る作業指示システム100を作業現場で利用する前に、事務所等で行う事前準備を示すフローチャートである。
まず、作業者は、作業の前日又は当日に、事務所等ネットワークを利用してサーバ装置150にアクセスできる環境で、携帯端末110内の作業指示表示処理部120を起動する(S20)。
次に、作業者は、携帯端末110に作業指示ファイル群のダウンロード指示を行う(S21)。例えば、作業者は、作業指示表示処理部120により表示部111に表示されたダウンロードボタンを押し、サーバ装置150に格納されている作業指示ファイル群を携帯端末110にダウンロードする。作業指示ファイル群は、作業者及び日付の組み合わせ毎にサーバ装置150に記憶されており、作業者は、自分がその日に行う作業の作業指示ファイル群だけを取得できるようになっている。
作業者からダウンロード指示を受けた作業指示表示処理部120は、通信部114を介して、ダウンロード要求をサーバ装置150に送信する。
次に、サーバ装置150は、ダウンロード要求を受信すると、通信部157を介して、要求された作業指示ファイル群を携帯端末110に送信する(S22)。
次に、携帯端末110は、作業指示ファイル群のダウンロード完了後、作業指示表示処理部120を終了する(S23)。
図13は、実施の形態1に係る作業指示システム100を作業現場で利用する際の処理を示すフローチャートである。
まず、作業者は、作業指示ファイル群をダウンロードした携帯端末110を作業現場に持っていき、作業開始時に作業指示表示処理部120を起動する(S30)。
次に、作業指示表示処理部120が起動されると、表示処理部124は、表示部111にホーム画面画像を表示する(S31)。
次に、表示処理部124は、表示部111に表示されたホーム画面画像に基づいて、入力受付部112において作業者から表示対象の選択を受けて、順次、表示部111に作業指示画面画像を表示させる(S32)。
このとき、表示処理部124は、作業指示として作業結果を入力するように指示する必要がある場合には、表示部111の作業指示画面画像に作業結果の入力指示を表示させ、入力受付部112において、作業者から作業結果の入力を受ける(S33)。
また、表示処理部124は、作業指示として作業エビデンスを入力するように指示する必要がある場合には、表示部111の作業指示画面画像に作業エビデンスの入力指示を表示させ、入力受付部112において、作業者から作業エビデンスの入力を受ける(S34)。
そして、表示処理部124は、表示部111に表示させた作業指示画面画像における「次へ」ボタンが押下された場合(S35でYes)には、処理をステップS36に進める。
ステップS36では、作業者体調判断部126は、作業者の体調管理処理を行う。この処理については、後述する。
そして、ステップS36の作業者の体調管理処理における作業者の状態の判断結果を、作業進捗管理部127が受け取り、作業進捗管理部127が作業の続行を決定した場合(S37でNo)には、処理はステップS38に進み、作業進捗管理部127が作業の中止を決定した場合(S37でYes)には、処理はステップS40に進む。
ステップS38では、作業進捗管理部127により、作業進捗管理処理を行う。この処理については、後述する。
ステップS38の作業進捗管理処理において、作業進捗管理部127が、作業完了と判断した場合(S39でYes)には、処理はステップS40に進む。作業進捗管理部127が、作業未完了と判断した場合(S39でNo)には、処理はステップS32に戻り、表示処理部124は、表示部111に、次の作業項目の作業指示画面画像を表示させる。
ステップS40では、携帯端末110は、作業指示表示処理部120を終了する。
図14は、実施の形態1に係る作業指示システム100における作業指示画面画像の一例を示す概略図である。
図14に示されている作業指示画面画像160は、作業指示ファイル群によって構成されるWebページの画面画像であり、進捗情報表示欄160a、作業タイトル表示欄160b、作業指示説明文表示欄160c、作業指示説明図表示欄160d、作業結果入力欄160e、ホームボタン160h、次へボタン160i及び結果一覧ボタン160jを備える。
進捗情報表示欄160aには、残作業時間及び残項目が表示される。
作業タイトル表示欄160bには、テキストで作業の見出しが強調表示される。
作業指示説明文表示欄160cには、テキストで作業の指示の説明文が表示される。
作業指示説明図表示欄160dには、静止画、アニメーション、動画、音声、HTML等、作業指示を説明するメディアが表示される。
作業結果入力欄160eには、作業の良否判定結果を入力するOKボタン160f及びNGボタン160gが表示される。なお、図14においては、OKボタン160f及びNGボタン160gが表示されているが、例えば、作業対象の測定値の値を入力する数値入力欄(図示せず)が表示されてもよい。また、単なるボタン及び入力欄だけでなく、ボタンタップ時に良否判定基準及び測定基準値等の情報をポップアップ表示する機能、及び、ストップウォッチで時間を測定する機能等、作業項目に応じた機能に対応した表示が行われてもよい。
作業結果入力時には、作業者は、作業指示説明文表示欄160c及び作業指示説明図表示欄160dの表示に従って作業を行い、作業結果入力欄160eの表示に応じて、入力受付部112を介して、作業結果を入力する。
また、作業エビデンス入力時も同様に、作業者は、作業指示説明文表示欄160c及び作業指示説明図表示欄160dの表示に従って、作業を行い、入力受付部112を介して、カメラ起動ボタンをタップして、写真、動画及び音声といった情報を取得し、作業エビデンスを入力する。
ホームボタン160hは、ホーム画面画像にジャンプするための入力を受け付けるホーム指示領域である。
次へボタン160iは、作業指示画面画像を次のページ(次の作業項目)に進めるための進行指示入力領域である。
結果一覧ボタン160jは、作業結果を一覧表示する結果一覧画面画像に遷移するための結果一覧表示指示入力領域である。
図15は、実施の形態1に係る作業指示システム100における結果一覧表示画面画像の一例を示す概略図である。
図15に示されている結果一覧表示画面画像161は、作業項目名列161aと、結果列161bと、エビデンス列161cとを備えるテーブル形式の情報を表示する。
作業項目名列161aは、作業項目の名称である作業項目名を表示する。
結果列161bは、対応する作業項目において入力された結果を表示する。
エビデンス列161cは、対応する作業項目において入力されたエビデンスへのリンクを表示する。
実施の形態1において、作業指示で入力が要求されるのは、以下の組合せである。
第1の組み合わせは、指示の種類が「点検」で、メディアの種類が「入力」の組み合わせである。
第2の組み合わせは、指示の種類が「保全」で、メディアの種類が「入力」の組み合わせである。
第3の組み合わせは、指示の種類が「エビデンス」で、メディアの種類が「入力」の組み合わせである。
ここで、第1の組み合わせにおいて、「点検」の作業結果が「OK」の場合には、「点検」の作業結果として入力された値(OK)が結果列161bに表示される。
また、第1の組み合わせにおいて、「点検」の作業結果が「NG」で、「保全」の作業指示がない場合には、「点検」の作業結果として入力された値(NG)が結果列161bに表示される。
また、第1の組み合わせにおいて、「点検」の作業結果が「NG」で、「保全」の作業指示がある場合には、「保全」の作業結果の入力が要求される。そして、結果列161bには、「保全」の作業結果として入力された値が表示される。
また、第3の組み合わせでは、エビデンス列161cには、入力メディアへのリンクが表示され、リンクをクリックすると、エビデンスとして入力された情報を格納するファイルを開いて、入力されたエビデンスを確認することができるようになる。なお、エビデンスの入力が要求されていない場合には、エビデンス列161cには、入力されていないことを示す「−」が表示される。
なお、作業項目の作業が完了していない場合には、結果列161bには、「未実施」が表示される。
作業者は、作業完了時には、作業一覧表示画面を表示し、作業漏れがないことを確認して、作業を終了する。
図16は、実施の形態1に係る作業指示システム100における作業者の体調の判断処理を示すフローチャートである。
作業者体調判断部126は、まず、ウェアラブルデバイス170から、作業者の生体情報及び周囲の環境情報等のセンサ情報を取得する(S50)。
次に、作業者体調判断部126は、取得されたセンサ情報で示される値を用いて、作業者の状態を判断する(S51)。例えば、作業者体調判断部126は、センサ情報で示される値に対して複数の閾値を設定し、作業者の状態を、「安全」、「危険度小」、「危険度中」、「危険度大」又は「危険」の5段階の何れかに分類する。作業者体調判断部126の判断結果は、作業進捗管理部127に通知される。
ここで、例えば、「安全」は、そのまま作業を継続しても問題ない状態、「危険度小」は、「危険度中」に移行する可能性が高い状態、「危険度中」は、作業を中断し休憩をとる必要がある状態、「危険度大」は、「危険」に移行する可能性が高い状態、及び、「危険」は直ちに作業を中止する必要がある状態とする。
図17は、実施の形態1に係る作業指示システム100における作業者の体調管理処理を示すフローチャートである。
まず、作業進捗管理部127は、作業者体調判断部126から通知された判断結果を確認する(S60)。そして、その判断結果が「安全」である場合には、処理はステップS65に進む。その判断結果が「危険度小」である場合には、処理はステップS61に進む。その判断結果が「危険度中」である場合には、処理はステップS66に進む。その判断結果が「危険度大」である場合には、処理はステップS67に進む。その判断結果が「危険」である場合には、処理はステップS68に進む。
ステップS61では、作業者の状態が「危険度小」であるので、作業進捗管理部127は、作業の中断を決定し、「危険度中」への移行時間を予測し、残項目から作業中断のタイミングを設定する。
移行時間を予測方法としては、例えば、「危険度小」と判定したタイミングで、作業進捗管理部127は、「危険度小」から「危険度中」に移行するまでの時間を統計情報から決めればよい。または、作業進捗管理部127は、センサ情報で示される値の上昇率をウォッチしておき、「危険度中」に移行する時間を予測してもよい。この場合、上昇率に応じて、予め移行時間が決められているものとする。
また、作業中断のタイミングは、現在作業中の作業項目を含むカテゴリ(物件、号機、作業場所又は機器)の内、作業時間が「危険度中」への移行時間に収まるものの中で一番作業時間が長いものにおける最後の作業項目の作業指示の表示が完了する時点を設定する。例えば、移行時間が30分で、現在作業中の作業項目が含まれる機器の作業時間が15分、作業場所の作業時間が25分だった場合、作業場所の作業時間が移行時間に収まるので、作業進捗管理部127は、作業場所に含まれる最後の作業項目の作業指示の表示が完了する時点を、作業中断のタイミングとして設定する。
次に、作業進捗管理部127は、作業中断のタイミングになったか否かを判断する(S62)。なお、作業進捗管理部127は、作業中断のタイミングとして設定した作業指示の表示が完了するまで、表示部111で表示する作業指示画面を遷移させる。そして、作業中断のタイミングになった場合(S62でYes)には、処理はステップS63に進む。
ステップS63では、作業進捗管理部127は、表示処理部124に指示することで、表示部111に、作業中断指示を表示させる。
次に、作業進捗管理部127は、中断時間が経過したか否かを判断する(S64)。中断時間は、固定の時間でもよく、残項目、残作業時間及び作業員の体調を踏まえて、システムが自動的に計算してもよい。
作業進捗管理部127は、中断時間が経過するまで作業中断指示を表示させ、中断時間が経過した場合(S64でYes)には、処理はステップS65に進む。
ステップS65では、作業進捗管理部127は、作業の続行を決定する。そして、処理は終了する。
ここで、ステップS60において、作業者の状態が「危険度中」であった場合には、作業進捗管理部127は、作業の中断を決定し、処理はステップS66に進む。
ステップS66では、作業進捗管理部127は、現在実施中の作業項目が属する最下位のカテゴリである「機器」における最後の作業項目の作業指示の表示が完了する時点を、作業中断のタイミングとして設定する。そして、処理はステップS62に進み、以降、上述したステップS62〜S65の処理が行われる。
また、ステップS60において、作業者の状態が「危険度大」であった場合には、作業進捗管理部127は、作業の中止を決定し、処理はステップS67に進む。
ステップS67では、作業進捗管理部127は、「危険」への移行時間を予測し、この移行時間に収まる優先度0の作業項目の作業指示を、表示処理部124に指示することで、表示部111に表示させる。そして、その作業指示の表示完了後に、処理は終了する。なお、優先度0の作業項目がない場合にも、処理は終了する。
さらに、ステップS60において、作業者の状態が「危険」であった場合には、作業進捗管理部127は、作業の中止を決定し、処理はステップS68に進む。
ステップS68では、作業進捗管理部127は、表示処理部124に指示することで、作業の中止を指示する画面である作業中止指示画面を表示部111に表示させる。そして、処理は終了する。
このように、作業者の状態が危険度小の段階では、作業中断が必要な危険度中に移行する前に、予め作業中断のタイミングを設定できるため、作業の区切りが良いタイミングで作業中断を指示することができる。
作業者の状態が危険度中の段階では、現在実施中の作業項目が属する「機器」の作業が完了した段階で作業中断指示を出すことができる。これにより、作業再開時に余計な準備作業を発生させず、また、作業中に作業中断指示が表示され作業の区切りがつくまで作業を継続してしまうことを防ぐことができる。
また、作業者の状態が危険度大の段階では、作業中止前に、残項目のうち必須項目の作業を優先して実施させることができる。
さらに、作業者の状態が危険である場合には、すぐに作業を中止することができる。
以上のように、作業者の状態に応じて、作業続行、作業中断、又は、作業中止を指示することで、作業効率を損なわずに指示を提示することができる。
また、作業項目に、優先度及び作業時間とは別に、休憩しやすい作業場所を登録しておくことで、作業者が休憩しやすい場所にいるタイミングで作業中断指示を出すことができる。例えば、昇降機のカゴ上よりも、機械室の方が休憩しやすい場合、機械室の作業完了時に休憩指示を出す等の制御を行うことができる。
また、室内作業又は負荷の少ない作業等の条件を作業項目毎に予め設定しておくことで、作業者の状態の危険度が高くなった場合に、作業負荷の少ない作業を実施するように指示することもできる。
図18及び図19は、実施の形態1に係る作業指示システム100における作業進捗管理処理を示すフローチャートである。
まず、作業進捗管理部127は、残りの作業項目である残項目の有無を管理しており、残項目があるかどうかを確認する(S70)。残項目は、作業指示ファイル155aに記載されている作業項目と、作業結果入力処理部125によって、状態が作業実施済みとなった作業項目との差分で算出される。作業進捗管理部127は、表示処理部124で取得している表示履歴を参照することで、残項目を管理することができる。残項目がある場合(S70でYes)には、処理はステップS71に進み、残項目がない場合(S70でNo)には、処理はステップS75に進む。
ステップS71では、作業進捗管理部127は、残作業時間の有無を確認する。残作業時間がない場合(S71でNo)には、処理はステップS72に進み、残作業時間がある場合(S71でYes)には、処理は図19のステップS78に進む。
ステップS72では、作業進捗管理部127は、作業指示ファイル155aの残項目に、優先度(項)列155oの値が0の作業項目があるか否かを確認する。優先度(項)列155oの値が0の作業項目がある場合(S72でYes)には、処理はステップS73に進み、優先度(項)列155oの値が0の作業項目がない場合(S72でNo)には、処理はステップS74に進む。
ステップS73では、必ず実施する作業項目が未実施であるため、作業進捗管理部127は、残作業時間を増やす。このとき、増加させる時間は、優先度(項)列155oの値が0の残項目の合計作業時間を反映してもよいし、作業者が顧客と調整した結果を手入力してもよい。そして、処理はステップS71に戻る。
一方、ステップS74では、必ず実施する作業項目がないため、作業進捗管理部127は、残項目を「繰り越し」に設定する。そして、処理はステップS77に進む。
ステップS70において、残項目がないと判断された場合(S70でNo)には、処理はステップS75に進み、作業進捗管理部127は、除外した作業項目があるか否かを確認する。除外した作業項目がある場合(S75でYes)には、処理はステップS76に進み、除外した作業項目がない場合(S75でNo)には、処理はステップS77に進む。
ステップS76では、作業進捗管理部127は、除外した作業項目を残項目に追加する。
一方、ステップS77では、作業進捗管理部127は、作業完了と判断して、表示処理部124に指示することで、作業結果画面画像を表示部111に表示させ、処理を終了する。
図19のステップS78では、作業進捗管理部127は、残作業時間と残項目の合計作業時間(必要作業時間)とを比較して、残作業時間が、残項目の合計作業時間よりも長いか否かを判断する。残作業時間が、残項目の合計作業時間よりも長い場合(S78でYes)には、処理はステップS79に進み、残作業時間が、残項目の合計作業時間以下である場合(S78でNo)には、処理はステップS80に進む。
ステップS79では、作業進捗管理部127は、作業未完了と判断して、処理を終了する。
一方、ステップS80では、優先度判定部128は、残作業時間内に残項目を完了することができないため、優先度判定処理を行う。優先度判定処理の方法については、後述する。
作業進捗管理部127は、優先度判定処理により除外対象とされた作業項目又は除外対象とされた作業対象に含まれている作業項目を残項目から除外する(S81)。除外対象とされた作業項目を除外したことにより、その作業項目にかかる作業時間を削減することができる。
そして、処理はステップS78に戻り、作業進捗管理部127は、再度、残作業時間と、残項目の合計作業時間とを比較し、残作業時間の方が大きくなっていれば(S78でYes)、処理はステップS79に進む。一方、残作業時間が等しい又は残作業時間の方が短かければ(S78でNo)、優先度判定部128は、再度、優先度判定処理を行い(S80)、作業進捗管理部127は、除外対象とされた作業項目を除外する(S81)。そして、処理はステップS78に戻る。
図20は、実施の形態1に係る作業指示システム100における優先度判定処理を示すフローチャートである。
昇降機保守等の作業は、作業項目毎に独立しているわけではなく、効率よく作業できるまとまりを持っている。例えば、ある機器を点検する際に、事前準備、作業項目1、作業項目2、作業項目3及び後片付けという流れで作業を実施する場合、作業項目2を繰り越すと、次回作業時に、事前準備、作業項目2及び後片付けの作業が発生し、作業項目2だけを実施するために、付随する事前準備及び後片付けの作業が余計に発生し、作業効率が悪くなる可能性がある。
そのため、優先度判定処理の結果、残項目を除外する場合は、まとまりを持った単位で除外することが望ましい。そこで、実施の形態1における優先度判定処理では、図10の作業指示ファイル155aに示されているように、物件、号機、作業場所及び対象機器等の、複数の作業項目をまとめた単位(カテゴリ)で、優先度判定処理が行われる。
まず、優先度判定部128は、作業指示ファイル155aの物件の優先度(物)列155cの値を判定する(S90)。そして、優先度判定部128は、既に実施されている作業項目を含まず、値が0以外で優先度の値が一番高い物件(優先度が一番低い物件)があるか否かを判断する(S91)。そのような物件がある場合(S91でYes)には、優先度判定部128は、そのような物件を除外対象として、処理を終了する。一方、そのような物件がない場合(S91でNo)には、処理はステップS92に進む。
ステップS92では、優先度判定部128は、作業指示ファイル155aの号機の優先度(号)列155fの値を判定する。そして、優先度判定部128は、既に実施されている作業項目を含まず、値が0以外で優先度の値が一番高い号機(優先度が一番低い号機)があるか否かを判断する(S93)。そのような号機がある場合(S93でYes)には、優先度判定部128は、そのような号機を除外対象として、処理を終了する。一方、そのような号機がない場合(S93でNo)には、処理はステップS94に進む。
ステップS94では、優先度判定部128は、作業指示ファイル155aの作業場所の優先度(場)列155iの値を判定する。そして、優先度判定部128は、既に実施されている作業項目を含まず、値が0以外で優先度の値が一番高い作業場所(優先度が一番低い作業場所)があるか否かを判断する(S95)。そのような作業場所がある場合(S95でYes)には、優先度判定部128は、そのような作業場所を除外対象として、処理を終了する。一方、そのような作業場所がない場合(S95でNo)には、処理はステップS96に進む。
ステップS96では、優先度判定部128は、作業指示ファイル155aの対象機器の優先度(機)列155lの値を判定する。そして、優先度判定部128は、既に実施されている作業項目を含まず、値が0以外で優先度の値が一番高い対象機器(優先度が一番低い対象機器)があるか否かを判断する。そのような対象機器がある場合(S97でYes)には、優先度判定部128は、そのような対象機器を除外対象として、処理を終了する。一方、そのような対象機器がない場合(S97でNo)には、処理はステップS98に進む。
ステップS98では、優先度判定部128は、作業指示ファイル155aの作業項目の優先度(項)列155oの値を判定する。そして、優先度判定部128は、未だ実施されていない作業項目の内、値が0以外で優先度の値が一番高い作業項目(優先度が一番低い作業項目)を除外対象として、処理を終了する。
このとき、除外した作業項目については、除外後の残項目が無くなった際に、残項目に追加し、残時間内で、除外した作業項目の作業指示が行われる。
このように、物件、号機、作業場所及び対象機器等、まとまりを持った単位で作業項目を管理しておくことで、繰り越し作業の効率をなるべく落とさずに、除外対象を決定することができる。また、優先度判定の最初に、物件等のカテゴリで作業項目を除外できれば、まとまった作業時間を確保できるため、その後は、残項目がなくなる又は残作業時間がなくなるまで、優先度判定処理を行わずに、作業を進めることができ、処理の負荷を抑えることができる。
なお、実施の形態1では、図20に示されているように、作業対象のカテゴリにおいて上位のカテゴリから順に、言い換えると、作業項目が多く含まれているカテゴリから順に優先度の比較が行われているが、実施の形態1は、このような例に限定されるものではない。例えば、優先度判定部128は、作業対象については除外対象とはせずに、優先度の低い作業項目から順に除外対象とすることも可能である。このような場合には、サーバ装置150の優先度設定部154が、作業対象毎の優先度及び作業時間を算出して、作業指示ファイルに設定する必要がなくなる。
図21は、実施の形態1に係る作業指示システム100における事後処理を示すフローチャートである。
まず、作業現場から事務所へ戻った後、作業指示表示処理部120を起動して、事務所内のネットワークに接続する(S100)。
作業指示表示処理部120が起動すると、アップロード部122は、入力受付部112からの指示に応じて、通信部114を介して、サーバ装置150に作業結果等をアップロードする(S101)。
以上のように、実施の形態1によれば、作業者が、作業指示システムによって提示される作業指示に従って作業する際、作業者の体調が悪化した場合に、残項目と残作業時間を踏まえて、作業続行、作業中断又は作業中止を指示することができる。これにより、優先度の高い作業項目を作業者に実施させることができ、作業の区切りの良いタイミングで作業中断を指示することができる。
また、実施の形態1によれば、中断時間後作業を再開する際には、残時間と残項目を考慮して、作業指示を行うことができる。
さらに、実施の形態1に係る作業指示システム100によれば、作業の進捗に応じて、残作業時間内に全ての残項目を実施できない場合に、残項目の優先度を考慮して、作業指示を表示することができる。これにより、スキル不足による作業の遅延、突発的な作業の発生、顧客の要望等により、時間内に全ての作業項目を完了できない場合でも、優先度の高い作業項目を作業者に実施させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、作業者体調判断部126によって、作業者の体調を管理することについて述べたが、この実施の形態2では、作業者の体調情報として取得したセンサ情報をサーバ装置に蓄積し、作業者毎に、体調の変化予測を行う実施の形態について説明する。
図1に示されているように、実施の形態2に係る作業指示システム200は、携帯端末210と、サーバ装置250と、ウェアラブルデバイス270とを備える。
実施の形態2でも、作業指示システム200を、昇降機保守作業に適用した場合について説明する。
図1に示されているように、ウェアラブルデバイス270は、センサ情報取得部271と、通信部172とを備える。
通信部172については、実施の形態1と同様に構成されている。
センサ情報取得部271は、実施の形態1と同様の処理を行うほか、通信部172を介して、センサ情報をサーバ装置250にも送る。なお、センサ情報には、物理量が取得された日時を示す日時情報が含まれているものとする。
図22は、実施の形態2における携帯端末210の構成を概略的に示すブロック図である。
携帯端末210は、表示部111と、入力受付部112と、端末内時刻取得部113と、通信部114と、作業指示表示処理部220とを備える。
実施の形態2における携帯端末210は、作業指示表示処理部220を除いて、実施の形態1における携帯端末110と同様に構成されている。
作業指示表示処理部220は、ダウンロード部121と、アップロード部122と、ファイル記憶部123と、表示処理部124と、作業結果入力処理部125と、作業者体調判断部226と、作業進捗管理部227と、優先度判定部128とを備える。
実施の形態2における作業指示表示処理部220は、作業者体調判断部226及び作業進捗管理部227を除いて、実施の形態1における作業指示表示処理部120と同様に構成されている。
作業者体調判断部226は、実施の形態1とほぼ同様の処理を行うほか、センサ情報に基づいて、作業者の体調を判断した判断結果を作業進捗管理部127に通知し、さらに、その判断結果を示す判断結果情報を、通信部114を介して、サーバ装置250に送る。なお、体調の判断結果は、作業者毎に示されているものとし、判断結果情報には、判断を行った日時を示す日時情報が含まれているものとする。
作業進捗管理部227は、実施の形態1とほぼ同様の処理を行うほか、危険度小から危険度中への移行時間及び危険度大から危険への移行時間を示す移行時間情報を、通信部114を介して、サーバ装置250から取得して、この情報を用いて、作業者の体調管理処理を行う。
図23は、実施の形態2におけるサーバ装置250の構成を概略的に示すブロック図である。
サーバ装置250は、作業情報記憶部151と、作業指示ファイル生成部152と、ファイル記憶部155と、作業記録記憶部156と、通信部157と、センサ情報記憶部258と、体調変化予測部259とを備える。
実施の形態2におけるサーバ装置250は、センサ情報記憶部258及び体調変化予測部259を除いて、実施の形態1におけるサーバ装置150と同様に構成されている。
センサ情報記憶部258は、ウェアラブルデバイス270から送られてくるセンサ情報及び携帯端末210から送られてくる判断結果情報を記憶する。
体調変化予測部259は、センサ情報記憶部258に記憶されているセンサ情報及び判断結果情報に基づいて、作業者毎に、危険度小から危険度中への移行時間及び危険度大から危険への移行時間を予測して、予測された移行時間を示す移行時間情報を、通信部157を介して、携帯端末210に送る。例えば、最新の数回分のセンサ情報で示されている値の推移に近似する過去のセンサ情報に対応する判断結果情報の推移から、移行時間の予測が行われればよい。なお、体調変化予測部259は、周期的又は予め定められた時に、予測を行ってもよく、また、携帯端末110の作業進捗管理部227から要求があった時に、予測を行ってもよい。このような場合には、作業進捗管理部227は、作業者の体調管理処理を行う際に、通信部114を介して、サーバ装置250に、移行情報の取得要求を行う。
以上のように、実施の形態2によれば、作業者毎のセンサ情報をサーバ装置250で管理し、体調変化の予測を行うことで、その作業者の体調変化をより正確に予測することができ、作業指示のタイミングの精度を向上させることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
100,200 作業指示システム、 110,210 携帯端末、 111 表示部、 112 入力受付部、 113 端末内時刻取得部、 114 通信部、 120 作業指示表示処理部、 121 ダウンロード部、 122 アップロード部、 123 ファイル記憶部、 124 表示処理部、 125 作業結果入力処理部、 126,226 作業者体調判断部、 127,227 作業進捗管理部、 128 優先度判定部、 328 作業項目除外部、 150,250 サーバ装置、 151 作業情報記憶部、 153 作業指示生成部、 154,254 優先度設定部、 155 ファイル記憶部、 156 作業記録記憶部、 157 通信部、 258 センサ情報記憶部、259 体調変化予測部、 170,270 ウェアラブルデバイス、 171,271 センサ情報取得部、 172 通信部。

Claims (16)

  1. 複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す編成情報、並びに、当該複数の作業項目の各々の作業時間示す作業情報を記憶する記憶部と、
    前記編成情報及び前記作業情報に基づいて、前記複数の作業対象、前記複数の作業項目、前記作業時間、前記総作業時間及び前記作業順示す作業指示ファイルを生成するとともに、当該作業指示ファイルに基づいて、前記複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを当該作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する作業指示ファイル生成部と、
    各種画面画像を表示する表示部と、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする作業指示システム。
  2. 複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す編成情報、並びに、当該複数の作業項目の各々の作業時間示す作業情報を記憶する記憶部と、
    前記編成情報及び前記作業情報に基づいて、前記複数の作業対象、前記複数の作業項目、前記作業時間、前記総作業時間及び前記作業順示す作業指示ファイルを生成するとともに、当該作業指示ファイルに基づいて、前記複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを当該作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する作業指示ファイル生成部と、
    各種画面画像を表示する表示部と、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする作業指示システム。
  3. 複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す編成情報、並びに、当該複数の作業項目の各々の作業時間及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業情報を記憶する記憶部と、
    前記編成情報及び前記作業情報に基づいて、前記複数の作業対象、前記複数の作業項目、前記作業時間、前記総作業時間、前記作業順及び前記優先度を示す作業指示ファイルを生成するとともに、当該作業指示ファイルに基づいて、前記複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを当該作業指示ファイルに付加することで、作業指示ファイル群を生成する作業指示ファイル生成部と、
    各種画面画像を表示する表示部と、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を検知する検知部と、を備え、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする作業指示システム。
  4. 前記作業指示表示処理部は、前記作業指示の表示を中断した場合には、中断時間が経過後に、前記表示部での前記作業指示の表示を続行すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の作業指示システム。
  5. 前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険と判断した場合には、前記作業者の状態を前記危険と判断したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする請求項からの何れか一項に記載の作業指示システム。
  6. 前記作業者の状態が前記危険度小から前記危険度中に移行する時間を予測する体調変化予測部をさらに備えること
    を特徴とする請求項に記載の作業指示システム。
  7. 前記作業者の状態が前記危険度大から前記危険に移行する時間を予測する体調変化予測部をさらに備えること
    を特徴とする請求項に記載の作業指示システム。
  8. 複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部と、
    各種画面画像を表示する表示部と、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部と、を備え、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする情報処理装置。
  9. 複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部と、
    各種画面画像を表示する表示部と、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部と、を備え、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする情報処理装置。
  10. 複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間、当該複数の作業の作業順及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部と、
    各種画面画像を表示する表示部と、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部と、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部と、を備え、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする情報処理装置。
  11. コンピュータを、
    複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部、
    各種画面画像を表示する表示部、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部、及び、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部、として機能させるプログラムであって、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とするプログラム。
  12. コンピュータを、
    複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部、
    各種画面画像を表示する表示部、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部、及び、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部、として機能させるプログラムであって、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とするプログラム。
  13. コンピュータを、
    複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間、当該複数の作業の作業順及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶する記憶部、
    各種画面画像を表示する表示部、
    前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で前記表示部に表示させる作業指示表示処理部、及び、
    前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信する通信部、として機能させるプログラムであって、
    前記作業指示表示処理部は、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定するとともに、
    前記作業指示表示処理部は、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とするプログラム。
  14. 記憶部、作業指示表示処理部表示部及び通信部を備えるコンピュータが行う作業指示方法であって、
    前記記憶部が、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶し、
    前記表示部が、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で表示し、
    前記通信部が、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信し、
    前記作業指示表示処理部が、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険度中に移行する前に実施を完了することのできる最も多くの前記作業項目を含む作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする作業指示方法。
  15. 記憶部、作業指示表示処理部表示部及び通信部を備えるコンピュータが行う作業指示方法であって、
    前記記憶部が、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間及び当該複数の作業の作業順を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶し、
    前記表示部が、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で表示し、
    前記通信部が、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信し、
    前記作業指示表示処理部が、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度中と判断した場合には、前記複数の作業対象の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目を含み、前記作業項目の数が最も少ない作業対象を特定し、当該特定された作業対象に含まれる全ての前記作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中断指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする作業指示方法。
  16. 記憶部、作業指示表示処理部表示部及び通信部を備えるコンピュータが行う作業指示方法であって、
    前記記憶部が、複数の作業が実施される対象である複数の作業対象、当該複数の作業の各々を各々が示す複数の作業項目、当該複数の作業項目の各々の作業時間、当該複数の作業を行うことができる総作業時間、当該複数の作業の作業順及び当該複数の作業項目の各々の必要性の度合いを示す優先度を示す作業指示ファイル、並びに、当該作業指示ファイルに基づいて、当該複数の作業項目の各々の作業内容を指示する作業指示を表示するための付加ファイルを含む作業指示ファイル群を記憶し、
    前記表示部が、前記作業指示ファイル群に基づいて、前記作業指示ファイルで示されている前記複数の作業項目の各々に対応する前記作業指示を前記作業順で表示し、
    前記通信部が、前記複数の作業を行う作業者に関する物理量を示すセンサ情報を受信し、
    前記作業指示表示処理部が、前記物理量を予め定められた複数の閾値と比較することで、前記作業者の状態を、前記作業者の状態が良い順に、安全、危険度小、危険度中、危険度大及び危険の何れかと判断し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記安全と判断した場合には、前記作業指示の表示の続行を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度小又は前記危険度中と判断した場合には、前記作業指示の表示の中断を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大又は前記危険と判断した場合には、前記作業指示の表示の中止を決定し、
    前記作業指示表示処理部が、前記作業者の状態を前記危険度大と判断した場合には、前記複数の作業項目の内、前記作業指示を表示中の前記作業項目から前記作業順に従って作業を実施したときに、前記作業者の状態が前記危険に移行する前に実施を完了することのできる、前記優先度が最も高い前記作業項目を特定し、当該特定された作業項目に対応する前記作業指示の表示が完了したタイミングで、作業中止指示を前記表示部に表示させること
    を特徴とする作業指示方法。
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