JP4328005B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復移動されるキャリッジに搭載され、印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面に摺接して当該ノズル形成面に付着したインクを掻き取るワイピング部材とを備えたインクジェット式記録装置に関し、特にワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量の管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、シリアルプリンティング方式のインクジェット式記録装置は、キャリッジに搭載されて主走査方向に移動するインクジェット式記録ヘッドと、前記主走査方向に直交する副走査方向に記録用紙を搬送させる紙送り手段が具備され、印刷データに基づいて記録ヘッドよりインク滴を吐出させることで、記録用紙に対して印刷が実行される。前記したインクジェット式記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からインク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル開口からのインク溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着などによりノズル開口に目詰まりを発生させて、印刷不良を起こすという問題を抱えている。
【0003】
このために、この種のインクジェット式記録装置には、非印刷時に記録ヘッドのノズル形成面を封止するためのキャッピング手段を備えている。このキャッピング手段は、記録ヘッドにおけるノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋体として機能するだけでなく、ノズル開口に目詰まりが生じた場合には、ノズル形成面を封止し、吸引ポンプからの負圧を作用させて、ノズル開口からインクを吸引排出させることでノズル開口の目詰まりを解消させるインク滴の吐出能力回復機能をも備えている。
【0004】
記録ヘッドの目詰まり解消のために行う強制的なインクの吸引排出処理は、クリーニング操作と呼ばれており、記録装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、ユーザが印刷不良を認識して例えばクリーニングスイッチを操作した場合などに実行される。そして、前記したとおり吸引ポンプによる負圧を加えて記録ヘッドよりキャッピング手段内にインクを吸引排出させた後に、例えばゴム素材等により形成したワイピング部材により、ノズル形成面を払拭して清掃する操作が伴われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したワイピング部材は、クリーニング動作に伴いノズル形成面に付着したインクを掻き取ることによって、印刷領域に移動する記録ヘッドよりインク廃液がボタ落ちするのを阻止する機能と、記録ヘッドのノズル形成面に摺接して、ノズル開口に正常なインクのメニスカスを形成するための機能も兼ねている。このためにワイピング部材は、必要に応じて記録ヘッドの移動領域に対して水平方向に進退されるように構成されている。
【0006】
このために、ノズル形成面から掻き取ったインク廃液は、ワイピング部材を伝わってワイピング部材より滴下する。このワイピング部材より滴下するインク廃液は、ワイピング部材が進退動作する移動領域の直下を汚染させるのみならず、これが広範囲に流れて、例えばワイピング部材を水平方向に進退させる駆動ユニットに回り込むなどして、ワイピング部材の正常な動作機能を阻害させるという問題を抱えている。さらに、ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液の一部は、キャッピング手段の内部空間を負圧に吸引する前記吸引ポンプにも回りこみ、吸引ポンプの正常な動作機能を阻害させるという問題も抱えている。
【0007】
このような、問題を解決するために、ワイピング部材の直下における機器内のフレーム上に、シート状のインク廃液吸収材、例えばフェルトを配置してこれによりインク廃液を吸収して保持させるなどの対策を施すことが提案されている。また、特定の機種においてはワイピング部材によって掻き取られたインク廃液を受ける廃液受け部材を配置し、この廃液受け部材内にインク廃液を吸収して保持させる廃液吸収材を収納した構成も提案されている。
【0008】
しかしながら、特に前者のようにワイピング部材の直下における機体内のフレーム上に、例えばフェルトを配置した構成においては、インク廃液の吸収能力には限界があり、余剰のインク廃液がフレーム上を流れて前記と同様な問題を引き起こす場合も発生する。また後者のように廃液受け部材内に廃液吸収材を配置した構成であっても、例えばマニュアルのクリーニング動作を頻繁に利用した場合等においては、インク廃液の吸収能力に限界が発生し、同様に機器内を汚染させる場合も発生する。
【0009】
本発明は、前記したような問題点に着目してなされたものであり、ワイピング部材により記録ヘッドから掻き取られるインク廃液量を管理することができるように構成し、前記したような汚染が発生することを防止し得るインクジェット式記録装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、往復移動されるキャリッジに搭載され、印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記キャリッジの移動に伴う記録ヘッドのノズル形成面に摺接してノズル形成面に付着したインクを掻き取るワイピング部材と、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液を吸収して保持する廃液吸収材とを備えたインクジェット式記録装置であって、前記記録ヘッドのクリーニング動作もしくは前記記録ヘッドのフラッシング動作に基づいて発生するインク廃液を吸収する吸収材を前記廃液吸収材とは別に備え、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段と、前記廃液量積算手段の計数値が所定の値に達したことを判定する積算判定手段とを具備した構成とされる。
【0011】
この場合、前記廃液量積算手段は、複数に分けられたクリーニング動作モードに応じて前記インク廃液量を定数としてそれぞれ定義し、前記定数を用いてワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数するように構成される。また、前記積算判定手段により判定される前記所定の値は、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液を吸収して保持する廃液吸収材の廃液吸収能力に相当するインク廃液量に設定されていることが望ましい。
そして、好ましい形態においては、前記ワイピング部材は、前記記録ヘッドの移動経路に対して進退され、記録ヘッドの移動経路への進出状態において、前記記録ヘッドのノズル形成面に摺接して当該ノズル形成面に付着したインクを掻き取るように構成され、前記ワイピング部材の移動経路に沿った重力方向の直下に、前記ワイピング部材によって掻き取られたインク廃液を受け、一方から他方に向かって重力方向に下降する傾斜面が形成された廃液受け部材が配置されると共に、前記廃液受け部材内に、前記インク廃液を吸収して保持する前記廃液吸収材と、前記廃液受け部材の前記傾斜面に沿って配置され前記インク廃液を前記廃液吸収材に伝える誘導シートと、が配置され、
前記記録ヘッドのクリーニング動作もしくは前記記録ヘッドのフラッシング動作に基づいて発生するインク廃液量の積算計数と、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量の積算計数を個別に実行するように構成される。
【0012】
そして、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段は、好ましくはワイピング動作の実行毎に積算計数するように構成される。この場合、前記廃液量積算手段が、ワイピング動作の実行毎に予め定められた所定値を積算計数するように構成されていてもよい。
【0013】
また、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段が、記録ヘッドのクリーニング動作の実行毎に積算計数するようになされた構成も好適に採用することができる。この場合、前記廃液量積算手段が、記録ヘッドのクリーニング動作の実行毎に予め定められた所定値を積算計数するように構成されていてもよい。
【0014】
そして、好ましい形態においては、ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段と、記録ヘッドのクリーニング動作もしくは記録ヘッドからのフラッシング動作に基づいて発生するインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段とが具備された構成とされる。
【0015】
一方、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段は、記録装置への動作電源の遮断時に積算計数を実行するように構成される場合もある。
【0016】
そして、好ましい実施の形態においては、ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段の計数値が所定の値に達したことを検証する積算判定手段が具備され、前記積算判定手段が前記所定の値に達したことを検証した場合においては、表示手段にメッセージを表示するように構成される。加えて、前記積算判定手段が前記所定の値に達したことを検証した場合においては、記録ヘッドのクリーニング動作もしくはワイピング動作が禁止されるように構成されことが望ましい。
【0017】
以上のように構成されたインクジェット式記録装置によると、例えば記録ヘッドのクリーニング動作に伴い、前記ワイピング部材によって記録ヘッドから掻き取られたインク廃液量は、廃液量積算手段によって積算計数され、これを把握することができる。そして、廃液量積算手段はワイピング動作の実行毎に、または記録ヘッドのクリーニング動作の実行毎に、さらに記録装置への動作電源の遮断時に積算計数を実行することができる。この場合、例えばクリーニング動作のモードに応じて廃液量積算手段に対して予め定められた定数を積算させることで、実用上において十分な積算計数を実行させることができる。
【0018】
そして、前記廃液量積算手段の計数値が、所定の値に達したことを積算判定手段によって検証された場合に、表示手段にメッセージを表示するように構成することで、ユーザに対してメンテナンスが必要であることを告知することができる。同時に、記録ヘッドのクリーニング動作もしくはワイピング動作が禁止されるように構成させることで、過剰なインク廃液による機器内の汚染の発生を防止させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるインクジェット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明が適用されたインクジェット式記録装置の基本構成を示すものである。図1において符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。
【0020】
前記キャリッジ1の記録用紙6に対向する面(下側面)には、図1には現れていないが、後述するインクジェット式記録ヘッドが搭載されており、そのノズル形成面は記録用紙6に対して僅かな隙間をもって対峙するように構成されている。そして、キャリッジ1の上部には、前記記録ヘッドにインクを供給するブラックインクカートリッジ7、およびカラーインクカートリッジ8が着脱可能に装填されており、これら各カートリッジより前記記録ヘッドに対してインクが供給できるように構成されている。
【0021】
図中符号9は、非印刷領域(ホームポジション)に配置されたキャッピング手段であって、キャリッジ1に搭載された記録ヘッドが直上に移動した時に上昇して、記録ヘッドのノズル形成面を封止することができるように構成されている。そしてキャッピング手段9に隣接した位置には、キャッピング手段9の内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ10が配置されている。
【0022】
前記キャッピング手段9は、記録装置の休止期間中における記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する他、前記吸引ポンプ10からの負圧を記録ヘッドに作用させて、記録ヘッドよりインクを吸引排出させるクリーニング手段としての機能も備えている。さらに前記キャッピング手段9は、記録ヘッドのノズル開口から印刷とは関係のないインク滴の空吐出を行うフラッシング動作時におけるインク滴を受ける機能も兼用される。
【0023】
そして、キャッピング手段9に隣接する印刷領域側には、ゴム素材を短冊状に成形したワイピング部材11が、水平方向に進退可能となるように配置されていて、キャリッジ1がキャッピング手段9側に往復移動する際に、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面を払拭することができるように構成されている。これにより、例えばクリーニング動作後において、ノズル形成面に付着しているインクを掻き取ることができ、記録ヘッドからインクがボタ落ちするなどして、記録用紙等を汚染させるのを防止できるようになされている。
【0024】
次に図2および図3は、前記記録装置に搭載されたキャッピング手段9の駆動機構、吸引ポンプとしてのチューブポンプ10、およびワイピング部材11の駆動機構がユニット化された状態を示している。なお、図2はこれを斜視図で示しており、図3は平面図で示している。
【0025】
記録ヘッドのノズル形成面を封止することができるキャッピング手段9には、方形状に形成されたキャップホルダ21が具備され、このキャップホルダ21の開口周縁には、エラストマー等の可撓性素材によるキャップ部材22が形成されている。そして、このキャップ部材22によって、記録ヘッドのノズル形成面が封止できるように構成されている。
【0026】
前記キャップホルダ21は、昇降機構を構成するスライダ23上に搭載されており、このスライダ23には複数本のガイド突起24が水平方向に突出して形成されている。そして、各ガイド突起24はスライダ23を摺動して保持するフレーム25に形成された長孔状の傾斜孔26内に収容されている。一方、スライダ23には係合突起27が直立した状態で一体に形成されている。この係合突起27は、前記したキャリッジ1がホームポジションに移動した時に、キャリッジ1の一部に係合し、キャリッジ1の駆動力を受けてスライダ23をキャリッジ1の移動方向に移動させる機能を備えている。
【0027】
したがって、キャリッジ1のホームポジション側への移動動作に伴って、スライダ23に形成された各ガイド突起24は、フレーム25に形成された長孔状の傾斜孔26をせり上がる。したがって、キャップホルダ21に形成されたキャップ部材22によって、キャリッジ1に搭載された記録ヘッドのノズル形成面が封止され、キャッピング状態になされる。
【0028】
なお、図には現れていないが、前記スライダ23とキャップホルダ21との間には、キャップホルダ21を上方に押し上げるバネ部材が配置されている。したがって、キャッピング状態においては、前記バネ部材が若干収縮して、その付勢力によってキャップホルダ21に形成されたキャップ部材22は、適度な圧力をもって記録ヘッドのノズル形成面に圧着される。また、キャリッジ1が印刷領域側に移動した場合には、図示せぬ戻しバネの作用を受けて、スライダ23は印刷領域側に移動し、これに伴い、キャップ部材22による記録ヘッドのノズル形成面への封止が解かれる。
【0029】
図2および図3には現れていないが、前記キャップホルダ21の内底部から下側面に向かって、インク排出口が形成されており、このインク排出口には前記した吸引ポンプとしてのチューブポンプ10の吸引側を構成するチューブが接続されている。このチューブポンプ10は、円弧状に配置された可撓性のチューブをローラによって順次押しつぶすことにより、負圧を発生させるものであり、図3に示された駆動輪31が一方向に回転駆動されることにより、ポンプ作用が発生し、また、駆動輪31が他方向に回転駆動されることによりレリース状態になされる。なお、この実施の形態においては前記駆動輪31は、前記記録用紙6をローディングおよび排紙するための紙送りモータの動力を、減速ギヤ列を介して駆動されるように構成されている。
【0030】
したがって、前記したキャッピング手段9を構成するキャップ部材22がノズル形成面を封止した状態で、前記チューブポンプ10が駆動されることで、記録ヘッドのノズル形成面に負圧を与えることができ、この負圧の作用により、記録ヘッドからインクを吸引し排出させるクリーニング動作が実行される。そして、キャリッジ1を印刷領域側に若干移動させることで、キャップ部材22によるノズル形成面の封止が解かれる。この状態で再び前記チューブポンプ10を駆動することにより、キャッピング手段9内に排出されたインク廃液は、チューブポンプ10を介して、後述する廃液タンクに送り出すことができる。
【0031】
一方、前記駆動輪31の回転に伴って駆動されるクラッチ板35を介して、カム状部材36が回動されるように構成されている。このカム状部材36は、前記クラッチ板35に対して図示せぬバネ部材によって圧接されており、前記クラッチ板35の回転方向に引きずられて所定の回転角の範囲で回転駆動を受けるように構成されている。そして、前記カム状部材36には、水平方向に突出するように円柱状の駆動ピン36aが取り付けられている。
【0032】
前記ワイピング部材11は、水平方向に移動可能となるように構成されたレバー部材37の上部に直立状態となるように支持されている。そして、レバー部材37には垂直方向に溝孔37aが形成されており、この長孔37aに対して前記円柱状の駆動ピン36aが挿入されている。したがって、前記したクラッチ板35と、カム状部材36とによる摩擦クラッチを介して円弧状軌跡をもって駆動される駆動ピン36aは、レバー部材37に垂直方向に形成された溝孔37a内を摺動し、これによりレバー部材37を水平方向に移動させるように作用する。なお、図2および図3に示した状態は、前記レバー部材37の上部に配置されたワイピング部材11は、記録ヘッドの移動領域から退避したリセット状態を示している。
【0033】
この実施の形態においては、前記紙送りモータの一方向への回転により、チューブポンプ10はポンプ作用が実行され、この時の回転動作の初期において、摩擦クラッチを介してレバー部材37は水平方向に駆動され、ワイピング部材11は、記録ヘッドの移動経路に進出したセット状態となるように構成されている。したがって、この時に記録ヘッドが主走査方向へ移動することで、そのノズル形成面はワイピング部材11によって払拭される。また、前記紙送りモータの他方向への回転により、チューブポンプ10はレリース状態とされ、この時の回転動作の初期において、摩擦クラッチを介してレバー部材37は水平方向に駆動され、ワイピング部材11は、記録ヘッドの移動経路から退避したリセット状態となされる。
【0034】
図4は、図2および図3に示したキャッピング手段9およびその駆動機構、吸引ポンプとしてのチューブポンプ10、ワイピング部材11を水平駆動させる摩擦クラッチ部分を取り除いた状態を平面図で示したものである。また、図5は図4におけるA−A線から矢印方向に視た状態の断面図である。図4に示されたようにワイピング部材11を保持する前記レバー部材37の移動経路に沿った重力方向の直下には、ワイピング部材11によって掻き取られたインク廃液を受ける廃液受け部材41が形成されている。そして、廃液受け部材41はワイピング部材11を保持するレバー部材37の移動経路に沿った重力方向の直下をカバーする大きさを備えている。
【0035】
前記廃液受け部材41には、レバー部材37を挟むようにして、その移動方向に沿って壁部材41a,41bが立ち上がるようにして形成されている。また、図5における仮想線は、ワイピング部材11がセット状態とされた位置を示しており、この図からも理解できるように、レバー部材37の移動領域の両外側にも、壁部材41c,41dが若干立ち上がるようにして形成されている。これらの四辺を囲む各壁部材の存在によって、ワイピング部材11を伝わってレバー部材37から重力方向に滴下されるインク廃液は、廃液受け部材41によって確実に捕獲される。
【0036】
図5に示されたように、前記廃液受け部材41には、ワイピング部材11の移動経路に沿った重力方向の直下に、一方から他方に向かって、すなわちワイピング部材11のセット位置からリセット位置に向かって、重力方向に僅かに下降する傾斜面41eが形成されている。そして、前記傾斜面41eの重力方向の末端部には、直方体状の空間部を有する廃液貯留室41fが形成されており、この廃液貯留室41f内には、例えばウレタンフォームにより形成された廃液吸収材42が収納されている。
【0037】
なお、前記傾斜面41eから廃液貯留室42に直交する外側部分に形成された管状部材43内には、前記駆動輪31からチューブポンプ10に対して駆動力を伝達する図示せぬ駆動軸が挿入されるように構成されている。
【0038】
以上の構成において、セット状態になされたワイピング部材11によって、記録ヘッドのノズル形成面から掻き取ったインク廃液は、ワイピング部材11を伝わってレバー部材37に達し、その表面に沿って重力方向に流れる。そして、インク廃液は、レバー部材37の下端部のいずれかの部分より重力方向に滴下する。このレバー部材37からのインク廃液の滴下は、ワイピング部材11がセット状態およびリセット状態の如何にかかわらず発生する。
【0039】
そして、レバー部材37から滴下するインク廃液は、前記した廃液受け部材41のいずれかの位置において捕獲される。この場合、図5に示した形態においては、ワイピング部材11がセット位置に存在する状態で滴下するインク廃液は、前記傾斜面41eにおいて受け止められる。そして、傾斜面41eを下って廃液貯留室41fに流れ、廃液貯留室41fに収納された前記廃液吸収材42に吸収されて保持される。また、ワイピング部材11がリセット位置に存在する状態で滴下するインク廃液は、前記傾斜面41eまたは、廃液貯留室41fに収納された前記廃液吸収材42によって受け止められ、結局前記廃液吸収材42に吸収されて保持される。
【0040】
次に図6に示す形態は、図5に示す廃液受け部材41のより好ましい形態を示したものである。すなわち、図5に示す廃液受け部材41の傾斜面41eに沿って、インク廃液の誘導シート44が配置されており、この誘導シート44の末端部は、廃液貯留室41fに収納された廃液吸収材42に至るように配置されている。この構成によると、傾斜面41eに滴下したインク廃液をシート44によって受け止めることができる。そして、インク廃液はシート44を伝わって、廃液貯留室41fに収納された廃液吸収材42に移動する。
【0041】
この図6に示す形態によると、例えば記録装置を搬送するなどして大きく傾けた場合などにおいても、傾斜面41eに存在するインク廃液を、シート44によって保持することができるので、傾斜面に存在するインク廃液が外部に漏出するという問題を未然に防止することができる。
【0042】
図7は、前記した構成の記録装置に搭載され、前記したワイピング作用によって記録ヘッドのノズル形成面から掻き取られたインク廃液量を計数することができる制御回路の一例を示している。なお図7においては、すでに説明した各部に相当する部分を同一符号で示しており、したがって重複する説明は省略する。図7に示されたように、キャリッジ1の下側面には、記録ヘッド15が搭載されており、この記録ヘッド15の下側面に形成されたノズル形成面は、前記したようにキャッピング手段9によって封止できるように構成されている。
【0043】
そして、キャッピング手段9の下底部において、前記した吸引ポンプ10による負圧が印加されるように構成されており、吸引ポンプ10の排出側は廃液吸収材14を収容した廃液タンク13に導入されている。
【0044】
図7において、符号50は印刷制御手段であり、この印刷制御手段50はホストコンピュータからの印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆動手段51により駆動信号を発生させて、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド15からインク滴を吐出させる機能を備えている。このヘッド駆動手段51は、印刷データに基づく駆動信号の他に、フラッシング制御手段52からのフラッシング指令信号を受けてフラッシング操作のための駆動信号を記録ヘッド15に出力するようにも構成されている。
【0045】
符号53はクリーニング制御手段であり、このクリーニング制御手段53はクリーニング指令検知手段54からの制御信号を受けて、ポンプ駆動手段55を制御し、吸引ポンプ10を駆動させる機能を備えている。そして、記録装置の操作パネル等に配置されたクリーニング指令スイッチ56を操作することにより、前記クリーニング指令検知手段54が動作し、マニュアルによるクリーニング操作が実行されるように構成されている。
【0046】
また、クリーニング制御手段53は印刷制御手段50より制御信号を受けるようにも構成されており、これにより同様にポンプ駆動手段55を制御して、吸引ポンプ10を駆動させるタイマクリーニング等の実行機能も備えている。
【0047】
一方、前記印刷制御手段50よりキャリッジモータ制御手段57に対して制御信号が送出されるように構成されており、キャリッジモータ制御手段57よりキャリッジモータ2に駆動信号が送られ、このキャリッジモータ2の駆動によりキャリッジ1を主走査方向に移動させて印刷動作が実行されるようになされる。また、前記キャリッジモータ制御手段57より出力される指令により、キャリッジ1を移動させて、前記したキャッピング状態、あるいはワイピング動作等も実行されるようになされる。
【0048】
前記印刷制御手段50より、廃液量計数手段59に対して制御信号が送出されるように構成されており、さらに廃液量計数手段59にはクリーニング制御手段53およびフラッシング制御手段52からもインク廃液に関する情報信号が送出されるように構成されている。この廃液量計数手段59は、前記したワイピング部材11によりノズル形成面より掻き取ったインク廃液量、すなわち、前記した廃液受け部材41内に収納された廃液吸収材42に吸収されて保持されるインク廃液量に相当する第1情報を計数する機能を備えている。
【0049】
また、前記廃液量計数手段59は、記録ヘッドのクリーニング動作もしくは記録ヘッドからのフラッシング動作に基づいて、キャッピング手段内9に排出され、吸引ポンプ10の駆動によって廃液タンク13内の廃液吸収材14に送り込まれるインク廃液量に相当する第2情報を計数する機能をも備えている。このために、廃液量計数手段59は、印刷制御手段50からの制御信号によって、前記第1情報または前記第2情報の計数機能が切り換えられるように構成されている。そして、廃液量計数手段59によって計数された第1情報および第2情報としての計数値は、それぞれ廃液量積算手段を構成する廃液量積算カウンタ61に個別に送られ、当該カウンタにおいて前記第1情報および第2情報を個別に積算するようになされる。
【0050】
この場合、前記廃液量計数手段59は、廃液量計数テーブル60に構築されたクリーニングモードに応じた廃液量計数値を参照して、当該計数値を廃液量積算カウンタ61に送出するように作用する。図8は、前記したワイピング部材11によりノズル形成面より掻き取ったインク廃液量に相当する第1情報を得るために廃液量計数テーブル60に構築された廃液量計数マップの一例を示している。この廃液量計数テーブル60に構築された廃液量計数マップは、クリーニング動作モードに応じて廃液量を定数として定義している。
【0051】
すなわち、“クリーニング1”は、例えばユーザがクリーニング指令スイッチ56を操作することにより、クリーニング指令検知手段54が動作して、マニュアルクリーニング操作が実行される場合を示している。この場合においては、クリーニングシーケンスにおけるワイピング回数は1回であり、この1回のワイピング動作においてノズル形成面より掻き取られるインク量は、平均的に0.01(gf)である。したがって、この時の廃液量計数値を、“10”と定義している。
【0052】
また“クリーニング2”は、前記した“クリーニング1”よりも強力なクリーニング動作モードであり、記録ヘッドから吸引排出されるインク量も増大される。この場合にはワイピング動作が2回実行され、2回にわたって実行されるワイピング動作によってノズル形成面より掻き取られるインク量は、“クリーニング1”の実行時よりも多くなり、図8に示したようにこの時の廃液量計数値は、“16”に定義されている。また、“クリーニング3”は、例えばインクカートリッジを交換した場合においてなされる交換クリーニング操作を実行した場合の例を示している。
【0053】
さらに、“タイマクリーニング”は、所定の時間の経過に伴って記録ヘッド内において増粘したインクを排出するために定期的に実行されるものであり、さらにまた、“初期充填時”は記録装置にインクを初めて導入する際に実行される。前記した各クリーニングモードに対応するそれぞれのワイピング回数と、そのワイピング動作によってノズル形成面より掻き取られるインク量の計数値は図8に示したとおりである。
【0054】
なお、前記廃液量計数テーブル60には、クリーニング動作もしくは記録ヘッドからのフラッシング動作に基づいて、インク廃液がキャッピング手段内9に排出され、廃液タンク13内の廃液吸収材14に送り込まれるインク廃液量に相当する第2情報を計数するための計数値も、同様にクリーニングモードに応じて定義されているが、その詳細な説明は割愛する。
【0055】
この実施の形態においては、前記第1情報および第2情報を得る場合において、廃液量計数手段59はそれぞれのクリーニング動作の実行毎に、インク廃液量を計数し、廃液量積算カウンタ61に、第1情報および第2情報の計数値をそれぞれ送り出すように作用する。そして、廃液量積算カウンタ61においては、前記第1情報および第2情報の積算値を個別に保持するようになされる。
【0056】
前記廃液量積算カウンタ61より、積算判定手段62に対してそれぞれの積算値が送出されるように構成されており、この積算判定手段62は、それぞれの積算値が所定の値(閾値)に達したか否かを検証するように機能する。そして、前記第1情報または第2情報の積算値が所定の値に達したと判定した場合には、積算判定手段62より表示手段63および印刷制御手段50に対して制御信号が送出されるように構成されている。
【0057】
例えば、ワイピング部材11によりノズル形成面より掻き取ったインク廃液量に相当する第1情報が所定の値に達した場合は、廃液受け部材41に収納された廃液吸収材42における廃液吸収能力がいっぱいであることを意味し、廃液吸収材42を交換するなどのメンテナンスを促す表示が、表示手段63においてなされる。またこの場合、印刷制御手段50は積算判定手段62からの指令を受けて、記録ヘッドのクリーニング動作もしくはワイピング動作が禁止されるように制御される。これにより、廃液受け部材41よりインク廃液が溢れ、機器内を汚染させることを回避することができる。
【0058】
一方、記録ヘッドのクリーニング動作もしくは記録ヘッドからのフラッシング動作に基づいて、キャッピング手段内に排出され、廃液タンク13内の廃液吸収材14に送り込まれるインク廃液量に相当する第2情報が、所定の値に達したと判定された場合は、廃液タンク13内の廃液吸収材14における廃液吸収能力がいっぱいであることを意味し、廃液吸収材14を交換するなどのメンテナンスを促す表示が、同じく表示手段63においてなされる。またこの場合、印刷制御手段50は積算判定手段62からの指令を受けて、記録ヘッドのクリーニング動作が禁止されるように制御される。これにより、廃液タンク13よりインク廃液が溢れ、機器内を汚染させることを回避することができる。
【0059】
なお、以上説明した実施の形態においては、ワイピング部材によりノズル形成面より掻き取ったインク廃液を、廃液受け部材に収納された廃液吸収材に誘導するように構成されているが、本発明は、ワイピング部材の移動経路の直下における機体内のフレーム上に、シート状のインク廃液吸収材、例えばフェルトを配置してこれによりインク廃液を吸収して保持させるように構成した記録装置にも適用できることは勿論である。この様な構成においては、シート状のインク廃液吸収材の吸収能力が低く、本発明を適用する価値が一層増大する。
【0060】
また、前記した実施の形態においては廃液量積算手段が、クリーニング動作の実行毎に、廃液量を積算計数するように構成されているが、廃液量積算手段は、ワイピング動作の実行毎に積算計数を実行するように構成されていてもよい。この場合においては、ワイピング動作の実行毎に予め定められた所定値を積算計数するために、ワイピング動作毎の廃液量計数値を記述したマップを図8と同様に作成し、廃液量計数テーブルに格納しておく必要がある。さらに、廃液量積算手段は、記録装置への動作電源の遮断時に積算計数を実行するように構成されていてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、この発明にかかるインクジェット式記録装置によると、ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段が具備されているので、過剰なインク廃液により機器内を汚染させることを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置の基本構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に搭載されたワイピング部材の駆動機構等を示した斜視図である。
【図3】同じくワイピング部材の駆動機構等を示した平面図である。
【図4】図2および図3に示した構成からキャッピング手段の駆動機構等を取り除いた状態を示した平面図である。
【図5】図4におけるA−A線から矢印方向に視た状態の廃液受け部材の第1の形態を示した断面図である。
【図6】同じく廃液受け部材の第2の形態を示した断面図である。
【図7】ワイピング動作を実行した場合に発生するインク廃液量を計数することができる制御回路の一例を示したブロック図である。
【図8】図7に示した制御回路において用いられる各動作モードと廃液量計数値との関係を記述したマップ図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
2 キャリッジモータ
6 記録用紙
7 ブラックインクカートリッジ
8 カラーインクカートリッジ
9 キャッピング手段
10 吸引ポンプ
11 ワイピング部材
13 廃液タンク
14 廃液吸収材
21 キャップホルダ
22 キャップ部材
41 廃液受け部材
41f 廃液貯留室
42 廃液吸収材
50 印刷制御手段
51 ヘッド駆動手段
52 フラッシング制御手段
53 クリーニング制御手段
54 クリーニング指令検知手段
55 ポンプ駆動手段
57 キャリッジモータ制御手段
59 廃液量計数手段
60 廃液量計数テーブル
61 廃液量積算カウンタ(廃液量積算手段)
62 積算判定手段
63 表示手段

Claims (6)

  1. 往復移動されるキャリッジに搭載され、印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記キャリッジの移動に伴う記録ヘッドのノズル形成面に摺接してノズル形成面に付着したインクを掻き取るワイピング部材と、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液を吸収して保持する廃液吸収材とを備えたインクジェット式記録装置であって、
    前記記録ヘッドのクリーニング動作もしくは前記記録ヘッドのフラッシング動作に基づいて発生するインク廃液を吸収する吸収材を前記廃液吸収材とは別に備え、
    前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段と、前記廃液量積算手段の計数値が所定の値に達したことを判定する積算判定手段とが具備され、
    前記廃液量積算手段は、複数に分けられたクリーニング動作モードに応じて前記インク廃液量を定数としてそれぞれ定義し、前記定数を用いてワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数するように構成され、
    前記積算判定手段により判定される前記所定の値は、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液を吸収して保持する廃液吸収材の廃液吸収能力に相当するインク廃液量になされ、
    前記ワイピング部材は、前記記録ヘッドの移動経路に対して進退され、記録ヘッドの移動経路への進出状態において、前記記録ヘッドのノズル形成面に摺接して当該ノズル形成面に付着したインクを掻き取るように構成され、
    前記ワイピング部材の移動経路に沿った重力方向の直下に、前記ワイピング部材によって掻き取られたインク廃液を受け、一方から他方に向かって重力方向に下降する傾斜面が形成された廃液受け部材が配置されると共に、前記廃液受け部材内に、前記インク廃液を吸収して保持する前記廃液吸収材と、前記廃液受け部材の前記傾斜面に沿って配置され前記インク廃液を前記廃液吸収材に伝える誘導シートと、が配置され、
    前記記録ヘッドのクリーニング動作もしくは前記記録ヘッドのフラッシング動作に基づいて発生するインク廃液量の積算計数と、前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量の積算計数を個別に実行することを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段が、ワイピング動作の実行毎に積算計数するように構成した請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 前記廃液量積算手段が、ワイピング動作の実行毎に予め定められた所定値を積算計数するように構成した請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段が、記録ヘッドのクリーニング動作の実行毎に積算計数するように構成した請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 前記廃液量積算手段が、記録ヘッドのクリーニング動作の実行毎に予め定められた所定値を積算計数するように構成した請求項4に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 前記ワイピング部材によってノズル形成面より掻き取ったインク廃液量を積算計数する廃液量積算手段が、記録装置への動作電源の遮断時に積算計数を実行するように構成した請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
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