JP4327604B2 - エチレンベースポリマーペレットの耐ブロッキング性を改善するための表面処理 - Google Patents

エチレンベースポリマーペレットの耐ブロッキング性を改善するための表面処理 Download PDF

Info

Publication number
JP4327604B2
JP4327604B2 JP2003567971A JP2003567971A JP4327604B2 JP 4327604 B2 JP4327604 B2 JP 4327604B2 JP 2003567971 A JP2003567971 A JP 2003567971A JP 2003567971 A JP2003567971 A JP 2003567971A JP 4327604 B2 JP4327604 B2 JP 4327604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
sodium
weight
pellets
caprylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003567971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005517752A5 (ja
JP2005517752A (ja
Inventor
トーマス ローチ ブライアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2005517752A publication Critical patent/JP2005517752A/ja
Publication of JP2005517752A5 publication Critical patent/JP2005517752A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4327604B2 publication Critical patent/JP4327604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
    • C08J3/124Treatment for improving the free-flowing characteristics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2323/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
    • C08J2323/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
    • C08J2323/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08J2323/08Copolymers of ethene
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、エチレンベースポリマーペレットの粘着温度を高める方法、ならびに貯蔵条件下およびそのポリマーペレットの加工に用いる従来の操作温度下で耐ブロッキング性を有する、得られたペレットに関する。
製造後、ならびに出荷中、およびその後ペレットを更に加工して製品に形成するために押出機に供給する時などに取り扱う間、ポリマーペレットは通常の貯蔵温度、出荷温度、および操作温度で、自由流動を保持して互いに粘着せず、または凝集しないことが必要である。ブロッキング性および粘着性を低減する添加剤を、ペレット化する前にポリマーに溶融ブレンドすることができ、または添加剤をペレット表面に塗布することができる。いずれの場合でも、添加剤はペレットを形成した時から顧客がそのペレットを使用する時まで、効果を保持しなければならない。添加剤は、ペレットを形成し、搬送し、包装し、あるいは顧客のプラントにある間、設備において操作上の問題を引き起こしてはならない。添加剤は、製品の最終的使用特性に悪影響を与えてはならず、製品を、たとえば食品包装に使用する場合には、食品接触に関する規則を満たさなければならない。
ドナルドソン(Donaldson)他の1970年9月15日発行の米国特許公報(特許文献1)は、ポリマーペレット上に酸化エチレンと酸化プロピレンのコポリマーを使用することにより、粘着性を低減できることを教示している。プー(Pugh)他の1976年7月13日発行の米国特許公報(特許文献2)は、ポリエチレンフィルムに対して、様々な無機粉末およびエルカ酸アミド、オレイン酸アミド、スルホネート、ステアレート、ステアリン酸アミドなど有機材料の滑剤の使用を示している。ケリー(Kelly)他の1988年9月6日発行の米国特許公報(特許文献3)は、自由流動性ポリマー粒子を形成するために、ヒュームド・シリカを極性のエチレン・インターポリマーの上に使用することを教示している。スミス(Smith)の1994年2月15日発行の米国特許公報(特許文献4)は、ポリマーペレットのブロッキングを低減するために、様々なアルコール、エーテル、酸化アルキレンポリマー、およびオイルを、添加剤として示している。1985年2月2日発行の日本公開特許公報(特許文献5)は、熱可塑性樹脂の粒子またはペレットの付着問題を低減するために、8〜22の炭素原子を有する高級脂肪酸のアルカリ金属塩、またはその様な酸のエステルを使用することを教示している。しかし、これらの特許のいずれも、酸の含有率が比較的高くてエチレンベースコポリマーの、例えば酸の含有率が5〜30重量%のポリマーの、ペレットのブロッキング性を低減することには関連していない。
同時係属出願の米国特許公報(特許文献6)は、本明細書中で参考として援用するが、酸の含有率が比較的高くエチレンベースコポリマーのブロッキングの問題に関するが、それは別の問題点、具体的には取扱い上の難しさを提示したものである。この同時係属出願の発明は、エチレンベースポリマーにC12〜22の脂肪酸の金属塩を
使用することを必要とする。これらの金属塩は乾燥粉末あるいは水性分散物のいずれかとして付着させなければならない固体であり、この固体金属塩を水媒体に分散するためには、一般的に界面活性剤を水媒体に含める。これらの金属塩は固体であるために、通常、固体の取り扱いに係わる問題、例えば、製造もしくは貯蔵に使用するパイプ配管中および容器中での沈降、スラリー、腐食、粉塵発生、ならびに固体を懸濁状態に維持するために撹拌を必要とすることに関連した追加エネルギーおよび維持費用の問題を提示する。
米国特許第3,528,841号明細書 米国特許第3,969,304号明細書 米国特許第4,769,289号明細書 米国特許第5,286,771号明細書 特開昭60−23449号公報 米国特許出願第09/749,093号明細書
本発明の方法は、これら取扱い上の問題点を解決すると同時に、ブロッキングの問題を回避するために更にペレットの粘着温度を十分に高める。
本発明は、酸の含有率が少なくとも5重量%であるエチレンベース酸コポリマーペレット(ethylene−based acid copolymer pellets)の、特に酸の含有率が約5〜約30重量%のコポリマーの、粘着温度を(少なくとも25℃に達するように、特に未処理ペレットの粘着温度から少なくとも5℃上回るように)高める手段に関する。12未満の炭素を有する脂肪酸の水溶性金属塩の一つまたは複数の、好ましくはC4〜10脂肪酸の可溶性金属塩の一つまたは複数の、溶液をペレットに塗布し、そのペッレットを乾燥させる。この金属塩は、粘着温度を25℃を超えるように高める、好ましくはペレットの処理前の粘着温度に比べ5℃またはそれ以上に高める、のに十分な量が水溶液に溶けているのが好ましい。
乾燥させたペレットは、コポリマーの粘着温度が25℃を超えるよう高めるために、有効な量のC4〜10脂肪酸金属塩の表面コーティングを含む。コーティング量は、粘着温度を未処理ペレットのものより、少なくとも5℃高く高めるのに十分なものであることが好ましい。好ましいエチレンベースポリマーペレットは、
(a)コポリマーの重量を基準として少なくとも50重量%のエチレン、
(b)コポリマーの重量を基準として5〜30重量%のアクリル酸またはメタクリル酸、および
(c)コポリマーの重量を基準として0〜40重量%のアクリル酸アルキルまたはメタクリル酸アルキル、の繰り返し重合単位を含み、
このコポリマーは、金属カチオン、特に以下の群から選択された金属カチオン:亜鉛、マグネシウム、ナトリウム、およびリチウム、で中和された0〜100%のその酸性基を有し、表面コーティングは、12未満の炭素原子を有する脂肪酸の一つまたは複数の金属塩の一つまたは複数(好ましくはナトリウム塩)を有効量含み、好ましくは4〜10の炭素原子を有する脂肪酸の水溶性金属塩を、一般的には25〜6,000ppm(コポリマー100万重量部に対する脂肪酸金属塩の重量部)含む。
本発明の、エチレンベースの比較的高率で酸を含有するコポリマーペレットは、自由流動してコポリマーがブロッキングしたり粘着したりすることがなく、従来の装置で出荷や加工ができる。それらは、12未満の炭素原子を有する脂肪酸の一つまたは複数の金属塩の水溶液、特にC4〜10脂肪酸の一つまたは複数の水溶性金属塩の水溶液と、ペレットを接触させて調製する。同時係属出願の米国特許公報(特許文献6)の中で提示したように、非水溶性のC4〜11脂肪酸の金属塩は水性分散液から、または乾燥固体として付着できるが、水溶液の使用に係わる加工上の有利性はない。ペレットの粘着温度を25℃を超える温度に高め、好ましくは未処理ペレットの粘着温度より少なくとも5℃高い温度に高めるために、乾燥と同時に、12未満の炭素原子を有する脂肪酸の、好ましくはC4〜10の脂肪酸の、金属塩が十分にポリマーペレット上に析出して留まる。25℃を超えて粘着温度のたとえ僅かな上昇でも、ポリマーペレットの製造、取扱い、出荷、および貯蔵における多くの操作では、大いに望ましい。好ましくは、粘着温度を30〜60℃に高めることである。上記金属塩のコーティングで特に有利な点の一つは、それが粘着性のコーティングであって、続くペレットの加工、出荷、および貯蔵の間、十分な量のコーティングが保持されて、ペレットのブロッキングまたは凝集を阻止するのに有効な粘着温度に維持されることである。
「上に析出した」、「コーティングされた」、「コーティングする」、などの用語は、ペレットの表面上のみに金属塩が存在するという状態、あるいは金属塩が表面を完全に覆っているという状態に限定されるものでない。この用語は、金属塩がペレットに部分的に吸収されている状態、ならびに金属塩がペレット全表面体より小さいな部分を覆っている状態を排除するものでない。
本明細書で使用する「コポリマー」の用語は、二つまたはそれより多いモノマーで形成されたポリマーを含める。
「粘着温度」の用語は、ポリマーペレット全てを或る試験器具内に入れて、以下に論じるように一定の状態にして、一定条件下に器具を持ち上げ、1分経過しないうちに器具が空となる最高温度と定義する。粘着温度を測定するためには、内径3.9センチメートル(cm)、長さ23.2cmの垂直管にポリマーペレットを入れ、5mil(127ミクロン)厚のマイラー(登録商標)(Mylar)のポリエチレンテレフタレートフィルムを緩く詰める。下向きの圧力が33.5kPaになるように、4086グラムの荷重をペレット上部に置く。ペレットの間を毎分30リットル(L/min)で熱風を上向きに15分間通し、続けて周囲温度の空気を130mL/minで5分間通す。次いで荷重を取り除き、管を逆さにする。全てのペレットが、管から出てしまうまでの時間を書き記す。この試験は、コポリマーペレットの一部分、または全てが管から出なくなる或るポイントに至るまで、温度を徐々に上げながら繰り返す。粘着温度とは、全てのペレットが1分経過しないうちに出る、最低温度(last temperature)である。
本明細書で使用する「(メタ)アクリル酸アルキル」の用語は、アクリル酸およびメタクリル酸のアルキルエステルをいう。
本発明の、典型的なエチレンベースコポリマーは、エチレン/酸のコポリマー、およびエチレン/酸/(メタ)アクリル酸アルキルのコポリマーで、重合したC3〜8α,β−エチレン性不飽和カルボン酸モノマー、特にアクリル酸またはメタクリル酸を5〜30重量%含む。酸の含有率が5%またはそれ以上のコポリマーは、しばしば粘着温度が25℃を下回る。通常、酸の含有率が30%を超えるポリマーは製造されていない。
本発明の、エチレンベースコポリマーは、重合したエチレンを少なくとも50%、アクリル酸またはメタクリル酸などの重合した酸成分を5〜30重量%、重合した(メタ)アクリル酸アルキルを0〜40重量%を含む。例えば、エチレン(81%)/メタクリル酸(19%)コポリマー、エチレン(85%)/メタクリル酸(15%)コポリマー、およびエチレン(80%)/アクリル酸(20%)コポリマーなど、特にエチレンを75〜85重量%、およびアクリル酸またはメタクリル酸を15〜25重量%含む、エチレン/酸のコポリマーに本発明を適用できるが、それに限定されるものではない。
他に有用なコポリマーは、少なくとも50重量%、好ましくは65〜85重量%の重合したエチレン、15〜25重量%のアクリル酸またはメタクリル酸、および5〜30重量%の(メタ)アクリル酸アルキルを含む。このようなコポリマーの典型的なものは、成分重量比が67.5/9/23.5のエチレン/メタクリル酸/アクリル酸n−ブチルである。
コポリマーは、イオノマーの製造技術分野で既知の一つまたは複数のカチオンで酸性基の約100%まで、好ましくは5〜70%が中和されたイオノマーをも含む。リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、鉛、スズ、または亜鉛が好ましい)、またはこれらカチオンの組み合わせからなる群からカチオンを選択するのが好ましい。
これらのエチレンベースコポリマーのメルト・インデックス(MI)は一般的に、ASTM D 1238 コンディションE(2190g、190℃)で決定された場合に、0.5〜2000グラム/10分、好ましくは1〜1000グラム/10分である。
本発明のコポリマーペレットは、通常の大きさである。範囲が広い場合には0.4〜18g/100ペレット、一般的には1〜5g/100ペレット、通常は2〜4g/100ペレットである。ペレットの大きさは、本発明に直接的な影響を与えない。小さいペレットは大きなペレットよりも、より早く冷やすことができるが、より簡単にブロッキングする傾向がある。これはペレット固有の特徴で、直接本発明に関係しない。
ペレットが、取扱い、出荷、加工の間にブロッキングするのを妨げるために、これらのコポリマーペレットを、12未満の炭素原子を有する脂肪酸の一つまたは複数の金属塩、好ましくは水溶性金属塩、好ましくはナトリウム塩、およびより好ましくはC4〜10脂肪酸のナトリウム塩の有効な量でコーティングする。通常、金属塩、好ましくは水溶性金属塩を、25〜6,000ppm(コポリマーの100万重量部に対する重量部)、好ましくは50〜2,500ppm使用する。
脂肪酸の典型的な金属塩は、カルシウム塩、ナトリウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩である。C4〜10脂肪酸の好ましい塩の例は、酪酸カルシウム、酪酸亜鉛、酪酸ナトリウム、酪酸マグネシウム、カプロン酸カルシウム、カプロン酸亜鉛、カプロン酸ナトリウム、カプロン酸マグネシウム、カプリル酸カルシウム、カプリル酸亜鉛、カプリル酸ナトリウム、カプリル酸マグネシウム、カプリン酸カルシウム、カプリン酸亜鉛、カプリン酸ナトリウム、およびカプリン酸マグネシウムである。
好ましい金属塩とは、当業者に既知の技法によって効果的に水に溶解するものであり、特にナトリウム塩は、ナトリウム塩が50重量%となる濃度にまで溶解できる。好ましいナトリウム塩は、酪酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、およびカプリン酸ナトリウムである。容易に入手できるカプリル酸ナトリウムは特に好適である。
コポリマーペレットを、ペレット全表面の接触を確実とする条件下で、水溶性金属塩の水溶液と接触させ、次いで乾燥させる。一技法では、ペレットを0.5〜30分間水溶液に浸漬し、取り出し、次いでペレットを乾燥するもので、例えば通常は周囲温度またはそれより高温の空気を、具体的には20〜30℃またはそれ以上の空気を、乾くまでペレットに通す。使用可能な別法は、ペレットに水溶液を、好ましくはペレットをかき回しながらスプレーし、次いで上記のようにペレットを乾燥させるものである。これらの方法はバッチ法または連続法で実施できる。
水媒体に溶解しない12未満の炭素原子を有する脂肪酸の金属塩、特にC4〜10の脂肪酸の金属塩は、水分散液で塗布し、次いで乾燥させることができ、あるいは乾燥した固体または粉末として付着させることができる。
上記の金属塩を使用すると、コポリマーペレットの耐ブロッキング性を改善し、粘着温度を高めるが、同時にエチレンベースコポリマーのヒートシール性など他の特性には悪影響を及ぼす。上記金属塩によるコーティングは、コポリマーのヘイズをほとんど増加させず、暴露によるコポリマーの黄色化を引き起こすこともない。金属塩の使用により、コポリマーペレットの含水率が増加することはない。
以下の実施例により本発明を説明する。別段の指示がない場合には、部、比率、およびパーセンテージの全ては重量による。コポリマーのMI(メルト・インデックス)およびST(粘着温度)は、上述したように決定された。
(実施例1)
本実施例では、従来型のブロッキング剤と、C4〜10脂肪族カルボン酸金属塩、カプリル酸ナトリウムとを比較し、コポリマーペレットの粘着温度に及ぼす効果を比較する。いずれの場合も、以下のコポリマーで粗化していないペレットを使用した:E/MAAコポリマー(エチレン/メタクリル酸、重量比81/19)でメルト・インデックスが60(g/10分)、粘着温度が27℃。以下のいずれの場合も、基本的に同じ方法で添加剤を添加した。カプリル酸ナトリウムの場合、コポリマーペレットを水溶液に浸漬し、次いでペレットを周囲の空気で乾燥し、粘着温度を測定した。別の添加剤の場合、コポリマーペレットを、特定の添加剤の水性分散液に浸漬し、次いでペレットを周囲の空気で乾燥し、粘着温度を測定した。いずれの場合も、コポリマーを基準として5000ppm(100万分率)の添加剤が、コポリマーペレット上に沈着していた。この比較結果を表1に示す。
Figure 0004327604
表1の結果は、エチレンビスオレイン酸アミド、フィッシャー−トロプシュのワックス、および微細な低密度ポリエチレンの従来型添加剤で得られるコポリマーペレットの粘着温度の改善に比べて、カプリル酸ナトリウムは、コポリマーペレットの粘着温度を2〜3倍に改善することを示す。加えて表1の結果は、カプリル酸ナトリウムの有効性がステアリン酸カルシウムのものと同等であることを示すと同時に、分散液を塗布するプロセスの実施可能性の課題も取り除かれていることを示す。
(実施例2)
本実施例は、実施例1に記載のコポリマーペレットに沈着されたカプリル酸ナトリウムの異なるレベル、およびそれによるコポリマーの粘着温度の変化を示すためである。さらに、本実施例では、ペレットを粗化する前後で、コーティングされたペレットの粘着温度を比較する。実施例1で使用したのと同じ手順を用いてカプリル酸ナトリウムを塗布し、カプリル酸ナトリウムをペレットにコーティングした。粗化していないペレットにカプリル酸ナトリウムを塗布して粘着温度を測定した。次いで、容器中でペレットを転がして粗化し、粗化したペレットの粘着温度を測定した。この実施例の結果を表2に示す。
Figure 0004327604
表2のデータは、100〜2000ppmのカプリル酸ナトリウム塗布後で、粗化していないコポリマーペレットの粘着温度の顕著な増加があったことを示す。粗化処理の後でも、これらのペレットは改善された粘着温度を保持していて、ペレットの粗化を引き起こすであろう、包装、出荷、およびその後の取扱いなど従来の使い方では、カプリル酸ナトリウムをペレットから除去しないことを示している。
コーティングしていないペレット、コーティングされたペレットのそれぞれをプラークに成型し、ヘイズを測定した。カプリル酸ナトリウム添加剤のレベル増加に従い、約1〜3%のヘイズ増加があったが、押出機中でペレットを溶融混合し、次いでプラークに成型すると、カプリル酸ナトリウムの処理コポリマーと未処理コポリマーとの間で、ヘイズの差異は認められなかった。
(実施例3)
本実施例では、4〜10の炭素原子を有する脂肪酸の水溶性塩の数種類の有効性を示す。実施例1に記載したように、コポリマーペレット上に塩類を沈着させた。ペレットをカプリル酸ナトリウムでコーティングするために実施例1で使用したのと同じ手順で塩類を塗布した。いずれの場合でも、コポリマーの重量を基準として300ppmの添加剤をコポリマーペレット上に沈着させた。各添加剤の結果を表3に示す。
Figure 0004327604
表3の結果は、4〜10の炭素原子を有する脂肪酸のナトリウム塩の水溶液が有効であることを示す。いずれの場合も、粘着温度は40℃もしくはそれ以上に改善されている。

Claims (13)

  1. (i)コポリマーの重量を基準として少なくとも50重量%のエチレン、
    (ii)コポリマーの重量を基準として5〜30重量%の、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群から選択されたエチレン性不飽和酸、および
    (iii)コポリマーの重量を基準として0〜40重量%の(メタ)アクリル酸アルキル、の繰り返し重合単位を含むエチレンベースコポリマーの自由流動性ペレットの形成方法であって、コポリマーは一つまたは複数の金属カチオンで中和された酸性基の0〜100%を有し、この方法は、
    (i)ペレットを、酪酸カルシウム、酪酸亜鉛、酪酸ナトリウム、酪酸マグネシウム、カプロン酸カルシウム、カプロン酸亜鉛、カプロン酸ナトリウム、カプロン酸マグネシウム、カプリル酸カルシウム、カプリル酸亜鉛、カプリル酸ナトリウム、カプリル酸マグネシウム、カプリン酸カルシウム、カプリン酸亜鉛、カプリン酸ナトリウム、およびカプリン酸マグネシウムから選択される一つまたは複数の金属塩の十分な量の水溶液と接触させて、接触前のペレットの粘着温度より少なくとも5℃高い温度に粘着温度を高めるステップ、および
    (ii)ペレットを乾燥させるステップ、を含むことを特徴とする方法。
  2. 接触させたペレットの粘着温度を少なくとも25℃に高めることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 一つまたは複数の金属塩が、酪酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、およびカプリン酸ナトリウムからなる群から選択されるナトリウム塩であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 水溶液をコポリマーペレット上にスプレーして、得られるコーティングされたペレットを周囲温度またはそれより高温において吹き付けられた空気で乾燥させることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. ペレットを水溶液に浸漬し、ペレットを水溶液から取り出し、ペレットを周囲温度またはそれより高温において吹き付けられた空気で乾燥させることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. ナトリウム塩のコーティングがコポリマー100万部あたり25〜6,000重量部の量で塗布されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. ナトリウム塩がカプリル酸ナトリウムであり、カプリル酸ナトリウムが、コポリマー100万部あたり50〜2,500重量部の量で塗布されて、コポリマーの粘着温度を30〜60℃に高め、このエチレンコポリマーが、ASTM D 1238 コンディションEに従って決定される0.5〜2000g/10分のメルト・インデックスを有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 高い粘着温度のエチレンベースコポリマーのペレットであって、
    a.(i)コポリマーの重量を基準として少なくとも50重量%のエチレン、
    (ii)コポリマーの重量を基準として5〜30重量%の、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群から選択されるエチレン性不飽和酸、および
    (iii)コポリマーの重量を基準として0〜40重量%の(メタ)アクリル酸アルキル、
    の繰り返し重合単位を含むエチレンベースコポリマーであり、
    前記コポリマーが金属カチオンで中和されている酸性基の0〜100%を有し、
    b.酪酸カルシウム、酪酸亜鉛、酪酸ナトリウム、酪酸マグネシウム、カプロン酸カルシウム、カプロン酸亜鉛、カプロン酸ナトリウム、カプロン酸マグネシウム、カプリル酸カルシウム、カプリル酸亜鉛、カプリル酸ナトリウム、カプリル酸マグネシウム、カプリン酸カルシウム、カプリン酸亜鉛、カプリン酸ナトリウム、およびカプリン酸マグネシウムから選択される一つまたは複数の金属塩を含み、コポリマーの粘着温度を、コーティングのないペレットの温度より少なくとも5℃高い温度に高めるのに十分な量の表面コーティングと、を含むことを特徴とするペレット。
  9. 表面コーティングが、コポリマー100万部あたり25〜6,000重量部の金属塩の量で金属塩を含むことを特徴とする請求項8に記載のペレット。
  10. 高い粘着温度のエチレンベースコポリマーが、30〜60℃の範囲の粘着温度を有し、前記コポリマーがASTM D 1238 コンディションEに従って決定された0.5〜2000g/10分のメルト・インデックスを有し、ならびに表面コーティングが酪酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、およびカプリン酸ナトリウムからなる群から選択されることを特徴とする請求項に記載のペレット。
  11. 15〜25重量%のアクリル酸またはメタクリル酸、および75〜85重量%のエチレンのコポリマー、および、コポリマー100万部あたり50〜2,500重量部のカプリル酸ナトリウムの量で、カプリル酸ナトリウムの表面コーティングを含むことを特徴とする請求項10に記載のペレット。
  12. 15〜25重量%のアクリル酸またはメタクリル酸、5〜30重量%の(メタ)アクリル酸アルキル、および65〜85重量%のエチレンのコポリマー、および、コポリマー100万部あたり50〜2,500重量部のカプリル酸ナトリウムの量で、カプリル酸ナトリウムの表面コーティングを含むことを特徴とする請求項10に記載のペレット。
  13. コポリマーの酸性基の5〜70重量%が、亜鉛、マグネシウム、ナトリウム、およびリチウムからなる群から選択された一つまたは複数の金属イオンで中和されていることを特徴とする請求項11または12に記載のペレット。
JP2003567971A 2002-02-14 2003-02-11 エチレンベースポリマーペレットの耐ブロッキング性を改善するための表面処理 Expired - Fee Related JP4327604B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/076,159 US6756116B2 (en) 2002-02-14 2002-02-14 Surface treatment of ethylene-based polymer pellets to improve blocking resistance
PCT/US2003/004148 WO2003068849A1 (en) 2002-02-14 2003-02-11 Surface treatment of ethylene-based polymer pellets to improve blocking resistance

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005517752A JP2005517752A (ja) 2005-06-16
JP2005517752A5 JP2005517752A5 (ja) 2006-03-23
JP4327604B2 true JP4327604B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=27732478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003567971A Expired - Fee Related JP4327604B2 (ja) 2002-02-14 2003-02-11 エチレンベースポリマーペレットの耐ブロッキング性を改善するための表面処理

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6756116B2 (ja)
EP (1) EP1474466B1 (ja)
JP (1) JP4327604B2 (ja)
CN (1) CN1285646C (ja)
AU (1) AU2003209125A1 (ja)
DE (1) DE60312825T2 (ja)
ES (1) ES2283752T3 (ja)
HK (1) HK1079806A1 (ja)
WO (1) WO2003068849A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500280A (ja) * 2009-07-30 2013-01-07 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アニオン性ポリマー材料と6〜22個の炭素原子を有する飽和モノカルボン酸の塩とを含む組成物
US9200131B2 (en) * 2013-06-28 2015-12-01 Acushnet Company Organic acid-modified polymers for golf ball constructions and methods relating thereto
KR20210027425A (ko) 2018-06-29 2021-03-10 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 블로킹이 감소된 코팅된 올레핀계 중합체

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3528841A (en) 1967-11-15 1970-09-15 Nat Distillers Chem Corp Method for reducing tackiness of polymer pellets
BE787885A (fr) 1971-08-30 1973-02-23 Du Pont Interpolymeres d'ethylene en comprimes a tendance reduite au blocage
BE790379A (fr) 1971-10-21 1973-04-20 Union Carbide Corp Procede de traitement de morceaux de matieres plastiques pour en eviterl'agglomeration
US3969304A (en) 1974-11-27 1976-07-13 National Distillers And Chemical Corporation Ethylene polymer films
US4510281A (en) 1981-05-26 1985-04-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tack-free polymer pellets
US4463124A (en) * 1981-12-21 1984-07-31 The Dow Chemical Company Method for reducing block of ethylene interpolymers containing --COOH groups
JPS6023449A (ja) 1983-07-19 1985-02-06 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
US4897437A (en) 1985-09-03 1990-01-30 The Dow Chemical Company Ethylene-acrylic acid type interpolymer compositions and films having increased slip and reduced block
US4769289A (en) 1985-09-13 1988-09-06 The Dow Chemical Company Free-flowing plural extrudates of polar ethylene interpolymers
US5286771A (en) 1992-05-12 1994-02-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ethylene/acid copolymers with improved block resistance
US6500888B2 (en) * 2000-12-27 2002-12-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Surface treatment of ethylene based polymer pellets to improve blocking resistance

Also Published As

Publication number Publication date
DE60312825D1 (de) 2007-05-10
US6756116B2 (en) 2004-06-29
JP2005517752A (ja) 2005-06-16
CN1285646C (zh) 2006-11-22
AU2003209125A1 (en) 2003-09-04
US20030157328A1 (en) 2003-08-21
ES2283752T3 (es) 2007-11-01
EP1474466A1 (en) 2004-11-10
WO2003068849A1 (en) 2003-08-21
EP1474466B1 (en) 2007-03-28
DE60312825T2 (de) 2008-02-07
HK1079806A1 (en) 2006-04-13
CN1633461A (zh) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4809573B2 (ja) 耐ブロッキング性を改善するための、エチレンベースのポリマーペレットの表面処理
CA1038999A (en) Spherical-shaped ionomer and ethylene/carboxylic acid copolymer powders and method
KR100528562B1 (ko) 에틸렌-비닐 알콜 공중합체 조성물 및 이를 사용하는 분체 도료
JP2009126948A (ja) 親水化処理剤
KR101205753B1 (ko) 에틸렌/비닐알코올계 공중합체 수성 분산액
JP2642934B2 (ja) 合成樹脂フイルム用ブロツキング防止剤及び組成物
JP4327604B2 (ja) エチレンベースポリマーペレットの耐ブロッキング性を改善するための表面処理
JPWO2010146820A1 (ja) 樹脂ペレットおよびその製造方法
US4663383A (en) Silica coated olefin-acid copolymer molding pellets
US4769289A (en) Free-flowing plural extrudates of polar ethylene interpolymers
US4904531A (en) Free-flowing plural extrudates of polar ethylene interpolymers
US5034062A (en) Use of acid-containing anionic emulsion copolymers as calcined clay slurry stabilizers
JP2001234008A (ja) ロングラン性の改善されたエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物およびその成形物
US6764612B2 (en) Encapsulated peroxide compositions
JP3246742B2 (ja) 改良されたブロッキング抵抗性を有するエチレン/酸共重合体
JPH0641571B2 (ja) 塗料用潤滑剤組成物
JP2599142B2 (ja) 潤滑性塗料組成物
JP2003128977A (ja) 親水性塗料
JP2002265706A (ja) 樹脂組成物及びその製造方法
JP2006503123A (ja) ポリマーの製造法
JP2001192585A (ja) コア/シェル状有機−無機複合体とその製造方法及びコア/シェル状有機−無機複合体含有組成物
JPH07316232A (ja) 塩化ビニリデン系共重合体粉末の製造方法
JPH05132645A (ja) ブロツキング防止性コーテイング剤
JPH0424377B2 (ja)
JPH05123060A (ja) 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081017

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090115

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090224

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090317

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4327604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees