JP4327573B2 - ステントグラフト - Google Patents

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Description

本発明は、例えば胆道、血管、食道、気管等の体内の管状器官に留置することにより、管状器官の狭窄や閉塞、動脈瘤等の破裂等を防止するステントグラフト関する。
近年、血管や他の生体内の管状器官が狭窄や閉塞した場合、当該患部にステントを留置し、当該管腔を拡張・保持する、ステント留置術が知られている。この場合、例えば動脈瘤の治療においては、ステントの外周或いは内周に人工血管となる織布を被覆したステントグラフトが使用される。
ステントとして弾性を有する素材で形成した自己拡張型ステントを使用する場合、その挿入方法として、例えば特許文献1には、先ず、シース(子カテーテル)にステントを縮径した状態で挿入保持させ、次いで、親カテーテルを通して、上記シースを管状器官に導入し、上記シースの先端を目的とする患部に到達した後、上記シース内にプッシャを挿入してその先端をステントに係合させ、プッシャを動かさずにシースのみを基部側に引くことで、ステントをシース先端から露呈させて自己拡張により患部に留置させる技術が開示されている。
特開平2003−88591号公報
ところで、ステントは、特許文献1にも記載されているように、1本の線材を周方向に沿って波形に形成すると共に、長さ方向においては、隣接する屈曲部分を互いに絡み合わせながら長さ方向へ編み上げて、筒状に形成されている。
従って、シースに挿入すべくステントを縮径すると、ステントは、その屈曲部分が更に屈曲して、換言すれば、長さ方向の屈曲部分どうしが間隔を広げる方向へ変形して、長さ方向へ伸張しようとする。
その結果、ステントをシースに縮径して挿入すると、ステントを構成する線材が未だ縮径されてない方向へ伸びていき、ステントの末端付近に線材が徐々に集積され、最終的に縮径させることが困難となる場合がある。
更に、ステントの長さが、縮径状態と拡張状態とで相違すると、シースに保持した状態でステントを管状器官の患部に挿通し、正確に位置決めしても、ステントをシースから露呈させて拡張させる際に、長さ方向が移動してしまうため、患部に対して正確に留置させることが困難となる場合が考えられる。
従って、本発明の目的は、ステントグラフトを長さ方向へ変化させることなく全体的にほぼ均一に縮径させることができ、シースに対してはスムーズに挿入させることができ、患部に対しては正確に留置させることのできるステントグラフト提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、線材を波形に屈曲させながら周方向及び軸方向に進行させ、交差する部分では織りを形成し、軸方向に隣接する網目パターンと近接する部分では屈曲部どうしで絡み合わせて組み部を形成して筒状の網目パターンを形成したステントと、このステントの内周及び/又は外周に被覆された筒状カバーからなるグラフトとを備えたステントグラフトにおいて、前記ステントの両方の端部に位置する線材は、それぞれの端部側を山にして屈曲した部分を、前記グラフトの対応する端部に固定されており、前記ステントの軸方向の途中に位置する線材は、軸方向に隣接する位置において反対方向に屈曲する屈曲部どうしを固定しないように、前記組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、それらの間隔の広がりを規制する規制部材を介して連結されており、前記規制部材によって、前記ステントを縮径させたときに、前記ステントの軸方向への伸張が抑制されることを特徴とするステントグラフトを提供するものである。
上記発明によれば、組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、それらの間隔の広がりを規制する規制部材を介して連結されているので、ステントグラフトを縮径させるときに、規制部材で連結された線材が同じ方向に屈曲するため、規制部材によって屈曲が阻害されることはなく、しかも線材どうしの間隔が広がることが規制されるので、ステントグラフトを長さ方向へ変化させることなく全体的にほぼ均一に縮径させることができる。従って、シースに対してスムーズに挿入させることができ、シースの先端から押出したときに軸方向長さの変化が少ないので、患部に対して正確に留置させることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、前記グラフトにそれぞれ固定されており、前記グラフトが前記規制部材をなしているステントグラフトを提供するものである。
上記発明によれば、ステントの線材の屈曲部を選択してグラフトに固定することによって、グラフトが上記規制部材として作用し、縮径時及び拡径時の軸方向長さの変化を抑制するので、構成部品を増やす必要がないという利点が得られる。
本発明の第3は、前記第2の発明において、同じ組み部及び軸方向に隣接する組み部の中では、組み合う線材のうち、いずれか一方向に屈曲する線材の屈曲部のみが、前記グラフトに固定されているステントグラフトを提供するものである。
ステントの線材の屈曲部をグラフトに固定する場合、同じ組み部又は軸方向に隣接する組み部の中で、屈曲方向が反対の線材の屈曲部をそれぞれ固定した場合には、ステントグラフトを縮径させる際に、屈曲方向が反対の線材の屈曲部どうしが軸方向にずれることができなくなり、縮径しにくくなってしまう。このため、同じ組み部又は軸方向に隣接する組み部の中では、屈曲方向が反対の線材の屈曲部を両方固定しないことにより、上記不都合を回避することができる。
本発明の第4は、前記第1の発明において、前記組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、前記ステントとは別体の線状部材によって連結されており、この線状部材が前記規制部材をなしているステントグラフトを提供するものである。
上記発明によれば、屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしを線状部材で連結することにより、これらの線材が屈曲することを妨げずに、これらの線材の間隔が広がることを阻止することができ、しかも線状部材で連結された群毎に、他の線状部材で連結された群の動きに拘束されることなく、軸方向に移動することができるので、縮径時及び拡径時の軸方向長さの変化を抑制しつつ、より縮径させやすくすることができる。
本発明によれば、ステントグラフトを縮径させるときに、ステントグラフトを長さ方向へ変化させることなく全体的にほぼ均一に縮径させることができるので、シースに対してスムーズに挿入させることができ、また、シースの先端から押出したときには、軸方向長さの変化が少ないので、患部に対して正確に留置させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1〜5には本発明の第1実施形態が示されている。
図1(a)に示すように、ステント付きグラフト100は、線材201を編み組みして筒状に形成してなるステント200Aと、その内周に被覆されているグラフト300とで構成されている。なお、図1(b)に示すステントグラフト100aのように、グラフト300をステント200Aの外周に被覆してもよい。更に、グラフト300をステント200Aの内周と外周との双方に被覆してもよい。
ステント200Aを形成する線材201の材料としては、金属線材が好ましく、特に熱処理による形状記憶効果や、超弾性が付与される形状記憶合金が好ましく採用される。但し、用途によってはステンレス、タンタル、チタン、白金、金、タングステン等を用いてもよい。形状記憶合金としては、Ni−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系等が好ましく使用される。又、金属線材の表面に金、白金等をメッキ等の手段で被覆したものであってもよい。金属線材の太さは、特に限定されないが、血管用ステント等の場合には、0.08〜1mmが好ましい。なお、線材201として合成樹脂繊維等を用いることもできる。
グラフト300としては、熱可塑性樹脂を押出し成形、ブロー成形等の成形方法で円筒状に加工したもの、熱可塑性樹脂の繊維を用いて円筒状に形成した編織物、熱可塑性樹脂を円筒状に成型した不織布、可撓性樹脂シートや多孔質シート等を用いて円筒状に形成したもの等がある。
編織物としては、平織、綾織等の公知の編物や織物を用いることができる。又、クリンプ加工等のヒダの付いたものを用いて円筒状に形成しても良い。
熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレン等のフッ素樹脂等の耐久性と組織反応の少ない樹脂等を用いることができる。
特に、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の少ない、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレン等のフッ素樹脂を好ましく用いることができる。
グラフト300や、グラフト300を構成する繊維、更にステント200Aを構成する線材201は、ヘパリン、コラーゲン、アセチルサリチル酸、ゼラチン等の抗血栓性材料で被覆処理されているものを用いてもよい。
グラフト300は、縫着、接着、溶着等の手段によって、ステント200Aに連結されている。グラフト300とステント200Aとの連結部は、ステント200Aの両端部や中間部等に適宜設けることができるが、本発明の規制部材として、グラフトを利用する場合には、後述する方法で連結する必要がある。また、本発明の規制部材として、グラフト以外のものを使用する場合には、ステント200Aの伸縮に影響を及ぼさないようにグラフトを被覆し、連結すればよい。この場合には、グラフト300とステント200Aとがそれぞれの一端部のみで縫結されて、グラフト300が吹流しのようにステント200Aに連結されていてもよい。
本発明のステント付きグラフト100は、拡張時における外径が2〜50mm、長さが1〜50cm程度であることが好ましい。
又、ステント200Aの適当な場所、例えば両端部には、X線不透過材料が固着されていてもよい。X線不透過材料としては、例えば金、白金、イリジウム、タンタル、タングステン、銀等や、それらを含有する合金等が好ましく使用される。X線不透過性材料は、ステント200Aに半田付け、ろう付け、溶着、接着、カシメ等の手段で固着することができる。
ステント200Aは、例えば図2に示すような網目パターンをなしている。この網目パターンは、図示しないマンドレルの外周に線材201を所定のパターンで巻き付けながら編み組むことによって形成することができる。
編み作業に際しては、線材201をマンドレルの周方向に沿って、波形に屈曲させながら周回させ、2周させることで1列目の筒状の網目パターンを形成する。次いで、線材201を長さ方向へ移動させて次列目の網目パターンを上述と同様の方法で形成する。これを繰り返すことで、所定長さのステント200Aを編み上げる。
詳細には、先ず、線材201をマンドレルに沿って波形に屈曲させながら周回させて、1周目のループ211を形成する。1周目のループ211が周回すると、波形の位相が半ピッチずれて最初の位置に戻り、ここから線材201を更に波形に屈曲させながら進行させて、2周目のループ212を形成する。
2周目のループ212を進行させる際に、両ループ211,212が交差する部分では、織りを形成するように、2周目のループ212を形成する線材201を、1周目のループ211に対し交互に交差させて通過させる。
そして、2周目のループ212が周回すると、波形の位相が1周目のループ211と同位相となり、その終端部を1周目のループ211の最初の端部に沿わせて進行させて、1周目のループ211と2周目のループ212とを交互に編み組みした第1列目の網目パターン210を完成させる。なお、1周目のループ211と2周目のループ212との重なり部分は1つの山だけでなく、複数の山に渡るように形成してもよい。
続いて、線材201を直進させて軸方向に移動させ、第2列目の網目パターン220を形成する。第2列目の網目パターン220も、第1列目の網目パターン210と同方向に進行させる。
そして、第1列目の網目パターン210と同様に、線材201をマンドレルに沿って波形に屈曲させながら周回させて、1周目のループ221を形成する。その際、波形の屈曲部を、第1列目の網目パターン210の1周目のループ211の屈曲部に絡ませて組み部290を形成する。なお、組み部290は、線材201どうしを一回だけ引掛けたものであることが好ましく、それによって線材201どうしを固定することなく、ずれを許容して柔軟性や形状適合性を高めることができる。
1周目のループ221が周回すると、波形の位相が半ピッチずれて最初の位置に戻り、ここから線材201を更に波形に屈曲させながら進行させて、2周目のループ222を形成する。その際、両ループ221,222が交差する部分では、上述と同様、織りを形成するように、2周目のループ222を形成する線材201を、1周目のループ221に対し交互に交差させて通過させる。
更に、線材201の屈曲部を第1列目の網目パターン210の2周目のループ212の屈曲部に絡ませて組み部290を形成する。なお、組み部290は、上述したように線材201どうしを一回だけ引掛けたものであることが好ましく、それによって線材201どうしを固定することなく、ずれを許容して柔軟性や形状適合性を高めることができる。
そして、2周目のループ222が周回すると、波形の位相が半ピッチずれて、1周目のループ221と同位相となり、その終端部を1周目のループ221の最初の端部に沿わせて進行させて、1周目のループ221と2周目のループ222とを交互に編み組みした第2列目の網目パターン220を完成させる。なお、1周目のループ221と2周目のループ222との重なり部分は1つの山だけでなく、複数の山に渡るように形成してもよい。
以下同様にして、第3列目の網目パターン240、第4列目の網目パターン250…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント200Aを得ることができる。なお、図2,3では図面作成上の便宜から、6列の網目パターンとしているが、実際には図1に示すように、もっと多くの網目パターンで構成されていてもよい。
また、図示しないが、線材201の編み始めと編み終わりの端部201a,201bは、重なり合っている線材201に対して接着、緊縛、チューブを挿通して、かしめる等の手段により接合する。或いは、可能であれば溶接により接合させることようにしても良い。この場合、端部以外にも、線材201の重なり合っている部分を同様の手段で接合するようにしても良い。線材201の各重なり合っている部分を予め接合しておくことで、術者がステント200Aを所望の長さに切断して使用する場合に、端部を一々接合する等の処理を行う必要がなくなるため、取扱性が良くなる。
また、線材201の重なり部分は、1つの頂部だけでなく、任意の複数の頂部で重なっていてもよい。
本発明では、こうして形成されたステント200Aの内周又は外周にグラフト300を被覆した後、ステント200Aの線材201とグラフト300とを、縫着、接着、その他の方法で固着する。
この実施形態の場合、図1,2に示すように、まず、ステント200Aの両端部に位置する線材201が、グラフト300に縫着されることによって固定されている。この場合の固定箇所Sは、例えば線材201の屈曲部等、部分的に設けてもよいが、ステント200Aの端部に沿って全周を縫着してもよい。なお、ステント200Aの両端部をグラフト300に固着することが好ましいが、一端のみを固着してもよい。
また、ステント200Aの軸方向に沿った途中の部分では、前記組み部290における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、それぞれグラフト300に縫着等の手段で固定されている。この固定箇所Fは、この実施形態の場合、図1,2における上方を凸にして山形に屈曲した屈曲部に設けられている。
図2の例で説明すると、固定箇所Fは、第1〜6網目パターン210〜260のそれぞれの境界部に設けられた組み部290に配置されており、第6網目パターン260と第7網目パターン270との境界部(言い換えると最終列と、その1つ手前の列との境界部)に設けられた組み部290には配置されていない。この理由は、ステント200Aの端部が固定箇所Sによってグラフト300に固定されており、そこでは下方を凸にして山形に屈曲した部分が固定されているので、それと軸方向に隣接する位置において上方を凸にして山形に屈曲した屈曲部を固定してしまうと、ステントグラフト100を縮径させるとき、両者の間がグラフト300によって広がることができずに突っ張ってしまい、縮径しにくくなってしまうからである。
こうして得られたステントグラフト100は、図3(A)に示すように、ステント200Aの組み部290における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材201の屈曲部どうしが、固定箇所Fによってグラフト300に固定されている。このため、図3(B)に示すように、ステントグラフト100を縮径させたときに、それらの間隔が広がることをグラフト300によって規制される。その結果、ステントグラフト100は、軸方向に沿って全長が伸びることなく、ほぼ均等な線材201の重なりをもって全長に亘ってほぼ平均した太さの形状に縮径される。
図4には、上記ステントグラフト100(図1(a)に示すもの)を、血管等の管状器官内に挿入するため、シース400に挿入して縮径保持する方法が示されている。
シース400は、カテーテルと同様な可撓性を有する合成樹脂製のチューブからなっており、その内部には、シャフト500が挿入されている。シャフト500は、例えば形状記憶合金、ステンレス等の金属ワイヤーで形成され、その先端には、曲面状の頭部510が形成されている。
ステントグラフト100の縮径保持に際して、シャフト500は、シース400の先端部から突出した状態に配置される。そして、シャフト500の先端部をステントグラフト100の内部に挿入し、頭部510がステントグラフト100の先端部から突出した状態にする。
この状態で、図4(A)に示すように、シャフト500を芯材にして、ステントグラフト100を縮径させ、シャフト500と一緒にシース400に挿入していく。
従来のステントグラフトでは、このとき、ステントの線材がしごかれて、ステントグラフトのまだ挿入されていない方の端部に集積されていき、最後には線材が重なり合って挿入できなくなることがあった。
しかし、本発明では、前記のように、ステントグラフト100は、軸方向に沿って全長が伸びることなく、ほぼ均等な線材201の重なりをもって全長に亘ってほぼ平均した太さの形状に縮径されるので、上記のような不都合は生ぜず、ステントグラフト100をスムーズにシース400に挿入することができる。
図4(B)は、こうしてステントグラフト100をシース400に挿入保持した状態を示している。この状態で、シース400の基端部から、シース400とシャフト500との隙間に、筒状のプッシャ600を挿入する。このプッシャ600は、その先端部をステントグラフト100の後端部に当接させ、管状器官内にステントグラフト100を押出す役割をなす。
このような治療具を用いて血管の動脈瘤を治療する方法について説明すると、まず、図示しないガイドワイヤを経皮的に血管内に挿入し、その先端を動脈瘤が形成された治療箇所に到達させる。この状態で、ガイドワイヤの外周に沿って親カテーテルを挿入し、親カテーテルの先端が上記治療箇所に到達したらガイドワイヤを引抜く。
そして、上記親カテーテル内を通して、ステントグラフト100を先端部内周に縮径保持させたシース400を挿入し、シース400の先端部を上記治療箇所に到達させる。
図5は、動脈瘤の治療状態を示しており、Vは血管、Aは動脈瘤である。シース400の先端を動脈瘤Aの前方端部(シース挿入方向の端部)に配置し、その状態でプッシャ600の先端部をステントグラフト100の後端部に当接させる。そして、プッシャ600を移動させずに、シース400をプッシャ600に対して相対的に手元側に引いていく。その結果、プッシャ600によって移動を阻止されたステントグラフト100が、シース400の先端部から徐々に押出され、その自己拡張力によって広がって、血管Vの内壁に固定される。
こうして、図5に示すように、動脈瘤Aの内周がステントグラフト100によって覆われ、血流はステントグラフト100内を通り、動脈瘤Aに血圧等が作用しなくなるので、動脈瘤Aにおける血管の破裂を予防することができる。また、動脈瘤Aにおける血管の閉塞も防止される。
図6,7は、本発明のステントグラフトにおけるステントの固定箇所の他の例を示す、前記図2,3と同様な説明図である。ステント200A自体は、前記図2,3と同様な構造をなすものであるため、その説明を省略する。
この実施形態では、ステント200Aの両端部が固定箇所Sでグラフト300に固定されている点は、前記実施形態と同じであるが、ステント200Aの軸方向の途中に位置する線材201の固定箇所が相違している。
すなわち、この実施形態では、組み部290で上方を山にして屈曲した線材201を固定した固定箇所F1と、下方を山にして屈曲した線材201を固定した固定箇所F2とが設けられている。そして、固定箇所F1は、第1〜4列目の網目パターン210〜240の各境界部に位置する組み部290に設けられ、固定箇所F2は、第5〜7列目の網目パターン250〜270の各境界部に位置する組み部290に設けられている。
そして、上方を山にした屈曲部に設けた固定箇所F1と、下方を山にした屈曲部に設けた固定箇所F2との間に位置する、第4列目の網目パターン240と、第5列目の網目パターン250との境界部に位置する組み部290には固定箇所が設けられていない。このように、固定箇所を設ける屈曲部の方向を変える場合には、それらの間に少なくとも1つの固定されない組み部を介在させることが好ましい。それによって、縮径時に線材201が更に屈曲したときの逃げ(線材201の軸方向のずれ)が許容されることとなり、縮径をスムーズに行うことができる。
図8は、本発明のステントグラフトにおけるステントの固定箇所の更に他の例を示す、前記図2,3と同様な説明図である。
ステント200A自体は、前記図2,3と同様な構造をなすものであるため、その説明を省略するが、この実施形態では、ステント200Aの両端部が固定箇所Sでグラフト300に固定されている点は、前記実施形態と同じであるが、ステント200Aの軸方向の途中に位置する線材201の固定箇所が相違している。
すなわち、この実施形態では、第2列目の網目パターン220と第3列目の網目パターン230との境界部に位置する組み部290と、第5列目の網目パターン250と第6列目の網目パターン260との境界部に位置する組み部290とにおいて、図中下方を山にした屈曲部に固定箇所Fが設けられている。このように、グラフト300への固定箇所Fは、必ずしも網目パターンの各列毎に設ける必要はなく、ステントグラフト100の軸方向に沿って、例えば1列置き、2列置き等に設けてもよい。
図9には、本発明のステントグラフトにおけるステントの網目パターンを変えた他の例が示されている。
すなわち、このステント200Bにおいては、図示しないマンドレルの周方向に、線材201を左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、1周目の最初のループ211を形成する。線材201が1周したら、同じ方向に左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1列目の網目パターン210が形成される。
第1列目の網目パターン210を形成した後、その線材201を軸方向に移動させる。その際、図9の矢印Kで示すように、線材201を反転させて進行方向を反対にする。そして、第1列目の網目パターン210に隣接する位置で、前記実施形態と同様に、第1列目の網目パターン210に対して組み部290を形成しながら、第2列目の1周目のループ221を形成し、更に2周目のループ222を形成する。こうして、第2列目の1周目のループ221と2周目のループ222により、第1列目の網目パターン210の軸方向に連結された第2列目の網目パターン220を形成する。
第2列目の2周目のループ222を形成した後、線材201を軸方向に移動させる。その際、図9の矢印Lで示すように、線材201を再び反転させて進行方向を反対にする。そして、第2列目の網目パターン220に隣接する位置で、周方向に沿って左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、第3列目の1周目のループ231、2周目のループ232を形成する。こうして、第3列目の1周目のループ231、2周目のループ232により、第2列目の網目パターン220の軸方向に連結された第3列目の網目パターン230を形成する。
以下同様にして、第4列目の網目パターン240、第5列目の網目パターン250…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント200Bを得ることができる。なお、図9、10では、図面作成上の便宜から、合計8列の網目パターンとしているが、網目パターンの数は任意に変更できる。
そして、この実施形態では、上記の網目パターンからなるステント200Bの組み部290における、図中下方を山にして屈曲された線材201の屈曲部にグラフト300に対する固定箇所Fが設けられている。なお、ステント200Bの両端部に位置する線材201も、固定箇所Sによってグラフト300に固着されている。このように、ステントの網目パターンは種々変更することが可能である。
図10には、同ステントの固定箇所を変えた他の実施形態が示されている。この実施形態では、ステント200Bの編目パターンは、上記図9に示すものと同じであるため、その説明を省略する。
この実施形態では、ステント200Bの両端部に位置する線材201が固定箇所Sによってグラフト300に固着されると共に、軸方向に沿って途中にある組み部290のうち、1列置きに配置される組み部290における、下方を山にして屈曲された線材201の屈曲部にグラフト300に対する固定箇所Fが設けられている。
図11、12には、本発明のステントグラフトにおけるステントの固定構造を変えた他の実施形態が示されている。なお、ステント200A自体は、前記図2,3と同様な構造をなすものであるため、その説明を省略する。
この実施形態では、ステント200Aの両端部が固定箇所Sでグラフト300に固定されている点は、前記実施形態と同じであるが、ステント200Aの軸方向の途中に位置する線材201の固定構造が相違している。
すなわち、この実施形態では、ステント200Aの軸方向の途中に位置する線材201が、固定箇所F3、F4において線状部材291に連結されている点が前記実施形態と異なっている。なお、グラフト300に固定される部分はステント200Aの両端部の固定箇所Sのみであって、軸方向途中に位置する組み部290の線材201は、上記のようにグラフト300には固定されずに、線状部材291に連結されている。
具体的には、組み部290で上方を山にして屈曲した線材201を固定した固定箇所F3と、下方を山にして屈曲した線材201を固定した固定箇所F4とが設けられ、上記固定箇所F3どうし、及び上記固定箇所F4どうしが、線状部材291を介して連結されている。線状部材291としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレン等のフッ素樹脂等の耐久性と組織反応の少ない熱可塑性樹脂からなる線材や、形状記憶合金、ステンレス、タンタル、チタン、白金、金、タングステン等の金属からなる線材が用いられる。
なお、固定箇所F3と固定箇所F4との間に、組み部290において固定箇所を有しない網目パターンが1列設けられているが、この実施形態の場合は、各線状部材291どうしが互いに拘束されずに軸方向に移動できるので、1つの線状部材に連結される屈曲部の山の向きさえ揃えればよく、同じ組み部290及び軸方向に隣接する列の組み部290の中で、山の向きが異なる固定箇所F3、F4が存在してもよい。
この実施形態では、屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材201の屈曲部どうしを線状部材291で連結したことにより、このステント200Aを縮径させると、図12(A)、(B)に示すように、線材201が屈曲することを妨げずに、線材201の間隔が広がることを阻止することができ、しかも線状部材291で連結された群毎に、他の線状部材291で連結された群の動きに拘束されることなく、軸方向に移動することができるので、より縮径させやすくすることができる。
本発明は、例えば胆道、血管、食道、気管等の体内の管状器官に留置することにより、管状器官の狭窄や閉塞、動脈瘤等の破裂等を防止するのに好適なステントグラフトとして利用することができる。
本発明によるステントグラフトの実施形態を示し、(A)はグラフトをステントの内側に被覆した例を示す斜視図、(B)はグラフトをステントの外側に被覆した例を示す斜視図である。 同ステントグラフトに用いられるステントの網目パターンを示す展開図である。 同ステントグラフトを縮径させるときのステントの網目の変化を示し、(A)は拡径状態の説明図、(B)は縮径状態の説明図である。 同ステントグラフトをシース内に挿入して縮径保持させる方法を示し、(A)はステントグラフトの途中までシースに挿入した状態を示す説明図、(B)はシース内に完全に挿入して保持させた状態を示す説明図である。 同ステントグラフトを血管の動脈瘤の内側に配置した状態を示す説明図である。 同ステントグラフトにおけるステントの固定箇所を変えた他の実施形態を示すステントの網目パターンの展開図である。 同ステントを縮径させるときの網目の変化を示し、(A)は拡径状態の説明図、(B)は縮径状態の説明図である。 同ステントグラフトに用いられるステントの固定箇所を変えた更に他の実施形態を示すステントの網目パターンの展開図である。 本発明のステントグラフトに用いられるステントの他の実施形態を示す網目パターンの展開図である。 同ステントグラフトにおけるステントの固定箇所を変えた他の実施形態を示すステントの網目パターンの展開図である。 本発明のステントグラフトに用いられるステントの固定構造を変えた他の実施形態を示すステントの網目パターンの展開図である。 同ステントを縮径させるときの網目の変化を示し、(A)は拡径状態の説明図、(B)は縮径状態の説明図である。
符号の説明
100 ステントグラフト
200A,200B ステント
201 線材
211,221,231 1周目のループ
212,222,232 2周目のループ
210 第1列目の網目パターン
220 第2列目の網目パターン
230 第3列目の網目パターン
240 第4列目の網目パターン
250 第5列目の網目パターン
260 第6列目の網目パターン
270 第7列目の網目パターン
280 第8列目の網目パターン
290 組み部
291 線状部材
S ステントグラフトの端部におけるステントの固定箇所
F、F1、F2、F3、F4 ステントグラフトの軸方向中間部におけるステントの固定箇所
V 血管
A 動脈瘤

Claims (4)

  1. 線材を波形に屈曲させながら周方向及び軸方向に進行させ、交差する部分では織りを形成し、軸方向に隣接する網目パターンと近接する部分では屈曲部どうしで絡み合わせて組み部を形成して筒状の網目パターンを形成したステントと、
    このステントの内周及び/又は外周に被覆された筒状カバーからなるグラフトとを備えたステントグラフトにおいて、
    前記ステントの両方の端部に位置する線材は、それぞれの端部側を山にして屈曲した部分を、前記グラフトの対応する端部に固定されており、
    前記ステントの軸方向の途中に位置する線材は、軸方向に隣接する位置において反対方向に屈曲する屈曲部どうしを固定しないように、前記組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、それらの間隔の広がりを規制する規制部材を介して連結されており、
    前記規制部材によって、前記ステントを縮径させたときに、前記ステントの軸方向への伸張が抑制されることを特徴とするステントグラフト。
  2. 前記組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、前記グラフトにそれぞれ固定されており、前記グラフトが前記規制部材をなしている請求項1記載のステントグラフト。
  3. 同じ組み部及び軸方向に隣接する組み部の中では、組み合う線材のうち、いずれか一方向に屈曲する線材の屈曲部のみが、前記グラフトに固定されている請求項2記載のステントグラフト。
  4. 前記組み部における屈曲方向が同じでかつ軸方向に沿ってほぼ同じ位置にある線材の屈曲部どうしが、前記ステントとは別体の線状部材によって連結されており、この線状部材が前記規制部材をなしている請求項1記載のステントグラフト。
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