JP4159962B2 - ステント及びステントグラフト - Google Patents

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本発明は、例えば胆道、血管、食道、気管等の体内の管状器官に留置することにより、管状器官の狭窄や閉塞、動脈瘤等の破裂等を防止するようにしたステント及びステントグラフトに関する。
弾性を有する金属の線材を筒状に編んで形成されたステントが種々提案されている。例えば、下記特許文献1には、連続した弾性のある一本の編み線より成り、両端部には編み線の折り返し点を有するとともに、一端から螺旋状に巻かれた編み線と他端の折り返し点から螺旋状に巻かれた編み線とが、周期的に編み線の上下の位置を入れかえて交差していることを特徴とする管腔ステントが開示されている。
また、下記特許文献2には、ジグザグ状の多数のバンドを有する円筒形から形成された単一長さのフィラメントからなる体腔拡張用ステントにおいて、上記バンドは多数の直線部、ピーク部及び谷形部を備え、上記ピーク部と谷形部はステントの円周方向に、そして同一の平面上に配置され、上記バンドを形成する谷形部には、隣接する下部バンドのピーク部がツイスト方式で連結され、上記隣接する下部バンドのフィラメントは隣接する上記バンドの終わり直線部から下方に延長するフィラメントであることを特徴とする体腔拡張用ステントが開示されている。
更に、下記特許文献3には、形状記憶合金の線材を、マンドレルの外周に沿って、ジグザグパターンをなして巻付け、1つのフープが形成されると、マンドレルの軸に沿って軸方向に移動し、次の連続するフープを形成し、こうしてマンドレルの外周に沿って筒状にワイヤを巻き付けた後、高温でアニールを行い、各フープの頂点どうしをポリプロピレンフィラメントで固定することにより、ステントを形成することが記載されている。
特開平9−173469号公報 特開平10−272190号公報 特表平9−511160号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のステントでは、螺旋状に巻かれた編み線を交差させて形成しているので、編み線どうしがずれやすいと考えられる。
また、上記特許文献2記載のステントでは、上部バンドを形成する谷形部に、隣接する下部バンドのピーク部がツイスト方式で連結されているので、線材どうしがずれにくくなると考えられる。
更に、上記特許文献3記載のステントにおいても、各フープの頂点どうしをポリプロピレンフィラメントで固定しているので、線材どうしがずれにくくなると考えられる。
ステントの線材どうしがずれやすいと、ステントを縮径させてシースに挿入する際に線材が偏って挿入しにくくなる可能性があり、また、線材どうしがずれにくいと縮径しにくくなる可能性があった。
また、実際の手術現場では、患者の治療箇所の状態に応じて、その場でステントの長さを調整する必要が生じる可能性があるが、従来のステントでは、簡単に長さを変更することができなかった。
したがって、本発明の目的は、線材が適度にずれて、シース等への挿入作業が容易であり、かつ、手術現場等で容易に長さ調整ができるようにしたステント及びステントグラフトを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、1本以上の線材を編み組んで筒状に形成してなるステントにおいて、
前記線材を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させ、かつ、交差する場合には織りを形成しながら、少なくとも2周することにより周方向単位を形成し、
1つの周方向単位を形成した後、前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した周方向単位に隣接する位置で、前記と同様にして周方向単位を形成すると共に、隣接する周方向単位どうしの折り返し部で、互いの線材どうしを一回だけ引き掛けて絡み合わせることにより、複数の周方向単位を軸方向に連結して編み組まれており、
前記線材を軸方向に移動させる際に線材が重なる部分が形成され、この線材が重なる部分における、前記線材の少なくとも編み始め部分と編み終わり部分とそれらの間の部分とを含む複数箇所に、接合部が設けられていることを特徴とするステントを提供するものである。
上記発明のステントによれば、周方向単位どうしの間で組まれた部分と、線材が重なる部分における接合部とを有しているので、線材どうしがある程度定められた位置関係を保ちつつ、適度にずれることができる。その結果、縮径してシース等に収容する際に、線材が偏って挿入しにくくなったり、縮径困難になったりすることがなく、管状器官内における形状適合性も良好となる。
また、線材が重なる部分の一箇所を切断して、その切断された部分の周方向単位を構成する線材を抜き出すことにより、ステントを容易に軸方向に分割することができるので、手術現場等において、ステントの長さを患者の治療箇所に応じた長さに調整して用いることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記線材を周方向に沿って同方向に進行させながら編み組んで形成されており、前記線材が重なる部分が螺旋状に形成されているステントを提供するものである。
上記発明によれば、線材が重なって剛性が高くなった部分が螺旋状に形成されているので、ステント全体に軸方向における直線性が付与される。
本発明の第3は、前記第1の発明において、前記線材を周方向に沿って1方向に進行させながら周方向単位を形成した後、前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した前記周方向単位とは逆方向に線材を進行させて次の周方向単位を形成することにより編み組まれており、前記線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されているステントを提供するものである。
上記発明によれば、線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されているので、剛性の高い部分がステントの軸方向に沿って背骨のように形成されることとなり、ステントの曲げやすさに方向性を付与し、それによって治療箇所に適合しやすい特性を付与することができる。
本発明の第4は、前記第1の発明において、前記線材を周方向に沿って進行させて1周させた後、2周目をそれとは逆方向に進行させて1周させることにより1つの周方向単位を形成し、次いで前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した前記周方向単位の2周目の進行方向と同じ方向に進行させて1周させた後、それとは逆方向に進行させて1周させることにより次の周方向単位を形成する、という操作を繰り返すことにより編み組まれており、前記線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されているステントを提供するものである。
上記発明においても、剛性の高い部分がステントの軸方向に沿って背骨のように形成されることとなるので、ステントの曲げやすさに方向性を付与し、それによって治療箇所に適合しやすい特性を付与することができる。
本発明の第5は、前記第1の発明において、前記線材を周方向に沿って進行させて1周させた後、2周目をそれとは逆方向に進行させて1周させることにより1つの周方向単位を形成し、次いで前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した前記周方向単位の2周目の進行方向と逆方向に進行させて1周させた後、それとは逆方向に進行させて1周させることにより次の周方向単位を形成する、という操作を繰り返すことにより編み組まれており、前記線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されているステントを提供するものである。
上記発明においても、剛性の高い部分がステントの軸方向に沿って背骨のように形成されることとなるので、ステントの曲げやすさに方向性を付与し、それによって治療箇所に適合しやすい特性を付与することができる。
本発明の第6は、前記第1〜5の発明のいずれかにおいて、前記線材を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させる際に、ジグザグパターンをなすように進行させて形成したステントを提供するものである。
上記発明によれば、線材の折り返し部の間で、例えば1周目と2周目の線材が十字状に交差する交差点が形成され、交差点が多いことによって線材がずれやすくなるので、形状の自由度を高めることができる。
本発明の第7は、前記第1〜5の発明のいずれかにおいて、前記線材を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させる際に、台形の上辺と両側辺とを連続させたパターンをなすように進行させて形成したステントを提供するものである。
上記発明によれば、台形状のパターンの角部で3本の線材が組み合って編まれた形状にすることができ、組み合った部分が多いことによって線材がずれにくくなるので、形状復元性を高めることができる。
本発明の第8は、前記第1〜7の発明のいずれかにおいて、前記接合部は、前記線材が重なる部分における、前記線材の少なくとも編み始め部分と編み終わり部分とそれらの間に位置する組み部とに設けられているステントを提供するものである。
また、台形状のパターンの角部で3本の線材が組み合ったとき、台形の両側辺どうしが連結されてV字状に屈曲された角部が、ステントの外周に向くようにすることにより、ステントを曲げたときに、線材の角部がステントの内周に突出することを防止できる。
本発明の第9は、前記第1〜8の発明のいずれかによるステントと、このステントの内周及び/又は外周を覆うグラフトとを有することを特徴とするステントグラフトを提供するものである。
上記発明によれば、縮径してシース等に挿入しやすく、必要に応じてステントを軸方向に分割することにより、長さを調整することができるステントグラフトを提供できる。
本発明のステントは、線材どうしがある程度定められた位置関係を保ちつつ、適度にずれることができるので、縮径してシース等に挿入しやすく、管状器官内での形状適合性も良好となる。また、必要に応じて軸方向に分割することにより、長さを調整することが可能である。更に、線材の重なる部分を目的に合わせて設定することにより、曲がりやすい方向などの特性を持たせることができる。したがって、本発明のステント及びステントグラフトを利用することにより、管状器官内へのステントやステントグラフトの挿入操作を容易かつ正確に行うことが可能となる。
図1〜6には、本発明の第1実施形態によるステントグラフトが示されている。
図1、2に示すように、このステントグラフト100は、線材210を編み組んで筒状に形成してなるステント200の外周を、筒状カバーであるグラフト300で被覆して構成されている。なお、グラフト300はステント200の内周に被覆してもよく、内周と外周の両方に被覆することもできる。
ステント200を形成する線材210の材料としては、金属線材が好ましく、特に熱処理による形状記憶効果や、超弾性が付与される形状記憶合金が好ましく採用される。ただし、用途によってはステンレス、タンタル、チタン、白金、金、タングステンなどを用いてもよい。形状記憶合金としては、Ni−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系などが好ましく使用される。また、金属線材の表面に金、白金などをメッキ等の手段で被覆したものであってもよい。金属線材の太さは、特に限定されないが、例えば血管用ステント等の場合には、0.08〜1mmが好ましい。なお、線材210として合成樹脂繊維などを用いることもできる。
グラフト300としては、熱可塑性樹脂を押出し成形、ブロー成形などの成形方法で加工された円筒状に形成したもの、円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の編織物、円筒状に形成した熱可塑性樹脂の不織布、円筒状に形成した可撓性樹脂のシートや多孔質シートなどを用いることができる。編織物としては、平織、綾織などの公知の編物や織物を用いることができる。また、クリンプ加工などのヒダの付いたものを使用することもできる。
これらの中でも、グラフト300としては、特に円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の編織物、更には円筒状に形成した熱可塑性樹脂の繊維の平織りの織物が、強度及び有孔度、生産性が優れるため好ましい。
熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂などの耐久性と組織反応の少ない樹脂などを用いることができる。
特に、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の少ない、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ弗化エチレンやポリ弗化プロピレンなどのフッ素樹脂を好ましく用いることができる。
グラフト300や、該グラフトを構成する繊維、更にステント200を構成する線材210は、ハパリン、コラーゲン、アセチルサリチル酸、ゼラチン等の抗血栓性材料で被覆処理されているものを用いることができる。
グラフト300は、縫着、接着、溶着等の手段によって、ステント200に連結されている。この場合、グラフト300は、ステント200の伸縮に影響を及ぼさないように被覆し、連結する必要がある。グラフト300とステント200との連結部は、ステント200の両端部や中間部などに適宜設けることができる。グラフト300の全体をステント200に所定間隔で連結してもよいが、グラフト300とステント200の両端部のみ、あるいはグラフト300とステント200の一端部のみを連結してもよい。特に、後述するように、ステント200を軸方向に分割する場合には、グラフト300とステント200とがそれぞれの一端部のみで連結されて、グラフト300が吹流しのようにステント200に連結されたものであることが好ましい。
本発明のステントグラフト100は、拡張時における外径が2〜50mm、長さが1〜50cm程度であることが好ましい。
また、ステント200の適当な場所、例えば両端部には、X線不透過材料が固着されていてもよい。X線不透過材料としては、例えば金、白金、イリジウム、タンタル、タングステン、銀等や、それらを含有する合金などが好ましく使用される。X線不透過性材料は、ステント200に半田付け、ろう付け、溶着、接着、カシメ等の手段で固着することができる。
図3に示すように、このステント200は、線材210を図中矢印で示すような手順で編むことによって形成されている。なお、編み作業は、図示しないマンドレルの外周に線材210を所定のパターンで巻き付けながら行うことができる。
すなわち、マンドレルの周方向に沿って、線材210を左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。
線材210が一周したら、同じ方向に左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。その際、1周目のループ211と交差する部分230において、織りを形成するように、ループ211の上下を交互に通過するように進行させる。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させ、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、周方向に沿って左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように、上記ループ211,212と同方向に進行させて、3周目のループ213を形成する。その際、第1の周方向パターン221の折り返し部で、線材210を絡ませることにより組み部240を形成する。
なお、本発明において、組み部240は、線材210どうしを一回だけ引き掛けたものであることが好ましく、それによって線材210どうしを固定することなく、ずれを許容して柔軟性や形状適合性を高めることができる。
3周目のループ213を形成した後、同じ位置で4周目のループ214を形成する。4周目のループ214は、3周目のループ213と交差する部分230において、織りを形成するように、ループ213の上下を交互に通過させる。また、第1の周方向パターン221の折り返し部で絡ませることにより組み部240を形成する。
こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
4周目のループ214を形成した後、線材210を軸方向に移動させ、第2の周方向パターン222に隣接する位置で、周方向に沿って左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように、上記ループ211〜214と同方向に進行させて、5周目のループ215を形成する。その際、第2の周方向パターン222の折り返し部で、線材210を絡ませることにより組み部240を形成する。
5周目のループ215を形成した後、同じ位置で6周目のループ216を形成する。6周目のループ216は、5周目のループ215と交差する部分230において、織りを形成するように、ループ213の上下を交互に通過させる。また、第1の周方向パターン221の折り返し部で絡ませることにより組み部240を形成する。
こうして、5周目のループ215と6周目のループ216により、第2の周方向パターン222の軸方向に連結された第3の周方向パターン223を形成する。
以下同様にして、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント200を得ることができる。
こうして得られたステント200においては、線材210が2本重なった部分250が螺旋状に形成される。そして、本発明においては、この2本重なった部分250の複数箇所に、重なった線材210を結束させる接合部260が形成されている。この接合部260は、例えば、合成樹脂の糸やワイヤで縛ったり、接着剤で固着したり、ろう付けしたりする方法で形成することができる。接合部260は、線材210の巻き始めと巻き終わりの端部を必須とし、必要に応じてその中間部にも設けることができる。接合部260は、線材210の巻き始めと巻き終わりの端部の他には、線材の重なった部分250上の組み部240に設けることが好ましい。
図1、2に示すように、このステント200は、線材210が上記の構造で筒状に編まれており、線材210が2本重なった部分250が螺旋状に形成されている。そして、この重なった部分250の複数箇所に上記接合部260が形成されている。上記接合部260によって線材210どうしのずれが防止され、2本重なった部分250の剛性を高めることができる。
そして、線材210が2本重なった部分250が螺旋状に形成されていることにより、剛性の高い部分が螺旋状に形成されることになり、ステント200の軸方向における直線性を高めるような剛性が付与される。その結果、図5(a)の直線状態から、(b)の屈曲状態にしたとき、ステント200は全体として平均して屈曲する。
また、このステント200は、図4(a)に示すように、線材210が2本重なった部分250の一箇所Aを切断すると、図4(b)に示すように、その切断箇所Aが属する周方向パターン222の線材210を抜き出すことができ、それによって、周方向パターン221からなる部分と、周方向パターン223〜226からなる部分とを分割することができる。図4(b)において、切断段部a1とa2及び切断端部b1とb2がそれぞれ連結されていた部分である。なお、切断した線材210の端部は、前記と同様な方法で接合しておくことが好ましい。
また、ステント200の長さを変更した場合には、図1におけるグラフト300の長さも、それに適合するように調整することが好ましい。このため、グラフト300は、ステント200の一端部のみに連結されて、吹流しのようにステント200に連結されたものであることが好ましい。
このステントグラフト100は、図示しないカテーテル等を通して、体内の管状器官内に挿入される。図6には、血管Bの動脈瘤Cの内周に挿入して、動脈瘤Cの治療を施した状態が示されている。すなわち、血管Bの動脈瘤Cの内周を覆うようにステントグラフト100を配置することにより、血液がステントグラフト100の内周を流れ、動脈瘤C内に流れ込まないため、動脈瘤Cによる危険を回避することができる。
図7,8には、本発明の第2実施形態によるステントが示されている。このステント201は、第1実施形態におけるステント200と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、図7に示すように、図示しないマンドレルの周方向に、線材210を左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。線材210が一周したら、同じ方向に左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。その際、1周目のループ211と交差する部分230において、織りを形成するように、ループ211の上下を交互に通過するように進行させる。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させる。その際、図7の矢印Dで示すように、線材210を反転させて進行方向を反対にする。そして、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、前記第1実施形態と同様に、第1の周方向パターン221に対して組み部240を形成しながら、3周目のループ213を形成し、更に4周目のループ214を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
4周目のループ214を形成した後、線材210を軸方向に移動させる。その際、図7の矢印Eで示すように、線材210を再び反転させて進行方向を反対にする。そして、第2の周方向パターン222に隣接する位置で、周方向に沿って左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、5周目のループ215、6週目のループ216を形成する。こうして、5周目のループ215と6周目のループ216により、第2の周方向パターン222の軸方向に連結された第3の周方向パターン223を形成する。
以下同様にして、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント201を得ることができる。
この実施形態では、線材210が重なった部分250が、ステント201の軸方向に沿ってジグザグ状に形成される。そして、線材210が重なった部分250上の複数の箇所に接合部260が形成されている。この実施形態の場合、接合部260は、ステント201の両端部における線材210の巻き始め、巻き終わり部分と、第2〜5の周方向パターン222〜225における組み部240に形成されている。
このステント201は、線材210が重なった部分250が軸方向に沿って背骨のように形成されており、しかも接合部260が形成された部分が特に剛性が高くなる。その結果、図8(b)に示すように、線材210が重なった部分250を上にして、ステント201を下方に屈曲させると、接合部260が多い部分が曲がりにくく、接合部260が少ない部分が曲がりやすくなる。
また、線材210が重なった部分250を外側にして曲げる場合は曲がりやすいが、線材210が重なった部分250を内側にして曲げる場合は曲がりにくくなる。このように、曲げやすさに方向性がもたらされるので、適用すべき管状器官の治療箇所に応じて、より適合しやすい曲げ特性を付与することができる。
更に、第1実施形態と同様に、線材210が重なった部分250の一箇所を切断し、その切断箇所にある周方向パターンの線材210を抜き出すことによって、ステント201を周方向に分割することもできる。
図9には、本発明の第3実施形態によるステントが示されている。このステント202は、第1実施形態におけるステント200と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、図示しないマンドレルの周方向に、線材210を左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。線材210が一周したら、図9中の矢印Fで示すように、線材210を反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。その際、1周目のループ211と交差する部分230において、織りを形成するように、ループ211の上下を交互に通過するように進行させる。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させる。そして、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、第1の周方向パターン221に対して組み部240を形成しながら、3周目のループ213を形成する。3周目のループ213を形成したら、図9中の矢印Gで示すように、線材210を再び反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、4周目のループ214を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
以下同様にして、第3の周方向パターン223、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント201を得ることができる。
この実施形態においても、線材210が重なった部分250が、ステント201の軸方向に沿ってジグザグ状に形成される。そして、線材210が重なった部分250上の複数の箇所に接合部260が形成されている。この実施形態の場合、接合部260は、ステント201の両端部における線材210の巻き始め、巻き終わり部分に形成されている。
図10には、本発明の第4実施形態によるステントが示されている。このステント202は、第1実施形態におけるステント200と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、図示しないマンドレルの周方向に、線材210を左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。線材210が一周したら、図10中の矢印Hで示すように、線材210を反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。その際、1周目のループ211と交差する部分230において、織りを形成するように、ループ211の上下を交互に通過するように進行させる。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させる。その際、図10中の矢印Iで示すように、線材10を反転させる。そして、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、第1の周方向パターン221に対して組み部240を形成しながら、3周目のループ213を形成する。3周目のループ213を形成したら、図10中の矢印Jで示すように、線材210を再び反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、4周目のループ214を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
以下同様にして、第3の周方向パターン223、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント201を得ることができる。
この実施形態においても、線材210が重なった部分250が、ステント201の軸方向に沿ってジグザグ状に形成される。そして、線材210が重なった部分250上の複数の箇所に接合部260が形成されている。この実施形態の場合、線材210が重なった部分250におけるジグザグの折り返し幅が狭いので、剛性の高い部分が軸方向に沿ってライン状に明確に形成されるため、曲げ特性をより明確に付与することできる。
図11には、本発明の第5実施形態によるステントが示されている。このステント204は、第1実施形態におけるステント200と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、この実施形態では、線材210を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させる際に、台形の上辺と両側辺とを連続させたパターン(以下「台形状パターン」とする)をなすように進行させる。例えば、マンドレルの周方向に沿って、線材210を左右に折り返しながら上記台形状パターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。
線材210が一周したら、同じ方向に左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。その際、1周目のループ211と2周目のループ212とは、台形の上辺の角部で交差するが、ループ211の上下を交互に通過するように進行させる。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させ、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、周方向に沿って左右に折り返しながら台形状パターンをなすように、上記ループ211,212と同方向に進行させて、3周目のループ213を形成する。その際、第1の周方向パターン221の折り返し部で、線材210を絡ませることにより組み部240を形成する。
この組み部240において、注意すべき点は、その前に形成された周方向パターンのV字状の折曲部Vが、ステント202の外周側に位置するように絡ませることである。これによって、ステント202を屈曲させたとき、折曲部Vがステント202の内周側に突出することを防止できる。
3周目のループ213を形成した後、同じ位置で4周目のループ214を形成する。4周目のループ214も、第1の周方向パターン221の折り返し部で絡ませることにより組み部240を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
以下同様にして、第3の周方向パターン223、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント201を得ることができる。
このステント201には、線材210が重なった部分250が螺旋状に形成され、この重なった部分250の複数箇所に、重なった線材210を結束させる接合部260が形成されている。
こうして得られたステント204においては、台形状のパターンの角部で3本の線材が組み合って編まれた形状にすることができ、この組み部240が多いことによって線材がずれにくくなるので、形状復元性を高めることができる。
なお、この実施形態においても、第1実施形態と同様に、線材210が重なった部分250の一箇所を切断し、その切断箇所にある周方向パターンの線材210を抜き出すことによって、ステント201を周方向に分割することもできる。
図12には、本発明の第6実施形態によるステントが示されている。このステント205は、第5実施形態におけるステント204と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、図示しないマンドレルの周方向に、線材210を左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。線材210が一周したら、同じ方向に左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させる。その際、図12の矢印Kで示すように、線材210を反転させて進行方向を反対にする。そして、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、前記第1実施形態と同様に、第1の周方向パターン221に対して組み部240を形成しながら、3周目のループ213を形成し、更に4周目のループ214を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
4周目のループ214を形成した後、線材210を軸方向に移動させる。その際、図12の矢印Lで示すように、線材210を再び反転させて進行方向を反対にする。そして、第2の周方向パターン222に隣接する位置で、周方向に沿って左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、5周目のループ215、6週目のループ216を形成する。こうして、5周目のループ215と6周目のループ216により、第2の周方向パターン222の軸方向に連結された第3の周方向パターン223を形成する。
以下同様にして、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント205を得ることができる。
この実施形態では、線材210が重なった部分250が、ステント205の軸方向に沿ってジグザグ状に形成される。そして、線材210が重なった部分250上の複数の箇所に接合部260が形成されている。
図13には、本発明の第7実施形態によるステントが示されている。このステント202は、第5実施形態におけるステント204と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、図示しないマンドレルの周方向に、線材210を左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。線材210が一周したら、図13中の矢印Mで示すように、線材210を反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながらジグザグパターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させる。そして、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、第1の周方向パターン221に対して組み部240を形成しながら、3周目のループ213を形成する。3周目のループ213を形成したら、図13中の矢印Nで示すように、線材210を再び反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、4周目のループ214を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
以下同様にして、第3の周方向パターン223、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント201を得ることができる。
この実施形態においても、線材210が重なった部分250が、ステント201の軸方向に沿ってジグザグ状に形成される。そして、線材210が重なった部分250上の複数の箇所に接合部260が形成されている。
図14には、本発明の第8実施形態によるステントが示されている。このステント202は、第5実施形態におけるステント204と比べて、線材210の編みパターンが次のように相違している。
すなわち、図示しないマンドレルの周方向に、線材210を左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、最初のループ211を形成する。線材210が一周したら、図14中の矢印Oで示すように、線材210を反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、2周目のループ212を形成する。こうして2周目のループ212を形成することにより、第1の周方向パターン221が形成される。
第1の周方向パターン221を形成した後、その線材210を軸方向に移動させる。その際、図14中の矢印Pで示すように、線材10を反転させる。そして、第1の周方向パターン221に隣接する位置で、第1の周方向パターン221に対して組み部240を形成しながら、3周目のループ213を形成する。3周目のループ213を形成したら、図14中の矢印Qで示すように、線材210を再び反転させて、周方向に沿って反対方向に向けて、左右に折り返しながら台形状パターンをなすように進行させて、4周目のループ214を形成する。こうして、3周目のループ213と4周目のループ214により、第1の周方向パターン221の軸方向に連結された第2の周方向パターン222を形成する。
以下同様にして、第3の周方向パターン223、第4の周方向パターン224、第5の周方向パターン225、第6の周方向パターン226…を順次形成し、軸方向に連結する周方向パターンの数を選択することにより、所望の長さのステント201を得ることができる。
この実施形態においても、線材210が重なった部分250が、ステント201の軸方向に沿ってジグザグ状に形成される。そして、線材210が重なった部分250上の複数の箇所に接合部260が形成されている。
なお、上記第2〜8の実施形態はステントを対象にしているが、これらのステントにグラフトを装着して、ステントグラフトとして利用することもできる。
また、上記各実施形態のステントは、1本の線材を編んで形成したものであるが、例えば、2本以上の線材をそれぞれ進行させながら並行して編んだり、1本の線材を編んで形成したステントを軸方向に連結することにより、2本以上の線材で編んだステントとしてもよい。
本発明は、例えば胆道、血管、食道、気管等の体内の管状器官に留置することにより、管状器官の狭窄や閉塞、動脈瘤等の破裂等を防止するようにしたステント及びステントグラフトとして利用することができる。
本発明の第1実施形態によるステントグラフトを示す一部切り欠き斜視図である。 同ステントグラフトのステントを示す斜視図である。 同ステントの編みパターンを示す展開図である。 同ステントを軸方向に分割する方法を示す説明図である。 同ステントの屈曲しやすさを示す説明図である。 同ステントグラフトを血管内に挿入した状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。 同ステントの屈曲しやすさを示す説明図である。 本発明の第3実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。 本発明の第4実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。 本発明の第5実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。 本発明の第6実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。 本発明の第7実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。 本発明の第8実施形態によるステントを示す編みパターンの展開図である。
符号の説明
100 ステントグラフト
200、201、202、203、204,205,206,207 ステント
210 線材
211 最初のループ
212 2周目のループ
213 3周目のループ
214 4週目のループ
215 5周目のループ
216 6周目のループ
221 第1の周方向パターン
222 第2の周方向パターン
223 第3の周方向パターン
224 第4の周方向パターン
225 第5の周方向パターン
226 第6の周方向パターン
230 交差する部分
240 組み部
250 線材が重なる部分
260 接合部

Claims (9)

1本以上の線材を編み組んで筒状に形成してなるステントにおいて、
前記線材を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させ、かつ、交差する場合には織りを形成しながら、少なくとも2周することにより周方向単位を形成し、
1つの周方向単位を形成した後、前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した周方向単位に隣接する位置で、前記と同様にして周方向単位を形成すると共に、隣接する周方向単位どうしの折り返し部で、互いの線材どうしを一回だけ引き掛けて絡み合わせることにより、複数の周方向単位を軸方向に連結して編み組まれており、
前記線材を軸方向に移動させる際に線材が重なる部分が形成され、この線材が重なる部分における、前記線材の少なくとも編み始め部分と編み終わり部分とそれらの間の部分とを含む複数箇所に、接合部が設けられていることを特徴とするステント。
前記線材を周方向に沿って同方向に進行させながら編み組んで形成されており、前記線材が重なる部分が螺旋状に形成されている請求項1記載のステント。
前記線材を周方向に沿って1方向に進行させながら周方向単位を形成した後、前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した前記周方向単位とは逆方向に線材を進行させて次の周方向単位を形成することにより編み組まれており、前記線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されている請求項1記載のステント。
前記線材を周方向に沿って進行させて1周させた後、2周目をそれとは逆方向に進行させて1周させることにより1つの周方向単位を形成し、次いで前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した前記周方向単位の2周目の進行方向と同じ方向に進行させて1周させた後、それとは逆方向に進行させて1周させることにより次の周方向単位を形成する、という操作を繰り返すことにより編み組まれており、前記線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されている請求項1記載のステント。
前記線材を周方向に沿って進行させて1周させた後、2周目をそれとは逆方向に進行させて1周させることにより1つの周方向単位を形成し、次いで前記線材を軸方向に移動させて、先に形成した前記周方向単位の2周目の進行方向と逆方向に進行させて1周させた後、それとは逆方向に進行させて1周させることにより次の周方向単位を形成する、という操作を繰り返すことにより編み組まれており、前記線材が重なる部分が軸方向に沿ってジグザグ状に形成されている請求項1記載のステント。
前記線材を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させる際に、ジグザグパターンをなすように進行させて形成した請求項1〜5のいずれか1つに記載のステント。
前記線材を周方向に沿って左右に折り返しながら進行させる際に、台形の上辺と両側辺とを連続させたパターンをなすように進行させて形成した請求項1〜5のいずれか1つに記載のステント。
前記接合部は、前記線材が重なる部分における、前記線材の少なくとも編み始め部分と編み終わり部分とそれらの間に位置する組み部とに設けられている請求項1〜7のいずれか1つに記載のステント。
請求項1〜8のいずれかに記載のステントと、このステントの内周及び/又は外周を覆うグラフトとを有することを特徴とするステントグラフト。
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