JP4325712B2 - 不等式計算機 - Google Patents

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Description

本発明は、不等式の演算表示機能を有する不等式計算機に関する。
従来、不等式の演算表示機能を有する電子式計算機として、所望の関数式に応じたグラフ表示機能を有するグラフ関数電卓がある。
このグラフ関数電卓によれば、Y>f(X)の不等式を入力すると、Y=f(X)に対応するグラフの軌跡が描画表示されると共に、その不等記号に対応する解の範囲が斜線表示や強調表示などにより識別表示されるものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、入力された不等式について、その不等記号に対応する解の範囲を数直線グラフ上で指示して表示するようにした不等式処理装置も考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平08−180197号公報 特開2000−242801号公報
前記従来のグラフ関数電卓によれば、電卓としては大画面の表示部を持ってグラフの表示が可能であるため、不等式の解の表示をグラフにして分かり易く表現することができる。しかしながら、例えば3行程度の文字列しか表示できない表示部を備えたスタンダードな関数電卓では、前述したようなグラフ表示ができないため、不等式の解のイメージを分かり易く表現することができない問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、例えば大画面を持たないスタンダード関数電卓であっても、不等式の解を分かり易く表示することが可能になる不等式計算機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の不等式計算機は、不等式を入力する不等式入力手段と、この不等式入力手段により入力された不等式の解を演算する不等式演算手段と、この不等式演算手段により演算された前記不等式の解と当該不等式の不等記号とに基づき記号と不等記号とを組み合わせた解の表記パターンを決定する解表記パターン決定手段と、この解表記パターン決定手段により決定された解の表記パターンを表示部に表示させると共に、当該解の表記パターンの記号に対応するところの前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を同表示部に表示させる解表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の不等式計算機は、前記請求項1に記載の不等式計算機において、前記解表示制御手段は、前記解表記パターン決定手段により決定された解の表記パターンを表示部に表示させると共に、当該解の表記パターンの記号に対応するところの前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を該記号に対応付けて同表示部に表示させる、ことを特徴としている。
請求項3に記載の不等式計算機は、前記請求項1に記載の不等式計算機において、前記解表示制御手段は、前記表示部に表示された解の表記パターンの中の解に相当する記号をユーザ操作に応じて指定する記号指定手段を有し、この記号指定手段により指定された解の表記パターンの記号に対応するところの前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を同表示部に表示させる、ことを特徴としている。
請求項4に記載の不等式計算機は、前記請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の不等式計算機において、解の表示モードを計算機的表示モードまたは数学的自然表示モードに設定する表示モード設定手段と、この表示モード設定手段により数学的自然表示モードが設定されている場合には、前記解表記パターン決定手段により決定された解の表記パターンの記号に代えて前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を代入してなる解の表記を前記表示部に表示させる数学的解表示制御手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
請求項5に記載の不等式計算機は、前記請求項4に記載の不等式計算機において、前記数学的解表示制御手段により表示部に表示された解の表記が当該表示部に表示しきれていない場合に、同表示部にスクロール用のシンボルを表示させるシンボル表示制御手段と、このシンボル表示制御手段により前記表示部にスクロール用のシンボルが表示された場合に、ユーザ操作に応じて当該表示部に表示されている解の表記をスクロールして表示させるスクロール表示制御手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
本発明によれば、例えば大画面を持たないスタンダード関数電卓であっても、不等式の解を分かり易く表示することが可能になる不等式計算機を提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の不等式計算機の実施形態に係る関数電卓10の外観構成を示す正面図である。
この関数電卓10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この電卓10の本体正面にはキー入力部11および表示部15が設けられる。
キー入力部11には、数値や各種の演算記号を入力するための数値・演算記号キー群12、各種の関数機能やメモリ機能を立ち上げるための関数機能キー群13、表示部15に表示されたカーソルCuの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー14、表示部15の下端に沿ってメニュー表示される各種の機能を選択的に指定するためのファンクションキーF1〜F4が備えられる。
表示部15は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなり、本実施形態の関数電卓10の場合、3行分の文字列を表示可能な領域を有する。
図2は、前記関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この電卓10の電子回路は、コンピュータであるCPU21を備えている。
CPU21は、ROMなどの記憶装置22に予め記憶されている電卓制御プログラムに従い回路各部の動作を制御し、RAM23を作業用メモリとしてキー入力部11からのキー入力信号に応じた各種の演算処理を実行する。
RAM23には、表示データメモリ24、演算作業メモリ25、表示モードデータメモリ26などが確保される。
表示データメモリ24には、前記表示部15に表示させるべき演算式のデータやその演算結果のデータなどが、前記表示部15の表示領域に相当する最大3行のビットマップデータに展開されて記憶される。
演算作業メモリ25(図4参照)には、不等式の演算の場合、その演算式データ25a、不等号記号データ25b、演算式中の係数データ(a,b,c,d)25c、解データ(X1,X2,X3)25d、前記不等号記号に基づいた解の範囲を示す不等式の種類データ25eが記憶される。
表示モードデータメモリ26には、前記演算作業メモリ25を使用して演算処理が行われる状態での演算結果の表示形態がユーザにより選択され表示モードデータとして設定記憶されるもので、例えば前記不等式の演算処理が行われる際の表示モードデータは、当該不等式の解の値と不等号記号と“X”とを1行に組み合わせて表記する形態(図8参照)の数学的自然表示モード(Math I/O)、または前記不等式の種類とその解の値とを各行に配列して表記する形態(図10参照)の電卓的表示モード(Line I/O)として設定記憶される。
図3は、前記関数電卓10の記憶装置22に記憶される不等式演算処理プログラムに組み込まれた2次不等式の解の表記パターンデータ22Pを示す図である。
この2次不等式の解の表記パターンデータ22Pは、2次不等式の解を表記する全てのパターンを示すもので、[X<A,B<X]は解の範囲がAより小さくBより大きいことを表記し、[X≦A,B≦X]は解の範囲がA以下B以上であることを表記し、[X=A=B]は解がA(=B)に等しいことを表記し、[X!=A=B]は解がA(=B)を除く全部であることを表記し、[A<X<B]は解の範囲がAより大きくBより小さいことを表記し、[A≦X≦B]は解の範囲がA以上B以下であることを表記し、[All Answer]は全部解であることを表記し、[No Answer]は解なしを表記する。
前記不等式演算処理プログラムには、3次不等式についても、全ての解の表記パターンデータが前記2次不等式の場合(22P)と同様に組み込まれる。
これらの解の表記パターンデータは、不等式の演算処理に際して前記演算作業メモリ25(図4参照)に記憶される不等号記号データ25b、係数データ(a,b,c,d)25c、解データ(X1,X2,X3)25dに応じて決定され、当該演算作業メモリ25の不等式の種類データ25eとして記憶される。
図4は、前記関数電卓10において2次不等式[ax2+bx+c]を不等号記号[≦]を選択し係数[a=1,b=−2,c=−4]として演算処理した場合の演算作業メモリ25のデータ内容を示す図である。
次に、前記構成の関数電卓10における不等式の演算機能について、「x2−2x−4≦0」を演算する場合を例にして説明する。
図5は、前記関数電卓10による不等式演算処理を示すフローチャートである。
図6は、前記関数電卓10の不等式演算処理に伴い表示部15に表示される不等式選択画面G1,不等号選択画面G2,係数入力画面G3を示す図である。
キー入力部11のユーザ操作に応じて不等式演算モードに設定されると、先ず、図6(A)に示すように、2次不等式と3次不等式の何れかを番号「1」または「2」により選択するための不等式選択画面G1が表示部15に表示される(ステップS1)。
この不等式選択画面G1において、キー入力部11の数値キー「1」がユーザ入力されることにより今回演算を行うべく2次不等式[ax2+bx+c>0]が選択され、演算作業メモリ25(図4参照)の演算式データ25aとして記憶されると(ステップS1)、続いて、図6(B)に示すように、前記選択された2次不等式の不等号記号を番号「1」〜「4」により選択するための不等号選択画面G2が表示部15に表示される(ステップS2)。
この不等号選択画面G2において、キー入力部11の数値キー「3」がユーザ入力されることにより今回演算を行うべく2次不等式[ax2+bx+c>0]の不等号記号[≦]が選択され、演算作業メモリ25(図4参照)の不等号記号データ25bとして記憶されると(ステップS2)、続いて、図6(C)に示すように、前記選択された2次不等式[ax2+bx+c]の係数a,b,cを数値入力するための係数入力画面G3が表示部15に表示される(ステップS3)。
この係数入力画面G3において、キー入力部11の数値キーがユーザ入力されることにより係数a=1,b=−2,c=−4が入力され、演算作業メモリ25(図4参照)の係数データ25cとして記憶されると(ステップS3)、当該演算作業メモリ25に記憶された2次不等式データ[ax2+bx+c]25a、不等号記号データ[≦]25b、係数データ[a=1,b=−2,c=−4]25cに基づき、当該2次不等式[x2−2x−4≦0]の演算処理が実行され、その解の値[X1=−1.236067977][X2=3.236067977]が求められ、演算作業メモリ25(図4参照)の解データ25dとして記憶される(ステップS4)。
すると、前記演算作業メモリ25(図4参照)に記憶された解データ[X1=−1.236067977][X2=3.236067977]25dと不等号記号データ[≦]25b、係数データ[a=1,b=−2,c=−4]25cに基づき、解の表記パターンデータ(表示形態)[A≦X≦B](図3の22P参照)が決定され、前記演算作業メモリ25の不等式の種類データ25eとして記憶される(ステップS5)。
そして、表示モードデータメモリ26に設定記憶されている表示モードデータが読み出され、演算結果の表示形態として数学的自然表示モード(Math I/O)または電卓的表示モード(Line I/O)の何れが選択されているか判断される(ステップS6)。
ここで、演算結果の表示形態として数学的自然表示モード(Math I/O)が選択設定されていると判断されると、図7における自然表示モード処理へ移行される(ステップSA)。
図7は、前記関数電卓10の不等式演算処理に伴う自然表示モード処理を示すフローチャートである。
図8は、前記関数電卓10の自然表示モード処理に伴う演算結果の表示画面Gaを示す図である。
この自然表示モード処理では、先ず、演算作業メモリ25の不等式の種類データ25eとして記憶されている解の表記パターンデータ(表示形態)[A≦X≦B]に対して、解データ[X1=−1.236067977][X2=3.236067977]25dが代入されて生成された演算結果の表記データ[−1.236067977≦X≦3.236067977]が、図8に示すような演算結果表示画面Gaとして表示される(ステップA1)。この際、2次不等式の演算結果は1行表示とされ、3次不等式の演算結果は2行表示とされる。
すると、前記演算結果表示画面Gaにおいて、その演算結果の表記データ[−1.236067977≦X≦3.236067977]が1行表示にて表示しきれたか否か判断される(ステップA2)。
ここで、前記図8における表示部15による演算結果表示画面Gaにて示すとおり、その演算結果の表記データが1行表示しきれていないと判断された場合には(ステップA2(No))、同図8に示すように、当該演算結果の表記データの表示しきれていない未表示部分の方向を示すカーソルシンボルCuが共に表示される(ステップA3)。
そして、前記演算結果表示画面Gaに表示されたカーソルシンボルCuの示す方向に応じてキー入力部11の右方向のカーソルキー14が操作入力されると、当該演算結果表示画面Gaに表示されている演算結果の表記データ[−1.236067977≦X≦3.236067977]がスクロールされ、その未表示部分が順次表示されるようになる(ステップA4)。
これにより、グラフ表示が行えない3行表示である本実施形態の関数電卓10の表示部15であっても、所望の2次不等式[x2−2x−4≦0]の解の範囲を1行の自然表示にして非常に分かり易く表示することができる。
一方、前記ステップS6において、表示モードデータメモリ26に設定記憶されている表示モードデータが読み出され、演算結果の表示形態として電卓的表示モード(Line I/O)が選択設定されていると判断されると、図9または図11における電卓的パターン表示モード処理[1]または[2]へ移行される(ステップSB)。
図9は、前記関数電卓10の不等式演算処理に伴う電卓的パターン表示モード処理[1]を示すフローチャートである。
図10は、前記関数電卓10の電卓的パターン表示モード処理[1]に伴う演算結果の表示画面Gb1を示す図である。
この電卓的パターン表示モード処理[1]では、先ず、前記演算作業メモリ25の不等式の種類データ25eとして記憶されている今回の2次不等式に応じた解の表記パターンデータ(表示形態)[A≦X≦B]が読み出され、図10に示すように、演算結果の表示画面Gb1として表示部15の上段(1行目)に表示される(ステップB11)。
すると、前記表示部15の上段(1行目)に表示された解の表記パターンデータ(表示形態)[A≦X≦B]のうちの[A]の値として、前記演算作業メモリ25の解データ25dに記憶されている小さい方の解[X1=−1.236067977]が読み出され、図10に示すように、演算結果の表示画面Gb1として同表示部15の中段(2行目)に[A=−1.236067977]として表示される。またこれと共に、前記表示部15の上段(1行目)に表示された解の表記パターンデータ(表示形態)[A≦X≦B]のうちの[B]の値として、前記演算作業メモリ25の解データ25dに記憶されている大きい方の解[X2=3.236067977]が読み出され、図10に示すように、演算結果の表示画面Gb1として同表示部15の下段(3行目)に[B=3.236067977]として表示される(ステップB12)。
ここで、例えば今回演算されたn次不等式が3次不等式であることで前記演算作業メモリ25の不等式の種類データ25eとして記憶されている解の表記パターンデータ(表示形態)に[C]の値が存在すると判断された場合には(ステップB13(Yes))、キー入力部11の縦方向のカーソルキー14が操作入力されるのに応じて、前記[A][B]の値の表示が1段ずつ移動され、当該[C]の値が[C=…]として表示される(ステップB14)。
これにより、グラフ表示が行えない3行表示である本実施形態の関数電卓10の表示部15であっても、所望の2次不等式[x2−2x−4≦0]の解の範囲を計算機的なパターン表示にして非常に分かり易く表示することができる。
図11は、前記関数電卓10の不等式演算処理に伴う電卓的パターン表示モード処理[2]を示すフローチャートである。
図12は、前記関数電卓10の電卓的パターン表示モード処理[2]に伴う演算結果の表示画面Gb2を示す図である。
この電卓的パターン表示モード処理[2]では、先ず、前記演算作業メモリ25の不等式の種類データ25eとして記憶されている今回の2次不等式に応じた解の表記パターンデータ(表示形態)[A≦X≦B]について、その中の解に対応する記号[A][B]を、それぞれ四角形記号[□]L,[□]Rに置き換えた表記パターン[□≦X≦□]を生成し、図12に示すように、演算結果の表示画面Gb2として表示部15の上段(1行目)に表示させる(ステップB21)。
すると、前記表示部15の上段(1行目)に表示された解の表記パターンデータ(表示形態)[□≦X≦□]のうちの最初(左側)の四角形記号Lにカーソル(Cu)が位置する状態で、表示すべき値として、前記演算作業メモリ25の解データ25dに記憶されている小さい方の解[X1=−1.236067977]が読み出され、図12に示すように、演算結果の表示画面Gb2として同表示部15の下段(3行目)にその値のみ[−1.236067977]として表示される(ステップB22)。
ここで、キー入力部11の横方向のカーソルキー14が操作入力されることで、前記解の表記パターンデータ(表示形態)[□≦X≦□]のうちの最初(左側)の四角形記号Lから次(右側)の四角形記号Rへとそのカーソル(Cu)が移動されると(ステップB23(Yes))、表示すべき値として、前記演算作業メモリ25の解データ25dに記憶されている大きい方の解[X2=3.236067977]が読み出され、前記図12で示したように、最初(左側)の四角形記号Lに対応させて表示された小さい方の解[−1.236067977]に替えて、同表示部15の下段(3行目)にその値のみ[3.236067977]として表示される(ステップB24)。
これにより、グラフ表示が行えない3行表示である本実施形態の関数電卓10の表示部15であっても、所望の2次不等式[x2−2x−4≦0]の解の範囲を、当該解の表記対象位置をカーソル操作により自主的に指示して表示させる計算機的なパターン表示にして非常に分かり易く表示することができる。
なお、前記図11,図12で示したように、不等式演算処理に伴う電卓的パターン表示モード処理[2]では、その演算結果の表示画面Gb2において、解の表記パターンデータ(表示形態)[□≦X≦□]を表示部15の上段(1行目)の中央に表示させ、またカーソル(Cu)の位置に対応する解の値も表示部15の下段(3行目)の中央に表示させる構成とした。
これに対し、次の図13に示すように、演算結果の表示画面Gb2′において、解の表記パターンデータ(表示形態)[□≦X≦□]を表示部15の上段(1行目)の左端に寄せて表示させ、またカーソル(Cu)の位置に対応する解の値を表示部15の下段(3行目)の右端に寄せて表示させる構成としてもよい。
図13は、前記関数電卓10の電卓的パターン表示モード処理[2]に伴う他の実施形態の演算結果表示画面Gb2′を示す図であり、同図(A1)(A2)は解の表記パターンデータ[□≦X≦□]による他の実施形態を示す図であり、同図(B1)(B2)は解の表記パターンデータ[□≦X、X≦□]による他の実施形態を示す図である。
なお、前記図12あるいは図13で示した解の表示方式は、上段がドットマトリクス表示で下段が8の字式セグメント表示で構成される電卓において特に有効である。
したがって、前記構成の関数電卓10における不等式の演算機能(電卓的パターン表示モード処理[1])によれば、不等式選択画面G1(図6(A)参照)に従い例えば2次不等式[ax2+bx+c]を選択し、不等号選択画面G2(図6(B)参照)に従い不等号記号[≦]を選択し、係数入力画面G3(図6(C)参照)に従い係数a=1,b=−2,c=−4を入力し、当該2次不等式[x2−2x−4≦0]の演算処理を実行させると、演算作業メモリ25に記憶された解データ[X1=−1.236067977][X2=3.236067977]25dと不等号記号データ[≦]25b、係数データ[a=1,b=−2,c=−4]25cに基づき、解の表記形態を記号と不等号記号で表現するパターンデータ[A≦X≦B](図3の22P参照)が決定される。そして、演算結果の表示形態として電卓的表示モード(Line I/O)が選択設定されている場合には、前記解の表記パターンデータ[A≦X≦B]を表示部15の上段に表示させ、当該パターンデータに示される記号[A][B]に対応する前記解[X1][X2]の数値を表示部15の下段に表示させるので、グラフ表示が行えない3行表示である本実施形態の関数電卓10の表示部15であっても、所望の2次不等式[x2−2x−4≦0]の解の範囲を計算機的なパターン表示にして非常に分かり易く表示することができるようになる。
また、前記構成の関数電卓10における不等式の演算機能(電卓的パターン表示モード処理[2])によれば、前記解の表記形態を記号と不等号記号で表現するパターンデータ[A≦X≦B]の記号[A][B]を、何れも四角形記号[□]L,Rに替えて表示させ、当該四角形記号[□]Lまたは[□]RをカーソルCuにより切り替えて指定することで、対応する前記解[X1][X2]の数値を表示部15の下段に表示させることもできるので、前記同様にグラフ表示が行えない3行表示である本実施形態の関数電卓10の表示部15であっても、解の表記対象位置をカーソル操作により自主的に指示して表示させる計算機的なパターン表示にして非常に分かり易く表示することができるようになる。なお、表示される記号としては四角形に限らず、他の記号、文字であっても構わない。
さらに、前記構成の関数電卓10における不等式の演算機能(自然表示モード処理)によれば、前記不等式演算実行後の演算結果の表示モードが自然表示モード(Math I/O)に選択設定されている場合には、当該演算結果の解[X1][X2]の範囲を例えば[−1.236067977≦X≦3.236067977]として単純にその数値と不等号記号の1行表示で示す数学的な自然表示形式にして表示させることもできるので、前記同様にグラフ表示が行えない3行表示である本実施形態の関数電卓10の表示部15であっても、解の範囲を数学的な自然表示にして非常に分かり易く表示することができるようになる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の不等式計算機の実施形態に係る関数電卓10の外観構成を示す正面図。 前記関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記関数電卓10の記憶装置22に記憶される不等式演算処理プログラムに組み込まれた2次不等式の解の表記パターンデータ22Pを示す図。 前記関数電卓10において2次不等式[ax2+bx+c]を不等号記号[≦]を選択し係数[a=1,b=−2,c=−4]として演算処理した場合の演算作業メモリ25のデータ内容を示す図。 前記関数電卓10による不等式演算処理を示すフローチャート。 前記関数電卓10の不等式演算処理に伴い表示部15に表示される不等式選択画面G1,不等号選択画面G2,係数入力画面G3を示す図。 前記関数電卓10の不等式演算処理に伴う自然表示モード処理を示すフローチャート。 前記関数電卓10の自然表示モード処理に伴う演算結果の表示画面Gaを示す図。 前記関数電卓10の不等式演算処理に伴う電卓的パターン表示モード処理[1]を示すフローチャート。 前記関数電卓10の電卓的パターン表示モード処理[1]に伴う演算結果の表示画面Gb1を示す図。 前記関数電卓10の不等式演算処理に伴う電卓的パターン表示モード処理[2]を示すフローチャートである。 前記関数電卓10の電卓的パターン表示モード処理[2]に伴う演算結果の表示画面Gb2を示す図。 前記関数電卓10の電卓的パターン表示モード処理[2]に伴う他の実施形態の演算結果表示画面Gb2′を示す図であり、同図(A1)(A2)は解の表記パターンデータ[□≦X≦□]による他の実施形態を示す図であり、同図(B1)(B2)は解の表記パターンデータ[□≦X、X≦□]による他の実施形態を示す図。
符号の説明
10 …関数電卓
11 …キー入力部
12 …数値・演算記号キー群
13 …関数機能キー群
14 …カーソルキー
15 …表示部
21 …CPU
22 …記憶装置
22P…解の表記パターンデータ
23 …RAM
24 …表示データメモリ
25 …演算作業メモリ
25a…演算式データ
25b…不等号記号データ
25c…係数データ
25d…解データ
25e…不等式の種類データ
26 …表示モードデータメモリ
Cu …カーソル
L,R…四角形記号

Claims (5)

  1. 不等式を入力する不等式入力手段と、
    この不等式入力手段により入力された不等式の解を演算する不等式演算手段と、
    この不等式演算手段により演算された前記不等式の解と当該不等式の不等記号とに基づき記号と不等記号とを組み合わせた解の表記パターンを決定する解表記パターン決定手段と、
    この解表記パターン決定手段により決定された解の表記パターンを表示部に表示させると共に、当該解の表記パターンの記号に対応するところの前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を同表示部に表示させる解表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする不等式計算機。
  2. 前記解表示制御手段は、
    前記解表記パターン決定手段により決定された解の表記パターンを表示部に表示させると共に、当該解の表記パターンの記号に対応するところの前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を該記号に対応付けて同表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の不等式計算機。
  3. 前記解表示制御手段は、
    前記表示部に表示された解の表記パターンの中の解に相当する記号をユーザ操作に応じて指定する記号指定手段を有し、
    この記号指定手段により指定された解の表記パターンの記号に対応するところの前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を同表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の不等式計算機。
  4. 解の表示モードを計算機的表示モードまたは数学的自然表示モードに設定する表示モード設定手段と、
    この表示モード設定手段により数学的自然表示モードが設定されている場合には、前記解表記パターン決定手段により決定された解の表記パターンの記号に代えて前記演算手段により演算された前記不等式の解の値を代入してなる解の表記を前記表示部に表示させる数学的解表示制御手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の不等式計算機。
  5. 前記数学的解表示制御手段により表示部に表示された解の表記が当該表示部に表示しきれていない場合に、同表示部にスクロール用のシンボルを表示させるシンボル表示制御手段と、
    このシンボル表示制御手段により前記表示部にスクロール用のシンボルが表示された場合に、ユーザ操作に応じて当該表示部に表示されている解の表記をスクロールして表示させるスクロール表示制御手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の不等式計算機。
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