JP4324878B2 - ズームレンズ系及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は新規なズームレンズ系及び撮像装置に関する。詳しくは、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器の撮影光学系に好適なコンパクト性に優れ、広角側から望遠側までをカバーしつつ、被写体距離によらず高い結像性能を有するズームレンズ系及び上記ズームレンズ系を備えた撮像装置に関するものである。
近年、デジタルスチルカメラ等の個体撮像素子を用いた撮像装置が普及しつつある。中でも、デジタルスチルカメラの普及に伴い、コンパクト性に優れ、1本のレンズで広角側から望遠側までをカバーしつつ、かつ、被写体距離によらずズーム全域において高い結像性能を有するズームレンズが求められている。
例えば、特許文献1、特許文献2に記載されたズームレンズにおいては、正負正負正負の6つのレンズ群を設け高変倍化を図っている。
特開平4−146407号公報 特開平11−174324号公報
しかしながら、上記した特許文献1及び特許文献2に記載されたズームレンズは、一眼レフカメラ等の交換レンズに関するものであり、跳ね上げミラーの配置スペース等のための長いバックフォーカスを確保しなければならないために、小型化並びに広角化が困難であった。
本発明は、上記したような問題に鑑み、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラに用いられるコンパクトで広角側から望遠側までカバーしつつ、被写体距離によらずズーム全域において高い結像性能を有するズームレンズ系及び該ズームレンズ系を用いた撮像装置を提供することを課題とする。
本発明ズームレンズ系は、上記した課題を解決するために、物体側より順に配列された少なくとも、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とから成り、上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、
(1)DW(1-2) <DT(1-2)
(2)DW(2-3) >DT(2-3)
(3)DW(5-6) DT(5-6)
かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われ、
上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足し、
(6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足する。
(7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
また、本発明撮像装置は、複数の群から成り群間隔を変えることにより変倍を行うズームレンズ系と、上記ズームレンズ系により形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、上記ズームレンズ系は、物体側より順に配列された少なくとも、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とから成り、上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、
(1)DW(1-2) <DT(1-2)
(2)DW(2-3) >DT(2-3)
(3)DW(5-6) DT(5-6)
かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われ、
上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足し、
(6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足する。
(7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
従って、本発明ズームレンズ系にあっては、小型で高倍率とすることが可能であり、また、本発明撮像装置にあっては、本発明ズームレンズ系を使用することにより、小型に構成できると共に、広角域から望遠域まで高倍率による撮影が可能になる。
本発明ズームレンズ系は、物体側より順に配列された少なくとも、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とから成り、上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、
(1)DW(1-2) <DT(1-2)
(2)DW(2-3) >DT(2-3)
(3)DW(5-6) DT(5-6)
かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われ、
上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足し、
(6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足することを特徴とする。
(7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
また、本発明撮像装置は、複数の群から成り群間隔を変えることにより変倍を行うズームレンズ系と、上記ズームレンズ系により形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、上記ズームレンズ系は、物体側より順に配列された少なくとも、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とから成り、上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、
(1)DW(1-2) <DT(1-2)
(2)DW(2-3) >DT(2-3)
(3)DW(5-6) DT(5-6)
かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われ、
上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足し、
(6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足することを特徴とする。
(7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
従って、本発明ズームレンズ系にあっては、少なくとも6個のレンズ群を設け、変倍時に各レンズ群の群間隔を変化させることにより、レンズ全系の移動量が比較的少ないコンパクトで且つ高倍率のズームレンズ系を達成できる。また、レンズ径の小さい第4レンズ群GR4をフォーカス群とすることで、フォーカス群の駆動系をコンパクトにすることができ、ひいてはAF(オートフォーカス)速度の高速化が可能になる。また、被写体距離の変動に際して発生する球面収差を始めとする諸収差をより効果的に補正して全ての撮影距離において良好な結像性能が得られると共に、レンズ前玉径の大型化を防ぎつつ広角化が阻害されず、また、最小絞り時にゴミ等が目立たないようにすることが出来る。
そして、本発明撮像装置は、本発明ズームレンズ系を使用することにより、小型でありながら、広角域から望遠域まで高い変倍率による撮影が可能になり、また、高速AFにより使い勝手が良好となり、シャッターチャンスを的確に捉えることが可能になる。また、被写体距離の変動に際して発生する球面収差を始めとする諸収差をより効果的に補正して全ての撮影距離において良好な結像性能が得られると共に、レンズ前玉径の大型化を防ぎつつ広角化が阻害されず、また、最小絞り時にゴミ等が目立たないようにすることが出来る。
請求項2及び請求項に記載した発明にあっては、変倍に際し、上記第3レンズ群GR3と第5レンズ群GR5とが光軸上に沿って、一体的に移動するので、第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5を1つのカム筒で構成することができ、その中でフォーカス群である第4レンズ群GR4を動かすようにすれば、メカ構成が容易になるだけでなく、製造上の公差が厳しくなりがちな第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5の相対的な位置出しが容易になる。
請求項3及び請求項に記載した発明にあっては、上記第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5の間隔が条件式(4)DW(3-4) <DT(3-4)、(5)DW(4-5) >DT(4-5)を満足するので、被写体距離に関わりなく、ズーミング領域及びフォーカシング領域で高い結像性能を有する。
請求項及び請求項に記載した発明にあっては、上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズを1つずつ有するので、負レンズで周辺光線を跳ね上げ、正レンズで抑えてあげることで、歪曲収差を抑えつつ、広角化が容易になり、撮像素子への入射角度も緩やかにすることができると共に、倍率色収差も効果的に補正することができる。また、第6レンズ群GR6の望遠端における横倍率をβtg6としたとき、条件式(8)1.1 <βtg6 < 2.0を満足するので、レンズ全系の小型化が達成可能になり、さらに、より近距離での撮影が可能になる。
請求項及び請求項10に記載した発明にあっては、上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズとを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の広角端における横倍率をβwg6としたとき、条件式(9)1.05 <βwg6 < 1.5を満足するので、レンズ全系の大型化をさけつつ、第6レンズ群GR6の移動による拡大率を所定の値に確保することが出来る。
以下に、本発明ズームレンズ系及び撮像装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
本発明ズームレンズ系は、少なくとも物体側より順に配列された、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、弱い屈折力(「弱い屈折力」には、「屈折力=0」、すなわち、軸上において屈折力を有しない場合をも含む)を有する第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とを含み、上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われる。
(1)DW(1-2) <DT(1-2)
(2)DW(2-3) >DT(2-3)
(3)DW(5-6) >DT(5-6)
上記したように、少なくとも6個のレンズ群を設け、変倍時に各レンズ群間隔を変化させることにより、レンズ全系の移動量が比較的少ないコンパクトでかつ高倍率なズームレンズ系を達成することができる。また、第4レンズ群GR4をフォーカス群とすることによって、従来の第1レンズ群や第2レンズ群をフォーカス群とする場合に比較してフォーカス群を小型に構成することができると共に撮影距離によらず高い結像性能を達成することが出来、さらに、フォーカス群の駆動機構を小型に構成することが出来る。さらにまた、フォーカス群を高速に且つ高い停止精度で移動させることが出来るため、高速AF(オートフォーカス)が可能になり、高い結像性能を得ることができる。
上記条件式(1)は広角端から望遠端への変倍に際しての、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の間隔を規定するものであり、上記条件式(2)は広角端から望遠端への変倍に際しての、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の間隔を規定するものであり、これらを満足することで広角端から望遠端まで大きな変倍作用をもたすことができる。
上記条件式(3)は広角端から望遠端への変倍に際しての、第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6との間の間隔を規定するものであり、これらを満足することで諸収差を良好に補正しつつ、変倍作用をもたせることができる
変倍に際し上記第3レンズ群GR3と第5レンズ群GR5が光軸上に沿って、一体的に移動することが望ましい。これによって第3、4、5レンズ群GR3、GR4、GR5を1つのカム筒で構成することができ、その中でフォーカス群である第4レンズ群GR4を動かすようにすれば、メカ構成上容易になるだけでなく、製造上の公差が厳しくなりがちな第3、4、5レンズ群GR3、GR4、GR5の相対的な位置出しが容易になる。
上記第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5の間隔が以下の条件式(4)、(5)を満足することが望ましい。
(4)DW(3-4) <DT(3-4)
(5)DW(4-5) >DT(4-5)
上記条件式(4)は広角端から望遠端への変倍に際しての、第3レンズ群GR3とフォーカス群である第4レンズ群GR4との間の間隔を規定するものであり、上記条件式(5)は広角端から望遠端への変倍に際しての、フォーカス群である第4レンズ群GR4と第5レンズ群GR5との間の間隔を規定するものであり、これらを満足することでフォーカシング時のフォーカシングレンズ群である第4レンズ群GR4の移動量を確保しつつ、フォーカシングによる像面湾曲の変動を抑えるばかりでなく、被写体距離の変化により発生する球面収差の変動を、フォーカスレンズ群の前後の間隔を変化させることによって、逆方向に発生させて打ち消すことで、良好に補正することができる。
上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
上記フォーカス群である第4レンズ群GR4のフォーカシング時の移動による球面収差の変動を打ち消すように、上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を有することにより、被写体距離が無限遠から近接まで変化しても、球面収差の変動を小さくして、すべての撮影距離において良好な結像性能が得られる。
上記条件式(6)は弱い屈折力を有する第5レンズ群GR5の焦点距離とレンズ全系における広角端の焦点距離との比率を規定するものである。fw/fg5の値が−0.4を下回ると、第5レンズ群GR5の負のパワーが強くなりすぎて、フォーカス群である第4レンズ群GR4の移動量に対する像面変動量が大きくなり、AF制御上好ましくない。また、fw/fg4の値が0.4を上回るとフォーカス群である第4レンズ群GR4の正のパワーを弱くする必要があり、フォーカシング時の第4レンズ群GR4の可動範囲が大きくなり、レンズ系全体の小型化が困難になる。
広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
(7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
上記条件式(7)は広角端におけるバックフォーカス長と、広角端におけるレンズ全系の焦点距離との比率を規定するものである。即ち、Twbf/fwの値が0.2を下回ると、ローパスフィルタ(LPF)や赤外線遮蔽(IR)ガラスが撮像素子面に非常に近くなり、最小絞り時にLPFやIRガラスに付着したゴミやLPFやIRガラスの欠陥が目立ちやすくなる。また、Twbf/fwの値が1.2を上回ると、レンズ前玉径が大きくなり、小型化が困難になるだけでなく、広角化が困難になる。
上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の望遠端における横倍率をβtg6としたとき、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
(8)1.1 <βtg6 < 2.0
物体側から順に少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズとを1つずつ有することによって、負レンズで周辺光線を跳ね上げ、正レンズで抑えてあげることで、歪曲収差を抑えつつ、広角化が容易になり、撮像素子への入射角度も緩やかにすることができる。また、倍率色収差も効果的に補正することができる。
上記条件式(8)は望遠端における第6レンズ群GR6の横倍率を規定するものである。これによって、像を一気に拡大することができるため、レンズ全系を小型化することが可能になる。また、第6レンズ群GR6が大きな倍率を有することにより、大型撮像素子を使用する場合でもより近距離側までの撮影が可能になり、最至近距離を稼ぐことができる。βtg6の値が1.1を下回ると、第6レンズ群GR6による拡大率が小さくなり、レンズ全系の小型化が困難になるだけでなく、最近接距離も遠くなってしまう。また、βtg6の値が2.0を上回ると、レンズの組み付け精度が非常に厳しくなり製造上好ましくない。
上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズとを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の広角端における横倍率をβwg6としたとき、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
(9)1.05 <βwg6 < 1.5
上記条件式(9)は広角端における第6レンズ群GR6の倍率を規定するものである。βwg6の値が1.05を下回ると、第6レンズ群GR6による拡大率が小さくなり、レンズ全系の小型化が困難になる。また、βwg6の値が1.5を上回ると、レンズの組み付け精度が非常に厳しくなるとともに、第6レンズ群GR6の移動による倍率を確保することが困難となり、レンズ全系が大型化する。
上記第2レンズ群GR2を構成するレンズの各面のうち、少なくとも1の面を非球面によって構成することが望ましい。これにより、広角端における歪曲収差やコマ収差を効果的に補正することができ、コンパクト化と高性能化を達成することができる。
上記第6レンズ群GR6を構成するレンズの各面のうち、少なくとも1の面を非球面によって構成することが望ましい。これにより、周辺域での像面湾曲やコマ収差を効果的に補正することが可能となる。
以下に、本発明ズームレンズ系の3つの実施の形態及びこれら実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例について図1乃至図12及び表1乃至表11を参照して説明する。
なお、各実施の形態において非球面が用いられるが、非球面形状は次の数1式によって表される。
Figure 0004324878
ここで、
y:光軸と垂直な方向の高さ
x:レンズ面頂点からの光軸方向の距離
c:レンズ頂点での近軸曲率
K:コーニック定数
:第i次の非球面係数
である。
図1は本発明ズームレンズ系の第1の実施の形態1によるレンズ構成を示しており、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4、負の屈折力を有する第5レンズ群GR5、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6が配列されて成り、広角端から望遠端への変倍に際し、上記各レンズ群は図1の上段に示す状態から下段に示す状態へと実線で示すように光軸上を移動する。
第1レンズ群GR1は、物体側より順に配列された、負レンズG1と正レンズG2との接合レンズ及び正レンズG3で構成されている。第2レンズ群GR2は、物体側より順に配列された、物体側に複合非球面を有する負レンズG4と、負レンズG5と、正レンズG6と、負レンズG7で構成されている。第3レンズ群GR3は、物体側より順に配列された、両面に非球面を有する正レンズG8と、絞りSと、負レンズG9で構成されている。第4レンズ群GR4は、正レンズG10と負レンズG11との接合レンズで構成されている。第5レンズ群GR5は、物体側に非球面を有する負レンズG12で構成される。第6レンズ群GR6は、物体側より順に配列された、負レンズG13と、物体側に非球面を有する正レンズG14で構成されている。
また、この第1の実施の形態及び後述する第2、第3の実施の形態において、ズームレンズ系の最終レンズ面と撮像面IMGとの間に平行平面板状のローパスフィルタLPFが介挿されている。なお、上記ローパスフィルターLPFとしては、所定の結晶軸方向が調整された水晶等を材料とする複屈折型ローパスフィルターや、必要とされる光学的な遮断周波数の特性を回折効果により達成する位相型ローパスフィルター等の適用が可能である。
表1に上記した第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の諸元の値を掲げる。この数値実施例1及び後に説明する各数値実施例の諸元表中の面No.は物体側からi番目の面を示し、Rは第i番目の面の曲率半径、Dは第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔、Ndは物体側に第i番目の面を有する硝材のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率、Vdは物体側に第i番目の面を有する硝材のd線に対するアッベ数を示す。また、「ASP」で示した面は非球面であることを示す。曲率半径「INFINITY」は平面であることを示す。
Figure 0004324878
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔D5、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔D14、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔D19、第4レンズ群GR4と第5レンズ群GR5との間の面間隔D22、第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6との間の面間隔D24、第6レンズ群GR6とローパスフィルタLPFとの間の面間隔D28が変化する。そこで、表2に上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値を焦点距離f、FナンバーFno.及び半画角ωと共に示す。
Figure 0004324878
第6面、第15面、第16面、第23面及び第27面の各レンズ面は非球面で構成されており、非球面係数は表3に示す通りである。なお、表3及び以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E-05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 0004324878
図2乃至図4に上記数値実施例1の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図2は広角端(f=14.74)、図3は広角端と望遠端との中間焦点距離(f=33.96)、図4は望遠端(f=78.21)における諸収差図を示すものである。
図2乃至図4の各収差図において、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、一点鎖線がC線、点線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線Sがサジタル、点線Mがメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
上記数値実施例1にあっては、後述する表10及び表11に示すように、条件式(1)乃至(9)を満足し、また、各収差図に示すように、広角端、広角端と望遠端との中間焦点距離及び望遠端において、各収差ともバランス良く補正されている。
図5は本発明ズームレンズ系の第2の実施の形態2によるレンズ構成を示しており、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR3、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4、正の屈折力を有する第5レンズ群GR5、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6が配列されて成り、広角端から望遠端への変倍に際し、上記各レンズ群は図5の上段に示す状態から下段に示す状態へと実線で示すように光軸上を移動する。
第1レンズ群GR1は、物体側より順に配列された、負レンズG1と正レンズG2との接合レンズと、正レンズG3で構成されている。第2レンズ群GR2は物体側から順に配列された、物体側に複合非球面を有する負レンズG4と、負レンズG5と正レンズG6との接合レンズと、負レンズG7で構成されている。第3レンズ群GR3は、物体側から順に配列された、両面に非球面を有する正レンズG8と、絞りSと、負レンズG9で構成されている。第4レンズ群GR4は、正レンズG10と負レンズG11との接合レンズで構成されている。第5レンズ群GR5は、物体側に非球面を有する負レンズG12で構成される。第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された、負レンズG13と、両面に非球面を有する正レンズG14で構成されている。
表4に上記した第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の諸元の値を掲げる。
Figure 0004324878
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔D5、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔D13、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔D18、第4レンズ群GR4と第5レンズ群GR5との間の面間隔D21、第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6との間の面間隔D23、第6レンズ群GR6とローパスフィルタLPFとの間の面間隔D27が変化する。そこで、表5に上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値を焦点距離f、FナンバーFno.及び半画角ωと共に示す。
Figure 0004324878
第6面、第14面、第15面、第22面、第26面及び第27面の各レンズ面は非球面で構成されており、非球面係数は表6に示す通りである。
Figure 0004324878
図6乃至図8に上記数値実施例2の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図6は広角端(f=14.73)、図7は広角端と望遠端との中間焦点距離(f=33.94)、図8は望遠端(f=78.21)における諸収差図を示すものである。
図6乃至図8の各収差図において、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、一点鎖線がC線、点線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線Sがサジタル、点線Mがメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
上記数値実施例2にあっては、後述する表10及び表11に示すように、条件式(1)乃至(9)を満足し、また、各収差図に示すように、広角端、広角端と望遠端との中間焦点距離及び望遠端において、各収差ともバランス良く補正されている。
図9は本発明ズームレンズ系の第3の実施の形態3によるレンズ構成を示しており、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR3、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4、正の屈折力を有する第5レンズ群GR5、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6が配列されて成り、広角端から望遠端への変倍に際し、上記各レンズ群は図9の上段に示す状態から下段に示す状態へと実線で示すように光軸上を移動する。
第1レンズ群GR1は、正レンズG1で構成されている。第2レンズ群GR2は、物体側から順に配列された、負レンズG2と、像側に複合非球面を有する負レンズG3と、正レンズG4で構成されている。第3レンズ群GR3は、物体側から順に配列された、両面に非球面を有する正レンズG5と、絞りSと、負レンズG6で構成されている。第4レンズ群GR4は、正レンズG7と負レンズG8との接合レンズで構成されている。第5レンズ群GR5は、物体側に非球面を有する負レンズG9で構成される。第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された、負レンズG10と、正レンズG11と正レンズG12で構成されている。
表7に上記した第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の諸元の値を掲げる。
Figure 0004324878
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔D2、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔D9、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔D14、第4レンズ群GR4と第5レンズ群GR5との間の面間隔D17、第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6との間の面間隔D19、第6レンズ群GR6とローパスフィルタLPFとの間の面間隔D25が変化する。そこで、表8に上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値を焦点距離f、FナンバーFno.及び半画角ωと共に示す。
Figure 0004324878
第7面、第10面、第11面、及び第18面の各レンズ面は非球面で構成されており、非球面係数は表9に示す通りである。
Figure 0004324878
図10乃至図12に上記数値実施例3の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図10は広角端(f=14.73)、図11は広角端と望遠端との中間焦点距離(f=32.05)、図12は望遠端(f=69.72)における諸収差図を示すものである。
図10乃至図12の各収差図において、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、一点鎖線がC線、点線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線Sがサジタル、点線Mがメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
上記数値実施例3にあっては、後述する表10及び表11に示すように、条件式(1)乃至(9)を満足し、また、各収差図に示すように、広角端、広角端と望遠端との中間焦点距離及び望遠端において、各収差ともバランス良く補正されている。
上記各数値実施例1乃至3の条件式(6)乃至(9)対応値を表11に示す。
Figure 0004324878
なお、上記各実施の形態で示すズームレンズの各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ(つまり、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ)のみで構成されているが、これに限らず、例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ等で各レンズ群を構成してもよい。
また、光学的なパワーを有しない面(例えば、反射面、屈折面、回折面)を光路中に配置することにより、ズームレンズ系の前後又は途中で光路を折り曲げるようにしてもよい。折り曲げ位置は必要に応じて設定すればよく、光路の適正な折り曲げにより、カメラの見かけ上の薄型化を達成することが可能である。
また、レンズ系を構成するレンズ群のうち、1つ又は複数のレンズ群、あるいは1つのレンズ群の一部を光軸にほぼ垂直な方向にシフトさせることにより、像をシフトさせることも可能であり、カメラのブレを検出する検出系、上記レンズ群をシフトさせる駆動系、検出系の出力に従って駆動系にシフト量を与える制御系と組合せることにより、防振光学系として機能させることが可能である。
特に、本発明においては、第3、4、5レンズ群の一部、あるいは全体を光軸にほぼ垂直な方向にシフトさせることにより、少ない収差変動で像をシフトさせることが可能である。第3レンズ群は開口絞りの近傍に配置されるので、軸外光束が光軸付近を通過するので、シフトさせた際に発生するコマ収差の変動が少ないからである。
図13に本発明撮像装置の実施の形態を示す。
撮像装置10はズームレンズ20を備え、ズームレンズ20によって形成した光学像を電気信号に変換する撮像素子30を有する。なお、撮像素子30としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を使用したものが適用可能である。上記ズームレンズ20には本発明にかかるズームレンズ系を適用することができ、図13では、図1に示した第1の実施の形態にかかるズームレンズ1の各レンズ群を単レンズに簡略化して示してある。勿論、第1の実施の形態にかかるズームレンズ1だけでなく、第2の実施の形態乃至第3の実施の形態にかかるズームレンズ2、3や本明細書で示した実施の形態以外の形態で構成された本発明ズームレンズ系を使用することができる。
上記撮像素子30によって形成された電気信号は映像分離回路40によってフォーカス制御用の信号が制御回路50に送られ、映像用の信号は映像処理回路へと送られる。映像処理回路へ送られた信号は、その後の処理に適した形態に加工されて、表示装置による表示、記録媒体への記録、通信手段による転送等々種々の処理に供される。
制御回路50には、例えば、フォーカスリングやフォーカススイッチの操作等、外部からの操作信号が入力され、該操作信号に応じて種々の処理が為される。例えば、フォーカススイッチによるフォーカス指令が入力されると、指令に基づく焦点距離状態とすべく、ドライバ回路60を介して駆動部70を動作させて、第4レンズ群GR4を所定の位置へと移動させる。各センサ80によって得られた第4レンズ群GR4の位置情報は制御回路50に入力されて、ドライバ回路60へ指令信号を出力する際に参照される。また、AF時においては制御回路50は上記映像分離回路40から送られた信号に基づいてフォーカス状態をチェックし、最適なフォーカス状態が得られるように、例えば、第4レンズ群GR4をドライバ回路60を介して制御する。
上記した撮像装置10は、具体的製品としては、各種の形態を採りうる。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラが組み込まれた携帯電話、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等々のデジタル入出力機器のカメラ部等として、広く適用することができる。
なお、上記した各実施の形態及び数値実施例において示された各部の具体的形状及び数値は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
小型軽量で、且つ、広角側から望遠側までをカバーしつつ、高速AFに最適で撮影距離によらず高い結像性能を有するズームレンズ系及び該ズームレンズ系を使用した撮像装置を提供することが出来、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等に広く利用することが出来る。
本発明ズームレンズ系の第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図3及び図4と共に本発明ズームレンズ系の第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の各種収差図を示すものであり、本図は広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 中間焦点距離における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 本発明ズームレンズ系の第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図7及び図8と共に本発明ズームレンズ系の第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の各種収差図を示すものであり、本図は広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 中間焦点距離における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 本発明ズームレンズ系の第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図11及び図12と共に本発明ズームレンズ系の第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の各種収差図を示すものであり、本図は広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 中間焦点距離における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示すものである。 本発明撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
GR1…第1レンズ群、GR2…第2レンズ群、GR3…第3レンズ群、GR4…第4レンズ群、GR5…第5レンズ群、GR6…第6レンズ群、1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、10…撮像装置、20…ズームレンズ、30…撮像素子

Claims (10)

  1. 物体側より順に配列された少なくとも、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とから成り、
    上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、
    広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、
    (1)DW(1-2) <DT(1-2)
    (2)DW(2-3) >DT(2-3)
    (3)DW(5-6) DT(5-6)
    かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われ、
    上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足し、
    (6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
    広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足するズームレンズ系。
    (7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
  2. 変倍に際し、上記第3レンズ群GR3と第5レンズ群GR5とが光軸上に沿って、一体的に移動する請求項1に記載のズームレンズ系。
  3. 上記第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5の間隔が以下の条件式(4)、(5)を満足する請求項1又は2に記載のズームレンズ系。
    (4)DW(3-4) <DT(3-4)
    (5)DW(4-5) >DT(4-5)
  4. 上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の望遠端における横倍率をβtg6としたとき、以下の条件式(8)を満足する請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ系。
    (8)1.1 <βtg6 < 2.0
  5. 上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズとを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の広角端における横倍率をβwg6としたとき、以下の条件式(9)を満足する請求項に記載のズームレンズ系。
    (9)1.05 <βwg6 < 1.5
  6. 複数の群から成り群間隔を変えることにより変倍を行うズームレンズ系と、上記ズームレンズ系により形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、
    上記ズームレンズ系は、物体側より順に配列された少なくとも、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4と、第5レンズ群GR5と、負の屈折力を有する第6レンズ群GR6とから成り、
    上記各レンズ群の間の間隔を変化させることにより変倍を行い、
    広角端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDW(i-j) 、望遠端における第iレンズ群と第jレンズ群との間の群間隔をDT(i-j) としたとき、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、
    (1)DW(1-2) <DT(1-2)
    (2)DW(2-3) >DT(2-3)
    (3)DW(5-6) DT(5-6)
    かつ、上記第4レンズ群GR4が光軸方向に移動することによってフォーカシングが行われ、
    上記第5レンズ群GR5は少なくとも1面の非球面を持つ1枚のレンズで構成され、第5レンズ群GR5の焦点距離をfg5、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(6)を満足し、
    (6)-0.4 < fw/fg5 < 0.4
    広角端におけるバックフォーカス(空気換算長)をTwbfとし、全系の広角端での焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(7)を満足する撮像装置。
    (7)0.2 < Twbf/fw < 1.2
  7. 変倍に際し、上記第3レンズ群GR3と第5レンズ群GR5とが光軸上に沿って、一体的に移動する請求項に記載の撮像装置。
  8. 上記第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5の間隔が以下の条件式(4)、(5)を満足する請求項又は請求項に記載の撮像装置。
    (4)DW(3-4) <DT(3-4)
    (5)DW(4-5) >DT(4-5)
  9. 上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の望遠端における横倍率をβtg6としたとき、以下の条件式(8)を満足する請求項又は請求項に記載の撮像装置。
    (8)1.1 <βtg6 < 2.0
  10. 上記第6レンズ群GR6は、物体側から順に配列された少なくとも負の屈折力を有する負レンズと正の屈折力を有する正レンズとを1つずつ有し、第6レンズ群GR6の広角端における横倍率をβwg6としたとき、以下の条件式(9)を満足する請求項に記載の撮像装置。
    (9)1.05 <βwg6 < 1.5
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