JP7373331B2 - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents
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Description
0.25< Ft/(Lw×FNOt) <0.50 ・・・・・(1)
2.00<(Lw-Fw)/(Ft×tan(ωt))<5.50・・・・・(2)
0.80< Lpw/|Fnt| < 3.50 ・・・・・(3)
但し、
Ft :当該ズームレンズの望遠端における焦点距離
Lw :当該ズームレンズの広角端における光学全長
FNOt:当該ズームレンズの望遠端におけるFナンバー
Fw :当該ズームレンズの広角端における焦点距離
ωt :当該ズームレンズの望遠端における半画角
Lpw :広角端における前記レンズ群Gpの最物体側面から最像側面までの光軸上の長さ
Fnt :前記レンズ群Gnの望遠端における焦点距離
(1)レンズ群G1
レンズ群G1は正の屈折力を有するレンズ群であり、当該ズームレンズを実質的に構成する複数のレンズ群のうち、最も物体側に配置されるレンズ群である。レンズ群G1の構成は特に限定されるものではないが、レンズ群G1を2枚以上のレンズから構成することが、レンズ群G1における諸収差、特に球面収差の発生を抑制する上で好ましい。例えば、レンズ群G1を少なくとも2枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズとから構成すれば、諸収差、特に球面収差及び色収差の発生を抑制することができるためより好ましい。
レンズ群G2は負の屈折力を有するレンズ群であり、上記レンズ群G1の像側に、レンズ群G1と隣接して配置される。レンズ群G2は負の屈折力を有するため、負レンズを少なくとも1枚有する。レンズ群G2の構成は特に限定されるものではないが、レンズ群G2を3枚以上のレンズから構成することが、レンズ群G2における諸収差、特に像面湾曲の発生を抑制する上で好ましい。例えば、レンズ群G2を少なくとも2枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとから構成すれば、諸収差、特に像面湾曲及び色収差の発生を抑制することができるためより好ましい。
レンズ群Gpは1又は2以上のレンズ群から構成され、全体として正の屈折力を有する。レンズ群Gpはレンズ群G2の像側に隣接して配置される。レンズ群Gpは全体として正の屈折力を有する限り、レンズ群Gpを構成するレンズ群の数やレンズ群Gpを構成する各レンズ群の屈折力の符号等は特に限定されるものではない。例えば、当該レンズ群Gpを正の屈折力を有する1つのレンズ群から構成してもよいし、2以上の正の屈折力を有するレンズ群から構成してもよいし、1以上の正の屈折力を有するレンズ群と1以上の負の屈折力を有するレンズ群とから構成してもよい。但し、当該ズームレンズの小型化を図る上で、レンズ群Gpを構成するレンズ群の数は3以下とすることがより好ましい。
レンズ群Gnは2以上のレンズ群から構成され、全体として負の屈折力を有する。レンズ群Gnは、その最も物体側に負の屈折力を有するレンズ群Gfを備え、レンズ群Gfの像側に1以上のレンズ群を備える。すなわち、レンズ群Gnは、レンズ群Gpの像側にレンズ群Gpに隣接して配置されるレンズ群Gfと、このレンズ群Gfの像側に配置される1以上のレンズ群とから構成される。
まず、レンズ群Gfについて説明する。レンズ群Gfは負の屈折力を有する限り、その具体的な構成は特に限定されるものではない。当該ズームレンズでは、正の屈折力を有するレンズ群G1、負の屈折力を有するレンズ群G2、正の屈折力を有するレンズ群Gp、負の屈折力を有するレンズ群Gnという屈折力配置を採用している。このような屈折力配置を採用しつつ、レンズ群Gnの最も物体側に負の屈折力を有するレンズ群Gfを配置することにより、当該ズームレンズを構成する他のレンズ群と比較すると、レンズ群Gfのレンズ径を小さくすることができる。従って、当該レンズ群Gfをフォーカス群として用いることで、フォーカス群の小型化及び軽量化を図ると共に、フォーカス群を駆動するための機構の小型化及び軽量化を図ることができる。そのため、ズームレンズユニット全体の小型化及び軽量化を図ることが容易になる。この場合、レンズ群Gfは2枚以下のレンズから構成することがより好ましい。さらに、レンズ群Gfを1枚の正レンズと1枚の負レンズとから構成すれば、フォーカス群の小型化及び軽量化を図ると共に、無限遠から近接物体への合焦時に発生する諸収差、特に色収差を抑制することができるためより好ましい。
レンズ群Gfの物体側に配置されるレンズ群は1以上であればよい。上記レンズ群Gfとその他のレンズ群とを含んだ状態でレンズ群Gfが全体として負の屈折力を有する限り、レンズ群Gnを構成するレンズ群Gf以外のレンズ群の数や屈折力の符号等は特に限定されるものではない。
当該ズームレンズにおいて、開口絞りの配置は特に限定されるものではない。但し、ここでいう開口絞りは、当該ズームレンズの光束径を規定する開口絞り、すなわち当該ズームレンズのFナンバーを規定する開口絞りをいう。
(1)変倍時の動作
当該ズームレンズでは、互いに隣接するレンズ群の空気間隔を変化させることで変倍する。ここで、変倍の際に、少なくとも互いに隣接する各レンズ群の空気間隔が変化すればよく、当該ズームレンズを構成する全てのレンズ群を光軸方向に移動させてもよいし、一部のレンズ群を光軸方向に固定し、他のレンズ群を光軸方向に移動させてもよく、個々のレンズ群の移動の有無及び移動の方向は特に限定されるものではない。
当該ズームレンズにおいて、無限遠から近接物体への合焦時にレンズ群Gfを光軸上を移動可能に構成し、レンズ群Gfをフォーカス群とすることが好ましい。合焦時におけるレンズ群Gfの移動の方向は特に限定されるものではないが、例えば、無限遠から近接物体への合焦の際に、レンズ群Gfを像側に移動させるようにすることができる。
当該ズームレンズにおいて、光軸と略直交する方向へ移動させることで像シフトさせることが可能な防振レンズ群を設けてもよい。防振レンズ群の配置は特に限定されるものではなく、当該ズームレンズを構成する各レンズ群のうちいずれかのレンズ群全部又は一部としてもよいし、さらに、当該ズームレンズが複数の防振レンズ群を有するように構成してもよい。
当該ズームレンズでは、上述した構成を採用すると共に、次に説明する条件式を一つ以上満足することが好ましい。
0.25< Ft/(Lw×FNOt) <0.50 ・・・・・(1)
但し、
Ft :当該ズームレンズの望遠端における焦点距離
Lw :当該ズームレンズの広角端における光学全長
FNOt:当該ズームレンズの望遠端におけるFナンバー
2.00<(Lw-Fw)/(Ft×tan(ωt))<5.50・・・・・(2)
但し、
Fw :当該ズームレンズの広角端における焦点距離
ωt :当該ズームレンズの望遠端における半画角
0.80< Lpw/|Fnt| < 3.50 ・・・・・(3)
但し、
Lpw :広角端における前記レンズ群Gpの最物体側面から最像側面までの光軸上の長さ
Fnt :前記レンズ群Gnの望遠端における焦点距離
0.40 < |Fnt|/Fpt < 1.60 ・・・・・(4)
但し、
Fpt : レンズ群Gpの望遠端における焦点距離
1.00 < Fw/|F2| < 4.50 ・・・・・(5)
但し、
F2 : レンズ群G2の焦点距離
0.15 < |F2|/Lw < 0.40 ・・・・・(6)
但し、
F2 : レンズ群G2の焦点距離
0.20 < F1/Ft < 1.50 ・・・・・(7)
但し、
F1 : レンズ群G1の焦点距離
1.00 < F1/Fw < 3.00 ・・・・・(8)
上記条件式(8)は、レンズ群G1の焦点距離と当該ズームレンズの広角端における焦点距離を規定する式である。条件式(8)を満足することで、当該ズームレンズの大型化を抑制しつつ、広角端における画角を広げることが容易になる。また、諸収差の補正を少ないレンズ枚数で行うことができ、光学性能の高い小型のズームレンズを実現することができる。
60 < ν2nmax < 110 ・・・・・(9)
但し、
ν2nmax : レンズ群G2に含まれる負レンズのd線におけるアッベ数の最大値
0.50 < (β2t/β2w)/Z < 1.20 ・・・・・(10)
但し、
Z = Ft/Fw
β2w : レンズ群G2の広角端無限遠合焦時における横倍率
β2t : レンズ群G2の望遠端無限遠合焦時における横倍率
0.50 < Fpt/|Ff| < 1.50 ・・・・・(11)
但し、
Fpt : 前記レンズ群Gpの望遠端における焦点距離
Ff : 前記レンズ群Gfの焦点距離
0.20 < R1f/Ft < 100.00 ・・・・・(12)
但し、
R1f : 前記レンズ群G1の最物体側面の曲率半径
なお、レンズ面の曲率半径についての符号は、そのレンズ面の光軸上の球面中心がレンズ面の頂点(レンズ面と光軸との交点)よりも像側にあるときそのレンズ面の曲率半径の符号を正とし、物体側にあるときはその符号を負とする。
0.25<(Rff+Rfr)/(Rff-Rfr)<2.50 ・・・・・(13)
但し、
Rff : 前記レンズ群Gfの最物体側面の曲率半径
Rfr : 前記レンズ群Gfの最像側面の曲率半径
0.25 < D12t/Fw < 1.20 ・・・・・(14)
但し、
D12t : 望遠端におけるレンズ群G1の最像側面からレンズ群G2の最物体側面の光軸上の長さ
次に、本件発明に係る撮像装置について説明する。本件発明に係る撮像装置は、上記本件発明に係るズームレンズと、当該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えたことを特徴とする。なお、撮像素子はズームレンズの像側に設けられることが好ましい。
図1に、実施例1のズームレンズの広角端における無限遠合焦時のレレンズ断面図を示す。図中に示す「IMG」は結像面であり、具体的にはCCDセンサ、CMOSセンサ等の固体撮像素子の撮像面、或いは、銀塩フィルムのフィルム面等を表す。また、結像面IMGの物体側にはカバーガラス「CG」等の実質的な屈折力を有さない平行平板を備える。これらの点は、他の実施例で示す各レンズ断面図においても同様であるため、以下では説明を省略する。
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表1に、実施例1のズームレンズの面データを示す。表中の「面番号」は物体側から数えたレンズ面の順番、「r」は曲率半径、「d」は光軸上のレンズ厚さ又はレンズ間隔、「Nd」はd線における屈折率、「νd」はd線におけるアッベ数、「φ」はレンズの有効径を示す。また、面番号の右側に表示する「ASP」は当該レンズ面が非球面であることを表し、「S」は開口絞りを表している。さらに、レンズ間隔の欄に「D○○(○○には面番号が入る)」と示すのは、当該レンズ面の光軸上の間隔が変倍時又は合焦時に変化する可変間隔であることを意味する。
表中の「K、A4、A6、A8、A10、A12、A14」は、各非球面形状を以下の式で定義したときの各係数である。
但し、表中において「E-n」は「×10-n」を示す。また、上記式において、「X」は光軸方向の基準面からの変位量、「C」は面頂点での曲率、「Y」は光軸に垂直な方向の光軸からの高さ、「Κ」はコーニック係数、「An」はn次の非球面係数とする。
面番号 r d Nd νd φ
1 200.0000 1.500 1.80610 33.27 60.500
2 107.6500 5.900 1.43700 95.10 59.951
3 -2760.0000 0.200 59.874
4 88.8800 7.000 1.49700 81.61 59.416
5 -5000.0000 D5 58.899
6 -192.1000 1.000 1.69680 55.46 34.600
7 110.4200 2.734 33.647
8 -114.0000 1.000 1.49700 81.61 33.585
9 80.7400 3.000 1.92286 20.88 33.791
10 502.6000 1.939 33.723
11 -99.5000 1.000 1.69680 55.46 33.718
12 185.0000 D12 34.124
13 ASP 80.6553 0.250 1.51460 49.96 35.600
14 100.0000 4.900 1.83481 42.72 35.609
15 -100.0000 D15 35.556
16 74.0500 4.400 1.59282 68.62 34.246
17 -176.2000 0.200 33.749
18 92.0000 4.200 1.49700 81.61 32.190
19 -92.0000 1.000 1.85451 25.16 31.423
20 148.3000 2.272 30.320
21 S 0.0000 2.074 29.223
22 0.0000 1.000 1.90366 31.31 28.621
23 29.2400 7.500 1.49700 81.61 27.541
24 -315.0000 0.201 27.441
25 38.5500 5.600 1.60342 38.03 27.200
26 -70.5000 D26 26.983
27 198.0000 1.800 1.92286 20.88 23.008
28 -198.0000 0.800 1.77250 49.62 22.484
29 25.6100 D29 20.800
30 ASP -463.4111 0.150 1.51460 49.96 25.938
31 310.3200 1.000 1.85451 25.16 25.982
32 67.2000 D32 26.257
33 48.4500 6.000 1.91082 35.25 27.973
34 -48.4500 4.762 28.000
35 ASP -20.8842 2.000 1.85108 40.12 26.582
36 ASP -67.1148 29.793 27.875
37 0.0000 2.500 1.51633 64.14 42.044
38 0.0000 1.000 42.802
f 72.102 101.789 174.600
Fno 2.910 2.910 2.910
ω 17.003 11.811 6.720
Y 21.633 21.633 21.633
TL 163.448 178.948 192.417
f 72.102 101.789 174.600
撮影距離 INF INF INF
D5 3.247 30.546 62.724
D12 29.248 19.092 1.000
D15 3.329 1.686 1.069
D26 2.115 2.750 1.901
D29 15.413 15.587 15.512
D32 2.419 1.612 2.535
撮影距離 850.000 850.000 850.000
D26 3.817 5.978 10.907
D29 12.267 10.495 5.179
D32 3.863 3.475 3.862
面番号 K A4 A6 A8 A10 A12 A14
13 0.00 -3.6774E-06 2.9970E-10 -9.1982E-13 5.5729E-15 -1.5995E-17 1.6461E-20
30 0.00 1.2249E-05 1.1169E-08 -1.3534E-10 8.8621E-13 -1.9489E-15 0.0000E+00
35 0.00 5.3883E-05 -2.8626E-07 1.8129E-09 -6.4552E-12 9.8700E-15 1.5279E-18
36 0.00 4.6766E-05 -2.6564E-07 1.4488E-09 -5.0290E-12 8.2960E-15 -2.8195E-18
倍率色収差図において、縦軸は像高(図中、Yで示す)を表し、短破線はd線基準におけるC線の倍率色収差(図中、Cで示す)、長破線はd線基準におけるg線の倍率色収差(図中、gで示す)の特性をそれぞれ表す。
図3に、実施例2のズームレンズのレンズ断面図を示す。
当該ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群G1と、負の屈折力を有するレンズ群G2と、正の屈折力を有するレンズ群Gpと、全体として負の屈折力を有するレンズ群Gnとから構成されている。ここで、レンズ群Gpは1つのレンズ群から構成されており、レンズ群Gnは、物体側から順に、負の屈折力を有するレンズ群Gfと、負の屈折力を有するレンズ群G5とから構成されている。
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表6に、実施例2のズームレンズの面データを示す。表7に、実施例2のズームレンズの諸元を示す。表8に、実施例2のズームレンズの無限遠合焦時における変倍時の可変間隔を示す。表9に、実施例2のズームレンズの近接物体合焦時の可変間隔を示す。表10に、実施例2のズームレンズの各非球面の非球面係数を示す。さらに、図4に、実施例2のズームレンズの無限遠合焦時の収差図を示す。
面番号 r d Nd νd φ
1 378.8036 2.200 1.83481 42.72 77.000
2 119.7867 9.047 1.43700 95.10 76.336
3 -558.5566 0.200 76.419
4 117.9999 8.819 1.49700 81.61 76.570
5 -763.9338 D5 76.255
6 86.8672 5.988 1.85478 24.80 41.500
7 -207.0552 0.200 40.399
8 -1245.8911 1.200 1.49700 81.61 39.295
9 66.5815 3.850 36.733
10 -157.7890 2.489 1.85883 30.00 36.594
11 -80.9803 1.000 1.49700 81.61 36.235
12 64.6768 4.995 33.996
13 -58.3530 1.000 2.00100 29.13 33.923
14 292.5908 D14 34.449
15 58.4287 4.184 1.65844 50.88 37.000
16 523.3761 0.200 36.843
17 53.7893 5.733 1.49700 81.61 36.607
18 -156.9519 0.200 36.209
19 38.6025 6.708 1.49700 81.61 33.488
20 -95.4739 1.000 1.91082 35.25 32.486
21 93.9998 6.777 30.935
22 S 0.0000 3.144 28.191
23 43.1020 1.000 2.00100 29.13 25.823
24 18.7666 5.997 1.53996 59.46 24.015
25 -616.6240 2.476 23.659
26 -155.5428 3.500 1.85478 24.80 23.500
27 -32.4489 1.000 1.85150 40.78 22.618
28 69.9419 2.000 22.376
29 ASP 32.2767 0.200 1.51460 49.96 22.885
30 32.0496 4.300 1.64769 33.84 22.846
31 -215.6784 D31 22.500
32 -218.9023 3.668 1.61340 44.27 20.497
33 -22.0274 1.000 1.59282 68.62 20.152
34 34.9770 D34 19.000
35 131.5626 1.000 1.92286 20.88 24.000
36 39.1472 5.634 1.61340 44.27 24.188
37 -40.8889 0.348 24.598
38 40.3084 6.142 1.69895 30.05 24.510
39 -28.1726 1.000 1.76385 48.49 24.094
40 31.9275 10.333 22.796
41 ASP -30.5135 2.000 1.85108 40.12 23.868
42 ASP -73.9512 D42 25.400
43 0.0000 2.500 1.51680 64.20 42.101
44 0.0000 1.000 42.855
f 145.551 291.002 484.914
Fno 4.620 5.200 6.540
ω 8.124 4.050 2.466
Y 21.633 21.633 21.633
TL 229.015 275.621 304.009
f 145.551 291.002 484.914
撮影距離 INF INF INF
D5 23.357 79.865 91.873
D14 31.070 13.868 1.000
D31 1.495 1.500 1.637
D34 21.984 28.192 49.063
D42 28.080 29.167 37.406
撮影距離 1500.000 1500.000 1500.000
D31 4.467 12.130 22.001
D34 19.012 17.562 28.699
面番号 K A4 A6 A8 A10 A12 A14
29 0.00 -5.2292E-06 2.7552E-09 -1.6078E-12 9.3086E-14 -2.6469E-16 0.0000E+00
41 0.00 -2.4930E-05 2.2640E-07 -9.3082E-10 2.8176E-12 -3.2570E-15 0.0000E+00
42 0.00 -2.5651E-05 2.0345E-07 -8.7317E-10 2.5744E-12 -3.2515E-15 0.0000E+00
図5に、実施例3のズームレンズのレンズ断面図を示す。
当該ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群G1と、負の屈折力を有するレンズ群G2と、正の屈折力を有するレンズ群Gpと、全体として負の屈折力を有するレンズ群Gnとから構成されている。ここで、レンズ群Gpは1つのレンズ群から構成されており、レンズ群Gnは、物体側から順に、負の屈折力を有するレンズ群Gfと、負の屈折力を有するレンズ群G5とから構成されている。
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表11に、実施例3のズームレンズの面データを示す。表12に、実施例3のズームレンズの諸元を示す。表13に、実施例3のズームレンズの無限遠合焦時における変倍時の可変間隔を示す。表14に、実施例3のズームレンズの近接物体合焦時の可変間隔を示す。表15に、実施例3のズームレンズの各非球面の非球面係数を示す。さらに、図6に、実施例2のズームレンズの無限遠合焦時の収差図を示す。
面番号 r d Nd νd φ
1 252.9796 2.000 1.83481 42.72 72.000
2 101.1184 8.000 1.49700 81.61 71.197
3 -28452.1133 0.200 71.199
4 113.0187 8.413 1.43700 95.10 71.202
5 -547.1978 D5 70.901
6 67.3736 4.933 1.85478 24.80 38.500
7 -285.1443 0.960 37.689
8 -4239.3734 1.200 1.49700 81.61 35.871
9 49.9262 4.846 33.178
10 -333.4232 1.000 1.49700 81.61 32.143
11 77.0639 3.674 31.019
12 -65.1518 1.000 2.00100 29.13 30.934
13 208.4448 D13 31.177
14 41.5463 4.784 1.60342 38.01 33.500
15 583.0256 0.200 33.210
16 55.2612 4.386 1.49700 81.61 32.540
17 -287.5881 0.200 31.961
18 39.1785 5.584 1.49700 81.61 29.613
19 -86.2582 1.000 1.95375 32.32 28.552
20 72.9439 6.772 27.038
21 S 0.0000 1.500 24.607
22 42.6601 1.000 2.00100 29.13 23.528
23 17.6997 6.896 1.53996 59.46 22.071
24 -234.3377 2.751 21.679
25 -115.6601 3.500 1.85478 24.80 21.500
26 -23.9263 1.000 1.83400 37.21 20.932
27 67.6789 2.500 20.678
28 ASP 31.8233 0.200 1.51460 49.96 21.237
29 31.5462 3.877 1.62004 36.30 21.207
30 -101.4175 D30 21.000
31 -291.9620 3.500 1.61340 44.27 18.758
32 -24.4108 1.000 1.59282 68.62 18.282
33 32.2489 D33 17.500
34 57.1496 1.000 1.92286 20.88 20.500
35 30.3367 4.285 1.61340 44.27 20.555
36 -54.7847 0.200 20.820
37 32.5351 4.423 1.69895 30.05 20.964
38 -45.3585 1.000 1.76385 48.49 20.591
39 20.8008 20.481 19.570
40 ASP -32.8737 0.200 1.51460 49.96 26.684
41 -35.4191 2.000 1.77250 49.62 26.668
42 -73.4135 D42 28.411
43 0.0000 2.500 1.51680 64.20 42.076
44 0.0000 1.000 42.831
f 146.743 290.947 484.837
Fno 5.190 5.600 6.920
ω 8.063 4.049 2.499
Y 21.633 21.633 21.633
TL 209.014 252.251 284.006
f 146.743 290.947 484.837
撮影距離 INF INF INF
D5 15.048 75.537 90.869
D13 28.982 9.477 1.000
D30 8.683 7.766 2.003
D33 14.817 17.316 29.389
D42 18.519 19.189 37.779
撮影距離 1500.000 1500.000 1500.000
D30 12.104 20.803 22.001
D33 11.396 4.279 9.390
面番号 K A4 A6 A8 A10 A12 A14
28 0.00 -5.3161E-06 5.2358E-09 -1.2300E-11 2.3331E-13 -6.9119E-16 0.0000E+00
40 0.00 1.2000E-05 4.4169E-09 8.7723E-11 -3.2876E-13 6.5768E-16 0.0000E+00
図7に、実施例4のズームレンズのレンズ断面図を示す。
当該ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群G1と、負の屈折力を有するレンズ群G2と、正の屈折力を有するレンズ群Gpと、全体として負の屈折力を有するレンズ群Gnとから構成されている。ここで、レンズ群Gpは1つのレンズ群から構成されており、レンズ群Gnは、物体側から順に、負の屈折力を有するレンズ群Gfと、負の屈折力を有するレンズ群G5とから構成されている。
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表16に、実施例4のズームレンズの面データを示す。表17に、実施例4のズームレンズの諸元を示す。表18に、実施例4のズームレンズの無限遠合焦時における変倍時の可変間隔を示す。表19に、実施例4のズームレンズの近接物体合焦時の可変間隔を示す。表20に、実施例4のズームレンズの各非球面の非球面係数を示す。図8に、実施例4のズームレンズの無限遠合焦時の収差図を示す。
面番号 r d Nd νd φ
1 221.4199 1.500 1.83481 42.72 61.000
2 78.1646 8.164 1.49700 81.61 60.256
3 -698.0413 0.200 60.284
4 82.5433 8.349 1.43700 95.10 60.196
5 -366.6570 D5 59.851
6 75.6021 4.903 1.85478 24.80 34.500
7 -152.9987 0.318 33.366
8 -237.3180 1.000 1.49700 81.61 32.302
9 52.9544 3.283 29.866
10 -116.0958 2.086 1.85478 24.80 29.747
11 -70.6858 1.000 1.49700 81.61 29.418
12 50.3883 4.192 27.694
13 -46.8787 1.000 2.00100 29.13 27.645
14 609.8769 D14 28.182
15 39.0992 4.672 1.61772 49.81 30.000
16 -731.2021 0.200 29.730
17 40.6633 4.267 1.49700 81.61 28.974
18 -879.0342 0.200 28.439
19 30.4749 5.442 1.49700 81.61 26.531
20 -89.4878 1.000 1.95375 32.32 25.493
21 75.3913 2.479 24.217
22 S 0.0000 1.500 22.646
23 40.5266 1.000 2.00100 29.13 21.857
24 14.7523 5.312 1.58144 40.89 20.030
25 601.5656 3.340 19.689
26 -122.2241 3.200 1.92286 20.88 19.000
27 -23.5972 0.800 1.90366 31.31 18.501
28 66.0190 2.500 18.122
29 ASP 28.0468 0.200 1.51460 49.96 18.229
30 29.2497 3.341 1.61340 44.27 18.199
31 -103.4552 D31 18.000
32 -254.5123 3.200 1.61340 44.27 16.231
33 -17.8374 0.800 1.59282 68.62 15.841
34 26.8496 D34 15.000
35 -278.5827 1.000 1.92286 20.88 22.000
36 75.4326 4.828 1.61340 44.27 22.447
37 -28.0885 0.200 22.941
38 45.9079 5.752 1.69895 30.05 23.387
39 -25.8278 1.000 1.76385 48.49 23.178
40 42.7801 5.215 22.670
41 ASP -26.6533 2.000 1.85108 40.12 22.719
42 ASP -64.5490 D42 25.087
43 0.0000 2.500 1.51680 64.20 42.039
44 0.0000 1.000 42.801
f 97.152 193.972 387.840
Fno 4.620 5.200 6.540
ω 12.214 6.062 3.119
Y 21.633 21.633 21.633
TL 174.017 205.594 234.013
f 97.152 193.972 387.840
撮影距離 INF INF INF
D5 2.000 43.393 58.641
D14 28.752 14.708 1.000
D31 3.365 4.104 2.208
D34 14.635 15.578 33.021
D42 23.323 25.870 37.200
撮影距離 950.000 950.000 950.000
D31 5.899 13.358 25.592
D34 12.101 6.324 9.637
面番号 K A4 A6 A8 A10 A12 A14
29 0.00 -1.1205E-05 1.1668E-08 -1.8828E-11 8.7101E-13 -3.9367E-15 0.0000E+00
41 0.00 -1.0161E-04 4.9685E-07 -1.5158E-09 2.2903E-12 2.4369E-15 0.0000E+00
42 0.00 -9.4193E-05 5.2508E-07 -2.1301E-09 5.8930E-12 -7.3197E-15 0.0000E+00
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
条件式(1) Ft/(Lw×FNOt) 0.365 0.322 0.334 0.339
条件式(2) (Lw-Fw)/(Ft×tan(ωt)) 4.489 4.045 2.990 3.684
条件式(3) Lpw/|Fnt| 0.952 1.619 1.626 1.376
条件式(4) |Fnt|/Fpt 1.173 0.700 0.627 0.815
条件式(5) Fw/|F2| 1.622 3.047 2.855 2.690
条件式(6) |F2|/Lw 0.270 0.208 0.245 0.206
条件式(7) F1/Ft 0.891 0.454 0.446 0.389
条件式(8) F1/Fw 2.159 1.511 1.475 1.555
条件式(9) ν2nmax 81.607 81.607 81.607 81.607
条件式(10) (β2t/β2w)/Z 1.044 0.668 0.783 0.648
条件式(11) Fpt/|Ff| 0.812 0.809 0.894 0.825
条件式(12) R1f/Ft 1.145 0.781 0.522 0.571
条件式(13) (Rff+Rfr)/(Rff-Rfr) 1.297 0.724 0.801 0.809
条件式(14) D12t/Fw 0.870 0.631 0.619 0.604
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
Fw 72.102 145.551 146.743 97.152
Ft 174.600 484.914 484.837 387.840
F1 155.650 219.963 216.459 151.042
F2 -44.444 -47.769 -51.390 -36.113
Fpt 33.080 42.696 45.276 35.174
Fnt -38.797 -29.904 -28.381 -28.673
Ff -40.747 -52.801 -50.670 -42.644
Lw 164.448 230.015 210.014 175.017
Lpw 36.926 48.418 46.150 39.453
FNOt 2.910 6.540 6.920 6.540
ωt 6.720 2.466 2.499 3.119
β2w -0.452 -0.384 -0.416 -0.391
β2t -1.142 -0.855 -1.077 -1.012
Z 2.422 3.332 3.304 3.992
R1f 200.000 378.804 252.980 221.420
Rff 198.000 -218.902 -291.962 -254.512
Rfr 25.610 34.977 32.249 26.850
D12t 62.724 91.873 90.869 58.641
G2・・・レンズ群G2
G3・・・レンズ群G3
G4・・・レンズ群G4
G5・・・レンズ群G5
G6・・・レンズ群G6
G7・・・レンズ群G7
Gp・・・レンズ群Gp
Gn・・・レンズ群Gn
Gf・・・レンズ群Gf
S ・・・開口絞り
Claims (13)
- 物体側から順に、
正の屈折力を有するレンズ群G1と、
負の屈折力を有するレンズ群G2と、
1又は2以上のレンズ群からなり全体として正の屈折力を有するレンズ群Gpと、
2以上のレンズ群からなり全体として負の屈折力を有するレンズ群Gnと、
から構成され、
前記レンズ群Gnは、全体で5枚以上のレンズから構成され、そのうちの少なくとも3枚は負レンズであり、最も物体側に負の屈折力を有するレンズ群Gfを有し、
各レンズ群の間隔を変化させることで変倍を行い、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
0.25< Ft/(Lw×FNOt) <0.50 ・・・・・(1)
2.00<(Lw-Fw)/(Ft×tan(ωt))<5.50・・・・・(2)
0.80< Lpw/|Fnt| < 3.50 ・・・・・(3)
但し、
Ft :当該ズームレンズの望遠端における焦点距離
Lw :当該ズームレンズの広角端における光学全長
FNOt:当該ズームレンズの望遠端におけるFナンバー
Fw :当該ズームレンズの広角端における焦点距離
ωt :当該ズームレンズの望遠端における半画角
Lpw :広角端における前記レンズ群Gpの最物体側面から最像側面までの光軸上の長さ
Fnt :前記レンズ群Gnの望遠端における焦点距離 - 物体側から順に、
正の屈折力を有するレンズ群G1と、
負の屈折力を有するレンズ群G2と、
1又は2以上のレンズ群からなり全体として正の屈折力を有するレンズ群Gpと、
2以上のレンズ群からなり全体として負の屈折力を有するレンズ群Gnと、
から構成され、
前記レンズ群Gnは、最も物体側に負の屈折力を有するレンズ群Gfを有し、
各レンズ群の間隔を変化させることで変倍を行い、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
0.25< Ft/(Lw×FNOt) <0.50 ・・・・・(1)
2.00<(Lw-Fw)/(Ft×tan(ωt))<5.50・・・・・(2)
0.80< Lpw/|Fnt| < 3.50 ・・・・・(3)
74 ≦ ν2nmax < 110 ・・・・・(9)
但し、
Ft :当該ズームレンズの望遠端における焦点距離
Lw :当該ズームレンズの広角端における光学全長
FNOt:当該ズームレンズの望遠端におけるFナンバー
Fw :当該ズームレンズの広角端における焦点距離
ωt :当該ズームレンズの望遠端における半画角
Lpw :広角端における前記レンズ群Gpの最物体側面から最像側面までの光軸上の長さ
Fnt :前記レンズ群Gnの望遠端における焦点距離
ν2nmax : 前記レンズ群G2に含まれる負レンズのd線におけるアッベ数の最大値 - 以下の条件式を満足する請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
0.40 < |Fnt|/Fpt < 1.60 ・・・・・(4)
但し、
Fpt : 前記レンズ群Gpの望遠端における焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
1.00 < Fw/|F2| < 4.50 ・・・・・(5)
但し、
F2 : 前記レンズ群G2の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.15 < |F2|/Lw < 0.40 ・・・・・(6)
但し、
F2 : 前記レンズ群G2の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.20 < F1/Ft < 1.50 ・・・・・(7)
但し、
F1 : 前記レンズ群G1の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
1.00 < F1/Fw < 3.00 ・・・・・(8)
但し、
F1 : 前記レンズ群G1の焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.50 < (β2t/β2w)/Z < 1.20 ・・・・・(10)
但し、
Z = Ft/Fw
β2w : 前記レンズ群G2の広角端無限遠合焦時における横倍率
β2t : 前記レンズ群G2の望遠端無限遠合焦時における横倍率 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.50 < Fpt/|Ff| < 1.50 ・・・・・(11)
但し、
Fpt : 前記レンズ群Gpの望遠端における焦点距離
Ff : 前記レンズ群Gfの焦点距離 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.20 < R1f/Ft < 100.00 ・・・・・(12)
但し、
R1f : 前記レンズ群G1の最物体側面の曲率半径 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.25<(Rff+Rfr)/(Rff-Rfr)<2.50 ・・・・・(13)
但し、
Rff : 前記レンズ群Gfの最物体側面の曲率半径
Rfr : 前記レンズ群Gfの最像側面の曲率半径 - 以下の条件式を満足する請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
0.25 < D12t/Fw < 1.20 ・・・・・(14)
但し、
D12t : 望遠端における前記レンズ群G1の最像側面から前記レンズ群G2の最物体側面の光軸上の長さ - 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のズームレンズと、当該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換にする撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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