JP4323766B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いる、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、中間転写体を用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、多色画像の形成が可能なカラーの画像形成装置としては、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式などの種々の方式が知られている。これらのうち電子写真方式は、他の方式のものに比べて画像形成速度、画質、静粛性などの点で優れている。
【0003】
電子写真方式を採用する画像形成装置の中でも、更に種々の方式がある。例えば、像担持体である感光体表面にカラー像(複数色のトナー像)を重ねた後に記録材に一括転写して像形成を行う多重現像方式や、現像−転写のサイクルを繰り返し行う多重転写方式、一旦中間転写体上に各色のトナー像を順次一次転写した後、このトナー像を記録材上に一括転写する中間転写方式などがある。これらのうち、特に中間転写方式のものは、混色の虞がないこと、質や厚さの異なる様々な記録材の使用が可能であることなどの利点を有する。
【0004】
図11は、従来例における中間転写方式の画像形成装置の一例として、4色のフルカラーレーザービームプリンターとしての画像形成装置200の要部概略構成を示す模式図である。
【0005】
図11の画像形成装置200においては、像担持体であるドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と呼ぶ。)1の周面には、回転方向(矢印R1方向)に沿って順に、帯電器2、レーザー光Lを感光ドラム1に照射する露光装置3、回転式現像装置50、中間転写体である中間転写ベルト9、及び感光ドラムクリーナー19が配置されている。
【0006】
この従来例では、感光ドラム1は、図中矢印R1方向に表面速度117mm/秒で回転駆動される直径46.7mmのドラム型とされ、その表面に設けられた厚さ40μm程度の感光層が帯電器2によって負極性に帯電される。
【0007】
帯電器2によって帯電された感光ドラム1の表面の電位(以下、「帯電電位」という。)は、通常、−450V〜−800Vである。又、帯電器2には、感光ドラム1の帯電時に、帯電器電源17により交番電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスを印加する。
【0008】
帯電された感光ドラム1の表面は、画像情報に応じた露光手段3からのレーザー光Lにより露光され、静電潜像が形成される。
【0009】
回転式現像装置50は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーを含む現像剤を収容し、各色の画像情報に従って感光ドラム1に形成された静電潜像を現像するための4つの現像器、イエロー現像器5Y、マゼンタ現像器5M、シアン現像器5C、ブラック現像器5Kを、回転可能な現像器支持体であるロータリー22内に有している。そして、適時ロータリー22を回転させることにより、所望の色用の現像器を感光ドラム1と対向する現像位置に配置するようになっている。
【0010】
又、この例では、中間転写ベルト9は二本の支持軸、つまり従動ローラ15及び二次転写対向ローラ12に支持されている。そして、中間転写ベルト9を駆動するローラとしての機能を兼ねる二次転写対抗ローラ12の図中矢印R2方向の回転に伴い、中間転写ベルト9は図中矢印R3方向に回転する。
【0011】
中間転写ベルト9としては、一例として、厚さ0.05mm〜0.3mm程度の無端状の樹脂ベルトを、カーボン、ZnO、SnO2、TiO2、その他の導電性の充填材により抵抗調整したものを用いることができる。樹脂ベルトの抵抗値Rbは、温度湿度24℃/60%の環境下、117mm/sの速度で回転する樹脂ベルトを、φ30mmの金属ローラとφ30mmの導電性ゴムより成る導電ローラで挟み、+1KVの電圧を導電ローラに印加したときに、金属ローラに流れる電流値Ibより得られる。ここで、Rb、Ib、導電ローラに印加される電圧Vの関係は、Rb=V/Ibである。この例では、Rb=1.7E+7Ω程度に抵抗調整される。樹脂ベルトの材質としては、例えば、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネートなどを用いることができる。この例では、中間転写ベルト9の周長は、440mmとされる。
【0012】
中間転写ベルト9を介して感光ドラム1と対向する位置に、一次転写手段としての一次転写ローラ10が設けられており、この位置で、感光ドラム1と中間転写ベルト9との当接部は一次転写ニップ部N1を形成している。一次転写ローラ10は、中間転写ベルト9の周回移動(回転)により従動回転する。この例では、一次転写ローラ10は、直径14mmとされる。一次転写ローラ10としては、EPDM、ウレタンゴム、CR、NBRなどにカーボンなどの抵抗調整剤を加え、体積抵抗率を調整した材料を用いるのが一般的である。
【0013】
例えば、フルカラー画像を形成する場合について説明すると、先ず、第1色目として、色分解されたイエロー色の画像情報に従って感光ドラム1に形成された静電潜像には、ロータリー22に搭載されたイエロー現像器5によって負極性に帯電されたイエローのトナーが付着され、イエロートナー像として現像される。
【0014】
そして、一次転写ローラ10に、一次転写電源20から正極性の一次転写バイアスを印加することで、感光ドラム1上のイエロートナー像を一次転写ニップ部N1を介して中間転写体9に一次転写させる。ここでは、一例として、一次転写ローラ10に印加する一次転写バイアスは、+500Vの直流電圧を用いている。
【0015】
一次転写が終了した後、中間転写ベルト9に転写されずに感光ドラム1表面に残ったトナー(以下、「一次転写残トナー」と呼ぶ。)は、弾性体ブレードを有する感光ドラムクリーナー19によって除去される。又、一次転写後の感光ドラム1を前露光ランプなどの除電手段により除電してもよい。
【0016】
引き続き、以上の帯電、露光、現像、一次転写、クリーニング、除電の一連の画像形成プロセスを、2色目〜4色目の画像情報についても同様に行う。例えば、2色目としてマゼンタ現像器5M、3色目としてシアン現像器5C、4色目としてブラック現像器5Kに収納された各色のトナーにより、感光ドラム1への各色のトナー像の形成を繰り返して行い、周回移動する中間転写ベルト9上に4色のトナー像を重ねて一次転写する。この例では、1色目〜4色目まで全ての色のトナー像に対して、+500Vの一次転写バイアスを一次転写ローラ10に印加した。
【0017】
そして、図中矢印R4方向に回転する二次転写手段としての二次転写ローラ11に、二次転写電源21から二次転写バイアスを印加することで、中間転写ベルト9上のトナー像を二次転写対向ローラ12上の二次転写ニップ部N2を介して記録材Pの表面に一括して二次転写させる。この例では、二次転写ローラ11はφ20mmとされる。又、ここでは、一例として二次転写バイアスは+1.5KVの直流電圧を用いた。
【0018】
こうして表面に4色の未定着トナー像を担持した記録材Pは、従来公知の定着器(図示せず)に搬送され、ここで表面のトナー像が定着されて画像形成が完了する。画像が定着された記録材Pは、その後装置外に排出される。
【0019】
一方、二次転写が終了した後、記録材Pに転写されずに中間転写ベルト9上に残ったトナー(以下、「二次転写残トナー」と呼ぶ。)を中間転写ベルト9から除去することで、中間転写ベルト9を繰り返し画像形成に供する。
【0020】
二次転写残トナーを中間転写ベルト9から除去する方法として、二次転写残トナーを正極性に帯電させて、感光ドラム1上に戻し、これを感光ドラムクリーナー19によって回収する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0021】
つまり、図11に示すように、二次転写ニップ部N2よりも中間転写ベルト9の回転方向下流側で、一次転写ニップ部N1よりも上流側において、二次転写残トナー帯電ローラ(以下、「トナー帯電ローラ」と呼ぶ。)23が中間転写ベルト9に離接可能に配置されている。このトナー帯電ローラ23に、二次転写残トナー帯電ローラ電源(以下、「トナー帯電電源」と呼ぶ。)13より、交番電圧に正極性の直流電圧を重畳したバイアスを印加して、二次転写残トナーを正極性に帯電させる。トナー帯電ローラ23としては、カーボン等の充填により抵抗調整されたゴム材料を、φ6mmの芯金に対し厚さ3ローラ形状に成型した部材を用いる。トナー帯電ローラ23の抵抗値Reは、例えば、温度と湿度が24℃/60%の環境下、30rpmで回転するφ30mmの金属ローラに荷重1Kgfで当接させた状態にて、トナー帯電ローラに+1KVの電圧を印加したときに金属ローラを流れる電流値Ieにより得られる。ここで、Re、Ie、帯電ローラに印加される電圧Vの関係は、Re=V/Ieである。この例では、Re=3.5E+7Ω程度に抵抗調整される。
【0022】
また、トナー帯電ローラ23は、中間転写ベルト9に対して当接・離間を行う機構(図示せず)を有し、二次転写残トナーを帯電させるときのみ中間転写ベルト9に当接する。又、トナー帯電ローラ23と中間転写ベルト9とが当接するトナー帯電ローラ当接部N3の裏面には、帯電効率を上げるために接地の対向電極が設けられている。この例では、二次転写対向ローラ12がこの対向電極として機能する。こうしてトナー帯電ローラ23により正極性に帯電させたトナーを、最後に、一次転写ニップ部N1にて感光ドラム1へ静電的に転写させ、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを除去する。
【0023】
トナー帯電電源13からトナー帯電ローラ23に印加するバイアスとしては、一例として、周波数1KHz、振幅2.4KV、矩形波の交番電圧に、+1KVの直流電圧を重畳したバイアスを用いることができる。
【0024】
また、他の従来例として、トナー帯電ローラ25によって正極性に帯電された二次転写残トナーを、中間転写ベルト9から感光ドラム1へ静電的に転写するとき、同時に、次のプリント画像の1色目イエロー画像を感光ドラム1から中間転写ベルト9へ転写する(以下、この工程を「転写同時クリーニング」と呼ぶ。)こともできる。
【0025】
従来、上述のようにして中間転写ベルト9に残った二次転写残トナーを除去し、感光ドラムクリーナー19に回収する方法がある。斯かる方法によると、廃トナーを一括して感光ドラムクリーナー19に回収できる利点がある。さらに、転写同時クリーニングを行うことにより、連続プリント時のプリント速度が速くなる利点がある。
【0026】
また、プロセスカートリッジにメモリを設け、感光ドラムの寿命を定める要因の加算データを記憶させ、本体に設けられたCPUで前記加算データを読取り、予め定められた所定の値と比較し、この比較結果によりプロセスカートリッジの交換警告をした後、装置の動作を停止させ、要因解除後、プリント動作を再開する例が開示されている。即ち、積算されたプリント枚数値からドラムの寿命を算出する例が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0027】
【特許文献1】
特開平11−161043号公報
【特許文献2】
特開平10−039685号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の転写同時クリーニングを行う二次転写残トナーの除去、回収方法には次のような不具合があった。
【0029】
また、画像形成装置の積算プリント枚数の増加に伴い、連続プリント時における2枚目以降のプリントの1色目Yトナー像において、トナー像の一部が中間転写ベルト9に転写されず感光ドラム1に残留してしまう所謂一次転写効率低下の発生する不具合があることが分かった。
【0030】
本発明は、上述の点に着目して成されたもので、交番電圧に直流電圧が重畳されたバイアスが印加され、中間転写体上の残留現像剤を帯電する帯電手段を有し、中間転写体上の残留現像剤を除去、回収する画像形成装置において、画像形成装置の積算プリント枚数に拘わらず、一次転写効率低下の発生の不具合を防ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0032】
(1)現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写された前記現像剤像を記録材に2次転写する転写手段と、前記中間転写体の前記現像剤像が前記記録材に転写された後に該中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する現像剤帯電手段とを有し、前記1次転写の位置において、前記現像剤帯電手段によって帯電された前記残留現像剤を前記像担持体に転写して前記中間転写体をクリーニングしつつ、該像担持体上の現像剤像を前記中間転写体に1次転写する動作を行う画像形成装置において、
前記現像剤帯電手段の積算使用量に関する情報と前記中間転写体の積算使用量に関する情報と前記像担持体の積算使用量に関する情報を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて前記現像剤帯電手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段とを備え、
前記電圧制御手段は、前記現像剤帯電手段の積算使用量に関する情報と前記中間転写体の前記積算使用量に関する情報と前記像担持体の前記積算使用量に関する情報とに応じて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を該現像剤帯電手段の使用開始時に印加する電圧よりも低くなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
【0033】
(2)前記検知手段は、前記現像剤帯電手段の積算使用量に関する情報として、前記現像剤帯電手段の使用開始からの積算駆動時間に関する情報をカウントする手段と、前記中間転写体の前記積算使用量に関する情報として前記中間転写体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報をカウントする手段と、前記像担持体の積算使用量に関する情報として前記像担持体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報をカウントする手段とを含み、
前記電圧制御手段は、前記中間転写体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報と、前記現像剤帯電手段の使用開始からの積算駆動時間に関する情報と、前記前記像担持体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報とに応じて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を該現像剤帯電手段の使用開始時に印加する電圧よりも低くなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【0035】
(3)現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写された前記現像剤像を記録材に2次転写する転写手段と、前記中間転写体の現像剤像が前記記録材に転写された後に、該中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する現像剤帯電手段とを有し、前記1次転写の位置において、前記現像剤帯電手段により帯電された前記残留現像剤を前記像担持体に転写して前記中間転写体をクリーニングしつつ、該像担持体上の現像剤像を前記中間転写体に1次転写する動作を行う画像形成装置において、
前記現像剤帯電手段の駆動時間に関する情報と前記中間転写体の駆動時間に関する情報と前記像担持体の駆動時間に関する情報を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて前記現像剤帯電手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段とを備え、
前記電圧制御手段は、前記現像剤帯電手段の駆動時間に関する情報に応じた電圧値と、前記中間転写体の駆動時間に関する情報に応じた電圧値と、前記像担持体の駆動時間に関する情報に応じた電圧値を用いて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を該現像剤帯電手段の使用開始時に印加する電圧よりも低くなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
【0036】
(4)現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写された前記現像剤像を記録材に2次転写する転写手段と、前記中間転写体の現像剤像が前記記録材に転写された後に、該中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する現像剤帯電手段とを有し、前記1次転写の位置において、前記現像剤帯電手段により帯電された前記残留現像剤を前記像担持体に転写して前記中間転写体をクリーニングしつつ、該像担持体上の現像剤像を前記中間転写体に1次転写する動作を行う画像形成装置であって、前記像担持体と前記中間転写体と前記現像剤帯電手段と記憶手段が一体化されたカートリッジとして着脱可能な画像形成装置において、
前記記憶手段に記憶されている、前記像担持体の膜厚に関する情報と前記中間転写体の抵抗値に関する情報と前記現像剤帯電手段の抵抗値に関する情報と前記カートリッジを用いて画像形成した画像形成枚数に関する情報に基づいて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を、前記カートリッジが使用開始時に該現像剤帯電手段に印加する電圧よりも低い電圧になるように制御することを特徴とする画像形成装置。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について説明する。
【0042】
(実施例1)
実施例1において、本発明は、図11を参照して説明した基本構成を有する電子写真方式のフルカラー画像形成装置に適用される。本実施例では、特に、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーの除去、回収機構に特徴を有している。従って、ここでは、図11の画像形成装置200と同一の構成及び作用を有する要素には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0043】
図1は、実施例1における画像形成装置100の要部概略構成を示す模式図である。本実施例の画像形成装置は、像担持体としての感光ドラム1と、感光ドラム1上の一次転写残トナーを除去する感光ドラムクリーナー19と、感光ドラム1上に形成されたトナー像が第1の転写位置(一次転写ニップ部)N1で静電的に転写される中間転写体としての中間転写ベルト9と、中間転写ベルト9上のトナー像が記録材Pに第2の転写位置(二次転写ニップ部)N2で静電的に転写された後、交番電圧に直流電圧が重畳された電圧が印加され、中間転写ベルト9上に残留する二次転写残トナーを帯電させる帯電手段としてのトナー帯電ローラ23とを有し、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23はそれぞれ独立して交換可能な構成となっている。
【0044】
ここで、本実施例で用いた感光ドラム1の直径は46.7mm、中間転写ベルト9の周長は440mm、トナー帯電ローラ23の直径は14mmである。感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23は、各々所定の積算回転数に達すると寿命を迎え交換される。感光ドラム1の寿命は、フルカラー画像を4500枚プリントしたときの積算回転数に相当する54000回転である。
【0045】
また、中間転写ベルト9の寿命は、フルカラー画像を5000枚プリントしたときの積算回転数に相当する20000回転である。
【0046】
そして、トナー帯電ローラ23の寿命は、フルカラー画像を4000枚プリントしたときの積算回転数に相当する40000回転である。
【0047】
二次転写残トナーは、第1の転写位置N1で中間転写ベルト9から感光ドラム1へ静電的に転写され、感光ドラムクリーナー19に回収される。また、二次転写残トナーが感光ドラム1へ転写されると同時に、次のプリント画像の1色目イエロー画像も感光ドラム1から中間転写ベルト9へ転写される所謂転写同時クリーニングを実施する。
【0048】
そして、本実施例では、感光ドラム1の使用開始からの積算回転数(積算時間)をカウントする感光ドラムカウンター25と、中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)をカウントする中間転写ベルトカウンター26と、トナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)をカウントするトナー帯電ローラカウンター27と、トナー帯電電源13の出力する交番電圧に直流電圧の重畳された電圧の電圧値を調整するトナー帯電電源調整部(制御部)24を備える。
【0049】
また、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23は、使用開始からの積算回転数(積算時間)が所定の数に達し、寿命を迎えたとき、それぞれ独立して交換される。交換により、感光ドラムカウンター25、中間転写ベルトカウンター26、トナー帯電ローラカウンター27は、それぞれリセットされる。
【0050】
トナー帯電電源13の出力する電圧の電圧値は、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ13の使用開始からの積算回転数(積算時間)に応じ、トナー帯電電源調整部(制御部)24によって調整される。ここで、中間転写ベルト9の裏面には帯電効率を上げるために、接地の対向電極が設けられる。本実施例では、この対向電極は、二次転写対向ローラ12が兼ねる。
【0051】
図1に示すように、二次転写の終了した中間転写ベルト9上に残留する二次転写残トナーには、交番電圧に正極性の直流電圧の印加されたトナー帯電ローラ23によって、正極性の電荷が付与される。このとき、トナー帯電電源13の出力する直流電圧の電圧値は、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の各々の使用開始からの積算回転数(積算時間)に応じ、トナー帯電電源調整部(制御部)24に調整される。トナー帯電電源調整部(制御部)24には、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23、各々の使用開始からの積算回転数(積算時間)に対する、トナー帯電電源13が出力すべき電圧値を示すデータが保存されている。トナー帯電電源調整部(制御部)24は、感光ドラムカウンター25、中間転写ベルトカウンター26、トナー帯電ローラカウンター27のカウントした積算回転数(積算時間)と、このデータを比較し、トナー帯電電源13の出力する電圧値を調整する。
【0052】
本実施例では、一例として、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)が0回転、すなわち新品の時、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1500Vの直流電圧(以降、この交番電圧に直流電圧を重畳した電圧を「基準電圧」と呼ぶ。)を重畳したものである。そして、感光ドラムカウンター25、中間転写ベルトカウンター26、トナー帯電ローラカウンター27のカウントした積算回転数(積算時間)の変化に伴い、トナー帯電電源調整部(制御部)24は、トナー帯電電源13の出力する電圧の直流電圧を調整する。
【0053】
図2は、実施例1におけるフルカラープリント枚数に対する感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)と、トナー帯電電源13の出力値の調整される値を示した表である。図2に示したデータはトナー帯電電源調整部(制御部)24に保存され、トナー帯電電源13の調整に用いられる。
【0054】
今、積算回転数(積算時間)が、新品からフルカラー画像を3500枚プリントしたときの積算回転数(積算時間)に相当する、感光ドラム1の積算回転数(積算時間)42000回転、中間転写ベルト9の積算回転数(積算時間)14000回転、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)35000回転であるとする。
【0055】
トナー帯電電源調整部(制御部)24は、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に対応するトナー帯電電源13の出力の調整される値を導き出す。図2に示した、トナー帯電電源調整部(制御部)24に保存されているデータにより、感光ドラム1の積算回転数に対するトナー帯電電源13の出力の調整値は、194Vである。同様にして、中間転写ベルト9の積算回転数(積算時間)に対する出力の調整値は201V、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に対する出力の調整値は230Vである。
【0056】
最後に、トナー帯電電源調整部(制御部)24は感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23、各々の積算回転数(積算時間)より導かれた調整値を合計した値を上記基準電圧より差し引き、トナー帯電電源13の出力する電圧値とする。今、トナー帯電電源13より出力される電圧値は、基準電圧の直流電圧から625V(=194V+201V+230V)を差し引かれた、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+875Vの直流電圧の重畳された電圧となる。
【0057】
さらにプリント枚数が増し、最も寿命の短いトナー帯電ローラ23のみ新品に交換された後、一例として、感光ドラム1及び中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)が4500枚のフルカラー画像のプリントに相当する、54000回転、18000回転、また、トナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)が500枚のフルカラー画像のプリント枚数に相当する5000回転であるとする。ここで、トナー帯電ローラ23が交換されたとき、トナー帯電ローラカウンター27はリセットされている。トナー帯電電源調整部(制御部)24は、図2に示した、トナー帯電電源調整部(制御部)24に保存されているデータに基づき、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の調整値として、それぞれ、250V、237V、46Vを導き出す。そして、トナー帯電電源13より出力される電圧値は、基準電圧の直流電圧から533V(=250V+237+46V)を差し引かれた、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+967Vの直流電圧の重畳された電圧となる。
【0058】
本実施例では、感光ドラムカウンター25、中間転写ベルトカウンター26、トナー帯電ローラカウンター27のカウントした積算回転数(積算時間)に基づき、トナー帯電電源13の出力する電圧の電圧値を調整することにより、画像形成装置の積算プリント枚数の増加に伴って発生する一次転写効率低下の不具合を防ぐことができる。
【0059】
つまり、画像形成装置の積算プリント枚数の増加により、一次転写効率低下の発生する原因、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)に基づきトナー帯電電源13の出力する電圧値を調整することの作用は、次のように考えられる。
【0060】
図3は、実施例1における中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に対する抵抗の関係を示すグラフである。図3に示すように、中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の抵抗は、使用開始からの積算回転数(積算時間)に応じて、低下する。抵抗低下の原因は、トナー帯電ローラ23が二次転写残トナーを帯電する際に発生するオゾンから生成される窒素酸化物が中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23を酸化することであると、考えられる。
【0061】
図4は、実施例1における感光ドラムの積算回転数に対する感光ドラムの感光層膜厚との関係を示すグラフである。図4に示す様に、感光ドラム1表面に設けた感光層の厚さ(膜厚)は、使用開始からの積算回転数(積算時間)に応じて、薄くなる。感光ドラムクリーナー19と感光ドラム1の感光層の摺擦が原因と考えられる。
【0062】
いま、従来例で示した画像形成装置では、トナー帯電電源13からトナー帯電ローラ23に印加される交番電圧に直流電圧を重畳した電圧の電圧値は一定である。すると、中間転写ベルト9とトナー帯電ローラ23の間に流れる電流量(以降、「トナー帯電ローラ電流量」と称す)は、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)の増加に伴う中間転写ベルト9とトナー帯電ローラ23の抵抗低下の為に、多くなる。二次転写残トナーがトナー帯電ローラ23から付与される電荷量は、トナー帯電ローラ電流量に比例する。したがって、付与される電荷量は、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)と伴に増加し、過剰となる。
【0063】
ここで、図5は、実施例1における二次転写残トナーに付与された電荷量と連続プリント時における2枚目プリントの1色目Yトナー像の一次転写効率を表すグラフである。
【0064】
二次転写残トナーに付与された電荷量の増加により、一次転写効率は低下する。
【0065】
過剰の電荷を付与された二次転写残トナーは、一次転写位置N1にて感光ドラム1へ静電的に転写される際に大きなクーロン力を受ける。すると、二次転写残トナーは、1色目Yトナー像の感光ドラム1から中間転写ベルト9への転写を妨げ、一次転写効率低下を発生させると推定される。
【0066】
また、感光ドラム1の膜厚が薄くなると、感光ドラム1の静電容量の増加により、一次転写時に一次転写ローラ10から感光ドラム1へ流れる電流量(以降、この電流量を「一次転写電流量」とする)が増加する。一次転写電流量の増加により、二次転写トナーの感光ドラム1への転写の際に受けるクーロン力は大きくなる。すると、上述の中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)が多くなった場合と同様、二次転写残トナーは1色目Yトナー像の感光ドラム1から中間転写ベルト9への転写を妨げ、一次転写効率低下を発生させると推定される。
【0067】
これに対し、本実施例で示した画像形成装置では、トナー帯電電源13からトナー帯電ローラ23に印加される交番電圧に直流電圧の重畳された電圧の電圧値は、感光ドラムカウンター25、中間転写ベルトカウンター26、トナー帯電ローラカウンター27によりカウントされた積算回転数(積算時間)に応じ、トナー帯電電源調整部(制御部)24によって調整される。調整された電圧値は、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)の増加に伴い、低くなる。この様にして、トナー帯電ローラ23から付与される電荷量は、積算回転数(積算時間)の増加により変化した感光ドラム1の感光層膜厚、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラの抵抗値に応じて、調整される。
【0068】
従って、一次転写効率低下の発生を防ぐことができる。
【0069】
ところで、本実施例では、上述の通り、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23が新品の時、トナー帯電電源13が出力する電圧は、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1150Vの直流電圧を重畳したものである。また、使用開始から4000枚のプリントをした時、トナー帯電電源13が出力する電圧は、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1500Vの直流電圧を重畳したものである。新品の時、トナー帯電電源13の出力する電圧値は大きくなっている。本発明者らの検討によれば、新品の時に、使用開始から4000枚のプリントをした時に用いた電圧値(周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1150Vの直流電圧を重畳したもの)を、トナー帯電電源13から出力すると、二次転写残トナーの一部が、感光ドラム1へ転写されず中間転写ベルト9上に残留し、次のプリント画像に現れる所謂二次転写残トナークリーニング不良が発生した。
【0070】
この二次転写残トナークリーニング不良発生の原因は、下記の様に推定される。
【0071】
即ち、(1)新品の際の中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗に対しては、トナー帯電電源13の出力する電圧値が低く、二次転写残トナーに付与される電荷量が過不足になる。さらに、(2)感光ドラム1が新品の際に流れる一次転写電流量は、感光ドラム1の感光層が厚いため、少なくなる。すると、二次転写残トナーが感光ドラム1に転写される時に受けるクーロン力は小さくなる。
【0072】
以上の2つの原因により、一部の二次転写残トナーが中間転写ベルト9上に残留し、二次転写残トナークリーニング不良が発生する。
【0073】
ここで、本発明者らの検討によれば、本発明の様に、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)が少ない場合には、積算回転数(積算時間)の多い場合よりもトナー帯電電源13の出力する電圧値を大きくすることにより、二次転写残トナーに付与される電荷量は十分になり、二次転写残トナークリーニング不良の発生を防ぐことができる。
【0074】
以上、本実施例に拠れば、感光ドラムカウンター25及び中間転写ベルトカウンター26及びトナー帯電ローラカウンター27のカウントした各々の積算回転数(積算時間)に応じて、トナー帯電電源調整部(制御部)24がトナー帯電電源13の出力する交番電圧に直流電圧を重畳した電圧の電圧値を調整することにより、二次転写残トナーに付与される電荷量は、過剰または過不足になることはない。従って、一次転写効率低下の不具合の発生を防ぐことができた。さらに、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)が小さい場合に発生する中間転写ベルトクリーニング不良の発生も防ぐことができた。
【0075】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例において、本発明は、実施例1と同様に、図11を参照して説明した基本構成を有する画像形成装置に適用される。
【0076】
図6は、実施例2における画像形成装置110の要部概略構成を示す模式図である。
【0077】
本実施例の画像形成装置は、実施例1と同様、トナー帯電電源調整部(制御部)24が、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)に応じ、トナー帯電電源13の出力する交番電圧に直流電圧の重畳された電圧の電圧値を調整する構成とされる。
【0078】
また、感光ドラム1及び中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23は、プロセスカートリッジ300に内包されており、同時期に交換される。そして、感光ドラム1及びトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)は、中間転写ベルトカウンター26がカウントした中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)より算出される。即ち、本実施例2では、感光ドラム1及びトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)をカウントするカウンターが不要になり、コストダウン出来ることになる。
【0079】
以下、本実施例2における二次転写トナーの除去、回収方法をより詳しく説明する。
【0080】
本実施例では、トナー帯電電源調整部(制御部)24は、中間転写ベルトカウンター26のカウントした中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)から、感光ドラム1及びトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)を算出する。ここで、中間転写ベルト9、感光ドラム1、トナー帯電ローラ23の回転数は常に比例関係が成り立つ。1枚のフルカラー画像の作成中に中間転写ベルト9は4回転することから、中間転写ベルト9が4回転する間に、感光ドラム1は12回転、トナー帯電ローラ23は10回転する。また、プロセスカートリッジ300を用いるため、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23は、すべて同時期に交換及び使用開始される。故に、常に、感光ドラム1及びトナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)は、中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)から算出することができる。
【0081】
実施例1と同様に、トナー帯電電源調整部(制御部)24には、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)に対する、トナー帯電電源13が出力すべき電圧値を示すデータが保存されている。トナー帯電電源調整部(制御部)24は、感光ドラムカウンター25、中間転写ベルトカウンター26、トナー帯電ローラカウンター27のカウントした積算回転数(積算時間)と、このデータを比較し、トナー帯電電源13の出力する電圧値を調整する。
【0082】
トナー帯電電源13の出力する電圧値は、一例として、プロセスカートリッジが新品の時、つまり、中間転写ベルト9、感光ドラム1、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)が0回転の時、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1500Vの直流電圧を重畳したものである。
【0083】
また、プロセスカートリッジの使用開始から4000枚のプリントが行われた時、つまり、中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)が16000回転の時、感光ドラムの積算回転数(積算時間)は48000回転、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)は40000回転と算出され、トナー帯電電源13の出力する電圧値は、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+810Vの直流電圧を重畳したものである。
【0084】
調整された電圧の印加により、二次転写残トナーに付与される電荷量は、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の回転数の増加によっても、過剰になることはなく、1次転写効率低下を防ぐことができる。
【0085】
また、本実施例2においても実施例1と同様に、二次転写残トナークリーニング不良は、トナー帯電電源13の出力する電圧の電圧値を大きくし、二次転写残トナーに付与される電荷量を過不足なくすることにより、発生を防ぐことができる。
【0086】
以上、本実施例2に拠れば、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23を内包するプロセスカートリッジ300を用いる画像形成装置において、トナー帯電電源調整部(制御部)24が、中間転写ベルトカウンターのカウントした中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)と、中間転写ベルト9の積算回転数(積算時間)から算出された感光ドラム1及びトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に応じ、トナー帯電電源13の出力する交番電圧に直流電圧を重畳した電圧の電圧値を調整することにより、二次転写残トナーに付与される電荷量は過剰または過不足にならない。従って、一次転写効率低下の不具合の発生を防ぐこともできた。さらに、二次転写残トナークリーニング不良発生の不具合も防ぐことができた。
【0087】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。本実施例3は、実施例1および実施例2と同様に、図11を参照して説明した基本構成を有する画像形成装置に適用される。
【0088】
図7は、実施例3における画像形成装置120の要部概略構成を示す模式図である。
【0089】
本実施例3の画像形成装置は、実施例2と同様、感光ドラム1及び中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23は、プロセスカートリッジ310に内包されており、同時期に交換される。本実施例3で用いたプロセスカートリッジ310は、情報を静電的に記録するメモリー部材としてのメモリー28を具備する。
【0090】
メモリー28には、プロセスカートリッジ310の製造時における、感光ドラム1の感光層の厚さ、中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の抵抗値が、予め記録されている。また、プロセスカートリッジ310の使用開始後、メモリー28には、プロセスカートリッジ310を用いてプリントされた画像の枚数(以降、「プリント枚数」)が記録される。そして、トナー帯電電源調整部(制御部)24は、メモリー28に記録されている情報に基づき、トナー帯電電源13の交番電圧に直流電圧の重畳された電圧の電圧値を調整する。本実施例3では、トナー帯電電源調整部(制御部)24の調整に際し、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の製造時のばらつきも考慮されるため、より正確な調整が可能になる。
【0091】
以下、本実施例3における二次転写残トナーの除去、回収方法をより詳しく説明する。
【0092】
本実施例では、メモリー28には、製造時における、感光ドラム1の感光層の膜厚、中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の抵抗値が記録されている。
【0093】
本実施例では、メモリー28に記録されている製造時における感光ドラム1の膜厚は、40μmである。中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の抵抗値は、従来例で示した測定方法により、それぞれ、1.7E+7Ω、3.5E+7Ωである。プロセスカートリッジ310の使用開始後、メモリー28には、プロセスカートリッジ310のプリント枚数が記録される。
【0094】
図10は、実施例3におけるメモリー28の構成の詳細を示すブロック図である。メモリー28には、感光ドラム1の膜厚値に関する情報を記憶する領域281、中間転写ベルト9の抵抗値に関する情報を記憶する領域282、トナー帯電ローラ23の抵抗値に関する情報を記憶する領域283を有している。このほかに感光ドラム1の寿命に係わる情報として感光ドラムの積算回転時間に関する情報を記憶する領域284、プリント枚数に関する情報を記憶する領域285なども設けられている。
【0095】
トナー帯電電源調整部(制御部)24は、製造時における、感光ドラム1の感光層の膜厚、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗、そして、プロセスカートリッジ310のプリント枚数に基づき、トナー帯電電源13の出力する電圧の電圧値を調整する。調整された電圧値は、一例として、メモリー28に、プロセスカートリッジ310を用いてプリントされた画像の枚数が0枚と記録されているとき、つまり、プロセスカートリッジ310が新品の場合、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1500Vの直流電圧を重畳したものである。
【0096】
そして、プリント枚数の増加に伴い、出力される電圧は低くなる。プリント枚数が4000枚に達した場合、電圧値は、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1150Vの直流電圧を重畳したものである。
【0097】
また、メモリー28に記録されている感光ドラム1の膜厚、中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の抵抗値が異なると、同じプリント枚数であっても、トナー帯電電源調整部(制御部)24の調整するトナー帯電電源13の出力する電圧の電圧値は異なる。感光ドラム1の膜厚が薄く、中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の抵抗値が小さい場合、トナー帯電電源13の出力する電圧値は、低く調整される。
【0098】
いま、一例として、メモリー28に記録されている感光ドラム1の膜厚が35μm、中間転写ベルト9の抵抗値が1.0E+7Ω、トナー帯電ローラ23の抵抗値が2.0E+7Ωであるプロセスカートリッジ311を使用するものとする。
【0099】
プロセスカートリッジ311の感光ドラム1の膜厚は、プロセスカートリッジ310のものよりも薄い。また、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗値は、プロセスカートリッジ311のものよりも低い。このとき、トナー帯電電源13の出力値は、プリント枚数が0枚のとき、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1400Vの直流電圧を重畳したものである。そして、プロセスカートリッジ310使用の場合と同様に、プリント枚数の増加に伴い、出力される電圧は低くなる。プリント枚数が4000枚に達した場合、電圧値は、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1050Vの直流電圧を重畳したものである。
【0100】
図8は、実施例3における感光ドラム1の感光層の膜厚とトナー帯電電源13の出力する電圧値(トナー帯電ローラに印加される電圧)との関係を示すグラフである。
【0101】
図9は、実施例3における中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗値とトナー帯電電源13の出力する電圧値(トナー帯電ローラに印加される電圧)との関係を示すグラフである。
【0102】
調整された電圧の印加により、二次転写残トナーに付与される電荷量は、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の回転数の増加によっても、過剰になることはなく、1次転写効率低下を防ぐことができる。さらに、製造時の、感光ドラム1の感光層の膜厚、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗値をメモリー28に記録することにより、感光ドラム1および中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の製造のばらつきを考慮して、トナー帯電電源13の調整を行うことができる。
【0103】
また、本実施例3においても実施例1及び実施例2と同様に、二次転写残トナークリーニング不良は、トナー帯電電源13の出力する電圧の電圧値を大きくし、二次転写残トナーが付与される電荷量を過不足なくすることにより、発生を防ぐことができる。
【0104】
以上、本実施例に拠れば、感光ドラム1及び中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23をプロセスカートリッジ310に内包した画像形成装置において、トナー帯電電源調整部(制御部)24が、中間転写ベルトカウンターのカウントした中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)と、中間転写ベルト9の積算回転数(積算時間)から算出された感光ドラム1及びトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に応じ、トナー帯電電源13の出力する交番電圧に直流電圧を重畳した電圧の電圧値を調整することにより、二次転写残トナーに付与される電荷量は過剰または過不足にならない。従って、一次転写効率低下の不具合の発生を防ぐことができた。さらに、二次転写残トナークリーニング不良発生の不具合も防ぐことができた。
【0105】
さらに、メモリー28に製造時における、感光ドラム1の感光層の厚さ、中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗を記録し、その記録された情報に基づきトナー帯電電源調整部(制御部)24がトナー帯電電源13の出力値を調整することにより、感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の製造時のばらつきを考慮したトナー帯電電源13の出力の調整を行うことができた。
【0106】
なお、中間転写ベルト9の使用開始からの積算回転数(積算時間)に関する情報、トナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に関する情報などを記憶する領域を設けてメモリー28に記憶しておき、その情報に応じてトナー帯電電源13の出力を調整することも可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が第1の転写位置で静電的に転写される中間転写体と、前記中間転写体上の現像剤像が記録材に第2の転写位置で静電的に転写された後、交番電圧に直流電圧が重畳された電圧が印加され、前記中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する帯電手段とを有し、前記残留現像剤は前記第1の転写位置で前記中間転写体から前記像担持体へ静電的に転写された後、前記像担持体現像剤除去部材により除去される画像形成装置において、
像担持体、中間転写体、帯電手段の使用開始からの積算回転数(積算時間)に応じて、帯電手段に印加される交番電圧に直流電圧を重畳した電圧の電圧値を調整することにより、一次転写効率低下の不具合を抑えることが可能になった。また、中間転写ベルトクリーニング不良の発生を抑えることも可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における画像形成装置100の要部概略構成を示す模式図
【図2】 実施例1におけるフルカラープリント枚数に対する感光ドラム1、中間転写ベルト9、トナー帯電ローラ23の使用開始からの積算回転数(積算時間)と、トナー帯電電源13の出力値の調整される値を示した表
【図3】 実施例1における中間転写ベルト9およびトナー帯電ローラ23の積算回転数(積算時間)に対する抵抗の関係を示すグラフ
【図4】 実施例1における感光ドラムの積算回転数に対する感光ドラムの感光層膜厚との関係を示すグラフ
【図5】 実施例1における二次転写残トナーに付与された電荷量と連続プリント時における2枚目プリントの1色目Yトナー像の一次転写効率を表すグラフ
【図6】 実施例2における画像形成装置110の要部概略構成を示す模式図
【図7】 実施例3における画像形成装置120の要部概略構成を示す模式図
【図8】 実施例3における感光ドラム1の感光層の膜厚とトナー帯電電源13の出力する電圧値(トナー帯電ローラに印加される電圧)との関係を示すグラフ
【図9】 実施例3における中間転写ベルト9及びトナー帯電ローラ23の抵抗値とトナー帯電電源13の出力する電圧値(トナー帯電ローラに印加される電圧)との関係を示すグラフ
【図10】 実施例3におけるメモリー28の構成の詳細を示すブロック図
【図11】 従来例における中間転写方式の画像形成装置の一例として、4色のフルカラーレーザービームプリンターとしての画像形成装置200の要部概略構成を示す模式図
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体、電子写真感光体)
9 中間転写ベルト(中間転写体)
10 二次転写ローラ(二次転写手段)
23 トナー帯電ローラ(帯電手段)
13 トナー帯電電源
24 トナー帯電電源調整部(制御部)
25 感光ドラムカウンター(像担持体積算手段)
26 中間転写ベルトカウンター(中間転写体積算手段)
27 トナー帯電ローラカウンター(帯電積算手段)
28 メモリー
Claims (4)
- 現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写された前記現像剤像を記録材に2次転写する転写手段と、前記中間転写体の前記現像剤像が前記記録材に転写された後に該中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する現像剤帯電手段とを有し、前記1次転写の位置において、前記現像剤帯電手段によって帯電された前記残留現像剤を前記像担持体に転写して前記中間転写体をクリーニングしつつ、該像担持体上の現像剤像を前記中間転写体に1次転写する動作を行う画像形成装置において、
前記現像剤帯電手段の積算使用量に関する情報と前記中間転写体の積算使用量に関する情報と前記像担持体の積算使用量に関する情報を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて前記現像剤帯電手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段とを備え、
前記電圧制御手段は、前記現像剤帯電手段の積算使用量に関する情報と前記中間転写体の前記積算使用量に関する情報と前記像担持体の前記積算使用量に関する情報とに応じて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を該現像剤帯電手段の使用開始時に印加する電圧よりも低くなるように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記検知手段は、前記現像剤帯電手段の積算使用量に関する情報として前記現像剤帯電手段の使用開始からの積算駆動時間に関する情報をカウントする手段と、前記中間転写体の前記積算使用量に関する情報として前記中間転写体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報をカウントする手段と、前記像担持体の積算使用量に関する情報として前記像担持体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報をカウントする手段とを含み、
前記電圧制御手段は、前記中間転写体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報と、前記現像剤帯電手段の使用開始からの積算駆動時間に関する情報と、前記像担持体の使用開始からの積算駆動時間に関する情報とに応じて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を該現像剤帯電手段の使用開始時に印加する電圧よりも低くなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写された前記現像剤像を記録材に2次転写する転写手段と、前記中間転写体の現像剤像が前記記録材に転写された後に、該中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する現像剤帯電手段とを有し、前記1次転写の位置において、前記現像剤帯電手段により帯電された前記残留現像剤を前記像担持体に転写して前記中間転写体をクリーニングしつつ、該像担持体上の現像剤像を前記中間転写体に1次転写する動作を行う画像形成装置において、
前記現像剤帯電手段の駆動時間に関する情報と前記中間転写体の駆動時間に関する情報と前記像担持体の駆動時間に関する情報を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて前記現像剤帯電手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段とを備え、
前記電圧制御手段は、前記現像剤帯電手段の駆動時間に関する情報に応じた電圧値と、前記中間転写体の駆動時間に関する情報に応じた電圧値と、前記像担持体の駆動時間に関する情報に応じた電圧値を用いて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を該現像剤帯電手段の使用開始時に印加する電圧よりも低くなるように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上の現像剤像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上に1次転写された前記現像剤像を記録材に2次転写する転写手段と、前記中間転写体の現像剤像が前記記録材に転写された後に、該中間転写体上に残留する残留現像剤を帯電する現像剤帯電手段とを有し、前記1次転写の位置において、前記現像剤帯電手段により帯電された前記残留現像剤を前記像担持体に転写して前記中間転写体をクリーニングしつつ、該像担持体上の現像剤像を前記中間転写体に1次転写する動作を行う画像形成装置であって、前記像担持体と前記中間転写体と前記現像剤帯電手段と記憶手段が一体化されたカートリッジとして着脱可能な画像形成装置において、
前記記憶手段に記憶されている、前記像担持体の膜厚に関する情報と前記中間転写体の抵抗値に関する情報と前記現像剤帯電手段の抵抗値に関する情報と前記カートリッジを用いて画像形成した画像形成枚数に関する情報に基づいて、前記現像剤帯電手段に印加する電圧を、前記カートリッジが使用開始時に該現像剤帯電手段に印加する電圧よりも低い電圧になるように制御することを特徴とする画像形成装置。
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JP2002275066A JP4323766B2 (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 画像形成装置 |
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