JP4323154B2 - パンチプレス用上金型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばタレットパンチプレス等のごときパンチプレスに装着して使用されるパンチプレス用上金型に係り、さらに詳細には、上金型に備えたパンチヘッドの高さ位置を調整自在(ハイト調整自在)の上金型において、上金型をパンチプレスに装着した状態において前記パンチヘッドの上下位置を片手操作で容易に行うことのできるパンチプレス用上金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パンチプレスに装着して使用される成形金型においてパンチヘッドの高さ位置を調整する構成として、上金型におけるパンチドライバ(パンチボディ)の上面とパンチヘッドとの間にシムを介在する構成が採用されていた。上記構成においては、調整に必要な厚さのシムを揃えることが厄介であると共に、パンチドライバからパンチヘッドを取り外し、その後にシムを介在する構成であるから、ハイト調整作業が厄介であるという問題があった。
【0003】
そこで、パンチドライバの上部にパンチヘッドを上下動可能に螺着し、パンチヘッドを回転操作することによって、パンチドライバに対してパンチヘッドの高さを調整自在の構成も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3208104号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1においての上金型は、図4に示すように、例えばタレットパンチプレス等のごときパンチプレス(図示省略)における上型ホルダ1にリフタースプリング3を介して上下動自在に支持されており、この上金型5は、下金型(図示省略)と協働してワークのプレス加工(例えば成形加工)を行うプレス加工部7を下部に備えたパンチドライバ9を備えており、このパンチドライバ9の上部には、パンチヘッド11が上下位置調整自在に螺着してある。
【0006】
前記パンチドライバ9に対してパンチヘッド11の高さ位置の調整を行った後に、パンチヘッド11を固定するために、前記パンチヘッド11の下端部外周面には係止溝13が周方向に適宜間隔に形成してあり、かつ上記係止溝13に対して先端側が係合自在のロック片15がパンチドライバ9内に移動自在に設けられている。前記ロック片15はコイルスプリング等の弾性部材17によって常に係止溝13方向へ押圧付勢されている。上記弾性部材17の付勢力に抗して前記係止溝13とロック片15との係合を解除するために、前記ロック片15には頭部を前記パンチドライバ9の外部へ突出したボルト19が螺着してある。
【0007】
上記構成により、ボルト19を操作して前記係止溝13とロック片15との係合が解除された状態にあるとき、パンチドライバ9に対してパンチヘッド11を回転操作することにより、パンチドライバ9に対するパンチヘッド11の高さ位置が調整される。
【0008】
その後、弾性部材17の付勢力によって前記ロック片15と係止溝13とを係合した状態に保持することにより、パンチヘッド11はパンチドライバ9にロックした状態に保持されるものである。
【0009】
上記構成においては、パンチヘッドとパンチドライバとの間にシムを介在する構成に比較して、パンチドライバに対するパンチヘッドの高さ位置の調整を容易に行い得るものの、前記パンチヘッドの高さ位置を調整する際は、一方の手でボルト19を操作し、他方の手でパンチヘッド11を回転操作する必要があるという問題がある。
【0010】
また、パンチヘッド11の高さ調整により、前記係止溝13とロック片15との係合が離脱することがあり、さらなる改善が望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、パンチドライバの上部にパンチヘッドを上下調節自在に備えた構成のパンチプレス用上金型において、前記パンチドライバの上面に固定具を介して着脱可能に備えた螺子部材に、前記固定具を回転するための工具を挿通可能な挿通孔を備えたパンチヘッドを上下動可能に螺合して設け、前記螺子部材の外周面に周方向に適宜間隔に形成した係止溝に対して、前記螺子部材の軸心に対して直交する方向へ移動して係合離脱自在のロック片を前記パンチヘッドに備え、前記係止溝に前記ロック片を係合した固定状態に保持するためのロック片押え部を備えると共に前記係止溝からの前記ロック片の離脱を許容するためのロック片受入部を備えた摺動部材を、前記ロック片の移動方向に対して交差する方向へ移動自在に前記パンチヘッドに備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明するに、前述した従来の構成と同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
【0014】
図1を参照するに、プレス加工部(図示省略)を下部側に備え、かつパンチプレスにおける上型ホルダに上下動自在に支持されるパンチドライバ21(前述のパンチドライバ9に相当する)の上面にはボルトのごとき固定具23を介して螺子部材25が着脱可能に取付けてある。なお、パンチドライバ21に対して螺子部材25を着脱可能に取付ける構成としては、上記螺子部材25をパンチドライバ21に直接螺着する構成とすることも可能である。
【0015】
前記螺子部材25の外周面には雄ネジ部27が形成してあると共に軸心に平行な複数の係止溝29が周方向に適宜間隔に形成してある。上記係止溝29は、図1においては螺子部材25の上端部外周面に形成してあるが、係止溝29は前記螺子部材25の全長に亘って形成しても良いものであり、係止溝29の長さは所望の長さとすることができるものである。
【0016】
すなわち、係止溝29の長さは、パンチヘッド31の高さ調節範囲よりも充分に長く形成することができるものである。なお、前記係止溝29は、図1に示すように、断面形状が円弧状を呈する溝とすることにより、例えばフライス加工等の切削加工によって容易に加工することができるものである。
【0017】
前記螺子部材25の雄ネジ部27は、前記パンチヘッド31の内周面に形成した雌ネジ部33が上下位置調節可能に螺合してある。このパンチヘッド31には、前記固定具23を回転するための工具(図示省略)を挿通可能の挿通孔35が上部中央に形成してあると共に、前記係止溝29に係合離脱自在のロック片37を備えている。
【0018】
より詳細には、前記パンチヘッド31には径方向(放射方向)の貫通孔39が形成してあり、この貫通孔39内に、ボール又はピン等よりなる前記ロック片37が移動自在に嵌入してある。そして、前記係止溝29に前記ロック片37を係合した固定状態に保持するためのロック手段が前記パンチヘッド31に備えられている。
【0019】
すなわち、前記パンチヘッド31には、前記貫通孔39に対して交差する方向,本実施形態においては直交する方向の交差孔41が形成してあり、この交差孔41内には、前記ロック片37を係止溝29方向へ移動し固定状態に保持するための大径のロック片押え部(大径部)43を備えると共に、前記係止溝29から前記ロック片37が離脱することを許容するための小径のロック片受入部(小径部)45を備えた摺動部材47が移動自在に嵌入してある。
【0020】
上記摺動部材47は、前記交差孔41の底部と前記摺動部材47との間に弾装したコイルスプリング等のごとき弾性部材49によって常に抜け出る方向に押圧付勢されており、常態においては前記ロック片押え部43が前記ロック片37を係止溝29に係合した状態にあるように、前記交差孔41の入口に螺着固定したパイプ状のストッパ51に当接されている。そして、前記摺動部材47の先端部47Eは、前記パンチヘッド31の上面に段状に形成した凹部53内に突出してある。
【0021】
上記構成により、常態においては、摺動部材47の大径の押え部43によってロック片37は係止溝29に係合した状態に固定されており、螺子部材25に対してパンチヘッド31は回転不能な固定状態に保持されている。
【0022】
前記螺子部材25に対してパンチヘッド31の高さ位置(上下位置)を調節するには、一方の手の例えば人差指で摺動部材47の先端部47Eを下方向へ押して、この摺動部材47の小径のロック片受入部45を前記ロック片37に対応すると、前記ロック片37はロック片受入部45側へ移動して係止溝29から離脱するので、一方の手でパンチヘッド31を回転することにより、螺子部材25に対してパンチヘッド31を上下に位置調節することができる。
【0023】
前記パンチヘッド31の回転量(回転角)をパンチヘッド31に備えた目盛り55により読み取り、パンチヘッド31を所望角回動した後に、前記摺動部材47の押圧を解除すると、弾性部材49の付勢力によって摺動部材47が移動され、当該摺動部材47の大径の押え部43によってロック片43が係止溝29方向へ移動され、前記係止溝29に係合した状態に保持される。
【0024】
上記説明より理解されるように、上記構成においては、固定側としての螺子部材25に対して回動側としてのパンチヘッド31が外側に位置し、かつ螺子部材25に形成した係止溝29に対して係合離脱自在のロック片37及び当該ロック片37の係脱を操作するための摺動部材47を前記パンチヘッド31に備えた構成であることにより、片手操作でもってパンチヘッド31を回動操作することができるものである。
【0025】
したがって、上金型をパンチプレスの上金ホルダに装着した状態であって、上金ホルダの上部空間が比較的狭い場合であっても、上金ホルダに上金型を装着した状態においてパンチヘッド31の回転操作を容易に行い得るものであり、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【0026】
図2は第2の実施形態を示すもので、前述した第1の実施形態と同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
【0027】
前述した第1の実施形態においては、摺動部材47の先端部47Eをパンチヘッド31の上部に突出した構成について説明したが、この第2の実施の形態においては、前記先端部47Eをパンチヘッド31の下部に突出した構成を示すものである。この構成においては、親指でもって摺動部材47の先端部47Eを上方向に押圧する点が相違するのみであって、前述同様に片手でもってパンチヘッド31を回動することができるものである。
【0028】
図3は第3の実施形態を示すもので、前述した実施形態と同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
【0029】
この第3の実施形態においては、交差孔41を水平に設けた構成であって、前述した実施形態と同様の効果を奏するものである。
【0030】
既に理解されるように、摺動部材47を嵌入する交差孔41は、上下方向,水平方向に設けることができることは勿論のこと、場合によっては斜め上下方向に設けることも可能なものである。
【0031】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によれば、回動されるパンチヘッド側にロック片及び上記ロック片を操作する摺動部材を備えたことにより、前記ロック片のロック状態を解除してパンチヘッドを回動することを片手でもって行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパンチプレス用上金型のパンチヘッド構成を示す断面説明図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るパンチプレス用上金型のパンチヘッド構成を示す断面説明図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るパンチプレス用上金型のパンチヘッド構成を示す断面説明図である。
【図4】先行例の構成を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 上型ホルダ
5 上金型
7 プレス加工部
9,21 パンチドライバ
11,31 パンチヘッド
13,29 係止溝
15,37 ロック片
25 螺子部材
27 雄ネジ部
33 雌ネジ部
35 挿通孔
39 貫通孔
41 交差孔
43 ロック片押え部(大径部)
45 ロック片受入部(小径部)
47 摺動部材
49 弾性部材
53 凹部

Claims (1)

  1. パンチドライバの上部にパンチヘッドを上下調節自在に備えた構成のパンチプレス用上金型において、前記パンチドライバの上面に固定具を介して着脱可能に備えた螺子部材に、前記固定具を回転するための工具を挿通可能な挿通孔を備えたパンチヘッドを上下動可能に螺合して設け、前記螺子部材の外周面に周方向に適宜間隔に形成した係止溝に対して、前記螺子部材の軸心に対して直交する方向へ移動して係合離脱自在のロック片を前記パンチヘッドに備え、前記係止溝に前記ロック片を係合した固定状態に保持するためのロック片押え部を備えると共に前記係止溝からの前記ロック片の離脱を許容するためのロック片受入部を備えた摺動部材を、前記ロック片の移動方向に対して交差する方向へ移動自在に前記パンチヘッドに備えたことを特徴とするパンチプレス用上金型。
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