JP4322660B2 - Daコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、DAコンバータに関し、例えば半導体試験装置に適用することができる。本発明は、最上位ビットに対応した電圧発生手段から順次必要な電圧発生手段を選択して行くようにしたことにより、最小分解能に応じた高精度の出力電圧を簡単な演算処理により得ることができる。これにより調整作業を省略して、簡易な構成により高精度の出力電圧を簡単に得ることができる。
従来、例えば半導体製造工程においては、半導体試験装置により種々の特性を測定して出荷するようになされており、この半導体試験装置に設けられる測定ユニットの1つにDAコンバータによる電圧発生回路が設けられるようになされている。
このようなDAコンバータにおいては、例えば加算回路構成の演算増幅回路により構成され、この加算回路に係る入力抵抗の切り換えにより出力電圧を切り換えるようになされている。すなわちこの種のDAコンバータにおいては、所定の基準電圧に一端を接続してなる複数の入力抵抗がそれぞれスイッチ回路を介して演算増幅回路の反転入力端に接続され、上位のコントローラから出力される入力データに応じてこれら複数のスイッチ回路をオンオフ制御することにより、入力データにより指示された出力電圧を出力するようになされている。
このようにして構成される演算増幅回路構成のDAコンバータにおいては、帰還抵抗と入力抵抗との比により出力電圧が決まり、これによりこれら抵抗における抵抗値のばらつきが出力電圧のばらつきとなり、入力データの上位ビット側に対応する入力抵抗程、ばらつきの小さな高い精度が必要となる。すなわち例えば入力データが16ビットの場合に、最上位ビットに対応する出力電圧における誤差を、最下位ビットに対応する出力電圧以下に設定する場合、最上位ビットの入力抵抗においては、誤差を0.003〔%〕以下にすることが必要になる。これに対して一般に、高精密抵抗にあっては、誤差が0.1〔%〕であり、超高精密抵抗にあっても、誤差が0.01〔%〕である。
これにより半導体試験装置に適用されるDAコンバータにおいては、上位ビット側の入力抵抗を微調整して出力電圧の誤差を調整するようになされていた。またこのような入力抵抗の微調整に代えて、別途、補正用のDAコンバータにより補正用電圧を生成し、この補正用電圧によりDAコンバータの出力電圧を補正するようになされていた。
また実開平7−16436号公報には、複数のDAコンバータの入力段にそれぞれ加算器を設け、入力ディジタルデータと所定のオフセット値とを加算した結果を各DAコンバータに出力することにより、リニヤリティ誤差を少なくする方法が提案されるようになされている。
しかしながらこれらの方法により出力電圧の誤差を小さくする場合にあっては、構成が煩雑になり、さらには調整作業が煩雑になる問題がある。
実開平7−16436号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、調整作業を省略して簡易な構成により簡単に高精度の出力電圧を得ることができるDAコンバータを提案しようとするものである。
係る課題を解決するため請求項1の発明においては、目標電圧を表すディジタルの入力データをアナログの電圧に変換するDAコンバータであって、複数ビットよりなるディジタルデータ入力端子を有し、該ディジタルデータ入力端子の各ビットに対応して設けられ、その最上位ビットに対応して最も大きな電圧を発生すると共に下位ビットにかけて順次低い電圧を発生する複数の電圧発生手段と、前記各電圧発生手段の出力電圧を加算する加算手段と、前記各電圧発生手段の出力電圧の実測値を記憶した記憶手段と、前記ディジタルの入力データ及び前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記電圧発生手段を選択する制御手段とを備え、前記各ビットとも、当該ビットに対応した電圧発生手段で発生する電圧による前記加算手段の出力電圧が、該ビットよりも下位の全てのビットに対応した電圧発生手段で発生可能な電圧に微小電圧を加算した場合の前記加算手段の出力電圧値以下になるように設定され、前記制御手段は、前記ディジタルデータ入力端子の最上位ビットに対応するビットを処理ビットに設定し、該設定された処理ビットに対応した電圧発生手段の前記実測値と前記ディジタル入力データによる目標電圧とを比較し、該比較結果に基づいて前記処理ビットに対応した電圧発生手段を選択するか否かを判断し、該判断結果による前記処理ビットに対応した前記実測値と前記目標電圧との差分を残り電圧として設定すると共に前記処理ビットに隣接する下位側のビットにより前記処理ビットを更新し、前記設定された残り電圧と前記更新された処理ビットに対応した電圧発生手段の前記実測値とを比較し、該比較結果に基づいて前記更新された処理ビットに対応した電圧発生手段を選択するか否かを判断し、該判断結果による前記更新された処理ビットに対応した前記実測値と前記残り電圧との差分により前記残り電圧を更新し、以下順次更新された残り電圧が最小分解能による電圧値以下となるまで前記処理ビットに対応した電圧発生手段を選択するか否かの判断を行うようにする。
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、微小電圧を、最下位ビットの目標電圧とする。
請求項1の構成によれば、ディジタルデータ入力端子の最上位ビットに対応して最も大きな電圧を発生すると共に、下位ビットにかけて順次低い電圧を発生するようになされ、
前記各ビットとも、当該ビットに対応した電圧発生手段で発生する電圧による前記加算手段の出力電圧が、該ビットよりも下位の全てのビットに対応した電圧発生手段で発生可能な電圧に微小電圧を加算した場合の前記加算手段の出力電圧値以下になるように設定された複数の電圧発生手段のなかから、ディジタルの入力データに応じた電圧発生手段を選択するにつき、ディジタルデータ入力端子の最上位ビットに対応する最上位ビットの電圧発生手段から順次必要な電圧発生手段を選択して行くことにより、最小分解能に応じた高精度の出力電圧を簡単な演算処理により得ることができる。
また請求項2の構成によれば、請求項1の構成において、微小電圧を最下位ビットの目標電圧としたことにより、出力電圧の単調増加性を確保することができる。
本発明によれば、最上位ビットに対応した電圧発生手段から順次必要な電圧発生手段を選択して行くようにしたことにより、最小分解能に応じた高精度の出力電圧を簡単な演算処理により得ることができる。これにより調整作業を省略して、簡易な構成により高精度の出力電圧を簡単に得ることができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
図2は、本発明の実施例に係るDAコンバータを示すブロック図である。なおこの実施例においては、説明を簡単にするため8ビットのDAコンバータについて例示するが、実際には12ビット程度以上の高分解能のDAコンバータに本発明を適用して好適である。このDAコンバータ1は、例えば半導体試験装置の測定ユニットに設けられ、上位のコントローラから出力される目標電圧を指示する8ビットの入力データVinにより対応する出力電圧Voutを出力する。このDAコンバータ1に係る半導体試験装置では、例えばこの出力電圧Voutを測定対象に印加してこの測定対象の特性を評価するようになされている。
このDAコンバータ1においては、加算回路構成による演算増幅回路4により出力電圧Voutを出力する。すなわちこのDAコンバータ1において、基準電源2は、精度の高い一定電圧の基準電圧−Vrefを生成して出力する。入力抵抗R1〜R8は、それぞれディジタルデータ入力端子T1の各ビットに対応して設けられた入力抵抗であり、一端が基準電源2に接続され、他端がそれぞれスイッチ回路SW1〜SW8に接続される。スイッチ回路SW1〜SW8は、例えば電界効果型トランジスタにより構成され、入力データVinに応じた制御回路3の制御によりオンオフ動作してそれぞれ対応する入力抵抗R1〜R8を演算増幅回路4の反転入力端子に選択接続する。また演算増幅回路4においては、これらスイッチ回路SW1〜SW8が反転入力端に接続され、また出力端と反転入力端との間に帰還抵抗Rfbが設けられ、非反転入力端が接地されるようになされている。
これらにより演算増幅回路4においては、次式により示すように、反転入力端に接続される入力抵抗R1〜R8による抵抗値Riと帰還抵抗Rfbとの比により基準電圧−Vrefに対応する出力電圧Voutを出力するようになされ、制御回路3によるスイッチ回路SW1〜SW8のオンオフ制御により出力電圧Voutを切り換えるようになされている。
Figure 0004322660
このようにして構成されるDAコンバータ1において、入力抵抗R1〜R8においては、入力抵抗R1がディジタルデータ入力端子T1の最下位ビットに割り当てられ、入力抵抗R8側が上位ビット側に割り当てられる。これによりこれら入力抵抗R1〜R8は、入力抵抗R1の抵抗値が最も大きくなるように設定され、この入力抵抗R1から入力抵抗R8側の抵抗にあっては、順次、抵抗値が概ね1/2に設定されるようになされている。
このような入力抵抗R1〜R8においては、演算増幅回路4に接続された際に出力される出力電圧Voutが、対応する入力データによる目標電圧より低くなるように設定される。このDAコンバータ1では、各入力抵抗R1〜R8の下位側の入力抵抗の設定により、この目標電圧より低くなった出力電圧Voutを補正する。またこの補正を、実際に測定した出力電圧Voutを基準にして実行し、これにより入力抵抗に要求される抵抗値の精度を低減し、調整作業を省略して簡易な構成により高精度の出力電圧Voutを出力する。
また上記各入力抵抗R1〜R8の抵抗値は、抵抗値の誤差によって生ずる各ビット毎の出力電圧のばらつきを考慮して、上記出力電圧Voutの補正によって単調増加性が保証されるように決定される。
具体的に、入力抵抗の精度によりこの特定ビットの入力抵抗による演算増幅回路4の出力電圧が最大電圧及び最小電圧の範囲でばらつく場合に、この最大電圧より微小電圧Vsを減算した電圧値が、この特定ビットより下位ビットの全ての入力抵抗が最小電圧側に最大にばらついて得られる演算増幅回路4の出力電圧(いわゆるワーストケースによる出力電圧)以下になるように、該特定ビットの入力抵抗の抵抗値を設定する。ここでこの微小電圧Vsは、最小分解能の電圧であり、最下位ビットの入力抵抗R1による出力電圧の目標値(理論値)であり、最下位ビットの目標電圧である
すなわち各ビットに対応した各入力抵抗R1〜R8の値は、最下位ビット(LSB)から順次以下のようにして設定される。なお以下において、抵抗値がプラス側に最大の誤差を持ってい場合の出力電圧値をそのビットの最電圧値とし、これとは逆に抵抗値がマイナス側に最大の誤差を持ってい場合の出力電圧値をそのビットの最電圧値と呼ぶ。
まず最下位ビット(以下これをビット1と呼ぶ)において、最大電圧値をV1(MAX)、最小電圧値をV1(MIN)としたとき、次式、
Figure 0004322660
となるようにビット1の出力電圧値V1を定める。(V 1(MAX) は上記の定義よりVs以下でよいわけであるが、V 1(MAX) を小さくすると、それに伴ってV 1(MIN) も小さくなる。すると後述のように最大出力電圧の低下が大きくなるので、V 1(MAX) は(2)式のようにVsと同じ値にする。)この場合、ビット1に対応した抵抗R1の抵抗値がマイナス側に最大の誤差を持っていたとした場合の抵抗値(以下これを最小抵抗値と呼ぶ)をR1(MIN)とすると、次式、
Figure 0004322660
を満足するように抵抗R1の抵抗値を定める。但し、V1(MAX)は抵抗R1の抵抗値が最小抵抗値R1(MIN)のときのビット1の出力電圧値である。これにより(2)式の関係が満足される。
またビット1に対応する抵抗R1の定格値をR1、プラス側に最大の誤差を持っていたとした場合の抵抗値(以下これを最大抵抗値と呼ぶ)をR1(MAX)、最大誤差を±ΔR1とすると、次式、
Figure 0004322660
Figure 0004322660
となる。
次に、ビット1の1つ上位側のビット(以下これをビット2と呼ぶ)において、最大電圧値をV2(MAX)としたとき、次式、
Figure 0004322660
を満足するようにビット2の出力電圧値V2を定める。この場合、ビット2に対応する抵抗R2の最小抵抗値をR2(MIN)とすると、次式、
Figure 0004322660
を満足するようにビット2に対応する抵抗R2の抵抗値を定める。これにより(6)式の関係が満足される。
またビットiにおいて、これより下位のビットの出力電圧値が全て最小電圧であるとし、これらが全て選択された場合に出力される電圧値を、ΣVi-1(MIN)とすると、次式、
Figure 0004322660
を満足するようにi番目のビットの出力電圧Viを定める。この場合ビットiにおいて、次式、
Figure 0004322660
を満足するように抵抗Riの最小抵抗値Ri(MIN)を定める。但し、Σ1/Ri-1(MAX)は、1/Ri-1(MAX)+1/Ri-2(MAX)+1/Ri-3(MAX)+……+1/R2(MAX)+1/R1(MAX)を表すものとする。これにより(8)式の関係が満足される。
なおビットiの定格出力電圧Vi(NOM)は、誤差電圧の最大値をVeiとすると、次式、
Figure 0004322660
によって表すことができる。
これらによりこのDAコンバータ1では、調整作業を省略して簡易な構成により高精度の出力電圧Voutを出力して、単調増加性を確保し、さらには所望する分解能を確保できるようになされている。
すなわちこのように入力抵抗R1〜R8を設定すると、ビット1(最下位ビット)において、出力電圧の最大誤差をVe1、ビット1の定格出力電圧(設計中心値)をV1(NOM)とすると、ビット1の最大電圧V1(MAX)について、次式、
Figure 0004322660
の関係が成り立つ。
またビット1の最小電圧V1(MIN)については、次式、
Figure 0004322660
の関係が成り立つ。
次にビット2において、最大電圧をV2(MAX)、最小電圧をV2(MIN)とすると、次式、
Figure 0004322660
となることにより、(6)式、(11)式及び(12)式より、次式、
Figure 0004322660
となり、さらに(13)式より、次式、
Figure 0004322660
となる。従ってビット2及びビット1が最小値でありこれらが全て選択された場合の出力電圧ΣV2(MIN)は、次式、
Figure 0004322660
によって表される。
さらにビット3について、最大電圧をV3(MAX)、最小電圧をV3(MIN)とすると、次式、
Figure 0004322660
となることより、同様にして次式、
Figure 0004322660
となる。従ってビット3、ビット2及びビット1が最小値でありこれらが全て選択された場合の出力電圧ΣV3(MIN)は、次式、
Figure 0004322660
によって表される。
以下、同様にして順次上位ビットについて求めると、最上位ビット(ビットm)の最大値Vm(MAX)は、次式、
Figure 0004322660
となり、また最小値Vm(MIN)は、次式、
Figure 0004322660
となる。
かくして最上位ビット(ビットm)を含めて全てのビットが最小値でありこれらが全て選択された場合の出力電圧ΣVm(MIN)は、次式、
Figure 0004322660
によって表される。
ここでビット数がmであるDAコンバータの最大出力電圧(理論値)ΣVmは、最小分解能に相当する電圧の理論値VLSBを用いて、次式、
Figure 0004322660
によって表されることにより、この最大出力電圧ΣVmと、該D/Aコンバータにおいて、全てのビットから得られる電圧が全て最小値でありこれらが全て選択された場合(ワーストケース)の出力電圧ΣVm(MIN)との差ΔVDACは、(22)式及び(23)式より、次式、
Figure 0004322660
となる。
ここで微小電圧Vsを、Vs=VLSBとなるように選んだ場合は、ΔVDACは、次式、
Figure 0004322660
となる。
このように本実施例のDAコンバータ1において、全てのビットが選択された際の最大出力電圧は、各ビットで生ずる誤差電圧によって、(23)式で示した論理値ΣVmよりも(25)式で表される電圧ΔVDACだけ少なくなる。しかしながらその電圧ΔVDACは、大きな係数が掛かる下位ビットの誤差電圧においてその絶対値が小さいことにより、DAコンバータ1の出力電圧全体としては僅かな値としかならない。従ってDAコンバータ1において、各ビットに対応する抵抗R1〜R8として比較的誤差が大きなもの(例えば0.1%程度の誤差)を用いても、最大出力電圧の僅かな低下が生じるだけとなる。
また微小電圧Vsを最小分解能に相当する最下位ビットの目標電圧、即ち上記のV LSB より僅かに大きくすることにより、微分非直線性誤差(単調増加性誤差)の僅かな劣化を伴うのみで最大出力電圧の低下を補うことができる。
しかしてこれら出力電圧Voutの出力に係る加算回路構成の演算増幅回路においては、ディジタルデータ入力端子T1の各ビットに対応する複数の電圧発生手段として、基準電圧−Vrefと共に入力抵抗R1〜R8がディジタルデータ入力端子T1の各ビットに対応して設けられていて、これら複数の電圧発生手段による出力を演算増幅回路4、帰還抵抗Rfbによって加算して出力する加算手段とを構成するようになされている。またスイッチ回路SW1〜SW8は、入力データに応じてこれら複数の電圧発生手段による電圧を加算手段に供給するスイッチ回路を構成するようになされている。
記憶回路5は、不揮発性のメモリ素子NVRAM(nonvolatile Random Access Memory)などで構成され、上記各ビットごとに、そのビットがセレクトされた時に得られる実際の出力電圧が、そのビットに対応する校正電圧として記録される。なおこの記憶回路5の記録においては、このDAコンバータ1の最終調整において、実際に出力電圧Voutを測定して記録される。
制御回路3は、コンピュータにより構成され、所定のプログラムの実行により、記憶回路5に記憶されている各抵抗R1〜R8がセレクトされた時に得られる実際の出力電圧値に対応する校正電圧を参照して、Vinとして入力された目標電圧を出力するように制御信号G1〜G8によりスイッチ回路SW1〜SW8をオンオフ制御する。
この制御において、制御回路3は、ディジタルデータとして入力された目標電圧を残り電圧VC0として一時保持すると共に、最上位ビットを処理ビットに設定し、該処理ビットに対応する入力抵抗(この場合はR8)による校正電圧を記憶回路5から読み出して残り電圧VC0(=目標電圧)と比較する。この比較結果により、目標電圧が記憶回路5から読み出された最上位ビットによる校正電圧以上である場合、制御回路3は処理ビットに対応するスイッチ回路(SW8)を「1」にすると共に、この校正電圧と目標電圧との差を、更新された残り電圧VC1として、上述の一時保持した電圧VC0をこの電圧に置き換える。これとは反対に、残り電圧VC0(=目標電圧)が記憶回路5から読み出された最上位ビットによる校正電圧未満であった場合は、処理ビットに対応するスイッチ回路(SW8)を「0」にする。また、残り電圧はVC0(=目標電圧)のままにしておく。次に制御回路3は、最上位ビットの1つ下位側のビット(ビット7)を処理ビットに設定し、このビットに対応する校正電圧を記憶回路5から読み出すと共に、この校正電圧と一時保持した電圧値(残り電圧)とを比較し、比較結果に基づいてこのビットに対応するスイッチ回路(SW7)を「1」又は「0」のいずれかに設定する。以下、同様にして残り電圧と下位ビットによる校正電圧との比較を残り電圧がVs以下になるまで逐次実行し、必要なビットの選択を行う。
このような逐次比較により、最初にビットiが選択されたとすると、その時に一時保持されている残り電圧は目標電圧Vinであるから、ビットiの校正電圧をVi、ビットi+1の校正電圧をVi+1、最大電圧をVi+1(MAX)とすると、次式、
Figure 0004322660
Figure 0004322660
であることにより、(8)式の関係及びビットiの最小電圧Vi(MIN)と実出力電圧Viとの大小関係より、次式、
Figure 0004322660
が成立し、この結果、次式、
Figure 0004322660
となる。この場合、目標電圧Vinからi番目のビットの校正電圧Viを差し引いた後の残り電圧をVC1とすると、次式、
Figure 0004322660
となる。
なおビットiが最上位ビットである場合は、Vi+1(MAX)は存在しないが、最上位ビットより上位に仮想のビットがあるものとして、その最大電圧をVi+1(MAX)とする。
次に目標電圧Vinから現在選択されている処理ビットの校正電圧を差し引いた残り電圧VC1微小電圧Vs以下であれば、この処理ビットより下位のビットの選択は行わず、出力電圧確定する。この場合、出力電圧の誤差は0〜−Vsの範囲に収まる。これに対して残り電圧VC1微小電圧V S より大きければ、さらに下位のビットの選択を行う。
そしてビットiより下位のビットkが次に選択されたとすると、(30)式におけるiをkに置き換えると共にVinをVC1に置き換え、残り電圧VC1からビットkの校正電圧Vkを差し引いた電圧値(更新された残り電圧)をVC2として、次式、
Figure 0004322660
が成立する。
ここで残り電圧VC2微小電圧Vs以下であれば、この処理ビットより下位のビットの選択は行わず、出力電圧が確定する。この場合、出力電圧の誤差は上記と同様に0〜−Vsの範囲に収まる。これに対して、残り電圧VC2微小電圧Vsより大きければ、さらに下位のビットの選択を行う。
このようにしてビットの選択は、残り電圧VCNが微小電圧Vs以下になるまで繰り返し行われる。最終段階での残り電圧をVCLとすると、V の最大値はV S であるから、最終的にビット1が選択された場合は、次式、
Figure 0004322660
となる。
またビット1が選択されなかった場合は、次式、
Figure 0004322660
となる。この(33)式における残り電圧VCLは目標電圧Vinに対する誤差電圧を意味する。この場合、Vs≧V1であることにより、(32)式、(33)式より、出力電圧は、0から−Vs以内の誤差で校正され、Vs=V LSB とすると、出力電圧は目標電圧に対して0〜V LSB 以内に収まることとなる。この結果1カウント離れて隣接する出力電圧の差は、V LSB 〜0となり、単調増加性が保たれていることが分かる。
かかる方法においては、目標電圧Vin又は残り電圧VCNを記憶回路5に記憶されている処理ビットに対応する校正電圧と比較し、その比較結果によって該処理ビットに対応するスイッチ回路のオン、オフの選択を行うようになされている。これにより出力電圧の誤差は、上述のように0から−Vs以内となりマイナス側に偏っている。この点について、一般的には誤差は0を中心に正負に割り振られることが望ましく、そのようにするために、(32)式の左辺及び右辺からそれぞれ1/2・Vsを減じて、次式、
Figure 0004322660
となるようにすればよい。具体的には、残り電圧VCNが規定値以下になったか否かの判定を行う際のしきい値を、Vs/2だけシフトさせればよい。
図1は、このような制御回路3のスイッチ回路SW1〜SW8の制御に係る処理手順を示すフローチャートである。制御回路3は、上位のコントローラからの入力データVinの入力により電圧の出力が指示されると、この処理手順を開始し、ステップSP1からステップSP2に移り、処理ビットを最上位ビットに設定すると共に全てのビット対応スイッチ回路(SW1〜SW8)を「0」に仮設定し、さらに目標電圧を残り電圧VC0として設定した後ステップSP3に移る。
ステップSP3において制御回路3は、処理ビット(最上位ビット)の校正電圧Vを記憶回路5から読み出すと共に、この校正電圧VからVs/2を差し引いた値が、残り電圧VC0(=目標電圧Vin)以下であるか否かを判断する。ここで処理ビットの校正電圧VからVs/2を差し引いた値が、残り電圧VC0(=目標電圧Vin)以下である場合、すなわち比較結果が肯定である場合には、制御回路3は、ステップSP3からステップSP4に移り、処理ビット対応スイッチ回路SWi(この場合、i=8)を「1」に設定し、続くステップSP5に移る。
ステップSP5において制御回路3は、残り電圧VC0を、新たな残り電圧VC1(=目標電圧Vin−校正電圧V)に更新した後、ステップSP7に移る。
これに対してステップSP3において校正電圧VからVs/2を差し引いた値が、残り電圧VC0(=目標電圧Vin)以下ではない場合、制御回路3は、ステップSP3からステップSP6に移り、処理ビット対応スイッチ回路SWi(この場合、i=8)を「0」に設定した後、ステップSP7に移る。この場合、残り電圧は初期値VC0(=目標電圧)のままで変更されない。
ステップSP7において制御回路3は、残り電圧VCN(ビット8がセレクトされていない時はVC0、ビット8がセレクトされている時はVC1、以下同じ)がVs/2より小さいか否かを判断する。ここで否定結果が得られると制御回路3は、ステップSP7からステップSP8に移って、処理ビットをLSB側(ビット7)に1ビットシフトした後、上述のステップSP3に戻る。これにより制御回路3は、シフトされた処理ビット(ビット7)について、その校正電圧Vを記憶回路5から読み出し、この校正電圧VからVs/2を差し引いた値が、残り電圧VCN(VC0又はVC1)以下であるか否かを判断する。
ここで処理ビット(ビット7)の校正電圧V7からVs/2を差し引いた値が、残り電圧VCN(VC0又はVC1)以下である場合、制御回路3は、ステップSP3からステップSP4に移り、処理ビット(ビット7)対応スイッチ回路(SW7)を「1」に設定し、続くステップSP5に移る。
ステップSP5において制御回路3は、残り電圧VCN(VC0又はVC1)から校正電圧Vを差し引いた値を新たな残り電圧VCN+1(ビット8がセレクトされていない時はVC1、ビット8がセレクトされている時はVC2)として更新した後、ステップSP7に移る。
これに対してステップSP3において校正電圧VからVs/2を差し引いた値が、残りVCN(VC0又はVC1)以下ではない場合、制御回路3は、ステップSP3からステップSP6に移り、処理ビット(ビット7)対応スイッチ回路(SW7)を「0」に設定した後、ステップSP7に移る。この場合、残り電圧VCN(VC0又はVC1)は変更されない。
このようにして制御回路3は、ステップSP7において肯定結果が得られるまでステップSP7−SP8−SP3−SP6−SP7又はステップSP7−SP8−SP3−SP4−SP5−SP7の処理を繰り返すことにより、最上位ビットから残り電圧がVs/2以下となるまで順次比較を行って必要なビットを選択する。かくして制御回路3は、ステップSP7において肯定結果を得ると、ステップSP9に移って当該処理手順を終了する。なお最下位ビットまで選択が行われた場合には、最後の残り電圧VC8は、(32)式においてその両辺から1/2・Vsを差し引いて、次式、
Figure 0004322660
となる。
ビット選択が途中のビットiで終了したときの残り電圧は、Vs/2以下であるから、いずれにしてもビット選択が終了した時点での残り電圧は、Vs/2〜−Vs/2の範囲に入る。ここで、この残り電圧は、目標電圧から上記制御によって得られる当該DAコンバータの出力電圧を差し引いた残りの電圧を表すから、該出力電圧の誤差に相当する。従ってVs=V LSB とすると、出力電圧は目標電圧に対して±V LSB /2以内に収まることとなる。この結果1カウント離れて隣接する出力電圧の差は、V LSB 〜0となり、単調増加性が保たれていることが分かる。
なおこの実施例においては、最大出力電圧が僅かに小さくなることにより、これを補うために、微小電圧Vsを最小分解能に相当する電圧の理論値VLSBよりも数パーセント程度大きくするようにしてもよい。このようにすれば、微分非直線性が僅かに劣化するだけで、最大出力を数パーセント大きくすることができることにより、最大出力電圧の低下を補うことができる。
またディジタルデータ入力端子T1の最上位ビットに対応した入力抵抗R8から順次必要な入力抵抗を選択して行くようにしたことにより、逐次比較による簡単な演算処理により、最終的に最小分解能に応じた高精度の出力電圧を得ることができる。
以上の構成によれば、ディジタルデータ入力端子T1の最上位ビットに対応した電圧発生手段から順次必要な電圧発生手段を選択して行くようにしたことにより、最小分解能に応じた高精度の出力電圧を簡単な演算処理により得ることができる。これにより調整作業を省略して、簡易な構成により高精度の出力電圧を簡単に得ることができる。
なお上述の実施例においては、(34)式について上述したように、目標出力電圧Vin又は残り電圧VCNと実際の出力電圧値との比較を行う際のしきい値を、Vs/2だけシフトさせることにより、出力電圧の誤差を0を中心に正負に割り振られるようにしたが、本発明はこれに限らず、Vs/2のシフトを行わず、0から−Vs以内のままとするようにしてもよい。
述の実施例においては、残り電圧がVs/2以下となるとビットの選択を行うか否かの処理を終了する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、残り電圧の如何に関わらず、全ビットについてビットの選択を行うか否かの処理を実行するようにしてもよい。この場合は、図1に示したステップSP7による残り電圧判定ステップを、全ビットについての処理が終了したか否かの判定ステップに置き換えるようにすればよい。このようにすると、出力電圧を確定するまでのビット選択処理の回数が、当該DAコンバータの入力ビットの数に等しい一定値となるので、シーケンスが簡明になり、その実行時間も一定となるなどの利点がある。
また上述の実施例においては、8ビットのDAコンバータ1に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、16ビット等他の種々のビット数のDAコンバータにおいても本発明を適用することができる。
また上述の実施例においては、半導体試験装置の測定ユニットに用いられるDAコンバータに本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の電子機器に用いられるDAコンバータに広く適用することができる。
本発明は、DAコンバータに関し、例えば半導体試験装置の測定ユニットに用いられるDAコンバータに適用することができる。
本発明の実施例1に係るDAコンバータの制御回路によるスイッチ回路の制御に係る処理手順を示すフローチャートである。 図1の処理手順を実現するためのDAコンバータを示すブロック図である。
符号の説明
1……DAコンバータ、2……基準電圧電源、3……制御回路、4……演算増幅器、5……記憶回路、R1〜R8……抵抗(電圧発生手段)、SW1〜SW8……スイッチ回路、T1……ディジタルデータ入力端子

Claims (2)

  1. 目標電圧を表すディジタルの入力データをアナログの電圧に変換するDAコンバータであって、
    複数ビットよりなるディジタルデータ入力端子を有し、該ディジタルデータ入力端子の各ビットに対応して設けられ、その最上位ビットに対応して最も大きな電圧を発生すると共に下位ビットにかけて順次低い電圧を発生する複数の電圧発生手段と、
    前記各電圧発生手段の出力電圧を加算する加算手段と、
    前記各電圧発生手段の出力電圧の実測値を記憶した記憶手段と、
    前記ディジタルの入力データ及び前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記電圧発生手段を選択する制御手段とを備え、
    前記各ビットとも、当該ビットに対応した電圧発生手段で発生する電圧による前記加算手段の出力電圧が、該ビットよりも下位の全てのビットに対応した電圧発生手段で発生可能な電圧に微小電圧を加算した場合の前記加算手段の出力電圧値以下になるように設定され、
    前記制御手段は、
    前記ディジタルデータ入力端子の最上位ビットに対応するビットを処理ビットに設定し、該設定された処理ビットに対応した電圧発生手段の前記実測値と前記ディジタル入力データによる目標電圧とを比較し、該比較結果に基づいて前記処理ビットに対応した電圧発生手段を選択するか否かを判断し、該判断結果による前記処理ビットに対応した前記実測値と前記目標電圧との差分を残り電圧として設定すると共に前記処理ビットに隣接する下位側のビットにより前記処理ビットを更新し、前記設定された残り電圧と前記更新された処理ビットに対応した電圧発生手段の前記実測値とを比較し、該比較結果に基づいて前記更新された処理ビットに対応した電圧発生手段を選択するか否かを判断し、該判断結果による前記更新された処理ビットに対応した前記実測値と前記残り電圧との差分により前記残り電圧を更新し、以下順次更新された残り電圧が最小分解能による電圧値以下となるまで前記処理ビットに対応した電圧発生手段を選択するか否かの判断を行うようにした
    ことを特徴とするDAコンバータ。
  2. 前記微小電圧を、
    最下位ビットの目標電圧とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のDAコンバータ。
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