JP4320499B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係り、空気調和機における結露水回収技術に適用することができ、特に、結露する部分に断熱材を貼ることなく、確実に結露水を回収することができる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は例えば実開平4−68921号公報に示された従来の空気調和機の要部断面図であり、図11、図12は従来の空気調和機の内部構造を示す要部側面図である。図10〜12において、101は空気調和機本体、102は空気調和機本体101の筺体、103は意匠パネル、104は熱交換器側壁板、105は断熱材、106は吹出口、107は送風路、108はエアーフィルタ、109は熱交換器、110はファン、111は風向板、112は受け皿である。なお、熱交換器側壁板104の表面は、平らな面である。
【0003】
次に、その従来の空気調和機の動作について説明する。図11に示すように、表面が平らな熱交換器側壁板104表面に結露された結露水115は、熱交換器側壁板104表面を下方に向かって流れていき、段部のところで、受け皿112に向かって熱交換器側壁板104表面を流れずに、受け皿112より外へ滴下してしまう。
【0004】
このように、結露水115が受け皿112より外れて滴下されてしまうと、結露水115は、空気調和機本体101の筺体102の外部に漏れ出すことがあった。この受け皿112より外へ滴下してしまうことを防ぐため、従来は、図12に示すように、熱交換器側壁板104表面に断熱材105を貼り、熱交換器側壁板4表面への結露を防いでいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の空気調和機では、熱交換器側壁板4表面への結露を防ぐために、断熱材105を熱交換器側壁板4表面に貼って構成していたため、部品点数・作業工程が増加するうえ、リサイクル性が悪化するなどという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、結露する部分に断熱材を貼ることなく、確実に結露水を回収することができる空気調和機を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空気調和機は、筐体と、筐体内に配置された熱交換器と、熱交換器下部側に配置され、かつ熱交換器の側壁に設けられた熱交換器側壁板に付着した結露水を回収する受け皿とを有する空気調和機において、熱交換器側壁板表面上に連続的に凹凸部を設け、結露水が凹凸部を形成した表面上を受け皿に向かって流れる途中で結露水の量を順次減少させて、結露水の勢いを抑制する。
【0008】
また、空気調和機において、前記凹凸部は、連続波形状、連続三角形状及び連続四角形状の何れかの形状で形成してなるものである。
【0009】
また、空気調和機において、前記熱交換器の断面形状は、前面熱交換器の下部を後退させた形状、多段に曲げられた形状、直線形状及び逆V形状の何れかの形状で形成してなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係る実施の形態1における空気調和機の内部を示す要部斜視図、図2(a)、(b)は表面が平らな熱交換器側壁板と表面に連続波形状の凹凸部が形成された熱交換器側壁板の側面図、図3(a)、(b)は図2(b)に示す熱交換器側壁板表面に形成された連続波形状の凹凸部を示す拡大図、図4は図1に示す空気調和機の内部を示す要部側面図である。図2(a)は表面が平らな熱交換器側壁板を示しており、図2(b)は連続波形状の凹凸部が形成された熱交換器側壁板を示している。
【0011】
図1〜4において、1は空気調和機本体であり、2は空気調和機本体1の筺体であり、3は筐体1内に配置された熱交換器である。4は熱交換器3の側壁に形成された熱交換器側壁板であり、4aは熱交換器側壁板4表面に形成され、かつ結露水5の流れる方向に形成された結露水5の流れを防止する例えば連続波形状の凹凸部であり、6は熱交換器3下部側に配置され、かつ熱交換器側壁板4に結露された結露水5を回収する受け皿である。
【0012】
次に、本実施の形態における熱交換器側壁板4表面に結露された結露水5の流れる動作について具体的に説明する。熱交換器3の側面には、熱交換器側壁板4が取り付けられている。図2(a)の従来における熱交換器側壁板4全表面が平らな面に対し、本実施の形態における熱交換器側壁板4表面には、図2(b)に示すように、結露水5の流れを防止するために、外側に例えば連続波形状の凹凸部4aを形成している。
【0013】
熱交換器側壁板4表面に形成された連続波形状の凹凸部4aは、結露水5が流れる方向に形成されており、凹凸のピッチが例えば6mmで、凹凸の高さが例えば1mmで形成されている。このピッチと高さで形成された熱交換器側壁板4表面の凹凸部4aは、結露水5の流れに対して結露水5の流れを防止する障壁とさせることができる。
【0014】
外側の熱交換器側壁板4表面に結露された結露水5は、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部4aの凸部(山)を乗り越える度にその量が順次減少する。図3(a)は、凹凸部4aに結露した結露水5が凹凸部4aの凸部を乗り越える前の状態を示しており、図3(b)は、凹凸部4aに結露した結露水5の一部が凹凸部4aの凸部を乗り越えて、凸部の前後で分離され、その結果、進行方向の結露水5の量が減少した状態を示している。
【0015】
凸部の流れる進行方向側に進んだ結露水5は、連続的に形成された凹凸部5の凸部を順次越える度に、結露水5の量が順次減少していき、その結果、結露水5の流れる勢いが抑えられる。また、凹凸部4aの凸部を越えずに滞留した結露水5は、新たに結露した結露水5が加わったり、手前の凸部を越えた結露水5が新たに加わったりすると、量が増えて流れ出すことになる。
【0016】
そして、流れ出した結露水5は、同様に、凹凸部4aの凸部を順次越える度に、結露水5の量が順次減少していくため、結露水5の流れる勢いが抑えられる。滞留した結露水5に新たに結露水5が加わらないで流れ出さない場合、その滞留した結露水5は、熱交換器側壁板4表面から剥離して落下することなく、自然に蒸発する。
【0017】
このように、本実施の形態では、外側の熱交換器側壁板4表面に結露水5の流れを防止する凹凸部4aを連続的に形成して構成したため、外側の熱交換器側壁板4表面の凹凸部4a表面に結露された結露水5を、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部4aの凸部(山)を乗り越える度にその量を順次減少させることができ、結露水5の流れる勢いを抑えることができる。
【0018】
このため、図4の矢印A1、A2に示すように、受け皿6に向かって流れていく結露水5を熱交換器側壁板4表面から剥離させ難くすることできるので、受け皿6の外側に落下させ難くすることができる。また、本実施の形態では、受け皿6に結露水5が回収される時、結露水5の流れる勢いを抑えることができるため、結露水5を受け皿6にゆっくりと落下させることができ、結露水5を受け皿6表面で跳ね難くして、受け皿6外部に放出されることを抑えることができる。
【0019】
従って、結露される熱交換器側壁板4表面に断熱材を貼ることなく、受け皿6に結露水5を効率よく回収することができる。しかも、従来必要であった断熱材が不必要とすることができるので、この断熱材に伴う部品点数・作業工程の増加、リサイクル性悪化を防止することができる。
【0020】
また、本実施の形態においては、図1に示すように、筐体1内の室内ユニットの高さと奥行きに制限がある場合、その制限を守りつつ性能を向上させるため、熱交換器3を、その下部を後退させて折り曲げることにより、熱交換器9の表面積を確保して構成している。このため、受け皿6は、熱交換器側壁板4の端面よりも、奥に入り込ませることができる。
【0021】
この時、熱交換器側壁板4に結露された結露水5の勢いが強ければ、結露水5は、熱交換器3の下部の後退した部分で表面から剥離し滴下してしまう。しかしながら、本実施の形態では、図2(b)に示すように、外側の熱交換器側壁板4表面に結露水5の流れを防止する凹凸部4aを連続的に形成して構成したため、外側の熱交換器側壁板4表面の凹凸部4a表面に結露された結露水5を、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部4aの凸部(山)を乗り越える度にその量を順次減少させることができ、結露水5の流れる勢いを抑えることができる。
【0022】
このため、熱交換器3下部を後退させて構成しているような場合でも、同様に、図4の矢印A1、A2に示すように、受け皿6に向かって流れていく結露水5を熱交換器側壁板4表面から剥離させ難くすることできるので、熱交換器側壁板4の最下部まで結露水5を熱交換器側壁板4表面に付着させて流して、受け皿6の外側に結露水5を落下させ難くすることができる。
【0023】
また、本実施の形態においては、図1に示すように、筐体1内の室内ユニットの高さと奥行きに制限がある場合、その制限を守りつつ性能を向上させるため、熱交換器3を、多段で折り曲げることにより、熱交換器3の表面積を確保するように構成しいる。この時、熱交換器側壁板4表面に結露された結露水5の勢いが強ければ、熱交換器3の段部で結露水5が跳ねて、そのまま滴下してしまう。
【0024】
しかしながら、本実施の形態では、図2(b)に示すように、外側の熱交換器側壁板4表面に結露水5の流れを防止する凹凸部4aを連続的に形成して構成したため、外側の熱交換器側壁板4表面の凹凸部4a表面に結露された結露水5を、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部4aの凸部(山)を乗り越える度にその量が順次減少させることができ、結露水5の流れる勢いを抑えることができる。
【0025】
このため、熱交換器3が多段で折り曲げられて構成しているような場合でも、同様に、図4の矢印A1、A2に示すように、受け皿6に向かって流れていく結露水5を熱交換器側壁板4表面から剥離させ難くすることできるので、段部での結露水5の跳ねを抑えて、結露水5の滴下を抑えることができる。
【0026】
なお、上記実施の形態1では、熱交換器側壁板4表面に形成された凹凸部4aを、結露水5が流れる方向に形成することで、結露水5の流れの進行を抑える点で好ましい態様の場合を説明したが、要は結露水5の流れの進行を抑えられるような方向であればよいので、結露水5が流れる方向と外れた方向に凹凸部4aを形成しても構わない。
【0027】
上記実施の形態1では、結露水5の流れに対して結露水5の流れを防止する障壁として好ましい凹凸のピッチと凹凸の高さの凹凸部4aを形成して構成したが、要は、凹凸部4aが結露水5の流れに対して結露水5の流れを防止する障壁となりうればよいので、上記に挙げた凹凸のピッチと凹凸の高さ以外の値で凹凸部4aを構成してもよい。
【0028】
上記実施の形態1では、外側の熱交換器側壁板4表面に連続波形状の凹凸部4aを形成することで、外側の熱交換器側壁板4表面側に結露された結露水5が外側の熱交換器側壁板4表面側から受け皿12外側に落下することを効率よく防止することができる点で好ましい態様の場合を説明したが、要は熱交換器側壁板4表面に結露された結露水5が剥離し受け皿12以外の部分に落下することを防止できるように、熱交換器側壁板4表面に結露水5の流れを防止できる凹凸部4aが選択的に形成されていればよい。例えば、熱交換器側壁板4全面に結露水5の流れを防止する凹凸部4aを形成して構成してもよく、この場合、熱交換器側壁板4全面に結露する結露水5の流れを効率よく抑えることができる。
【0029】
実施の形態2.
図5、6は本発明に係る実施の形態2における空気調和機の内部を示す要部断面図である。図5、6において、図1と同一符号は同一または相当部分を示し、7は空気調和機本体1の吹出口であり、8は空気調和機本体1の筐体2内に設けられた送風路であり、9、10は筐体2内に配置されたそれぞれエアフィルタ、ファンであり、11は空気調和機本体1の意匠パネルである。
【0030】
実施の形態1では、熱交換器3の断面形状を、その下部を後退させた形状にし、多段に曲げられた形状にして構成する場合について説明したが、本実施の形態のように、図5に示す如く、熱交換器9の断面形状を直線形状で形成し構成してもよいし、図6に示すように、熱交換器9の断面形状を逆V形状で形成し構成してもよい。図5、6の熱交換器3の側壁板表面には、実施の形態1と同様、図2(b)と同様な連続波形状の凹凸部4aを形成して構成する。
【0031】
図5、6に示すように、熱交換器9の断面形状が直線形状あるいは逆V形状であるとき、熱交換器側壁板4表面に結露された結露水の勢いが強ければ、結露水が熱交換器側壁板4表面から離れる時に跳ねることを考慮して、受け皿6の意匠パネル11側への奥行き寸法を大きくする必要がある。しかしながら、本実施の形態では、実施の形態1と同様、図2(b)に示すように、熱交換器側壁板4表面に結露水5の流れを防止する凹凸部4aを連続的に形成して構成したため、熱交換器側壁板4表面の凹凸部4a表面に結露された結露水5を、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部4aの凸部(山)を乗り越える度にその量を順次減少させることができ、結露水5の流れる勢いを抑えることができる。しかも、受け皿6の意匠パネル11側への奥行き寸法を小さくすることができるので、室内ユニット奥行き寸法に与える受け皿6の影響を小さくすることができる。
【0032】
なお、上記実施の形態1、2では、図2(b)に示すように、熱交換器側壁板4表面に形成される凹凸部4aを、連続波形状で形成して、結露水5の流れを抑える障壁の形状として好ましい態様の場合について説明したが、例えば、図7に示すように、熱交換器側壁板4表面に形成される凹凸部4bを、連続三角形状で形成して構成してもよいし、例えば、図8に示すように、熱交換器側壁板4表面に形成される凹凸部4cを、連続四角形状で形成して構成してもよい。この図7、8の連続三角形状/連続四角形状の場合も、連続波形状の場合と同様、結露水5の流れを抑える障壁の形状として好ましい。
【0033】
実施の形態3.
図9は本発明に係る実施の形態3における空気調和機の内部を示す要部斜視図である。図9において、図1と同一符号は同一または相当部分を示し、21は熱交換器3に配置されたUベンド22下の受け皿6上に配置され、かつUベンド22に結露された結露水を回収するカバーであり、21aはカバー21表面に形成され、かつUベンド22から流れてくる結露水の流れを防止するように結露水の流れる方向に形成された例えば連続波形状の凹凸部である。なお、凹凸部21aのピッチと高さは、実施の形態1と同様な寸法で形成する。
【0034】
熱交換器3のUベンド22に結露された結露水は、カバー21表面に形成された連続波形状の凹凸部21a表面に達すると、実施の形態1と同様、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部21aの凸部(山)を乗り越える度にその量が順次減少する。
【0035】
凸部の流れる進行方向側に進んだ結露水は、連続的に形成された凹凸部21aの凸部を順次越える度に、結露水の量が順次減少していき、その結果、結露水の流れる勢いが抑えられる。また、凹凸部21aの凸部を越えずに滞留した結露水は、新たに結露した結露水が加わったり、手前の凸部を越えた結露水が新たに加わったりすると、量が増えて流れ出すことになる。
【0036】
そして、流れ出した結露水は、同様に、凹凸部21aの凸部を順次越える度に、結露水5の量が順次減少していくため、結露水の流れる勢いが抑えられる。滞留した結露水に新たに結露水が加わらないで流れ出さない場合、その滞留した結露水は、カバー21表面から剥離して落下することなく、自然に蒸発する。
【0037】
このように、本実施の形態では、Uベンド22から流れてくる結露水の流れを防止する凹凸部21aをカバー21表面に連続的に形成して構成したため、カバー21表面に形成された凹凸部21a表面上の結露水を、実施の形態1と同様、図3(a)、(b)に示すように、連続波形状の凹凸部21aの凸部(山)を乗り越える度にその量を順次減少させることができ、結露水の流れる勢いを抑えることができる。
【0038】
このため、受け皿6に向かって流れていく結露水をカバー21表面から剥離させ難くすることできるので、受け皿6の外側に落下させ難くすることができる。また、本実施の形態では、受け皿6に結露水が回収される時、結露水の流れる勢いを抑えることができるため、結露水を受け皿6にゆっくりと落下させることができ、結露水を受け皿6表面で跳ね難くして、受け皿6外部に放出されることを抑えることができる。
【0039】
従って、従来のような断熱材を用いることなく、受け皿6に結露水を効率よく回収することができる。しかも、従来必要であった断熱材が不必要とすることができるので、この断熱材に伴う部品点数・作業工程の増加、リサイクル性悪化を防止することができる。
【0040】
なお、上記実施の形態3では、結露水の流れを防止する凹凸部21aを、Uベンド22下に配置されたカバー21表面に形成して構成する場合について説明したが、その他の熱交換器3以外の、結露水の流れを防止したい構成部品の表面に、結露水の流れを防止する凹凸部を形成して構成してもよい。実施の形態3のように、他の部品から流れてきた結露水の流れを防止するように構成してもよいし、実施の形態1のように、構成部品自身に結露された結露水の流れを防止するように構成してもよい。
【0041】
上記実施の形態3では、カバー21表面に形成された凹凸部21aを、結露水が流れる方向に形成することで、結露水の流れの進行を抑える点で好ましい態様の場合を説明したが、要は結露水の流れの進行を抑えられるような方向であればよいので、結露水が流れる方向と外れた方向に凹凸部21aを形成しても構わない。
【0042】
上記実施の形態3では、結露水の流れに対して結露水の流れを防止する障壁として好ましい凹凸のピッチと凹凸の高さの凹凸部21aを形成して構成したが、要は、凹凸部21aが結露水の流れに対して結露水の流れを防止する障壁となりうればよいので、上記に挙げた凹凸のピッチと凹凸の高さ以外の値で凹凸部21aを構成してもよい。
【0043】
上記実施の形態3では、実施の形態1と同様、図2(b)に示すように、カバー21表面に形成される凹凸部21aを、連続波形状で形成して、結露水の流れを抑える障壁の形状として好ましい態様の場合について説明したが、前述したように、例えば、図7に示すように、連続三角形状で形成して構成してもよいし、例えば、図8に示すように、連続四角形状で形成して構成してもよい。この連続三角形状/連続四角形状の場合も、連続波形状の場合と同様、結露水の流れを抑える障壁の形状として好ましい。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、熱交換器側壁板表面に結露水の流れを防止する凹凸部を連続的に設けて構成することにより、熱交換器側壁板表面の凹凸部表面に結露された結露水を、凹凸部の凸部(山)を乗り越える度にその量を順次減少させることができ、結露水の流れる勢いを抑えることができる。このため、受け皿に向かって流れていく結露水を熱交換器側壁板表面から剥離させ難くすることできるので、受け皿の外側に落下させ難くすることができる。また、受け皿に結露水が回収される時、結露水の流れる勢いを抑えることができるため、結露水を受け皿にゆっくりと落下させることができ、結露水を受け皿表面で跳ね難くして、受け皿外部に放出されることを抑えることができる。従って、結露される熱交換器側壁板表面に断熱材を貼ることなく、受け皿に結露水を効率よく回収することができる。
【0045】
また、空気調和機においては、凹凸部を、連続波形状、連続三角形状及び連続四角形状の何れかの形状で形成して構成することにより、凹凸部で結露された結露水の流れを抑える障壁の形状として、好ましい形状とすることができるので、結露水の流れる勢いを効率よく抑えることができる。
【0046】
また、空気調和機においては、熱交換器の断面形状を、前面熱交換器の下部を後退させた形状、多段に曲げられた形状、直線形状及び逆V形状の何れかの形状で形成して構成することにより、断面形状が前面熱交換器の下部を後退させた形状の熱交換器であっても、その下部の後退した部分で結露水の流れる勢いを抑えて、結露水の剥離を抑えることができるし、断面形状が多段に曲げられた形状の熱交換器であっても、その段部で結露水の流れる勢いを抑えて、結露水の剥離を抑えることができる。また、断面形状が直線形状の熱交換器であっても、その直線形状の部分で結露水の流れる勢いを抑えて、結露水の剥離を抑えることができるし、断面形状が逆V形状の熱交換器であっても、その逆V形状の部分で結露水の流れる勢いを抑えて、結露水の剥離を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1における空気調和機の内部を示す要部斜視図である。
【図2】 表面が平らな熱交換器側壁板と表面に連続波形状の凹凸部が形成された熱交換器側壁板の側面図である。
【図3】 図2に示す熱交換器側壁板表面に形成された連続波形状の凹凸部を示す拡大図である。
【図4】 図1に示す空気調和機の内部を示す要部側面図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態2における空気調和機の内部を示す要部断面図である。
【図6】 本発明に係る実施の形態2における空気調和機の内部を示す要部断面図である
【図7】 連続波形状以外の連続三角形状の凹凸部が形成された熱交換器側壁板の側面図である。
【図8】 連続波形状以外の連続四角形状の凹凸部が形成された熱交換器側壁板の側面図である。
【図9】この発明の実施の形態6を示す空気調和機の要部斜視図である。
【図10】 従来例を示す空気調和機の要部断面図である。
【図11】 従来例を示す空気調和機の要部側面図である。
【図12】 従来例を示す空気調和機の要部側面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体、2 筺体、3 熱交換器、4 熱交換器側壁板、4a〜4c 凹凸部、5 結露水、6 受け皿、7 吹出口、8 送風路、9 エアーフィルタ、10 ファン、21 カバー。

Claims (3)

  1. 筐体と、前記筐体内に配置された熱交換器と、前記熱交換器下部側に配置され、かつ前記熱交換器の側壁に設けられた熱交換器側壁板に付着した結露水を回収する受け皿とを有する空気調和機において、前記熱交換器側壁板表面上に連続的に凹凸部を設け、前記結露水が前記凹凸部を形成した表面上を前記受け皿に向かって流れる途中で前記結露水の量を順次減少させて、前記結露水の勢いを抑制することを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、前記凹凸部は、連続波形状、連続三角形状及び連続四角形状の何れかの形状で形成してなることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1乃至2に記載の空気調和機において、前記熱交換器の断面形状は、前面熱交換器の下部を後退させた形状、多段に曲げられた形状、直線形状及び逆V形状の何れかの形状で形成してなることを特徴とする空気調和機。
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