JP4318751B2 - 発酵制御 - Google Patents

発酵制御 Download PDF

Info

Publication number
JP4318751B2
JP4318751B2 JP53236597A JP53236597A JP4318751B2 JP 4318751 B2 JP4318751 B2 JP 4318751B2 JP 53236597 A JP53236597 A JP 53236597A JP 53236597 A JP53236597 A JP 53236597A JP 4318751 B2 JP4318751 B2 JP 4318751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
microorganism
fermentation
conductance
algorithm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP53236597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000506387A (ja
Inventor
デイビッド、ジョン、ミード
ヘンドリック、バン、アーク
Original Assignee
ノボザイムス、 バイオファーマ、 ユーケー、 リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9605255.0A external-priority patent/GB9605255D0/en
Priority claimed from GBGB9700027.7A external-priority patent/GB9700027D0/en
Application filed by ノボザイムス、 バイオファーマ、 ユーケー、 リミテッド filed Critical ノボザイムス、 バイオファーマ、 ユーケー、 リミテッド
Publication of JP2000506387A publication Critical patent/JP2000506387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4318751B2 publication Critical patent/JP4318751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M1/00Apparatus for enzymology or microbiology
    • C12M1/36Apparatus for enzymology or microbiology including condition or time responsive control, e.g. automatically controlled fermentors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/30Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
    • C12M41/32Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of substances in solution
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M1/00Apparatus for enzymology or microbiology
    • C12M1/34Measuring or testing with condition measuring or sensing means, e.g. colony counters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

発明の分野
本発明は、流加(fed-batch)または連続発酵法の制御に関する。最大バイオマス収率を必要とするまたは酢酸等の酸の蓄積が毒性を示したり、生成物にとって有害になることがある発酵工程では、このような酸の存在は望ましくない。
背景および先行技術
発酵工程に対する培地添加速度を精確に制御して、代謝物の蓄積を防止することが、主要な目的である。幾つかの微生物は、培地を高過ぎる添加速度で供給すると、好ましくない代謝物を生じる。例としては、パン酵母およびEscherichia coliが挙げられる(De Deken, 1966年;Doelle, 1981年)。パン酵母は、糖の添加が多すぎると、エタノールやアセテートのような発酵生成物を生成する(Fiechter et al., 1981年)。パン酵母の製造中に、これによって細胞や生成物収率の損失を引き起こす(Fiechter et al., 1981年)。細菌であるE. coliは、糖が過剰であると、酢酸のような酸を生成する(Doelle, 1981年)。また、微生物を異種生成物の生産に用いるときには、これらの代謝物の形成は、特にこれらが毒性または阻害効果を有するときには、好ましくない。アセテート、エタノールおよび有機酸は、通常は細胞代謝にとって毒性を有することがある(Moon, 1983年;Pampulha & Loureiro-Dias, 1989年)。これは、野生型株より弱いことが多い突然変異株を成育するときには特に明らかである。従って、流加または連続発酵工程に原料供給添加速度(feed addition rate)を良好に制御することが望ましい。
多くのオン・ラインコンピューター制御の方法が可能である。例えば、CO発生速度およびO消費速度をオン・ラインで分析して、いわゆる呼吸商(RQ)を計算することが多い(Wang et al., 1977年)。RQは、CO発生速度をO消費速度で割ったものである。糖の制限条件下では、RQは約1.0〜1.1となり、正確な数値はその株に依存する。しかしながら、パン酵母の培養物を高過ぎる糖添加速度で供給すると、エタノールが生成し、この場合のRQ値は1.1より有意に高くなる(Wang et al., 1977年;Fiechter et al., 1981年)。次に、これを用いて、RQが減少するように供給速度を変化させることができる(Wang et al., 1977年)。
EP第283726号(Hitachi)およびTurner et al.の文献(1994年)には、アセテート濃度を監視することによる発酵の制御が開示されているが、この制御は培地を採取して、HPLCまたは同様な不連続法を用いることによって行なわれた。HPLCは、グルコース濃度を測定して、アセテートの蓄積を制御するのにも用いられた(Sakamoto et al., 1994年)。
本発明によって解決される問題点は、このような発酵を制御する代替および改良法を提供することである。
本発明の一つの局面では、副生成物の産生を培養条件の尺度として用いることによって供給培地の添加を制御する培地中で微生物を培養する方法であって、副生成物が微生物によって産生された帯電した(electrically charged)代謝物であり、代謝物の産生を培地のコンダクタンスを測定することによって監視することを特徴とする方法を提供する。
帯電した代謝物の発生は、以前は供給培地の添加を制御するのに用いられたことはなかった。例えば、アセテートが糖発酵で生成するときには、RQは1であるので、このRQ値は糖を制限した成育の際に得られる値に近いので、RQの測定は有用ではない。電気伝導率(electrical conductivity)は、ヨーグルト培養や他の乳酸桿菌発酵におけるラクテートのような所望な有機酸の比較的多量な形成(Latrille et al. , 1992年;Belfares et al. , 1993年)、酢酸生成(SU−A−1495367号)を測定し、発酵培養物の塩含量を制御するのに(Soyez et al., 1983年)用いられてきた。後者の場合には、無機塩を培地に添加し、その手法は単に人為的に加えられた塩を測定して所望な塩濃度を維持するためのものであった。伝導率は、細胞密度を測定するのにも用いられてきた(JP−A−2109973号)。伝導率は、アセテートのような好ましくない酸であって少量でもあると発酵がうまく行かなくなるものの蓄積を防止し解決するのには用いられていなかった。本発明者らは、アセテートのような有機酸の形成が望ましくない場合に、電気伝導率の増加をオン・ラインで測定してフィードバック系に使用して、RQを用いることができるのと同様な方法で供給速度を制御することができることを見出だした。本発明では、発酵工程中にオン・ラインの電気伝導率シグナルが増加すると、望ましくない酸の形成を十分に示し、これらの酸の蓄積を防止し解決する目的で供給添加速度を補正するのに用いられることが示されている。従って、多年に亙り、アセテートの産生を(オフ・ラインの生化学分析で)測定して、他のパラメーター(例えば、CO発生)に基づいた発酵の制御が十分に働いているかどうかを見るために測定することは知られていたが(EP315944、1989年)、発酵を制御する目的でアセテートの発生を電気的に測定した者はいなかった。
微生物と発酵培地は、帯電した代謝物が生成する可能性があり、かつ発酵は供給培地の添加を制御することが望ましいものとすべきであるのは、明らかである。同様に、発酵は、帯電した生成物が所望であるもの、例えば乳酸発酵であるものとすべきではない。本発明が有用である微生物としては、E. coliやBacilliのような細菌、および酵母、例えばSaccharomyces spp.、具体的にはS. cerevisiaeや糸状菌(filamentous fungi)のような真菌等が挙げられる。しかしながら、本発明は、原則的には原生動物、植物細胞および動物細胞、例えば昆虫細胞やCHO(チャイニーズ・ハムスター卵巣)細胞のような哺乳動物細胞の培養にも適用可能である。
代謝物は、典型的にはアセテート、ピルベート、ラクテートのような有機酸、またはシトレート(citrate)、イソシトレート、α−ケトグルタレート、スクシネート、フマレート、マレート、またはオキザロアセテートのようなクエン酸回路中間体である。
微生物を培養して、バイオマス、所望な代謝物、または微生物にとって本来的なものまたは異種性のものであるポリペプチドを産生することができる。従って、例えば微生物はヒトアルブミンをコードするポリヌクレオチドを含んでおりかつ発現する酵母であることができる。好都合なことには、ポリペプチドは、酵母から周囲の培地に分泌され、そこから回収される。
伝導率の測定は極めて感度が高く、1mM程度の低い酸濃度を検出することができる。これは、一般に受け入れられて用いられているオン・ラインRQ測定の有用な代替法または付加的方法であることを意味している。
制御は、伝導率を測定することができ、発酵装置に挿入され、シグナルをオン・ラインコンピューターに連結するプローブを用いて行なうことができる。伝導率プローブは、標準的なpHプローブ用の口に極めて簡単に挿入することができる。次に、コンピューターアルゴリズムにより、伝導率またはコンダクタンスの変化を選択された時間に亙って計算することができる。伝導率の変化が選定された限界より大きければ、供給培地添加速度がコンピューターアルゴリズムによって自動的に減少する。これは、次に供給基質および存在している蓄積代謝物の共消費を促進し、それ以上産生されるのを防止する。時間の期間および伝導率変化限界の選定は、発酵工程の精確な性質に依存する。
発明の詳細な説明
本発明の好ましい態様を、実施例によりおよび添付図面について説明する。
第1図は、組換えヒトアルブミンを産生する酵母菌株の流加発酵の際の幾つかの重要なパラメーターを表したものである。供給添加を開始および終了する時点を、矢印で示す。
第2図は、所定時間に、計画的に供給速度を突然20%増加した際の流加発酵の部分についてのパラメーターを示す。
第3図は、第2図と同じ実験であるが、この場合には40%の段階増加を供給添加速度に適用した。
第4図は、第5図に示される実験で用いた電気的コンダクタンスシグナルを用いる、典型的な供給速度制御アルゴリズムの簡略化した作業工程図である。
第5図は、指数因子Kを、この酵母菌株についての通常の値0.07h-1より高い0.12h-1に設定した実験における幾つかのパラメーターを表したものである。実験中に、作業工程図が第4図に示されているコンダクタンスシグナルを用いるアルゴリズムは、アクティブ(active)であった。
第6図は、第4図に示されているコンダクタンス制御アルゴリズムがアクティブであった細菌菌株E. coli DH5αを用いる実験の幾つかのパラメーターを示す。因子Kは、この実験では0.4h-1に設定した。通常は、因子0.11h-1が用いられるであろう(Riesenberg et al., 1991年)。
第7図は、供給速度を手動で3段階(21.3〜22.3h)で増加した後、実施例5に記載した通りに修飾したことを除き第4図に記載したのと同じアルゴリズムによって制御した細菌菌株E. coli DH5αを用いる実験の幾つかのパラメーターを示す。
第8図は、本発明の方法に用いるのに適当な発酵装置を図解的に表したものである。
実施例1: 通常の流加発酵の際の電気コンダクタンス
流加発酵中(図1)の電気コンダクタンスの正常の傾向を決定するため、本発明者らはAber Instruments(Aberystwyth、英国)Capacitanceプローブを備えたAber Instruments Biomass Monitor 214Aに連結した発酵制御コンピューターでのコンダクタンスを監視した。コンダクタンスシグナルは、発酵槽の曝気のためにノイズが多かった。従って、コンダクタンスは、Biomass Monitor 214A上で供給フィルター(supplied filter)2号を用いて電気的に濾過しなければならなかった。代替法として、シグナルが適正に濾過されてノイズシグナルを平らにする限り、他の伝導率プローブおよびモニターを用いることができる。このような設定の一つとしては、3分フィルターを用いるMCD43モニター(LTH Electronics)に連結したBroadley James伝導性プローブ(FT Applikon製)を挙げることができる。第1図の総てのデータは、(発酵制御コンピューターのデータ保存に限界があるため)10分間に亙って平均したものである。
発酵は、Clark et al.(1990年)によって記載された方法で行ない、上記文献の内容は、引用により本明細書に包含される。本質的には、発酵は、下記の通りであった。
発酵は、組換えヒトアルブミン(rHA)を発現する目的で形質転換した酵母を基本とした。酵母の構築のクローニング法は、EP第431880号に開示された通りであった。
所定の液体培地(緩衝最小培地(BMM)塩培地:Yeast Nitrogen Base[アミノ酸および(NHSOなし、Difco],1.7g/リットル;クエン酸一水和物,6.09g/リットル;無水NaHPO,20.16g/リットル;pH6.5±0.2;(NHSO,5g/リットル;スクロースを加えて20g/リットルとする)での保存(stock)マスター細胞培養物を用いて、20%(w/v)トレハロースの存在下で培養物のアリクウォットを凍結することにより振盪フラスコ培養物の製造に適する工程酵母(process yeast)のランニング・ストック(running stocks)(製造業者の運用細胞バンク)を調製した。
振盪フラスコ培養 酵母[cir°,pAYE316]を、種容器(seed vessel)の接種に生理学的に適当な純粋培養物として成育した。種容器のタイミングを再現可能にする場合には、成育の相(主要炭水化物過剰量)および接種バイオマス(12±2mg/リットルであり、培地10リットル当たり100mlの接種物を必要とする)を定義する必要がある。1個の保存バイアルを、BMM100mlおよび2%(w/v)スクロースを含む振盪フラスコに接種し、0.6〜1.2g/リットル(600nmでの光学濃度によって評価)の細胞乾燥重量(cdw)が得られるまで、フラスコをオービタル振盪機(200rpm回転数/分)上で30℃でインキュベーションした。次いで、この培養物を用いて、種発酵容器(seed fermentation vessel)を12±2mg/リットルの濃度まで接種した。
種発酵 主生産発酵槽の接種物は、生産微生物、好ましくはS. cerevisiae[cir°,pAYE316]をシードファーメンター(seed fermenter)中で成育させ、約100g/リットルの高細胞乾燥重量とすることによって提供された。流加法をおこない、エタノールおよびアセテートの蓄積を最小限にすることにより、細胞収率を最大にした。それぞれの発酵の全体を、B. Braun(ドイツ)から入手できる多発酵槽コンピューターシステム(Multi-Fermenter Computer System)(MFCS)ソフトウェアのようなコンピューター制御システムによって監視して、制御した。B. Braunから供給されるソフトウェアは、Supervisory Control and Data Acquisition Packageであり、同様なパッケージは他社からも発売されている。このアルゴリズムは、スクロースの添加を制御して、クラブトリー(Crabtree)効果を回避することによって最大バイオマスを得て、これによりエタノールおよび/またはアセテートの産生を最小限にしようとするものである。発酵容器を、高温(hot)NaOHで洗浄し、発熱性物質不含水(PFW)で濯いだ。加熱滅菌した容器には、1容の滅菌したMW10培地(第1表)のバッチ塩と微量元素が入っていた。代替の培地を、第2表に示す。明らかに、初期伝導率は、培地の組成によって変化する。rHA産生用培地を限外濾過して(分子量10,000をカット・オフ)、内毒素を除去することができる。
Figure 0004318751
Figure 0004318751
Figure 0004318751
Figure 0004318751
培地を容器に加えた後、30℃の操作温度を設定し、同様に最小攪拌速度を典型的には400〜500rpmに設定した。初期pHを、pHコントローラーセットを用いて、アンモニア溶液(比重0.901)で5.7±0.2に調整した。2M HSOも、pH補正剤として使用した。スクロースを20g/リットルまで、MW10バッチビタミン、およびBreox FMT30消泡剤を0.04g/lまで、容器に加えた。
滅菌濾過した空気を、0.5vvm(すなわち、0.5リットル非圧縮空気/1リットル培地/分)で容器に導入し、培地に、純粋振盪フラスコ培養物を12±2mg細胞乾燥重量/リットルまで接種し、MFCSコンピューターシステムを始動した。成育のバッチ相が完了した後(30分での溶存酸素圧(dissolved oxygen tension)増加が>15%によって示される)、MFCSシステムのコントロール下で供給培地の添加を開始した。制御法は、製造発酵槽について以下に記載したのと実際上同じであった。発酵中に、気流を2段階で増加して、約1vvmの流れを保持した。追加のBreox FMT30を、最終濃度が0.3g/リットルとなるまで添加した。溶存酸素圧(DOT)を、攪拌速度を変化させることによって20%空気飽和で制御した。攪拌速度を更に増加させ、気流速度がその最大値に到達したならば、供給制御アルゴリズム(下記参照)によって供給速度を制御して、DOTが15%を下回るまで減少しないようにして、酸素を限定した条件であってさもなければ発酵生成物を形成する条件を防止した。
また、RQを、供給添加制御のフィード・バックとして用いた。供給速度を、
Figure 0004318751
としながら、10分毎に減少した。更に、120分RQ平均(RQAVG120)を計算して、ノイズRQシグナルを除去した(Goodey et al., 1996年)。RQAVG120の値が
Figure 0004318751
であるときには、供給速度を2時間毎に20%だけ減少した。発酵の開始時にはRQ値が高いことが予想されるため、このRQAVG120は供給添加相の最初の4時間は制御しなかった。供給が終了したならば、培養物を生産容器に移した。
生産発酵 生産発酵槽(第8図)に、種発酵槽(上記参照)で成育した培養物を接種した。種発酵槽の細胞乾燥重量(CDW)濃度は、通常は80g/リットルより大であった。種発酵槽培養物を移した直後の生産発酵槽中のCDW濃度は、0.25〜1.00g/リットルであった。1時間以内に供給を開始するのが好ましいが、必要ならば、遅らせることができる。供給法は、エタノールおよびアセテートの蓄積を最小限にして、細胞および生成物収率を最大にしようとするものであった。
発酵は、最適ガス溶解および嵩混合を行なうように設計された第8図に示されるような発酵槽で行なった。発酵槽は、とりわけ、供給培地を供給し、発酵の終了時に培地を取り出し、電気的コンダクタンスを測定するためのプローブを導入する口を備えていた。高温NaOH洗浄とPFW濯ぎを行なう容器には、1容の滅菌MW10(第1表)、バッチ塩、および微量元素が入っていた。この培地は、容器とは独立して、熱または濾過滅菌によって滅菌することができる。本発明によれば、MW10のような発酵培地は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)またはその塩が含まれていると産生したアルブミンに有意に高程度の着色汚染物を生じるので、それを含まないのが有利であることを見出だした。
操作温度は30℃に設定し、攪拌機速度を均質溶液を保持するのに十分であるように、典型的には約50rpmに調節した。初期pHをアンモニア溶液(SG0.901)で調節した(コントローラーは5.7±0.2に設定した)。2M HSOを、第二のpH補正剤として用いることができる。MW10バッチビタミンを、必要に応じて適当な消泡剤と同様に添加した(例えば、Breox FMT30を0.4g/リットルまで)。供給が開始したならば、OURおよびCER値が制御を有効にするのに十分に高くなるまでは、RQオーバー・ライドコントロール(over-ride control)は、不能であり、RQが一貫して>1.2であるときには、この期間中には供給速度を手動で減少した。
培養物のpHは、17%(w/v)アンモニアの自動添加によって5.5で一定に保持した。温度は、30℃に保持した。滅菌気流を、0.5vvmで導入した。発酵の際に、気流を3段階で増加して、約1vvmの流れを保持した。これは、連続質量スペクトル分析によって測定した(Fisons VG Gas分析装置)。次いで、発酵を上記のようにして行なった。また、Brooks圧力コントローラーを用いて、発酵槽の圧力を発酵の際に約0.5バールgまで増加した。
供給速度を、成育率を約0.07時-1(h-1)とするのに必要な供給速度FRstartで開始した。次いで、供給速度を、下記のアルゴリズムによるコンピューター制御によって増加した。
FR=FRstartEXP(Kカウンター)
ここで、 FR: 供給速度(ml・分-1(min-1))
K : 0.07に保持した指数定数
カウンター(counter): 0から開始して毎分0.0167ずつ増加したカウンター変数。しかしながら、カウンター変数は、
a. 溶存酸素圧(DOT)が15%未満であるときには、毎分0.0167ずつ、
b.
Figure 0004318751
の間は、10分毎に0.333ずつ、
c. 供給添加を4時間より以前に開始したとき、
Figure 0004318751
としながら2時間毎に0.223/Kずつ(20%の供給速度の減少を生じる)
減少した。
このような発酵の結果を、第1図に示す。コンダクタンスの傾向は、通常は流加発酵の経過中に下降傾斜傾向を示したと結論することができる。
実施例2: 供給速度が突然20%だけ増加した相中の電気コンダクタンス
アセテート蓄積の防止および補正におけるコンダクタンスシグナルの使用を確立するため、実施例1に記載したのと同様な炭素を制限した流加発酵でのある段階で、供給速度を意図的に20%突然の段階−増加させた。結果を第2図に示す。過剰供給を行なった期間中、コンダクタンスは有意に増加したことが示されている。実際に、パン酵母産生の制御に用いられることが多いパラメーターであるRQは、有意な増加は示さなかった。これは、コンダクタンスシグナルが有用であることを示しており、アセテート産生がパン酵母産生の際には望ましくないからである。コンダクタンスの増加は、培養試料で分析したように、培養物におけるアセテート濃度の増加と相関した。アセテートを、Boehringer Mannheim製の酵素分析キット番号148261を用いて分析した。
実施例3: 供給速度が突然40%だけ増加した相中の電気コンダクタンス
実施例2に示したのと同様な実験において、供給速度を突然40%増加させた(第3図を参照されたい)。予想されたように、効果は、実施例2におけるよりも極端であった。RQも増加した。しかしながら、供給速度の低下を起こす濃度(実施例2を参照されたい)として典型的に用いられる1.2の値には到達しなかった。これは、コンダクタンスがRQよりも敏感な物理的制御パラメーターであることを再度示している。
実施例4: 電気コンダクタンスを包含する供給速度制御アルゴリズムの使用
第4図には、この実施例に用いた供給添加制御アルゴリズムを表す作業工程図が示されている。この基礎は、実施例1に示された正常の制御アルゴリズムであった。気流および圧力増加は、ガス・ホールド・アップ容積の変化によりコンダクタンスが僅かに増加するという事実により、気流または圧力設定点増加がコンダクタンス供給制御を1時間適用するのを防止する条件が必要であった。
更に、実施例1と比較して、下記のものを供給速度制御アルゴリズムに加えた。コンダクタンスの変化(ΔC,mS)を、30分の時間間隔で測定した。供給を終わりの1.5時間以内に開始した場合には、フィード・バック制御は生じない。しかしながら、その後、増加ΔCが選定された時間間隔に亙って
Figure 0004318751
である場合には、自動的な供給速度減少が起きるであろう。供給速度減少の実際的な大きさは、下記のようにΔCの実際の値に依存して作られる:FRreduced=FRoriginal (1−ΔC)。
Figure 0004318751
またはRQ30(30分に亙って平均したRQ)の20分の時間間隔での差:RQ30−RQ30 20分前が<−0.025であるときには、供給速度の減少は適用されない。これらの条件はいずれも、酵母が既に供給基質と発酵生成物を共代謝しており、供給速度の減少は必要ないことを示している。
指数定数K(実施例1を参照されたい)を、産生発酵生成物(production fermentation products)が実施例1と同一であるこの酵母菌株について予想される非常に高い0.12時-1に設定した実験を行なった。これを行なって、第4図に示しかつ上記した制御アルゴリズムの作用を試験した。結果を第5図に示す。この図は、コンダクタンスが安定的に増加し、アセテート濃度の増加と相関していることを示している。2.3時間(h)(バッチ齢(batch age))では、自動供給速度の減少を適用した。しかしながら、これは十分ではなく、自動供給速度の減少を、もう一度4.5時間(バッチ齢)に適用した。その後、アセテート濃度は、0mMに減少した。次いで、アセテート濃度は、バッチ齢5時間で一時的に増加したが、コンダクタンスは減少していた。同時に、4.5時間(バッチ齢)までの期間に添加してpHを制御する過剰量のアンモニウムイオンが、恐らく培養物のpH変化によって判定されるように消費されていた。アンモニウムイオンは、アセテートイオンよりも良好に電流を通し(Owens,1985年)、これはコンダクタンスシグナルの全般的減少を説明することが知られている。また、バッチ齢6時間に、アセテート濃度の小さなピークが生じた。この場合には、コンダクタンス増加は、供給速度の減少を誘発するのに十分なものではなかった。しかしながら、その後アセテート濃度の減少によって判定されたように、それ以上の供給速度の減少は必要なかった。
実施例5: 電気コンダクタンスを含む供給速度制御アルゴリズムの細菌株E. coliでの使用
細菌菌株Escherichia. coli DH5αを、Riesenberg et al.(1991年)によって記載された培地を用いて発酵槽で成育した。実施例4と同一の制御アルゴリズムを用いた。しかしながら、因子Kは、0.4時間-1に設定した。第6図に、制御アルゴリズムの作用の結果を示す。アセテートの蓄積の後、2回の自動的供給速度減少により、アセテートは45から5mMに減少した。
発酵に対するこの人工的に高い実験(artificially high challenge)は、系が極端な条件下でも働くことを示していた。
実施例6: 別のE. coli発酵
これは、発酵の平衡に対する更に現実的な(しかし、まだ人工的な)実験を示している。
細菌菌株E. coli DH5αを、Riesenberg et al.(1991年)によって記載された培地を用いて、発酵槽で成育した。実施例4と同様な制御を用いた。しかしながら、因子Kは0.1時間-1に設定した。これは、通常の好気条件下では、有機アニオンを産生しないものであろう。次いで、バッチ齢21.3〜22.3時間の間に(第7図を参照されたい)、供給速度を手動で3段階で増加した。この介入の後、下記の修飾以外は第4図に記載したアルゴリズムに従って、伝導率を増加し、供給速度を制御した。制御段階は(伝導率の増加が極めて急激であったので)10分毎に1回行なったが、供給速度の減少の大きさは、第4図に記載したものの4分の1であった。従って、供給速度の式は、FRreduced=FRoriginal(1−ΔC/4)であった。第7図に示されるように、これは、生成したアセテートが菌体によって消費されるように発酵を制御した。この実施例は、制御アルゴリズムを、様々な生物体、成育速度および培地の種類のような様々な状況に対して最適にすることができることを示している。
「Breox」は、商標である。
文献
Figure 0004318751
Figure 0004318751

Claims (13)

  1. 供給培地の添加が培養条件の一つの尺度として副生成物産生を用いることによって制御される培地で微生物を培養する方法であって、副生成物が微生物によって産生される帯電した代謝物であり、かつ代謝物の産生を培地のコンダクタンスを測定することによって監視することを特徴とする、方法。
  2. 請求項1に記載の微生物の培養法であって、
    (i) 発酵培地と微生物を入れるのに適合した発酵容器を準備し、この容器は供給培地を容器に供給するための第一の口と、供給培地の導入の速度を制御するための制御手段と、発酵培地の電気的コンダクタンスを測定するためのプローブと、発酵培地を容器から取り出すための第二の口とを有し、
    (ii) 上記微生物と発酵培地を容器に導入し、
    (iii)発酵培地の電気コンダクタンスを、上記プローブで上記培養法の経過中に間隔をおいて測定して、上記プローブが上記間隔で上記電気コンダクタンスを示す一連の電気シグナルを生じるようにして、
    (iv) 上記電気シグナルを上記制御手段に供給して、上記の供給培地の供給を制御し、培地のコンダクタンスの望ましくないほど高い値に応答して、供給培地の供給を補正する、
    段階を含む、方法。
  3. 上記の制御手段が、アルゴリズムを操作するコンピューターを含んでなり、上記アルゴリズムが、測定した電気コンダクタンスシグナルと所定の値との比較を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 上記の制御手段が、アルゴリズムを操作するコンピューターを含んでなり、上記アルゴリズムが、所定期間にわたるコンダクタンスの変化を計算し、上記の変化を所定の値と比較することを含む、請求項2に記載の方法。
  5. 微生物が真菌である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 真菌が酵母である、請求項5に記載の方法。
  7. 酵母がSaccharomycesである、請求項6に記載の方法。
  8. 微生物がE. coliである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  9. 代謝物が有機酸である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 有機酸が酢酸である、請求項9に記載の方法。
  11. 微生物が、この微生物にとって異種性であるポリペプチドを産生する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. ポリペプチドがヒトアルブミンである、請求項11に記載の方法。
  13. 上記物質を産生する微生物を培養した後、この物質を回収することによる物質の製造法であって、培養を請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法によって行なうことを特徴とする、方法。
JP53236597A 1996-03-13 1997-03-12 発酵制御 Expired - Fee Related JP4318751B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9605255.0A GB9605255D0 (en) 1996-03-13 1996-03-13 Fermentation control
GB9605255.0 1996-03-13
GBGB9700027.7A GB9700027D0 (en) 1997-01-02 1997-01-02 Fermentation control
GB9700027.7 1997-01-02
PCT/GB1997/000669 WO1997033973A1 (en) 1996-03-13 1997-03-12 Fermentation control

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000506387A JP2000506387A (ja) 2000-05-30
JP4318751B2 true JP4318751B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=26308922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53236597A Expired - Fee Related JP4318751B2 (ja) 1996-03-13 1997-03-12 発酵制御

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6150133A (ja)
EP (1) EP0889949B1 (ja)
JP (1) JP4318751B2 (ja)
KR (1) KR100447374B1 (ja)
AT (1) ATE241695T1 (ja)
AU (1) AU702567B2 (ja)
CA (1) CA2242323C (ja)
DE (1) DE69722391T2 (ja)
DK (1) DK0889949T3 (ja)
ES (1) ES2200153T3 (ja)
PT (1) PT889949E (ja)
WO (1) WO1997033973A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2686899B1 (fr) * 1992-01-31 1995-09-01 Rhone Poulenc Rorer Sa Nouveaux polypeptides biologiquement actifs, leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant.
US6942962B1 (en) * 1999-03-15 2005-09-13 Benedict George Pacocha Computer monitoring and control of fermentation
US8632785B2 (en) * 2000-02-08 2014-01-21 Allergan, Inc. Clostridial toxin pharmaceutical composition containing a gelatin fragment
EP1398038B2 (en) * 2000-02-08 2011-01-26 Allergan, Inc. Botulinum toxin pharmaceutical compositions
US20030118598A1 (en) * 2000-02-08 2003-06-26 Allergan, Inc. Clostridial toxin pharmaceutical compositions
US7780967B2 (en) * 2000-02-08 2010-08-24 Allergan, Inc. Reduced toxicity Clostridial toxin pharmaceutical compositions
US20060269575A1 (en) * 2000-02-08 2006-11-30 Allergan, Inc. Botulinum toxin pharmaceutical compositions formulated with recombinant albumin
DE10108211A1 (de) * 2001-02-20 2002-08-22 Aventis Pharma Gmbh Verwendung von Fusionsproteinen, deren N-terminaler Anteil aus einem Hirudinderivat besteht, zur Herstellung rekombinanter Proteine über Sekretion durch Hefen
US7638618B2 (en) 2001-02-20 2009-12-29 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Nucleic acids encoding a hirudin and pro-insulin as superscretable peptides and for parallel improvement of the exported forms of one or more polypeptides of interest
US20050054051A1 (en) * 2001-04-12 2005-03-10 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
US7507413B2 (en) * 2001-04-12 2009-03-24 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
US7176278B2 (en) 2001-08-30 2007-02-13 Biorexis Technology, Inc. Modified transferrin fusion proteins
PL368755A1 (en) * 2001-11-28 2005-04-04 Sandoz Ag Chromatographic purification of recombinant human erythropoietin
AU2002364587A1 (en) 2001-12-21 2003-07-30 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
EP2261250B1 (en) 2001-12-21 2015-07-01 Human Genome Sciences, Inc. GCSF-Albumin fusion proteins
DE102004007658B4 (de) * 2004-02-17 2008-12-18 Bioceuticals Arzneimittel Ag Verfahren zur Herstellung von rekombinanten Proteinen in eukaryontischen Wirtszellen
US7842479B2 (en) * 2004-05-21 2010-11-30 The Board Of Regents Of The University Of Nebraska Methods for altering acetic acid production and enhancing cell death in bacteria
KR101193722B1 (ko) 2006-07-24 2013-01-11 바이오렉시스 파마슈티칼 코포레이션 엑센딘 융합 단백질
US9085779B2 (en) * 2008-02-12 2015-07-21 Bioteq Environmental Technologies Inc. Processes for producing h2s using sulphur-reducing bacteria
DE102008002210A1 (de) 2008-06-04 2009-12-10 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur fermentativen Herstellung von Erythropoietin
EP2285950A1 (en) * 2008-06-13 2011-02-23 FOSS Analytical A/S Process control of biotechnological processes
DE102011110638A1 (de) * 2011-08-18 2013-02-21 Olaf Kujawski Anlagenweites Steuerungs- und Regelungsverfahren für Biogasanlagen
ES2862576T3 (es) 2011-09-16 2021-10-07 Amgen Inc Alimentación continúa controlada sin retroalimentación pre-programada de cultivos celulares
CN105420417B (zh) * 2015-10-26 2019-04-30 上虞新和成生物化工有限公司 基于在线氧消耗速率和电导率协同控制的辅酶q10发酵生产工艺
WO2017112847A1 (en) 2015-12-22 2017-06-29 Albumedix A/S Improved protein expression strains
EP3642343B1 (en) 2017-06-20 2021-12-08 Albumedix Ltd. Improved protein expression strains
FR3071612B1 (fr) * 2017-09-22 2021-11-19 Agronomique Inst Nat Rech Procede de controle d’un reacteur de fermentation sombre
KR102441806B1 (ko) * 2020-07-22 2022-09-08 최용석 세포배양액의 이온농도 온라인 모니터링 시스템
CN114350533B (zh) * 2022-01-05 2024-07-23 华东理工大学 提升酿酒酵母对2-pe抗性的适应性进化方法和恒化培养装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD200894A1 (de) * 1981-11-11 1983-06-22 Konrad Soyez Verfahren zur steuerung der kultivierung von mikroorganismen
GB8516912D0 (en) * 1985-07-04 1985-08-07 Johnson Matthey Plc Detecting growth of micro-organisms
JPS6359838A (ja) * 1986-08-30 1988-03-15 Glyco Kyodo Nyugyo Kk 食品の醗酵管理法
JP2676511B2 (ja) * 1987-03-23 1997-11-17 株式会社日立製作所 酢酸を指標とした培養方法及びその装置
SU1495367A1 (ru) * 1987-06-22 1989-07-23 Всесоюзный Проектно-Конструкторский И Научно-Исследовательский Институт Автоматизации Пищевой Промышленности Научно-Производственного Объединения "Пищепромавтоматика" Способ автоматического управлени процессом производства спиртового уксуса
CA1293217C (en) * 1987-11-09 1991-12-17 Sooyoung Stanford Lee Controlled growth rate fermentation
JP2791418B2 (ja) * 1987-12-02 1998-08-27 株式会社ミドリ十字 異種蛋白質の製造方法、組換えdna、形質転換体
JPH02109973A (ja) * 1988-10-19 1990-04-23 Shimadzu Corp 細胞培養装置
DE3927856A1 (de) * 1989-08-23 1991-02-28 Bat Cigarettenfab Gmbh Verfahren zur prozessfuehrung mindestens eines bioreaktors fuer pflanzliche zellkulturen
US5728553A (en) * 1992-09-23 1998-03-17 Delta Biotechnology Limited High purity albumin and method of producing

Also Published As

Publication number Publication date
US6150133A (en) 2000-11-21
EP0889949A1 (en) 1999-01-13
JP2000506387A (ja) 2000-05-30
CA2242323C (en) 2002-09-10
DE69722391T2 (de) 2004-04-22
ES2200153T3 (es) 2004-03-01
CA2242323A1 (en) 1997-09-18
EP0889949B1 (en) 2003-05-28
PT889949E (pt) 2003-10-31
AU2104397A (en) 1997-10-01
ATE241695T1 (de) 2003-06-15
KR100447374B1 (ko) 2004-11-03
DK0889949T3 (da) 2003-09-22
DE69722391D1 (de) 2003-07-03
KR19990087465A (ko) 1999-12-27
AU702567B2 (en) 1999-02-25
WO1997033973A1 (en) 1997-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4318751B2 (ja) 発酵制御
US5912113A (en) Method and apparatus for controlling carbon source concentration in aerobic cultivation of a microorganism
US7521203B2 (en) Feeding processes for fermentation
Mizutani et al. Effect of amino acid supplement on cell yield and gene product in Escherichia coli harboring plasmid
US20090220934A1 (en) Methods and processes of controlling fermentation
JPH0687774B2 (ja) 微生物の増殖法
FR2745297A1 (fr) Utilisation d'une souche bacterienne pour la fabrication de l'acide formique ou du formiate et procede de fermentation utilisant cette souche
JP2002153266A (ja) 発酵プロセスの最適化
JP2676511B2 (ja) 酢酸を指標とした培養方法及びその装置
JP4919400B2 (ja) 5−アミノレブリン酸の製造方法
JP4623766B2 (ja) アカルボース調製のためのオスモル濃度制御発酵法
EP0315944A2 (en) Controlled growth rate fermentation
FR2814470A1 (fr) Activateur pour ferment a base de bacteries lactiques et procede de preparation d'un produit lacte mettant en oeuvre ledit activateur
Jürgens et al. Development of enzyme cartridge flow-injection analysis for industrial process monitoring. Part II. Application for monitoring of microorganism cultivations
Simpson et al. Use of pH auxostats to grow filamentous fungi in continuous flow culture at maximum specific growth rate
JP2686108B2 (ja) 微生物の流加培養方法及び装置
JPH0576346A (ja) 微生物好気培養における炭素源濃度の制御方法及び装置
RU2125608C1 (ru) Способ получения l-лизина
Jian Li et al. Control of recombinant human endostatin production in fed-batch cultures of Pichia pastoris using the methanol feeding rate
WO2002083836A2 (en) Fermentor ammonium sulfate control
WO2009129655A1 (zh) 发酵控制方法及发酵控制系统
WO2002064729A2 (en) Methods of controlling microorganism fermentation
JPS6150595B2 (ja)
JPH08322584A (ja) フェニルアラニン産率改良の発酵方法
JPH0544267B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040312

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20061113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070620

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070806

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070719

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070827

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070820

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20081007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees