JP4317677B2 - ディスクチェンジャ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】
CDやDVD等のプレイヤとして、複数のディスクをストックしておき、その中から1枚のディスクを選択して再生(プレイ演奏)するものがある。かかるタイプのプレイヤは複数枚のディスクを同時にストックできるディスクチェンジャを有している。ディスクチェンジャはディスクを載せるキャリッジを複数有しており、ディスクを再生する場合には、再生したいディスクが載せられているキャリッジをストック位置からプレイ位置に搬送する。
【0003】
ストック位置では、ディスクを載せたキャリッジを上下に複数枚並べて配置している。各キャリッジは水平に配置されており、そのまま真っ直ぐ水平に引き出されてプレイ位置に搬送される。ディスクはキャリッジに対して水平に載せられている。
【0004】
プレイ位置ではターンテーブルがキャリッジに載っているディスクを下から支えながら持ち上げ、上方に配置されているクランパとの間に挟み付ける。ターンテーブルとクランパとでディスクを挟持した後、ターンテーブルがディスクを回転させることでディスクの再生が開始される。ターンテーブルはディスクを水平に持ち上げており、ディスクは水平に回転して再生される。
【0005】
図10に示すように、プレイ位置101では、ディスク102の一部をストック位置103のディスク102にオーバーラップさせている。再生するディスク102をストック位置103のディスク102間から完全に引き出さずにその一部をオーバーラップさせることで、ストック位置103とプレイ位置101の間隔を短縮し、ディスクチェンジャの奥行きを短くしている。
【0006】
プレイ中のディスク102の回転姿勢はぶれることがあり、その上下の部材との間に十分な間隔Ga,Gbを設けておく必要がある。プレイ中のディスク102は図示しないターンテーブルによって持ち上げられており、載っていたキャリッジ104との間に、即ちプレイ中のディスク102の下方に十分な間隔Gbが設けられる。また、ストック位置103では各段のキャリッジ104の配置ピッチPをある程度大きく設計し、プレイ中のディスク102とその上の段のキャリッジ104に載せられているディスク102との間に、即ちプレイ中のディスク102の上方に十分な間隔Gaを設けている。つまり、各段のキャリッジ104を上下に十分に離して配置することで上下のディスク102の間隔を広げ、プレイ中のディスク102とその上の段のディスク102との干渉を回避している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キャリッジ104を上下に離して配置するため、キャリッジ104を収容するドロワーの上下方向の寸法が大型化してしまう。特に、CDプレイヤではドロワーの上下方向の寸法の大型化が顕著である。即ち、CDプレイヤでは、大小2種類のディスク(直径12cmのディスクと直径8cmのディスク)102を再生する必要があるため、キャリッジ104に2段の凹部、具体的には大径ディスク用の凹部の中に更に小径ディスク用の凹部を形成する必要がある。このため、キャリッジ104の上下方向全体の厚さが厚くなり、かかるキャリッジ104を上下に複数枚重ねて収容するドロワーの上下方向の寸法の大型化が顕著になる。
【0008】
本発明は、プレイ中のディスクとの干渉を回避しつつ、ディスク間隔を詰めてストックすることが可能なディスクチェンジャを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の本発明は、ディスクを載置しストック位置又はイジェクト位置とプレイ位置とを往復動する複数のキャリッジを有し、各キャリッジは少なくともストック位置ではディスクの回転軸方向に重ねるように並べられており、その中からプレイするよう選択された一つのディスクをストック位置から全部引き出さずストック位置にある他のディスクと一部で重なり、且つ非接触状態を保持してプレイ位置としてプレイすると共に、プレイ位置では、最下段のキャリッジよりも低い位置に設けられたターンテーブル及びピックアップがキャリッジの空所を下から通り抜けて当該キャリッジからディスクを持ち上げるディスクチェンジャにおいて、キャリッジは、ディスクをストック位置に在るときターンテーブル側の部分が前記ターンテーブルより離れる方向に傾斜させると共に、載置するディスクの最下部と最上部がキャリッジの厚みの最下部と最上部の範囲に等しい状態となるように載置するものであり、プレイ中のディスクとその上段のディスクとを当該上段のディスクを載置するキャリッジの空所を通して直接対向させてこれらのディスクの間にプレイ中のディスクの回転姿勢がぶれても干渉を回避する間隔を確保し、ターンテーブルはキャリッジに設けられたディスク載置傾斜面角度と等しい角度でディスクをプレイ回転させるものである。
【0010】
いま、プレイ中のディスクと、これにオーバーラップする一つ上の段のストック位置のディスク(以下、上側ディスクという)に着目して説明する。ストック位置においてディスクが傾斜していると、プレイ中のディスクに対し、オーバーラップ部分の間隔が広がる。逆に、オーバーラップ部分の間隔を一定に保持すれば、その分だけ傾斜させた上側ディスクを全体的に下げて下の段に近づけることができる。即ち、プレイ中のディスクと上側ディスクとの間に十分なスペースを確保したまま、キャリッジの間隔をつめて配置することができる。
【0011】
また、ターンテーブルが持ち上げてプレイ回転させるディスクを前述のディスク載置傾斜面角度と等しい角度だけ傾斜させると、プレイ中のディスクと上側ディスクのオーバーラップ部分の間隔が広がる。逆に、オーバーラップ部分の間隔を一定に保持すれば、その分だけ上側ディスクを全体的に下げて下の段に近づけることができる。即ち、プレイ中のディスクと上側ディスクとの間に十分なスペースを確保したまま、キャリッジの間隔をつめて配置することができる。
【0012】
つまり、キャリッジに対しディスクを傾斜させた状態で載置することでキャリッジの間隔をつめて配置することができるようになり、これに加えて、ディスク載置傾斜面角度と等しい角度だけプレイ中のディスクを傾斜させることで、キャリッジの間隔を更につめて配置することができるようになる。
【0013】
また、請求項2記載のディスクチェンジャは、キャリッジに小径ディスクの載置部を大径ディスクの載置部より下側に設けたものである。したがって、例えば大小2種類のディスクの使用が可能なディスクチェンジャについても、キャリッジの間隔をつめて配置することができる。
【0014】
さらに、請求項3記載のディスクチェンジャは、ディスクはターンテーブル上を通過せず、ディスクの回転中心がターンテーブルの回転中心まで移動可能であるものである。
【0015】
したがって、ディスクの移動はターンテーブルに対して回転中心同士を重ねる位置までとなる。ディスクをそのターンテーブル側の部分がターンテーブルより離れる方向に傾斜させる構成では、ディスクの回転中心よりも後側の部分(ターンテーブルと反対側の部分)が低くなってターンテーブルに近づくことになる。このため、仮に、ディスクがターンテーブルを通過して移動するようにするとディスクがターンテーブルに接触する虞がある。しかしながら、本発明では、ディスクの移動をターンテーブルに対して回転中心同士が重なる位置までとしているので、ディスクがターンテーブルに接触することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1〜図5に、本発明を適用したディスクチェンジャの実施形態の一例を示す。このディスクチェンジャ5は、ディスク1を載置しストック位置3又はイジェクト位置7とプレイ位置4とを往復動する複数のキャリッジ2を有し、各キャリッジ2は少なくともストック位置3ではディスク1の回転軸方向に重ねるように並べられており、その中からプレイするよう選択された一つのディスク1をストック位置3から全部引き出さずストック位置3にある他のディスク1と一部で重なり、且つ非接触状態を保持してプレイ位置4としてプレイすると共に、プレイ位置では、最下段のキャリッジよりも低い位置に設けられたターンテーブル及びピックアップがキャリッジの空所を下から通り抜けて当該キャリッジからディスクを持ち上げるものであって、キャリッジ2は、ディスク1をストック位置3に在るときターンテーブル13側の部分がターンテーブル13より離れる方向に傾斜させると共に、載置するディスク1の最下部1bと最上部1tがキャリッジ2の厚みの最下部2bと最上部2tの範囲に等しい状態となるように載置するものであり、プレイ中のディスク1とその上段のディスク1とを当該上段のディスク1を載置するキャリッジ2の空所を通して直接対向させてこれらのディスク1,1の間にプレイ中のディスク1の回転姿勢がぶれても干渉を回避する間隔Gaを確保し、ターンテーブル13はキャリッジ2に設けられたディスク載置傾斜面角度と等しい角度でディスク1をプレイ回転させるものである。ディスク1はターンテーブル13上を通過せず、ディスク1の回転中心O1がターンテーブル13の回転中心O2まで移動可能であり、ディスク1の傾斜はターンテーブル13側の部分がターンテーブル13より離れる方向としている。
【0018】
このディスクチェンジャ5は、ドロワー6内に複数のキャリッジ2を有しており、各キャリッジ2にディスク1を1枚ずつ載せることで複数枚のディスク1をストックすることができる。各ディスク1は、ストック位置3にストックされている。そして、ディスク1をプレイ(再生)する場合には、プレイするディスク1を載せたキャリッジ2をストック位置3からプレイ位置4に搬送する。また、ディスク1をイジェクトする場合には、ドロワー6ごとキャリッジ2をイジェクト位置7に搬送する。本実施形態では、キャリッジ2は例えば5枚備えられている。ただし、キャリッジ2の枚数は5枚に限るものではないことは勿論である。
【0019】
キャリッジ2には、例えば大径ディスク(直径12cmのコンパクトディスク)1用の凹部(載置部)8の中に更に小径ディスク(直径8cmのコンパクトディスク)1用の凹部(載置部)9が形成されている。即ち、キャリッジ2に、小径ディスク1の載置部9を大径ディスク1の載置部8より下側に設けている。各凹部8,9の底面は、キャリッジ2に対して例えば1.4度だけ傾斜しており、各凹部8,9にディスク1を載せると当該ディスク1は1.4度傾斜する。
【0020】
なお、図5に示すように、大小2種類のディスク1を扱うキャリッジ2については、ディスク1の最下部1bは、大径ディスク1の周縁と小径ディスク1の周縁のうち何れか低い方の周縁(本実施形態では小径ディスク1の周縁)である。また、ディスク1の最上部1tは、大径ディスク1の周縁と小径ディスク1の周縁のうち何れか高い方の周縁(本実施形態では大径ディスク1の周縁)である。なお、図6に示すように、1種類のディスク1を扱うキャリッジ2については、ディスク1の低い方の周縁が最下部1bとなり、高い方の周縁が最上部1tとなる。
【0021】
かかる構造のキャリッジ2では、その上下方向全体の厚みが薄くなり、上下段の配置ピッチPを短くすることができる。
【0022】
つまり、プレイ位置4ではターンテーブル13がキャリッジ2からディスク1を持ち上げて回転させるので、プレイ演奏するディスク1をストック位置3から全部引き出さずにストック位置3にある他のディスク1とオーバーラップさせているディスクチェンジャでは、プレイ演奏するディスク1と、その上の段のディスク1との間隔がキャリッジ2の配置ピッチPに大きく影響する。
【0023】
本発明のディスクチェンジャ5では、ターンテーブル13は最下段のキャリッジ2よりも低い位置に設けられており、ディスク1がストック位置3に在るとき、キャリッジ2に対してディスク1をそのターンテーブル13側の部分がターンテーブル13から離れる方向に傾斜させているので、即ち図1において全てのディスク1の右側を持ち上げる方向に傾斜させているので、プレイ演奏するディスク1に対してその上の段のディスク1を離すことができる。また、ターンテーブル13がディスク載置傾斜面角度と等しい角度でプレイ演奏するディスク1を持ち上げてプレイ回転させるので、即ち図1においてプレイ演奏するディスク1の左側を下げる方向に傾斜させているので、上の段のディスク1に対してプレイ演奏するディスク1を離すことができる。これらのため、プレイ演奏するディスク1とその上の段のディスク1との間隔Gaを広くすることができ、逆に、間隔Gaを同じにすれば、その分だけキャリッジ2の上下段の配置ピッチPを短くすることができる。
【0024】
また、ターンテーブル13がディスク載置傾斜面角度と等しい角度でプレイ演奏するディスク1を持ち上げてプレイ回転することで、キャリッジ2の凹部8,9に対して平行にディスク1を持ち上げることになり、間隔Gbを最小にすることができる。なお、図1中符号16は、ターンテーブル13とともにディスク1を挟持するクランパである。
【0025】
図10に示す従来のディスクチェンジャでは、キャリッジ104に対してディスク102を水平に載置し、かつ図示しないターンテーブルはディスク102を水平に持ち上げてプレイ回転させている。このため、例えば間隔Gaとして2.4mm、間隔Gbとして2mm必要になり、キャリッジ104の上下段の配置ピッチPは7mmとなる。
【0026】
これに対し、図7に示すディスクチェンジャのように、キャリッジ2に対してディスク1を例えば1.4度傾斜させて載置し、かつターンテーブル13はディスク1を1.4度傾斜させてプレイ回転させることで、配置ピッチPが同じ7mmであれば間隔Gbとして同じ2mmの間隔を確保しても、間隔Gaとして4.7mmの間隔を確保することができる。
【0027】
したがって、図1及び図2に示すディスクチェンジャのように、間隔Gaを例えば3.4mmに狭めれば、間隔Gbとして同じ2mmを確保しても配置ピッチPを5.5mmに短くすることができる。また、ディスク1の最下部1bと最上部1tがキャリッジ2の厚みの最下部2bと最上部2tの範囲に等しい状態になるようにディスク1を傾斜して載置しているので、キャリッジ2の厚さDを薄くすることができ、このことも配置ピッチPを短くすることに寄与している。なお、このディスクチェンジャでは、間隔Gaとして3.4mmを確保しているので、図10のディスクチェンジャの間隔Ga(2.4mm)に比べて1.0mmの余裕があり、したがって、配置ピッチPを更に短くすることが可能である。
【0028】
なお、ディスク1をそのターンテーブル13側の部分がターンテーブル13より離れる方向に傾斜させることで、ディスク1の回転中心O2よりも後側の部分(図1中回転中心O2よりも左側の部分)がターンテーブル13に近づく(低くなる)ことになる。このため、仮に、ディスク1がターンテーブル13を通過して移動するとディスク1がターンテーブル13に接触することも考えられるが、ディスク1の移動をターンテーブル13に対して回転中心O1,O2同士が重なる位置までとしているので、ディスク1がターンテーブル13に接触することはない。
【0029】
このように、各段のキャリッジ2を、その間隔を詰めて(配置ピッチPを小さくして)配置することができる。このため、キャリッジ2を上下に重ねて収容するドロワー6の高さ方向の寸法を短縮することができ、ディスクチェンジャ5を小型化することができる。また、ドロワー6の高さ方向の寸法を短縮することができるので、ドロワー6の高さ方向の寸法を短くしたいとのディスクチェンジャ5のデザイン上の要請にこたえることができる。
【0030】
なお、プレイ中のディスク1の下側のディスク1も同様に傾斜して配置されることになるが、プレイ中のディスク1はキャリッジ2から持ち上げられており、また、ストック位置3のディスク1を傾斜させるといってもその上の段のキャリッジ2に当たるほどには傾斜させることはないので、下側のディスク1がプレイ中のディスク1に干渉することはない。
【0031】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、大小2種類のディスク1を取り扱うキャリッジ2を例にしていたが、1種類のディスク1を取り扱うキャリッジ2でも良いことは勿論である。
【0032】
また、上述の説明では、ディスク載置傾斜面角度を例えば1.4度としていたが、これに限るものではないことは勿論である。なお、ディスク載置傾斜面角度は、例えば0.4度〜2.4度程度の範囲であることが好ましい。
【0033】
また、上述の説明では、ターンテーブル13がディスク1をプレイ回転させる角度をディスク載置傾斜面角度と等しい角度にしているが、ここでの等しい角度とは厳格に等しいことを意味するものではなく、キャリッジ2の配置ピッチPを短くできるという技術的意義を損なわない範囲で若干異なるものであっても良い。
【0034】
また、上述の説明では、ディスク1の最下部1bと最上部1tがキャリッジ2の厚みの最下部2bと最上部2tの範囲に等しい状態にしているが、ここでの等しい状態とは厳格に等しいことを意味するものではなく、ディスク1の最下部1bと最上部1t間の距離に対してキャリッジ2が厚くなり過ぎない程度の範囲で若干異なるものであっても良い。
【0035】
また、上述の説明では、1つのドロワー6内に複数のキャリッジ2を収納するタイプのディスクチェンジャ5を例にしていたが、例えば図8に示すように、ディスクチェンジャ5のシャーシに固定されたドロワーガイド14に複数のドロワー6をスライド可能に収納すると共に、各ドロワー6毎にキャリッジ2をスライド可能に収納するようにしても良く、あるいは、図9に示すように、ディスクチェンジャ5のシャーシに固定されたキャリッジガイド15に複数のキャリッジ2をスライド可能に収納するようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載のディスクチェンジャでは、キャリッジは、ディスクをストック位置に在るときターンテーブル側の部分がターンテーブルより離れる方向に傾斜させると共に、載置するディスクの最下部と最上部がキャリッジの厚みの最下部と最上部の範囲に等しい状態となるように載置するものであり、プレイ中のディスクとその上段のディスクとを当該上段のディスクを載置するキャリッジの空所を通して直接対向させてこれらのディスクの間にプレイ中のディスクの回転姿勢がぶれても干渉を回避する間隔を確保し、ターンテーブルはキャリッジに設けられたディスク載置傾斜面角度と等しい角度でディスクをプレイ回転させるので、キャリッジの配置ピッチを短くすることができる。このため、キャリッジを収容するドロワーの高さ方向の寸法を短く、即ちドロワーを薄くすることができ、ディスクチェンジャを小型化することができる。また、ディスクイジェクト時に突出するドロワーを薄くしたいとのディスクチェンジャのデザイン上の要請に沿うこともできる。
【0037】
また、請求項2記載のディスクチェンジャでは、キャリッジに小径ディスクの載置部を大径ディスクの載置部より下側に設けているので、大小2種類のディスクの使用が可能なディスクチェンジャについても、キャリッジの間隔をつめて配置することができる。
【0038】
さらに、請求項3記載のディスクチェンジャでは、ディスクはターンテーブル上を通過せず、ディスクの回転中心がターンテーブルの回転中心まで移動可能としたので、ディスクがターンテーブルに接触するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクチェンジャの実施形態の一例を示し、ストック位置のディスクとプレイ位置のディスクの位置関係を拡大して示す縦断面図である。
【図2】同ディスクチェンジャのディスクとキャリッジの位置関係を示す縦断面図である。
【図3】同ディスクチェンジャを示す概略構成図である。
【図4】同ディスクチェンジャのキャリッジとドロワーの位置関係を示す横断面図である。
【図5】キャリッジとディスクの関係を示す概略構成図である。
【図6】キャリッジとディスクの関係の別の例を示す概略構成図である。
【図7】ディスクを傾斜させることで各ディスクの間隔が広がることを説明するための縦断面図である。
【図8】本発明を適用したディスクチェンジャの他の実施形態を示し、そのキャリッジとドロワーの位置関係を示す横断面図である。
【図9】本発明を適用したディスクチェンジャの更に他の実施形態を示し、そのキャリッジとキャリッジガイドの位置関係を示す横断面図である。
【図10】従来のディスクチェンジャのキャリッジの配置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ディスク
1b ディスクの最下部
1t ディスクの最上部
2 キャリッジ
2b キャリッジの厚みの最下部
2t キャリッジの厚みの最上部
3 ストック位置
4 プレイ位置
5 ディスクチェンジャ
7 イジェクト位置
8 凹部(大径ディスクの載置部)
9 凹部(小径ディスクの載置部)
13ターンテーブル
O1 ストック位置のディスクの回転中心
O2 ターンテーブルの回転中心
Claims (3)
- ディスクを載置しストック位置又はイジェクト位置とプレイ位置とを往復動する複数のキャリッジを有し、各キャリッジは少なくともストック位置ではディスクの回転軸方向に重ねるように並べられており、その中からプレイするよう選択された一つのディスクをストック位置から全部引き出さずストック位置にある他のディスクと一部で重なり、且つ非接触状態を保持してプレイ位置としてプレイすると共に、前記プレイ位置では、最下段のキャリッジよりも低い位置に設けられたターンテーブル及びピックアップが前記キャリッジの空所を下から通り抜けて当該キャリッジからディスクを持ち上げるディスクチェンジャにおいて、前記キャリッジは、前記ディスクを前記ストック位置に在るとき前記ターンテーブル側の部分が前記ターンテーブルより離れる方向に傾斜させると共に、載置するディスクの最下部と最上部がキャリッジの厚みの最下部と最上部の範囲に等しい状態となるように載置するものであり、前記プレイ中のディスクとその上段のディスクとを当該上段のディスクを載置するキャリッジの空所を通して直接対向させてこれらのディスクの間に前記プレイ中のディスクの回転姿勢がぶれても干渉を回避する間隔を確保し、前記ターンテーブルは前記キャリッジに設けられたディスク載置傾斜面角度と等しい角度で前記ディスクをプレイ回転させることを特徴とするディスクチェンジャ。
- 前記キャリッジに小径ディスクの載置部を大径ディスクの載置部より下側に設けたことを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャ。
- 前記ディスクは前記ターンテーブル上を通過せず、ディスクの回転中心がターンテーブルの回転中心まで移動可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のディスクチェンジャ。
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