JP4315505B2 - 波形生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、波形データメモリから読み出した波形データをアナログ−ディジタル変換することによりアナログ信号を生成する波形生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
モータやABSセンサなどの特性を検査する際に、特性検査用の任意波形を生成するための波形生成装置が用いられている。この種の波形生成装置として、例えば、図6に示す構成の波形生成装置51が従来から知られている。この波形生成装置51は、波形生成の際の制御部として機能するCPU52と、波形データを読み出す際のアドレスデータDA を生成するアドレス生成回路53と、アドレスデータを生成する際の基準クロック信号CKを生成する基準クロック生成部54と、波形データDW を記憶する任意波形データメモリ29と、任意波形データメモリ29から読み出された波形データDW をディジタル−アナログ変換することにより任意波形のアナログ信号SA を生成するD/A変換回路30と、アナログ信号SA に重畳されている不要成分を除去してアナログ出力信号SO を出力するLPF31と、アナログ出力信号SO を出力するためのコネクタ18とを備えている。この場合、アドレス生成回路53は、アドレス生成用カウンタ61、移相用カウンタ62および比較器63を備えて構成されている。
【0003】
この波形生成装置51では、CPU52によってアドレスバス上にスタートアドレスデータDS が出力されると、アドレス生成用カウンタ61が、基準クロック生成部54から出力される図7(a)に示す基準クロック信号CKに同期してスタートアドレスデータDS と等しい値のアドレスデータDA を任意波形データメモリ29および比較器63に出力する。この後、アドレス生成用カウンタ61は、同図(d)に示すように、基準クロック信号CKに同期して1つずつアドレスデータDA の値をインクリメントする。
【0004】
一方、任意波形データメモリ29は、アドレスデータDA を入力する都度、そのアドレスデータDA のアドレスに記憶している波形データDW をD/A変換回路30に出力する。次いで、D/A変換回路30が、波形データDW をディジタル−アナログ変換することによりアナログ信号SA を生成し、LPF31がアナログ信号SA をろ波することによりアナログ出力信号SO を生成してコネクタ18に出力する。
【0005】
同時に、CPU52は、任意波形データメモリ29に記憶されている波形データDW の最終アドレスをエンドアドレスデータDE としてアドレス生成回路53内の比較器63に出力し、そのエンドアドレスデータDE を記憶させる。また、比較器63は、アドレス生成用カウンタ61から出力されるアドレスデータDA がエンドアドレスデータDE と一致したときに、キャリー信号SC をアドレス生成用カウンタ61のLD入力端子に出力する。これにより、アドレス生成用カウンタ61が、自己リセットによって、アドレスデータDA をスタートアドレスデータDS に初期化した後、通常のカウント動作を再開する。同時に、比較器63は、キャリー信号SC の出力を停止した後、比較動作を再開する。
【0006】
一方、三相モータの特性試験において、相間電圧の位相が120゜から例えば119゜に位相ずれしたときに、三相モータの回転が効率にどのような影響があるのかを確認したいことがある。このような特性試験のために、この波形生成装置51では、アドレス生成回路53、任意波形データメモリ29、D/A変換回路30およびLPF31からなる波形生成チャネル(以下、単に「チャネル」という)を複数備え(例えば、チャネル1〜3を備えるものとし、図6ではチャネル1の構成のみを図示する)、各チャネル毎のアナログ出力信号SO の位相を移相可能に構成されている。
【0007】
具体的には、例えば、チャネル1に対して値2の移相量が図外の操作部において設定されると、CPU52が、図7(b)に示すように、時間t1の時点で、その移相量に応じた移相データDPSをチャネル1における移相用カウンタ62のD入力端子に出力する。この際に、チャネル1の移相用カウンタ62は、基準クロック信号CKの立ち上がりに同期してその移相データDPSを読み込み、同図(d)に示すように、その移相量に応じたクロック数の基準クロック信号CKが出力されるまでの時間t2以前から時間t3までの間、CO出力端子からアドレス生成用カウンタ61のEN入力端子へのキャリー信号SC の出力を停止する。この結果、チャネル1のアドレス生成用カウンタ61が、そのカウント動作を停止することにより、アドレスデータDA は、直前の値を維持する。
【0008】
一方、他のチャネル2,3のアドレス生成用カウンタ61は、同図(c)に示すように、時間t2〜時間t3の間、カウント動作を継続して実行する。このため、チャネル2,3のアドレスデータDA が順次インクリメントされる結果、チャネル1のアドレスデータDA は、基準クロック信号CKに同期して他のチャネルのアドレスデータDA に対して段階的に遅れ始め、時間t3の時点を経過した時に、値2の移相量で移相される。これにより、チャネル1のアナログ出力信号SO の波形は、チャネル2,3のアナログ出力信号SO の波形と比較して、基準クロック信号CKの2周期分の位相遅れとなり、上記例において、チャネル1に対応する相の交流電圧がチャネル2,3に対応する相の交流信号に対して所定の位相ずれを生じさせることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の波形生成装置51には、以下の問題点がある。
第1に、従来の波形生成装置51では、アドレス生成用カウンタ61のカウンタ動作を停止させることによって上記した移相制御を実行している。したがって、移相されるチャネルのアナログ出力信号SO の位相は、図7(d)下段に示すように、他のチャネルのアナログ出力信号SO の位相に対して、段階的に移相されている。このため、移相量が大きいときには、移相制御を終了するまでの間、各チャネルにおけるアナログ出力信号SO の位相が設定通りの正常な位相ずれを生じていないため、その間に特性試験を行った場合には、誤った測定が行われてしまうことになるという問題点がある。
【0010】
第2に、移相制御の実行時間は、基準クロック信号CKの周期(例えば10mS)に移相量を乗算した時間となる。この場合、移相量が大きいとき(例えば値500)には、移相制御に長時間(この例では5秒)を要し、特性試験を直ちに実行することができないため、長時間化するという問題点がある。この場合、一般的には、基準クロック信号CKの周期は、設定された生成波形の周期に応じて適宜設定される。したがって、基準クロック信号CKの周期が長い場合には、移相制御の実行時間が特に長時間化する。また、移相制御の実行時間が設定した移相量に応じて変化するため、オペレータは、いつの時点で移相制御が終了したのかを正確に知る術がない。このため、上記した特性試験において、測定を誤って行ってしまう蓋然性が高くなるという問題点もある。
【0011】
第3に、移相制御の開始時点から移相制御の終了時点までの間では、移相制御が行われているチャネルのアナログ出力信号SO は、同一波形を維持させられるために直流波形となる。このため、この間においては、例えば、アナログ出力信号SO として正弦波が要求されているにも拘わらず、その波形とは異なる直流電圧波形が出力されてしまうという問題点もある。
【0012】
第4に、従来の波形生成装置51では、移相制御対象のチャネルにおけるアナログ出力信号SO の移相を遅らせている。したがって、所定チャネルのアナログ出力信号SO の移相を進めたい場合、他のチャネルにおけるアナログ出力信号SO の位相を遅らせることによって、その所定チャネルのアナログ出力信号SO の位相を相対的に進ませることになる。このため、かかる場合には、他の複数のチャネルにおけるアナログ出力信号SO の位相をそれぞれ遅らせなければならないため、その移相制御が複雑かつ煩雑になるという問題点がある。
【0013】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、位相シフトさせた所望波形のアナログ出力信号を迅速に生成可能な波形生成装置を提供することを主目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載の波形生成装置は、波形データメモリにおけるスタートアドレスからエンドアドレスまでの記憶領域に記憶されている波形データを循環可能に読み出すためのアドレスデータを生成するアドレス生成用カウンタを備え、生成されたアドレスデータに従って波形データメモリから読み出した波形データをディジタル−アナログ変換することによりアナログ信号を生成可能に構成されると共に入力した移相データの移相値に応じてアドレスデータのアドレス値をシフト可能に構成された波形生成装置において、アドレス生成用カウンタのカウント値および移相データの移相値を互いに加算してアドレスデータを生成する第1の加算回路と、第1の加算回路による加算動作に先立ってアドレス生成用カウンタのカウント値および移相データの移相値を互いに加算する第2の加算回路と、第2の加算回路の加算値およびエンドアドレスのアドレス値を比較すると共に、第2の加算回路の加算値がエンドアドレスのアドレス値以上となったときに、このときのアドレス生成用カウンタのカウント値とスタートアドレスのアドレス値からエンドアドレスのアドレス値を減算して得られた値とを加算して得られた値がアドレス生成用カウンタの初期値となるように、アドレス生成用カウンタのカウント値をリセットする比較回路とを備えていることを特徴とする。
【0015】
この波形生成装置では、移相データが入力されると、アドレス生成用カウンタのカウント値と、移相データの移相値とを互いに加算することによってアドレスデータを生成する。次いで、そのアドレスデータに従って波形データメモリから波形データを読み出し、その読み出した波形データをディジタル−アナログ変換することにより、アナログ信号を生成する。この場合、例えば、リング状に形成された循環メモリなどを使用し、チャネル1のアナログ信号を他のチャネルのアナログ信号の位相よりも進ませる場合、チャネル1の波形データ読出用のアドレスデータのアドレス値は、他のチャネルのアドレスデータのアドレス値に対して瞬時に進むことになる。したがって、チャネル1のアナログ信号の位相は、他のチャネルのアナログ信号の位相に対して、移相データの移相値に応じた位相分、瞬時に移相する。また、移相データを負数にすることで、アドレスデータのアドレス値を遅らせることが可能となる。このため、アナログ信号の移相を遅らせたり進めたりする絶対的な移相制御が行われ、これにより、他のチャネルに対する移相制御が不要となる。また、位相シフト対象チャネルからは、直流波形が出力されることなく、所望波形が出力される。
【0018】
また、例えば、波形データメモリとして、非循環メモリを使用する場合、記憶回路が、波形データメモリにおけるエンドアドレスのアドレス値を記憶する。また、第1の加算回路が、アドレス生成用カウンタのカウント値と移相データの移相値とを互いに加算してアドレスデータを生成する。一方、移相データが入力された場合、第2の加算回路の加算値がエンドアドレスのアドレス値以上となったときに、このときのアドレス生成用カウンタのカウント値とスタートアドレスのアドレス値からエンドアドレスのアドレス値を減算して得られた値とを加算して得られた値がアドレス生成用カウンタの初期値となるように、アドレス生成用カウンタのカウント値がリセットされる。これにより、波形データメモリにおけるスタートアドレスからエンドアドレスまでの記憶領域に記憶されている波形データの循環読出しが可能となる。この結果、波形データメモリの空き記憶空間を詰めたりする制限を受けることなく、移相データの移相値に応じて位相シフトさせたアナログ信号を生成することが可能となる。
【0019】
請求項2記載の波形生成装置は、請求項1記載の波形生成装置において、複数のチャネルにそれぞれ対応させて複数のアナログ信号を生成可能に構成され、チャネル毎のアドレスデータのアドレス値をシフト可能に構成されていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る波形生成装置の好適な実施の形態について説明する。
【0021】
波形生成装置1は、複数の波形生成チャネルを備え、正弦波や矩形波などの標準波形および任意波形を生成する波形生成機能、並びに、波形の周波数、振幅およびオフセット電圧を含む波形パラメータを同時にスイープさせるスイープシーケンス機能を実現可能に構成されている。具体的には、波形生成装置1は、図1に示すように、CPU2、表示入力部3、操作部4、フロッピーディスクドライブ5、ROM6、本発明における記憶回路に相当するRAM7、基準クロック生成部8、および複数の出力部9a〜9n(以下、区別しないときには、「出力部9」という)を備えている。
【0022】
CPU2は、制御部として機能し、表示入力部3または操作部4において設定された波形生成命令やスイープ条件に従って各部および各回路の動作を制御する。表示入力部3は、特に限定されないが、タッチパネルが配設されたLCDパネルを備え、スイープ条件入力用画面などをLCDパネルに表形式で表示する。操作部4は、各種スイッチやシャトルダイヤルなどを備え、波形生成に関する各種の設定が可能に構成されている。フロッピーディスクドライブ5は、フロッピーディスクに対して波形生成用の各種データの書き込みや読み込みが可能に構成されている。ROM6は、CPU2の動作プログラムを記憶する。また、RAM7は、CPU2の演算結果、後述する波形生成用の各種データ、任意波形データメモリ29のスタートアドレスデータDS 、エンドアドレスデータDE および移相係数データDK などを一時的に記憶する。
【0023】
出力部9は、図1に示すように、プログラマブルカウンタ11、アドレスカウンタ12、波形生成部13、シーケンス回路14、およびアナログ出力信号SO を出力するコネクタ18を備え、CPU2から出力される波形生成用の各種データに従って所定の波形を生成する。また、シーケンス回路14は、シーケンスカウンタ15、シーケンスメモリ16およびループカウンタ17から構成されている。
【0024】
プログラマブルカウンタ11は、シーケンスメモリ16から出力される更新時間データDR に基づいて、アドレスカウンタ12に対してアドレスデータDAPを更新させるための更新用クロック信号SDRを生成する。具体的には、例えば、3秒のスイープ期間で1波形をスイープするスイープ条件が設定されたときには、CPU2が、更新数を1000回とした場合、そのスイープ期間3秒を1000分割演算することにより3mSの更新時間に規定し、その更新時間データDR をシーケンスメモリ16に記憶させる。この場合には、プログラマブルカウンタ11は、基準クロック生成部8から出力される1μSの基準クロックSKRの入力数が3000回に達した都度、更新用クロック信号SDRを生成する。なお、更新用クロック信号SDRの周期は、1μS〜65.5mSの範囲内で1μS刻みで決定される。また、本明細書では、アドレスデータDAPとは、後述する波形生成部13内の周波数データメモリ21、振幅データメモリ22およびオフセットデータメモリ23から周波数データ、振幅データおよびオフセット電圧データをそれぞれ読み出す際のアドレスデータの総称とする。
【0025】
アドレスカウンタ12は、プログラマブルカウンタ11から出力される更新用クロック信号SDRに同期してアドレス値を順次インクリメントすることによりアドレスデータDAPを生成する。波形生成部13は、その構成については後述するが、アドレスカウンタ12から出力されるアドレスデータDAPに従って標準波形や任意波形を生成する。
【0026】
シーケンス回路14は、複数波形のつなぎ合わせやルーピングを制御する。シーケンス回路14内のシーケンスメモリ16は、表示入力部3のLCDパネルに表示されたスイープシーケンス入力用画面上で条件設定されたスイープシーケンスデータDSPを記憶し、そのスイープシーケンスデータDSPは、スイープシーケンスの実行に先立ってCPU2によって書き込まれる。シーケンスカウンタ15は、ループカウンタ17から出力されるキャリー信号SC に従ってアドレスデータDRAを出力することにより、シーケンスメモリ16に対して、そのアドレスに記憶されている更新回数データDRDをアドレスカウンタ12に出力させる。ループカウンタ17は、シーケンスメモリ16から出力されるループデータDRPを記憶すると共に、アドレスカウンタ12からのキャリー信号SC の出力回数をカウントし、その出力回数がループデータDRPの値に等しくなるようにスイープシーケンス実行時における同一波形の繰返しスイープ回数を制御する。
【0027】
このシーケンス回路14では、例えば、スイープ条件1として、スイープ時間3秒、更新回数1000回およびループ回数2回が設定され、スイープ条件2として、スイープ時間5秒、更新回数1000回およびループ回数1回が設定された場合、まず、CPU2が、スイープシーケンスデータDSPを出力することにより、第1スイープシーケンスデータ(3m、1000、2)および第2スイープシーケンスデータ(5m、1000、1)をシーケンスメモリ16の例えばアドレス001,002に順次書き込む。次いで、シーケンスカウンタ15が、アドレス001に対応するアドレスデータDRAをシーケンスメモリ16に出力する。これにより、シーケンスメモリ16は、そのアドレス001に記憶されている更新時間データDR (3mS)、更新回数データDRD(1000回)およびループデータDRP(2回)を、プログラマブルカウンタ11、アドレスカウンタ12およびループカウンタ17にそれぞれ出力する。
【0028】
次いで、プログラマブルカウンタ11は、基準クロックSKRの入力クロック数が3000個に達する3mS毎に、更新用クロック信号SDRをアドレスカウンタ12に出力する。一方、アドレスカウンタ12は、波形生成部13に対するアドレスデータDAPの出力処理を実行する。この処理では、アドレスカウンタ12は、更新用クロック信号SDRが入力される毎にアドレスデータDAPをインクリメントしつつ波形生成部13に出力する。この後、アドレスカウンタ12は、更新用クロック信号SDRの入力クロック数が1000回の更新回数に達したときにキャリー信号SC をループカウンタ17に出力すると共にアドレスデータDAPを初期値にリセットする。その後、アドレスカウンタ12は、カウント動作を再開し、更新用クロック信号SDRの入力クロック数が1000回に達したときに、キャリー信号SC をループカウンタ17に出力する。この結果、アドレスデータDAPの出力処理が2回行われる。
【0029】
一方、ループカウンタ17は、ループデータDRPで特定される回数のキャリー信号SC がアドレスカウンタ12から出力されたときに、キャリー信号SC をシーケンスカウンタ15に出力する。これにより、シーケンスカウンタ15が、アドレスデータDRAをインクリメントしてシーケンスメモリ16に出力する。この結果、シーケンスメモリ16は、次のアドレス002に記憶されている更新時間データDR (5mS)、更新回数データDRD(1000回)およびループデータDRP(1回)を、プログラマブルカウンタ11、アドレスカウンタ12およびループカウンタ17にそれぞれ出力する。この際には、出力部9では、スイープ条件1のスイープシーケンスと同様にして、波形生成部13に対するアドレスデータDAPの出力処理を1回だけ実行する。この結果、出力部9の波形生成部13において、設定されたスイープ条件1,2に応じたスイープ波形が順次生成される。
【0030】
波形生成部13は、図2に示すように、周波数データメモリ21、振幅データメモリ22、オフセットデータメモリ23、DDS24、LPF25、TTL変換回路26、レベル変換回路27、任意波形用アドレス生成回路28、本発明における波形データメモリに相当する任意波形データメモリ29、D/A変換回路30、LPF31、D/A変換回路32,33、信号切替器34、乗算器35、加算器36およびバッファアンプ37を備えている。
【0031】
周波数データメモリ21は、スイープシーケンス実行時などにおいてDDS24に対して生成させる正弦波の周波数データを記憶する。具体的には、スイープシーケンス入力画面上でスイープ条件が設定されると、CPU2が、そのスイープシーケンスデータDSPに応じた波形パラメータデータDP を出力し、その際に、周波数データメモリ21は、波形パラメータデータDP のうちの周波数データを記憶する。なお、周波数データは、例えば、10mHz分解能で10mHz〜10MHzまでの範囲を指定可能に規定されている。
【0032】
振幅データメモリ22は、CPU2から出力される波形パラメータデータDP のうち、生成波形の振幅値についての振幅データを記憶する。また、オフセットデータメモリ23は、CPU2から出力される波形パラメータデータDP のうち、生成波形の直流オフセット電圧についてのオフセット電圧データを記憶する。DDS24は、周波数データメモリ21から出力される周波数データに応じた周波数の正弦波をディジタル処理で生成する。LPF25は、DDS24によって生成された正弦波信号をろ波する。TTL変換回路26は、LPF25から出力された正弦波をTTLレベルに変換することにより矩形波の基準クロック信号CKを生成する。また、レベル変換回路27は、TTL変換回路26から出力された矩形波の信号レベルをレベル変換することにより、例えば±10Vの矩形波によるパターンデータを生成する。
【0033】
任意波形用アドレス生成回路28は、TTL変換回路26から出力される基準クロック信号CKに同期してアドレス値をインクリメントすることにより、任意波形データメモリ29から波形データDW を読み出す際のアドレスデータDA を生成する。なお、任意波形用アドレス生成回路28の構成については後述する。任意波形データメモリ29は、ユーザーが任意波形についての波形データDW を自由に書き込み可能に構成されており、例えば、波形データDW が記録されたフロッピーディスクがフロッピーディスクドライブ5に挿入された際に、CPU2によって転送される波形データDW を記憶する。D/A変換回路30は、任意波形データメモリ29から出力される波形データDW をディジタル−アナログ変換することによりアナログ信号SA を生成する。LPF31は、カットオフ周波数可変型の二次ローパスフィルタで構成され、入力したアナログ信号SA に含まれている基準クロック信号CKの信号成分やノイズ成分を除去することによりスムージングフィルタとして機能する。D/A変換回路32は、振幅データメモリ22から出力される振幅データをディジタル−アナログ変換することにより生成したアナログ電圧信号を乗算器35に出力し、D/A変換回路33は、オフセットデータメモリ23から出力されるオフセット電圧データをディジタル−アナログ変換することにより生成したオフセット電圧信号を加算器36に出力する。
【0034】
この波形生成部13では、例えば、正弦波を生成する際には、アドレスカウンタ12から出力されるアドレスデータDAPに従い、周波数データメモリ21、振幅データメモリ22およびオフセットデータメモリ23が、周波数データ、振幅データおよびオフセット電圧データをそれぞれ出力する。これにより、DDS24が、その周波数データに応じた周波数の正弦波信号を生成し、信号切替器34を介して正弦波信号を乗算器35に出力する。同時に、D/A変換回路32から出力されたアナログ電圧信号が乗算器35に出力され、乗算器35が、正弦波信号とアナログ電圧信号とを互いに乗算することにより所定振幅値に制御する。また、D/A変換回路33から出力されたオフセット電圧信号が加算器36に出力され、加算器36が、乗算器35から出力された正弦波信号にオフセット電圧信号を加算することによりアナログ出力信号SO を生成する。次いで、バッファアンプ37がアナログ出力信号SO を緩衝増幅してコネクタ18に出力する。
【0035】
一方、任意波形を生成する際には、アドレスカウンタ12から出力されるアドレスデータDAPに従い、周波数データメモリ21が周波数データを出力することにより、DDS24が所定周波数の正弦波を生成する。次いで、TTL変換回路26が、その正弦波をTTLレベルに変換することにより基準クロック信号CKを生成して任意波形用アドレス生成回路28に出力する。同時に、CPU2が、任意波形用アドレス生成回路28に対して、スタートアドレスデータDS 、エンドアドレスデータDE 、移相データDPSおよび移相係数データDK を出力し、任意波形用アドレス生成回路28は、これらの入力した各データおよび基準クロック信号CKに基づいてアドレスデータDA を生成して任意波形データメモリ29に出力する。この結果、任意波形データメモリ29がアドレスデータDA に応じた波形データDW を順次出力し、D/A変換回路30が、波形データDW をディジタル−アナログ変換することにより任意波形のアナログ信号SA を生成する。この場合、アナログ信号SA は、LPF31および信号切替器34を介して乗算器35に入力され、乗算器35によって定数1が乗算されると共に加算器36によって値0のオフセット電圧信号が加算され、この後、バッファアンプ37によって緩衝増幅されることによりアナログ出力信号SO としてコネクタ18に出力される。
【0036】
一方、上記した任意波形用アドレス生成回路28は、図3に示すように、信号切替器41、アドレス生成用カウンタ42、ラッチ回路43,44、本発明における第2の加算器に相当する加算器45、加算器46、本発明における第1の加算器に相当する加算器47および比較器48を備えて構成されている。
【0037】
この任意波形用アドレス生成回路28では、任意波形生成処理の開始時には、初期値設定用制御信号SR1がCPU2から出力されることにより、信号切替器41が作動する。この際には、CPU2が、任意波形データメモリ29に記憶されている任意波形についての波形データDW が記憶されているスタートアドレス(例えばアドレス値0とする)を指定するためのスタートアドレスデータDS を出力する。これにより、アドレス生成用カウンタ42が、TTL変換回路26から出力される基準クロック信号CK(図4(a)参照)に同期してアドレス値を順次インクリメントすることにより同図(c)に示すアドレスデータDA1を生成して加算器45,47に出力する。
【0038】
また、CPU2は、移相データDPSをラッチ回路43に出力する。この場合、図4(b)に示すように、時間t11以前の移相制御非実行時には、移相値0の移相データDPSを出力し、時間t11の時点で、移相値2の移相データDPSを出力するものとする。一方、ラッチ回路43は、その移相データDPSを基準クロック信号CKに同期してラッチすると共に、ラッチした移相データDPSをラッチ回路44および加算器45に出力する。この際に、ラッチ回路44は、入力した移相データDPSを基準クロック信号CKに同期してラッチすると共に、ラッチした移相データDPSを加算器47に出力する。この場合、移相データDPSがラッチ回路44を介して加算器47に入力されるため、移相データDPSの加算器47への入力タイミングは、移相データDPSの加算器45への入力タイミングと比較して、基準クロック信号CKの1周期に相当する時間分遅延する。次いで、加算器47は、アドレスデータDA1のアドレス値と移相データDPSの移相値とを加算することによりアドレスデータDA を生成し、その生成したアドレスデータDA を任意波形データメモリ29に出力する。この際には、アドレスデータDA のアドレス値は、同図(f)に示すように、時間t12よりも基準クロック信号CK1周期分以前には、移相データDPSの移相値が値0のため、アドレスデータDA1のアドレス値と一致し、時間t12の直前では、移相データDPSの移相値が値2のため、アドレスデータDA1のアドレス値よりも2つ進むことになる。この結果、時間t12以降では、任意波形データメモリ29から読み出される波形データDW のアドレスが2つ進むため、アナログ出力信号SO の位相が基準クロック信号CKの2周期分進むことになる。
【0039】
また、CPU2は、任意波形データメモリ29に記憶されている任意波形についての波形データDW が記憶されているエンドアドレス(例えば、メモリ空間が0〜15とし、エンドアドレス値8とする)を指定するためのエンドアドレスデータDE を比較器48に出力する。この際に、比較器48は、このエンドアドレスデータDE を記憶する。さらに、CPU2は、移相係数データDK を加算器46に出力する。この場合、加算器46は、移相係数データDK の移相係数とアドレスデータDA1のアドレス値とを加算し、その加算した新たな移相係数データDK1を信号切替器41に出力する。この場合、移相係数データDK の値DKは、下記の▲1▼式で表され、スタートアドレスとエンドアドレスが固定値のため、固定定数となる。
DK=スタートアドレス(この例では値0)−エンドアドレス(この例では値8)・・・・・・・・▲1▼式
【0040】
一方、加算器45は、アドレスデータDA1のアドレス値と移相データDPSの移相値とを加算して図4(d)に示す加算データDADを生成し、その加算データDADを比較器48に出力する。次いで、比較器48は、加算データDADの加算値と、エンドアドレスデータDE のエンドアドレスとを比較し、加算データDADの加算値がエンドアドレスと一致した(または超える)時間t12の時点で、同図(e)に示すリセット信号SR2を信号切替器41およびアドレス生成用カウンタ42に出力する。この際に、信号切替器41がリセット信号SR2に従って非作動状態となるため、移相係数データDK1が、アドレス生成用カウンタ42に入力される。この場合、加算器46から出力される移相係数データDK1の移相係数は、アドレスデータDA1のアドレス値(この例では値6)と移相係数データDK の移相係数(この例では値−8)との加算値のため、この例では、値−2となる。この結果、アドレス生成用カウンタ42は、移相係数データDK1の移相係数を初期値としてカウント動作を再開する。したがって、アドレス生成用カウンタ42は、同図(c)に示すように、時間t13の時点で、アドレス値14(つまり、値−2)のアドレスデータDA1を出力し、この後、アドレスデータDA1を順次インクリメントする。これにより、加算器47が、同図(f)に示すように、時間t13の時点で、アドレスデータDA1のアドレス値と移相データDPSの移相値(この例では、値2)とを加算したアドレス値0のアドレスデータDA を任意波形データメモリ29に出力し、この後、アドレスデータDA を順次インクリメントする。
【0041】
なお、上記した動作は、移相制御が開始されて所定時間経過した時間t12の時点でアドレスデータDA のアドレス値がエンドアドレスに達するときの動作について説明したが、移相制御が開始されたその時点でアドレスデータDA のアドレス値がエンドアドレスに達するときの動作について、図5を参照して説明する。なお、この移相制御条件としては、移相値として値5の移相データDPSが時間t21の時点で出力され、スタートアドレス、エンドアドレス、および任意波形データメモリ29の有効記憶空間などの他の移相制御条件は上記した例と同一であるものとする。したがって、以下、主として、上記した例における動作と異なる動作を説明する。
【0042】
上記の条件下では、時間t21の時点で、移相データDPSがCPU2から出力されると、加算器45は、アドレスデータDA1のアドレス値と移相データDPSの移相値(値5)とを加算して図5(d)に示す加算データDADを生成し、その加算データDADを比較器48に出力する。この場合、加算データDADの加算値は、時間t22の時点でエンドアドレスを超えた値10となる。このため、比較器48は、時間t23の時点で、同図(e)に示すリセット信号SR2を信号切替器41およびアドレス生成用カウンタ42に出力する。この際に、信号切替器41がリセット信号SR2に従って非作動状態となる結果、移相係数データDK1がアドレス生成用カウンタ42に入力される。この場合、加算器46から出力される移相係数データDK1の移相係数は、アドレスデータDA1のアドレス値(この例では値5)と移相係数データDK の移相係数(この例では値−8)との加算値のため、この例では、値−3となる。この結果、アドレス生成用カウンタ42は、移相係数データDK1の移相係数(この例では、値−3)を初期値としてカウント動作を再開する。したがって、アドレス生成用カウンタ42は、同図(c)に示すように、時間t24の時点で、アドレス値13(つまり、値−3)のアドレスデータDA1を出力し、この後、アドレスデータDA1を順次インクリメントする。これにより、加算器47が、同図(f)に示すように、時間t24の時点で、アドレスデータDA1のアドレス値(値−3)と移相データDPSの移相値(値5)とを加算したアドレス値2のアドレスデータDA を任意波形データメモリ29に出力し、この後、アドレスデータDA を順次インクリメントする。
【0043】
次に、波形生成装置1の全体的な動作について説明する。
【0044】
まず、任意波形データメモリ29に波形データDW が記憶されると、CPU2は、その波形データDW のスタートアドレスデータDS 、エンドアドレスデータDE および移相係数データDK を任意波形用アドレス生成回路28に出力する。次いで、操作部4において任意波形用シーケンス条件が設定されると、CPU2は、その条件に従いシーケンスメモリ16にシーケンスデータを記憶させる。この後、操作部4における図外の任意波形生成処理開始スイッチが操作されると、CPU2は、シーケンス回路14に対してシーケンス処理を実行させる。この際には、シーケンスメモリ16に記憶されているシーケンスデータに従い、アドレスカウンタ12がアドレスデータDAPを波形生成部13に出力する。
【0045】
次いで、出力部9のDDS24が、アドレスデータDAPに応じて周波数データメモリ21から出力される周波数データに従い所定周波数の正弦波を生成する。これにより、LPF25およびTTL変換回路26によって生成された基準クロック信号CKが任意波形用アドレス生成回路28に入力される。この後、任意波形用アドレス生成回路28では、上記した任意波形生成処理が実行されることにより、アナログ出力信号SO を生成してコネクタ18に出力する。また、操作部4において移相値が設定されると、CPU2が移相データDPSを出力することにより、任意波形用アドレス生成回路28では、上記した移相制御が実行される。
【0046】
このように、この波形生成装置1によれば、任意波形データメモリ29によって記憶されている任意波形についての有効メモリ空間(例えば、アドレス値0〜8)を逸脱するアドレスデータDA の生成が防止されると共に移相制御を瞬時に行うことができる。また、移相データDPSの移相値を負数に設定することにより、遅れ位相のアナログ出力信号SO を容易に生成することができる。しかも、他のチャネルにおける出力部9の任意波形データメモリ29に対して相対的な移相制御を行うのではなく、移相制御対象チャネルの出力部9における任意波形データメモリ29に対して絶対的な移相制御を行う。このため、他のチャネルについての移相制御が不要となる結果、移相制御を極めて容易に実行することができる。加えて、任意波形データメモリ29の有効メモリ空間に記憶されている波形データDW のみを循環して読み出すことができるため、任意波形データメモリ29の未使用メモリ空間をダミーデータで詰めたりするなどの制約がなく、任意波形データメモリ29に対して波形データDW を記憶させる記憶処理が容易となる。
【0047】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、任意波形用アドレス生成回路28を各種の論理回路で構成した例について説明したが、例えば、DSPやCPUを用いて構成することもできる。さらに、移相制御のための構成は、本発明の実施の形態で示した構成に限らず適宜変更することができる。さらに、上記した波形生成装置1では、加算器45から出力される加算データDADの加算値がエンドアドレス以上となってアドレス生成用カウンタ42をリセットする際に、CPU2から出力される移相係数データDK の移相係数に基づいた移相係数に初期化しているが、本発明におけるリセット方法は、これに限らず、アドレスデータDA およびエンドアドレスデータDE に基づいて、任意波形用アドレス生成回路28内でハード的に処理することもできる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の波形生成装置によれば、アドレス生成用カウンタのカウント値と移相データの移相値とを互いに加算したアドレスデータに従って波形データメモリから波形データを読み出すことにより、他のチャネルに対する移相制御を行うことなく、位相シフト対象のチャネルの波形を所望波形に維持しつつ、アナログ信号の位相を遅らせたり進めたりする絶対的な移相制御を瞬時に行うことができる。
【0049】
また、第2の加算回路の加算値がエンドアドレスのアドレス値以上となったときに、このときのアドレス生成用カウンタのカウント値とスタートアドレスのアドレス値からエンドアドレスのアドレス値を減算して得られた値とを加算して得られた値がアドレス生成用カウンタの初期値となるように、このアドレス生成用カウンタのカウント値をリセットすることにより、波形データメモリの空き記憶空間を詰めたりする制限を受けることなく、波形データメモリにおけるスタートアドレスからエンドアドレスまでの記憶領域に記憶されている波形データの循環読出しを行うことができ、これにより、移相データの移相値に応じて位相シフトさせたアナログ信号を生成することができる。
【0050】
さらに、請求項2記載の波形生成装置によれば、複数のチャネルにそれぞれ対応させて複数のアナログ信号を生成する際に、1台の波形生成装置によって、チャネル毎の生成波形の位相を個別的かつ瞬時にシフトさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る波形生成装置1のブロック図である。
【図2】波形生成装置1における波形生成部13のブロック図である。
【図3】波形生成部13における任意波形用アドレス生成回路28のブロック図である。
【図4】波形生成装置1における移相制御を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】波形生成装置1における移相制御を説明するための他のタイミングチャートである。
【図6】従来の波形生成装置51のブロック図である。
【図7】従来の波形生成装置51における移相制御を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 波形生成装置
2 CPU
9 出力部
13 波形生成部
28 任意波形用アドレス生成回路
29 任意波形データメモリ
30 D/A変換回路
42 アドレス生成用カウンタ
45,47 加算器
48 比較器
DA アドレスデータ
DPS 移相データ
Claims (2)
- 波形データメモリにおけるスタートアドレスからエンドアドレスまでの記憶領域に記憶されている波形データを循環可能に読み出すためのアドレスデータを生成するアドレス生成用カウンタを備え、前記生成されたアドレスデータに従って前記波形データメモリから読み出した前記波形データをディジタル−アナログ変換することによりアナログ信号を生成可能に構成されると共に入力した移相データの移相値に応じて前記アドレスデータのアドレス値をシフト可能に構成された波形生成装置において、
前記アドレス生成用カウンタのカウント値および前記移相データの移相値を互いに加算して前記アドレスデータを生成する第1の加算回路と、
前記第1の加算回路による加算動作に先立って前記アドレス生成用カウンタのカウント値および前記移相データの移相値を互いに加算する第2の加算回路と、
当該第2の加算回路の加算値および前記エンドアドレスのアドレス値を比較すると共に、当該第2の加算回路の加算値が当該エンドアドレスのアドレス値以上となったときに、このときの前記アドレス生成用カウンタのカウント値と前記スタートアドレスのアドレス値から前記エンドアドレスのアドレス値を減算して得られた値とを加算して得られた値が当該アドレス生成用カウンタの初期値となるように、当該アドレス生成用カウンタのカウント値をリセットする比較回路とを備えていることを特徴とする波形生成装置。 - 複数のチャネルにそれぞれ対応させて複数の前記アナログ信号を生成可能に構成され、前記チャネル毎のアドレスデータのアドレス値をシフト可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の波形生成装置。
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