JP4315256B2 - ホログラム記録再生装置及び、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

ホログラム記録再生装置及び、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4315256B2
JP4315256B2 JP2006528967A JP2006528967A JP4315256B2 JP 4315256 B2 JP4315256 B2 JP 4315256B2 JP 2006528967 A JP2006528967 A JP 2006528967A JP 2006528967 A JP2006528967 A JP 2006528967A JP 4315256 B2 JP4315256 B2 JP 4315256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
recording medium
recording
reference light
reproducing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006528967A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006006488A1 (ja
Inventor
潔 立石
道一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Publication of JPWO2006006488A1 publication Critical patent/JPWO2006006488A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4315256B2 publication Critical patent/JP4315256B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0065Recording, reproducing or erasing by using optical interference patterns, e.g. holograms
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00772Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track on record carriers storing information in the form of optical interference patterns, e.g. holograms
    • G11B7/00781Auxiliary information, e.g. index marks, address marks, pre-pits, gray codes

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Description

本発明は、ホログラフィック記録媒体に対して情報の記録及び再生を行うホログラム記録再生装置及び方法、ホログラム再生装置及び方法、並びにこれらのホログラム記録再生装置及びホログラム再生装置に用いられるコンピュータプログラムに関する。
記録すべき情報を干渉縞としてホログラフィック記録媒体(以下、単に「記録媒体」とも呼ぶ。)に記録するホログラム記録技術が知られている。1つの方法では、記録すべき情報により光源からの光を空間変調して物体光を生成し、その物体光と参照光を記録媒体に照射する。物体光と参照光は記録媒体上で干渉縞を形成し、その干渉縞が記録媒体の記録層に記録される。一方、再生時には、記録媒体に記録された干渉縞に参照光のみを照射し、記録媒体からの検出光を2次元センサにより検出して情報を再生する。
光ディスクなどの情報記録と同様に、ホログラム記録においても、物体光や参照光は、対物レンズなどにより記録媒体上に集光される。従って、情報の記録及び再生を正しく行うためには、記録媒体に対する対物レンズの位置を制御するいわゆるトラッキングサーボ制御が必要となる。ホログラム記録再生装置においては、予め記録媒体に形成されているガイド溝にレーザ光を照射することでトラッキングエラー信号を生成し、これに基づいて対物レンズを駆動制御するトラッキングサーボ制御の例が特許文献1に記載されている。なお、ホログラム記録について記載した他の文献として、例えば特許文献2及び3などがある。
特開2001−273650号公報 特開2002−63733号公報 特開2000−122012号公報
しかしながら、情報の記録時におけるトラッキングサーボ制御の精度によっては、上述の特許文献1に記載されている構成のようにガイド溝に対して好適な位置関係を有して(即ち、ずれることなく)情報が記録されるとは必ずしも言えない。このような記録再生装置等に起因する内的要因のみならず、例えば情報を記録した後の記録媒体の収縮や温度変化・光の照射等による記録媒体の収縮や膨張等の外的要因によっても、ガイド溝と記録される情報の位置とがずれてしまうことがある。このような場合、特許文献1の如くガイド溝を参照しながらトラッキングサーボ制御を行っても、適切に情報を再生することが困難或いは不可能であるという技術的な問題点が存在する。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、より適切なトラッキングサーボ制御が可能なホログラム記録再生装置及び方法、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータを該ホログラム記録再生装置及びホログラム再生装置として実行させるコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(ホログラム再生装置)
本発明のホログラム再生装置は上記課題を解決するために、参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から前記記録情報を再生するホログラム再生装置であって、前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段と、該参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成手段と、前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定手段と、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動手段とを備える。
本発明のホログラム再生装置によれば、照射手段の動作により、参照光をホログラフィック記録媒体へ照射することで検出光が得られる。そして、データ生成手段の動作により、検出光に基づいて、記録情報が含まれている検出データが取得される。この検出データに対して、例えば後述の如く復調等を行えば、所望の記録情報を再生することが可能となる。
本発明では特に、設定手段の動作により、検出データに基づいて参照光を照射すべき位置を示す目標照射位置が設定される。検出データにも、記録媒体と参照光などとの位置関係を示す情報が含まれているので、検出データを利用して目標照射位置を設定することができる。特に、ホログラフィック記録媒体の表面上における(或いは、表面に沿った方向における)目標照射位置が設定される。なお、この「目標照射位置」は、直接的に参照光が照射されるべき位置を示してもよいし、或いは、例えば照射手段が移動すべき位置を示すことで、間接的に参照光が照射されるべき位置を示してもよい。そして、移動手段の動作により、照射手段がホログラフィック記録媒体に対して相対的に移動され(例えば、トラッキングサーボ制御が行われ)、その結果、照射手段は、参照光を目標照射位置に照射することが可能となる。
特に、実際にホログラフィック記録媒体上に記録されている記録情報を含んだ検出データに基づいて、参照光の目標照射位置を設定することができるため、実際の記録情報の状態(例えば、ホログラフィック記録媒体上における記録情報の記録位置等)に対応して、照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整する(例えば、トラッキングサーボ制御を行う)ことができる。仮に参照光の照射位置の基準を示すガイド溝等に従って、照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整しても、実際にガイド溝に沿って記録情報(干渉縞)が記録されていなければ、適切な位置に参照光は照射されない。また、本来ガイド溝に沿って記録情報が記録されているにも係わらず、温度変化や環境変化や記録情報を記録した後の記録媒体の収縮によっては、適切な位置に参照光が照射されないこともありえる。しかるに本発明によれば、実際に再生している検出データに基づいて、いわばリアルタイムに目標照射位置を設定することができる。このため、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することができ、上述の如き問題点にかかわらず、適切な位置に参照光を照射することが可能となる。
以上の結果、本発明のホログラム再生装置によれば、検出データを用いてトラッキングサーボ制御等を行うことができる。このため、従来のトラッキングサーボ制御等の如くトラッキングサーボ制御用の信号(例えば、後述のTE信号)のみを用いる態様と比較して、温度変化などの環境変化や記録情報を記録した後の記録媒体の収縮等による状態のばらつきなどによらず、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整する(トラッキングサーボ制御を行う)ことが可能となる。
本発明のホログラム再生装置の一の態様は、前記設定手段は、前記検出データに含まれる複数のマーカの位置関係に基づいて前記目標照射位置を設定する。
この態様によれば、ホログラフィック記録媒体に情報を記録する際には、記録情報の一単位を特定するために、例えば記録情報の1ページ分に相当する領域ごとに、所定位置に複数のマーカが記録される。記録情報の再生時には、この複数のマーカを検出することにより、記録情報の一単位を検出し、検出データを生成する。照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置調整(即ち、照射される参照光の位置調整)が正しく行われている状態では、検出光に基づく検出データ中の複数のマーカは所定位置に存在するが、照射される参照光の位置調整が正しく行われていない状態では複数のマーカは所定位置からずれる。よって、検出光から得られた検出データ中における複数のマーカの位置関係に基づいて目標照射位置を設定することにより、目標照射位置を正確に設定することが可能となる。
本発明のホログラム再生装置の他の態様は、前記設定手段は、前記複数のマーカのうち少なくとも1つの位置と所定の基準位置とを比較した結果に基づいて、前記目標照射位置を設定する。
この態様によれば、照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置調整が正しく行われていれば、検出光から得た検出データに含まれるマーカの位置は、基準となるマーカの位置(即ち、基準位置)と一致するはずである。よって、それらを比較した結果に基づいて目標照射位置を設定すれば、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することが可能となる。
上述の如く少なくとも1つのマーカの位置と基準位置とを比較した結果に基づいて目標照射位置を設定するホログラム再生装置の態様では、前記設定手段は、前記参照光が照射されている位置が前記少なくとも1つのマーカの位置と前記基準位置との距離の差だけ移動するように前記目標照射位置を設定するように構成してもよい。
このように構成すれば、本来基準位置(例えば、実際に干渉縞が記録されている位置)に照射されるべき参照光を、適切にこの基準位置に照射できるような目標照射位置を比較的容易に設定することが可能となる。
上述の如く少なくとも1つのマーカの位置と基準位置とを比較した結果に基づいて目標照射位置を設定するホログラム再生装置の態様では、前記基準位置は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調することで前記物体光を生成する空間変調器上における前記少なくとも1つのマーカの位置であるように構成してもよい。
このように構成すれば、記録情報を記録した時の該記録情報と共に記録されるマーカの位置を基準とすることができる。従って、記録情報を再生する際のマーカの位置と比較することで、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することが可能となる。
本発明のホログラム再生装置の他の態様は、前記設定手段は、前記検出データのエラーレートに基づいて前記目標照射位置を設定する。
この態様によれば、照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置調整が正しく行われていれば、検出データのエラーレートは低くなる。よって、検出データのエラーレートに基づいて目標照射位置を設定することにより、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することが可能となる。
本発明のホログラム再生装置の他の態様は、前記設定手段は、前記検出データに含まれる複数のマーカの位置関係及び前記検出データのエラーレートの夫々に基づいて前記目標照射位置を設定し、前記移動手段は、前記データ生成手段の動作が開始した後の所定期間内は、前記複数のマーカの位置関係に基づいて設定される前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記所定期間の経過後は、前記エラーレートに基づいて設定される前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を移動させる。
この態様によれば、検出データ中の複数のマーカの位置関係及び検出データ中のエラーレートの夫々に基づいて目標照射位置を設定できるため、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することが可能となる。
本発明のホログラム再生装置の他の態様は、前記ホログラフィック記録媒体に予め形成され且つ前記参照光の基準照射位置を示すガイドの位置と前記参照光が実際に照射されている位置とのズレを示すエラー信号を生成するエラー信号生成手段を更に備え、前記移動手段は、前記目標照射位置及び前記エラー信号に基づいて、前記照射手段を移動させる。
この態様によれば、エラー信号(例えば、後述するようにガイド等に基づいて生成されるトラッキングエラー信号)と目標照射位置との夫々に基づいて、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することができる。
本発明のホログラム再生装置の他の態様は、前記照射手段は、前記表面に沿って移動可能であり、前記移動手段は、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して移動させる。
この態様によれば、例えば光ピックアップ等の照射手段に、例えばモータ等を含んでなる駆動回路を組み込むことで、比較的容易に且つ高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することが可能となる。
本発明のホログラム再生装置の他の態様は、前記ホログラフィック記録媒体を前記表面に沿った方向へ移動可能な支持手段に支持されており、前記移動手段は、前記ホログラフィック記録媒体を前記照射手段に対して移動させる。
この態様によれば、例えばステージ等の支持手段に、例えばモータ等を含んでなる駆動回路を組み込むことで、比較的容易に且つ高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置関係を調整することが可能となる。
(ホログラム再生方法)
本発明のホログラム再生方法は上記課題を解決するために、参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から前記記録情報を再生するホログラム再生装置におけるホログラム再生方法であって、前記ホログラム再生装置は、前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段を備えており、該参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成工程と、前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定工程と、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動工程とを備える。
本発明のホログラム再生方法によれば、上述した本発明のホログラム再生装置が有する各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明のホログラム再生装置における各種態様に対応して、本発明に係るホログラム再生方法も各種態様を採ることが可能である。
(ホログラム記録再生装置)
本発明のホログラム記録再生装置は上記課題を解決するために、参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に前記記録情報を記録する記録手段と、前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段と、該参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成手段と、前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定手段と、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動手段とを備える。
本発明のホログラム記録再生装置によれば、記録手段の動作によりホログラフィック記録媒体に対して干渉縞を記録することで、該ホログラフィック記録媒体に好適に記録情報を記録することができる。また、上述した本発明のホログラム再生装置と同様に、温度変化などの環境変化や記録情報を記録した後の記録媒体の収縮等による状態のばらつき等によらず、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置制御(例えば、トラッキングサーボ制御)を行うことが可能となる。
尚、上述した本発明のホログラム再生装置における各種態様に対応して、本発明に係るホログラム記録再生装置も各種態様を採ることが可能であり、それによって、上述した各種利益を享受することが可能である。
(ホログラム記録再生方法)
本発明のホログラム記録再生方法は上記課題を解決するために、参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に前記記録情報を記録し、また前記記録情報を再生するホログラム記録再生装置におけるホログラム再生方法であって、前記ホログラム記録再生装置は、前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段を備えており、前記干渉縞を記録することにより前記ホログラフィック記録媒体に前記記録情報を記録する記録手段と、前記参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成手段と、前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定手段と、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動手段とを備える。
本発明のホログラム記録再生方法によれば、上述した本発明のホログラム記録再生装置が有する各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明のホログラム記録再生装置における各種態様に対応して、本発明に係るホログラム記録再生方法も各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラム)
本発明の第一のコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、上述した本発明のホログラム再生装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御するホログラム再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記データ生成手段、前記設定手段及び前記移動手段のうち少なくとも一部として機能させる。
また、本発明の第二のコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、上述した本発明のホログラム記録再生装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御するホログラム再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記記録手段、前記データ生成手段、前記設定手段及び前記調整手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明に係る第一及び第二のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明のホログラム再生装置又はホログラム記録再生装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明のホログラム再生装置又はホログラム記録再生装置における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラム製品)
本発明の第一のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、上述した本発明のホログラム再生装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御するホログラム再生制御用のコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータを、前記データ生成手段、前記設定手段及び前記移動手段のうち少なくとも一部として機能させる。
また、本発明の第二のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、上述した本発明のホログラム記録再生装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御するホログラム再生制御用のコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータを、前記記録手段、前記データ生成手段、前記設定手段及び前記調整手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明に係る第一及び第二のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明のホログラム再生装置又はホログラム記録再生装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明のホログラム再生装置又はホログラム記録再生装置における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラム製品も各種態様を採ることが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は、以下に説明する実施をするための最良の形態を、添付の図面と共に参照することにより明らかにされる。
以上説明したように、本発明のホログラム再生装置又は方法によれば、照射手段、データ生成手段、設定手段及び移動手段、又はデータ生成工程、設定工程及び移動工程を備える。従って、温度変化などの環境変化や記録情報を記録した後の記録媒体の収縮等による状態のばらつき等によらず、より正確に或いは高精度に照射手段とホログラフィック記録媒体との相対的な位置制御(例えば、トラッキングサーボ制御)を行うことが可能となる。
本発明の実施例に係るホログラム記録再生装置の光学系の構成を示す。 記録情報の2次元デジタル変調方式の一例を示す。 第1実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。 空間変調器上に表示されたマーカの例を示す。 マーカ位置の検出方法の説明図である。 テンプレート画像データ位置と、その検出画像データとの差分を示すグラフである。 トラッキング制御の概念を説明する図である。 対物レンズ位置とマーカのズレ量と関係、及び、対物レンズ位置とエラーレートとの関係を示すグラフである。 トラッキングサーボ目標値の設定処理のフローチャートである。 再生データの復調処理のフローチャートである。 第2実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。 シフト多重記録の様子を説明する図である。 第3実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ホログラフィック記録媒体
10 ピックアップ
14 空間変調器
16 2次元センサ
11 記録再生用レーザ
21 サーボ用レーザ
25 4分割フォトディテクタ
32 トラッキングエラー生成部
34 制御回路
35 トラッキングアクチュエータ制御回路
36 スライダ制御回路
37 Y軸変調ミラーアクチュエータ制御回路
42 マーカ位置検出器
43 X方向マーカ位置抽出部
45、47、55 サーボ目標値設定部
48 Y方向マーカ位置抽出部
46、52 データ復調部
53 エラーレート測定部
以下、発明を実施するための最良の形態として、本発明のホログラム再生装置及び方法、ホログラム記録再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラムの夫々に係る実施例について図面を参照しつつ順に説明する。
(実施例)
以下、図1から図15を参照して、本発明の好適な実施例を説明する。
(第1実施例)
先ず、図1から図10を参照して、本発明のホログラム再生装置の第1実施例について説明する。
図1に本発明の第1実施例に係るホログラム記録再生装置のピックアップ内に配置される光学系の構成を示す。図1において、ピックアップ10は、情報の記録、再生のためのレーザ光を生成する記録再生用レーザ11と、トラッキングサーボ制御のための赤色レーザ光を生成するサーボ用レーザ21とを備える。
情報記録時においては、記録再生用レーザ11から出射した光ビームLoは、レンズ12及び13により構成されるビームエキスパンダによりビーム径が拡大され、空間変調器14に入力される。空間変調器14は、例えば液晶素子により構成することができ、格子状に配置された複数の画素を有する。
空間変調器14は、記録すべき入力データを2次元デジタル変調して得られる白画素と黒画素のパターンを表示し、そのパターンにより光ビームを空間変調する。空間変調器14による2次元デジタル変調の一例を図2に示す。この例では、図2(a)に示すように、デジタルの入力データ、即ち記録媒体1に記録すべき入力データの「0」と「1」をそれぞれ白画素と黒画素の組み合わせにより表現する。上下方向に白画素、黒画素を並べた配列が入力データ「0」に対応し、上下方向に黒画素、白画素を並べた配列が入力データ「1」に対応する。この例は、1ビットの入力データを2ビット(2画素)の2次元変調データに変換するので、1:2差分変調と呼ばれる。
この変調方式により、入力データ「00101101」を2次元デジタル変換して得られる2次元変調データが図2(b)に出力変調データとして示されている。即ち、この白画素と黒画素により構成される変調画像パターンが出力変調データとして空間変調器14上に表示される。空間変調器14に入射した光ビームLoは、空間変調画像パターンの白画素部分では透過し、黒画素部分では遮断されるため、空間変調器14から空間変調画像パターンにより光学的に変調された光ビームLoが出射され。なお、上記の例は空間変調の一例であり、本発明の適用は上記の変調方式に限定されるものではない。例えば2ビットの入力データを4ビットの2次元変調データに変換する、いわゆる2:4変調方式など、入力データを2次元の変調画像パターンに変換し、空間変調器を駆動して光束を空間変調することができれば、いかなる2次元デジタル変調方式を用いてもよい。
空間変調器14により空間変調された光ビームLoはハーフミラー15及びダイクロイックミラー17を通過し、対物レンズ18により集光されてホログラフィック記録媒体1に照射される。ダイクロイックミラー17は波長選択性を有し、記録再生用レーザ11からの光ビームLoを透過するが、サーボ用レーザ21からの光ビームLsは反射する性質を有する。
記録媒体1の背後(対物レンズ18と反対側)にはミラー19が設けられており、対物レンズ18により集光された光ビームLoは記録媒体1を透過した後、ミラー19により反射されて再度記録媒体内に入射する。従って、対物レンズ18から直接入射した光ビームと、ミラー19により反射された入射した光ビームとは記録媒体1内で干渉縞を形成し、これが記録媒体1に記録される。
ミラー19により反射されて記録媒体1に入射した光ビームLoはダイクロイックミラー17を通過し、ハーフミラー15により反射されて2次元センサ16により受光される。2次元センサ16は例えばCCDアレイやCMOSセンサなどとすることができ、入射光量に応じた電気信号を出力する。
一方、情報再生時においては、空間変調器14は無変調状態(即ち、全光透過状態)に制御される。よって、記録再生用レーザ11から出射された光ビームLoは空間変調器14により変調されることなく、ハーフミラー15、ダイクロイックミラー17、対物レンズ18を通り、記録媒体1に照射される。この光が再生用参照光となる。記録媒体1内では、再生用参照光と記録媒体1に記録された干渉縞により検出光が発生し、これが対物レンズ18及びダイクロイックミラー17を通過し、ハーフミラー15で反射されて2次元センサ16に入射する。こうして、2次元センサ16上には記録時に空間変調器14により生成された白黒画素の空間変調画像パターンが結像され、このパターンを検出することにより記録された入力データに対応する再生データが得られる。
一方、サーボ用レーザ21から出射した光ビームLs(以下、「サーボ用ビーム」と呼ぶ。)は、ハーフミラー22を通過し、ミラー23により反射され、さらにダイクロイックミラー17により反射されて対物レンズ18へ入射する。対物レンズ18は記録再生用レーザ11からの光ビームとともに、サーボ用ビームLsを記録媒体1に集光する。サーボ用ビームは記録媒体1の裏面に設けられた反射層で反射され、さらにダイクロイックミラー17、ミラー23及びハーフミラー22で反射される。そして、サーボ用ビームLsには、シリンドリカルレンズ24を介して4分割フォトディテクタ25により受光される。4分割フォトディテクタ25は受光量に応じた電気信号を出力するので、4分割フォトディテクタ25の夫々の受光領域の光量の差(例えば、プッシュプル信号)より、例えば記録媒体1に設けられているトラッキングサーボ制御用のガイド溝からどれだけずれてトラッキングサーボ制御が行われているかを示すトラッキングエラー信号が得られる。
次に、本実施例のホログラム記録再生装置における信号処理系について説明する。図3は、第1実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
ホログラム記録再生装置の信号処理系は、大別して、記録した情報を再生して再生データを出力する再生系と、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、スピンドルサーボなどのサーボ制御を行うサーボ系とに分けられる。図3には、再生系の概略構成と、サーボ系のうちトラッキングサーボ系の概略構成とが示されている。図3においては、マーカ位置検出器42及びデータ復調部46が再生系を構成している。また、I−V変換器31、トラッキングエラー(TE)生成部32、加算器33、制御回路34、トラッキングアクチュエータ制御回路35、スライダ制御回路36、X方向マーカ位置抽出部43、加算器44及びサーボ目標値設定部45がトラッキングサーボ系を構成している。
なお、本実施例に係るホログラム記録再生装置では、他にフォーカスサーボ制御等が実行されるが、その方法は本発明とは直接の関連を有しないので図示及び説明を省略する。フォーカスサーボ制御等には既知の手法を適用することができる。
図3において、記録媒体1はディスク形状であり、スピンドルモータ8によりその回転が制御される。スピンドルモータ8により回転制御された記録媒体1に対して、ピックアップ10から記録用及び再生用の光ビームLoが照射される。ピックアック10は図1に例示した光学系を備えている。図1に示すように、ピックアップ10内では、記録再生用レーザ11から出射された光ビームが記録媒体1に照射され、その戻り光ビームが2次元センサ16により受光される。2次元センサ16からの出力データは主として再生系で処理される。また、サーボ用レーザ21から出射された光ビームLsも記録媒体1に照射され、その戻り光ビームが4分割フォトディテクタ25により受光される。4分割フォトディテクタ25からの出力信号はトラッキングサーボ系で処理される。
まず、再生系の動作について説明する。図3において、ピックアップ10内の2次元センサ16は、受光光量に対応する2次元の画像信号(以下、「検出画像データDdet」と呼ぶ。)を出力する。前述のように、検出画像データDdetは、記録時に記録情報に基づいて生成され空間変調器14に表示された空間変調画像パターンに応じた画像情報を有している。
マーカ位置検出器42は、検出画像データDdetからマーカ位置を検出する。マーカとは、記録媒体1に記録された記録データの1単位(1ページ)を識別するための情報であり、通常は所定の形状の画像部分として構成される。マーカは、記録データの記録時に記録情報に付加されて記録媒体1に記録される。再生時には、マーカを検出することにより、記録データの1単位(1ページ)を特定し、その1ページ内に含まれている記録データを再生する。
具体的には、マーカは空間変調器14に表示される空間変調画像パターンに付加される。図4に、マーカを含む空間変調画像パターンの例を示す。図4の例では、空間変調器14の表示領域内の略中央に空間変調画像パターン50が表示されている。また、空間変調画像パターン50の外側であって、空間変調器14の表示領域内の四隅にT字型のマーカ52が表示されている。空間変調器14は、図示しない記録信号処理系から受け取った入力データを前述のように空間変調して空間変調画像パターン50を生成し、図4に示すように空間変調器14の表示領域内に表示する。さらに、空間変調器14は、予め決められているマーカ52を表示領域の所定位置に表示する。こうして、図4に模式的に示すように、空間変調画像パターン50とマーカ52とを含む表示画像54が空間変調器14の表示領域に表示される。
記録情報の再生時において、2次元センサ16が出力する検出画像データDdetは、記録時に空間変調器14に表示された表示画像54に対応するデジタル値を有している。よって、マーカ位置検出器42は、検出画像データDdetをメモリなどに展開し、マーカ位置を検出することにより、記録データの1ページを抽出する。
マーカ位置の検出は、例えばテンプレートマッチングにより行われる。テンプレートマッチングとは、検出画像データDdetを構成する画像データとマーカを構成する画像データとのマッチングを行い、検出画像データDdet内におけるマーカ位置を検出する方法である。テンプレートマッチングの例を図5に示す。図5において、再生データ画像61は記録時に空間変調器14に表示された表示画像54に対応する検出画像データDdetの画像である(但し、図示の便宜上、再生データ画像の領域のみを示し、該再生データ画像自身の内容は図示を省略している)。これに対し、テンプレート画像62は記録時に使用したマーカ52に対応する画像である。
テンプレートマッチングでは、図5に示すように、再生データ画像61上でテンプレート画像62をX方向及びY方向に移動し、両者の差分値を算出する。X方向とY方向について算出した差分値を示すグラフの例を図6に示す。図6(a)はテンプレート画像62を再生画像データ61上でX方向に移動したときの、テンプレート画像62とそれに対応する領域内の再生データ画像61の差分値を示す。なお、X方向の座標値は図5に示すように、テンプレート画像62の左上の座標点(a,b)を用いている。差分値が最小となる点Xoが再生データ画像61上におけるマーカ52に対応する画像部分の座標となる。図6(b)は、同様にテンプレート画像62を再生データ画像61上でY方向に移動したときの、テンプレート画像62とそれに対応する領域内の再生データ画像61の差分値を示す。なお、Y方向の座標値は図5に示すように、テンプレート画像62の左上の座標点(a,b)を用いている。差分値が最小となる点Yoが再生データ画像61上におけるマーカ52に対応する画像部分の座標となる。よって、再生データ画像61上におけるマーカ52の位置座標は(Xo、Yo)と検出される。
こうして、マーカ位置検出器42は、空間変調器14に表示された表示画像54に含まれる全てのマーカ52の位置座標を検出し、マーカ位置データMpとしてデータ復調部46へ供給する。
尚、図4及び図5を参照して説明したテンプレートマッチングにおけるX方向及びY方向は、夫々記録媒体1を基準とする径方向及び回転方向に相当する。即ち、記録媒体1上に平面的な広がりを有して記録されるページを再生するため、図4や図5に示すX方向及びY方向に広がりを有する空間変調画像パターン50(又は再生画像データ61)が取得される。
データ復調部46は、マーカ位置データMpに基づいて図4に示すマーカ52の位置を特定して記録された記録データの1ページを特定する。また、マーカ52の位置に基づいて空間変調画像パターン50の位置を特定し、記録された記録データに対応する検出情報データを復調する。
この際、データ復調部46は幾何補正を行う。幾何補正とは、情報記録時と再生時における画素位置のずれを補正することをいう。記録時には空間変調器14から記録媒体1へ、再生時には記録媒体1から2次元センサ16へ光学系を通して画像が転写されることになる。記録時と再生時とで、光学系の倍率違いやひずみ、媒体の収縮など生じるため、記録時における空間変調器14上の画素と再生時における2次元センサ16上の画素の位置を完全に一致させることは不可能に近い。このため、記録データの1ページ毎に、マーカ位置を基準として幾何補正が行われる。即ち、空間変調器14上における本来のマーカ52の位置と、再生データ画像61において検出されたマーカ52の位置とのずれに基づいて、空間変調画像パターン50に含まれる各画素位置を補正し、検出情報データを取得する。
こうして、データ復調部46は、幾何補正後の検出情報データに対して、記録時に空間変調器14において適用した2次元デジタル変調方式に対応する復調方式でデータ復調を行い、記録データに対応する再生データDrを出力する。なお、再生データDrは、その後、誤り訂正、デインターリーブ、デスクランブルなどを含む後処理が施される。
次に、トラッキングサーボ系の動作について説明する。図7にトラッキングサーボ制御の概念を示す。記録媒体1は、記録層3と、記録層3の上下に設けられた透明保護層2及び4と、透明保護層4の下方に設けられた反射層5とを積層して構成される。記録層3にはホログラフィック光記録媒体であるニオブ酸リチウムやフォトポリマーなどが用いられる。また、反射層5は波長選択性を有し、記録再生用レーザ11から出射した記録再生用ビームLoは透過させるが、サーボ用レーザ21から出射したサーボ用光ビームLsは反射する性質を有する。
トラッキングサーボ制御とは、記録再生用光ビームLoが記録層3の所望の位置に照射されるように対物レンズ18を図7の左右方向に移動させることをいう。より具体的には、サーボ用光ビームLsが記録媒体1の反射層5上に形成されるガイド溝6(より好ましくは、ガイド溝6に対応するように記録された記録情報であるページ)に正確に照射されるように対物レンズ18(即ち、ピックアップ10)の水平方向の位置(即ち、トラッキング位置)を制御する。
第1実施例では、記録媒体1の径方向であるX方向への対物レンズ18の位置制御に関して説明する。尚、このX方向及びY方向は、上述のテンプレートマッチング等において説明したX方向及びY方向と当然に一致するものである。
図1に示したように、空間変調器14により空間変調された記録再生用光ビームLoが対物レンズ18により記録媒体1に集光される。光ビームLoの一部はミラー19により反射され、再度記録媒体1内に入射するので、ミラー19により反射される前の光ビームLoと反射された後の光ビームLoにより記録層3に干渉縞7が記録される。
本実施例では、記録再生用光ビームLoに加えて、サーボ用レーザ21が出射したサーボ用光ビームLsが記録媒体1に入射する。サーボ用光ビームLsは反射層5により反射され、ダイクロイックミラー17、ミラー23及びハーフミラー22により反射され、さらにシリンドリカルレンズ24を通って4分割フォトディテクタ25に入射する。そして、4分割フォトディテクタ25の出力信号の演算によりトラッキングエラー信号TEが得られる。即ち、サーボ用光ビームLsが反射層に設けられたガイド溝6からどれだけずれた位置に照射されているかを示すトラッキングエラー信号TEが得られる。
具体的には、図3において4分割フォトディテクタ25の出力電流はI−V変換器31により出力電圧に変換され、TE生成部32に供給される。TE生成部32は、I−V変換器31から供給される、4分割フォトディテクタ25の各受光素子の受光量に対応する電圧値に基づき、トラッキングエラー信号TEを生成して加算器33へ入力する。
加算器33には、サーボ目標値設定部45からトラッキングサーボ制御の目標値(以下、「サーボ目標値」と呼ぶ。)Trefが入力されている。加算器33は、サーボ目標値Trefからトラッキングエラー信号TEを減算して、その結果を制御回路34に供給する。制御回路34は、サーボ目標値Trefと実際のトラッキングエラー信号TEとの差に応じて、制御信号Scをトラッキングアクチュエータ制御回路35及びスライダ制御回路36に制御信号Scが供給され、制御信号Scに応じて対物レンズ18のX方向(図7参照)の位置が変化する。こうして、サーボ用光ビームLsを用いてトラッキングサーボが実行される。即ち、本実施例では、I−V変換器31、TE生成部32、加算器33、制御回路34、トラッキングアクチュエータ制御35及びスライダ制御回路36によりトラッキングサーボループが形成されている。
次に、サーボ目標値の決定方法について説明する。本実施例は、トラッキングサーボ制御の目標値を、マーカ位置の検出結果を利用して決定する点に特徴を有する。前述のように、マーカ位置検出器42は、2次元センサ16からの検出画像データDdetに基づいてマーカ位置を検出し、マーカ位置データMpをデータ復調部46のみならず、X方向マーカ位置抽出部43へも供給する。X方向マーカ位置抽出部43は、検出された複数のマーカのX方向の位置(即ち、X座標)Xmを抽出する。
トラッキングサーボ制御により記録媒体1に対する対物レンズ18の位置が正しく制御されている場合には、2次元センサ16により得られる検出画像データDdetにおけるマーカ52の位置は、空間変調器14上に表示されたマーカ52の位置と一致する。他方、対物レンズ18の位置が正しく制御されていない場合には、検出画像データDdetにおけるマーカ52の位置は空間変調器14上に表示されたマーカ52の位置からずれる。
よって、本実施例では、検出画像データDdetに含まれるマーカ52の位置(特に、X方向の位置)と、空間変調器14上に表示された状態の正しいマーカ52の位置との差に応じて、サーボ目標値Trefを更新する。これにより、サーボ用光ビームLsに基づいて検出されたトラッキングエラー信号TEのみならず、情報の記録、再生に使用する記録再生用光ビームLoを併用してトラッキングサーボ制御をより正確に行うことが可能となる。
次に、マーカの位置を用いたサーボ目標値の決定方法について具体的に説明する。X方向マーカ位置抽出部43は、マーカ位置検出器42により検出された4つのマーカ4つのマーカ52の位置座標から、夫々のX座標Xmを抽出する。ここでは、4つのマーカのX座標Xmを夫々、x1、x2、x3、x4とする。
続いて、加算器44において、夫々4つのマーカ52の基準となるX座標Xrefと、夫々の4つのマーカ52の実際のX座標とが比較(加算)されて、X方向におけるズレ量Xeが算出される。そして、4つのマーカ52の基準となるX座標Xrefは、空間変調器14上に表示された状態の正しいマーカ52のX座標であるため既知である。具体的には、各マーカ52のX方向におけるズレ量の平均値がズレ量Xeとして算出される。ズレ量Xeは、各マーカ52の基準となるX座標Xrefを夫々、xr1、xr2、xr3、xr4とすると、Xe=((x1−xr1)+(x2−r2)+(x3−xr3)+(x4−xr4))/4にて示される。そして、このズレ量Xeがサーボ目標値設定部45へ出力される。
サーボ目標値設定部45では、加算器44より入力されるズレ量Xeの結果に応じて、サーボ目標値Trefを更新する。例えば、Tref=Tef0+Xe×αなる式でサーボ目標値Trefを更新する。尚、“Tef0”はサーボ目標値の初期値又は前回の更新後の値であり、“α”は光学系やトラッキングサーボ系のゲインなどに応じて決まる定数である。
以上の処理がX方向マーカ位置抽出部43、加算器44及びサーボ目標値設定部45により行われる。即ち、X方向マーカ位置抽出部43が、検出画像データDdetに含まれるマーカ52のX方向の位置を抽出する。加算器44は、各マーカのX方向の位置より、そのズレ量Xeを算出し、その結果をサーボ目標値設定部45へ供給する。サーボ目標値設定部45は、例えば上述の数式に従って、サーボ目標値Trefを更新してトラッキングサーボループ内の加算器33へ供給する。
図8(a)に対物レンズ位置と検出されたマーカ52の位置のズレとの関係を示す、図8(a)において、横軸は、基準となるトラック(具体的には、記録情報が記録されているトラック)からの対物レンズ18が存在するトラック位置のズレ量を、対物レンズ18の変位量で示している。縦軸は、各マーカ52のX座標と基準となるX座標Xrefとの差を空間変調データ50上のピクセル量により示している。尚、このグラフは、図4に示すように、マーカ52が空間変調画像パターン50の4隅に設けられた場合のものである。図8(a)のグラフから、対物レンズ18のトラック位置のズレ量とマーカ52のズレ量とはほぼ線形の相関関係があることが分かる。そして、対物レンズ18の位置に応じて、マーカ52のズレが無くなる(即ち、0になる)ことが分かる。つまり、加算器44において算出されたズレ量Xeが所定のピクセル値を示していれば、該ピクセル値に相当するだけ、対物レンズ18を移動すれば、マーカ52の位置ズレが解消され、正しい位置に(即ち、記録データであるページが記録されている記録領域に)光ビームLoを照射することができる。
図8(b)に対物レンズ位置と再生された再生データのエラーレートとの関係を示す。図8(b)において、横軸は、対物レンズ18の、基準となるトラックからのトラック位置のズレ量を、対物レンズ18の変位量により示している。縦軸は再生データDrのエラーレートを示す。図8(b)のグラフから、対物レンズ位置、即ちトラッキング状態に依存して再生された再生データのエラーレートは変化し、エラーレートが最小となる対物レンズ位置が存在することが理解される。
そして、図8(a)及び図8(b)により、マーカ52のズレ量が0のとき、即ちトラッキング状態が好適な状態の時には、対物レンズ18のトラック位置のズレが解消され且つエラーレートが最小となることがわかる。このように、マーカ位置とトラッキング状態とは相関関係があるので、本実施例ではマーカ位置に基づいてトラッキングサーボ制御の目標値を決定することにより、正確なトラッキングサーボ制御が可能となる。
加えて、図8(a)に示すように、対物レンズ18のトラック位置のズレとマーカ52の位置のズレ量とは、ほぼ単調に減少する1次線形の相関関係を有している。このため、マーカ位置に基づいてトラッキングサーボ制御を行えば、対物レンズ18を移動させる変位量のみならず、その移動させる方向も同時に決定することができるという大きな利点を有している。
次に、トラッキングサーボ目標値の設定処理について図9を参照して説明する。図9は、トラッキングサーボ目標値の設定処理のフローチャートである。尚、この処理は、主としてマーカ位置検出器42、X方向マーカ位置抽出部43及びサーボ目標値設定部45により実行される。
図9において、まず、マーカ位置検出器42が所定量の(例えば、1ページの)検出画像データDdetを取得したか否かを判断し(ステップS11))、取得した場合には、それに含まれるマーカ位置を検出する(ステップS12)。本例では、図4に示す4つのマーカ52のうち、2つのマーカ52の位置M1及びM2を検出する一例について説明する。そして、マーカM1が検出されると(ステップS13:Yes)、その位置を保存し(ステップS14)、さらに次のマーカM2を検出する(ステップS15)。そして、同様にマーカM2を検出すると(ステップS15:Yes)、その位置を保存する(ステップS16)。マーカ位置検出部42はこうして保存したマーカM1とM2の位置座標をマーカ位置データMpとしてX方向マーカ位置抽出部43へ供給する。
X方向マーカ位置抽出部43は、マーカ位置データMpより、マーカM1とマーカM2との夫々のX座標Xmを抽出し、加算器44へ供給する。加算器44にはマーカ52の基準となるX座標Xrefが入力されており、その差(即ち、ズレ量Xe)が算出される(ステップS17)。そして、ズレ量Xeはサーボ目標値設定部45に入力される。
サーボ目標値設定部45は、例えば前述の数式に従ってサーボ目標値Trefを設定する(ステップS18)。こうしてサーボ目標値が設定される。
こうして設定、更新されたサーボ目標値Trefはトラッキングサーボループ内の加算器33へ供給される。トラッキングサーボループは、このサーボ目標値Trefを目標値としてトラッキングサーボ制御を行う。
次に、再生データの復調処理について図10を参照して説明する。図10は再生データの復調処理のフローチャートである。この処理は、図3に示すマーカ位置検出器42及びデータ復調部46により実行される。
まず、マーカ位置検出器42は所定量の検出画像データDdetが得られたか否かを判定する(ステップS21)。検出画像データが得られると、マーカ位置検出器42はマーカ位置を検出し、保存する。そして、データ復調部46は、検出されたマーカ位置を利用して検出画像データDdetを幾何補正し(ステップS22)、幾何補正後のデータを用いて再生データを復調し、出力する(ステップS23)。こうして、記録媒体1から再生データが再生される。
なお、上記の例では、図4に示すように4つのマーカ52は空間変調画像パターン50と離隔してその外側に設けられているので、マーカ領域は空間変調画像パターン50の領域、即ち記録情報の領域(データエリア)とは一致しない。しかし、例えば4つのマーカを空間変調画像パターンの4隅に設けた場合、マーカ領域は空間変調画像パターン50の領域、即ちデータエリアと一致する。
本発明では、マーカ52の形状は図4に示したT字型のものに限られない。また、空間変調器14上に表示される表示画像54に含められるマーカ52の位置や数も図4に示す例に限定されない。また、図4の例では4個のマーカの形状が同一であったが、異なる形状のマーカを配置するようにしても構わない。
以上のように、第1実施例では、2次元センサにより検出したマーカ位置をその基準値と一致させるようにトラッキングサーボ制御の目標値を微調整するので、記録系における空間変調器の画像位置と再生系における2次元センサ上の画像位置とを一致させることが可能となる。よって、いわゆるピクセルマッチング特性が向上し、再生すべき再生データに対応する空間変調パターンを正確に再生することが可能となる。
また、再生データの再生系で得られるマーカ位置を利用してサーボ目標値を微調整してトラッキングサーボ系を常に最適化するので、例えば温度変化などの環境変化や、記録媒体の収縮などが生じた場合でも、サーボ目標値を適切に更新することができ、正確なトラッキングサーボ制御を継続することが可能となる。
また、マーカ位置の検出結果を、再生データ再生のための幾何補正と、トラッキングサーボ制御の目標値の微調整の両方に使用することができる。一般的にマーカ位置検出のためのテンプレートマッチング処理は計算量が多く時間を要するが、この処理結果を共有することができるので、処理時間を増大させることなく、トラッキングサーボ制御の安定化と再生データの再生精度の改善を同時に図ることができる。
更に、当該記録媒体1に対して、他の記録再生装置により記録データが記録された場合であっても、記録ページに基づいてトラッキングサーボ制御を実行するため、記録再生装置毎の光ビームの波長のバラツキ等によらず、適切なトラッキングサーボ制御を実行することが可能となる。
(第2実施例)
続いて、図11及び図12を参照して、本発明の第2実施例について説明する。第2実施例では、記録媒体1の回転方向であるY方向への対物レンズ18の位置制御に関して説明する。
図11に第2実施例に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す。なお、図3に示した第1実施例に係るホログラム記録再生装置と同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、説明は適宜省略する。
図11に示す第2実施例に係るホログラム記録再生装置において、ピックアップ10が有する光学系の構成は図1に示す第1実施例のものと同一である。また、I−V変換器31、TE生成部32、加算器33及び制御回路34から構成されるY軸サーボループも第1実施例と同一である。
第2実施例では、各マーカのY方向における位置(即ち、Y座標)Ymから、Y方向におけるマーカ52のズレ量Yeを算出するため、第1実施例のX方向マーカ位置抽出部43に代えて、Y方向マーカ位置抽出部48を備えている。また、加算器44には、各マーカ52の基準となるY座標Yrefが入力される。そして、加算器44より出力されるズレ量Yeに基づいてサーボ目標値(特に、Y方向におけるサーボ目標値)を設定するためのサーボ目標値設定部47を備えている。更に、対物レンズ18により収束されるレーザ光LBの光束LoをY方向へ移動させるために、Y軸変調ミラーアクチュエータ制御回路37を備える。その他の構成については、第1実施例のホログラム記録再生装置と同一である。
第2実施例では、これらの構成に基づいて、例えばY軸変調ミラーを移動させる(或いは、レーザ光LBに対する角度や位置等を変化させる)ことでY方向へ(即ち、記録媒体1の回転方向へ)光束Loを移動させることができる。そして、第1実施例と同様に、再生データの再生系で得られるマーカ位置を利用してサーボ目標値を微調整してY軸サーボ系を常に最適化する。従って、第1実施例と同様に、例えば温度変化などの環境変化や、記録媒体の収縮などが生じた場合でも、サーボ目標値を適切に更新することができ、正確なY軸サーボ制御を継続することが可能となる。
特に、ホログラム記録再生装置は、図12に示すようなシフト多重記録を行なうことで、記録データの記録密度の向上が図られる。即ち、図12(a)に示す1つのページが、図12(b)に示すように、他のページとその一部が重なった状態で記録される。このとき、該シフト多重されて記録されている複数のページを、夫々のページ毎に好適に再生するには、対物レンズ18の位置(或いは、光束Loの位置)を好適に微調整する必要がある。この場合であっても、第2実施例によれば、記録媒体1の回転方向に対してもY軸サーボ制御を好適に行うことができるため、例えば記録媒体1の回転方向に向かって複数のページに対して、夫々のページ毎に光ビームL0を照射し、夫々のページ毎に適切に再生することができる。また、スピンドルモータ6による記録媒体1の回転制御と組み合わせることで、夫々のページ毎により適切に再生することができる。
尚、第1実施例と第2実施例とを組み合わせることで、X方向及びY方向の夫々の方向に対して対物レンズ18の(或いは、光束Loの)位置制御を行うように構成してもよい。或いは、第1及び第2実施例において説明した、直交する2軸に沿った方向に対して対物レンズ18の(或いは、光束Loの)位置制御を行わなくとも、記録媒体1の表面に沿った(或いは、平行な)方向であれば、一又は複数の任意の方向に対する対物レンズ18の(或いは、光束Loの)位置制御を行うように構成してもよい。
また、記録媒体1もディスク状の記録媒体に限らず、例えばX−Y駆動回路を備える平板状の記録媒体であってもよい。更に、例えば記録媒体1がディスク状の記録媒体であれば、Y方向(即ち、記録媒体1の回転方向)への位置制御は、スピンドルモータ8の動作により行ってもよい。即ち、スピンドルサーボ系に対しても、上述した第1実施例や第2実施例の如く、再生データの再生系で得られるマーカ位置を利用してサーボ目標値を微調整する構成を採用してもよい。
また、I−V変換器31、TE生成部32及び加算器33により構成されるトラッキングサーボループの一部がなくとも(即ち、TE信号がなくとも)、例えばマーカ位置に基づいて設定されるサーボ目標値Trefを用いてトラッキングサーボ制御を行うように構成してもよい。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について説明する。第3実施例は、検出画像データDdetに基づいて、再生データのエラーレートを測定し、そのエラーレートに基づいてトラッキングサーボのサーボ目標値を設定、更新する。なお、この点以外は、第3実施例は第1実施例と同様である。
図13に第3実施例に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す。なお、図3に示した第1実施例に係るホログラム記録再生装置と同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、説明は適宜省略する。
図13に示す第3実施例に係るホログラム記録再生装置において、ピックアップ10が有する光学系の構成は図1に示す第1実施例のものとほぼ同様である。第1実施例と異なり、I−V変換器31とTE生成部32は含まれない。加算器33及び制御回路34の構成要素はトラッキングサーボループとして第1実施例と同一の要素となる。
第3実施例では、ピックアップ10内の2次元センサ16から出力された検出画像データDdetはデータ復調部52により復調され、再生データDrとして出力される。データ復調部52は第1実施例と同様に、記録時に空間変調器14により行われた2次元デジタル変調に対応する復調方式により、再生データを復調する。また、データ復調部52により復調された情報データはエラーレート測定部53へ送られる。エラーレート測定部53はエラーレートErを測定し、サーボ目標値設定部55に供給する。
サーボ目標値設定部55は、エラーレートに基づいてサーボ目標値Trefを決定する。具体的には、サーボ目標値設定部55は、エラーレートが最小になるように、サーボ目標値Trefを決定する。対物レンズ位置とエラーレートとの関係の一例が図8(b)に示されている。サーボ目標値設定部55は、例えば図8(b)の関係に基づいて、エラーレートが最小となるように、トラッキングサーボループのサーボ目標値Trefを設定する。先に図8(a)及び(b)を参照して説明したように、対物レンズ18のトラッキング状態が好適な状態にあるときにはエラーレートは最小になる。よって、エラーレートが最小になるようにサーボ目標値を設定することにより、適切なサーボ目標値を設定することが可能となる。
以上のように、第3実施例では、再生データの再生系で得られるエラーレートに基づいてサーボ目標値を決定するので、例えば温度変化などの環境変化や、記録媒体の収縮などが生じた場合でも、サーボ目標値を適切に更新することができ、正確なトラッキングサーボ制御を継続することが可能となる。
加えて、また、I−V変換器31、TE生成部32及び加算器33により構成されるトラッキングサーボループの一部の構成要素を備えている必要がない。このため、ピックアップ10内においてサーボ用レーザ21を必ずしも備えている必要がない。従って、ピックアップ10等の光学系の構成を比較的簡易なものとすることができる。
尚、第3実施例では更に、加算器44から出力されるズレ量Xeをトラッキングエラー信号TEとして用いている。このように構成しても、適切にトラッキング制御を行うことができる。但し、第1及び第2実施例の如き構成において取得されるTE信号を用いてもよいことはいうまでもない。
また、上記の第1実施例又は第2実施例と第3実施例とを組み合わせて適用することも可能である。即ち、第1実施例や第2実施例のようにマーカ位置に基づいて設定したサーボ目標値と、第3実施例のようにエラーレートに基づいて設定したサーボ目標値とを組み合わせて使用することができる。
この場合、再生データの実際の再生手順としては、まず、第1段階でマーカ位置を検出し、第2段階でマーカ位置により2次元データの幾何補正を行い、第3段階で幾何補正後の再生データに対して復調及びエラー訂正を行う。第3段階においてエラーレートを得ることができる。よって、エラーレートを得るためにマーカ位置検出を行い、マーカ位置検出結果に基づいてサーボ目標値を調整する。
具体的には、初期化処理として、まず、マーカの位置検出を行いつつその結果に基づいてサーボの目標値を調整し、第1のサーボ目標値を決定する。次に、第1のサーボ目標値を中心として所定範囲内でサーボ目標値を上述した動作に従って変更しつつ、エラーレートを測定する。この際、同時にX方向マーカ位置Xm或いはY方向マーカ位置を抽出しておき、エラーレート対マーカ位置の関係を記憶しておく。そして、エラーレートが最小となるマーカ位置及びサーボ目標値を決定する。こうして、初期化処理が終了する。この初期化処理は、記録再生装置へディスクが挿入されたとき、ディスクが交換されたときなどに実行される。
初期化処理の終了後の通常再生時では、トラッキングサーボ制御方法としては幾通りかの方法が考えられる。
第1の方法では、第2のサーボ目標値を使用してトラッキングサーボ制御を実行する。この場合、初期設定以後にサーボ目標値を変更しないこととする。
第2の方法では、通常再生時は初期値を第2のサーボ目標値としてトラッキングサーボ制御を開始する。そして、エラーレートを測定し、エラーレートが規定値より悪化したときには、上述のマーカ位置検出による第1のサーボ目標値を用いてトラッキングサーボ制御を行う。そして、エラーレートが規定値より改善された場合には、再度エラーレートに基づくサーボ目標値を用いてトラッキングサーボ制御を行う。
また、上記の実施例では、光学系において記録時の物体光と参照光を同一の光源からの光ビームを用いて生成しているが、本発明の適用はこれには限られない。即ち、物体光と参照光が別々の光束として記録媒体に照射される構成であっても本発明の適用が可能である。
また、上記の実施例では、参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に情報を記録するとともに、記録した情報を再生するホログラム記録再生装置に本発明を適用している。その代わりに、本発明を参照光と記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置に適用することも可能である。
産業上の利用分野
本発明に係るホログラム記録再生装置及び方法並びにホログラム再生装置及び方法は、ホログラフィック記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う装置及び方法の技術分野に利用可能である。また本発明に係るコンピュータプログラム又は該プログラムに係る製品は、これらのホログラム記録再生装置及びホログラム再生装置の技術分野に利用可能である。

Claims (19)

  1. 参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から前記記録情報を再生するホログラム再生装置であって、
    前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段と、
    該参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成手段と、
    前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定手段と、
    前記ホログラフィック記録媒体に予め形成され且つ前記参照光の基準照射位置を示すガイドの位置と前記参照光が実際に照射されている位置とのズレを示すエラー信号を生成するエラー信号生成手段と、
    前記目標照射位置及び前記エラー信号に基づいて、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動手段と
    を備えることを特徴とするホログラム再生装置。
  2. 前記設定手段は、前記検出データに含まれる複数のマーカの位置関係に基づいて前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム再生装置。
  3. 前記設定手段は、前記複数のマーカのうち少なくとも1つの位置と所定の基準位置とを比較した結果に基づいて、前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第項に記載のホログラム再生装置。
  4. 前記設定手段は、前記少なくとも1つのマーカの位置と前記基準位置との距離の差だけ、前記参照光が照射されている位置が移動するように前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第3項に記載のホログラム再生装置。
  5. 前記基準位置は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調して前記物体光を生成する空間変調器上における前記少なくとも1つのマーカの位置であることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のホログラム再生装置。
  6. 前記設定手段は、前記検出データのエラーレートに基づいて前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム再生装置。
  7. 前記設定手段は、前記検出データに含まれる複数のマーカの位置関係及び前記検出データのエラーレートの夫々に基づいて前記目標照射位置を設定し、
    前記移動手段は、前記生成手段の動作が開始した後の所定期間内は、前記複数のマーカの位置関係に基づいて設定される前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記所定期間の経過後は、前記エラーレートに基づいて設定される前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を移動させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム再生装置。
  8. 前記照射手段は、前記表面に沿って移動可能であり、
    前記移動手段は、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して移動させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム再生装置。
  9. 前記ホログラフィック記録媒体を前記表面に沿った方向へ移動可能な支持手段に支持されており、
    前記移動手段は、前記ホログラフィック記録媒体を前記照射手段に対して移動させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム再生装置。
  10. 参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から前記記録情報を再生するホログラム再生装置におけるホログラム再生方法であって、
    前記ホログラム再生装置は、前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段を備えており、
    該参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成工程と、
    前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定工程と、
    前記ホログラフィック記録媒体に予め形成され且つ前記参照光の基準照射位置を示すガイドの位置と前記参照光が実際に照射されている位置とのズレを示すエラー信号を生成するエラー信号生成工程と、
    前記目標照射位置及び前記エラー信号に基づいて、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動工程と
    を備えることを特徴とするホログラム再生方法。
  11. 参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に前記記録情報を記録する記録手段と、
    前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段と、
    該参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成手段と、
    前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定手段と、
    前記ホログラフィック記録媒体に予め形成され且つ前記参照光の基準照射位置を示すガイドの位置と前記参照光が実際に照射されている位置とのズレを示すエラー信号を生成するエラー信号生成手段と、
    前記目標照射位置及び前記エラー信号に基づいて、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動手段と
    を備えることを特徴とするホログラム記録再生装置。
  12. 前記設定手段は、前記検出データに含まれる複数のマーカの位置関係に基づいて前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム記録再生装置。
  13. 前記設定手段は、前記複数のマーカのうち少なくとも1つの位置と所定の基準位置とを比較した結果に基づいて、前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第12項に記載のホログラム記録再生装置。
  14. 前記基準位置は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調して前記物体光を生成する空間変調器上における前記少なくとも1つのマーカの位置であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム記録再生装置。
  15. 前記設定手段は、前記検出データのエラーレートに基づいて前記目標照射位置を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム記録再生装置。
  16. 前記設定手段は、前記検出データに含まれる複数のマーカの位置関係及び前記検出データのエラーレートの夫々に基づいて前記目標照射位置を設定し、
    前記移動手段は、前記生成手段の動作が開始した後の所定期間内は、前記複数のマーカの位置関係に基づいて設定される前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記所定期間の経過後は、前記エラーレートに基づいて設定される前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を移動させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のホログラム記録再生装置。
  17. 参照光と記録情報に対応する物体光とから形成される干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に前記記録情報を記録し、また前記記録情報を再生するホログラム記録再生装置におけるホログラム記録再生方法であって、
    前記ホログラム記録再生装置は、前記ホログラフィック記録媒体へ前記参照光を照射する照射手段を備えており、
    前記干渉縞を記録することにより前記ホログラフィック記録媒体に前記記録情報を記録する記録工程と、
    前記参照光の照射により発生する検出光に基づいて、前記記録情報を含む検出データを生成するデータ生成工程と、
    前記検出データに基づいて、前記ホログラフィック記録媒体の表面上における前記参照光の目標照射位置を設定する設定工程と、
    前記ホログラフィック記録媒体に予め形成され且つ前記参照光の基準照射位置を示すガイドの位置と前記参照光が実際に照射されている位置とのズレを示すエラー信号を生成するエラー信号生成工程と、
    前記目標照射位置及び前記エラー信号に基づいて、前記目標照射位置に前記参照光が照射されるように、前記照射手段を前記ホログラフィック記録媒体に対して相対的に且つ前記表面に沿って移動させる移動工程
    を備えることを特徴とするホログラム記録再生方法。
  18. 請求の範囲第1項に記載のホログラム再生装置に備えられたコンピュータを制御するホログラム再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記データ生成手段、前記設定手段、前記エラー信号生成手段及び前記移動手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. 請求の範囲第1項に記載のホログラム記録再生装置に備えられたコンピュータを制御するホログラム再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記記録手段、前記データ生成手段、前記設定手段、前記エラー信号生成手段及び前記移動手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2006528967A 2004-07-08 2005-07-07 ホログラム記録再生装置及び、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4315256B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004201652 2004-07-08
JP2004201652 2004-07-08
PCT/JP2005/012566 WO2006006488A1 (ja) 2004-07-08 2005-07-07 ホログラム記録再生装置及び、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006006488A1 JPWO2006006488A1 (ja) 2008-07-31
JP4315256B2 true JP4315256B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=35783832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006528967A Expired - Fee Related JP4315256B2 (ja) 2004-07-08 2005-07-07 ホログラム記録再生装置及び、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7672209B2 (ja)
JP (1) JP4315256B2 (ja)
WO (1) WO2006006488A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8072866B2 (en) * 2005-03-03 2011-12-06 Pioneer Corporation Marker selection method for hologram recording device
EP1873761A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-02 Thomson Licensing, S.A. Device and method for scanning data stored on a recording medium
JP4837502B2 (ja) * 2006-09-06 2011-12-14 シャープ株式会社 位置ずれ量測定方法、光学装置調整方法、および位置ずれ量測定装置
WO2014077824A1 (en) * 2012-11-15 2014-05-22 Empire Technology Development Llc Holographic image generation and reconstruction
CN105739281B (zh) * 2016-04-14 2018-12-21 京东方科技集团股份有限公司 图像显示系统以及图像显示方法
JP7008319B2 (ja) 2017-09-13 2022-01-25 学校法人東京理科大学 ホログラム再生方法およびホログラム再生装置

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5822092A (en) 1988-07-18 1998-10-13 Dimensional Arts System for making a hologram of an image by manipulating object beam characteristics to reflect image data
JPH02282981A (ja) * 1989-04-25 1990-11-20 Matsushita Commun Ind Co Ltd トラッキングサーボ装置
US5416616A (en) 1990-04-06 1995-05-16 University Of Southern California Incoherent/coherent readout of double angularly multiplexed volume holographic optical elements
US5504596A (en) 1992-12-21 1996-04-02 Nikon Corporation Exposure method and apparatus using holographic techniques
JP3473057B2 (ja) 1993-10-05 2003-12-02 ソニー・プレシジョン・テクノロジー株式会社 変位検出装置
JPH08335322A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
JP3494806B2 (ja) 1996-04-19 2004-02-09 京セラ株式会社 電子スチルカメラ
US5838650A (en) 1996-06-26 1998-11-17 Lucent Technologies Inc. Image quality compensation method and apparatus for holographic data storage system
JP3566033B2 (ja) 1997-06-26 2004-09-15 株式会社東芝 ホログラムメモリ装置およびこのホログラムメモリ装置により記録対象情報を記録および再生する方法
JP4352614B2 (ja) 1998-02-09 2009-10-28 株式会社ニコン 位置検出装置の調整方法
US6729541B1 (en) 1998-07-01 2004-05-04 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Information reading apparatus and information recording medium
US6728008B1 (en) 1998-09-04 2004-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for diagnosing optical devices installed in image reading apparatus and image forming apparatus
JP3737292B2 (ja) 1998-10-13 2006-01-18 パイオニア株式会社 光変調装置及び光学的情報処理システム
JP3707286B2 (ja) * 1999-03-16 2005-10-19 富士ゼロックス株式会社 光再生方法および光再生装置
JP3674903B2 (ja) * 1999-03-31 2005-07-27 パイオニア株式会社 体積ホログラフィックメモリ光情報記録再生装置
JP2001273650A (ja) 2000-03-29 2001-10-05 Optware:Kk 光ピックアップ装置
JP3655819B2 (ja) 2000-08-07 2005-06-02 株式会社オプトウエア 光情報記録装置および方法、光情報再生装置および方法、ならびに光情報記録再生装置および方法
JP3574054B2 (ja) 2000-08-18 2004-10-06 日本電信電話株式会社 ホログラフィック光記録媒体、記録装置及び再生装置
US6958967B2 (en) 2000-11-17 2005-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Holographic optical information recording/reproducing device
US7236441B2 (en) 2002-07-31 2007-06-26 Pioneer Corporation Recording device, reproduction device, and recording/reproduction device
JP2004086966A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Optware:Kk 光情報再生装置および光情報記録再生装置
JPWO2004034387A1 (ja) 2002-10-09 2006-02-09 株式会社オプトウエア ホログラフィを利用した情報記録方法、再生方法および記録再生方法
JP4232432B2 (ja) * 2002-10-18 2009-03-04 パナソニック株式会社 光メモリ装置
DE10257423A1 (de) 2002-12-09 2004-06-24 Europäisches Laboratorium für Molekularbiologie (EMBL) Mikroskop
EP1695340B1 (en) 2003-12-08 2008-04-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Holographic scanning device
JP4181027B2 (ja) 2003-12-19 2008-11-12 パイオニア株式会社 ホログラム記録再生装置
JP4389584B2 (ja) 2003-12-26 2009-12-24 Tdk株式会社 ホログラフィックメモリ再生方法及びホログラフィックメモリ再生装置
JP4300121B2 (ja) 2004-01-06 2009-07-22 パイオニア株式会社 光再生装置
JP2005242304A (ja) * 2004-01-26 2005-09-08 Pioneer Electronic Corp ホログラム装置
JP2005259221A (ja) 2004-03-10 2005-09-22 Pioneer Electronic Corp ホログラム再生装置、及び再生方法
JP4631439B2 (ja) 2005-01-06 2011-02-16 ソニー株式会社 ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法
JP4605104B2 (ja) 2006-06-19 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 ホログラム再生方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006006488A1 (ja) 2006-01-19
JPWO2006006488A1 (ja) 2008-07-31
US7672209B2 (en) 2010-03-02
US20070247686A1 (en) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4181027B2 (ja) ホログラム記録再生装置
US8379500B2 (en) Optical information recording apparatus, optical information recording method, optical information reproducing apparatus and optical information reproducing method
US7518974B2 (en) Recording and reproducing apparatus
JP4315256B2 (ja) ホログラム記録再生装置及び、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2005242304A (ja) ホログラム装置
EP1282119A1 (en) Optical pickup
US20070206255A1 (en) Hologram recorder
JP2006155831A (ja) ホログラム記録媒体及びホログラム記録再生装置
JP2010250908A (ja) ホログラム装置、チルト検出方法、チルト補正方法
JP2007304263A (ja) ホログラフィックメモリ装置
US8787136B2 (en) Holographic memory apparatus and method for adjusting incident angle of reference beam
JP2007149250A (ja) 光学式情報記録再生装置
JP4300121B2 (ja) 光再生装置
US20130128327A1 (en) Optical information recording/ reproducing apparatus, optical information recording/ reproducing method, and optical information recording medium
JP2008287077A (ja) 光情報記録再生装置
JP4664354B2 (ja) マーカ選択方法、マーカ選択装置、マーカ、ホログラム記録装置及び方法、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2009087447A (ja) 光情報記録再生装置とその方法および光情報記録媒体
US9087522B2 (en) Optical information reproducing device and reference beam adjusting method
JPWO2011018836A1 (ja) 情報再生装置及びその制御方法
WO2011108105A1 (ja) ホログラム再生方法
JP2008299992A (ja) ホログラフィックメモリ記録装置、ホログラフィック再生装置、又はホログラフィック記録再生装置
US8897110B2 (en) Method and apparatus for recording/reproducing on/from a recording medium
JP5462814B2 (ja) ホログラム記録再生装置およびそのプログラム
JP4239696B2 (ja) 光メモリ装置
JP2009288428A (ja) ホログラム情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees