JP4181027B2 - ホログラム記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホログラフィック記録媒体に対して情報の記録及び再生を行うホログラム記録再生装置に関する。
記録すべき情報を干渉縞としてホログラフィック記録媒体(以下、単に「記録媒体」とも呼ぶ。)に記録するホログラム記録技術が知られている。1つの方法では、記録すべき情報により光源からの光を空間変調して物体光を生成し、その物体光と参照光を記録媒体に照射する。物体光と参照光は記録媒体上で干渉縞を形成し、その干渉縞が記録媒体の記録層に記録される。一方、再生時には、記録媒体に記録された干渉縞に参照光のみを照射し、記録媒体からの検出光を2次元センサにより検出して記録情報を再生する。
光ディスクなどの情報記録と同様に、ホログラム記録においても、物体光や参照光は対物レンズなどにより記録媒体上に集光される。従って、情報の記録及び再生を正しく行うためには、記録媒体に対する対物レンズの位置を制御するいわゆるフォーカスサーボ制御が必要となる。ホログラム記録再生装置において、フォーカスエラー信号を生成し、これに基づいて対物レンズを駆動制御するフォーカスサーボ制御の例が特許文献1に記載されている。正確なフォーカスサーボを実現するためにはフォーカスサーボの目標値を適切に設定することが重要であるが、特許文献1には、フォーカスサーボの目標値の決定方法については開示されていない。
なお、ホログラム記録について記載した他の文献として、例えば特許文献2及び3などがある。
特開2002−123949号公報 特開2002−63733号公報 特開2000−122012号公報
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、適切なフォーカスサーボ目標値を決定することにより、正確なフォーカスサーボ制御が可能なホログラム記録再生装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、ホログラム記録再生装置において、参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に情報を記録する記録手段と、前記ホログラフィック記録媒体からの検出光に基づいて、検出情報データ及びフォーカスエラー信号を生成する再生手段と、前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ手段と、を備え、前記フォーカスサーボ手段は、前記検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を設定するサーボ目標値設定手段を有し、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置であって、前記ホログラフィック記録媒体からの検出光に基づいて、検出情報データ及びフォーカスエラー信号を生成する再生手段と、前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ手段と、を備え、前記フォーカスサーボ手段は、前記検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を設定するサーボ目標値設定手段を有し、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定することを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、ホログラム再生装置は、参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に情報を記録する記録手段と、前記ホログラフィック記録媒体からの検出光に基づいて、検出情報データ及びフォーカスエラー信号を生成する再生手段と、前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ手段と、を備え、前記フォーカスサーボ手段は、前記検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を設定するサーボ目標値設定手段を有し、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する。
上記のホログラム記録再生装置は、参照光と、記録情報に対応する物体光とをホログラフィック記録媒体に照射して干渉縞を生成し、その干渉縞を記録層に記録する。また、情報の再生時には、参照光のみを記録媒体に照射し、得られた再生光に基づいて記録した情報を再生する。干渉縞を記録媒体の厚さ方向にも形成して高密度記録を行うためには、記録媒体に対するフォーカス制御の精度が要求される。フォーカス制御とは、記録媒体に参照光や物体光を照射する対物レンズなどの位置と、記録媒体との相対的位置を調整する制御である。
再生時に参照光を照射するなどにより記録媒体から得られる検出光に基づいて、記録情報に対応する検出情報データと、フォーカスエラー信号とが生成される。フォーカスサーボ手段は、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを実行する。ここで、記録情報に対応する検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を決定する。検出情報データにも、記録媒体と参照光などとの位置関係を示す情報が含まれているので、検出情報データを利用してフォーカスサーボの目標値を設定することにより、温度変化などの環境変化や記録媒体の厚みばらつきなどによるフォーカスサーボ目標値の変動に対応し、より精度の高いフォーカスサーボが実行可能となる。
なお、本実施形態では、参照光と物体光の生成方法には特に制限はない。また、フォーカスサーボ信号は、信号再生用の参照光に対応する検出光から生成してもよいし、フォーカスサーボ専用の光ビームを照射して得られた検出光から生成してもよい。
上記のホログラム記録再生装置では、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する。記録媒体に情報を記録する際には、記録情報の一単位を特定するために、例えば記録情報の1ページ分に相当する領域ごとに、所定位置に複数のマーカーが記録される。記録情報の再生時には、このマーカーを検出することにより、記録情報の一単位を検出し、検出情報データを生成する。フォーカスサーボが正しく行われている状態では、検出光に基づく検出データ中の複数のマーカーは所定位置に存在するが、フォーカス制御が正しく行われていない状態では複数のマーカーは所定位置からずれる。よって、検出光から得られた検出データ中における複数のマーカーの位置関係に基づいてフォーカスサーボの目標値を設定することにより、フォーカスサーボの目標値を常に正確に設定することが可能となる。
1つの好適な例では、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる2つのマーカー間の距離を検出する手段と、前記マーカー間の距離と所定の距離基準値とを比較した結果に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する手段と、を備える。フォーカスサーボ目標値の設定に用いる複数のマーカーの位置関係としては、2つのマーカー間の距離を用いることができる。この場合、前記記録手段は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調して前記物体光を生成する空間変調器を有し、前記距離基準値は、前記空間変調器上における前記2つのマーカーの距離となる。フォーカスサーボが正しく行われていれば、検出光から得た検出データに含まれる2つのマーカー間距離は、空間変調器上に表示した2つのマーカー間距離と一致するはずである。よって、それらを比較した結果に基づいてフォーカスサーボ目標値を設定すればよい。
他の好適な例では、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーにより規定されるマーカー領域の面積を検出する手段と、前記マーカー領域の面積を所定の面積基準値と比較した結果に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する手段と、を備える。フォーカスサーボ目標値の設定に用いる複数のマーカーの位置関係としては、複数のマーカーにより規定されるマーカー領域の面積を用いることができる。この場合、前記記録手段は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調して前記物体光を生成する空間変調器を有し、前記面積基準値は、前記空間変調器上における前記マーカー領域の面積となる。フォーカスサーボが正しく行われていれば、検出光から得た検出データに含まれるマーカー領域の面積は、空間変調器上に表示したマーカー領域の面積と一致するはずである。よって、それらを比較した結果に基づいてフォーカスサーボ目標値を設定すればよい。
上記のホログラム記録再生装置の他の一態様では、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて第1のフォーカスサーボの目標値を決定する第1の決定手段と、前記検出情報データのエラーレートに基づいて第2のフォーカスサーボの目標値を決定する第2の決定手段と、を備え、前記フォーカスサーボ手段は、前記第1及び第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行する。
この態様では、サーボ目標値設定手段は、検出情報データ中の複数のマーカーの位置関係、及び、検出情報データ中のエラーレートの両方に基づいてフォーカスサーボ目標値を決定できるように構成される。そして、それらを用いてフォーカスサーボを実行する。
この場合の好適な例では、前記フォーカスサーボ手段は、1つのホログラフィック記録媒体に対してフォーカスサーボを開始した後の所定期間内は前記第1のフォーカスサーボの目標値を用い、前記所定期間の経過後は前記第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行する。これにより、記録媒体挿入後の初期設定期間などにおいてはマーカー位置に基づいてフォーカスサーボ目標値を設定し、その後の再生開始後などにおいてはエラーレートを検出してフォーカスサーボ目標値を設定する。こうして、状況に応じて適切なフォーカスサーボ目標値を設定することが可能となる。また、記録媒体挿入後の初期設定中には第1のフォーカスサーボの目標値を用い、実際の記録情報の再生中には第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行するように構成してもよい。
本発明の他の観点では、参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置は、前記ホログラフィック記録媒体からの検出光に基づいて、検出情報データ及びフォーカスエラー信号を生成する再生手段と、前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ手段と、を備え、前記フォーカスサーボ手段は、前記検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を設定するサーボ目標値設定手段を有し、前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する
上記のホログラム再生装置においても、検出情報データに記録媒体と参照光などとの位置関係を示す情報が含まれているので、検出情報データを利用してフォーカスサーボの目標値を設定することにより、温度変化などの環境変化や記録媒体の厚みばらつきなどによるフォーカスサーボ目標値の変動に対応し、より精度の高いフォーカスサーボが実行可能となる。また、このホログラム再生装置も、上記のホログラム記録再生装置と同様の各種の態様で構成することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1に本発明の第1実施例に係るホログラム記録再生装置のピックアップ内に配置される光学系の構成を示す。図1において、ピックアップ10は、情報の記録、再生のためのレーザ光を生成する記録再生用レーザ11と、フォーカスサーボ制御のための赤色レーザ光を生成するサーボ用レーザ21とを備える。
情報記録時においては、記録再生用レーザ11から出射した光ビームLoは、レンズ12及び13により構成されるビームエキスパンダによりビーム径が拡大され、空間変調器14に入力される。空間変調器14は、例えば液晶素子により構成することができ、格子状に配置された複数の画素を有する。
空間変調器14は、記録すべき信号を2次元デジタル変調して得られる白画素と黒画素のパターンを表示し、そのパターンにより光ビームを空間変調する。空間変調器14による2次元デジタル変調の一例を図2に示す。この例では、図2(a)に示すように、デジタルの入力情報データ、即ち記録媒体1に記録すべき情報データの「0」と「1」をそれぞれ白画素と黒画素の組み合わせにより表現する。上下方向に白画素、黒画素を並べた配列が入力情報データ「0」に対応し、上下方向に黒画素、白画素を並べた配列が入力情報データ「1」に対応する。この例は、1ビットの入力情報データを2ビット(2画素)の2次元変調データに変換するので、1:2差分変調と呼ばれる。
この変調方式により、入力情報データ「00101101」を2次元デジタル変換して得られる2次元変調データが図2(b)に出力変調データとして示されている。即ち、この白画素と黒画素により構成される変調画像パターンが出力変調データとして空間変調器14上に表示される。空間変調器14に入射した光ビームLoは、空間変調画像パターンの白画素部分では透過し、黒画素部分では遮断されるため、空間変調器14から空間変調画像パターンにより光学的に変調された光ビームLoが出射され。なお、上記の例は空間変調の一例であり、本発明の適用は上記の変調方式に限定されるものではない。例えば2ビットの入力情報データを4ビットの2次元変調データに変換する、いわゆる2:4変調方式など、入力情報データを2次元の変調画像パターンに変換し、空間変調器を駆動して光束を空間変調することができれば、いかなる2次元デジタル変調方式を用いてもよい。
空間変調器14により空間変調された光ビームLoはハーフミラー15及びダイクロイックミラー17を通過し、対物レンズ18により集光されてホログラフィック記録媒体1に照射される。ダイクロイックミラー17は波長選択性を有し、記録再生用レーザ11からの光ビームLoを透過するが、サーボ用レーザ21からの光ビームLsは反射する性質を有する。
記録媒体1の背後(対物レンズ18と反対側)にはミラー19が設けられており、対物レンズ18により集光された光ビームLoは記録媒体1を透過した後、ミラー19により反射されて再度記録媒体内に入射する。従って、対物レンズ18から直接入射した光ビームと、ミラー19により反射された入射した光ビームとは記録媒体1内で干渉縞を形成し、これが記録媒体1に記録される。
ミラー19により反射されて記録媒体1に入射した光ビームLoはダイクロイックミラー17を通過し、ハーフミラー15により反射されて2次元センサ16により受光される。2次元センサ16は例えばCCDアレイやCMOSセンサなどとすることができ、入射光量に応じた電気信号を出力する。
一方、情報再生時においては、空間変調器14は無変調状態(即ち、全光透過状態)に制御される。よって、記録再生用レーザ11から出射された光ビームLoは空間変調器14により変調されることなく、ハーフミラー15、ダイクロイックミラー17、対物レンズ18を通り、記録媒体1に照射される。この光が再生用参照光となる。記録媒体1内では、再生用参照光と記録媒体1に記録された干渉縞により検出光が発生し、これが対物レンズ18及びダイクロイックミラー17を通過し、ハーフミラー15で反射されて2次元センサ16に入射する。こうして、2次元センサ16上には記録時に空間変調器14により生成された白黒画素の空間変調画像パターンが結像され、このパターンを検出することにより記録情報に対応する再生情報データが得られる。
一方、サーボ用レーザ21から出射した光ビームLs(以下、「サーボ用ビーム」と呼ぶ。)は、ハーフミラー22を通過し、ミラー23により反射され、さらにダイクロイックミラー17により反射されて対物レンズ18へ入射する。対物レンズ18は記録再生用レーザ11からの光ビームとともに、サーボ用ビームLsを記録媒体1に集光する。サーボ用ビームは記録媒体1の裏面に設けられた反射層で反射され、さらにダイクロイックミラー17、ミラー23及びハーフミラー22で反射される。そして、サーボ用ビームLsには、シリンドリカルレンズ24により焦点位置からのずれ量に応じた非点収差が発生し、4分割フォトディテクタ25により受光される。4分割フォトディテクタ25は受光量に応じた電気信号を出力するので、4分割フォトディテクタ25で生じた非点収差の量を検出することにより、焦点位置からのずれ量を示すフォーカスエラーが得られる。
次に、本実施例のホログラム記録再生装置における信号処理系について説明する。図3は、第1実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
ホログラム記録再生装置の信号処理系は、大別して、記録した情報を再生して再生情報データを出力する再生系と、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、スピンドルサーボなどのサーボ制御を行うサーボ系とに分けられる。図3には、再生系の概略構成と、サーボ系のうちフォーカスサーボ系の概略構成とが示されている。図3においては、マーカー位置検出器42及びデータ復調部46が再生系を構成している。また、I−V変換器31、フォーカスエラー(FE)生成部32、加算器33、制御回路34、マーカー位置関係検出部43、加算器44及びサーボ目標値設定部45がフォーカスサーボ系を構成している。
なお、本実施例に係るホログラム記録再生装置では、トラッキングサーボやスピンドルサーボが実行されるが、その方法は本発明とは直接の関連を有しないので図示及び説明を省略する。トラッキングサーボやスピンドルサーボには既知の手法を適用することができる。
図3において、記録媒体1はディスク形状であり、スピンドルモータ6によりその回転が制御される。スピンドルモータ6により回転制御された記録媒体1に対して、ピックアップ10から記録用及び再生用の光ビームLoが照射される。ピックアック10は図1に例示した光学系を備えている。図1に示すように、ピックアップ10内では、記録再生用レーザ11から出射された光ビームが記録媒体1に照射され、その戻り光ビームが2次元センサ16により受光される。2次元センサ16からの出力データは主として再生系で処理される。また、サーボ用レーザ21から出射された光ビームLsも記録媒体1に照射され、その戻り光ビームが4分割フォトディテクタ25により受光される。4分割フォトディテクタ25からの出力信号はフォーカスサーボ系で処理される。
まず、再生系の動作について説明する。図3において、ピックアップ10内の2次元センサ16は、受光光量に対応する2次元の画像信号(以下、「検出画像データDdet」と呼ぶ。)を出力する。前述のように、検出画像データDdetは、記録時に記録情報に基づいて生成され空間変調器14に表示された空間変調画像パターンに応じた「0」、「1」のデジタル値を有している。
マーカー位置検出器42は、検出画像データDdetからマーカー位置を検出する。マーカーとは、記録媒体1に記録された情報の1単位(1ページ)を識別するための情報であり、通常は所定の形状の画像部分として構成される。マーカーは、情報の記録時に記録情報に付加されて記録媒体1に記録される。再生時には、マーカーを検出することにより、記録情報の1単位(1ページ)を特定し、その1ページ内に含まれている記録情報を再生する。
具体的には、マーカーは空間変調器14に表示される空間変調画像パターンに付加される。図4に、マーカーを含む空間変調画像パターンの例を示す。図4(a)の例では、空間変調器14の表示領域内の略中央に空間変調画像パターン50が表示されている。また、空間変調画像パターン50の外側であって、空間変調器14の表示領域内の四隅にT字型のマーカー52が表示されている。空間変調器14は、図示しない記録信号処理系から受け取った記録情報を前述のように空間変調して空間変調画像パターン50を生成し、図4(a)に示すように空間変調器14の表示領域内に表示する。さらに、空間変調器14は、予め決められているマーカー52を表示領域の所定位置に表示する。こうして、図4(a)に模式的に示すように、空間変調画像パターン50とマーカー52とを含む表示画像54が空間変調器14の表示領域に表示される。
記録情報の再生時において、2次元センサ16が出力する検出画像データDdetは、記録時に空間変調器14に表示された表示画像54に対応するデジタル値を有している。よって、マーカー位置検出器42は、検出画像データDdetをメモリなどに展開し、マーカー位置を検出することにより、記録情報の1ページを抽出する。
マーカー位置の検出は、テンプレートマッチングにより行われる。テンプレートマッチングとは、検出画像データDdetを構成する画像データとマーカーを構成する画像データとのマッチングを行い、検出画像データDdet内におけるマーカー位置を検出する方法である。テンプレートマッチングの例を図5(a)に示す。図5において、再生データ画像61は記録時に空間変調器14に表示された表示画像54に対応する検出画像データDdetの画像である(但し、図示の便宜上、再生データ画像の領域のみを示し、画像の内容は図示を省略している)。これに対し、テンプレート画像62は記録時に使用したマーカー52に対応する画像である。
テンプレートマッチングでは、図5(a)に示すように、再生データ画像61上でテンプレート画像62をX方向及びY方向に移動し、両者の差分値を算出する。X方向とY方向について算出した差分値を示すグラフの例を図6に示す。図6(a)はテンプレート画像62を再生画像データ61上でX方向に移動したときの、テンプレート画像62とそれに対応する領域内の再生データ画像61の差分値を示す。なお、X方向の座標値は図5(a)に示すように、テンプレート画像62の左上の座標点(a,b)を用いている。差分値が最小となる点Xmが再生データ画像61上におけるマーカー52に対応する画像部分の座標となる。図6(b)は、同様にテンプレート画像62を再生画像データ61上でY方向に移動したときの、テンプレート画像62とそれに対応する領域内の再生データ画像61の差分値を示す。なお、Y方向の座標値は図5(a)に示すように、テンプレート画像62の左上の座標点(a,b)を用いている。差分値が最小となる点Ymが再生データ画像61上におけるマーカー52に対応する画像部分の座標となる。よって、再生データ画像61上におけるマーカー52の位置座標は(Xm、Ym)と検出される。
こうして、マーカー位置検出器42は、空間変調器14に表示された表示画像54に含まれる全てのマーカー52の位置座標を検出し、マーカー位置データMpとしてデータ復調部46へ供給する。
データ復調部46は、マーカー位置データMpに基づいて図4に示すマーカー52の位置を特定して記録情報の1ページを特定する。また、マーカー52の位置に基づいて空間変調画像パターン50の位置を特定し、記録情報に対応する検出情報データを復調する。
この際、データ復調部46は幾何補正を行う。幾何補正とは、情報記録時と再生時における画素位置のずれを補正することをいう。記録時には空間変調器14から記録媒体1へ、再生時には記録媒体1から2次元センサ16へ光学系を等して画像が転写されることになる。記録時と再生時とで、光学系の倍率違いやひずみ、媒体の収縮など生じるため、記録時における空間変調器14上の画素と再生時における2次元センサ16上の画素の位置を完全に一致させることは不可能に近い。このため、記録情報の1ページ毎に、マーカー位置を基準として幾何補正が行われる。即ち、空間変調器14上における本来のマーカー52の位置と、再生画像データ61において検出されたマーカー52の位置とのずれに基づいて、空間変調画像パターン50に含まれる各画素位置を補正し、検出情報データを取得する。
こうして、データ復調部46は、幾何補正後の検出情報データに対して、記録時に空間変調器14において適用した2次元デジタル変調方式に対応する復調方式でデータ復調を行い、記録データに対応する再生情報データDrを出力する。なお、再生情報データDrは、その後、誤り訂正、デインターリーブ、デスクランブルなどを含む後処理が施される。
次に、フォーカスサーボ系の動作について説明する。図7にフォーカスサーボの概念を示す。記録媒体1は、記録層3と、記録層3の上下に設けられた透明保護層2及び4と、透明保護層4の下方に設けられた反射層5とを積層して構成される。記録層3にはホログラフィック光記録媒体であるニオブ酸リチウムやフォトポリマーなどが用いられる。また、反射層5は波長選択性を有し、記録再生用レーザ11から出射した記録再生用ビームLoは透過させるが、サーボ用レーザ21から出射したサーボ用光ビームLsは反射する性質を有する。
フォーカスサーボとは、記録再生用光ビームLoが適切な状態で記録層3に照射されるように対物レンズ18を図7の上下方向Dfに移動させることをいう。より具体的には、サーボ用光ビームLsが記録媒体1の反射層5上に正確に焦点を結ぶように対物レンズ18の位置を制御する。
図1に示したように、空間変調器14により空間変調された記録再生用光ビームLoが対物レンズ18により記録媒体1に集光される。光ビームLoの一部はミラー19により反射され、再度記録媒体1内に入射するので、ミラー19により反射される前の光ビームLoと反射された後の光ビームLoにより記録層3に干渉縞7が記録される。
対物レンズ18を図7の上下方向Dfに移動すると、対物レンズ18により集光され記録層3に入射する光ビームLoの径が変化し、記録層3に記録される干渉縞7の体積が変化する。本実施例によるホログラム記録は、記録媒体の厚さ方向にも3次元的に干渉縞を記録する、ボリュームホログラム記録である。ボリュームホログラム記録におけるフォーカスサーボは、記録媒体1の記録層3に記録される3次元の干渉縞の垂直方向の記録位置を合わせる目的、及び、3次元の干渉縞の体積を一定にする目的を有する。3次元の干渉縞の垂直方向位置や体積が変化すると、それぞれの干渉縞同士のクロストーク特性が劣化し、記録密度向上の妨げとなる。従って、フォーカスサーボを正確に動作させることにより記録密度の向上が可能となる。
図1に示すように、本実施例では、記録再生用光ビームLoに加えて、サーボ用レーザ21が出射したサーボ用光ビームLsが記録媒体1に入射する。サーボ用光ビームLsは反射層5により反射され、ダイクロイックミラー17、ミラー23及びハーフミラー22により反射され、さらにシリンドリカルレンズ24を通って4分割フォトディテクタ25に入射する。4分割フォトディテクタ25に入射したサーボ用光ビームLsはシリンドリカルレンズ24により導入された焦点位置からのずれ量に応じた非点収差を含んでいるので、4分割フォトディテクタ25の出力信号の演算により非点収差量を示すフォーカスエラー信号FEが得られる。
即ち、図3において4分割フォトディテクタ25の出力電流はI−V変換器31により出力電圧に変換され、FE生成部32に供給される。FE生成部32は、I−V変換器31から供給される、4分割フォトディテクタ25の各受光素子の受光量に対応する電圧値に基づき、いわゆる非点収差法によりフォーカスエラー信号FEを生成して加算器33へ入力する。
加算器33には、サーボ目標値設定部45からフォーカスサーボの目標値(以下、「サーボ目標値」と呼ぶ。)Frefが入力されている。加算器33は、サーボ目標値Frefからフォーカスエラー信号FEを減算して、その結果を制御回路34に供給する。制御回路34は、サーボ目標値Frefと実際のフォーカスエラー信号FEとの差に応じて、制御信号Scをピックアップ10に供給する。ピックアップ10内では、対物レンズ18を駆動する図示しないアクチュエータなどに制御信号Scが供給され、制御信号Scに応じて対物レンズ18の上下方向Df(図7参照)の位置が変化する。こうして、サーボ用光ビームLsを用いてフォーカスサーボが実行される。即ち、本実施例では、I−V変換器31、FE生成部32、加算器33、制御回路34及びピックアップ10内によりフォーカスサーボループが形成されている。
次に、サーボ目標値の決定方法について説明する。本実施例は、フォーカスサーボの目標値を、マーカー位置の検出結果を利用して決定する点に特徴を有する。前述のように、マーカー位置検出器42は、2次元センサ16からの検出画像データDdetに基づいてマーカー位置を検出し、マーカー位置データMpをデータ復調部46のみならず、マーカー位置関係検出部43へも供給する。マーカー位置関係検出部43は、検出された複数のマーカー間の位置関係を検出する。
マーカー位置関係の1つの例は2つのマーカー間距離である。例えば、図4(a)に示すように、空間変調器14が表示する表示画像54中に4つのマーカー52が含まれる場合、マーカー間距離は図4(b)に示すように対角位置にある2つのマーカー52の距離MDとする。
フォーカスサーボにより記録媒体1に対する対物レンズ18の位置が正しく制御されている場合には、2次元センサ16により得られる検出画像データDdetにおけるマーカー52の位置は、空間変調器14上に表示されたマーカー52の位置と一致する。しかし、対物レンズ18の位置が正しく制御されていない場合には、検出画像データDdetにおけるマーカー52の位置は空間変調器14上に表示されたマーカー52の位置からずれる。つまり、フォーカスサーボが正しく行われていれば、検出画像データDdetにおける複数のマーカー間の位置関係(即ち、マーカー間距離MD)は、空間変調器14上に表示された対応するマーカーの位置関係と一致するはずである。逆に、フォーカスエラーが大きいほど空間変調器14上に表示された複数のマーカー52の位置関係と、検出画像データDdetにおける複数のマーカー52の位置関係は大きくずれていることになる。
よって、本実施例では、検出画像データDdetに含まれるマーカー52の位置関係と、空間変調器14上に表示された状態の正しいマーカー52の位置関係との差に応じて、サーボ目標値Frefを更新する。これにより、サーボ用光ビームLsに基づいて検出されたフォーカスエラー信号FEのみならず、情報の記録、再生に使用する記録再生用光ビームLoを併用してフォーカスサーボをより正確に行うことが可能となる。
次に、マーカー位置関係を用いたサーボ目標値の決定方法について具体的に説明する。マーカー位置関係をマーカー間距離MDとした場合、マーカー位置関係検出部43は、図5(b)に模式的に示すように、マーカー位置検出器42により検出された4つのマーカー52の位置座標から、対角に位置する2つのマーカー52の距離MDdetを算出する。図5(b)の例では、マーカー間距離MDdetは下記の式で算出される。
MDdet = {(x1-x4)2+(y1-y4)21/2 式(1)
マーカー位置関係としてマーカー間距離MDを使用する場合、その基準値、即ち空間変調器14上に表示した際のマーカー間距離MDrefは既知である。よって、マーカー位置関係検出部43はマーカー間距離MDdetと基準マーカー間距離MDrefとを比較し、その結果に応じてサーボ目標値Frefを更新する。例えば、
Fref = Fref0+(MDref−MDdet)×α 式(2)
の式でサーボ目標値Frefを更新する。なお、“Fre0”はサーボ目標値の初期値又は前回の更新後の値であり、“α”は光学系のゲインなどに応じて決まる定数である。
以上の処理がマーカー位置関係検出器43、加算器44及びサーボ目標値設定部45により行われる。即ち、マーカー位置関係検出器43が、式(1)によりマーカー位置関係情報として、マーカー間距離MDdetを算出する。加算器44は、基準マーカー間距離MDrefからマーカ間距離MDdetを減算し、その結果をサーボ目標値設定部45へ供給する。サーボ目標値設定部45は、式(2)に従って、サーボ目標値Frefを更新してフォーカスサーボループ内の加算器33へ供給する。
マーカー位置関係の他の例は、図4(c)に示すように、4つのマーカー52により規定される領域(以下、「マーカー領域」と呼ぶ。)の面積MSである。マーカー位置関係をマーカー領域面積MSとした場合、検出画像データDdetに基づいて得られるマーカー領域面積MSdetは下記の式で算出される。
MSdet = {(x2+x4)/2−(x1+x3)/2}×{(y3+y4)−(y1+y2)} 式(3)
マーカー位置関係としてマーカー領域面積MSを使用する場合でも、その基準値、即ち空間変調器14上に表示した際のマーカー領域面積MSrefは既知である。よって、マーカー位置関係検出部43はマーカー領域面積MSdetと基準マーカー領域面積MSrefとを比較し、その結果に応じてサーボ目標値Frefを更新する。例えば、
Fref = Fref0+(MSref−MSdet)×α 式(4)
の式でサーボ目標値Frefを更新する。なお、“Fre0”はサーボ目標値の初期値又は前回の更新後の値であり、“α”は光学系のゲインなどに応じて決まる定数である。
図8(a)に対物レンズ位置と再生された情報データのエラーレートとの関係を示す。図8(a)において、横軸は、ある位置を基準とした対物レンズ18の位置を、それを駆動するアクチュエータの変位量により示している。縦軸は再生情報データDrのエラーレートを示す。図8(a)のグラフから、対物レンズ位置、即ちフォーカス状態に依存して再生された情報データのエラーレートは変化し、エラーレートが最小となる対物レンズ位置が存在することが理解される。
図8(b)に対物レンズ位置とデータエリア面積の関係を示す。なお、図8(a)と同様に、対物レンズ位置は横軸にアクチュエータの変位量として示されている。また、縦軸はデータエリアの面積を示し、データエリアは図4に示す空間変調画像パターン50の領域、即ち記録データの領域に相当する。図示のように、フォーカス位置とデータエリア面積とはほぼ線形の相関関係があることがわかる。なお、このグラフは、図4(c)に示すように、マーカー52が空間変調画像パターン50の4隅に設けられた場合のものであり、データエリア面積はマーカー領域面積MSと一致する。また、空間変調画像パターン50が縦横120×120画素の領域である場合のグラフであるので、基準マーカー領域面積MDref=14400(ピクセル)である。よって、マーカー領域面積MSdet=14400(ピクセル)であるとき、即ちアクチュエータ変位量=−20のときにフォーカス状態はほぼ合焦状態となる。
そして、図8(a)により、アクチュエータ変位量=−20のとき、即ちフォーカス状態がほぼ合焦状態のときにはエラーレートが最小となることがわかる。このように、マーカー領域面積などのマーカー位置関係とフォーカス状態とは相関関係があるので、本実施例ではマーカー位置関係に基づいてフォーカスサーボの目標値を決定することにより、正確なサーボ制御が可能となる。
次に、フォーカスサーボ目標値の設定処理について図9を参照して説明する。図9は、フォーカスサーボ目標値の設定処理のフローチャートである。なお、このフローチャートは、マーカー位置関係としてマーカー間距離MDを使用した場合の例である。また、この処理は、主としてマーカー位置検出器42、マーカー位置関係検出器43及びサーボ目標値設定部45により実行される。
図9において、まず、マーカー位置検出器42が所定量の検出画像データDdetを取得したか否かを判断し(ステップS1))、取得した場合には、それに含まれるマーカー位置を検出する(ステップS2)。本例では、図5(b)に示すように、マーカー間距離MDを規定するマーカー位置M1及びM4を検出することになる。そして、マーカーM1が検出されると、その位置を保存し(ステップS4)、さらに次のマーカー位置を検出する(ステップS5)。そして、同様にマーカーM4を検出すると(ステップS6;Yes)、その位置を保存する(ステップS7)。マーカー位置検出部42はこうして保存したマーカーM1とM4の位置座標をマーカー位置データMpとしてマーカー位置関係検出部43へ供給する。
マーカー位置関係検出部43は、前述の式(1)に従ってマーカー間距離MDdetを検出し(ステップS8)、加算器44へ供給する。加算器44には基準マーカー間距離MDrefが入力されており、その差がサーボ目標値設定部45に入力される。
サーボ目標値設定部45は、例えば前述の式(2)に従ってサーボ目標値Frefを設定する(ステップS9)。こうしてサーボ目標値が設定される。
こうして設定、更新されたサーボ目標値Frefはフォーカスサーボループ内の加算器33へ供給される。フォーカスサーボループは、このサーボ目標値Frefを目標値としてサーボ制御を行う。
一方、マーカー位置関係として、マーカー間距離MDではなく、マーカー領域面積MSを使用する場合のサーボ目標値設定処理を図10に示す。まず、マーカー位置検出器42は所定量の検出画像データDdetを取得し(ステップS11)、マーカー位置を検出し(ステップS12)、検出されると(ステップS13)、その位置を保存する(ステップS14)。こうして、マーカー領域を規定する全てのマーカー位置が検出されると(ステップS15;Yes)、マーカー位置関係検出部43は例えば前述の式(3)によりマーカー領域面積MSdetを検出する(ステップS16)。そして、加算器44は入力されたマーカー領域面積MSdetを基準マーカー位置関係MSrefと比較し、その結果を用いて例えば上記の式(4)に従ってサーボ目標値Frefを設定する(ステップS17)。
こうして設定、更新されたサーボ目標値Frefはフォーカスサーボループ内の加算器33へ供給される。フォーカスサーボループは、このサーボ目標値Frefを目標値としてサーボ制御を行う。
次に、情報データの復調処理について図11を参照して説明する。図11は情報データの復調処理のフローチャートである。この処理は、図3に示すマーカー位置検出器42及びデータ復調部46により実行される。
まず、マーカー位置検出器42は所定量の検出画像データDdetが得られたか否かを判定する(ステップS21)。検出画像データが得られると、マーカー位置検出器42はマーカー位置を検出し、保存する(ステップS22)。そして、データ復調部46は、検出されたマーカー位置を利用して検出画像データDdetを幾何補正し(ステップS23)、幾何補正後のデータを用いて情報データを復調し、出力する(ステップS24)。こうして、記録媒体1から情報データが再生される。
なお、上記の例では、図4(a)に示すように4つのマーカー52は空間変調画像パターン50と離隔してその外側に設けられているので、マーカー領域は空間変調画像パターン50の領域、即ち記録情報の領域(データエリア)とは一致しない。しかし、図4(c)に示すように、4つのマーカーを空間変調画像パターンの4隅に設けた場合、マーカー領域は空間変調画像パターン50の領域、即ちデータエリアと一致する。
本発明では、マーカー52の形状は図4に示したT字型のものに限られない。また、空間変調器14上に表示される表示画像54に含められるマーカー52の位置や数も図4(a)や図4(c)に示す例に限定されない。マーカー位置関係を特定するためにマーカー52の数は最低2個以上あればよい。また、図4(a)の例では4個のマーカーの形状が同一であったが、異なる形状のマーカーを配置するようにしても構わない。
以上のように、第1実施例では、2次元センサにより検出したマーカー間距離又はマーカー領域面積をその基準値と一致させるようにフォーカスサーボの目標値を微調整するので、記録系における空間変調器の画像サイズと再生系における2次元センサ上の画像サイズとを一致させることが可能となる。よって、いわゆるピクセルマッチング特性が向上し、再生すべき情報データに対応する空間変調パターンを正確に再生することが可能となる。
また、情報データの再生系で得られるマーカー位置関係情報を利用してサーボ目標値を微調整してフォーカスサーボ系を常に最適化するので、例えば温度変化などの環境変化や、記録媒体の収縮などが生じた場合でも、サーボ目標値を適切に更新することができ、正確なフォーカスサーボを継続することが可能となる。
また、マーカー位置の検出結果を、情報データ再生のための幾何補正と、フォーカスサーボ目標値の微調整の両方に使用することができる。一般的にマーカー位置検出のためのテンプレートマッチング処理は計算量が多く時間を要するが、この処理結果を共有することができるので、処理時間を増大させることなく、フォーカスサーボの安定化と情報データの再生精度の改善を同時に図ることができる。
なお、上記では空間変調器の画素数と2次元センサの画素数が同一の場合を示したが、例えば空間変調器の画素数が60×60、2次元センサの画素数が120×120という具合に、両者が異なっていても構わない。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について説明する。第1実施例では、フォーカスサーボのサーボ目標値を、検出画像データDdetに基づいて検出されたマーカー位置に基づいて設定、更新した。これに対し、第2実施例は、検出画像データDdetに基づいて、再生情報データのエラーレートを測定し、そのエラーレートに基づいてフォーカスサーボのサーボ目標値を設定、更新する。なお、この点以外は、第2実施例は第1実施例と同様である。
図12に第2実施例に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す。なお、図3に示した第1実施例に係るホログラム記録再生装置と同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、説明は適宜省略する。
図12に示す第2実施例に係るホログラム記録再生装置において、ピックアップ10が有する光学系の構成は図1に示す第1実施例のものと同一である。また、I−V変換器31、FE生成部32、加算器33及び制御回路34から構成されるフォーカスサーボループも第1実施例と同一である。
第2実施例では、ピックアップ10内の2次元センサ16から出力された検出画像データDdetはデータ復調器52により復調され、再生情報データDrとして出力される。データ復調部52は第1実施例と同様に、記録時に空間変調器14により行われた2次元デジタル変調に対応する復調方式により、情報データを復調する。また、データ復調部52により復調された情報データはエラーレート測定部53へ送られる。エラーレート測定部53はエラーレートを測定し、サーボ目標値設定部55に供給する。
サーボ目標値設定部55は、エラーレートに基づいてサーボ目標値Frefを決定する。具体的には、サーボ目標値設定部55は、エラーレートが最小になるように、サーボ目標値Frefを決定する。対物レンズ位置とエラーレートとの関係の一例が図8(a)に示されている。サーボ目標値設定部55は、例えば図8(a)の関係に基づいて、エラーレートが最小となるアクチュエータ変位量(即ち、対物レンズ位置)となるように、フォーカスサーボループのサーボ目標値Frefを設定する。先に図8(a)及び(b)を参照して説明したように、光ビームが合焦状態にあるときにはエラーレートは最小になる。よって、エラーレートが最小になるようにサーボ目標値を設定することにより、適切なサーボ目標値を設定することが可能となる。
以上のように、第2実施例では、フォーカスサーボ系で得られるフォーカスエラー信号を利用してサーボ制御を行うことに加え、情報データの再生系で得られるエラーレートに基づいてサーボ目標値を決定するので、例えば温度変化などの環境変化や、記録媒体の収縮などが生じた場合でも、サーボ目標値を適切に更新することができ、正確なフォーカスサーボを継続することが可能となる。
[変形例]
上記の第1実施例と第2実施例を組み合わせて適用することも可能である。即ち、第1実施例のようにマーカー位置に基づいて設定したサーボ目標値と、第2実施例のようにエラーレートに基づいて設定したサーボ目標値とを組み合わせて使用することができる。
情報データの実際の再生手順としては、まず、第1段階でマーカー位置を検出し、第2段階でマーカー位置により2次元データの幾何補正を行い、第3段階で幾何補正後の情報データに対して復調及びエラー訂正を行う。第3段階においてエラー率を得ることができる。よって、エラー率を得るためにマーカー位置検出を行い、マーカー位置検出結果に基づいてサーボ目標値を調整する。
具体的には、初期化処理として、まず、マーカーの位置検出を行いつつその結果に基づいてサーボの目標値を調整し、第1のサーボ目標値を決定する。このときには、マーカー領域面積(第1のマーカー領域面積)は予め決定された初期値を用いる。
次に、第1のサーボ目標値を中心として所定範囲内でサーボ目標値を変更しつつエラー率を測定する。この際、同時にマーカー領域面積を測定しておき、エラー率対マーカー領域面積の関係を記憶しておく。そして、エラー率が最小となるマーカー領域面積(第2のマーカー領域面積)及びサーボ目標値(第2のサーボ目標値)を決定する。こうして、初期化処理が終了する。この初期化処理は、記録再生装置へディスクが挿入されたとき、ディスクが交換されたときなどに実行される。
初期化処理の終了後の通常再生時では、フォーカスサーボの制御方法としては幾通りかの方法が考えられる。
第1の方法では、第2のサーボ目標値を使用してフォーカスサーボを実行する。この場合、初期設定以後にサーボ目標値を変更しないこととする。
第2の方法では、通常再生時は初期値を第2のサーボ目標値としてフォーカスサーボを開始する。そして、エラー率を測定し、エラー率が規定値より低下したときには、上述の第2のマーカー領域面積を用いてマーカー位置検出によるサーボ目標値の調整を再度行う。
第3の方法では、通常再生時は初期値を第2のサーボ目標値としてフォーカスサーボを開始し、上述の第2のマーカー領域面積を目標としてマーカー位置検出によるサーボ目標値の調整を常時実行する。この方法では、エラー率が最小となる第2のマーカー領域面積を目標マーカー領域面積としてサーボ目標値の調整を常時実行するので、温度変化などの外的要因に対して安定なフォーカスサーボが実行可能となる。また、最適マーカー領域面積が設計値からずれている場合でも、前述のように第2のマーカー領域面積は初期化処理において最適化されるので、そのずれ分を修正することができる。
また、上記の実施例では、光学系において記録時の物体光と参照光を同一の光源からの光ビームを用いて生成しているが、本発明の適用はこれには限られない。即ち、物体光と参照光が別々の光束として記録媒体に照射される構成であっても本発明の適用が可能である。
また、上記の実施例では、参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に情報を記録するとともに、記録した情報を再生するホログラム記録再生装置に本発明を適用している。その代わりに、本発明を参照光と記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置に適用することも可能である。
本発明の実施例に係るホログラム記録再生装置の光学系の構成を示す。 記録情報の2次元デジタル変調方式の一例を示す。 第1実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。 空間変調器上に表示されたマーカーの例、並びにマーカー間距離及びマーカー領域面積を示す。 マーカー位置の検出方法、並びに、マーカー間距離及びマーカー領域面積の算出方法の説明図である。 テンプレート画像データ位置と、その検出画像データとの差分を示すグラフである。 フォーカス制御の概念を説明する図である。 対物レンズ位置とエラーレートの関係、及び、対物レンズ位置とデータエリア面積の関係を示すグラフである。 フォーカスサーボ目標値の設定処理のフローチャートである。 フォーカスサーボ目標値の設定処理のフローチャートである。 情報データの復調処理のフローチャートである。 第2実施例のホログラム記録再生装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ホログラフィック記録媒体
10 ピックアップ
14 空間変調器
16 2次元センサ
11 記録再生用レーザ
21 サーボ用レーザ
24 シリンドリカルレンズ
25 4分割フォトディテクタ
32 フォーカスエラー生成部
34 制御回路
42 マーカー位置検出器
43 マーカー位置関係検出部
45、55 サーボ目標値設定部
46、52 データ復調部
53 エラーレート測定部

Claims (12)

  1. 参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞を記録することによりホログラフィック記録媒体に情報を記録する記録手段と、
    前記ホログラフィック記録媒体からの検出光に基づいて、検出情報データ及びフォーカスエラー信号を生成する再生手段と、
    前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ手段と、を備え、
    前記フォーカスサーボ手段は、前記検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を設定するサーボ目標値設定手段を有し、
    前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定することを特徴とするホログラム記録再生装置。
  2. 前記サーボ目標値設定手段は、
    前記検出情報データに含まれる2つのマーカー間の距離を検出する手段と、
    前記マーカー間の距離と所定の距離基準値とを比較した結果に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。
  3. 前記記録手段は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調して前記物体光を生成する空間変調器を有し、
    前記距離基準値は、前記空間変調器上における前記2つのマーカーの距離であることを特徴とする請求項2に記載のホログラム記録再生装置。
  4. 前記サーボ目標値設定手段は、
    前記検出情報データに含まれる複数のマーカーにより規定されるマーカー領域の面積を検出する手段と、
    前記マーカー領域の面積を所定の面積基準値と比較した結果に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。
  5. 前記記録手段は、光源からの光を前記記録情報に基づいて空間変調して前記物体光を生成する空間変調器を有し、
    前記面積基準値は、前記空間変調器上における前記マーカー領域の面積であることを特徴とする請求項4に記載のホログラム記録再生装置。
  6. 前記サーボ目標値設定手段は、
    前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて第1のフォーカスサーボの目標値を決定する第1の決定手段と、
    前記検出情報データのエラーレートに基づいて第2のフォーカスサーボの目標値を決定する第2の決定手段と、を備え、
    前記フォーカスサーボ手段は、前記第1及び第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行することを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。
  7. 前記フォーカスサーボ手段は、1つのホログラフィック記録媒体に対してフォーカスサーボを開始した後の所定期間内は前記第1のフォーカスサーボの目標値を用い、前記所定期間の経過後は前記第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行することを特徴とする請求項6に記載のホログラム記録再生装置。
  8. 参照光と、記録情報に対応する物体光とを照射して形成した干渉縞が記録されたホログラフィック記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置であって、
    前記ホログラフィック記録媒体からの検出光に基づいて、検出情報データ及びフォーカスエラー信号を生成する再生手段と、
    前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ手段と、を備え、
    前記フォーカスサーボ手段は、前記検出情報データに基づいてフォーカスサーボの目標値を設定するサーボ目標値設定手段を有し、
    前記サーボ目標値設定手段は、前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定することを特徴とするホログラム再生装置。
  9. 前記サーボ目標値設定手段は、
    前記検出情報データに含まれる2つのマーカー間の距離を検出する手段と、
    前記マーカー間の距離と所定の距離基準値とを比較した結果に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載のホログラム再生装置。
  10. 前記サーボ目標値設定手段は、
    前記検出情報データに含まれる複数のマーカーにより規定されるマーカー領域の面積を検出する手段と、
    前記マーカー領域の面積を所定の面積基準値と比較した結果に基づいて前記フォーカスサーボの目標値を設定する手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載のホログラム再生装置。
  11. 前記サーボ目標値設定手段は、
    前記検出情報データに含まれる複数のマーカーの位置関係に基づいて第1のフォーカスサーボの目標値を決定する第1の決定手段と、
    前記検出情報データのエラーレートに基づいて第2のフォーカスサーボの目標値を決定する第2の決定手段と、を備え、
    前記フォーカスサーボ手段は、前記第1及び第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行することを特徴とする請求項に記載のホログラム再生装置。
  12. 前記フォーカスサーボ手段は、1つのホログラフィック記録媒体に対してフォーカスサーボを開始した後の所定期間内は前記第1のフォーカスサーボの目標値を用い、前記所定期間の経過後は前記第2のフォーカスサーボの目標値を用いてフォーカスサーボを実行することを特徴とする請求項11に記載のホログラム再生装置。
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