JP3737292B2 - 光変調装置及び光学的情報処理システム - Google Patents

光変調装置及び光学的情報処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生成された光ビームを二次元的に変調して射出する光変調装置及び当該光変調装置を含み当該射出された光ビームに対して予め設定された所定の光学的処理を施す光学的情報処理システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述したように光ビームを二次元的に変調し、当該変調された光ビームに対して光学的処理を施す光学的情報処理システムとして、いわゆるホログラフィックメモリを用いた光学的情報記録再生システム(以下、光メモリシステムと称する。)が知られている。
【0003】
ここで、当該光メモリシステムでは、入力信号をホログラフィックメモリに記録する場合には、複数の画素よりなる透過型の空間光変調装置(具体的には、例えば、複数の画素を有する液晶テレビ等)を用いて、記録すべき入力信号に基づいて記録信号光を二次元的に空間光変調し、当該空間光変調された記録信号光と別に射出される記録参照光とを干渉させることにより二次元的な回折光を生成し、当該回折光により形成される像を入力信号に対応する二次元情報として記録媒体としてのホログラフィックメモリに記録する。
【0004】
このとき、当該ホログラフィックメモリとしては、例えばニオブ酸リチウム層を複数層積層して形成された体積型ホログラム記録素子が用いられる。
【0005】
一方、上記二次元情報が記録されているホログラフィックメモリから当該二次元情報を読み出すことにより上記入力信号を再生する場合には、当該ホログラフィックメモリ上の二次元情報に対して再生参照光(上記記録参照光と同じ入射角度をもってホログラフィックメモリに照射されるものである。)を照射することにより生成される反射光を複数の画素を有する受光装置で受光して夫々の画素から受光信号を生成し、当該生成された受光信号を用いて元の入力信号を再生する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の光メモリシステムにおいて、上記空間光変調装置又は受光装置に可動部分が含まれていたり、或いは、ホログラフィックメモリ自体を頻繁に交換したりすると、光メモリシステムとしての位置誤差が生じ、具体的には、空間光変調装置の中の一の画素から射出された光ビームに相当する反射光(再生参照光のホログラフィックメモリからの反射光)が当該一の画素からの光ビームを受光すべきとして予め設定された受光装置上の画素に正しく入射しなくなる場合があり、この場合には、元の入力信号が正確に再生されない場合があるという問題点があった。
【0007】
すなわち、より具体的に説明すると、例えば空間光変調装置におけるi行j列目の画素から射出された光ビームに相当する反射光が本来的には受光装置におけるI行J列目の画素に入射すべきであったとし、更に上記ホログラフィックメモリ交換等により位置ずれが生じた結果受光装置におけるI行J列目の画素に入射すべき反射光がIE行JE列目の画素に入射したとすると、この場合には、空間光変調装置におけるi行j列目の画素から射出された光ビームに相当する反射光を受光した結果としての受光信号を取得する際には本来はIE行JE列目の画素からの受光信号を取り込むべきところ、位置ずれ前の処理を踏襲して受光装置におけるI行J列目の画素からの受光信号を取り込むと、その取り込んだ受光信号は、最早当該i行j列目の画素から射出された光ビームに相当する反射光を受光した結果としての受光信号とは異なることとなる。
【0008】
そして、このようなときには、結果として所望の受光信号が得られず、正確に元の入力信号が再生されないこととなるのである。
【0009】
そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、光学的情報処理システムにおける位置ずれが発生した場合でも、受光装置から出力される受光信号を用いたその後の処理において当該位置ずれがない場合と同様に正確な当該処理を行うことが可能な光変調装置及び当該光変調装置を含む光学的情報処理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、情報に基づいて光ビームを二次元的に空間光変調器により変調し、予め設定された光学的処理を施した後に、受光装置にて二次元情報として前記情報を検出する光学的情報処理システムにおける二次元的な空間光変調の方法であって、前記空間光変調器によって前記光ビームを変調する際における前記空間光変調器上の二次元情報と、当該空間光変調器上の二次元情報に対応する前記受光装置上の二次元情報と、の間の位置関係を検出するための信号を含む処理すべき情報に基づいて前記空間光変調器を制御することを特徴とする。
【0011】
よって、受光装置における位置ずれを検出するための検出用光ビームを、他の光変調手段とは別個の位置ずれ検出用光変調手段により光ビームの一部を変調して生成するので、当該検出用光ビームの受光装置上の照射位置を検出することにより変調後の他の光ビームを受光する際の当該光ビームの照射位置のずれを正確に検出することができる。
【0012】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の二次元空間光変調方法であって、前記光学的処理は、前記変調された光ビーム及び記録参照光ビームを同時に記録媒体に照射することにより前記変調された光ビームを前記二次元情報として前記記録媒体に記録し、当該二次元情報が記録された記録媒体に対して照射された再生参照光ビームに基づいて再生信号光を生成し、前記生成された再生信号光を前記受光装置により受光する光学的記録再生処理であることを特徴とする。
【0013】
よって、複数の検出用光ビームを別個に生成することができるので、それらを用いてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0014】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の二次元空間光変調方法であって、前記空間光変調器上の二次元情報に係る二次元的な変調領域のうち、前記処理すべき情報を示す領域と、前記位置関係を検出するための信号を示す領域と、はそれぞれ異なる領域であることを特徴とする。
【0015】
よって、四辺形である変調領域の各角に対応する位置に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各角から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0016】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は請求項3に記載の二次元空間光変調方法であって、前記変調領域は、少なくとも1以上の変調画素により構成され、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素は、前記変調領域において、複数の場所に位置することを特徴とする。
【0017】
よって、四辺形である変調領域の各辺の中点に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各辺の中点から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の二次元空間光変調方法であって、前記変調領域は四角形であって、当該四角形の各角に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする。
【0019】
よって、変調された光ビームに対して所定の光学的処理を施すことにより新たな位置ずれが発生しても、同様に当該所定の光学的処理が施された検出用光ビームの受光装置上の照射位置を検出することにより当該位置ずれを正確に検出することができる。
【0020】
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の二次元空間光変調方法であって、前記変調領域は四角形であって、当該四角形の各辺の中点に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする。
【0021】
よって、受光装置における位置ずれを検出するための検出用光ビームを、他の光変調手段とは別個の位置ずれ検出用光変調手段により光ビームの一部を変調して生成し、その受光装置上の照射位置に基づいて当該位置ずれを検出するので、変調後の他の光ビームを受光する際の当該光ビームの照射位置のずれを正確に検出することができる。
【0022】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、情報に基づいて光ビームを二次元的に変調する光変調装置と、前記情報を二次元情報として検出し、CPUへ入力する受光装置と、光学的情報処理システムであって、前記光変調装置は、前記光ビームを変調する際における当該光変調装置上の二次元情報と、当該光変調装置上の二次元情報に対応する前記受光装置上の二次元情報と、の間の位置関係を検出するための信号を含む処理すべき情報に基づいて、前記光ビームを二次元的に変調する手段を備え、前記受光装置は、予め設定された光学的処理が施された前記変調された光ビームを、前記二次元情報として検出し、前記CPUへ入力する手段を備え、前記CPUは、前記受光装置によって検出された二次元情報に含まれる前記位置関係を検出するための信号に基づいて、前記位置関係を検出する手段と、当該検出の結果に基づいて前記光変調装置を制御する手段と、を備えることを特徴とする。
【0023】
よって、当該少なくとも一個の光受光手段からの受光信号に基づいてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0024】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の光学的情報処理システムであって、前記光学的処理は、前記変調された光ビーム及び記録参照光ビームを同時に記録媒体に照射することにより前記変調された光ビームを前記二次元情報として前記記録媒体に記録し、当該二次元情報が記録された記録媒体に対して照射された再生参照光ビームに基づいて再生信号光を生成し、前記生成された再生信号光を前記受光装置により受光する光学的記録再生処理であることを特徴とする。
【0025】
よって、光受光手段の大きさを単位とした場合の小数点以下の精度で位置ずれを検出することができる。
【0026】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の光学的情報処理システムであって、前記光変調装置上の二次元情報に係る二次元的な変調領域のうち、前記処理すべき情報を示す領域と、前記位置関係を検出するための信号を示す領域と、はそれぞれ異なる領域であることを特徴とする。
【0027】
よって、複数の検出用光ビームを別個に生成することができるので、それらを用いてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0028】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項7乃至9に記載の光学的情報処理システムであって、前記光変調装置により変調された前記光ビームを受光するための前記受光装置上の受光領域は、前記再生信号光が前記受光装置に照射される際の前記受光装置上の照射領域よりも広いことを特徴とする。
【0029】
よって、四辺形である変調領域の各角に対応する位置に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各角から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0030】
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の光学的情報処理システムであって、前記変調領域は、少なくとも1以上の変調画素により構成され、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素は、前記変調領域において、複数の場所に位置することを特徴とする。
【0031】
よって、四辺形である変調領域の各辺の中点に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各辺の中点から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0032】
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の光学的情報処理システムであって、前記変調領域は四角形であって、当該四角形の各角に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする。
【0033】
よって、変調された光ビームに対して所定の光学的処理を施すことにより新たな位置ずれが発生しても、同様に当該所定の光学的処理が施された検出用光ビームの受光装置上の照射位置を検出することにより当該位置ずれを正確に検出することができる。
【0034】
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の光学的情報処理システムであって、前記変調領域は四角形であって、当該四角形の各辺の中点に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項10乃至請求項13に記載の光学的情報処理システムであって、前記光変調装置と前記受光装置における各画素を単位とした、前記光変調装置に対する前記受光装置の光学倍率は、2以上であることを特徴とする。
【0035】
よって、記録媒体の入れ替え等により光ビームの受光装置上の照射位置がずれたとしても、その位置ずれを正確に検出し、二次元情報の処理に反映することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、レーザ光を用いてホログラフィにより情報を二次元的に記録・再生する光メモリシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0037】
(I)光メモリシステムの構成及び概要動作
始めに、本実施形態に係る光メモリシステムの全体構成及び概要動作について、図1を用いて説明する。
【0038】
なお、図1は実施形態に係る光メモリシステムの概要構成を示す図である。
【0039】
図1に示すように、実施形態の光メモリシステムSは、光変調手段としての複数の変調画素を含む変調領域を有する光変調装置としての液晶空間光変調器1と、レンズ2及び5と、処理装置及び記録媒体としての光メモリ3と、Yθステージ4と、上記変調画素に夫々対応する光受光手段としての複数の受光画素を含む受光領域を有する受光装置としてのCCD(Charge Coupled Device)素子6と、ミラー7及び18と、アナモフィック光学系8と、照射位置検出手段及び位置ずれ検出手段としてのCPU9と、検出装置としての再生回路10と、メモリ11と、アルゴンレーザ16と、ハーフミラー17と、シャッタ14及び15と、により構成されている。
【0040】
次に、液晶空間光変調器1の構成について、図2を用いて説明する。なお、図2は液晶空間光変調器1をレンズ2側から見た平面図である。
【0041】
図2に示すように液晶空間光変調器1は、液晶層を各変調画素1a毎に分割された透明電極で挟むことにより形成された四辺形の変調領域1cをその中央に有している。そして、各変調画素1aが夫々に光ビームを透過するか否かを、変調画素1aに対応する液晶層の配向性を後述する入力信号Sinに基づいて各変調画素1a毎に別個に変化させることにより制御する。
【0042】
また、変調領域1cの四隅に夫々位置する四つの変調画素1aが、位置ずれ検出用光変調手段としての検出画素1bとされており、当該検出画素1bは常に光ビームを透過するように制御される。
【0043】
次に、CCD素子6の構成について、図3を用いて説明する。なお、図3はCCD素子6をレンズ5に対して反対側から見た平面図である。
【0044】
図3に示すようにCCD素子6は、入射してくる光ビームを独立して夫々に受光可能な受光画素6aを複数個含む四辺形の受光領域6bをその中央に有している。そして、各受光画素6aは,夫々に光ビームが照射されるとその照射量に対応した出力レベルを有する後述のCCD出力信号Spを夫々に出力する。なお、受光領域6bの広さは、上記変調領域1c全体に対応する後述の再生信号光Lpが照射されるCCD素子6上の照射領域よりも広く設定されている。
【0045】
次に、上記光メモリシステムSの概要動作について説明する。
【0046】
始めに情報記録時の動作について説明する。
【0047】
情報の記録時においては、先ず、記録すべき記録情報(例えば、一頁分の文章を含む画像の如く二次元的に表現可能な情報)に対応する入力信号Sinが液晶空間変調器1に印加される。
【0048】
このとき、当該入力信号Sinは各変調画素1aを夫々別個に制御するように印加される。また、四つの検出画素1bに印加される入力信号Sinは、各検出画素1bが常に後述するレーザ光Laの一部を透過するように当該検出画素1bを制御するような入力信号Sinとされる。
【0049】
更に、本実施形態では、全ての変調画素1aのうち上記記録情報に対応する入力信号Sinが印加されるのは、図2において左下がり斜線で示される領域内に含まれている変調画素1aのみであり、その他の、図2において右下がり斜線で示されている範囲内の変調画素1aには、常に当該範囲内の変調画素1aが後述するレーザ光Laを透過しないように制御する入力信号Sinが印加される。
【0050】
一方、これらの動作と並行して、シャッタ14は、CPU9からの制御信号Scl1に基づいて、アルゴンレーザ16から射出されハーフミラー17において反射されたレーザ光Laを液晶空間光変調器1内の変調領域1cの全面に渡って照射する。
【0051】
そして、上記入力信号Sinにより駆動される液晶空間光変調器1によりレーザ光Laに対して当該入力信号Sinに基づく空間光変調処理が施される。このとき施される空間光変調処理は、上述したように、変調領域1c内の各変調画素1aについて入力信号Sinに基づきレーザ光Laの透過又は非透過を制御することにより、二次元的に実行される。また、上記検出画素1bを透過したレーザ光Laは検出用レーザ光Ladとしてレンズ2に射出される。
【0052】
次に、空間光変調処理が施されたレーザ光La及び上記検出用レーザ光Ladはレンズ2により集光され、夫々に信号光Lsとして光メモリ3の情報記録面に照射される。
【0053】
ここで、光メモリ3は、Y方向(図1中縦方向)とθ方向(Y方向に平行な光メモリ3の中心軸に垂直な面内における回転方向)に光メモリ3を移動又は回転させることが可能なYθステージ4上に載置されており、例えば薄層化されたニオブ酸リチウム結晶を積層することにより形成されている。そして、液晶空間光変調器1により二次元的に空間光変調された信号光Lsが照射されることにより、入力信号Sinに対応する二次元情報が記録される。なお、このときには、上記検出用レーザ光Ladが集光されて照射された情報記録面上の位置には、変調領域1cとの位置関係を維持したまま各検出画素1bの位置情報が記録されることとなる。
【0054】
次に、上記信号光Lsの光メモリ3への照射と並行して、シャッタ15がCPU9からの制御信号Scl2に基づいてアルゴンレーザ16から射出されハーフミラー17を透過した後にミラー18において反射されたレーザ光Lbを射出し、当該レーザ光Lbがアナモフィック光学系8(すなわち、レーザ光Lbの光軸に垂直な面内の各方向によって倍率の異なる光学系)により変調された後、ミラー9を介して参照光Lrとして光メモリ3上の信号光Lsの照射位置に同時に照射される。これにより光メモリ3上の信号光Lsの照射位置において当該信号光Lsと参照光Lrとが相互に干渉し、この干渉に基づくホログラムにより入力信号Sinに含まれる情報及び検出画素1bの位置に対応する情報が二次元情報として当該光メモリ3上に記録される。
【0055】
次に、光メモリ3に記録された上記二次元情報の再生時の動作について説明する。
【0056】
当該二次元情報の再生時においては、始めに、シャッタ15がCPU9からの制御信号Scl2に基づいて、アルゴンレーザ16から射出されハーフミラー17を透過した後にミラー18において反射されたレーザ光Lbを射出し、当該レーザ光Lbが情報記録時と同様にアナモフィック光学系8及びミラー7を介して光メモリ3上の再生すべき二次元情報が記録されている位置へ参照光Lrとして照射される。
【0057】
そして、当該参照光Lrが光メモリ3上の当該二次元情報により変調されると共に反射され、その反射光がレンズ5により平行光である再生信号光Lpとされた後、CCD素子6の受光面に入射され、当該CCD素子6上の各画素により電気信号であるCCD出力信号Spに変換されて出力される。なお、当該再生信号光Lpには、上記検出画素1bにより変調された二次元情報も含まれており、従って当該再生信号光Lpが照射された位置の受光画素6aから出力されたCCD出力信号Spには、検出画素1bに対応する二次元情報が含まれている。
【0058】
ここで、当該CCD素子6内の各受光画素6aの空間的な位置は、上記液晶空間光変調器1に含まれる各変調画素1a及び検出画素1bの空間的な位置と夫々対応する画素毎に一致していることが望ましいが、上述したように正確に一致させることは困難である。
【0059】
そして、CCD素子6から出力されたCCD出力信号Spは、再生回路10及びCPU9へ入力される。
【0060】
このとき、CPU9は、入力されたCCD出力信号Spの中から上述した検出画像1bに対応する二次元情報を抽出し、これにより、液晶空間光変調器1とCCD素子6との間の位置ずれを検出し、再生信号光Lpのうち本来の再生データに対応する部分の光ビームによって照射される受光画素6aを示す検出信号Scdを生成して再生回路10へ出力する。なお、CPU9は上記位置ずれ検出処理を実行するに際し、必要な情報を記憶信号Szとしてメモリ11に記憶させながら必要に応じて読み出して当該位置ずれ検出処理を行う。
【0061】
そして、再生回路10は、CPU9からの検出信号Scdを用い、再生信号光Lpのうち本来の再生データに対応する部分の光ビームによって照射される受光画素6aを検出し、当該受光画素6aから出力されるCCD出力信号Spを再生し、元の入力信号Sinに対応する再生信号Soutを生成して外部に出力する。
【0062】
ここで、上述した光学系(すなわち、レンズ2及び5、ミラー7並びに光メモリ3を少なくとも含む光学系)の倍率αの設定については、検出用レーザ光Ladに対応する信号光Lsに対応する参照光Lrの反射光(情報再生時の反射光)の受光領域6b上の照射領域の広さが、当該照射領域内に少なくとも一つの受光画素6aを完全に含むような倍率とされる。これは、情報再生時にCPU9において実行される後述する位置ずれ検出処理において、検出用レーザ光Ladに対応する信号光Lsに対応する参照光Lrの反射光を少なくとも一の受光素子6aで完全に受光しこれにより出力されるCCD出力信号Spを用いるからである。
【0063】
より具体的には、液晶空間光変調器1及びCCD素子6における各画素を単位として考えた場合(この場合には、液晶空間光変調器1におけるx個の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の照射領域内に含まれる受光画素6aの数がy個であったとすると、倍率αの定義は、
【数1】
α×α=y/x
となる。)には、倍率αの値は「2」以上であることが必要となる。この理由は、図4左に示すように、倍率αが「2」未満であるときは、変調領域1cにおけるi行j列目にある変調画素1a又は検出画素1bに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の照射領域SP内に、当該i行j列目にある変調画素1a又は検出画素1bに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpを受光すべき受光領域6bにおけるI行J列目にある受光画素6aが完全に含まれない場合が発生するが、一方、液晶空間光変調器1、光メモリ3及びCCD素子6の間で位置ずれがあったとしても、倍率αが「2」以上であるときは、図4右に示すように、当該照射領域SP内に当該I行J列目にある受光画素6aが完全に含まれるからである。
【0064】
(II)本発明に係る位置ずれ検出動作
次に、CPU9において検出信号Scdを生成する際に実行される本発明に係る位置ずれ検出動作について、図2、図3、図5及び図6を用いて説明する。
【0065】
始めに、前提となる座標軸の設定等について、図2、図3及び図5を用いて説明する。
【0066】
なお、図5は、液晶空間光変調器1から射出されたレーザ光Laによる光メモリ3への二次元情報の記録の際の当該レーザ光La及び検出用レーザ光Ladの光路と、当該光メモリ3からの再生信号光Lpを用いた二次元情報の再生の際の当該再生信号光Lpの光路を一つの図内に纏めて示したものであり、液晶空間光変調器1から射出されたレーザ光La及び検出用レーザ光Ladと対応する再生信号号Lpとが同じ光路として記載されている。
【0067】
図5に示すように、各変調画素1aを基本単位としたxy平面内に変調領域1cを置き、当該変調領域1c内に変調画素1aがx方向にm個、y方向にn個の計m×n個含まれているとする。このとき、入力信号Sinに基づいて各変調画素1aが駆動されることにより、変調領域1c内に当該入力信号Sinに対応する光強度分布が形成される。
【0068】
そして、当該光強度分布が光メモリ3を介して受光領域6bに投影される。このとき、当該受光領域6bは各受光画素6aを基本単位としたXY平面内に置かれており、当該受光領域6b内に受光画素6aがX方向にM個、Y方向にN個の計M×N個含まれているとする。
【0069】
なお、図5に示す系では、変調領域1cと受光領域6bとの間に光メモリ3を挿入していることとなり、これにより、当該図5に示す系は入力信号Sinに際して二次元的に(すなわち並列的に)記録及び再生という処理を施す系となる。
【0070】
次に、液晶空間光変調器1において、変調領域1cの占める範囲を0≦x≦m、0≦y≦nとする。一方、これと同様に、CCD素子6において受光領域6bの占める領域を0≦X≦M、0≦Y≦Nとする。そして、図5に示すように、光学系の倍率をαとして液晶空間光変調器1上の2点(0、0)及び(m、n)を対角とする長方形の変調領域1cが受光領域6b内の2点(X0、Y0)及び(αm+X0、αn+Y0)を対角とする長方形領域に投影されるものとする(この場合には、受光領域6aにおいては、受光画素6aのX方向の数MについてはM≧αm+X0であることが必要であり、Y方向の数NについてはN≧αn+Y0である必要がある。)。
【0071】
このとき,変調領域1c上のi行j列目(この場合、行及び列の番号の初期値を「0」とする。)の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の受光画素6a(すなわち、i行j列目の変調画素1aを駆動する入力信号Sinに対応するCCD出力信号Spが出力される受光画素6a)の受光領域6b内の位置が予めI行J列目と設定されているとすると、当該受光画素6aの位置を示す座標値(I、J)は次式で与えられる。
【0072】
【数2】
I=[α(i+0.5)+X0
J=[α(j+0.5)+Y0] … (1)
なお、式(1)において元の変調画素1aを示す座標値に「+0.5」を加算するのは、変調領域1cにおいてはi行j列目の変調画素1aの中心位置の座標が(i+0.5、j+0.5)となるからである。更に式(1)において、[ ]の記号は当該記号で囲まれている部分の計算値の整数部分だけを取り出すことを示している(以下の各式において同じ。)。
【0073】
ここで、特に、αの値が「1」であり、且つX0及びY0が共に整数となるように光学系を設定した場合には、上記式(1)は、
【数3】
I=i+X0
J=j+Y0
となる。
【0074】
また、αの値が「1」でないか、又はX0及びY0が共に整数でない場合でも、実施形態の光メモリシステムSでは、光学系の倍率αが2以上とされているので、変調領域1c内のi行j列目の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の照射領域内に一つが完全に収まる受光画素6aが必ず存在することとなり、このことは、換言すると、受光領域6b内のI行J列目の受光画素6aに変調領域1c内のi行j列目以外の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射されないことを示している。
【0075】
次に、上記前提の下における本発明の位置ずれ検出処理について説明する。
【0076】
本発明においては、図2に示すように変調領域1c内の四隅に検出画素1bを設け、当該各検出画素1bに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の照射領域の当該受光領域6b上の位置を検出することにより、液晶空間光変調器1とCCD素子6との間の位置ずれ(すなわち、例えば、変調領域1c内のi行j列目の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光画素6aが受光領域6b上のI行J列目に位置している受光画素6aであると予め設定されているときに、当該i行j列目の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpの実際の受光領域6b上の位置と当該I行J列目の位置との間の位置ずれ)があるとき、変調領域1c上のi行j列目の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが実際に照射される受光画素6aの位置を示す座標値(I’、J’)を求めるための上位式(1)に相当する変換式を求め、これによりi行j列目の変調画素1aを駆動した入力信号Sinに対応するCCD出力信号Spを正確に検出する。
【0077】
次に、具体的な処理について、図2、図3、図5及び図6を用いて説明する。
【0078】
先ず、液晶空間光変調器1においては、検出画素1bをその四隅に設定するため、上述したように実際に入力信号Sinにより駆動される変調画素1aの範囲(図2において左下がり斜線で示す。)を変調領域1cの範囲よりも小さくし、具体的には、変調領域1c内に含まれる全ての変調画素1a及び検出画素1bの数をm×n個とし、一方、入力信号Sinにより駆動される変調画素1aの数を図2に示すようにm’×n’個とする。
【0079】
より具体的には、各検出画素1bは常にレーザ光Laを透過するように設定され、一方、入力信号Sinにより変調領域1c内のi0行j0列から(m’+i0−1)行(n’+j0−1)列までの範囲にある(m’×n’個)の変調画素1aが駆動される。
【0080】
そして、当該入力信号Sinにより(m’×n’)個の変調画素1aを駆動し、対応する二次元情報を光メモリ3に記録すると共に、これを再生した再生信号光Lpが図3に左下がり斜線で示す平行四辺形の受光領域6bの範囲に照射されたとし、更に四つの検出画素1bに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の位置が、図3に示すように夫々座標値(XA、YA)、座標値(XB、YB)、座標値(XC、YC)及び座標値(XD、YD)であったとする。なお、図3において、(m’×n’)個の変調画素1aに対応する二次元情報を示す受光領域6bの範囲及び検出画素1bに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の照射範囲が歪んでいるのは、図3が、上記位置ずれとしてx軸又はy軸に平行な方向の位置ずれだけでなく変調領域1cに垂直な軸を中心とする回転による位置ずれが含まれている場合を示しているからである。
【0081】
次に、上記各検出画素1bに対応する再生信号光Lpの照射位置の座標のうち、座標値(XA、YA)の算出について、図6を用いて例示する。
【0082】
なお、図6は四つある当該再生信号光Lpが照射された受光領域6bにおける一の当該照射領域SP(その座標値が座標値(XA、YA)である。)を示す図である。
【0083】
検出画素1bに対応する再生信号光Lpの照射位置を求める場合には、先ず、その出力が「1」となる(すなわち、当該照射範囲SP内にその全てが含まれている)受光画素6aであって、図6中最も左上にあるもの(以下、この受光画素6aを受光画素6acとする。)を検索し、その受光領域6b内の位置がIA行JA列目であるとする。なお、受光画素6acを検索する具体的な方法としては、例えば、照射領域SP内にある全ての受光画素6aからのCCD出力信号Spを右方向及び下方向に順に走査し、その出力値が「1」となる受光画素6aのうち最初に検索された受光画素6aを受光画素6acとする方法等がある。
【0084】
次に、当該受光画素6acに対してすぐ上にある受光画素6a(以下、この受光画素6aを受光画素6auとする。)から出力されるCCD出力信号Sp(以下、このCCD出力信号SpをCCD出力信号Spuとしその出力値をV1とする。)と、当該受光画素6acに対してすぐ左にある受光画素6a(以下、この受光画素6aを受光画素6alとする。)から出力されるCCD出力信号Sp(以下、このCCD出力信号SpをCCD出力信号Splとしその出力値をV2とする。)とをCPU9において検出する。この時、当該出力値V1及びV2の値は、夫々に「0」と「1」の間の値を取ることとなる。
【0085】
そして、以上の条件の下で、上記座標値(XA、YA)は以下の式により算出される。
【0086】
【数4】
A=IA−V1
A=JA−V2 … (2)
但し、式(2)において、夫々の右辺の値「V1」及び「V2」は上記CCD出力信号Spuの出力値V1及びCCD出力信号Splの出力値V2を夫々CCD出力信号Spの最大値で除した値(無次元数)であるが、当該CCD出力信号Spの最大値が通常は「1」であるので、式(2)においては各出力値をそのまま用いている。
【0087】
そして、以上説明した方法と同様の方法により、検出画素1bに対応する再生信号光Lpの照射位置の他の座標値(XB、YB)、(XC、YC)及び(XD、YD)をも算出することができる。
【0088】
次に、上述のようにして算出した検出画素1bに対応する再生信号光Lpの各照射位置の座標値(XA、YA)、(XB、YB)、(XC、YC)及び(XD、YD)を用いることにより、液晶空間光変調器1とCCD素子6との間に位置ずれがあるときに本来受光すべき再生信号光Lpが照射されている受光画素6aを求めるための当該変調領域1cを示すxy座標系から当該受光領域6bを示すXY座標系への1次変換式が以下のように算出される。
【0089】
【数5】
Figure 0003737292
この時の各係数は、変調領域1c(xy平面)上の各点(0、0)、(0、n)、(m、0)及び(m、n)が受光領域6b(XY平面)上の各点(XA、YA)、(XB、YB)、(XC、YC)及び(XD、YD)に対応することから以下のように算出できる。
【0090】
【数6】
Figure 0003737292
そして、上記式(3)及び(4)より、上記位置ずれがあるときの変調領域1c上のi行j列目の変調画素1aに対応する再生信号光Lpが照射される受光領域6b上の受光画素6aの受光領域6b内の位置(I’、J’)を求める変換式(式(1)に対応する。)は、次式で与えられる。
【0091】
【数7】
Figure 0003737292
以後、この式(5)に相当する検出信号ScdをCPU9から再生回路10に出力することにより、変調領域1cにおけるi行j列目の変調画素1aに対応する光メモリ3上の二次元情報により変調された再生信号光Lpに対応するCCD出力信号Spについては、当該変調領域1cにおける(i0≦i≦m’+i0−1)及び(j0≦j≦n’+j0−1)の範囲内のi行j列目にある変調画素1aに対して式(5)を用いて算出されたI’及びJ’により、受光領域6b内のI’行J’列の受光画素6aから取り出されたCCD出力信号Spを当該i行j列目の変調画素1aを駆動した入力信号Sinに対応するCCD出力信号Spとして再生することができる。
【0092】
以上説明したように、実施形態の光メモリシステムSの動作によれば、液晶空間光変調器1とCCD素子6との間における位置ずれを検出するための検出用レーザ光Ladを、他の変調画素1aとは別個の検出画素1bによりレーザ光Laの一部を変調して生成し、そのCCD素子6上の照射位置に基づいて当該位置ずれを検出するので、再生信号光Lpを受光する際の当該再生信号光Lpに含まれる位置ずれを正確に検出することができる。
【0093】
また、検出画素1bに対応する再生信号光Lpの照射範囲内に少なくとも一個の受光画素6aが含まれるので、少なくとも一個の受光画素6aからのCCD出力信号Spに基づいてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0094】
更に、検出画素1bに対応する再生信号光Lpの照射範囲内に含まれる受光画素6aの受光領域6bにおける位置を検出することにより、その照射位置を受光画素6a一個分の大きさを単位とする精度で検出し、更に隣接する受光画素6aから取り出されたCCD出力信号Sp(図6においては、受光画素6auの出力V1及び受光画素6alの出力V2)を用いることにより、照射位置を受光画素6a一個分の大きさを単位として小数点以下の精度で算出することができる。
【0095】
更にまた、四つの検出画素1bに対応する再生信号光Lpが夫々別個に得られるので、それらを用いてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0096】
また、四辺形である変調領域1cの各角に対応する位置に夫々検出画素1bが設けられているので、変調領域1cの各角に対応する再生信号光Lpが四つ射出されることとなり、CCD素子6において夫々の再生信号光Lpの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理でX方向及びY方向の位置ずれを検出することができる。
【0097】
更に、光メモリ3の入れ替え等により再生信号光LpのCCD素子6上の照射位置がずれたとしても、その位置ずれを正確に検出し、生成されたCCD出力信号Spを用いたその後の二次元情報の処理に反映することができるので、CCD素子6における本来の照射位置に再生信号光Lpが照射された場合と同様に正確に当該二次元情報を再生することができる。
【0098】
(III)変形形態
次に、本発明に係る変形形態について説明する。
【0099】
先ず、第1変形形態として、上記実施形態においては変調領域1cにおける四隅に夫々位置している一個の変調画素1aを夫々検出画素1bとして用いたが、これ以外に、四隅にある複数個の変調画素1aを纏めて検出画素1bとしてもよい。
【0100】
より具体的には、例えば、変調領域1cの四隅にある2×2個の変調画素1aを検出画素1bとして使用する場合には、当該検出画素1bに対応する再生信号光Lpを受光する受光画素6aであって、それから出力されるCCD出力信号Spが「1」となる[2α]×[2α]個の受光画素6aのうち最も左上にあるものを探して上述した式(2)乃至式(5)に対応する処理を行えばよい。
【0101】
このとき、上記式(2)に基づいて座標値(XA、YA)を求めるには、先ず、当該最も左上にある受光画素6aに対してすぐ上に隣接する[2α]個の受光画素6aの平均出力値をV1とし、当該最も左上にある受光画素6aに対してすぐ左に隣接する[2α]個の受光画素6aの平均出力値をV2として当該式(2)を適用すればよい。この変形形態は、特に再生信号光Lpに雑音が多く含まれている場合に有効である。
【0102】
また、第2変形形態として、上記座標値(XA、YA)を求める方法は、図6及び式(2)で示した方法に限定するものではない。
【0103】
すなわち、例えば、IA行JA列の受光画素6aからのCCD出力信号Spの出力値をV0とし、そのすぐ上に隣接する受光素子6aからのCCD出力信号Spの出力値をV1とし、更にそのすぐ上に隣接する受光画素6aからのCCD出力信号Spの出力値をV1’とし、IA行JA列の受光画素6aのすぐ左に隣接する受光画素6aからのCCD出力信号Spの出力値をV2とし、更にそのすぐ左に隣接する受光画素6aからのCCD出力信号Spの出力値をV2’として夫々を検出し、次式より座標値(XA、YA)を求めてもよい。
【0104】
【数8】
A=IA−(V1−V1’)/(V0−V1’)
A=JA−(V2−V2’)/(V0−V2’)
この式により、座標値(XA、YA)等を算出する方法は、特にCCD素子6からのCCD出力信号Sp自体にオフセット(直流成分)が含まれている場合に有効である。
【0105】
更に、第3変形形態として、上述の実施形態においては、変調領域1cにおける四隅に検出画素1bを設けたが、これ以外の変調領域1c内の位置に検出画素1bを追加してもよい。
【0106】
より具体的には、例えば、変調領域1cを構成する四辺形の各辺の中点、すなわち、座標値(0、n/2)、座標値(m/2、0)、座標値(m/2、n)及び座標値(m、n/2)で表される位置にも検出画素1bを追加し、その四つの検出画素1bに対応する再生信号光Lpが入射する受光領域6bの位置の座標値を夫々座標値(XE、YE)、座標値(XF、YF)、座標値(XG、YG)及び座標値(XH、YH)する。そして、上記式(4)に対応する座標変換式をx及びyの2次方程式として以下の式を用いてもよい。すなわち、
【数9】
X=A12y+A2xy2+A32+A4xy+A52+A6x+A7y+A8
Y=Bl2y+B2xy2+B32+B4xy+B52+B6x+B7y+B8
このとき各係数は以下のようになる。すなわち、
【数10】
1=2(XB−XA+XD−XC+2XF−2XG)/(m2×n)
2=2(XC−XA+XD−XB+2XE−2XH)/(m×n2
3=2(XA+XC−2XF)/m2
4=(5XA−XB−XC−3XD−4XE−4XF+4XG+4XH)/(m×n)
5=2(XA+XB−2XE)/n2
6=(4XF−3XA−XC)/m
7=(4XE−3XA−XB)/n
8=XA
1=2(YB−YA+YD−YC+2YF−2YG)/(m2×n)
2=2(YC−YA+YD−YB+2YE−2YH)/(m×n2
3=2(YA+YC−2YF)/m2
4=(5YA−YB−YC−3YD−4YE−4YF+4YG+4YH)/(m×n)
5=2(YA+YB−2YE)/n2
6=(4YF−3YA−YC)/m
7=(4YE−3YA−YB)/n
8=YA
このように変調領域1cの各辺の中点にも検出画素1bを設けた場合には、更に高精度に位置ずれを検出することができる。
【0107】
なお、上記第3変形形態において、変調領域1cを構成する四辺形の各辺の中点(座標値(0、n/2)、座標値(m/2、0)、座標値(m/2、n)及び座標値(m、n/2)で表される位置)のみに検出画素1bを設けても上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0108】
更にまた、第4変形形態として、上述の実施形態では、検出画素1bとしてレーザ光Laを透過する液晶画素を用いたが、これ以外に当該検出画素1bとなるべき位置に単なる孔を形成しておいてもよい。更に、図2においてレーザ光Laを不透過とする領域(図2中右下下がりの斜線で示した領域)を単なる遮光壁により構成してもよい。
【0109】
この場合には、位置ずれ検出のための構成を簡略化することができる。
【0110】
更に、上述した実施形態及び変形形態においては、光メモリシステムSに対して本発明を適用した場合を説明したが、これ以外に、例えば、変調領域1cから射出されたレーザ光を単なる倍率変更レンズを透過させた後受光領域6bにおいて受光する光学的情報処理システムにおける位置ずれを検出する場合に本発明を適用してもよいし、また、変調領域1cから射出されたレーザ光を単なる遮蔽マスクによりその一部を遮蔽した後受光領域6bにおいて受光する光学的情報処理システムにおける位置ずれを検出する場合に本発明を適用してもよい。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、受光装置における位置ずれを検出するための検出用光ビームを、他の光変調手段とは別個の位置ずれ検出用光変調手段により光ビームの一部を変調して生成するので、当該検出用光ビームの受光装置上の照射位置を検出することにより変調後の他の光ビームを受光する際の当該光ビームの照射位置のずれを正確に検出することができる。
【0112】
従って、当該受光した光ビームのその後の処理に対して検出した位置ずれを反映させることにより、本来の照射位置に当該光ビームが照射された場合と同様に正確に当該光ビームを処理することができる。
【0113】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、複数の位置ずれ検出用光変調手段から夫々に検出用光ビームを別個に生成することができるので、それらを用いてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0114】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、四辺形である変調領域の各角に対応する位置に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各角から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0115】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、四辺形である変調領域の各辺の中点に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各辺の中点から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0116】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、光ビームが変調された後、更に光学的処理を施されて受光装置に到達するので、変調された光ビームに対して当該所定の光学的処理を施すことにより新たな位置ずれが発生しても、同様に当該所定の光学的処理が施された検出用光ビームの受光装置上の照射位置を検出することにより当該位置ずれを正確に検出することができる。
【0117】
請求項6に記載の発明によれば、受光装置における位置ずれを検出するための検出用光ビームを、他の光変調手段とは別個の位置ずれ検出用光変調手段により光ビームの一部を変調して生成し、その受光装置上の照射位置に基づいて当該位置ずれを検出するので、変調後の他の光ビームを受光する際の当該光ビームの照射位置のずれを正確に検出することができる。
【0118】
従って、当該受光した光ビームに対応する受光信号を用いたその後の処理に対して検出した位置ずれを反映させることにより、本来の照射位置に当該光ビームが照射された場合と同様に正確に当該光ビームを処理することができる。
【0119】
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、検出用光ビームの照射範囲内に少なくとも一個の光受光手段が含まれるので、少なくとも一個の光受光手段からの受光信号に基づいてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0120】
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の効果に加えて、検出用光ビームの照射範囲内に含まれる光受光手段の受光領域における位置を検出することにより照射位置を検出するので、光受光手段の大きさを単位とした場合の小数点以下の精度で位置ずれを検出することができる。
【0121】
請求項9に記載の発明によれば、請求項6から8のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、複数の位置ずれ検出用光変調手段から夫々検出用光ビームを別個に生成することができるので、それらを用いてより正確に位置ずれを検出することができる。
【0122】
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明の効果に加えて、四辺形である変調領域の各角に対応する位置に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各角から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0123】
請求項11に記載の発明によれば、請求項9又は10に記載の発明の効果に加えて、四辺形である変調領域の各辺の中点に夫々位置ずれ検出用光変調手段が設けられているので、変調領域の各辺の中点から検出用光ビームが射出されることとなり、受光装置において夫々の検出用光ビームの照射位置から位置ずれを検出する際、簡易な処理で複数方向の位置ずれを検出することができる。
【0124】
請求項12に記載の発明によれば、請求項6から11のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、変調された光ビームに対して処理装置により所定の光学的処理を施すことにより新たな位置ずれが発生しても、同様に当該所定の光学的処理が施された検出用光ビームの受光装置上の照射位置を検出することにより当該位置ずれを正確に検出することができる。
【0125】
請求項13に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明の効果に加えて、記録媒体の入れ替え等により光ビームの受光装置上の照射位置がずれたとしても、その位置ずれを正確に検出し、生成された受光信号を用いたその後の二次元情報の処理に反映することができるので、受光装置における本来の照射位置に光ビームが照射された場合と同様に正確に当該光ビームを処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の光メモリシステムの概要構成を示すブロック図である。
【図2】液晶空間光変調器の構成を示す平面図である。
【図3】CCD素子の構成を示す平面図である。
【図4】光メモリシステムの光学系の倍率を説明する図である。
【図5】光メモリシステムにおける光学系の構成を説明する図である。
【図6】位置ずれ検出処理を説明する図である。
【符号の説明】
1…液晶空間光変調器
1a…変調画素
1b…検出画素
1c…変調領域
2、5…レンズ
3…光メモリ
4…Yθステージ
6…CCD素子
6a、6ac、6au、6al…受光画素
6b…受光領域
7、18…ミラー
8…アナモフィック光学系
9…CPU
10…再生回路
11…メモリ
14、15…シャッタ
16…アルゴンレーザ
17…ハーフミラー
S…光メモリシステム
SP…照射領域
Scl1、Scl2…制御信号
Scd…検出信号
Sz…記憶信号
Sp…CCD出力信号
Sout…再生信号
Sin…入力信号
La、Lb…レーザ光
Lad…検出用レーザ光
Ls…信号光
Lp…再生信号光
Lr…参照光

Claims (14)

  1. 情報に基づいて光ビームを二次元的に空間光変調器により変調し、予め設定された光学的処理を施した後に、受光装置にて二次元情報として前記情報を検出する光学的情報処理システムにおける二次元的な空間光変調の方法であって、前記空間光変調器によって前記光ビームを変調する際における前記空間光変調器上の二次元情報と、当該空間光変調器上の二次元情報に対応する前記受光装置上の二次元情報と、の間の位置関係を検出するための信号を含む処理すべき情報に基づいて前記空間光変調器を制御することを特徴とする二次元空間光変調方法。
  2. 請求項1に記載の二次元空間光変調方法であって、
    前記光学的処理は、前記変調された光ビーム及び記録参照光ビームを同時に記録媒体に照射することにより前記変調された光ビームを前記二次元情報として前記記録媒体に記録し、
    当該二次元情報が記録された記録媒体に対して照射された再生参照光ビームに基づいて再生信号光を生成し、
    前記生成された再生信号光を前記受光装置により受光する光学的記録再生処理であることを特徴とする二次元空間光変調方法。
  3. 請求項1又は2に記載の二次元空間光変調方法であって、
    前記空間光変調器上の二次元情報に係る二次元的な変調領域のうち、前記処理すべき情報を示す領域と、前記位置関係を検出するための信号を示す領域と、はそれぞれ異なる領域であることを特徴とする二次元空間光変調方法。
  4. 請求項3に記載の二次元空間光変調方法であって、
    前記変調領域は、少なくとも1以上の変調画素により構成され、
    前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素は、前記変調領域において、複数の場所に位置することを特徴とする二次元空間光変調方法。
  5. 請求項4に記載の二次元空間光変調方法であって、
    前記変調領域は四角形であって、
    当該四角形の各角に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする二次元空間光変調方法。
  6. 請求項4に記載の二次元空間光変調方法であって、
    前記変調領域は四角形であって、
    当該四角形の各辺の中点に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする二次元空間光変調方法。
  7. 情報に基づいて光ビームを二次元的に変調する光変調装置と、前記情報を二次元情報として検出し、CPUへ入力する受光装置と、光学的情報処理システムであって、
    前記光変調装置は、
    前記光ビームを変調する際における当該光変調装置上の二次元情報と、当該光変調装置上の二次元情報に対応する前記受光装置上の二次元情報と、の間の位置関係を検出するための信号を含む処理すべき情報に基づいて、前記光ビームを二次元的に変調する手段を備え、
    前記受光装置は、
    予め設定された光学的処理が施された前記変調された光ビームを、前記二次元情報として検出し、前記CPUへ入力する手段を備え、
    前記CPUは、
    前記受光装置によって検出された二次元情報に含まれる前記位置関係を検出するための信号に基づいて、前記位置関係を検出する手段と、
    当該検出の結果に基づいて前記光変調装置を制御する手段と、
    を備えることを特徴とする光学的情報処理システム。
  8. 請求項7に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記光学的処理は、前記変調された光ビーム及び記録参照光ビームを同時に記録媒体に 照射することにより前記変調された光ビームを前記二次元情報として前記記録媒体に記録し、
    当該二次元情報が記録された記録媒体に対して照射された再生参照光ビームに基づいて再生信号光を生成し、
    前記生成された再生信号光を前記受光装置により受光する光学的記録再生処理であることを特徴とする光学的情報処理システム。
  9. 請求項7又は8に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記光変調装置上の二次元情報に係る二次元的な変調領域のうち、前記処理すべき情報を示す領域と、前記位置関係を検出するための信号を示す領域と、はそれぞれ異なる領域であることを特徴とする光学的情報処理システム。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記光変調装置により変調された前記光ビームを受光するための前記受光装置上の受光領域は、前記再生信号光が前記受光装置に照射される際の前記受光装置上の照射領域よりも広いことを特徴とする光学的情報処理システム。
  11. 請求項9又は10に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記変調領域は、少なくとも1以上の変調画素により構成され、
    前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素は、前記変調領域において、複数の場所に位置することを特徴とする光学的情報処理システム。
  12. 請求項11に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記変調領域は四角形であって、
    当該四角形の各角に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする光学的情報処理システム。
  13. 請求項11に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記変調領域は四角形であって、
    当該四角形の各辺の中点に対応する位置毎に、前記位置関係を検出するための信号を示す領域を構成する変調画素が設けられていることを特徴とする光学的情報処理システム。
  14. 請求項10乃至請求項13に記載の光学的情報処理システムであって、
    前記光変調装置と前記受光装置における各画素を単位とした、前記光変調装置に対する前記受光装置の光学倍率は、2以上であることを特徴とする光学的情報処理システム。
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