JP4358136B2 - 光情報記録再生装置および空間光変調器ならびに光情報再生方法および光情報記録方法 - Google Patents
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Description
第3の発明の光情報記録方法は、数値データを、状態2の単位領域に比して状態1の単位領域の数が少なく状態1の単位領域が互いに隣接しないシンボルからなる画像データに符号化する工程と、画素を2以上有する複数の画素部と画素部に挟まれ画素に比して幅が短い非画素部とを有する第1の領域を備える空間光変調器を用いて、状態1の単位領域を、明画素を形成しうる状態に対応させ、状態2の単位領域を、暗画素を形成しうる状態に対応させ、画素部に画像データを表示する工程と、その後、第1の領域を用いて、光から情報光を形成する工程と、情報光および参照光を光情報記録媒体に入射させ、情報を記録する工程と、を具備することを特徴とする。
光情報記録媒体1について図1を参照して説明する。
光情報記録再生装置において、光情報記録媒体1に対するサーボを行うための機構およびサーボの方法について説明する。
光情報記録再生装置によるホログラムの記録再生方法を説明する。
まず、反射型空間光変調器11の光を反射する面について、図4(a)を参照して説明する。
L2は、L1/4以上であることにより、シンボル間で隣接する明画素を分離して検出することが容易になる。L1未満であることにより単位面積あたりの情報量を大きくすることが可能となる。なお、図6においては、L2=L1/3の関係を満たしている。
数値データからそれに対応する画像データへ変換する符合化及び画像データから数値データへ変換する復号化について述べる。
再生光は2次元検出器20に入射する。このとき、画素部113、非画素部112、位置基準マーク用画素117等の再生像が2次元検出器に映し出される。
再生像から情報を再生するためには、2次元検出器20と反射型空間光変調器11との光学的相対位置を決定した後、記録時の空間光変調器11の状態を求める必要がある。
この方法について説明する。
このとき、iは1であると好ましい。
光情報記録媒体1の記録層3としてフォトポリマを用いた場合には、ホログラムの記録に起因して記録層3が収縮する。この結果、再生像は、元の画像データと比較して局所的に歪むことがある。局所的歪みによる再生像の誤認を補正するための方法について説明する。
ある光情報記録再生装置を用いて光情報記録媒体1に記録された情報を、同一な形状を有する別の光情報記録再生装置を用いて再生する場合には、2つの光情報記録再生装置間において、反射型空間光変調器11の位置が10μm程度以下の精度で一致することが要請される。一般に、製造段階や使用状況によりこの程度の誤差は生じうるので、光情報記録再生装置自身が、何らかの方法で反射型空間光変調器11の位置を調整する機構を備えていることが好ましい。この反射型空間光変調器11の位置の調整方法、換言すると、2次元検出器20と反射型空間光変調器11との光学的相対位置の調整方法について説明する。
<光情報記録媒体の作製>
実施例1では、以下の方法により図1に示す反射型光情報記録媒体1を作製した。
図2に示す光情報記録再生装置を用いた。対物レンズ7は開口数NA=0.5を用いた。光源装置8としては窒化ガリウム系の半導体レーザ素子を用いて外部共振器構造を作成した(発振波長403nm-405nm)。サーボ用光源装置22としては直線偏光した半導体レーザ(波長650nm)を用いた。反射型空間光変調器11してはデジタルミラーデバイスを用い、2次元光検出器20としては正方形の単位検出部を有するCCDアレイを用いた。旋光用光学素子15としては波長405nm用の1/4波長板、旋光用光学素子25としては波長650nm用の1/4波長板を用いた。また、旋光用光学素子15として用いた1/4波長板は、2次元光検出器20上で再生光と強度が最も大きくなるようにその方位を調整し、旋光用光学素子25においてもそれぞれ、4分割フォトディテクタ28上での光強度が最も強くなるようにその方位を調整した。
光情報記録媒体1を光情報記録再生装置に搭載して、情報の記録を行った。光情報記録媒体1はスピンドルモータに固定されており、1rpmの回転数で光情報記録媒体1を回転させ、前述した、光情報記録媒体に対するサーボを行いながらアドレス信号に応じてデータ記録領域でスピンドルモータの回転を止め、記録光を入射させてホログラムの記録を行った。このとき、光情報記録媒体1表面での光強度は0.1mW、記録層3の上面でのレーザビームのスポットサイズは400μm径であった。
光情報記録再生装置のスピンドルモータに光情報記録媒体1を固定し、1rpmの回転数で光情報記録媒体1を回転させ、前述した、光情報記録媒体に対するサーボを行いながら、アドレス信号に同期してレーザを点灯させ正方形の検出部を有するCCDアレイ20によってホログラムの再生を行った。再生の際は、反射型空間光変調器11を第2の駆動状態とし、参照光のみを形成した。光情報記録媒体1表面での光強度は0.05mWであった。
さらに、上述の再生像の補正を行い、非画素部に相当する像と認識された単位検出部の出力が、最小値を採るようにした。結果、判別エラーとなったシンボルは1292シンボル中、0シンボルであった。
実施例1と同様にして作製した光情報記録媒体1に、情報を記録した。
実施例2で記録したホログラムを、実施例2と同様の構成を有する、別の光情報記録再生装置を用いて再生した。
実施例1と同様にして作製した光情報記録媒体1に、情報を記録した。空間光変調器として、非画素部が設けられていない通常のデジタルミラーデバイスを用いた。符合化方法は、16の単位領域の中で3つの単位領域が状態1を採るシンボルを用いた。
実施例1と同様にして作製した光情報記録媒体1に、情報を記録した。空間光変調器として、非画素部が設けられていない通常のデジタルミラーデバイスを用いた。符合化方法は、16の単位領域の中で3つの単位領域が状態1を採るシンボルを用いた。ただし、空間光変調器において、各シンボルに対応する画素部の境界に存在する画素列を必ず暗状態とした。従って結果的には、画素部の幅と同一の幅を有する非画素部を設けたことに匹敵する。
実施例1と同様にして作製した光情報記録媒体1に、情報を記録した。
実施例1と同様にして作製した光情報記録媒体1に、情報を記録した。空間光変調器として、非画素部が設けられていない通常のデジタルミラーデバイスを用いた。ただし、画素と隣接する画素との間隔を、画素幅の1/2に設定した。
比較例1で記録したホログラムを、比較例1と同様の構成を有する、別の光情報記録再生装置に光情報記録媒体1を装着し情報を再生した。光情報記録媒体1と記録再生装置との位置関係の調整には、サーボ光のみを用いた。
2 保護層
3 記録層
4 透明基板
5 反射層
6 ホログラム
7 対物レンズ
8 記録用光源装置
9 ビームエキスパンダ
10 ミラー
11 反射型空間光変調器
12 結像レンズ
13 結像レンズ
14 偏光ビームスプリッタ
15 旋光用光学素子
16 ダイクロイックプリズム
17 ボイスコイルモータ
18 ミラー
19 結像レンズ
20 2次元検出器
21 アイリス
22 サーボ用光源装置
23 コリメートレンズ
24 偏光ビームスプリッタ
25 旋光用光学素子
26 凸レンズ
27 シリンドリカルレンズ
28 4分割フォトディテクタ
28a 受光部
28b 受光部
28c 受光部
28d 受光部
29 アクチュエータ
33 受光部28a、28dの各出力を加算する加算器
34 受光部28b、28cの各出力を加算する加算器
35 加算器33の出力と加算器34の出力との差を演算して、非点収差法によるフォーカスエラー信号FEを生成する減算器
36 受光部28a、28bの各出力を加算する加算器
37 受光部28c、28dの各出力を加算する加算器
38 加算器36の出力と加算器37の出力との差を演算して、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TEを生成する減算器
39 加算器36の出力と加算器37の出力とを加算して再生信号RFを生成する加算器
110 第1の領域
111 第2の領域
112 非画素部
113 画素部
114a 明画素を形成する状態
114b 暗画素を形成する状態
117 位置基準マーク用画素
122 非画素部に相当する像
123 画素部に相当する像
124a 明画素
124b 暗画素
129 検出器
140 非画素部に相当する像122が照射された位置であると認識された単位検出部
141 画素部に相当する像123が照射された位置であると認識された単位検出部
142 出力の和が矢印140で示す単位検出部よりも小さい単位検出部
143 非画素部に相当する像122が照射された位置と補正認識された単位検出部
144 画素部に相当する像123が照射された位置と補正認識された単位検出部
L1 画素幅
L2 非画素部の幅
L3 画素部に相当する像の幅
L4 非画素部に相当する像の幅
L5 単位検出部の一辺
Claims (7)
- 画素を2以上有する複数の画素部と前記画素部に挟まれ前記画素に比して幅が短い非画素部とを有する第1の領域を有し、前記第1の領域を用いて、光から強度もしくは偏光が変調された情報光を形成できる空間光変調器と、
結像される再生光における前記非画素部に相当する像の幅以下の幅を有する単位検出部を備える前記2次元検出器と、
記録時には、前記情報光と参照光とを光情報記録媒体に入射させ、再生時には、前記参照光を光情報記録媒体に入射させ、この光情報記録媒体から得られる再生光を2次元検出器に結像する光学系と、
を具備することを特徴とする光情報記録再生装置。 - 前記光情報記録再生装置は、前記2次元検出器に結像された前記非画素部に相当する像の位置に基づいて、前記2次元検出器に結像された前記再生光の像の位置を補正して認識する信号処理回路を具備することを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
- 前記2次元検出器に結像された前記非画素部に相当する像と前記2次元検出器との位置関係に基づいて、前記空間光変調器の位置を補正する駆動機構を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の光情報記録再生装置。
- 画素を2以上有する複数の画素部と、前記画素部に挟まれた非画素部と、を有する第1の領域を備え、
前記非画素部の幅L2と前記画素の幅L1とは、式(1)の関係を満たし、
前記第1の領域は、光の強度もしくは偏光を変調できることを特徴とする空間光変調器。
L1/4 ≦ L2 < L1 ・・・式(1) - 前記画素の形状は、矩形であることを特徴とする請求項4記載の空間光変調器。
- 数値データを、状態2の単位領域に比して状態1の単位領域の数が少なく状態1の単位領域が互いに隣接しないシンボルからなる画像データに符号化する工程と、
画素を2以上有する複数の画素部と前記画素部に挟まれ前記画素に比して幅が短い非画素部とを有する第1の領域を備える空間光変調器を用いて、前記状態1の単位領域を、明画素を形成しうる状態に対応させ、前記状態2の単位領域を、暗画素を形成しうる状態に対応させ、前記画素部に前記画像データを表示する工程と、
その後、前記第1の領域を用いて、光から情報光を形成する工程と、
前記情報光および参照光を光情報記録媒体に入射させ、情報を記録する工程と、
を具備することを特徴とする光情報記録方法。 - 画素を2以上有する複数の画素部と前記画素部に挟まれ前記画素に比して幅が短い非画素部とを有する第1の領域を有する空間光変調器において、前記画素を、明画素を形成しうる状態とする工程と、
光を前記空間光変調器に入射させて、前記画素の状態を反映した光を得る工程と、
その後、前記画素の状態を反映した光を光情報記録媒体に入射させ、得られた光を2次元検出器に結像させる工程と、
前記2次元検出器の特定の位置に前記非画素部に相当する像が結像されるように前記空間光変調器と前記2次元検出器との相対位置を補正する工程と、
を具備することを特徴とする光情報再生方法。
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