JP4314363B2 - 自動車用燃料タンクとその製造方法及びその接合金型 - Google Patents

自動車用燃料タンクとその製造方法及びその接合金型 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用燃料タンクを構成する分割して成形したアッパタンクとロアタンクを接合して形成する自動車用燃料タンク、その製造方法及びその接合金型である。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した合成樹脂のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、中空製品を製造していた。
しかし、この方法では、自動車用燃料タンクの場合は、製品全体が大型であるため、パリソンの全体の重量が大きくなり、また、自動車用燃料タンクの強度が必要であり、パリソンの重量が増加して、溶融状のパリソンを成形機の上部から金型に入れるときに下方に垂れるため、上部の肉厚が下部の肉厚よりも薄くなる場合があった。
【0003】
また、強度的にも構造的にも複雑な形状をした自動車用燃料タンクの場合は、パリソンを金型内で膨張させたときに、パリソンの膨張の割合が製品の部位によって異なる場合があり、タンクの肉厚にバラツキが生じ、強度的にもバラツキが生じる場合があった。従って、肉厚管理、品質管理に多大な労力を要していた。
さらに、ブロー成形においては、パリソンを上方から垂らして金型で挟んで成形する為、比較的多くのバリが発生して、材料の無駄が多く、生産性がよくなかった。
また、自動車用燃料タンクの中に燃料ポンプ等の構成部品を取付ける必要があり、ブロー成形では成形時に中空体の中にタンク内に内蔵する構成部品を取付けることが困難な場合が多く、自動車用燃料タンクを上下に分割して射出成形して、構成部品を取付けた後に、上下に分割して成形したものを接合して自動車用燃料タンク品としていたものもあった。
【0004】
このような、射出成形により金型内に合成樹脂を射出して成形する方法においては、例えば図11に示すように、中空製品を作るにはスライド金型80を使用して、中空製品を2分割して別々のキャビティー83、84で成形し、その後2分割して成形した分割体の分割開口部をスライド型82をスライドさせて、図12に示すように、固定型81のキャビティー83内の分割体とスライド型82のキャビティー84内の分割体とを接合し、固着している。この固着は、接合部分の外周に凹部85を設けて、その凹部85に溶融樹脂を射出して、溶融樹脂により分割開口部を溶着している場合がある(特許文献1および2参照。)。
しかし、自動車用燃料タンクの場合は、分割開口部が大きくなり、接合する部分も長くなる。このような場合に、接合する部分に溶融した樹脂を溶融状態のまますばやく均一に流して、分割体の開口部を均一に接合する必要があった。特に、燃料の漏れを完全に防止するため、確実かつ十分な強度を有する接合が必要であった。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−87315号公報(第3−6頁、第6図)
【特許文献2】
特開2001−129851号公報(第3−4頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる状況に鑑みて、分割して成形された自動車用燃料タンクの構成品である2つのアッパタンクとロアタンクの開口周縁部を合体させて、開口周縁部を溶融樹脂で確実にかつ、均一に接合して形成する自動車用燃料タンクの製造方法及びその製造に使用する接合金型に関するものである。
【0010】
上記課題を解決するために請求項2の本発明は、自動車用燃料タンクを構成するアッパタンクとロアタンクをそれぞれ射出成形し、アッパタンクとロアタンクを接合金型にそれぞれ装着し、アッパタンクとロアタンクの開口周縁部を接合金型内で合体し、アッパタンクとロアタンクの開口周縁部が合体して形成された接合凹部に溶融樹脂を注入して一体的に接合して形成する自動車用燃料タンクの製造方法において、
接合金型の樹脂の流入経路は、注入口と、注入口に連続して設けられた第1スプールと、第1スプールから分岐して設けられた複数のランナーと、各ランナーに連続して設けられた第2スプールとを連続して設け、複数のランナーにそれぞれ樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を設け、自動車用燃料タンクの開口周縁部の外周に近接してリング状のリング溝を設け、リング溝と各第2スプールとを連続し、リング溝と開口周縁部の接合凹部とを多数のゲートで連続したものであり、射出成形機から溶融樹脂を接合金型の注入口に射出し、注入口から第1スプールと、複数のランナーと、第2スプールと、リング溝と、複数のゲートとの順に溶融樹脂を流入させ、流量調整弁を調整することにより多数のゲートから接合凹部に流入する溶融樹脂を略同時に流入させたことを特徴とする自動車用燃料タンクの製造方法である。
【0011】
請求項2の本発明では、アッパタンクとロアタンクをそれぞれ別々に射出成形により成形するので、自動車用燃料タンクにおいて射出成形の金型により均一な肉厚で、寸法精度よくアッパタンクとロアタンクを形成することができる。このためアッパタンクとロアタンクの開口周縁部を合体させるときも隙間なく合体させることができ、密封性に優れた強度の高い大型樹脂製品を得ることができる。また、分割して成形するためアッパタンク又はロアタンクへ、燃料タンク内に装着が必要な燃料ポンプ等を容易に組付けることができる製造方法である。
【0012】
アッパタンクとロアタンクの開口周縁部を接合金型内で合体し、アッパタンクとロアタンクの開口周縁部が合体してできた接合凹部に溶融樹脂を注入して一体的に接合して形成する製造方法であるので、接合金型内にアッパタンクとロアタンクをセットすることにより接合凹部を保持し、溶融樹脂を注入して接合することができ、接合作業が容易である。この接合金型は、アッパタンクとロアタンクをそれぞれ1つの金型の別のキャビティで成形してその後金型をスライドさせてアッパタンクとロアタンクを合体させ、両方の開口周縁部を融着するいわゆるスライド金型でもよいし、別々の金型で成形して、そのアッパタンクとロアタンクをさらに別の接合金型にセットして合体させるものでもよい。
【0013】
接合金型の樹脂の流入経路において、注入口と、注入口に連続して第1スプールと、第1スプールから分岐して複数のランナーと、ランナーに連続して第2スプールとをそれぞれ設け、複数のランナーにそれぞれ樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を設けたため、溶融樹脂をリング溝まで流入させる流入経路を複数設けることができ、流量調整弁によりリング溝への溶融樹脂の流入量をリング溝の全周にわたりバランスよくすることができ、また、溶融樹脂のリング溝への流入のタイミングを同期させることができるので、自動車用燃料タンクにおいてもリング溝まで接合凹部の全周にわたり均一に同時に、溶融樹脂を送ることができる。
【0014】
接合金型にセットされたときに自動車用燃料タンクの開口周縁部に形成される開口凹部の外周に近接して接合金型にリング状のリング溝を設け、リング溝と各第2スプールと連続し、リング溝と開口周縁部の接合凹部とを多数のゲートで連続するようにしたため、複数の第2スプールから流れてきた溶融樹脂をリング溝に流入させることができるので、リング溝の各部分に溶融樹脂を均一に同時に送ることができる。さらに、リング溝と接合凹部とを多数のゲートで連続したため、リング溝から多数のゲートを経由して溶融樹脂が素早く略同じタイミングで接合凹部に送ることができる。このため、溶融樹脂を略同じ温度で接合凹部に注入することができ、開口周縁部を均一に確実に融着することができる。
【0015】
このように、射出成形機から溶融樹脂を接合金型の注入口に射出し、注入口から第1スプールと、複数の上記ランナーと、第2スプールと、リング溝と、複数のゲートとの順に溶融樹脂を流入させ、樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を調整することにより複数のゲートから接合凹部に溶融樹脂を略同時に流入させたため、射出成形機から射出された樹脂を接合金型の注入口に注入するのみで、複数のルートを経由して素早く、略同時に接合凹部に注入することができる方法である。
【0016】
上記課題を解決するために請求項3の本発明は、リング溝と接合凹部を連続するゲートは、多点ゲートまたはフィルムゲートであるものである。
請求項3の本発明では、ゲートは、多点ゲートまたはフィルムゲートであるため、リング溝の全周にわたり各部分が略万遍なく均一に樹脂を注入することができ、自動車用燃料タンクを均一な接合をすることができるとともに、接合後に固化したゲート部分の樹脂が小さくあるいは薄いために強度が弱く除去が容易である。
【0017】
上記課題を解決するために請求項4の本発明は、耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂により分割して成形された自動車用燃料タンクを構成するアッパタンクとロアタンクの開口周縁部を合体して形成された接合凹部に、溶融樹脂を注入して一体的に接合して形成する自動車用燃料タンクの成形用の接合金型において、
接合金型は、アッパタンク又はロアタンクの一方を取付ける接合固定型とアッパタンク又はロアタンクの他方を取付ける接合可動型から構成され、接合固定型には、溶融樹脂の流入経路として、射出成形機から溶融樹脂を注入される注入口と、注入口に連続して第1スプールを設け、第1スプールから分岐して複数のランナーと、複数のランナーに連続して第2スプールをそれぞれ設け、複数のランナーにそれぞれ樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を設け、接合固定型と接合可動型の接合面に型閉時に自動車用燃料タンクの開口周縁部に形成される接合凹部の外周に近接してリング状のリング溝を設け、リング溝と各第2スプールと連続し、リング溝と開口周縁部の接合凹部とを多数のゲートで連続した構成を有することを特徴とする自動車用燃料タンクの成形用の接合金型である。
【0018】
請求項4の本発明では、溶融樹脂を第1スプールから分岐して複数のランナーと、複数のランナーに連続して第2スプールをそれぞれ設けてリング溝に溶融樹脂を流入させたため、リング溝の各部分のそれぞれのところから均等に溶融樹脂を注入することができる。
複数のランナーにそれぞれ樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を全て設けたため、流量調整弁の調節によりランナーの長さが異なっても溶融樹脂がリング溝に注入されるときは、略同時に注入されるため、溶融樹脂の温度は略同じであり、開口周縁部の融着が均一にされることができる。
【0019】
接合固定型と接合可動型の接合面に型閉時に自動車用燃料タンクの開口周縁部の外周に近接してリング状のリング溝を設け、リング溝と各第2スプールと連続し、リング溝と開口周縁部の接合凹部とを多数のゲートで連続したため、複数の第2スプールから流れてきた溶融樹脂をリング溝に流入させることができるので、リング溝の各部分まで溶融樹脂を均一に同時に送ることができる。さらに、リング溝と接合凹部とを多数のゲートで連続したため、リング溝から多数のゲートを経由して溶融樹脂がすばやく略同じタイミングで接合凹部に送ることができる。このため、溶融樹脂を略同じ温度で接合凹部に注入することができ、開口周縁部を均一に確実に融着することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態である自動車用燃料タンク1について、図1〜図10に基づき説明する。
図1は、燃料タンク1を斜め上方から見た斜視図である。図2は図1のW−W線に沿った断面図である。
【0021】
燃料タンク1は分割して成形されたアッパタンク10とロアタンク20からなる。燃料タンク1の分割は2個ばかりでなく3個以上に分割することも可能である。アッパタンク10は、アッパタンク本体11と、アッパタンク本体11の先端でその開口の全周に亘り設けられたアッパ開口周縁部12からなる。アッパタンク本体11の上面には、タンク内に取付けられた燃料ポンプ2から延びる燃料輸送用の燃料チューブ5をエンジン側へ輸送する輸送チューブ6に接続するための接続口3が設けられるとともに、燃料の給油時に燃料を注入する燃料パイプを取付けるニップル4が設けられている。
【0022】
アッパ開口周縁部12は図7で示すように、燃料タンク1の壁面を構成してロアタンク20のロア開口周縁部22に当接するアッパ接合端部15と、アッパ接合端部15の外側に断面が略T字状に突出して環状に形成されるアッパフランジ部14と、アッパ接合端部15とアッパフランジ部14との間に環状で断面が略U字状の凹溝状に形成されるアッパ接合凹部13から構成される。
【0023】
ロアタンク20は、ロアタンク本体21と、ロアタンク本体21の先端でその開口の全周に亘り設けられたロア開口周縁部22からなる。ロアタンク本体21には図2に示すように燃料ポンプ2が内面に取付けられている。
ロア開口周縁部22は、アッパ開口周縁部12と同様に、燃料タンク1の壁面を構成してアッパタンク10のアッパ開口周縁部12に当接するロア接合端部25と、ロア接合端部25の外側に断面が略T字状に突出して環状に形成されるロアフランジ部24と、ロア接合端部25とロアフランジ部24との間に環状で断面が略U字状の凹溝状に形成されるロア接合凹部23から構成される。
【0024】
アッパタンク10とロアタンク20が合体してアッパ開口周縁部12とロア開口周縁部22が接合された燃料タンク1はその接合面の外周にアッパ接合凹部13とロア接合凹部23が一体となった接合凹部が形成されて、アッパフランジ部14とロアフランジ部24との間に隙間があり、その隙間から接合凹部に溶融した合成樹脂が注入されて、アッパ開口周縁部12とロア開口周縁部22が溶着されて一体となっている。このため燃料タンク1は、その接続部分が強固に融着されている。
さらに、後述するように、アッパ接合端部15とロア接合端部25には、図8に示すように、それぞれの先端に堰止部を設け、その堰止部が相互に噛合わされて溶融樹脂を注入するときにその溶融樹脂が燃料タンク1内に流入しないようにされている。
【0025】
次に、この燃料タンク1の製造方法について説明する。
まず、燃料タンク1を構成するアッパタンク10とロアタンク20を成形する工程を説明する。燃料タンク1を構成するアッパタンク10とロアタンク20は、図3と図4に示すようにそれぞれ別の金型により成形される。但し、このとき図9と図10に示すようなスライド金型を使用して、1個の金型でキャビティを2個設けてそれぞれのキャビティでアッパタンク10とロアタンク20を成形することができる。
【0026】
図3は、アッパタンク10を成形するアッパタンク成形金型40である。アッパタンク成形金型40は固定型41と可動型42によりキャビティ43を形成しこのキャビティ43に合成樹脂を射出してアッパタンク10を成形する。このとき、燃料タンク1は耐燃料油性の合成樹脂を用いるが、燃料タンク1内面に耐燃料油性の合成樹脂を使用し、外側に強度の高い合成樹脂を使用する2層成形方法を使用してもよい。耐燃料油性合成樹脂としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリアミド等の熱可塑性合成樹脂を使用することができる。
ロアタンク20の成形は、アッパタンク10の成形と同様に、図4に示すロアタンク成形金型50を使用する。ロアタンク成形金型50は固定型51と可動型52によりキャビティ53を形成し、このキャビティ53に合成樹脂を射出してロアタンク20を成形する。ロアタンク20もアッパタンク10と同様に、耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂を使用することができる。
【0027】
次に、アッパタンク10とロアタンク20を一体に溶着する工程と接合金型を説明する。
まず、図5に示すようにアッパタンク10とロアタンク20をそれぞれアッパタンク成形金型40とロアタンク成形金型50から取出し、接合金型30に取付ける。接合金型30は接合固定型31と接合可動型39からなり、接合固定型31のキャビティにロアタンク20を、接合可動型39のキャビティにアッパタンク10を取付ける。
【0028】
なお、燃料タンク1内に燃料ポンプ2等の内臓する構成部品を取付ける場合には、接合金型30に取付ける前に、アッパタンク10あるいはロアタンク20に取付ける。これによって、燃料タンク1内に容易に構成部品を取付けることができる。
接合金型30を閉じた後に、射出成形機(図示せず)から注入口32へ、熱可塑性合成樹脂である溶融樹脂を射出する。このとき射出する溶融樹脂は、燃料タンク1を構成する合成樹脂と溶着することができる合成樹脂を用いるが、燃料タンク1を構成する合成樹脂と同じかあるいは同質の耐燃料油性の合成樹脂が好ましい。
【0029】
注入口32から注入された溶融樹脂は、まず第1スプール33を通り、ランナー34との連続点まで流入する。ここで図6に示すように、第1スプール33から流入した溶融樹脂は放射状に分岐した複数のランナー34に分かれて金型面に平行に流れる。図6は、接合固定型31のランナー34を形成するために、接合固定型31のブロックを割ったランナー割面31bにおけるランナー34の位置を示す模式図である。接合固定型31は、ランナー割面31bにおいて2個のブロックに分かれており、その割面31bのいずれかの面に溝を設けてランナー34としている。
【0030】
ランナー34の途中には溶融樹脂の流量を調整する流量調整弁37がそれぞれ設けられている。この流量調整弁37を調節することによってランナー34の長さが異なっても溶融樹脂の流量と流速を調整することができる。
流量調整弁37は、図9に示すように流路の壁に埋め込まれた流量調整弁37を流路に対して出し入れすることにより流路の断面積を変化させるものである。ここで、図9(a)は、ランナー34に流量調整弁37を設けた部分の平面図であり、図9(c)と図9(d)は、その断面図である。図9(c)はランナー34を全開したときを示し、図9(d)はランナー34を全閉したときを示す。即ち、流量調整弁37の脚部に設けられたネジを回転させることにより流量調整弁37上下させて溶融樹脂の流量と流速を調整する。図9(b)は、ランナー34の断面図である。
また、図10に示すように他の流量調整弁37は、流路の一部を回転可能にして、ランナー34の流路を調整するものである。図10(a)は、ランナー34に対して同一角度でランナー34を全開したものであり、図10(b)は、ランナー34に対して角度を有するように回転させてランナー34をやや絞ったものである。図10(c)は、流量調整弁37部分の断面図である。
それぞれのランナー34を流れた溶融樹脂は、次にそのランナー34の先端と連続する第2スプール35に入り、接合固定型31を垂直に流れる。第2スプール35は、ランナー34の先端から接合固定型31の金型面とは垂直に、キャビティ31cの周囲を取り巻くように設けられている。そして、第2スプール35を流れた溶融樹脂は、リング溝36に流入する。
【0031】
リング溝36は、図7に示すように、アッパタンク10とロアタンク20の接合におけるアッパ接合凹部13とロア接合凹部23が形成する燃料タンク1の外周に設けられた接合凹部に近接して、若干離れたところにその接合凹部に沿うように接合可動型39に設けられている。なお、リング溝36は接合固定型31に設けてもよい。
それぞれの第2スプール35からリング溝36に流入した溶融樹脂は流量調整弁37により流量と流速を制御されて略同時にリング溝36に流入し始めて、それぞれの第2スプール35とリング溝36との連結部からリング溝36を満たすように流入する。このとき、上述の通り、流量調整弁37により流入量も調節されるため、リング溝36の各部分は略同時に溶融樹脂により充填される。
【0032】
図7に示すように、接合金型30が閉じられたときに、アッパ接合凹部13とロア接合凹部23が形成する燃料タンク1の外周に設けられた接合凹部は多数のゲート38によりリング溝36と連続されている。ゲート38はリング溝36に比べてその断面積が小さく、流動抵抗が大きいので、リング溝36が優先的に充填される。例えば、リング溝36において、第2スプール35とリング溝36との連結部とその隣接する連結部の間においてもこのゲート38は多数設けられているので、リング溝36に流入した溶融樹脂は、リング溝36から均一に接合凹部に素早く注入することができる。このため、溶融樹脂が部分的に冷やされることがなく、アッパタンク10とロアタンク20を均一に溶着することができる。
なお、このゲート38は断面が円形または四角形状のゲートでもよく、あるいは断面が薄い板状のフィルムゲートでもよい。断面が円形または四角形状の場合は金型の加工が容易であり、フィルムゲートの場合は、より一層均一に溶融樹脂をリング溝36に注入することができる。
【0033】
このとき、図7に示すように、アッパタンク10のアッパ開口周縁部12のアッパフランジ部14を接合可動型39が保持して、ロアタンク20のロア開口周縁部22のロアフランジ部24を接合固定型31が保持しているため、アッパ接合端部15とロア接合端部25が強く相互に押圧され、後述のように堰止部を形成しているので、アッパ接合凹部13とロア接合凹部23とで形成する接合凹部に溶融樹脂が流入しても、アッパ開口周縁部12とロア開口周縁部22が開くことはなく、溶融樹脂が燃料タンク1内部に流入することがない。
【0034】
なお、このときアッパ接合端部15とロア接合端部25の形状は、溶融樹脂が燃料タンク1内部に流入することを確実に防止するため、図8に示すような堰止部を形成している。
図8は、アッパタンク10のアッパ開口周縁部12のアッパ接合端部15とロアタンク20のロア開口周縁部22のロア接合端部25の堰止部の拡大図である。
図8(a)の態様は、アッパ接合端部15は先端が下方に延びたアッパ堰止部15aを形成し、ロア接合端部25に設けられた凹部のロア堰止部25aを形成し、そのアッパ堰止部15aがロア堰止部25aに嵌め込まれて堰止部を形成し、溶融樹脂の流入を防止しているものである。アッパ堰止部15aが凹部のロア堰止部25aの斜面に沿って摺動してスライドするように嵌合するため、成形寸法のバラツキがあっても充分な嵌合をすることができる
【0035】
図8(b)の態様は、アッパ接合端部15は先端が若干下方に延びたアッパ堰止部15aを形成し、ロア接合端部25の若干開口寄りに設けられた凸状のロア堰止部25aを形成し、アッパ堰止部15aをロア接合端部25の燃料タンク1内部側の端の平面状の部分に当接させるとともに、凸状のロア堰止部25aをアッパ堰止部15aの開口側の面に当接させるものである。この場合は、アッパ堰止部15aの長さを短くすることができるため、接合凹部に溶融樹脂が流入させるときにアッパ堰止部15aにかかる溶融樹脂の射出圧力の面積を減らすことができ、アッパ堰止部15aの変形を防止することができる。また、アッパ堰止部15aとロア堰止部25aの両方の突起により、溶融樹脂の漏れを防止することができる。
【0036】
なお、図8(c)に示す態様のように、アッパ接合端部15とロア接合端部25との間に少量の溶融樹脂を流入させて、アッパ接合端部15とロア接合端部25との間をこの溶融樹脂で溶着することもできる。この溶着により一層アッパ開口周縁部12とロア開口周縁部22の溶着が強固になる。
【0037】
アッパ接合凹部13とロア接合凹部23とで形成する凹部に溶融樹脂が流入してその溶融樹脂が固化した後に、接合金型31の接合固定型31と接合可動型39を開き、燃料タンク1を取り出す。
そして、燃料タンク1の開口周縁部12,22の周囲に付いているリング溝36とゲート38中の部分で形成されたリング状の合成樹脂を取り除く。このときゲート38は、断面が小さいかあるいはフィルム状であるため、このゲート部分で容易に折ることができ、取り除きは容易にすることができる。
燃料タンク1を取り出した後は、接合固定型31のランナー割面31bを開き、第1スプール33、ランナー34と第2スプール35の部分の合成樹脂を取り出す。これによって次の溶融樹脂の注入工程を実施することができる。
なお第1スプール33、ランナー34と第2スプール35の部分を冷却せずにいわゆるホットランナータイプにした場合は、上記の合成樹脂の取り出しは不要である。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、自動車用燃料タンクを2個以上の分割体で形成した後、その分割体の開口周縁部の接合部分における外周部に外側に向かって開口する溶融樹脂を注入する環状の接合凹部を設け、接合凹部に溶融樹脂を流入させて、その接合面は、接合凹部から溶融樹脂が自動車用燃料タンクの内部に流入防止するための堰止部を設けたため、自動車用燃料タンクを容易に得ることができるものである。
さらに、自動車用燃料タンクの製造方法とその金型において、自動車用燃料タンクの開口周縁部を接合して融着する場合に、その接合金型の中に自動車用燃料タンクを取り付けて、その開口周縁部の周囲の接合金型にリング溝を設けてリング溝から合成樹脂を注入することとしたため、製造が容易で融着が確実な自動車用燃料タンクを得ることができる製造方法とその製造方法に使用する金型を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様である燃料タンクの斜視図である。
【図2】本発明の実施の態様である燃料タンクの図1のW−W線に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施の態様である燃料タンクのアッパタンクを成形する金型の断面図である。
【図4】本発明の実施の態様である燃料タンクのロアタンクを成形する金型の断面図である。
【図5】本発明の実施の態様であるアッパタンクとロアタンクを接合する接合金型の断面図である。
【図6】本発明の実施の態様であるアッパタンクとロアタンクを接合する接合金型のランナー割面の平面図である。
【図7】本発明の実施の態様であるアッパタンクとロアタンクを接合する接合金型の開口周縁部の拡大断面図である。
【図8】本発明の実施の態様であるアッパタンクとロアタンクを接合する開口周縁部の接合端部の拡大断面図である。(a)、(b)、(c)は、それぞれ接合端部の各態様を示すものである。
【図9】本発明の実施の態様である流量調整弁の構造を示すものであり、(a)は流量調整弁の平面図であり、(b)はランナー34の断面図、(c)は、流量調整弁の全開時の断面図、(d)は、流量調整弁の全閉時の断面図である。
【図10】本発明の実施の態様である流量調整弁の他の構造を示すものであり、(a)は流量調整弁の全開時の平面図であり、(b)は流量調整弁の半開時の平面図であり、(c)は、流量調整弁の全開時の断面図である。
【図11】従来の中空樹脂製品を成形するスライド金型のスライド前の断面図である。
【図12】従来の中空樹脂製品を成形するスライド金型のスライド後の断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク
10 アッパタンク
12 アッパ開口周縁部
13 アッパ接合凹部
14 アッパフランジ部
15 アッパ接合端部
15a アッパ堰止部
20 ロアタンク
22 ロア開口周縁部
23 ロア接合凹部
24 ロアフランジ部
25 ロア接合端部
25a ロア堰止部
30 接合金型
31 接合固定型
34 ランナー
35 第2スプール
36 リング溝
37 流量調整弁

Claims (3)

  1. 自動車用燃料タンクを構成するアッパタンクとロアタンクをそれぞれ射出成形し、該分割体を接合金型にそれぞれ装着し、上記アッパタンクとロアタンクの上記開口周縁部を上記接合金型内で合体し、上記アッパタンクとロアタンクの開口周縁部が合体して形成された接合凹部に溶融樹脂を注入して一体的に接合して形成する自動車用燃料タンクの製造方法において、
    上記接合金型の樹脂の流入経路は、注入口と、該注入口に連続して設けられた第1スプールと、第1スプールから分岐して設けられた複数のランナーと、各ランナーに連続して設けられた第2スプールとを連続して設け、上記複数のランナーにそれぞれ樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を設け、自動車用燃料タンクの開口周縁部の外周に近接してリング状のリング溝を設け、該リング溝と各上記第2スプールとを連続し、上記リング溝と上記開口周縁部の上記接合凹部とを多数のゲートで連続したものであり、
    射出成形機から溶融樹脂を上記接合金型の注入口に射出し、注入口から第1スプールと、複数の上記ランナーと、上記第2スプールと、上記リング溝と、複数のゲートとの順に溶融樹脂を流入させ、上記流量調整弁を調整することにより多数のゲートから上記接合凹部に流入する溶融樹脂を略同時に流入させたことを特徴とする自動車用燃料タンクの製造方法。
  2. 上記リング溝と上記接合凹部を連続する上記ゲートは、多点ゲートまたはフィルムゲートである請求項2記載の自動車用燃料タンクの製造方法。
  3. 耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂により分割して成形された自動車用燃料タンクを構成するアッパタンクとロアタンクの開口周縁部を合体して形成された接合凹部に、溶融樹脂を注入して一体的に接合して形成する自動車用燃料タンクの成形用の接合金型において、
    該接合金型は、上記アッパタンク又はロアタンクの一方を取付ける接合固定型と上記アッパタンク又はロアタンクの他方を取付ける接合可動型から構成され、上記接合固定型には、上記溶融樹脂の流入経路として、射出成形機から溶融樹脂を注入される注入口と、該注入口に連続して第1スプールを設け、該第1スプールから分岐して複数のランナーと、該複数のランナーに連続して第2スプールをそれぞれ設け、上記複数のランナーにそれぞれ樹脂の流路の断面積を変化させる流量調整弁を設け、
    上記接合固定型と接合可動型の接合面に型閉時に上記自動車用燃料タンクの上記開口周縁部に形成される上記接合凹部の外周に近接してリング状のリング溝を設け、該リング溝と各上記第2スプールと連続し、上記リング溝と上記開口周縁部の上記接合凹部とを多数のゲートで連続した構成を有することを特徴とする自動車用燃料タンクの成形用の接合金型。
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