JP4312576B2 - 止水材 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば、浴室ユニットやシャワー室ユニット等の設備ユニットの壁パネルの連結部の止水に用いられる止水材に関する。
浴室ユニットやシャワー室ユニット等の設備ユニットにおいては、複数の壁パネルによって壁面が構築されるようになっていて、各壁パネルは、床パン等の上に柱材を立設状態にしておき、連結される2枚の壁パネルの端縁部を柱材の上下方向に設けられた嵌合溝内に嵌合させるようにして連結されている。
また、この壁パネルの連結構造においては、壁パネルと壁パネルとの間に止水材を挿入することによって壁パネルと壁パネルとの連結部から壁裏にユニット室側で使用した水が入り込まないようにされる。
従来、上記のような連結構造には、変性シリコーン等の湿式シーリング材や、2枚の壁パネルの端縁部を柱材の上下方向に設けられた嵌合溝内に嵌合させた壁パネルの連結部の、両壁パネルの端縁部間に挿入される介装部と、介装部の短手方向の一端に設けられ連結部近傍で両壁パネルに水密状態に圧接される目地止水部とを備え、介装部が挿入によって厚み方向に弾性変形するとともに、その壁パネルの端縁部との摩擦抵抗によって抜け止めされるようになった乾式止水材が用いられている。
しかし、湿式シーリング材の場合、長期間使用していると、設備ユニットのドアの開け閉めによる振動によって、亀裂が生じたり、連結部から外れてしまう恐れがある。また、上記乾式止水材の場合、長期間使用していると、設備ユニットのドアの開け閉めによる振動によって、連結部から外れてしまう恐れがある。
そこで、図2および図3に示すような壁パネル100、100の連結構造が既に提案されている。
この連結構造は、図2に示すように、介装部210の先端から壁パネル100の端縁部110に設けられた折曲がり部111に沿うように一方に折れ曲がって壁パネル100の端縁部110の後縁に係止される係止部220を有する弾性樹脂材料からなる止水材200を作製し、この止水材200を、目地止水部230が壁パネル100の連結部近傍に係止され、端縁部110の後縁に係止された状態に予め一方の壁パネル100に装着しておく。そして、まず、止水材200が装着されていない他方の壁パネル100の端縁部110を柱材300の嵌合溝310に挿入する。つぎに、図3に示すように、止水材200が装着された壁パネル100の端縁部110を止水材200の目地止水部230が他方の壁パネル100の連結部近傍壁面に密着するまで嵌合溝310内に圧入するようになっている。
特開平11−190084号公報
しかし、先に提案された上記連結構造の場合、係止部220が設けられているので、振動等によって止水材200が外れてしまうという問題は解決できるのであるが、止水材200が弾性樹脂材料から形成されているので、止水材200を装着した端縁部110を嵌合溝310に圧入する際に摩擦抵抗が大きく作業性が非常に悪い。しかも、摩擦抵抗によって止水材200がずれ動く恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑みて、壁パネルの連結が容易で、しかも、安定した止水状態を確保することができる止水材を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る止水材は、2枚の壁パネルの端縁部を柱材の上下方向に設けられた嵌合溝内に嵌合させてなる壁パネルの連結部の、両壁パネルの端縁部間に介装される板状の介装部と、介装部の短手方向の一端に設けられ連結部近傍で両壁パネルに水密状態に圧接される目地止水部と、前記介装部の両側面から張り出すように設けられ、介装部を前記端縁部間に挿入時に端縁部から加わる圧力によって弾性変形しつつ介装部とともに、端縁部間に挿入され、前記目地止水部が両壁パネルに水密に圧接された状態になった時に弾性復元して、両壁パネルの端縁部後縁に係止される弾性係止部と、前記目地止水部と弾性係止部との中間で、前記介装部の両側面から張り出すように設けられ、介装部を端縁部間に挿入時に端縁部から加わる圧力によって弾性変形しつつ介装部とともに、端縁部間に挿入され、両壁パネルの両端縁部の中間位置に水密に密着するようになっている中間止水部とを備え、前記目地止水部、弾性係止部および中間止水部が粘着性を有する同一のアクリル系樹脂で形成されていることを特徴としている。
本発明においては、水によって除去可能な潤滑剤によって表面が覆われていることがより好ましい。
本発明において、粘着性を有する樹脂としてはアクリル系樹脂である。
また、水によって除去可能な潤滑剤としては、特に限定されないが、金属石ケンの粉、シリコーンパウダー等が挙げられる。
本発明にかかる止水材は、以上のようになっているので、まず、2つの壁パネルの端縁部を柱材の嵌合溝に嵌合させたのち、止水材をその目地止水部が壁パネルの連結部近傍に密着するまで、介装部を2つの壁パネルの端縁部間に圧入すると、弾性係止部が弾性復元して両壁パネルの端縁部後縁に係止される。また、目地止水部と弾性係止部との中間において、中間止水部が介装部の両側面から張り出すように設けられているので、万が一、目地止水部の水密性が損なわれたとしても、この中間止水部が存在していることによって、浴室内等から壁裏への漏水が防止できる。したがって、長期間使用しても、振動等によってはずれたりすることがなく、安定した止水状態を確保することができる。しかも、両壁パネルは、まず、止水材が無い状態で嵌合溝に端縁部が嵌合されるので、大きな力を加えなくても容易に嵌合でき、作業性がよい。
また、目地止水部、弾性係止部および中間止水部が粘着性を有する同一のアクリル系樹脂で形成されているので、装着後、目地止水部が壁パネルの壁面により密着してより確実に水密に密着して止水できる。
さらに、水によって除去可能な潤滑剤によって表面を覆っておけば、弾性係止部をスムーズに連結部の端縁部間に挿入することができるとともに、装着後は、浴室等の水分に曝される目地止水部の潤滑剤は、水気によって流れ落ち、目地止水部が樹脂の粘着性によって壁パネルに粘着する。したがって、より確実に水密に密着して止水できる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる止水材の1つの実施の形態を表している。
図1に示すように、この止水材1は、2枚の壁パネル2、2の端縁部21を柱材3の上下方向(図では横断面しかあらわれていない)に設けられた嵌合溝31内に嵌合させてなる壁パネル2、2の端縁部21から壁裏への漏水を防止するようになっていて、介装部11と、目地止水部12と、弾性係止部13と、中間止水部14とを備えている。
すなわち、介装部11は、ABS樹脂等の樹脂で形成されていて、長手方向が端縁部21の上下方向の長さと略同じ長さで、短手方向が端縁部21の奥行きより長い長方形をした板状をしている。
目地止水部12は、粘着性および弾性を有し、介装部11を構成する樹脂に対して相溶性を備えたアクリル系樹脂等によって介装部11の1方の長辺に沿って一体形成されており、端縁部21近傍の両壁パネル2間に跨がって密着できる幅に形成されている。
弾性係止部13は、介装部11の短手方向の他端部近傍で長手方向の全幅にわたって介装部11の両側面から張り出すように目地止水材1と同じ材料で一体に形成されていて、介装部11を端縁部21間に挿入時に端縁部21から加わる圧力によって弾性変形しつつ介装部11とともに端縁部21間に挿入され、目地止水部12が両壁パネル2に水密状態に圧接されると、弾性復元して、両壁パネル2の端縁部後縁22に係止されるようになっている。
中間止水部14は、目地止水部12と弾性係止部13との中間位置で長手方向の全幅にわたって介装部11の両側面から張り出すように目地止水部12と同じ材料で介装部11に一体に形成されていて、介装部11を端縁部21間に挿入時に端縁部21から加わる圧力によって弾性変形しつつ介装部11とともに、端縁部21間に挿入され、両端縁部21の中間位置に水密に密着するようになっている。
また、この止水材1は、その表面全体が水によって除去可能な潤滑剤によって覆われている。
この止水材1は、以上のように、両壁パネル2の端縁部21を柱材3の嵌合溝31に嵌合させたのち、端縁部21間に介装部11を挿入するようになっているので、壁パネル2の連結の作業性に優れている。
しかも、弾性係止部13を備え、一旦止水材1を装着すると、弾性係止部13が両壁パネル2の端縁部21に係止され、壁パネル2に戸の開け閉め等によって振動が加わったとしても止水材1が外れて止水性が損なわれたりすることがない。
また、その表面全体が水によって除去可能な潤滑剤によって覆われているので、弾性係止部13および中間止水部14の端縁部21間への挿入がスムーズで作業性に優れている。
さらに、潤滑剤が水によって除去可能であるとともに、目地止水材1が粘着性樹脂で形成されているので、装着後、浴室等の水分に曝される目地止水部12の潤滑剤は、水気によって流れ落ち、目地止水材1が直接壁パネル2に密着され、目地止水材1の粘着性によってより確実に水密に密着して止水できる。
また、中間止水部14を備えているので、万一目地止水部12の水密性が損なわれた場合でも、この中間止水部14によって、浴室内等から壁裏への漏水が防止できる。
本発明にかかる止水材は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、弾性係止部13が介装部11の長手方向全幅にわたって設けられていたが、間欠的に設けるようにしても構わない。
本発明にかかる止水材の1つの実施の形態をあらわす断面図である。 公知の壁パネルの連結構造をあらわし、その連結前の状態の断面図である。 図2の連結構造の連結状態の斜視図である。
符号の説明
1 止水材
11 介装部
12 目地止水部
13 弾性係止部
14 中間止水部
2 壁パネル
21 端縁部
22 端縁部後縁
3 柱材
31 嵌合溝

Claims (2)

  1. 2枚の壁パネルの端縁部を柱材の上下方向に設けられた嵌合溝内に嵌合させてなる壁パネルの連結部の、両壁パネルの端縁部間に介装される板状の介装部と、
    介装部の短手方向の一端に設けられ連結部近傍で両壁パネルに水密状態に圧接される目地止水部と、
    前記介装部の両側面から張り出すように設けられ、介装部を前記端縁部間に挿入時に端縁部から加わる圧力によって弾性変形しつつ介装部とともに、端縁部間に挿入され、前記目地止水部が両壁パネルに水密に圧接された状態になった時に弾性復元して、両壁パネルの端縁部後縁に係止される弾性係止部と、
    前記目地止水部と弾性係止部との中間で、前記介装部の両側面から張り出すように設けられ、介装部を端縁部間に挿入時に端縁部から加わる圧力によって弾性変形しつつ介装部とともに、端縁部間に挿入され、両壁パネルの両端縁部の中間位置に水密に密着するようになっている中間止水部とを備え
    前記目地止水部、弾性係止部および中間止水部が粘着性を有する同一のアクリル系樹脂で形成されていることを特徴とする止水材。
  2. 水によって除去可能な潤滑剤によって表面が覆われており、該潤滑剤がシリコーンパウダーである請求項1に記載の止水材。
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