JP4312492B2 - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置およびディスクドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物レンズを保持し、トラッキング方向およびフォーカス方向に駆動されるレンズ支持部材を、複数本の線状の弾性支持部材で固定部材に支持した対物レンズ駆動装置、およびこの対物レンズ駆動装置を備えた光ピックアップ装置とディスクドライブ装置に関する。詳しくは、弾性支持部材の表面に凹凸面を形成して、接着手段で固定される弾性支持部材とレンズ支持部材および固定部材との接着強度を向上させるものである。
【0002】
【従来の技術】
DVD(digital versatile disk)等の記録媒体(以下、光ディスクとも称す)に対して信号の再生あるいは記録を行う光ピックアップ装置は、光スポットを光ディスクのトラック上に合焦点するため、対物レンズを光ディスクの面に対して昇降させるフォーカス駆動機構が備えられる。また、光スポットを光ディスクのトラックに追従させるため、対物レンズを光ディスクの径方向(トラックの法線方向)に移動させるトラッキング駆動機構が備えられる。
【0003】
このように、対物レンズを2次元に駆動する対物レンズ駆動装置は二軸アクチュエータと称される。二軸アクチュエータとしては、対物レンズを保持するレンズホルダ部を、4本のサスペンションワイヤで固定部材に支持する構成のものがある。
【0004】
サスペンションワイヤを用いてレンズホルダ部を支持する構成では、各サスペンションワイヤの一端側にレンズホルダ部が支持され、各サスペンションワイヤの他端側が固定部材に支持される。これにより、レンズホルダ部は、固定部材に対してフォーカス方向およびトラッキング方向に移動自在に支持されることになる。
【0005】
さて、一般的に、サスペンションワイヤとレンズホルダ部との固定、およびサスペンションワイヤと固定部材との固定は、接着剤を用いて行われていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−367199号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
サスペンションワイヤでレンズホルダ部を支持する構成の二軸アクチュエータでは、サスペンションワイヤは、レンズホルダ部に設けたフォーカスコイルおよびトラッキングコイルへの給電手段としても機能する。
【0008】
このため、サスペンションワイヤは、フォーカスコイルと接続した端子と、トラッキングコイルと接続した端子等に半田付けされる。半田との濡れ性を向上させるため、サスペンションワイヤに錫めっきを施してある。
【0009】
しかしながら、一般的な光沢のある錫めっきを施したサスペンションワイヤでは、接着強度が十分に取れず、衝撃等でサスペンションワイヤが抜けてしまうという問題があった。これにより、レンズホルダ部の取付位置がずれてしまい、光ディスクからの信号の再生や光ディスクへの信号の記録が正常に行えなくなる可能性があった。
【0010】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、サスペンションワイヤに対する接着強度を向上させた対物レンズ駆動装置、この対物レンズ駆動装置を備えた光ピックアップ装置およびディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明に係る対物レンズ駆動装置は、対物レンズと、対物レンズを保持するレンズ支持部材と、レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備え、各弾性支持部材は、接着手段によりレンズ支持部材および固定部材に固定され、各弾性支持部材の少なくとも一端側の表面および他端側の表面には、接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせたものである。
【0012】
本発明に係る対物レンズ駆動装置では、対物レンズを保持するレンズ支持部材は、複数本の弾性支持部材のそれぞれ一端側に支持され、駆動手段よってフォーカス方向およびトラッキング方向に移動する。
【0013】
この弾性支持部材のレンズ支持部材を支持する一端側の表面と、固定部材に支持される他端側の表面には微細な凹凸面が形成される。弾性支持部材をレンズ支持部材および固定部材に固定している接着手段は、この凹凸面の凹んだ部分に入り込んで硬化している。
【0014】
これにより、接着手段と弾性支持部材はアンカー効果によって強固に結合し、弾性支持部材とレンズ支持部材および固定部材との接着強度が向上する。したがって耐衝撃性の向上した対物レンズ駆動装置が提供できる。
【0015】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上述したように耐衝撃性を向上させた対物レンズ駆動装置を組み込んだものである。すなわち、対物レンズと、対物レンズを保持するレンズ支持部材と、レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備えた対物レンズ駆動装置を有し、各弾性支持部材は、接着手段によりレンズ支持部材および固定部材に固定され、各弾性支持部材の少なくとも一端側の表面および他端側の表面には、接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせたものである。
【0016】
また、本発明に係るディスクドライブ装置は、この耐衝撃性を向上させた対物レンズ駆動装置を組み込んだ光ピックアップ装置を備えたものである。すなわち、記録媒体に光スポットを照射するための対物レンズと、対物レンズを保持するレンズ支持部材と、レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備えた光ピックアップ装置を有し、各弾性支持部材は、接着手段によりレンズ支持部材および固定部材に固定され、各弾性支持部材の少なくとも一端側の表面および他端側の表面には、接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせたものである。
【0017】
本発明に係る光ピックアップ装置およびディスクドライブ装置では、外部からの衝撃等によってレンズ支持部材の取付位置がずれることはない。したがって、記録媒体に対して信号を確実に記録できるとともに、記録媒体の信号を確実に再生することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置およびディスクドライブ装置の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態の対物レンズ駆動装置の構成例を示す斜視図である。
【0019】
本実施の形態の対物レンズ駆動装置1は、弾性支持部材としてのサスペンションワイヤ2により、レンズ支持部材であるレンズホルダ部3を固定部材4に支持する構成の二軸アクチュエータである。
【0020】
図2はサスペンションワイヤの構成例を示す断面図である。サスペンションワイヤ2は、ベリリウム銅線(Be−Cu)等の導電性および弾性を有する材質で構成される。このサスペンションワイヤ2の表面に、微細な凹凸面2aが形成される例えばめっき層2bを設けることで、サスペンションワイヤ2と、レンズホルダ部3および固定部材4との接着強度を向上させたものである。
【0021】
まず、図1を用いて対物レンズ駆動装置1の全体構成から説明すると、レンズホルダ部3は、対物レンズ5と、この対物レンズ5の取付部およびサスペンションワイヤ2が取り付けられるワイヤ支持部6を備えたホルダ7と、ホルダ7の外周に図示しない光ディスクの面に対して水平に巻かれたフォーカスコイル8と、光ディスクのトラックの接線方向に沿ってホルダ7の前後に設けられた一対のトラッキングコイル9等を備える。
【0022】
レンズホルダ部3は4本のサスペンションワイヤ2で固定部材4に支持される。これら4本のサスペンションワイヤ2に対応して、ホルダ7には、両側部に2箇所ずつ、計4箇所にワイヤ支持部6が設けられる。また、固定部材4には、4本のサスペンションワイヤ2に対応して両側部側に2箇所ずつ、計4箇所にワイヤ支持部10が設けられる。
【0023】
そして、サスペンションワイヤ2の一方の端部側が、接着手段としての接着剤11によりワイヤ支持部6に固定され、他方の端部側が接着剤11によりワイヤ支持部10に固定される。
【0024】
ここで、フォーカス方向に並ぶサスペンションワイヤ2同士の間は、互いが平行となるように張られる。これに対して、トラッキング方向に並ぶサスペンションワイヤ2同士の間は、レンズホルダ部3側の間隔が狭く、固定部材4側の間隔が広いハの字型に張られる。なお、トラッキング方向に並ぶサスペンションワイヤ2同士の間も、互いが平行となるように張られる構成でもよい。
【0025】
ホルダ7の側部には、フォーカスコイル8へ給電する端子12とトラッキングコイル9に給電する端子13が設けられる。4本のサスペンションワイヤ2のうちの2本は、フォーカスコイル8へ制御信号を印加するための給電手段として機能し、残りの2本のサスペンションワイヤ2は、トラッキングコイル9へ制御信号を印加するための給電手段として機能する。このため、ワイヤ支持部6に固定されたサスペンションワイヤ2の一方の端部は、端子12あるいは端子13まで延在しており、サスペンションワイヤ2は対応する端子12あるいは端子13に半田付けされる。
【0026】
固定部材4のレンズホルダ部3を支持する側と反対の背面には基板14が取り付けられる。この基板14上の図示しないパターンと各サスペンションワイヤ2の他方の端部が半田付けにより接続される。これにより、基板14からサスペンションワイヤ2によってフォーカスコイル8およびトラッキングコイル9へ給電が行われる。
【0027】
ヨークベース部15は、図示しない光ディスクのトラックの接線方向に沿って一対のヨーク15aが設けられ、各ヨーク15aに一対のマグネット16が互いに対向して取り付けられる。この対向するマグネット16の間に、各マグネット16とトラッキングコイル9が対向する向きでレンズホルダ部3が配置される。これらヨークベース部15、マグネット16、フォーカスコイル8およびトラッキングコイル9等で駆動手段が構成される。なお、ヨークベース部15には、図示しないレーザ光が通る光路となる開口部が設けられる。
【0028】
上述した構成の対物レンズ駆動装置1は、図示しないが、半導体レーザなどの発光素子、フォトダイオード等の受光素子、ビームスプリッタ等を備えた光ピックアップ装置に組み込まれる。また、光ピックアップ装置は、光ディスクを回転駆動する機構、および光ピックアップ装置を駆動するスライド送り機構等を備えたディスクドライブ装置に組み込まれる。
【0029】
次に、レンズホルダ部3のフォーカス制御およびトラッキング制御について説明する。フォーカスコイル8に再生信号から生成したフォーカス制御信号が印加されると、このコイルに流れる電流と、ヨーク15aと一対のマグネット16とによって形成された磁界による力で、レンズホルダ部3を電流の向きに応じて上昇あるいは下降させる方向の力が生じる。レンズホルダ部3は、4本のサスペンションワイヤ2の一端側に支持されているので、レンズホルダ部3は、昇降する方向の力を受けると、図示しない光ディスクに対して平行な姿勢を保ったまま上下に昇降する。これにより、対物レンズ5が光軸に沿った方向にフォーカス制御され、対物レンズ5からの光スポットが光ディスクのトラック上に合焦点される。
【0030】
また、トラッキングコイル9に再生信号から生成したトラッキング制御信号が印加されると、このコイルに流れる電流と、ヨーク15aと一対のマグネット16とによって形成された磁界による力で、レンズホルダ部3を電流の向きに応じて図示しない光ディスクの内周方向(ここでは左方向とする)、あるいは光ディスクの外周方向(ここでは右方向とする)へ移動させる力が生じる。レンズホルダ部3は、左右へ移動する方向の力を受けると、光ディスクのトラックの法線方向とほぼ平行にスライドする。これにより対物レンズ5が光ディスクの径方向にトラッキング制御され、対物レンズ5からの光スポットが所望のトラックをトレースすることができる。
【0031】
次にワイヤ支持部の詳細について説明する。図3はワイヤ支持部の構成例を示す拡大斜視図で、図3(a)はサスペンションワイヤ2が固定された状態、図3(b)はサスペンションワイヤ2を固定する前の状態を示す。ここで、図3はレンズホルダ部3側のワイヤ支持部6を例に図示しているが、固定部材4側のワイヤ支持部10も同様の構成である。
【0032】
ワイヤ支持部6,10は、図3(b)に示すように、サスペンションワイヤ2の延在方向に沿って開口した溝部17を備える。この溝部17の側壁には、一部を窪ませた段差部17aが設けられる。
【0033】
ワイヤ支持部6,10は、溝部17にサスペンションワイヤ2を入れ、図3(a)に示すように、この溝部17に接着剤11を充填することで、サスペンションワイヤ2が固定される。接着剤11としては、例えば、UV(紫外線硬化型)エポキシ接着剤が用いられる。
【0034】
次に、サスペンションワイヤ2の詳細について説明する。サスペンションワイヤ2は、直径が0.06〜0.1mm程度のベリリウム銅線の表面に、微細な凹凸面2aを形成したものである。この凹凸面2aは、いわゆるアンカー効果が得られるような表面粗さを持たせる。
【0035】
図4はアンカー効果の概念を示す説明図で、この図4はサスペンションワイヤ2と接着剤11の接合箇所を模式的に示す拡大断面図である。図3で説明したように、ワイヤ支持部6,10を構成する溝部17にサスペンションワイヤ2を入れ、この溝部17に接着剤11を充填すると、サスペンションワイヤ2の表面に所定の表面粗さを持つ凹凸面2aが形成されている場合、図4に示すように、接着剤11は凹凸面2aの凹んだ部分に入り込んで硬化する。これにより、サスペンションワイヤ2は接着剤11から抜けにくい状態となる。このような効果をアンカー効果と呼ぶ。図4において矢印はサスペンションワイヤ2の延在方向を示すが、サスペンションワイヤ2の延在方向に沿った力が加わっても、硬化した接着剤11と凹凸面2aのかみ合いで、サスペンションワイヤ2は抜けにくい状態であり、接着強度が向上する。
【0036】
このため、凹凸面2aは、サスペンションワイヤ2の接着剤11と接触する部位である一端側と他端側の表面に少なくとも形成されていればよいが、全面に形成されていてもよい。
【0037】
以下に、サスペンションワイヤ2の実施例について説明する。図5は実施例1としてアンカーめっきを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である。ここで、図5は、サスペンションワイヤ2の表面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した際の顕微鏡写真を模式的に示すもので、図5(a)は、倍率を500倍とした場合の電子顕微鏡写真、図5(b)は、倍率を2000倍とした場合の電子顕微鏡写真である。
【0038】
図5に示す実施例1のサスペンションワイヤ2は、図2に示すめっき層2bを形成するためにベリリウム銅線に錫めっきを施す際、めっき浴中の金属イオン濃度を高くすることで、めっき層2bの表面にアンカー効果が得られるような表面粗さを持つ凹凸面2aが形成されるようにしたものである。このように、表面に積極的に凹凸面2aが形成されるようにしためっきをアンカーめっきと称す。なお、図2においてめっき層2bの厚さや凹凸面2aの表面粗さは模式的に示したものである。
【0039】
表1は、サスペンションワイヤ2をワイヤ支持部6,10から引き抜くのに必要な抜去力の実験結果を示す。
【0040】
【表1】
【0041】
アンカーめっきによるめっき層2bを設けた実施例1のサスペンションワイヤ2では、平均して10N(ニュートン)以上の抜去力が必要であった。この実施例1のサスペンションワイヤ2の凹凸面2aの表面粗さ(中心線平均粗さRa)を測定したところ、Ra=0.323μmであった。
【0042】
図6は従来例として一般的な光沢のある錫めっきを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である。ここで、図6(a)は、倍率を500倍とした場合の電子顕微鏡写真、図6(b)は、倍率を2000倍とした場合の電子顕微鏡写真である。
【0043】
この従来例のサスペンションワイヤでは、表1に示すように、3N前後の抜去力でワイヤ支持部から抜けてしまうことが判る。光沢めっきを施した従来例のサスペンションワイヤの表面粗さを測定したところ、Ra=0.045μmであった。
【0044】
比較例として、ベリリウム銅線に一般的に無光沢めっきと呼ばれる錫めっきを施したサスペンションワイヤを図7に示す。すなわち、図7は比較例として無光沢めっきを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である。ここで、図7(a)は、倍率を500倍とした場合の電子顕微鏡写真、図7(b)は、倍率を2000倍とした場合の電子顕微鏡写真である。この比較例のサスペンションワイヤでは、表1に示すように、ワイヤ支持部から引き抜くためには8N前後の抜去力が必要であった。この比較例のサスペンションワイヤの表面粗さを測定したところ、Ra=0.096μmであった。
【0045】
以上のことから、サスペンションワイヤ2の表面に、表面粗さが少なくとも0.1μm前後の凹凸面2aを形成すれば、接着剤11が凹凸面2aの凹部に入り込んで硬化することでアンカー効果が得られ、十分な接着強度が得られることが判る。
【0046】
次に、サスペンションワイヤ2の他の実施例について説明する。図8は実施例2としてピンホールを形成したサスペンションワイヤ2の顕微鏡写真である。ここで、図8(a)は、倍率を500倍とした場合の電子顕微鏡写真、図8(b)は、倍率を2000倍とした場合の電子顕微鏡写真である。この実施例2のサスペンションワイヤ2は、ベリリウム銅線に光沢のある錫めっきを施す際に、微細なピンホールが多数形成されるようにしたものである。
【0047】
図9は実施例3としてエッチングを行ったサスペンションワイヤ2の顕微鏡写真である。ここで、図9(a)は、倍率を500倍とした場合の電子顕微鏡写真、図9(b)は、倍率を2000倍とした場合の電子顕微鏡写真である。この実施例3のサスペンションワイヤ2は、ベリリウム銅線をエッチング液に浸すことで表面を粗面化したものである。
【0048】
図10は実施例4として条痕を形成したサスペンションワイヤ2の顕微鏡写真である。ここで、図10は、倍率を500倍とした場合の電子顕微鏡写真である。この実施例4のサスペンションワイヤ2は、ベリリウム銅線の表面に、回転ダイスあるいは回転ブレード等の機械加工により、0.1〜2mm間隔のらせん状の溝(条痕)を形成したものである。上述した実施例2〜実施例4のサスペンションワイヤ2では、表1に示すように、ワイヤ支持部から引き抜くためには9N前後の抜去力が必要であった。
【0049】
以上説明したように、サスペンションワイヤ2でレンズホルダ部3を支持する構成の対物レンズ駆動装置1において、サスペンションワイヤ2の表面に、接着剤11が入り込んで硬化することでアンカー効果が得られるような微細な凹凸面2aを形成することで、サスペンションワイヤ2に対する接着強度が向上する。
【0050】
これにより、衝撃等が加わっても、レンズホルダ部3側のワイヤ支持部6や固定部材4側のワイヤ支持部10からサスペンションワイヤ2が抜けることが防止され、耐衝撃性が向上した対物レンズ駆動装置1を提供できる。特に実施例1のサスペンションワイヤ2では、ワイヤ支持部から引き抜くのに10N以上の抜去力が必要であり、この実施例1のサスペンションワイヤ2を備えた対物レンズ駆動装置1では、耐衝撃性が極めて向上する。また、実施例2〜4のサスペンションワイヤ2でも、ワイヤ支持部から引き抜くのに9N前後の抜去力が必要であり、実施例2〜4のサスペンションワイヤ2を備えた対物レンズ駆動装置1でも、従来と比較して耐衝撃性が向上している。
【0051】
さて、上述した実施例2〜4のサスペンションワイヤ2では、9N前後の抜去力が必要であり、実施例1のサスペンションワイヤ2で必要な抜去力(10N前後)と比較例のサスペンションワイヤで必要な抜去力(8N前後)の間に収まっている。
【0052】
上述した実施例1のサスペンションワイヤ2の凹凸面2aの表面粗さはRa=0.323μmであった。これに対して、比較例のサスペンションワイヤの表面粗さはRa=0.096μmであった。
【0053】
したがって、従来例(Ra=0.045μm)と比較すると、サスペンションワイヤ2の凹凸面2aの表面粗さとしては、0.09μm以上の値が得られれば良いことが判る。
【0054】
このような対物レンズ駆動装置1を組み込んだ光ピックアップ装置およびディスクドライブ装置では、外部からの衝撃等によってレンズホルダ部3の取付位置がずれることはない。したがって、光ディスクに対して信号を確実に記録できるとともに、光ディスクの信号を確実に再生することができる。
【0055】
ここで、実施例1のサスペンションワイヤ2のように、凹凸面2aを錫めっきで形成することで、半田との濡れ性も良い。このため、サスペンションワイヤ2を図1に示す端子12,13、および基板14の図示しないパターンに半田付けする際の作業性もよく、かつ確実な半田付けが行われる。したがって、通電不良等の障害が発生することもない。よって、接着強度の向上と半田との濡れ性の向上の両立を図ることができる。
【0056】
なお、図3に示すように、ワイヤ支持部6,10は、溝部17の側壁に段差部17aが設けてあるので、接着剤11が段差部17aに入り込んで硬化することで、サスペンションワイヤ2の延在方向に沿った方向にかかる力に対して抗する構成となる。これにより、サスペンションワイヤ2が接着剤11ごとワイヤ支持部6,10から抜けるということも防止される。
【0057】
接着手段の他の例としては、ホルダ7を成形する際に、ワイヤ支持部6にサスペンションワイヤ2を入れて一体に成形するインサート成形と呼ばれるものでもよい。この場合も、ホルダ7を構成する樹脂がサスペンションワイヤ2の凹凸面2aの凹部に入り込んで硬化することで、アンカー効果が得られ、耐衝撃性が向上する。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、対物レンズと、対物レンズを保持するレンズ支持部材と、レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備え、各弾性支持部材は、接着手段によりレンズ支持部材および固定部材に固定され、各弾性支持部材の少なくとも一端側の表面および他端側の表面には、接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせた対物レンズ駆動装置である。
【0059】
これにより、接着手段と弾性支持部材はアンカー効果によって強固に結合し、弾性支持部材とレンズ支持部材および固定部材との接着強度が向上する。したがって耐衝撃性の向上した対物レンズ駆動装置を提供できる。
【0060】
本発明に係る光ピックアップ装置およびディスクドライブ装置は、上述したように耐衝撃性を向上させた対物レンズ駆動装置を組み込むことで、外部からの衝撃等によってレンズ支持部材の取付位置がずれること等を防ぎ、記録媒体に対して信号を確実に記録できるとともに、記録媒体の信号を確実に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の対物レンズ駆動装置の構成例を示す斜視図である。
【図2】サスペンションワイヤの構成例を示す断面図である。
【図3】ワイヤ支持部の構成例を示す拡大斜視図である。
【図4】アンカー効果の概念を示す説明図である。
【図5】アンカーめっきを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である(実施例1)。
【図6】光沢めっきを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である(従来例)。
【図7】無光沢めっきを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である(比較例)。
【図8】ピンホールを形成したサスペンションワイヤの顕微鏡写真である(実施例2)。
【図9】エッチングを行ったサスペンションワイヤの顕微鏡写真である(実施例3)。
【図10】条痕を形成したサスペンションワイヤの顕微鏡写真である(実施例4)。
【符号の説明】
1・・・対物レンズ駆動装置、2・・・サスペンションワイヤ、2a・・・凹凸面、2b・・・めっき層、3・・・レンズホルダ部、4・・・固定部材、5・・・対物レンズ、6・・・ワイヤ支持部、7・・・ホルダ、8・・・フォーカスコイル、9・・・トラッキングコイル、10・・・ワイヤ支持部、11・・・接着剤、12・・・端子、13・・・端子、14・・・基板、15・・・ヨークベース部、15a・・・ヨーク、16・・・マグネット、17・・・溝部、17a・・・段差部
Claims (6)
- 対物レンズと、
前記対物レンズを保持するレンズ支持部材と、
前記レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、
前記各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、
前記レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備え、
前記各弾性支持部材は、接着手段により前記レンズ支持部材および前記固定部材に固定され、
前記各弾性支持部材の少なくとも前記一端側の表面および前記他端側の表面には、前記接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、
前記凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせた
対物レンズ駆動装置。 - 前記凹凸面は、表面が粗面となるめっき層で構成された
請求項1記載の対物レンズ駆動装置。 - 対物レンズと、
前記対物レンズを保持するレンズ支持部材と、
前記レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、
前記各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、
前記レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備えた対物レンズ駆動装置を有し、
前記各弾性支持部材は、接着手段により前記レンズ支持部材および前記固定部材に固定され、
前記各弾性支持部材の少なくとも前記一端側の表面および前記他端側の表面には、前記接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、
前記凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせた
光ピックアップ装置。 - 前記凹凸面は、表面が粗面となるめっき層で構成された
請求項3記載の光ピックアップ装置。 - 記録媒体に光スポットを照射するための対物レンズと、
前記対物レンズを保持するレンズ支持部材と、
前記レンズ支持部材をそれぞれ一端側に支持する複数本の線状の弾性支持部材と、
前記各弾性支持部材の他端側を支持する固定部材と、
前記レンズ支持部材をトラッキング方向およびフォーカス方向に駆動する駆動手段とを備えた光ピックアップ装置を有し、
前記各弾性支持部材は、接着手段により前記レンズ支持部材および前記固定部材に固定され、
前記各弾性支持部材の少なくとも前記一端側の表面および前記他端側の表面には、前記接着手段が入り込んで硬化する表面粗さを有する凹凸面が形成され、
前記凹凸面は、0.09μm以上の表面粗さを持たせた
ディスクドライブ装置。 - 前記凹凸面は、表面が粗面となるめっき層で構成された
請求項5記載のディスクドライブ装置。
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