JP4311542B2 - びんの異物除去方法とその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、びんの異物除去方法とその装置に関し、詳しくはびんの外面に付着している異物を除去するびんの異物除去方法とその装置に関するものである。
ビールびん、酒びんなどのリターナブルなびん類を函に収容して、所定数単位での取り扱いや、出荷元とユーザとの間の通いに供することが古くから行われている。回収した空きびんは洗浄してから飲料などの内容物を充填し、再度供給する。
このような回収したびんを洗浄し再供給する一連の作業では、段積みされたびん入り函を段ばらしするデパレタイザー、段ばらし後の函を整列搬送しながらびんを抜き出すアンケーサー、アンケーサーによって抜き出されたびんを洗浄する洗びん機、洗浄後のびんに飲料などを充填する充填機、充填後のびんを函に入れるインケーサー、びんを収納した函を段積みするパレタイザーが用いられる。
洗びん機では、例えば、落ちやすい汚れの水洗浄、低温側から高温側に亘る温水洗浄、アルカリ液による汚れやラベルの除去、殺菌、ブラシによる固着物の除去、高圧水によるすすぎ、検査および不合格びんの再洗浄といった工程で洗浄が行われる。
具体例としては、給びん装置と排びん装置との間に、大きな異物を洗い落とす予備洗浄部、苛性液に浸漬して付着異物を膨潤させる約70℃程度にコントロールされた複数の苛性槽、びん内外に約70℃程度の熱水をノズルから噴射して熱水洗浄する熱水洗浄部、温水に浸漬して洗剤を落す温水槽、清水により洗浄するすすぎ部を持った洗びん機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平05−161887号公報
しかし、従来の洗びんは1つの洗びん機において完結するのが一般的で、アンケーサーによって函から抜き出したびんはそのまま洗びん機に搬入している。このため、洗びん機のびん導入部、例えば特許文献1に記載された給びん装置のびん搬送部において、びんに付着している異物による引っ掛かり、滑りといったことによって、びんが転倒したり詰まったりするトラブルがときとして発生する。このようなトラブルは、びんが破損したり傷ついたりして歩留まりが低下する原因になる上、洗びん機にてびんの流れが滞った分だけ、上記のように連続して多数のびんを取り扱うライン全体の作業遅れとなって、生産性に影響してしまう。
また、回収されるびんは函に収容された状態で地面などに直置きされたり、段積み状態で野ざらしになったり、倉庫で長期に放置されたりして、塵埃や葉類、土、砂を始めとする各種の異物が付着している。にもかかわらず、それらがそのまま洗びん機内に持ち込まれるので、洗びん機の洗浄負荷が高まり、洗浄時間や洗浄液の処理量の増大、装置の大型化の原因ともなり、ランニングコストや装置コストが高くついている。併せて、汚泥の除去、洗浄液の中和など無害化して廃棄するときの処理負荷も高く、処理コストも高くついている。
本発明の目的は、びんの吊持ち搬送を利用してびんの異物を簡易に除去してから洗びん機に供給しその洗浄負荷を低減できるびんの異物除去方法とその装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明のびんの異物除去方法は、搬送ラインを、列をなして斜め上向きに吊持ち搬送されるびんの異物除去方法であって、同列のびんの両側のそれぞれに位置し、それぞれの側から対向するびんのほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛を持ったブラシを、前記吊持ち搬送方向に一致する傾斜角未満から傾斜なしの間の角度で用い、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去することを特徴としている。
このような構成では、びんが搬送ラインを列をなして吊持ち搬送されるとき、同列のびんの両側に、それらの側から対向するびんのほぼ中心部まで及ぶブラシを位置させていることにより、吊持ち搬送されていくびんは列数の如何に関係なく自身の列の両側に位置しているブラシの立毛に対し、自身の搬送時の移動により相対移動するので、異物除去のためのブラシの駆動なしに、その外面の両側のほぼ半周ずつを両側のブラシにて摺擦してほぼ全周に付着している異物を簡易に除去することができる。特に、ブラシを、前記吊持ち搬送方向に一致する傾斜角未満から傾斜なしの間の角度で用い、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去することができる。
また、本発明のびんの異物除去方法において、ブラシは、上下に多段にして用いることができる。
本発明のびんの異物除去装置は、函を搬送する函搬送系と、搬送される函内のびんを列ごとに順次吊持って函から斜め上向きに抜き出しながら同期搬送するびん搬送系とを備えたアンケーサーにおけるびんの異物除去装置であって、びん搬送系における同列のびん搬送経路の両側にそれぞれ位置し、それぞれの側から前記搬送経路を搬送されるびんのほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛を持ったブラシを、前記吊持ち搬送方向に一致する傾斜角未満から傾斜なしの間の角度で設け、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去するようにしたことを特徴としている。
このような構成では、アンケーサーでのびん搬送系においてびんを吊持って函から抜き出し次へ搬送するとき、列数に関係なく同列のびんの両側に、それらの側から対向するびんのほぼ中心部まで及ぶブラシが位置し、びん自身の搬送時の移動を利用した互いの相対移動にて、異物除去のためのブラシの駆動なしに、その外面の両側のほぼ半周ずつを両側から自動的に摺擦し、びんのほぼ全周に付着している異物を簡易に除去することができる。特に、ブラシを、前記吊持ち搬送方向に一致する傾斜角未満から傾斜なしの間の角度で設けることで、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去することができる。
ブラシは、上下に多段に設けたものとすることができる。
このような構成では、アンケーサーでのびん搬送系においてびんを吊持って函から抜き出し次へ搬送するとき、列数に関係なく同列のびんの両側に、それらの側から対向するびんのほぼ中心部まで及ぶブラシを位置して、びん自身の搬送時の移動だけによる場合よりもブラシの周回が加わった分だけ速い相対移動を相互間に得て、びんの外面の両側のほぼ半周ずつを両側のブラシにてより強く自動的に摺擦し、ほぼ全周に付着している異物の除去率を周回を加えた割合に応じ高められる。
びん搬送系における隣接列の各搬送経路間には、その隣接列の搬送経路双方を搬送される両側のびんのほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛を持ったブラシを配置して、隣接列の搬送経路双方を搬送されるびんを摺擦するようにした、さらなる構成では、
隣接列のびん間に配置した1つのブラシの立毛が、その両側のびんの対向する側の半周ずつを摺擦して異物を除去することができる。
搬送されるびんの底部に接触する摺擦部材を設けても、びんが搬送されるときの移動を利用した、びんと摺擦部材との相対移動による摺擦によりびんの底部外面に付着している異物を除去するようにした、さらなる構成では、
びん自身の搬送時の移動によりその底部に接触するように位置しているブラシと相対移動させて、異物除去のためのブラシの駆動なしに、その底部外面を自動的に摺擦し付着している異物を簡易に除去することができる。
函搬送系が、函ガイドと、この函ガイド上を経る無端の周回経路を持ち函ガイド上の函を押動部材により押動して搬送する押動搬送手段を備え、前記押動部材に前記函ガイド上を摺擦し付着している異物を除去する摺擦部材を設けた、さらなる構成では、
函ガイド上には、搬送している函に付着していたごみや異物、びんから除去されたごみや異物が落下して堆積するのを、押動部材に設けられた摺擦部材によりブラシの特別な駆動なしに自動的に摺擦して除去することができる。
函ガイドの終端位置には函ガイド上から摺擦部材によって掻き落とされる異物を受け入れる容器を配置した、さらなる構成では、
函ガイド上から除去され、掻き落されるゴミや異物を容器に自動的に受け入れて、まわりに飛散するのを防止するとともに、適時に一括して取り扱い廃棄などできるようにする。
本発明のびんの異物除去方法の1つの特徴によれば、異物除去のためのブラシの駆動なしに、びんの外面のほぼ全周に付着している異物を簡易に除去することができるし、びんの他の目的の搬送を利用することができ、洗びん機での洗浄負荷を軽減する前処理に好適である。特に、特に、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去することができる。
本発明のびんの異物除去方法とその装置に係る最良の実施の形態につき、幾つかの例とともに図1〜図8を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載を限定するものではない。本実施の形態では既述したビールびんを樹脂製の函から抜き出し洗びん機へ向け搬送するアンケーサーに摺擦部材としてブラシを付帯させて適用した場合の例を示している。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、基本的にはアンケーサー以外のびんの搬送ラインを共用するものでもよいし、場合によっては異物除去に専用の搬送ラインであってもよい。ブラシはびんの外面を摺擦し、そこに付着している異物を除去するもので、場合によってはブラシ以外の払拭具や摩擦具、摺擦具などでもよいし、それを併用するものでもよい。材料も天然素材、人工素材を単独または複合して用いた摩擦材、払拭材などでよく、素材の形態もフィラメント、糸、織物、編物、紐、シート、パッドなど各種のものを採用することができる。材質や摺擦環境によっては、異物の除去とともに、磨き、粗し、削り、貼着物の除去、汚れの除去なども行える。
本実施の形態のびんの異物除去方法は、図1〜図4に示す例、図5、図6に示す例のように、搬送ライン2を、列をなして吊持ち搬送されるびん3の異物除去方法であって、同列のびん3の両側のそれぞれに位置し、それぞれの側から対向するびんのほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛4を持ったブラシ5、6を用い、びん3が搬送されるときの移動を利用した、びん3とブラシ5、6との相対移動による摺擦にて、びん3の外面に付着している異物を除去する。このように、びん3が搬送ライン2を列をなして吊持ち搬送されるとき、同列のびん3の両側に、それらの側から対向するびん3のほぼ中心部まで及ぶブラシ5、6を位置させていることにより、吊持ち搬送されていくびん3は列数の如何に関係なく自身の列の両側に位置しているブラシ5、6の立毛4に対し、自身の搬送時の移動により相対移動するので、異物除去のためのブラシ5、6の駆動なしに、その外面の両側のほぼ半周ずつを両側のブラシ5、6にて摺擦してほぼ全周に付着している異物を簡易に除去することができる。特に、異物除去のためのブラシ5、6の駆動が不要なことから、本実施の形態の搬送ライン2を持ったアンケーサー1のように、びん3が異物除去とな異なる他の目的で搬送されるのを利用することができ、アンケーサー1を利用した異物除去では特に、これに続く洗びん機での洗浄負荷を軽減する前処理となるので好適である。
搬送ライン2はアンケーサー1におけるびん搬送系7をなし、びん3を収容した函8を搬送する函搬送系9と協働する。函搬送系9は図2、図6に示すように、段ばらしされた函8が一列ずつ供給されるのを函ガイド11上に受けて整列搬送し、びん搬送系7によるびん3の抜き出し搬送に供する。函搬送系9は函8の整列搬送のために、函ガイド11上を経る無端の周回経路を持ち函ガイド11上の函8を押動部材12により押動して搬送する押動搬送手段13を備えている。
押動搬送手段13は例えば、図2、図6に示すように、前記周回経路を持つように張設して駆動手段15により周回駆動する無端チエン14に押動部材12を所定間隔で取り付け、各押動部材12は函ガイド11上に供給される函8を所定数ずつ、1つの例としては4つを1つの単位として押動していく。
びん搬送系7は例えば、図2、図6に示すように、函搬送系9によって搬送される函8に収容されているびん3の搬送方向で見た列、つまり搬送列に対応する上方に沿う部分を経る無端の周回経路を持って張設された無端チエン18をびん3の列数分有し、各無端チエン18には搬送される函8内のびん3の搬送方向で見たピッチに対応した吊持ち具17が吊り下げ設けられている。吊持ち具17は下端にびん3の口部をクランプしたり、それを解除したりするチャック17aを有し、このチャック17aは内蔵するばねの働きでびん3の口部への押し付け、押し付け解除により開閉され、函8内のびん3を吊持ちそのびん3の搬送列に対応した搬送経路2aを搬送できるようにしている。
無端チエン18は前記びん3の搬送列に対応する周回経路において、図2、図6に示すように、搬送される函8内のびん3を把持できる高さを持った水平搬送域18a、把持したびん3を吊持ち徐々に持ち上げて函8から抜き出す斜め上向き搬送域18b、抜き出し後のびん3を水平搬送して図示しない洗びん機へ供給する水平搬送域18cを有し、駆動手段16によって函搬送系9の無端チエン14と同期駆動されることにより、函8内のびん3を函8との干渉なしに抜き出せる。
以上から、びん3はびん搬送系7において複数列をなして吊持ち搬送されるが、それら隣接列のびん3間には、図1、図3、図4に示し、図5に示すように、その隣接列双方におけるびん3のほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛4を持ったブラシ5を配置して、隣接列双方のびん3を摺擦するようにしている。これにより、隣接列のびん3間に配置した1つのブラシ5の立毛4が、その両側のびん3の対向する側の半周ずつを摺擦して異物を除去することができる。これを実現するのにブラシ5は複数本、例えば2本の金属線よりなる心材5aに立毛4を挟み込んで捩ることにより、立毛4が心材5aのまわりにスパイラルに密に並ぶ形態を得たもので、隣接列のびん3間を通る心材5aからその両側のびん3のほぼ中心まで立毛4の毛先が及んでいる。しかし、これに限られることはなく、角型にしたり、隣接列のびん3間を通るベルト部材の両面に両側のびん3に向かってその毛先がびん3のほぼ中心部まで及ぶ立毛4を植毛するなどした他の形態とすることもできる。
しかし、隣接列のびん3間はそこに配置されているブラシ5との摺擦時の通過抵抗によって互いが離れ合う方向、つまり外側に押し退けられるが、これを側方が開放している例えば最外側列の開放側に位置するブラシ6が強く邪魔すると、吊持ち搬送されるびん3に過剰な負荷が働いて乱れ、干渉し合ったり、脱落したりすることがある。
そこで、隣接列のびん3どうしの間に配置するブラシ5の摺擦力よりも、最外側で側方が開放している列の開放側に配置するブラシ6の摺擦力の方を小さくする。これにより、隣接列のびん3外側に押し退けられることをブラシ6が邪魔しようとしても、そのときの摺擦力の方がブラシ5のそれよりも小さいことによって適度に抑えられ、吊持ち搬送されるびん3に過剰な負荷が働いて乱れ、干渉し合ったり、脱落したりするのを防止することができる。これを図1〜図4に示す例は実現している。具体的には、ブラシ6を立毛4がライン状に植毛されたものとしてびん3に側方から摺擦させて、既述したブラシ5に対するよりはびん3に対する摺擦力が小さくなるようにしている。摺擦力の強弱は立毛の材質、太さ、各種腰を強くする癖付けの有無、長さ、密植度合い、総立毛数、といったことの違いや、それらの複合の仕方の違いによって種々に設定できる。
もっとも、びん3の吊持ち構造によっては、びん3の外力による振れを抑制し、または阻止できる場合があるなど、ブラシ6はブラシ5に対して必ずしも摺擦力の小さなものでなくてよく、場合により、ブラシ5、6に同じタイプのものを同じように採用することもできる。
なお、アンケーサー1の搬送系7による搬送ライン2は、上記のように斜め上向き搬送域18bを有して、この範囲で吊持ち搬送するびん3に対して停止している既述のブラシ5、6を働かせて各搬送列のびん3をその両側から摺擦し異物を除去するようにしている。これにより、斜め上向きに吊持ち搬送されていくびん3は列数の如何に関係なく自身の列の両側に位置しているブラシ5、5の組やブラシ5、6の組の立毛4に対し、自身の搬送時のブラシ5、6の長手方向への移動成分による相対移動にて、異物除去のためのブラシ5、6の駆動なしに、その外面の両側のほぼ半周ずつを両側から摺擦されるので、そのほぼ全周に付着している異物を簡易に除去される。特に、びん3の搬送時の鉛直方向への移動成分による相対移動にて、びん3の高さ範囲の一部にしか位置していない図1〜4に示す例のようなブラシ5などによってその全長を摺擦し付着している異物を除去することができる。
ここで、ブラシ6は図1〜図3に示すように、上下に多段に設けることによって、通過するびん3に対する摺擦不足を補い異物の除去効果が低下しないようにしているが、びん3の上記した斜め上向きの搬送によって、多段のブラシ6が摺擦するタイミングを時間的にずらせることで、びん3に働く摺擦力が過剰になるのを効果的に抑えられるようにしている。また、図示する例では、多段のブラシ6の水平方向での長さや位置を変えることによって、びん3の水平方向の移動成分にても多段のブラシ6がびん3に集中して働くのを回避している。ブラシ6は図1〜図4に示す例のようにほぼ水平な配置としてあるが、斜め配置にすることもできる。この場合、斜め上向き搬送域18bの傾きに一致するほど同じ長さのブラシ6に対するびん3の通過距離は長くなるが、びん3の高さ方向に対する働き域が小さくなり、斜め上向き搬送域18bから外れるほどびん3の通過距離は短くなるが、びん3の高さ方向に対する働き域が大きくなる。もっとも、ブラシ6は縦向きの配置とされてもよい。
さらに、図1〜図4に示す例では、搬送されるびん3の底部に接触する摺擦部材21をも用い、少なくともびん3が搬送されるときの移動を利用した、びん3と摺擦部材21との摺擦によりびん3の底部に付着している異物をも除去するようにしている。これにより、吊持ち搬送されていくびん3の底部がそれに接触するように位置している摺擦部材21に対し、少なくとも自身の搬送時の移動により相対移動するので、異物除去のための特別な駆動力なしに、その底部外面を摺擦部材21にて摺擦し付着している異物を簡易に除去することができる。摺擦部材21は立毛4を直列に密植したブラシとしてあるが、これに限られることはない。
また、図2に示すように、函搬送系9における前記押動部材12に前記函ガイド11上を摺擦し付着している異物を除去する摺擦部材22を設けてある。函ガイド上11には、搬送している函8に付着していたごみや異物、びん3から除去されたごみや異物が落下して堆積するが、押動部材12に設けた摺擦部材22によりその特別な駆動なしに自動的に摺擦して除去することができる。ここでも、摺擦部材22は立毛4を直列に密植したブラシとしてあるが、これに限られることはない。なお、摺擦部材22は下向きの回転習性を持つように設ける。それには、回転できる押動部材12に取り付けて下向きに付勢するか、押動部材12に回転できるように支持して自重や錘などにて下向きに付勢するかすればよく、これによって、摺擦部材22はどの周回位置にても下向きとなり、函ガイド11上ではその上面を摺擦する位置に必ずあることを保証できるし、図2に示す容器23の開口と対向したとき下向きであることによってそれに不着している異物などを強制的に容器23側に掻き落としたり、梳き落したりしやすくなり、集塵効果が高まり、塵埃の撒き散らしを抑えられる。
さらに、図2に示すように、函ガイド11の終端位置には函ガイド11上から摺擦部材22によって掻き落とされる異物を受け入れる容器23を配置してある。これにより、函ガイド11上から除去され、掻き落されるゴミや異物を容器23に自動的の受け入れて、まわりに飛散するのを防止するとともに、適時に一括して取り扱い廃棄などできるようにする。
なお、図3、図4に示すようなノズル24やシャワー管などからの水または空気の噴射による異物の除去を併せ行うこともできる。これにより、ブラシ5、6や摺擦部材21の摺擦に、噴射水による洗い流し、または噴射空気による吹き飛ばしの作用が加わって、異物の除去効果を高められるし、特に、噴射水の併用では汚れの除去効果も得られる。
また、アンケーサー1では図1〜図4に示すように、びん3の大中小のサイズの違いに対応するよう、びん搬送系7の高さを図3、図4に示すような固定フレーム32上で、シリンダ31にて調節する昇降フレーム132を有していて、この昇降フレーム132またはこれに付帯させた補助フレーム33を利用してブラシ5、6や摺擦部材21を設けてあり、びん3の、大中小のサイズの違いにかかわらず搬送するびん3に過不足なく働かせることができる。具体的には、一方の固定フレーム32がなす辺33aと昇降フレーム32の反対側の辺32bとの間にブラシ5の心材5aを、左右の位置を調節する位置調節具35を介して張設し、びん3が持ち上げられていく下流側で昇降フレーム132の昇降の追従するようにしている。補助フレーム33の一方側の辺32aと他方側の辺32bとの左右間に架けた左右の補助フレーム33a、33bにブラシ6の支持フレーム34を、左右に位置調節する位置調節具36を介し支持し、その全体が昇降フレーム132の昇降に追従できるようにしている。しかし、このような支持構造は種々に変更することができる。
図5、図6に示す例では、特に、隣接列のびん3間に配置するブラシ5を上下に複数段、具体的には3段設けている。これにより、びん3が斜め上向きに搬送されるときの、ブラシ5によるびん3に対する摺擦域を、図1〜図4に示す例の場合に比し、水平方向および鉛直方向ともに拡張して、異物の除去効果を高めている。もっとも、ブラシ5の働きが吊持ち搬送されるびん3に対して過剰とならないように、上段のブラシ5ほど長さを短くしている。このように長さが順次短くなる上2段のブラシ5は昇降フレーム32または補助フレーム33の他方の辺33b側に左右の位置調節ができるように取り付けて他方の側に延ばした片持ち支持タイプの支持部材41上で各列分ごとに前後を支持して張設してある。しかし、このような支持構造も種々に変更することができる。
ところで、既述した図1〜図4に示す例、図5、図6に示す例において、ブラシ5、6を無端状として、同列のびん3の両側をそれぞれ経て周回できるように張設し、それぞれの側から対向するびん3のほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛4を持ったものを用い、びん3が搬送されるときの移動と、前記ブラシ5、6の周回駆動による前記両側での移動とを利用した、びん3とブラシ4、5との相対移動による摺擦にて、びん3の外面に付着している異物を除去するようにもできる。
このようにすると、びん3が搬送ライン2を列をなして吊持ち搬送されるとき、同列のびん3の両側に、それらの側から対向するびん3のほぼ中心部まで及ぶブラシ5、6を位置させていることにより、吊持ち搬送されていくびん3は列数の如何に関係なく自身の列の両側に位置しているブラシ5、6の立毛4に対し、搬送時の移動だけによる場合よりもブラシ5、6の周回が加わった分だけ速く相対移動するので、びん3の外面の両側のほぼ半周ずつを両側のブラシ5、6にてより強く摺擦することができ、ほぼ全周に付着している異物の除去率を周回を加えた割合に応じ高められる。
このようなブラシ5の無端状態での周回は垂直平面上で行えば、びん搬送系7との干渉を難なく避けられる周回経路が得られるし、ブラシ6は垂直平面上でも、水辺面上でも、それらの間で傾斜する平面上でも、他と干渉しない周回経路が得られる。もっとも、びん3の搬送速度より高い周期での振動的な前後移動またはおよび上下移動をブラシ5、6に与えて異物の除去効果を高めることもできる。この場合、移動速度がびん3の搬送速度よりも速いほどびん3の慣性による停止特性を発揮させられるので、びん3の動きに影響しにくい。
図7、図8に示す例では、アンケーサー1において、搬送ライン2を、列をなして斜め上向きに吊持ち搬送されるびん3に対し、同列のびん3にその片側から摩擦部材51を接触させて双方間の相対移動によりびん3を摩擦回転させるのに併せ、同列のびん3の少なくとも片側に摺擦部材52、53を接触させて双方間の相対移動によってびん3の外面に付着している異物を除去するようにしている。
このようにすると、びん3が搬送ライン2を、列をなして斜め上向きに吊持ち搬送されるとき、同列のびん3の少なくとも片側に、摺擦部材52、53のいずれかを位置させていることにより、斜め上向きに吊持ち搬送されていくびん3は列数の如何に関係なく自身の列の両側に位置している摺擦部材52、53などに対し、自身の搬送時の摺擦部材52、53の長手方向への移動成分による相対移動にて、異物除去のための摺擦部材52、53の駆動なしに、その外面を摺擦でき、併せ、びん3の前記摩擦回転によってびん3の特別な回転駆動力なしに、具体的にはびん3の搬送力を利用して、その摺擦をびん3の全周に及ぼすことができ、びん3の外面に付着している異物を簡易に除去することができる。この場合も、びん3の搬送時の鉛直方向への移動成分による相対移動にて、びん3の高さ範囲の一部にしか位置していない摺擦部材52、53によってその全長を摺擦し付着している異物を除去することができる。特に、びん3の摩擦回転によって摺擦部材52、53の摺擦はびん3の全周に及ぶので、びん3のほぼ中心まで毛先がおよぶ立毛を持ったブラシが不要となり、びん3の周方向の一部に接触するだけのものでよくブラシ以外の払拭体や摺擦体などでもよい。もっとも、それにはびん3の径に合わせた摺擦位置を満足する必要がある。しかし、ブラシタイプのものとするとそのような条件が緩和され、図7に示すようにびん3の胴径と口部径との違いをカバーできる程度の長さの立毛52を持ったもので十分となる。
また、図示する例では、4列のびん3は、それぞれの列の両側に摺擦部材52、53が位置して異物の除去効果を高めているが、びん3の前記摩擦回転によって、摺擦部材52、53のいずれかを片側だけから働かせても、上記のようにびん3の全周を摺擦して異物を除去することができるのは勿論である。
摩擦部材51は支持部材41で支持したバックアップ部材61の表面に摩擦材51a、例えばシリコンゴムシートなどを貼り付けてびん3に接触させてあり、びん3への接触位置は異物除去に影響が少なく、スペース的に摩擦部材51を配置しやすい、つまり異物の付着率が少なく、相互間の間隔が大きい首部としてある。なお、外側列の側方への開放側からは押え部材62をびん3の側方から当てがい、びん3に摺擦部材52の押し退け作用による外方への極端な逃げが生じて、異物除去作用が損なわれたり、びん3が乱れて干渉し合ったり、脱落したりしないようにしている。押え部材62は補助フレーム33に取り付けた支持部材63により支持したバックアップ部材64に樹脂などよりなる滑り材62aを貼り付けてびん3に接触させてある。
リターナブルなびんを通い函に収容して流通に供した後、回収して再利用するのに適用するもので、産業上利用できるのは勿論、アンケーサーによるびんの搬送を利用して異物を除去することができ、洗びん機の洗浄負荷を軽減するのに有効である。
本発明の実施の形態に係るアンケーサーに利用したびんの1つの異物除去方法とそれを適用したびんの異物除去装置を示す要部の斜視図。 図1の装置の側面図。 図1の装置の平面図。 図1の装置の横断面図である。 本発明の実施の形態に係るアンケーサーに利用したびんの今1つの異物除去方法とそれを適用したびんの異物除去装置を示す要部の横断面図。 図5の装置の側面図。 本発明の実施の形態に係るアンケーサーに利用したびんのさらに今1つの異物除去方法とそれを適用したびんの異物除去装置を示す要部の横断面図。 図7の装置の側面図。
符号の説明
1 アンケーサー
2 搬送ライン
3 びん
4 立毛
5、6 ブラシ
7 びん搬送系
8 函
9 函搬送系
11 函ガイド
12 押動部材
13 押動搬送手段
15、16 駆動手段
17 吊持ち具
17a チャック
14、18 無端チエン
21、22、52、53 摺擦部材
23 容器
51 摩擦部材

Claims (4)

  1. 搬送ラインを、列をなして斜め上向きに吊持ち搬送されるびんの異物除去方法であって、
    同列のびんの両側のそれぞれに位置し、それぞれの側から対向するびんのほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛を持ったブラシを、前記吊持ち搬送方向に一致する傾斜角未満から傾斜なしの間の角度で用い、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去することを特徴とするびんの異物除去方法。
  2. ブラシは、上下に多段にして用いることを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
  3. 函を搬送する函搬送系と、搬送される函内のびんを列ごとに順次吊持って函から斜め上向きに抜き出しながら同期搬送するびん搬送系とを備えたアンケーサーにおけるびんの異物除去装置であって、
    びん搬送系における同列のびん搬送経路の両側にそれぞれ位置し、それぞれの側から前記搬送経路を搬送されるびんのほぼ中心部まで毛先が及ぶ立毛を持ったブラシを、前記吊持ち搬送方向に一致する傾斜角未満から傾斜なしの間の角度で設け、びんが搬送されるときの斜め上向き移動と、ブラシの前記びんの斜め上向き移動の方向と異なった角度と、を利用した、びんとブラシとの鉛直方向成分を含む相対移動による摺擦にて、びんの高さ範囲の一部に位置するブラシにてびんの全長につき、びんの外面に付着している異物を除去するようにしたことを特徴とするびんの異物除去装置。
  4. ブラシは、上下に多段に設けたことを特徴とする請求項に記載のびんの異物除去装置。
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