JP4310592B2 - 容器底検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器を回転させて十分な検査を行えるようにした容器底検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内容物を充填された容器は、ウォーマやパストライザにて処理された後、一列状に整列された検査工程に導入される。この検査工程において、液中の異物や容器外面の付着物、さらに容器の傷等を容器の底方から検査する容器底検査装置が設置されている。
【0003】
従来の容器底検査装置は、実公昭57−59960号公報に記載されるように、一対のコンベヤ間に形成した空間部間に渡って容器の外周部をスクリューコンベヤで支持搬送し、かつ容器の底部をサイレントチェーンで支持することによって搬送し、各支持部の速度を異ならせて容器を回転させつつ一方のコンベヤから他方のコンベヤに受け渡しするようにし、上記空間部を通過する際に、容器の底部を検査するようにしたものが提案されている。この装置は、容器を回転させることによりサイレントチェーンによる容器底部の死角をなくし、底部全域を検査できるようにし、また、容器が転倒する事なく安定した搬送ができるものであった。その上、液中に異物が発見された場合、その不良容器を上方に容易に引き抜くことができるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の容器底検査装置は容器の外周部の支持搬送装置としてスクリューコンベヤを用いているので、取り扱い容器が変更された場合には、その都度容器の大きさに合わせてスクリューコンベヤを交換しなければならず、その取付の際には調整が煩わしいという問題点があった。さらに、比較的高価なスクリューコンベヤを複数種類揃えなければならず、その上使用しないものを保管しておく場所が必要だった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの事情に鑑み、簡単な構成で部品を交換することなく容易に型替えすることができる容器底検査装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の問題点を解決するために、次のような技術手段を採用した。請求項1記載の発明においては、容器底部の異物等を底方から検査する容器底検査装置において、容器の搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤに平行に、適宜な間隔をもって設けられる搬送チェーンと、前記搬送コンベヤ上の容器搬送路を前記搬送チェーンとにまたがる位置にずらし、検査後再び搬送コンベヤ上に戻すように形成される一対のガイド部材と、容器を回転させながら搬送するように前記搬送チェーンを前記搬送コンベヤと異なる速度で走行させる駆動手段と、前記搬送チェーン及び駆動手段を支持する支持手段と、前記支持手段を前記搬送コンベヤの搬送方向に直交する方向に移動可能な移動手段と、上流側は前記搬送コンベヤのフレームに回動自在に支持され、下流側は前記支持手段の移動に伴って揺動するように当該支持手段に支持された渡り板とを備え、検査する容器の大きさに合わせて移動手段により支持手段を移動するように構成するという技術手段を採用した。このため、本発明に係る容器底検査装置において、容器の形状や径による扱う容器の制限を無くし、検査部分に死角ができない。
【0007】
【実施例】
以下、本発明に係る容器底検査装置の具体的な一実施例について図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1は容器底検査装置の正面図であり、図2はその平面図である。また、図3は図1におけるA−A断面、図4は同じくB−B断面を示し、図5は図2におけるC−C断面を示すものである。これらの図に示すように、搬送コンベヤ1に対して搬送される容器Mの径よりやや狭い間隔を隔て、上面は前記搬送コンベヤ1上面と一致するように搬送チェーン2が設けられている。この搬送チェーン2は左右(容器搬送方向)2つの支持ブラケット3、4のそれぞれ上方及び下方に取り付けられた4つのスプロケット5、6、7、8に掛け渡されており、後述する検査用鏡22への視線の邪魔にならないように設けられている。また、図3に示すように、左側下方のスプロケット6には速度調節可能な駆動モータ9が接続されている。
【0009】
前記各支持ブラケット3、4は共にスライドプレート10上に固定されていて、このスライドプレート10はベースプレート11上に前後方向(容器搬送方向と直交する方向)に移動可能に構成されている。
【0010】
この構成をさらに詳しく説明すると、ベースプレート11の中央部には図4に示すようにねじ部を有する摘み12がベースプレート11に回動自在に取り付けられ、前記ねじ部がスライドプレート10に取り付けられているブロック13に螺合しており、摘み12を回すことによってベースプレート11に対してスライドプレート10が移動するようになっている。このベースプレート11上の摘み12を挟んで左右2個所にはレール14、15が設けられ、このレール14、15上をスライドプレート10の下面に設けたレール受け16、17がスライドするように案内される。また、ベースプレート11に対してスライドプレート10はスペーサ18、19を介して固定ハンドル20、21を締め付けることによって固定され、緩めることによって移動可能となるものである。
【0011】
図4に示すように搬送コンベヤ1と搬送チェーン2との間隙の下方には、容器Mの底を水平方向から目視するための検査用鏡22が設けられている。この検査用鏡22は容器Mの大きさ等に対応できるように傾斜角度を調節できるようになっている。
【0012】
搬送コンベヤ1上には、容器Mの搬送路を形成するガイド部材が設けられている。図5に示すように、搬送される容器Mの外周部両側を上下2個所で案内するチェーン側ガイド30、31がガイドブラケット34に取り付けられ、反対側のガイド32、33がガイドブラケット35に取り付けられている。両側ともに上方のガイド30、32はハンドル36、37を緩めることによってガイドブラケット34、35に対して容器Mの大きさに合わせて高さを調節できるようになっている。
【0013】
さらに、ガイドブラケット34の外側には水平方向に延びるロッド38が設けられており、このロッド38がハンドル42を締め付けることによって搬送コンベヤ1のフレーム部に取り付けられたブラケット40に対して取り付けられている。ハンドル42を緩めることによって容器Mの大きさに合わせてガイド部材の幅を調節することができるようになっている。
【0014】
一方、ガイドブラケット35の外側にはねじ部を有するロッド39が設けられており、このロッド39が搬送コンベヤ1のフレーム部に取り付けられているブラケット41に固定されている。同様にして下流側3個所でガイド30、31、32、33が支持されている。また、図2に示すように、このガイド30、31、32、33は前記検査用鏡22の上方で容器Mを搬送コンベヤ1上から搬送コンベヤ1と搬送チェーン2とに跨った位置にずらし、再び搬送コンベヤ1上に戻すように屈曲されている。
【0015】
搬送コンベヤ1と搬送チェーン2との間隙の上流側には搬送される容器Mが傾倒せず、スムーズに搬送チェーン2に載り移ることができるように、搬送コンベヤ1と上面を一致させるように渡り板45が設けられている。この渡り板45は、上流側は搬送コンベヤ1のフレーム部に回動自在に支持され、下流側は搬送チェーン2の移動に伴って揺動するように、前記支持ブラケット4に取り付けられた支持部材(図示せず)に支持されるように構成されている。なお、搬送コンベヤ1の搬送チェーン2の反対側には検査用の照明装置50が設けられている。
【0016】
以上のような構成の容器底検査装置において、搬送チェーン2は搬送コンベヤ1に対して検査用鏡22上を容器Mが通過する間に90度自転させるように、速度を制御されている。図2の矢印Xの方向から適宜な間隔をもって搬送される容器Mはガイド30、31、32、33によって形成される搬送路に沿って徐々に搬送コンベヤ1上から渡り板45上を通過して搬送コンベヤ1と搬送チェーン2とに跨った位置に案内される。
【0017】
そして、搬送コンベヤ1と搬送チェーン2とは速度が異なっているので、容器Mは自転しながら下流に向けて搬送される。自転することによって搬送コンベヤ1や搬送チェーン2による死角が解消されることになる。そして、検査用鏡22上方で、容器M内の底部に沈澱した異物、容器M外面の付着物、さらには容器Mの傷等がないか目視による検査が行われるものである。もし、異常があれば、その容器Mを容易に上方に抜き取ることができる。そして、検査用鏡22の上方を通過した容器Mはガイド30、31、32、33によって再び搬送コンベヤ1上に戻されることになる。
【0018】
処理する容器Mの種類が変更され、この検査装置を型替えする場合は、固定ハンドル20、21を緩め、容器底部の径に合わせて摘み12を回して搬送コンベヤ1と搬送チェーン2との間隔を調節し、必要に応じてガイド30、31、32、33の位置を各ハンドル36、42、37によって調節する。また、搬送チェーン2の速度を所定範囲内で容器が少なくとも90度自転するように調整する。このように部品を取り替えることなく、容易に型替えすることができるものである。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように容器底検査装置において、容器の形状や径による扱う容器の制限を無くし、底方から検査する際に死角ができず、かつ容易に型替えすることができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例に係る容器底検査装置を示す正面図である。
【図2】 同第一実施例の平面図である。
【図3】 図1におけるA−A矢視図である。
【図4】 図1におけるB−B矢視図である。
【図5】 図2におけるC−C断面図である。
【符号の説明】
1・・・・搬送コンベヤ 2・・・・搬送チェーン
3・・・・支持ブラケット 4・・・・支持ブラケット
9・・・・駆動モータ 10・・・・スライドプレート
11・・・・ベースプレート 22・・・・検査用鏡
30・・・・チェーン側ガイド 31・・・・チェーン側ガイド
32・・・・ガイド 33・・・・ガイド
45・・・・渡り板 50・・・・照明装置
M・・・・容器
Claims (1)
- 容器底部の異物等を底方から検査する容器底検査装置において、容器の搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤに平行に、適宜な間隔をもって設けられる搬送チェーンと、前記搬送コンベヤ上の容器搬送路を前記搬送チェーンとにまたがる位置にずらし、検査後再び搬送コンベヤ上に戻すように形成される一対のガイド部材と、容器を回転させながら搬送するように前記搬送チェーンを前記搬送コンベヤと異なる速度で走行させる駆動手段と、前記搬送チェーン及び駆動手段を支持する支持手段と、前記支持手段を前記搬送コンベヤの搬送方向に直交する方向に移動可能な移動手段と、上流側は前記搬送コンベヤのフレームに回動自在に支持され、下流側は前記支持手段の移動に伴って揺動するように当該支持手段に支持された渡り板とを備え、検査する容器の大きさに合わせて移動手段により支持手段を移動するように構成したことを特徴とする容器底検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32146599A JP4310592B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 容器底検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32146599A JP4310592B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 容器底検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001141663A JP2001141663A (ja) | 2001-05-25 |
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ID=18132878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32146599A Expired - Fee Related JP4310592B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 容器底検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4310592B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4526961B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2010-08-18 | 株式会社日立情報制御ソリューションズ | 容器内の異物検査装置 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32146599A patent/JP4310592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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