JP2004290396A - 飲食容器搬送装置 - Google Patents

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Muraichi Ishino
邑一 石野
Takashi Nakano
隆 中野
Eiji Nakayama
英二 中山
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Abstract

【課題】必要とされる特定領域にのみ部分的な1連の搬送路を形成することができる飲食容器搬送装置を提供すること。
【解決手段】飲食容器などを搬送する1連の無端状の循環搬送路3が配設された飲食容器搬送装置1において、前記無端状の循環搬送路3の内側の所定箇所に並設可能な移動自在の補助搬送装置6と、搬送方向を変更する搬送方向切替装置7とを有し、少なくとも前記無端状の循環搬送路3と前記補助搬送装置6によって1連の循環搬送路を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食容器を循環搬送する飲食容器搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、寿司店などにおいて、無端状のクレセントチェーンが設けられた飲食容器を循環搬送する搬送装置があるが、客数が少ない場合などに、客が滞在する特定領域のみに飲食容器の搬送を行うことができなかった。
【0003】
そこで、特定領域にのみ飲食容器の搬送を実施するために、前記クレセントチェーンを2連配設して、該特定の領域の端部に、内周外周のクレセントチェーンを連結させる連結装置を設けることで、該連結装置間すなわち前記特定の領域において飲食容器を搬送できる飲食容器搬送装置が提供されている。
【0004】
【特許文献】
特開2001−333849号公報(図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記するような飲食容器搬送装置にあっては、特定領域のみに搬送を行う場合、前記クレセントチェーンを2連配設するなど、設備投資費用が膨大に掛かり、また、2連のクレセントチェーンを駆動させねばならないために電気代等が嵩んでいた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、必要とされる特定領域にのみ部分的な1連の搬送路を形成することができる飲食容器搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の飲食容器搬送装置は、飲食容器などを搬送する1連の無端状の循環搬送路が配設された飲食容器搬送装置において、前記無端状の循環搬送路の内側の所定箇所に並設可能な移動自在の補助搬送装置と、搬送方向を変更する搬送方向切替装置とを有し、少なくとも前記無端状の循環搬送路と前記補助搬送装置によって1連の循環搬送路を構成できることを特徴としている。
この特徴によれば、飲食容器搬送装置の一部分を使用したい場合、移動自在な補助搬送装置を無端状の循環搬送路に並設して前記特定領域のみを一連の部分的な搬送路にできるため、設備投資費用を少なくすることができるとともに、電気の消費量をも少なくすることが出来る。
【0008】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記補助搬送装置が、直線状をなし、この補助搬送装置を前記無端状の循環搬送路の直線部分に平行に配置し、部分的な循環搬送路を形成できるようになっていることが好ましい。
このようにすれば、無端状の循環搬送路の直線部分を用いて部分的な循環路が形成できるため、例えばクレセントチェーンコンベアのような高価な装置が不要となる。
【0009】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記補助搬送装置が、直線状をなし、この補助搬送装置を前記無端状の循環搬送路の直線部分に平行に配置し、部分的なL字状の循環搬送路を形成できるようになっていることが好ましい。
このようにすれば、無端状の循環搬送路の直線部分を用いて部分的なL字状の循環路が形成できるため、例えばクレセントチェーンコンベアのような高価な装置が不要となる。
【0010】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記補助搬送装置が、直線状をなし、この補助搬送装置を前記無端状の循環搬送路を斜めに渡すように配置し、部分的な略三角形状の循環搬送路を形成できるようになっていることが好ましい。
このようにすれば、直線状の補助搬送装置1本で無端状の循環搬送路の角部を利用した部分的な循環路が形成できる。
【0011】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記補助搬送装置は、略直線状の基台に、無端状のベルトが掛け渡されたプーリと、該プーリを駆動させるためのモータと、から構成されていることが好ましい。
このようにすれば、補助搬送装置の構造が簡素化かつ軽量化されるため、容易に移動でき、所定の場所に設置できるとともに、メンテナンスをも容易に行うことができる。
【0012】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記基台の両側部には、ベルトに沿って壁部が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、これら両側の壁が搬送容器の落下を防止できる。
【0013】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記壁部は、その端部が移動自在に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、補助搬送装置を2個以上直角に組み合わせて使用する際、適宜両接合部における壁部の形状を変更できる。
【0014】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記基台には脚部が取付けられ、該脚部の高さを調整できる高さ調整装置が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、補助搬送装置のベルトを無端状の循環搬送路と同じ高さに調整することができるために、飲食容器の搬送をスムーズに行うことができる。また、補助搬送装置の設置される場所の高さが一定でなくともその高さに合わせて設置することができる。
【0015】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記脚部には車輪が取付けられていることが好ましい。
このようにすれば、補助搬送装置が自由に移動可能となるため、所定の場所に容易に設置することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、まず図1には本発明の実施例としての飲食容器搬送装置1の平面図が示されており、飲食容器搬送装置1のほぼ周縁部を複数のクレセントチェーン2からなる、無端状の循環搬送路としてのクレセントコンベア3が回動するようになっていて、飲食容器Sの搬送を行うようになっており、飲食容器搬送装置1の周囲には、飲食客が飲食を行うテーブル4と、飲食客が座る椅子5が設けられている。
【0017】
また、前記飲食容器搬送装置1の内側、すなわち周回するクレセントコンベア3の内側には、飲食物の調理作業を行う厨房Wが設けられていて、厨房W内で調理された食品を飲食容器Sに乗せて、飲食容器Sを前記クレセントコンベア3上に載置して客に提供するようになっている。
【0018】
また、前記飲食容器搬送装置1の内側には、クレセントコンベア3の内側に沿うようにして補助搬送装置としての補助コンベア6が設けられており、飲食容器搬送装置1全体を使用して飲食容器Sの搬送を行う場合だけでなく、例えば、飲食客が少ない時間帯などに飲食容器搬送装置1の一部分のみを使用して搬送を行う場合に、この補助コンベア6と後述する搬送方向切替装置7とを用いて飲食容器搬送装置1の一部分のみに搬送を行うようになっている。
【0019】
次いで、補助コンベア6を図2に基づき説明すると、図2には、一部を切開した本発明の補助搬送装置としての補助コンベア6の斜視図が示されており、補助コンベア6は、コンベア部6aと基台6bとから構成されており、コンベア部6aは基台6b上に据え付けられている。
【0020】
コンベア部6aは、コンベアの動力源としてのモータ8と、コンベアベルト9と、コンベアベルト9が掛け渡される駆動プーリ10a、従動プーリ10bと、から主に構成されており、そのうち駆動プーリ10aは、モータ8からの動力が駆動ベルト8aにより伝えられ、従動プーリ10bは駆動プーリ10aからコンベアベルト9により動力が伝えられて従動プーリとして駆動する。
【0021】
モータ8は比較的小型のモータであり、コンベアの走行方向を切替可能なように、正逆転可能なモータが使用されている。
【0022】
コンベアベルト9は、ベルトコンベアにおいて一般的に使用される汎用コンベアベルトである。
【0023】
プーリ10a、10bは軽金属製でその形状は円筒形となっていて、コンベア部6aの両端部に取付けられている。プーリ10a、10bは、その表面は凹凸加工が施されていて、モータ8から得た動力を確実にコンベアベルト9に伝えることができるようになっている。
【0024】
コンベア部6aの下部には、コンベア部6aを支持する基台6bが設けられており、基台6bの下部には4本の脚部11が取付けられている。
【0025】
基台6bは軽金属製で、前記コンベア部6bの側端部を支持するとともに、その下面には、同じく軽金属製の脚部11が溶着されて取付けられている。
【0026】
脚部11は、基台6bに溶着されている上脚部11aと下脚部11bとから構成されていて、上脚部11a内に下脚部11bが収容されるようになっているとともに、下脚部11bは伸縮自在となっている。
【0027】
また、上脚部11a、下脚部11bにはそれぞれ各脚部11の高さを変更できるように均等な間隔で複数の穴部12が設けられていて、各脚部11の高さを決定した後に穴部12にボルト13を差し込むことで、各脚部11の高さをそれぞれ固定できるようになっている。
【0028】
このように、各脚部11の高さ調整を可能とすることで、補助コンベア6とクレセントコンベア3とを同一の高さにできるため、飲食容器Sの搬送をスムーズに行うことができる。
【0029】
各脚部11の下端にはそれぞれキャスタ14が取付けられていて、これにより補助コンベア6を適宜な場所に自在に移動させることができるようになる。また、キャスタ14には、キャスタ14の回動を許容又は規制するストッパ15が設けられているため、補助コンベア6を適宜な場所に移動させた後に容易に補助コンベア6の動作を規制することができる。
【0030】
このようにすることにより、補助コンベア6が、自由に移動可能となるため、補助コンベア6を適宜な場所に設置することができる。
【0031】
また、本実施例では補助コンベア6は基台6bに脚部11が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、脚部11を設けずに、基台6bを直接飲食容器搬送装置1の内側に取付けるようにしてもよく、このようにすれば、クレセントコンベア3とコンベア部6aとの高さ調整をすることなく補助コンベア6を飲食容器搬送装置1に容易に取付けることが出来る。
【0032】
また、本実施例においては、補助コンベア6は、コンベアの搬送スピードを調節することができるような速度調整機能を備えたコンベアとされている。
【0033】
このように、本実施例で用いられている補助コンベア6は比較的簡素な構造とされているため、軽量化を図れるとともに、メンテナンス性も向上する。
【0034】
次いで、前記補助コンベア6の端部において、飲食容器Sの搬送方向を変更する搬送方向切替装置7について図3、図4に基づき説明すると、図3には、搬送方向切替装置7の略平面図が、図4(a)(b)には、図3のA−A断面図が示されており、搬送方向切替装置7は、補助コンベア6とクレセントコンベア3との間を跨ぐように前記飲食容器搬送装置1に取付けられており、その端部には、進路変更部材19が設けられている。
【0035】
この進路変更部材19は、少なくともクレセントコンベア3、補助コンベア6もしくは搬送方向切替装置7上を移動する飲食容器Sを進行方向に摺接案内するようハの字状に配置された一対で板状のガイド部材20a、20bが、クレセントコンベア3、補助コンベア6を横切るように、搬送方向切替装置7の搬送方向片側に配置されている。
【0036】
更に詳しくは、図3、図4(b)に示されるように、搬送方向切替装置7は、クレセントコンベア3、補助コンベア6間に跨って支持されて断面コ字形の保持枠21内に設けられた両内枠22、23の上面に複数のローラ24が回転可能に支持され、これら複数のローラ24はモータ25により駆動される歯車群26を介して駆動されるように構成されている。
【0037】
一対のガイド部材20a、20bを有する進路変更部材19は、ユニット構成となっており、本実施形態では搬送方向切替装置7の搬送方向の左側位置に着脱可能に取付けられている。
【0038】
そして、これらガイド部材20a、20bの一端が、クレセントコンベア3、補助コンベア6を横切る位置と該クレセントコンベア3、補助コンベア6と並行な位置との範囲で水平方向に回動自在に枢支されている。
【0039】
さらにガイド部材20a、20bは、一端が例えば板金で構成された進路変更ユニット枠27の両側に枢軸28a、28bを介して回動自在に枢支され、両ガイド部材20a、20b間には飲食物の載置台を進行方向に摺接案内する案内部29が形成されている。
【0040】
この進路変更ユニット枠27は、ガイド部材20a、20bが枢支される側と反対側の内部には水平なリブ30が設けられ、この水平なリブ30に搬送方向切替装置7の保持枠21の一側端部に立設した2本の保持軸31を挿通し、その上端にネジ32を螺着して着脱可能に取付けられている。
【0041】
この進路変更ユニット枠27は、搬送方向切替装置7の保持枠21の一側端部より立設し、ガイド部材20a、20bの案内部29と反対側側壁より内側に張出した水平リブ30を貫通して上方に突出した2本の保持軸31上端にネジ32を介して着脱可能に取付けられている。
【0042】
前記ガイド部材20a、20bの対面側には案内枠33が着脱可能に取付けられ、この案内枠33は、板金で円弧状に形成された案内部35が形成されたフレーム34で構成され、案内部35と反対側側壁より内側に張出した水平リブ36を貫通して上方に突出した2本の保持軸31上端にネジ32を介して着脱可能に取付けられている。
【0043】
この案内部35により前記搬送方向切替装置7を通行する飲食容器Sがその進行方向の転換を容易に実施しやすいようになっている。
【0044】
また、搬送方向切替装置7は、飲食容器搬送装置1内に設けられている図示しない電源装置に接続されており、これにより搬送方向切替装置7に設けられている前記ローラ24を回動させるモータ25が、前記ガイド部材20a、20bを開放することで、該開放が図示しない開放スイッチにより検出されて自動的に駆動されるようになっている。
【0045】
次に、飲食容器搬送装置1のうち、ある特定領域、本実施例では図1における領域Yにのみ飲食容器の搬送を行いたい場合についての具体的な動作について説明をすると、まず、補助コンベア6を領域Yの内側にクレセントコンベア3と進行方向が反対となるように並行させ、前記ストッパ15によりキャスタ14を固定して、補助コンベア6の位置を固定する。この時に、クレセントコンベア3の高さと補助コンベア6の高さが合わない場合には、補助コンベア6の脚部11の高さを調節してクレセントコンベア3の高さと同一の高さになるようにする。
【0046】
次いで、補助コンベア6の両端部に前記搬送方向切替装置7を前記図3に示すようにクレセントコンベア3と補助コンベア6との間を跨ぐように取付け、前記ガイド部材20a、20bを領域Yを囲むようにして、クレセントコンベア3と補助コンベア6を遮るように開いて固定することで、クレセントコンベア3上に搬送されていた飲食容器Sはガイド部材20a、20bに当接して、前記ローラ24上を経由し、補助コンベア6へ、又は補助コンベア6からクレセントコンベア3へ飲食容器が搬送されるようになっていて、これにより領域Yにのみ飲食容器Sの搬送を行うことができるようになる。
【0047】
このように、クレセントコンベア3の内側に補助コンベア6と搬送方向切替装置7を設けることで、飲食容器搬送装置1の特定の領域に2連搬送を行う場合に、クレセントコンベアを2連に設けるよりも、設備投資費用を低く抑えることができるとともに、動作の際に掛かる電気代を低く抑えることができる。
【0048】
また、飲食容器の搬送を行いたい領域が図5のように広範囲にわたる場合には、前記補助コンベア6を複数台連結して設け、搬送を行うようになっている。この場合でも、搬送を行う領域の端部にそれぞれ搬送方向切替装置7を取付け、領域を区切って搬送を行うことができるようになっている。
【0049】
(実施例2)
前記実施例において使用された補助搬送装置として適用されている前記補助コンベア6の別形態を本実施例において、図6に基づいて説明すると、図6には、補助コンベア106の斜視図が示されており、基台6b’の上部長手方向に合成樹脂製の壁部16が接着剤等により取付けられている。壁部16は、補助コンベア106の端部以外の部分にのみ取付けられているとともに、補助コンベア106端部には壁部16と同質の壁端部16aが設けられている。
【0050】
壁端部16aは、図6に示すように、壁部16と同等の高さで下面にピン16bが設けられている。該ピン16bと、補助コンベア106に設けられている穴部16cとが嵌合することで壁端部16aは補助コンベア106に取付けられ、上方に取り外し可能となっており、これにより、補助コンベア106をその端部同士を直角に接続して設ける場合に、補助コンベア106同士の飲食容器の移動がスムーズに行われるようになる。
【0051】
ここでは補助コンベア同士が直角に接続して設けられる場合の具体的な動作について図7、図8に基づいて説明すると、図7には、補助コンベア106、206が直角に設けている部分の一部が省略された平面図が、図8には、補助コンベア106、206が直角に設けている部分の一部が省略された斜視図が示されており、2つの補助コンベア106、206のうち、一方の補助コンベア206の壁端部16a’を上方に取り外し、90度回転させて補助コンベア206の最端部に設けられている穴部16c’に、ピン16bを嵌め込んでコンベアを遮るように壁端部16a’を設ける。このようにすれば、補助コンベア106、206の各端部を直角に接続する際に、飲食容器Sのスムーズな搬送を行うことができる。
【0052】
また、本実施例では壁端部16aを上方に取り外し可能に取付けられているが、例えば、壁端部16aの一端にヒンジを設けて壁端部16aを開放可能な状態とし、補助コンベア106の端部を飲食容器Sが通過可能な程度開放可能な状態とするようにしても、飲食容器Sをスムーズに搬送を行うことができる。
【0053】
(実施例3)
次いで、本実施例では前記クレセントコンベア3の角部のみ搬送を行う際について図9に基づいて説明する。
【0054】
図9には、本実施例3の飲食容器搬送装置1の平面図が示されており、前記飲食容器搬送装置1の内方には、クレセントコンベア3の角部を斜めに渡すように直線状の補助コンベア306が設けられている。補助コンベア306の両端部には、搬送方向切替装置7’が設けられている。
【0055】
搬送方向切替装置7’は、段々に長さの異なる複数のローラ24’と、該ローラ24’が設けられる枠体37と、ガイド部材20’とから構成されており、ガイド部材20’は枠体37の上部に回動自在に取付けられている。搬送方向切替装置7’の進行方向左側の枠体37は一段高く形成されていて、飲食容器Sの落下を防止するようになっている。
【0056】
枠体37と、クレセントコンベア3の内側面とを接するように設け、ガイド部材20’をクレセントコンベア3を遮るように広げて設けることで、クレセントコンベア3上を搬送されている飲食容器Sが搬送方向切替装置7’上に誘導され、ローラ24’上を鋭角に曲がるように移動した後に直線状の補助コンベア306上を搬送し、再び搬送方向切替装置7’のローラ24’上を鋭角に曲がるように通過して、クレセントコンベア3上を搬送されるようになり、このようにすることで、直線状の補助搬送装置1本でクレセントチェーンの角部を利用した部分的な循環路が形成できる。
【0057】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0058】
例えば、前記実施例では、補助コンベア6のコンベアベルト9には、汎用のコンベアベルトが適用されているが本発明はこれに限定されるものではなく、クレセントコンベアやローラコンベアなど他の種類のコンベアを使用しても良いことは言うまでもない。また、コンベアベルト9に使用される素材については合成樹脂製とされているが、例えば金属製のメッシュベルトなど、コンベアベルトとして使用可能な素材であればどのような素材であっても使用することが可能である。
【0059】
また、前記各実施例では無端状の循環搬送路としてクレセントコンベア3を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、クレセントコンベア3に変えて、例えば磁石の吸着を利用した循環搬送路等既存の搬送路を使用することも可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0061】
(a)請求項1項の発明によれば、飲食容器搬送装置の一部分を使用したい場合、移動自在な補助搬送装置を無端状の循環搬送路に並設して前記特定領域のみを一連の部分的な搬送路にできるため、設備投資費用を少なくすることができるとともに、電気の消費量をも少なくすることが出来る。
【0062】
(b)請求項2項の発明によれば、無端状の循環搬送路の直線部分を用いて部分的な循環路が形成できるため、例えばクレセントチェーンコンベアのような高価な装置が不要となる。
【0063】
(c)請求項3項の発明によれば、無端状の循環搬送路の直線部分を用いて部分的なL字状の循環路が形成できるため、例えばクレセントチェーンコンベアのような高価な装置が不要となる。
【0064】
(d)請求項4項の発明によれば、直線状の補助搬送装置1本で無端状の循環搬送路の角部を利用した部分的な循環路が形成できる。
【0065】
(e)請求項5項の発明によれば、補助搬送装置の構造が簡素化かつ軽量化されるため、容易に移動でき、所定の場所に設置できるとともに、メンテナンスをも容易に行うことができる。
【0066】
(f)請求項6項の発明によれば、これら両側の壁が搬送容器の落下を防止できる。
【0067】
(g)請求項7項の発明によれば、補助搬送装置を2個以上直角に組み合わせて使用する際、適宜両接合部における壁部の形状を変更できる。
【0068】
(h)請求項8項の発明によれば、補助搬送装置のベルトを無端状の循環搬送路と同じ高さに調整することができるために、飲食容器の搬送をスムーズに行うことができる。また、補助搬送装置の設置される場所の高さが一定でなくともその高さに合わせて設置することができる。
【0069】
(i)請求項9項の発明によれば、補助搬送装置が自由に移動可能となるため、所定の場所に容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を示す平面図である。
【図2】本発明の補助搬送装置の一部を切開した斜視図である。
【図3】本発明の搬送方向切替装置の一部を省略した平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】本発明の実施例1の変形例を示す平面図である。
【図6】本発明の実施例2における補助搬送装置を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例2における飲食容器搬送装置の一部を省略した平面図である。
【図8】本発明の実施例2における飲食容器搬送装置の一部を省略した斜視図である。
【図9】本発明の実施例3を示す平面図である。
【符号の説明】
1 飲食容器搬送装置
2 クレセントチェーン
3 クレセントコンベア
4 テーブル
5 椅子
6 補助コンベア
6a コンベア部
6b 基台
7、7’ 搬送方向切替装置
8 モータ
8a 駆動ベルト
9 コンベアベルト
10a 駆動プーリ
10b 従動プーリ
11 脚部
11a 上脚部
11b 下脚部
12 穴部
13 ボルト
14 キャスタ
15 ストッパ
16 壁部
16a、16a’ 壁端部
16b ピン
16c、16c’ 穴部
19 進路変更部材
20a、20b ガイド部材
20’ ガイド部材
21 保持枠
22、23 両内枠
24、24’ ローラ
25 モータ
26 歯車群
27 進路変更ユニット枠
28a 枢軸
29 案内部
30 水平リブ
31 保持軸
32 ネジ
33 案内枠
34 フレーム
35 案内部
36 水平リブ
37 枠体
106 補助コンベア
206 補助コンベア
306 補助コンベア
S 飲食容器
W 厨房
Y 領域

Claims (9)

  1. 飲食容器などを搬送する1連の無端状の循環搬送路が配設された飲食容器搬送装置において、前記無端状の循環搬送路の内側の所定箇所に並設可能な移動自在の補助搬送装置と、搬送方向を変更する搬送方向切替装置とを有し、少なくとも前記無端状の循環搬送路と前記補助搬送装置によって1連の循環搬送路を構成できることを特徴とする飲食容器搬送装置。
  2. 前記補助搬送装置が、直線状をなし、この補助搬送装置を前記無端状の循環搬送路の直線部分に平行に配置し、部分的な循環搬送路を形成できるようになっている請求項1に記載の飲食容器搬送装置。
  3. 前記補助搬送装置が、直線状をなし、この補助搬送装置を前記無端状の循環搬送路の直線部分に平行に配置し、部分的なL字状の循環搬送路を形成できるようになっている請求項1に記載の飲食容器搬送装置。
  4. 前記補助搬送装置が、直線状をなし、この補助搬送装置を前記無端状の循環搬送路を斜めに渡すように配置し、部分的な略三角形状の循環搬送路を形成できるようになっている請求項1に記載の飲食容器搬送装置。
  5. 前記補助搬送装置は、略直線状の基台に、無端状のベルトが掛け渡されたプーリと、該プーリを駆動させるためのモータと、から構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
  6. 前記基台の両側部には、ベルトに沿って壁部が設けられている請求項5に記載の飲食容器搬送装置。
  7. 前記壁部は、その端部が移動自在に形成されている請求項6に記載の飲食容器搬送装置。
  8. 前記基台には脚部が取付けられ、該脚部の高さを調整できる高さ調整装置が設けられている請求項5〜7のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
  9. 前記脚部には車輪が取付けられている請求項8に記載の飲食容器搬送装置。
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