JP4308947B2 - 貯水槽とこの貯水槽を用いた貯水装置 - Google Patents

貯水槽とこの貯水槽を用いた貯水装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平常時には保守や水替えが一切不要で通常の上水と変わりなく利用でき、災害発生時には飲料水として一定期間利用できるとともに、人力だけで大きな吐出量を持った消火槽として利用できる貯水槽とこの貯水槽を用いた貯水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の防火槽には、消火専用型、飲料専用型、消火と飲料の兼用型がある。
このうち、飲料専用型の場合には、各家庭で配置するいわゆるポリタンクという20リットル水タンクなど、小容量が一般的である。また、家庭用で、より容量の大きな貯水槽には、特開平9−195328号に記載されているような太いパイプを螺旋状に巻きつけたものがあり、さらに、特開平9−310383号に記載されているような水道管の途中に太いパイプを配置し、平常時でも水道水がそのパイプを通して流れ、非常時には、貯水槽となるようにしたものである。
また、各自治体が震災対策として配置していたり、今後配置しようと計画されているものに、公園や学校の敷地を利用して埋設する大型の公共貯水槽がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記家庭用ポリタンクを飲料水の貯水に利用するには、細菌繁殖を防ぐために3日に1回の周期で新しい水に入れ替える必要があり、この交換作業を平常時に継続して実行することは極めて困難であった。
【0004】
特開平9−195328号に記載されているような太いパイプを螺旋状に巻きつけたものであっても、一定周期で新しい水に入れ替える必要があり、継続して実行することは極めて困難であった。
特開平9−310383号に記載されているような水道管の途中に太いパイプを配置し、平常時でも水道水を流す方式では、一定周期で新しい水への入れ替え作業が不要になるという利点を有するが、災害発生時に貯水を使用し始めると、貯水槽の中で水と空気が置換されながら排水されるので、水道水に含まれている残留塩素濃度が低下して水道水の腐敗が生じる。また、実際に製作可能なものは、空間利用率(貯水量/装置占有空間)が低く、地下に設置できるとしても取水する機能がないから、実際は、地上か屋上など、高度設置の場合だけが可能となる。これらは、落差を利用して排水するので、防火用水としての装置はまだ実現していない。
【0005】
前記大型飲料水兼用型の公共貯水槽は、貯水槽周辺の地域住民5千人から1万人を対象に供給するように配置された大規模の施設である。防火用としての視点で見ると、火災発生現場とその施設の距離が遠い可能性が高い上、操作に専門的な人間を必要とするため、同時多発すると想定される火災において、消火の決め手となる初期段階から速やかに可動することは、困難が予想される。
東京都の防災部会がまとめた東京都都区部で、冬の夕刻に阪神淡路地震規模の地震が発生した場合の被害想定では、800件の火災が発生し、そのうち、150件が初期消火に失敗し、その結果、38万件の家屋が消失する。つまり、1件の初期消火の失敗によって2千件以上の家屋が消失する計算である。給水設備としての観点では、公共貯水槽は、飲料水の供給対象人数が多いため、すべての人が給水を受けるまでに多大な時間が費やされ、受給者も配給者もともに肉体的にも精神的にも負担が増大する。
【0006】
以上のように、大容量一局集中化でリスクを増大することは、地震によって火災や倒壊で到達できないか又は貯水槽そのものの亀裂などによって使用できない場合を考えれば明らかである。人的にも地理的範囲にも大きな影響を受ける。コスト面では、大容量化した結果、貯水槽が大きくなり、地震の衝撃を受け易くなり、その分、耐震強度を強化するために強固な基板や構造が必要となり、装置及び設備の初期コストが上昇する。また、大型貯水槽は、多数のメーカーが製造しているが、これらに共通しているのは、水道水に含まれる沈殿堆積物が貯水槽の水流の弱いところに沈殿堆積するので、定期的に清掃作業を必要とし、維持のためのコストを見逃せない。
【0007】
その他の防火槽又は貯水槽は、消火専用であるが、阪神淡路地震でも明らかになったが、地震の衝撃によって亀裂が入り、多くは、水が抜けてなくなっていたという報告があるように、既存の防火槽は、老朽化したものが多い。
【0008】
このように、災害初期には、有効で手近な消火用水がない可能性が高い。各家庭が消火用水を保有できて、その貯水量を近隣の複数の家庭に消火用水としてまた飲料水として一定期間供給できる規模であれば、ある1件の家屋が倒壊して貯水槽が使用できなくなっても隣からのもらい水が可能となるシステムを組むことができる。
前記東京都の災害予想を再度引用すると、256万件の家屋のうち、倒壊するのは、14万件であるとの予想である。20件に1件の家屋が倒壊するという割合であり、上記の仮定は、多くの場合成り立つと考えられる。
【0009】
本発明は、手近で、しかも近隣組織の機能を有効に発揮できるように、各家庭に設置でき、かつ、平常時の保守を必要としない給水器として、また、災害発生時に飲料水のみならず、消火用水として容易に使用でき、さらに、平常時に戻るときにも復帰作業がほとんど不要で、屋外に配置し又は地下に埋設することのできる小規模の貯水装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
本発明は、給水本管の途中に貯水槽を介在し、この貯水槽は、内部に貯水する軟質管と、この軟質管の外側に案内路からなる隙間をもって包囲し、かつ、加圧空気を注入する加圧孔を有する硬質材料の保護外套と、この保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入して前記軟質管の内部に貯水された水を吐出するための加圧手段とからなり、前記軟質管の一端を前記給水本管の入口側給水系に連結し、前記軟質管の他端を前記給水本管の出口側給水系に連結して貯水槽を給水本管の一部として機能せしめてなることを特徴とする貯水装置である。
【0011】
平常時には、給水本管17から入口側給水系15の可撓管18を経て貯水槽10の入口側に水が送り込まれて、この貯水槽10の内部を通過して出口側から出口側給水系16の可撓管18を経て通常の上水として使用される。
非常時には、給圧系14における切換え弁33、給圧側切換え弁31を開き、切換え弁30、空気逃し弁34を閉じて常設の加圧ポンプ32又は簡易型のポンプにより加圧空気を送る。加圧空気は、風袋12内に充満すると、保護外套49の加圧孔61から案内路75内に入り込み、軟質管48を押しつける。この軟質管48は、軟質であるから、縮む方向に作用して内部の水73を貯水槽10の出口側から排出する。このため、出口側給水系16側のリミット弁25、遮断弁26を経て飲料水などとして使用される。
消防ホースを出口側給水系16の防火用水取り出し口28に連結して加圧ポンプ32又は簡易ポンプから加圧空気を送ることによって、消防ホースから水73が噴射して初期消火などに利用する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1において、10は、貯水槽である。この貯水槽10は、家族の人数や災害発生時の使用目的、例えば、生命維持の最低限とするか、近隣分も含めるか、火災発生時の消火用にも使用するか、何日分とするかなどによりその容量は異なるが、50〜2000リットル程度に設定される。
この貯水槽10は、全体が加圧手段を構成する風袋12で包囲され、さらに、その外側を外殻シェル11で保護して図2に示すように地中に埋設され、又は、図14に示すように地上に設置される。なお、貯水槽10の加圧手段は、図15に示すような風袋12を使用しない場合であってもよい。これら異なる実施例の詳細な構造は、後述する。
【0013】
以下、本発明の一実施例として、加圧手段に風袋12が使用され、貯水槽10を地中に埋設した場合について説明する。
前記貯水槽10の一端側には、給水本管17の途中を切り離して入口側給水系15の各弁が連結され、また、前記貯水槽10の他端側には、出口側給水系16の各弁が連結され、再び給水本管17に連結され、さらに、貯水槽10の下端部には、沈殿物放出弁74が連結される。
【0014】
前記入口側給水系15の各弁は、供給側の可撓管18に連結された遮断弁19、逆止め弁20、緊急遮断弁21、給水側切換え弁24及び前記緊急遮断弁21に並列なバイパスコック23からなり、前記緊急遮断弁21は、感震器22からの信号で開閉制御される。
【0015】
前記出口側給水系16の各弁は、リミット弁25と、給水本管17の可撓管18に連結された遮断弁26と、緊急飲料水取り出し口27と、防火用水取り出し口28とからなる。なお、緊急飲料水取り出し口27と、防火用水取り出し口28は、いずれか一方だけであってもよい。
【0016】
また、14は、前記風袋12の内部に加圧した空気を送るための給圧系で、この給圧系14は、簡易ポンプなどに連結された逆止め式給圧弁29、切換え弁30、給圧側切換え弁31と、人力や電気で可動する加圧ポンプ32に連結された切換え弁33と、風袋12内の空気を逃がすときに使用される空気逃し弁34からなる。
なお、前記給水側切換え弁24と給圧側切換え弁31は、機械的にリンケージされている。
【0017】
図2において、前記貯水槽10は、地中に穿設された孔に敷き板39を敷き、その上に容器36を載せ、この容器36に貯水槽10を収納し、蓋37を被せて砂利40で埋設した状態を示す。前記蓋37の上部には、入口側給水系15と出口側給水系16の各弁が配置されるが、特に、防火用水取り出し口28に臨ませて、各弁の操作のためや放水ホース連結のための貯水桝41が着脱自在に被せられている。また、貯水桝41の側には、手押し消火ポンプ、ホースなどの非常用具入れ42が設けられている。なお、吊りフック38は、据付け、交換、補修などのときに吊りあげるためのものである。
【0018】
本発明による貯水装置は、地震で建物などが崩壊して、貯水桝41を塞いでしまっては、肝心なときに使用できなくなるおそれがある。そこで、図3では、建物などが崩壊しても使用できるようにした例を示している。まず、貯水槽10そのものを保護するために、地中に穿設した孔に貯水槽10を余裕を持って収納するだけの大きさのコンクリート保護壁43を形成し、このコンクリート保護壁43内に貯水槽10を収納した後、その間に緩衝材として砂利40を充填する。また、貯水桝41が塞がれて各弁の操作ができなくなることから保護するために、図3(a)(b)(e)の例では、貯水桝41の上部に、貯水桝41との間に隙間を持ってリジェクタ44を設けておき、建物などが崩れ落ちても貯水桝41を開くことができ、消火活動に支障がないようにしている。このうち、図3(a)は、貯水槽10の長手方向に向けてコンクリート保護壁43にリジェクタ44を差し込み設けた例を示し、図3(b)は、貯水槽10の短手方向に向けてコンクリート保護壁43にリジェクタ44を差し込み設けた例を示し、図3(e)は、貯水槽10の外殻シェル11にリジェクタ44を差し込み設けた例を示している。また、建物などが崩れ落ちることがない場合には、図3(c)のように、マンホール45の下にマンホール45とともに貯水槽10を収納するか、図3(d)のように、マンホール45の下の地中に直接貯水槽10を埋設する。
【0019】
次に、前記貯水槽10の具体的構成例を図4以下の図面に基づき説明する。
図4乃至図7において、貯水槽10を構成する保護外套49は、金属板、プラスチック板、その他の硬質の材料からなる上部函体56と下部函体57を上下に重ね合わせてなるもので、上部函体56には、下向きのW型のくぼみを形成し、このくぼみ部分の外周をフランジ58となし、また、下部函体57には、上向きのW型のくぼみを形成し、このくぼみ部分の外周をフランジ58となし、これら上部函体56と下部函体57を重ね合わせると、くぼみ部分によってW型の案内路75が一端から他端まで平面内に連通して形成される。これらの上部函体56と下部函体57のいずれか一方又は両方に、所定間隔で複数個の加圧孔61が穿設されている。前記フランジ58部分には、多段に重ね合わせたときに連結するための連結孔59が形成されているとともに、補強リブ76が形成されている。
【0020】
前記保護外套49内の案内路75には、この案内路75と略同じ断面積を有する軟質管48が収納されている。この軟質管48は、ゴム製ホース、水漏れ処理を施した布製ホースなどの他、硬質塩化ビニールなどの変形する合成樹脂ホースなどからなる。この軟質管48の内部には、さらに、軟質管48がつぶれて密着することのないように、粗く編んだ細目のホースなどからなる隙間形成部材50が入口側から出口側まで1本又は複数本挿入されている。
【0021】
このようにして形成された保護外套49は、上下に複数段に積み重ねられ、1段目の出口側と2段目の入口側が図4に示すように、傾斜した保護外套49により連結され、以下同様にして、最下段まで連結する。このようにして、最上段の入口から最下段の出口まで1本の案内路75として順次連結され、この案内路75内の軟質管48と隙間形成部材50も同様にすべて一本に連結される。
【0022】
保護外套49を複数段に連結する場合には、図7に示すように、上部函体56と下部函体57に一体に形成された連結孔59、59にダボ60を圧入して固定する。
【0023】
保護外套49を複数段重ね合わせた後、図4に示すように、全体を密閉した風袋12で包み込み、これを枠体46と連結具47からなる外殻シェル11に組み込む。このとき、図5(a)に示すように、保護外套49の下面に接着剤80にて風袋12を気密に接着し、枠体46と保護外套49との間は、枠体46に固着したボルトなどのスペーサ51を保護外套49の下面の位置保持孔81に差し込む。又は、図5(b)に示すように、保護外套49と風袋12との間に、ワッシャ54、Oリング55を介在し、さらにワッシャ54を嵌め込み、スリーブナット53を保護外套49にねじ込んで密着し、このスリーブナット53を貫通して枠体46に固着したにスペーサ51を保護外套49の下面の位置保持孔81に差し込む。
また、保護外套49の入口側と出口側に連結した配管(図示せず)を風袋12から外部へ導出する場合にも、略同様にして気密に連結される。
【0024】
前記風袋12の内部に空気を送るための注入口弁65は、図11に示すように、風袋12を貫通し、2枚のワッシャ68で風袋12をはさみ付け、袋ナット69で締め付ける。注入口弁65の内部には、コイルばね67で付勢された逆止め弁体66が設けられており、入口側から加圧した空気が送り込まれると、コイルばね67に抗して逆止め弁体66が開いて吐出孔82から内部に空気が送り込まれる。この場合、ゴムチューブ70は、省かれる。
又は、逆止め弁体66とコイルばね67を省略して、注入口弁65の下端部に吐出孔82を塞ぐようにゴムチューブ70を嵌め込むことにより、入口側からの空気圧でゴムチューブ70が押し広げられて空気が送り込まれるようにしてもよい。
【0025】
前記風袋12の底部には、保護外套49内の軟質管48の水漏れ発生を検知するための電極71が取り付けられ、リード線72により外部に導出されている。もし、水漏れのため、風袋12の底部に水73が溜ると、電気抵抗が変化して水漏れを知らせる。
【0026】
図8(a)に示すように、軟質管48は、空気が送り込まれていないときには、水圧により点線で示すように、加圧孔61側へ膨出し、加圧空気が送り込まれると実線のように内方に凹みが生じて、軟質管48に局部的な疲労が生じるおそれがある。
そこで、平常時の加圧空気が送り込まれていないときには、軟質管48が膨出しないように、図8(b)に示すように、加圧孔61の内側に網体62を設けたり、図8(c)に示すように、軟質管48の加圧孔61に臨ませた部分に肉厚部64を形成する。また、加圧孔61の回りにも肉厚部63を形成して変形を防止するようにしてもよい。
【0027】
図4乃至図7に示した第1実施例における保護外套49は、下向きのW型くぼみを形成した上部函体56と上向きのW型くぼみを形成した下部函体57を上下に重ね合わせてなるもので、これら上部函体56と下部函体57を重ね合わせると、くぼみ部分によってW型の案内路75が一端から他端まで連通して形成されるもので、言い替えれば、水平方向に屈曲した案内路75を多段に重ねて上の段から順次下の段へ連結したものある。
これに対して、図9及び図10に示した実施例は、水平面では屈曲せず、垂直面だけで屈曲した平らな案内路75となるように円管をつぶしたような構成で、右下がりに傾斜した第1段の保護外套49の端部と左下がりに傾斜した第2段の保護外套49の一端をフランジ58部分で連結し、同様に順次連結してなるもので、この様にして上下方向に屈曲した案内路75とし、これらの中にも軟質管48と隙間形成部材50が収納されてなるものである。また、保護外套49には、前記同様に加圧孔61が穿設され、さらに、図示しないが、全体が風袋12で被覆される。
【0028】
次に本発明による貯水装置の作用を平常時と非常時に分けて説明する。
A.平常時
(1)入口側給水系15では、遮断弁19、緊急遮断弁21、給水側切換え弁24が開き、バイパスコック23が閉じている。また、出口側給水系16では、リミット弁25、遮断弁26が開き、緊急飲料水取り出し口27、防火用水取り出し口28が閉じている。
給圧系14では、切換え弁30、給圧側切換え弁31、切換え弁33が閉じているが、空気逃し弁34は、開いておく。
(2)この状態では、給水本管17から入口側給水系15の可撓管18を経て貯水槽10の入口側に水が送り込まれて、この貯水槽10の内部を通過して出口側から出口側給水系16の可撓管18を経て通常の上水として使用される。
(3)このときの貯水槽10内の水73の流れをさらに詳しく説明すると、入口側給水系15側から供給された水73は、保護外套49で構成された案内路75内の軟質管48に入口側から供給され、軟質管48を保護外套49で規制されている範囲内で十分膨らませた状態で流れる。
(4)軟質管48内の水73は、案内路75を形成しているので、内部で一部分が留まるようなことなく順次出口側給水系16側へ送り出される。
(5)出口側給水系16側で栓(図示せず)が閉じられ、使用が遮断されると、案内路75は、貯水槽10の軟質管48内に水73が満杯の状態で留まり、再び栓が開かれると、貯水槽10内の水73は、出口側から順次供給される。
(6)定期的に、又は、必要に応じて沈殿物放出弁74を開いて貯水槽10の出口付近に溜っている沈殿物を水73とともに放出する。
(7)もし、貯水槽10に水漏れなどが生じて風袋12の底部に水73が溜ると、電極71の抵抗値が低下するので、それを電気信号としてリード線72にて導出して水漏れ発生をランプ、ブザーなどで知らせる。なお、水漏れ発生の検出は、定期的な点検、例えば水道使用量の検針時などに便利なように、外部に又は貯水桝41にテスタジャックを設けるようにしてもよい。
(8)リミット弁25は、平常時の上水使用毎に、軟質管48が膨張収縮を繰り返すと、長期間の使用によって軟質管48の一部が疲労するので、これを避けるために用いられる。このリミット弁25は、設置後に最大流量に合わせた開度に調整する。このためには、まず、リミット弁25を閉止し、複数の蛇口を最大に開き、次にリミット弁25を徐々に開く。それ以上開いても流量が増加しないか、又は逆に減少しはじめたら、開度を縮小して、流量が変わらない範囲で最低の開度に設定する。このリミット弁25の調整は、設置当初に1回実施すれば、以後は最大使用量が変わらない限り再調整は必要ない。
【0029】
B.非常時
(1)地震の発生が感震器22で検出されると、緊急遮断弁21が閉じる。また、緊急遮断弁21が閉じなくても、入口側給水系15側の本管破裂などの非常時が発生したときには、手動により遮断弁19を閉じる。従って、遮断弁26を開いても貯水槽10の水圧が低下して出口側給水系16側へ水73が供給されない。
(2)そこで、給圧系14における切換え弁33、給圧側切換え弁31を開き、切換え弁30、空気逃し弁34を閉じて常設の加圧ポンプ32を駆動する。この加圧ポンプ32は、商用電源により、又はバッテリにより駆動するものであってもよいし、もし、電力の供給がないときには、自力で駆動するものであってもよい。さらに、常設の加圧ポンプ32がないか、故障しているようなときには、切換え弁30、給圧側切換え弁31を開き、切換え弁33、空気逃し弁34を閉じて簡易型のポンプ、例えば、ゴムボート用の足踏み式ポンプを、非常用具入れ42内から取り出して逆止め式給圧弁29に連結して加圧空気を送る。なお、給圧側切換え弁31が開くと、連動している給水側切換え弁24は、閉じて水73が逆流するのを防止する。
(3)出口側給水系16における遮断弁26を開き、加圧ポンプ32を駆動するか又は逆止め式給圧弁29に連結した簡易ポンプを駆動すると、加圧された空気が、注入口弁65の逆止め弁体66をコイルばね67に抗して押し開き、風袋12の内部へ送り出される。
(4)風袋12内に送り込まれた加圧空気は、風袋12内に充満すると、保護外套49の加圧孔61から案内路75内に入り込み、軟質管48を押しつける。この軟質管48は、軟質であるから、縮む方向に作用して内部の水73を貯水槽10の出口側から排出する。このため、出口側給水系16側のリミット弁25、遮断弁26を経て飲料水などとして使用される。
(5)出口側給水系16の緊急飲料水取り出し口27を開けば、緊急用の飲料水として取り出せる。
(6)非常用具入れ42に収納しておいた消防ホースを出口側給水系16の防火用水取り出し口28に連結してこの防火用水取り出し口28を開き、加圧ポンプ32又は逆止め式給圧弁29の簡易ポンプから加圧空気を送ることによって、消防ホースから水73が噴射して初期消火などに利用する。防火用水取り出し口28は、地域消防団のホースに合致するように選んでおくのが好ましい。しかし、緊急時の最も初期には、バケツで十分な可能性が強いから、非常用具入れ42には、少なくともバケツを収納しておくことが好ましい。
(7)なお、加圧空気により軟質管48が次第につぶれて行くと、平均的につぶれずに局部的につぶれてその部分の軟質管48が密着して水73の流れを遮断するおそれがある。しかし、軟質管48の内部に隙間形成部材50が設けられていることにより、軟質管48が完全につぶれて水73の流れを遮断するのを防止している。
【0030】
次に、貯水槽10内に水漏れ、空気漏れなどの異常が発生したときや、貯水槽10内の部品の交換、点検保守のときなどのために、図13又は図1の2点鎖線に示すように構成することもできる。
即ち、給水本管17の制水弁79と入口側給水系15の制水弁79と出口側給水系16の制水弁79は、平常時であっても異常時であっても全閉とする。
ここで、平常時には、図13(a)に示すように、緊急切換え弁77を開いておいて入口側給水系15から貯水槽10に連通し、さらに貯水槽10から出口側給水系16へ連通する。このようにして、貯水槽10を給水本管17の一部として機能させる。
給水本管17の水圧が異常に低下したことをパイロット弁78で検知して自動的に、又は、手動により、図13(b)に示すように、緊急切換え弁77を閉じて入口側給水系15から緊急切換え弁77を介して出口側給水系16へ直接連通する。すると、貯水槽10は、入口側給水系15、出口側給水系16から完全に切り離される。
【0031】
図1に示した配管図おける入口側給水系15の遮断弁19、逆止め弁20、緊急遮断弁21、バイパスコック23のいずれか1つ又は全部を省略してもよい。
図1に示した配管図おいて、出口側給水系16の遮断弁26に代えて、入口側給水系15の緊急遮断弁21とバイパスコック23と同様、感震器22により駆動される弁を挿入してもよい。
【0032】
前記のような地下埋設の場合、即ち、水の吐出口が貯水槽10の水位よりも高い位置にある場合には、消防用ポンプなどの用水を吸引できる形式の取水手段とすれば、注入口弁65を開き、防火用水取り出し口28をポンプの吸引口に接続することによって、貯水槽10内の上水を得ることができる。
【0034】
図14は、貯水槽10を屋外設置とした本発明の第3実施例を示すものである。この屋外設置は、貯水の自重からくる水圧によって取水するのであるが、内部水の自重により軟質管48の外部の圧力が軟質管48内部の圧力より高くなるので、貯水を使用すると、水の自重により水が下方へ移動しようとして貯水槽10の上部の軟質管48内圧は、大気圧より低下する。この結果、注入口弁65側より空気が流入して出口側に設けた取水弁84から連続的に水が吐出する。
【0035】
前記防火用水取り出し口28からの吸引型又は屋外設置の自然落下型の取水であれば、風袋12に取り付けられた注入口弁65は、無用であるか、むしろ、吐出量を制限してしまう可能性がある。このような形式の場合には、注入口弁65は設けない。従って、給圧系14には、給圧側切換え弁31の上流側に、切換え弁33と、切換え弁30と、さらに、図1の鎖線で示す遮断弁83を設けた配管とすることにより、加圧型、吸引型、自然落下型の3種の加圧方法が可能となる。
【0036】
前記実施例における加圧型では、ポンプを使用する例をあげたがそれに限定されるものではない。
例えば、オフィス機器ダストブロー用液体空気ボンベ、写真フィルムダストブロー用液体空気ボンベ、その他の簡易液体ガスボンベが使用される。具体的には、一般市販されている内容量465gのボンベで、地下2mにある貯水槽10の上水を約280リットルだけ吐出する能力がある。非常用具入れ42にそのボンベ3本を常備することにより、人力も動力も使用せずに速やかに800リットル以上の上水を得ることができる。また、スポーツ用酸素ボンベを前記液体空気ボンベと同様に上水の排出に利用でき、この場合には、負傷者の応急処理用にも利用できる。
【0037】
【発明の効果】
本発明による貯水槽10は、内部に貯水する軟質管と、この軟質管の外側に案内路からなる隙間をもって包囲し、かつ、加圧空気を注入する加圧孔を有する硬質材料の保護外套と、この保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入して前記軟質管の内部に貯水された水を吐出するための加圧手段とからなるので、軟質管48内の水73を出口側から順次吐出させることができ、内部で貯溜することがない。
【0038】
軟質管48の内部に、軟質管48の変形で変形することがなく軟質管48に比較して十分小さな径の孔のあいた隙間形成部材50を設けたので、加圧手段により軟質管48の一部が加圧されたとしても、つぶれにより密着して水73の流れを遮断するようなことがない。
【0039】
案内路75は、水平面内に折り返し屈曲した保護外套49を上下多段に重ね合わせ、上から順次連結して1本に連通してなるか、又は、平たい保護外套49を上から順次垂直面内に折り返し屈曲して1本に連通してなるので、軟質管48の途中にて留まるようなことなく円滑な流れができる。
【0040】
貯水槽10は、硬質材料で構成された案内路75と、この案内路75内に収納され、内部に貯水する軟質管48と、この軟質管48の外側から加圧して内部に貯水された水73を吐出するための加圧手段とからなり、前記軟質管48の一端を給水本管17の入口側給水系15に連結し、軟質管48の他端を給水本管17の出口側給水系16に連結して貯水槽10を給水本管17の一部として機能せしめたので、新しい水に入れ替える交換作業を必要とせず、軟質管48内の水73が吐出しても、軟質管48がつぶれて空気が入り込まないので、貯水されている水と空気が置換されることがなく、水道水に含まれている残留塩素濃度も低下せず、水道水の腐敗が生じることはない。また、空間利用率(貯水量/装置占有空間)が高く、地下に設置できる。さらに、簡単なポンプの連結により、防火用水として作用する。
小容量であるから、コストを低く抑えることができ、地震などの衝撃を受けにくく、その分、装置が簡単になり、初期コストも低い。また、貯水槽10を給水本管17の一部として機能せしめたので、水が抜けてなくなっていたというようなことがない。
【0041】
以上のように、本発明の貯水装置は、手近で、しかも近隣組織の機能を有効に発揮でき、各家庭に設置でき、かつ、平常時の保守を必要とせず、また、災害発生時に飲料水のみならず、消火用水として容易に使用でき、さらに、平常時に戻るときにも復帰作業がほとんど不要で、屋外に配置し又は地下に埋設することのできる小規模の貯水装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による貯水装置の一実施例を示す配管図である。
【図2】 本発明による貯水槽10を地下に埋設した状態の説明図である。
【図3】 本発明による貯水槽10の埋設状態の他の例を示し、(a)は、貯水槽10の長手方向に向けてコンクリート保護壁43にリジェクタ44を差し込み設けた例を示し、(b)は、貯水槽10の短手方向に向けてコンクリート保護壁43にリジェクタ44を差し込み設けた例を示し、(c)は、マンホール45の下にマンホール45とともに貯水槽10を収納した例を示し、(d)は、マンホール45の下の地中に直接貯水槽10を埋設した例を示し、(e)は、貯水槽10の外殻シェル11にリジェクタ44を差し込み設けた例を示した説明図である。
【図4】 貯水槽10の案内路75を、水平面内に折り返し屈曲した保護外套49を上下多段に重ね合わせ、上から順次連結して1本に連通した例を示す一部切り欠いた正面図である。
【図5】 (a)(b)は、それぞれ図4において、風袋12の異なる取付け状態を示す断面図である。
【図6】 図4における保護外套49の一部切り欠いた斜視図である。
【図7】 図4における保護外套49を上下多段に連結している状態の断面図である。
【図8】 (a)(b)(c)は、それぞれ加圧孔61と軟質管48との異なる例を示す断面図である。
【図9】 貯水槽10の案内路75を、平たい保護外套49を上から順次垂直面内に折り返し屈曲して1本に連通して1本に連通した例を示す一部切り欠いた正面図である。
【図10】 図9における保護外套49の縦断面図である。
【図11】 風袋12の加圧空気の注入部分の断面図である。
【図12】 水漏れ検知用の電極71の取付け状態の断面図である。
【図13】 (a)は、給水本管17と貯水槽10とが連通した平常時の配管図、(b)は、給水本管17と貯水槽10とが遮断した異常時の配管図である。
【図14】 本発明による貯水槽10を地上設置とした場合の正面図である。

Claims (9)

  1. 内部に貯水する軟質管と、この軟質管の外側に案内路からなる隙間をもって包囲し、かつ、加圧空気を注入する加圧孔を有する硬質材料の保護外套と、この保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入して前記軟質管の内部に貯水された水を吐出するための加圧手段とからなることを特徴とする貯水槽。
  2. 内部に貯水する軟質管と、この軟質管の内部に設けられ、軟質管の変形で変形することがなく軟質管に比較して十分小さな径の孔のあいた隙間形成部材と、前記軟質管の外側に案内路の隙間をもって包囲し、かつ、加圧空気を注入する加圧孔を有する硬質材料の保護外套と、この保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入して前記軟質管の内部に貯水された水を吐出するための加圧手段とからなることを特徴とする貯水槽。
  3. 保護外套と内部の軟質管は、水平面内に折り返し屈曲して上下多段に重ね合わせ、上から順次連結して1本に連通してなることを特徴とする請求項1又は2記載の貯水槽。
  4. 保護外套と内部の軟質管は、平たい形状のものを上から順次垂直面内に折り返し屈曲して1本に連通してなることを特徴とする請求項1又は2記載の貯水槽。
  5. 加圧手段は、保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入するためのポンプを連結してなることを特徴とする請求項1又は2記載の貯水槽。
  6. 加圧手段は、保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、この保護外套に多数の加圧孔を穿設し、この加圧孔から軟質管の外周に加圧空気を注入してなることを特徴とする請求項1又は2記載の貯水槽。
  7. 加圧手段は、ガスボンベからなることを特徴とする請求項1又は2記載の貯水槽。
  8. 給水本管の途中に貯水槽を介在し、この貯水槽は、内部に貯水する軟質管と、この軟質管の外側に案内路からなる隙間をもって包囲し、かつ、加圧空気を注入する加圧孔を有する硬質材料の保護外套と、この保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入して前記軟質管の内部に貯水された水を吐出するための加圧手段とからなり、前記軟質管の一端を前記給水本管の入口側給水系に連結し、前記軟質管の他端を前記給水本管の出口側給水系に連結して貯水槽を給水本管の一部として機能せしめてなることを特徴とする貯水装置。
  9. 給水本管の途中に貯水槽を介在し、この貯水槽は、内部に貯水する軟質管と、この軟質管の内部に設けられ、軟質管の変形で変形することがなく軟質管に比較して十分小さな径の孔のあいた隙間形成部材と、前記軟質管の外側に案内路の隙間をもって包囲し、かつ、加圧空気を注入する加圧孔を有する硬質材料の保護外套と、この保護外套を外側から風袋で気密に被覆し、加圧空気を注入して前記軟質管の内部に貯水された水を吐出するための加圧手段とからなり、前記軟質管の一端を前記給水本管の入口側給水系に連結し、前記軟質管の他端を前記給水本管の出口側給水系に連結して貯水槽を給水本管の一部として機能せしめてなることを特徴とする貯水装置。
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