JP3138147U - 非常用貯水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスが不要で、貯められた水を飲料水として利用することができる非常用貯水装置を提供する。
【解決手段】貯水槽11が、埋設された水道管路の途中に設けられ、両端に水道管路1a,1bが接続されている。逆止弁12が、貯水槽11より上流側の水道管路1aに上流への逆流を防ぐよう設けられている。空気供給手段がポンプまたは圧縮ガスボンベ13と空気供給管14とストップバルブ16とから成る。ポンプまたは圧縮ガスボンベ13は貯水槽11に空気を供給可能にストップバルブ16および空気供給管14を介して貯水槽11と逆止弁12との間の水道管路1aに接続している。空気排出手段は空気排出管15とエア抜きバルブ17とから成る。エア抜きバルブ17は貯水槽11の内部の空気を外気に放出可能に空気排出管15を介して貯水槽11の上部に接続されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、非常用貯水装置に関する。
最近のエコロジーブームにより貯水タンクの需要が伸びている。従来の貯水タンクとしては、雨水を集める雨水利用型のもの(例えば、特許文献1参照)や、融雪を集める融雪利用型のもの等が使用されている。これらの貯水タンクで集められた雨水は、庭の水やりや防火用水等として利用されている。
実用新案登録第3032710号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような雨水利用型や融雪利用型の貯水タンクでは、集められた水が不衛生であるため、地震などの災害時に飲料水として利用することはできないという課題があった。また、雨水等を利用するため、開放型であっても閉鎖型であっても、ゴミ詰まりや虫の被害が発生しやすく、頻繁にメンテナンスする必要があるという課題もあった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、メンテナンスが不要で、貯められた水を飲料水として利用することができる非常用貯水装置を提供することを目的とする。
近年発生している大規模震災では、水道の復旧までにかなりの時間を要しており、それが被災者の大きな不満になっており、各種報道でも大きくクローズアップされている。また、震災避難の過酷さを軽減するには、水道水の確保が重要であり不可欠である。本考案者等は、近い将来高い確率で起こりうる大規模震災時に、ライフライン復旧までの間、防火用水、家庭用生活用水および飲料水を容易に確保できるものとして、本考案に係る非常用貯水装置を考案するに至った。
本考案に係る非常用貯水装置は、埋設された水道管路の途中に設けられる非常用貯水装置であって、両端に前記水道管路が接続された貯水槽と、前記貯水槽より上流側の水道管路に上流への逆流を防ぐよう設けられた逆止弁とを、有することを特徴とする。
本考案に係る非常用貯水装置では、貯水槽が水道管路の途中に設けられているため、貯水槽には常に新鮮な水道水が貯められている。このため、地震などの災害時に水道水の供給が停止した場合でも、貯水槽に貯められた水を飲料水として利用することができる。貯水槽の水は水道水であるため、安価、確実、かつ容易に飲料水を確保することができる。貯水槽は閉鎖型であり、雨水などの浸入もないため、ゴミ詰まり等が発生せず、メンテナンスが不要で、清掃などの手間や維持費がかからない。
逆止弁が貯水槽より上流側の水道管路に設けられているため、地震などの災害時に水道水の供給が停止した場合でも、貯水槽に貯められた水が逆流して減少するのを防ぐことができ、飲料水を確実に確保することができる。建物の新築時などに、給水配管とともに設置することにより、余分な費用が発生せず、設置費を低減することができる。
本考案に係る非常用貯水装置は、空気供給手段と空気排出手段とを有し、前記空気供給手段はポンプまたは圧縮ガスボンベと空気供給管とストップバルブとを有し、前記ポンプまたは圧縮ガスボンベは前記貯水槽に空気を供給可能に前記ストップバルブおよび前記空気供給管を介して前記貯水槽と前記逆止弁との間の水道管路に接続しており、前記空気排出手段は空気排出管とエア抜きバルブとを有し、前記エア抜きバルブは前記貯水槽の内部の空気を外気に放出可能に前記空気排出管を介して前記貯水槽の上部に接続されていることが好ましい。
この場合、水道水の供給が停止したとき、空気供給手段により貯水槽の内部に空気を送ることができる。空気供給手段のストップバルブを開き、ポンプまたは圧縮ガスボンベにより空気供給管を通して貯水槽の内部に空気を送る。これにより、貯水槽内の水に圧力を加え、貯水槽内の水を水道の蛇口から吐出させることができる。また、空気排出手段により貯水槽の内部の空気を抜くことができる。空気排出手段のエア抜きバルブを開くことにより空気排出管を通して貯水槽の内部の空気を抜く。これにより、貯水槽の内部の圧力を下げ、貯水槽に過度に圧力を加えたり長時間圧力を加えたりした場合に、貯水槽が破損するのを防ぐことができる。
なお、具体的な一例で、貯水槽は、細長い円柱状で、長さが1000乃至1500mm、両面の直径が300mm乃至700mmであり、容積が約100乃至400リットルである。ポンプを用いる場合、足踏みポンプが好ましい。
本考案によれば、メンテナンスが不要で、貯められた水を飲料水として利用することができる非常用貯水装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態の非常用貯水装置を示している。
図1に示すように、非常用貯水装置10は、埋設された水道管路の途中に設けられ、貯水槽11と逆止弁12と空気供給手段と空気排出手段とを有している。空気供給手段は、足踏みポンプまたは圧縮ガスボンベ13と空気供給管14とストップバルブ16とから成る。空気排出手段は、空気排出管15とエア抜きバルブ17とから成る。
貯水槽11は、塩化ビニル製またはFRP製で、細長い円柱状を成し、地中に埋設されている。貯水槽11は、水道管路の途中に設けられ、両端に水道管路1a,1bが接続されている。貯水槽11は、一方の端面上部に上流側の水道管路1aが接続され、他端の側面下部に下流側の水道管路1bが接続されている。これにより、貯水槽11は、水道管路1a,1bを通して常に新鮮な水道水が貯められるようになっている。なお、貯水槽11は、安価で、丈夫で、衛生的なものが好ましい。
逆止弁12は、貯水槽11より上流側の水道管路1aに上流への逆流を防ぐよう設けられている。逆止弁12は、上流側の水道管路1aから貯水槽11に向かって流れる水を通し、貯水槽11から上流側の水道管路1aに向かって水が逆流するのを防ぐようになっている。
足踏みポンプまたは圧縮ガスボンベ13は、地表面2より上方に設けられている。足踏みポンプまたは圧縮ガスボンベ13は、空気を排出可能になっている。
空気供給管14は、一端が貯水槽11と逆止弁12との間の水道管路1aに接続され、他端が地表面2より上の位置でストップバルブ16に接続されている。これにより、空気供給管14は、上流側の水道管路1aと空気供給手段13とを接続している。ポンプまたは圧縮ガスボンベ13はストップバルブ16および空気供給管14を介して貯水槽11に空気を供給可能になっている。
エア抜きバルブ17は、地表面2より上の位置で空気排出管15の一端に接続されている。空気排出管15は、他端が貯水槽11の上部に接続されている。これにより、エア抜きバルブ17は、空気排出管15を介して貯水槽11の内部の空気を外気に放出可能になっている。
次に、作用について説明する。
非常用貯水装置10では、貯水槽11が水道管路の途中に設けられているため、貯水槽11には常に新鮮な水道水が貯められている。地震などの災害時に水道水の供給が停止した場合、空気供給手段のストップバルブ16を開き、足踏みポンプまたは圧縮ガスボンベ13により空気供給管14を通して貯水槽11の内部に空気を送る。これにより、貯水槽11の水に圧力を加え、貯水槽11の水を水道の蛇口から吐出させることができる。こうして、貯水槽11に貯められた水を飲料水として利用することができる。貯水槽11の水は水道水であるため、安価、確実、かつ容易に飲料水を確保することができる。
非常用貯水装置10では、空気排出手段のエア抜きバルブ17を開くことにより、空気排出管15を通して貯水槽11の内部の空気を抜くことができる。これにより、貯水槽11の内部の圧力を下げ、貯水槽11に過度に圧力を加えたり長時間圧力を加えたりした場合に、貯水槽11が破損するのを防ぐことができる。逆止弁12が貯水槽11より上流側の水道管路1aに設けられているため、地震などの災害時に水道水の供給が停止した場合でも、貯水槽11に貯められた水が逆流して減少するのを防ぐことができ、飲料水を確実に確保することができる。
貯水槽11は閉鎖型であり、雨水などの浸入もないため、ゴミ詰まり等が発生せず、メンテナンスが不要で、清掃などの手間や維持費がかからない。従来の家庭用の貯水タンクでは、何度もメンテナンスを行う必要があり、結局、宝の持ち腐れになってしまう場合が多かったのに対し、非常用貯水装置10は、メンテナンスが不要であり、いつでも最大限の能力を発揮することができる。
また、建物の新築時などに、給水配管とともに設置することにより、余分な費用が発生せず、設置費を低減することができる。非常用貯水装置10は、貯水装置というよりも、給水経路の形状変更であり、容易に設置可能で、普及率を高めることができる。日本国中で非常用貯水装置10を利用して貯水しておくことにより、集中的な震災などの災害が忘れた頃にやって来ても、生活水を確保することができ、ライフラインの回復まで尊い人命を持ちこたえさせることができる。
なお、図1に示す一例では、貯水槽11が1つであるが、家族構成により貯水量が少ない場合等には、複数の貯水槽11を並列に設けて、必要とされる貯水量を確保してもよい。例えば、家族4人の平常時の水道水使用量は約200リットルであり、震災などの災害時には、その1/4の約50リットルになるものと推定されることから、家族構成により災害時の必要貯水量を計算し準備することができる。
本考案の実施の形態の非常用貯水装置を示す側面図である。
符号の説明
1a,1b 水道管路
2 地表面
10 非常用貯水装置
11 貯水槽
12 逆止弁
13 足踏みポンプまたは圧縮ガスボンベ
14 空気供給管
15 空気排出管
16 ストップバルブ
17 エア抜きバルブ

Claims (2)

  1. 埋設された水道管路の途中に設けられる非常用貯水装置であって、
    両端に前記水道管路が接続された貯水槽と、
    前記貯水槽より上流側の水道管路に上流への逆流を防ぐよう設けられた逆止弁とを、
    有することを特徴とする非常用貯水装置。
  2. 空気供給手段と空気排出手段とを有し、
    前記空気供給手段はポンプまたは圧縮ガスボンベと空気供給管とストップバルブとを有し、前記ポンプまたは圧縮ガスボンベは前記貯水槽に空気を供給可能に前記ストップバルブおよび前記空気供給管を介して前記貯水槽と前記逆止弁との間の水道管路に接続しており、
    前記空気排出手段は空気排出管とエア抜きバルブとを有し、前記エア抜きバルブは前記貯水槽の内部の空気を外気に放出可能に前記空気排出管を介して前記貯水槽の上部に接続されていることを、
    特徴とする請求項1記載の非常用貯水装置。
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KR20200007175A (ko) * 2018-07-12 2020-01-22 엘지전자 주식회사 음료 제조기

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