JPH10168958A - 非常用備蓄水槽 - Google Patents

非常用備蓄水槽

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JPH10168958A
JPH10168958A JP8352838A JP35283896A JPH10168958A JP H10168958 A JPH10168958 A JP H10168958A JP 8352838 A JP8352838 A JP 8352838A JP 35283896 A JP35283896 A JP 35283896A JP H10168958 A JPH10168958 A JP H10168958A
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storage tank
air
opening
water
emergency
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JP8352838A
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English (en)
Inventor
Minoru Tawara
稔 田原
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新鮮かつ衛生的な水を確実に備蓄でき、家屋
内の各所に容易に設置し得、かつ容易に使用できる汲み
出し手段を備えること。 【構成】 備蓄水槽本体1の天板1aに受給配管2aを
固設し、その途中に逆止弁2bを挿入する。受給配管2
aは水道水の給水配管を接続する。受給配管2aの途中
には空気注入弁3aを介して空気圧入ポンプ3を接続す
る。備蓄水槽本体1の天板1aには、その上面側から挿
入し、底部付近に開口部4aを開いた流出用配管4を固
設し、その途中で天板1aの直上付近には開閉弁4bを
挿入する。天板1aの中央部付近には、空気溜5aと、
これに開口した空気排出用開口部5bと、これを流出用
配管4の開閉弁4bより出口側に接続する空気排出配管
5cと、その途中に挿入した開閉弁5dとで空気排出口
5を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震や雨不足等に起因
する渇水のその他の自然災害又は水道工事や停電等に起
因する非常断水時に生活必需品である新鮮な飲料水その
他の生活用水を貯蔵保管することのできる非常用備蓄水
槽に関する。
【0002】
【従来の技術】地震等による水道施設の損壊や雨不足等
による渇水等の自然災害に起因する非常断水時、または
水道工事や停電等に起因する非常断水時には、当然、飲
料水、洗濯用その他の生活用水は水道設備からは得られ
ない。したがってこのような事態に備えて、これらの生
活用水を得るための非常用の代替手段が用意されていな
ければならない。
【0003】本件発明者はこのような非常断水時のため
に常時新鮮な水を貯蔵保管し、その事態に直面した場合
にその貯蔵水を利用することのできる非常用水貯蔵槽を
提案(特開平8−284216号)した。この非常用水
貯蔵槽は、貯蔵槽本体を、流入する水道水が循環流出す
るように、水道の給水配管の途中に挿入し、かつ該備蓄
水槽本体に、これに貯蔵されている水道水を槽内底部付
近から取り出す非常用取水手段を構成したものである。
【0004】この非常用水貯蔵槽に於ては、前記貯蔵槽
本体が、水道施設の給水配管の途中に挿入してあるた
め、常時その中にその容量に応じた量の水道水が充填さ
れ、かつ循環流出するようになっているので、該貯蔵槽
本体中の水は常時新鮮な水と交換されるようになってい
る。即ち、貯蔵槽本体中には常に新鮮な水が貯蔵保管さ
れていることになる。したがって前記種々の事情に起因
する非常断水時には、以上のようにして貯蔵槽本体中に
充填されている新鮮な水道水を前記非常用取水手段を通
じて汲み出して利用することができるものである。
【0005】このようにこの非常用水貯蔵槽は有用なも
のであるが、更にその設置を容易に、例えば、台所、洗
面所、浴室、トイレ又は床下等に容易に設置し得る構成
とし、これによって家屋内に必然的に存在している多く
の大きな又はそれほど大きくはない空間であって、水道
配管が必然的に設置される空間を利用して、多数の非常
用水貯蔵槽を設置し、予測され得る長期に渡る非常断水
の継続にも充分自給できるだけの容量の生活用水を備蓄
できるようにするのが望まれる。また備蓄している生活
用水を婦女子又は高齢者を含んで誰でもが容易に汲み出
すことができる汲み出し手段であって、簡明かつ容易に
損壊することのない汲み出し手段を備えたものであるこ
とが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、非常
断水時に備えて新鮮な水を確実に保管する非常用備蓄水
槽であって、前記の要望に応え、家屋内の各所に容易に
設置し得、かつ極めて容易に使用することのできる汲み
出し手段を備えた非常用備蓄水槽を提供することを解決
の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、備蓄水槽本体
に、水道水の給水配管を接続する水道水の受給口であっ
て、前記給水配管側への逆流を防止する逆流防止手段を
備えた受給口と、流入した水道水を該備蓄水槽本体の底
部付近から流出させるべく底部付近に開口部を有する流
出口と、水道水の供給が停止した場合に、備蓄水槽本体
中に空気を送給して、その備蓄水を空気の圧力で流出口
から流出させる空気圧入ポンプであって、逆流水の流入
を防止しつつ空気の圧入を許容する空気注入弁を介して
備蓄水槽本体に接続した空気圧入ポンプと、前記受給口
から水道水を受給する際には前記流出口の開口部より上
方の空気を備蓄水槽本体外に逃がし、かつ前記空気圧入
ポンプで空気を備蓄水槽本体内に圧入する際には内部の
空気を逃がさないように閉じる開閉手段を備えた空気排
出口と、を配して構成した非常用備蓄水槽である
【0008】前記備蓄水槽本体は、ステンレススチール
等の金属又はFRPのようなプラスチック類等で適当な
寸法形状に構成することができる。設置する空間の形状
に対応させて円筒体状、立方体状又は直方体状、或いは
その他の形状の容器に構成することができる。その容量
は、勿論、自由であるが、同様に、設置する空間に装入
することができる適当なそれに構成することができる。
また前記備蓄水槽本体は、水道水をこの中に導き、そし
て循環流出させるものであるから、その要求水準を越え
るもの、即ち、耐圧は10kg/cm2以上とする。もっと
も前記受給口に適当な減圧弁を配することで、前記備蓄
水槽本体は上記耐圧以下のものを採用することも可能と
なる。
【0009】したがって本発明の非常用備蓄水槽によれ
ば、これを、例えば、台所の流し台の下方に配し、その
水道の蛇口に接続する配管を前記流出口に接続し、他
方、前記受給口を水道の給水配管に接続して使用するこ
とができる。このとき、例えば、前記空気圧入ポンプは
備蓄水槽本体とともに流し台の下方に装入しておくこと
とする。なお本発明の非常用備蓄水槽は、これ以外の場
所、例えば、流し台に近接する床下や、水洗トイレの便
器の背後又は浴室の床下等に配しても良いことは云うま
でもない。いずれにしても受給口に水道の給水配管を接
続し、他方、流出口に、それぞれの設置場所に対応し
て、例えば、浴室の水道の蛇口から延長した配管、水洗
トイレの洗浄用水タンク等に接続する訳である。
【0010】このように設置した前記備蓄水槽本体に
は、受給口を通じて水道水が供給されることになるが、
初めての使用の開始時又は非常断水等からの復旧時に
は、開閉手段を開けて、水道水の受給とともに、前記流
出口の開口部より上方の空気を逃がし、該備蓄水槽本体
中を満水状態とする。空気排出口が大気中に開いている
場合には、この時点で開閉手段を閉じ、空気排出口が流
出口の出口側、即ち、蛇口等の利用手段の配管側に接続
してある場合は、閉じても、開いたままにしておいても
良い。この開閉手段は手動の場合は、以上のように人手
により操作する必要があり、自動化してある場合は、特
別の操作をすることなく、以上のように動作するのは云
うまでもない。
【0011】このように簡単な操作で備蓄水槽本体内の
空気を抜いておくことにより、エアーハンマー現象によ
る各部の損傷や雑音を未然に防ぐことができるものであ
る。
【0012】また前記空気圧入ポンプは、逆流水の流入
を防止しつつ空気の圧入を許容する空気注入弁を介して
前記備蓄水槽本体に接続してあるので、前記のように受
給口から備蓄水槽本体に水道水が供給される際に、その
水が空気圧入ポンプ側に進入することはない。それ故、
空気圧入ポンプは確実に保護されるものである。
【0013】この後は、流し台の蛇口、浴室の蛇口又は
水洗トイレの洗浄用水タンク等の水道水の利用手段を通
じて従前と全く同様に水道水を利用することができる。
即ち、従前と同様に、流し台又は浴室の蛇口を開く又は
水洗トイレの洗浄用水タンクのレバーを操作する等を通
じて水道水を利用すると、水道水は、前記受給口に接続
する給水配管を通じて備蓄水槽本体中に流入し、この中
を循環して流出口及びこれに接続する配管を通じて蛇口
等の水道水の利用手段に流出することとなるからであ
る。しかして人の手を煩わすことなく、経済的負担も全
くかけることなく、該備蓄水槽本体中の備蓄水は常時新
鮮な水と交換されることとなるものである。
【0014】地震や雨不足等の自然災害又は水道工事等
に起因して水道施設に断水が生じた場合には、当然、水
道施設からの給水は期待できなくなるが、前記のよう
に、備蓄水槽本体には、水道水が満水状態に備蓄されて
おり、受給口に接続している給水配管の状態が非常断水
により逆流する等の状態になっても、受給口に配してあ
る逆流防止手段により備蓄水槽本体からの逆流が防止さ
れ、備蓄水は、保管状態が確実に保持されることとな
る。
【0015】したがって、断水中は、前記備蓄水槽本体
中の備蓄水を利用することができることとなるものであ
る。備蓄水槽本体中の備蓄水は、前記空気圧入ポンプを
ポンピング操作して該備蓄水槽本体中に空気を圧入し、
その内部圧力を高めることにより押出し、従前と同様
に、その流出口に配管等を介して接続する蛇口等から流
出させて利用することができるものである。
【0016】なお、前記空気排出口の開閉手段が手動タ
イプであって、開状態になっていた場合は、当然、以上
の空気圧入ポンプによるポンピング操作を開始する前
に、人手により該開閉手段を閉状態に操作しておく必要
がある。該開閉手段が自動化されている場合は、非常断
水の発生した場合には、遅くともこの時点までに該開閉
手段が閉状態になるので、水を利用する必要のある場合
は、直ちに、前記空気圧入ポンプのポンピング操作をす
ることとして良い。
【0017】こうして本発明によれば、常時は、水道水
が備蓄水槽本体中を循環して蛇口等に送給されるので、
該備蓄水槽本体中の備蓄水は常に新鮮さを保持し、かつ
非常時には、開閉手段が手動操作タイプのものである場
合(コック等の場合)にはこれを手動で閉操作(コック
の摘みを回す等)した上で、自動タイプであれば、何の
操作もせずに、空気圧入ポンプをポンピング操作するこ
とだけで、従前と同様に、蛇口等から水を流出させて利
用することができる。いずれも簡単な操作で誰でもすぐ
に備蓄水槽本体中の水を利用することができるものであ
る。
【0018】以上に於いて、空気圧入ポンプの圧入すべ
き圧縮空気の圧力は、備蓄水槽本体中の備蓄水の押上高
さによって異なるが、例えば、備蓄水槽本体を地下に埋
設し、その流出口を配管を介して流し台の蛇口に接続し
た場合、通常、備蓄水の押上高さは2〜3mを越えない
ものと思われるため、0.2〜0.3kg/cm2程度であ
る。したがって自転車のタイヤチューブに空気を圧入す
るための空気入れ程度の小型軽量な空気圧入ポンプで備
蓄水の送り出し操作を行なうことができるものであり、
そのポンピング操作は、子供や老人等でも極めて容易に
行なえる程度の簡単な軽負荷の操作である。
【0019】以上の本発明の非常用備蓄水槽に於いて、
前記受給口に、耐圧を越える水道水圧の上昇から備蓄水
槽本体を保護する減圧弁を配する構成とすることがで
き、このように構成した場合には、水道施設の給水配管
に該備蓄水槽本体の耐圧を越える異常高圧が発生した場
合に、該備蓄水槽本体を損壊から保護することができ、
非常用備蓄水槽として安全確実に機能し得るものとな
る。
【0020】前記受給口を、前記備蓄水槽中に開いた受
給用開口部と、該受給用開口部に接続する受給配管と、
該受給配管の途中に直列に挿入した、前記給水配管側へ
の逆流を防止する逆流防止手段及び耐圧を越える水道水
圧の上昇から備蓄水槽本体を保護する減圧弁とで構成す
ることができ、このように構成した場合には、逆流防止
手段及び減圧弁の設置が極めて容易であり、かつ水道施
設の給水配管に該備蓄水槽本体の耐圧を越える異常高圧
が発生した場合に、これを損壊から保護することがで
き、非常用備蓄水槽として安全確実に機能させ得るとと
もに、非常断水時に備蓄水槽本体中の備蓄水が、水道施
設の給水配管側に逆流する虞がなく、備蓄水を無駄にす
る虞がないという利点がある。
【0021】前記流出口を、前記備蓄水槽本体の上部か
ら挿入し、底部付近に開口する流出用配管で構成し、ま
たは前記備蓄水槽本体の底部付近に開口する流出用開口
部で構成することができ、このように構成した場合は、
いずれも備蓄水の流出口への入口が備蓄水槽本体の底部
付近に開口することとなるので、非常断水時には、備蓄
水槽本体の殆ど全量の備蓄水を流出させることができる
ものである。
【0022】前記空気排出口を、前記備蓄水槽本体の上
部に構成した空気溜と、該空気溜に内部の空気を排出す
べく開口した空気排出用開口部と、該空気排出用開口部
に設けた開閉手段とで構成することができ、このように
構成した場合には、この備蓄水槽本体に初めて水道水を
導入する際、または非常断水等から復旧する際に、前記
流出口の開口部より上方の空気を備蓄水槽本体から排出
させるのに好都合である。即ち、特に受給口から受給さ
れ水位が備蓄水槽本体の最上部に上昇した場合に、その
内部の空気を空気溜に集めて確実に排出できる利点があ
る。なおこの時点では前記開閉手段は開作動させておく
べきなのは云うまでもない。
【0023】前記開閉手段を、手動で開閉するコックに
構成することができ、このように構成した場合は、この
非常用水備蓄槽を初めて使用する際又は非常断水等から
復旧する際等に、摘み等を手で回すことにより、コック
を開いて、備蓄水槽本体から前記流出口の開口部より上
方の空気を簡単に抜くことができる。抜けた後は摘み等
を回すことにより簡単にコックを閉じることができるの
は云うまでもない。
【0024】以上の空気排出口の出口側を、前記流出口
の出口側の途中に接続することができ、このように構成
した場合は、備蓄水槽本体内の空気を流出口の接続する
蛇口や水洗トイレの洗浄用水タンク等を通じて排出する
ことができ、かつ前記空気排出口から水が流れ出ても問
題はないので、非常断水時のみ閉じ、それ以外は何時も
開いておいても問題はない。それ故、操作が簡単である
利点がある。
【0025】前記空気排出用開口部を空気排出配管を介
して前記流出口の出口側の途中に接続し、前記開閉手段
を上記空気排出配管を介して上記空気排出用開口部に構
成し、かつ前記開閉手段を、前記空気排出用開口部を開
閉するバルブと、該バルブを、水道水の給水圧によって
開駆動し、給水圧が失われると閉駆動する駆動機構とで
構成し、該駆動機構に、水道水の給水圧を伝えるべく、
水道水の給水配管から分岐した分岐管を接続した構成と
することができ、このように構成した場合には、備蓄水
槽本体に給水口を通じて水道水が供給される状態であれ
ば、水道水の給水圧で前記駆動機構が前記バルブを開駆
動し、空気排出用開口部を開いた状態にする。したがっ
てこの非常用備蓄水槽を初めて使用する際や非常断水か
らの復旧時には備蓄水槽本体内の空気を空気排出用開口
部、前記バルブ、空気排出配管及び流出口の出口側に接
続する蛇口等を通じて排出することができる。空気を排
出した後も前記バルブは開状態を維持し、ここから備蓄
水槽本体内の水の一部も流出することになるが、これは
蛇口等に流出するので全く不都合はない。
【0026】他方、非常断水等により水道の給水圧力が
失われると、前記駆動機構が前記バルブを閉駆動(バネ
等により開状態から閉状態にバルブを戻す等)し、空気
排出用開口部を閉じることとなる。しかして前記空気圧
入ポンプをポンピング操作して備蓄水槽本体中に空気を
圧入すると、該空気が外部に逃げることがないので、備
蓄水を押出すように作用し、流出口に接続する蛇口等か
ら水を流出させて取り出すことができるようになる。
【0027】このようにこの構成を採用した場合には、
非常断水時には、単に空気圧入ポンプをポンピング操作
するだけで、蛇口等から備蓄水を取り出すことができる
ようになるものであり、他の何らの操作も不必要である
ので、子供や、老人であっても容易に使用できるもので
ある。
【0028】前記空気排出用開口部を空気排出配管を介
して前記流出口の出口側の途中に接続し、前記開閉手段
を上記空気排出配管を介して上記空気排出用開口部に構
成し、かつ前記開閉手段を、前記空気排出用開口部を開
閉する逆止弁であって、その開作動圧力が前記空気圧入
ポンプによる備蓄水の押出し圧力の最大値より高く、か
つ水道施設からの給水圧力を下回る圧力である逆止弁で
構成することができ、このように構成した場合には、備
蓄水槽本体に給水口を通じて水道水が供給されている状
態であれば、その給水圧で上記逆止弁が開作動すること
になる。したがってこの非常用備蓄水槽を初めて使用す
る際又は非常断水後の復旧の際には、備蓄水槽本体内の
空気を空気排出用開口部、逆止弁、空気排出配管及び流
出口の出口側に接続する蛇口等を通じて排出することが
できることとなる。また常態で使用している場合、即
ち、通常の状態で給水口を通じて水道水が供給されてい
る場合は、前記逆止弁は、当然、開状態を維持している
ので、ここから備蓄水槽本体内の水の一部も流出するこ
とになるが、これは蛇口等に流出するので全く不都合は
ない。
【0029】他方、非常断水等により水道の給水圧力が
失われると、前記逆止弁は開作動圧力を失い、直ちに閉
作動することになり、空気排出用開口部を閉じることと
なる。しかして前記空気圧入ポンプをポンピング操作し
て備蓄水槽本体中に空気を圧入すると、該空気が外部に
逃げることがないので、備蓄水を押出すように作用し、
流出口に接続する蛇口等から水を流出させて取り出すこ
とができるようになる。
【0030】このようにこの構成を採用した場合には、
非常断水時には、単に空気圧入ポンプをポンピング操作
するだけで、蛇口等から備蓄水を取り出すことができる
ようになるものであり、他の何らの操作も不必要である
ので、子供や、老人であっても容易に使用できるもので
ある。
【0031】前記開作動圧力を1kg/cm2に定めることが
でき、このように構成した場合は、水道水の給水圧力は
1kg/cm2を下回らないように定めてあるので、常態に於
ては、備蓄水槽本体への水道水の給水に不都合はなく、
即ち、満水状態に給水することができる。他方、非常断
水時には、前記空気圧入ポンプのポンピング操作による
蛇口等への備蓄水の押出し圧力は、該蛇口等の備蓄水槽
からの高さが2〜3m程であるため、0.2〜0.3kg/
cm2程度で充分であり、極めて簡単に操作できるととも
に、その圧力は前記開作動圧力である1kg/cm2を充分下
回るので、前記逆止弁を開いてしまう虞は全くない。
【0032】前記備蓄水槽本体を、流し台の下部空間に
配設し、流出口を上記流し台の蛇口から延長した配管に
接続し、前記空気圧入ポンプを出し入れ自在に流し台の
下部空間に配置することができ、このように構成した場
合には、非常用備蓄水槽を簡易にかつ空間を有用に利用
して設置することができる。流し台と結合した一つの製
品として扱うことも可能になり、総合的に見て低廉でコ
ンパクトな装置とすることができる。
【0033】前記備蓄水槽本体を、水洗トイレの便器の
後部空間に配設し、流出口を上記水洗トイレの洗浄用水
タンクから延長した配管に接続し、前記空気圧入ポンプ
を出し入れ自在に前記備蓄水槽本体の側部空間に配置す
ることができ、このように構成した場合は、非常用備蓄
水槽を簡易にかつ空間を有用に利用して設置することが
できる。また水洗トイレと結合した一つの製品として扱
うことも可能になり、総合的に見て低廉でコンパクトな
装置とすることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を実施例
に基づいて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1
は実施例1の非常用備蓄水槽の概略側面説明図、図2は
実施例2の非常用備蓄水槽の概略側面説明図、図3は実
施例3の非常用備蓄水槽を流し台の配してある台所の床
下に設置した状態を示した概略側面断面説明図、図4は
実施例4の非常用備蓄水槽を流し台の下部内側空間に設
置した状態を示した概略側面断面説明図、図5は実施例
5の非常用備蓄水槽を水洗トイレの便器の背後で洗浄用
水タンクの下部空間に設置した状態を示した概略側面断
面説明図である。
【0035】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、備蓄水槽本体1を直方
体状に構成し、その天板1aの一側に接する付近に、受
給配管2aを若干内部に突き込む状態で固設して受給口
を構成し、その受給配管2aの途中に逆止弁(逆流防止
手段)2bを挿入する。この受給配管2aには、その外
端に、所望の設置場所に於いて、図示しない水道水の給
水配管を接続する。
【0036】前記受給配管2aの逆止弁2bより備蓄水
槽本体1側の途中には空気注入弁3aを介して空気圧入
ポンプ3から延長したホース3bの外端を接続する。受
給配管2aを通じて空気圧入ポンプ3でポンピング操作
によって発生した圧縮空気を備蓄水槽本体1中に圧入す
る趣旨である。上記空気圧入ポンプ3は自転車のタイヤ
チューブに空気を入れるために使用する空気入れのよう
に構成されたそれである。また前記空気注入弁3aは、
前記受給配管2aからの水の流入を防止しつつ空気の圧
入を許容する弁であり、逆止弁として作用するものであ
る。
【0037】前記備蓄水槽本体1の天板1aの他側、即
ち、受給配管2aと反対側に接する付近には、該天板1
aの上面側から挿入し、底部付近に開口部4aを開いた
流出用配管4を固設し、該流出用配管4の途中で天板1
aの直上付近には開閉弁4bを挿入する。
【0038】また前記備蓄水槽本体1の上部中央付近に
は、天板1aの中央部付近を上部に半球状に膨出させた
空気溜5aと、該空気溜5aに内部の空気を排出すべく
開口した空気排出用開口部5bと、該空気排出用開口部
5bを前記流出用配管4の前記開閉弁4bより出口側に
接続する空気排出配管5cと、該空気排出管5cを介し
て空気排出用開口部5bを開閉すべく、該空気排出配管
5cの途中に挿入した開閉弁5dとで、空気排出口5を
構成する。
【0039】この実施例1は、以上のように構成したの
で、その備蓄水槽本体1を、例えば、台所の流し台の下
方に配し、その水道の蛇口に接続する配管を前記流出用
配管4に接続し、他方、前記受給配管2aを水道の給水
配管に接続して使用することができる。このとき、前記
空気圧入ポンプ3は前記備蓄水槽本体1とともに流し台
の下方等にに装入しておくのが良い。この実施例1の非
常用備蓄水槽は、これ以外に、例えば、流し台に近接す
る床下や、水洗トイレの便器の背後又は浴室の床下等に
配することもできるが、いずれにしても受給配管2aに
は水道の給水配管を接続し、流出用配管4には、それぞ
れの設置場所に対応して、例えば、浴室の水道の蛇口か
ら延長した配管、水洗トイレの洗浄用水タンク等に接続
する。
【0040】このように設置した前記備蓄水槽本体1に
は、受給配管2aを通じて水道水が供給されることにな
るが、初めての使用時又は非常断水等からの復旧時に
は、空気排出口5の開閉弁5dを手動で開作動させ、こ
れによって前記流出用配管4の開口部4aより上方の空
気を、該流出用配管4に接続する配管を介して蛇口から
流出すする水とともに逃がし得るようにし、かつ該流出
用配管4の途中に挿入した開閉弁4bも手動により開作
動させ、備蓄槽本体1内の備蓄水の流出が可能なように
する。こうした上で、水道水が受給配管2aを通じて備
蓄水槽本体1中に供給されると、その中の空気が空気排
出口5を通じて排出され、該備蓄水槽本体1は満水状態
になる。
【0041】この後、非常断水が発生して備蓄水槽本体
1内の水を空気圧入ポンプ3を利用して取り出す必要が
生じるまで、前記空気排出口5の開閉弁5dは開いた儘
にしておいて良い。このように前記空気排出口5の開閉
弁5dを開いておくだけの簡単な操作で、備蓄水槽本体
1内の空気を抜いておくことにより、エアーハンマー現
象による各部の損傷や雑音の発生を未然に防ぐことがで
きる。
【0042】なお前記空気圧入ポンプ3は、これから延
長するホース3b及びその外端に配した前記空気注入弁
3aを介して前記受給配管2aに接続しており、前記空
気注入弁3aは逆止弁として作用するので、備蓄水槽本
体1中に供給される水道水が空気圧入ポンプ3側に進入
することはない。それ故、空気圧入ポンプ3は確実に保
護されているものである。
【0043】この後は、流し台の蛇口、浴室の蛇口又は
水洗トイレの洗浄用水タンク等の水道水の利用手段を通
じて従前と全く同様に水道水を利用することができる。
即ち、従前と同様に、流し台又は浴室の蛇口を開く又は
水洗トイレの洗浄用水タンクのレバーを操作する等を通
じて水道水を利用すると、水道水は、前記受給配管2a
を通じて備蓄水槽本体1中に流入し、この中を循環して
流出用配管4及びこれに接続する配管を通じて蛇口等の
水道水の利用手段に流出することとなるからである。し
かして人の手を煩わすことなく、経済的負担も全くかけ
ることなく、該備蓄水槽本体1中の備蓄水は常時新鮮か
つ衛生的な水と交換されることとなるものである。
【0044】地震や雨不足等の自然災害又は水道工事等
に起因して水道施設に断水が生じた場合には、当然、水
道施設からの給水は期待できなくなるが、前記のよう
に、備蓄水槽本体1には、水道水が満水状態に備蓄され
ており、受給配管2aには逆止弁2bが配してあるの
で、備蓄水槽本体1からの逆流は確実に防止され、備蓄
水は、保管状態が確実に保持されることとなる。
【0045】したがって、上記のように非常断水中は、
前記備蓄水槽本体1中の備蓄水を利用することができる
こととなるものである。先ず初めに、前記空気排出口5
の開閉弁5dを手動により閉作動させる。こうして後述
するようにして空気圧入ポンプ3によって圧入される空
気が上記空気排出口5から逃げないようにする。この後
は、空気圧入ポンプ3をポンピング操作することによ
り、何時でも通常の状態と同様に、蛇口等から水を流出
させることができるようになる。即ち、前記空気圧入ポ
ンプ3をポンピング操作して備蓄水槽本体1中に空気を
圧入し、その内部圧力を高めると、備蓄水は押し下げら
れ、前記流出用配管4及びこれに接続する配管を通じて
蛇口等に流出することとなる。それ故、蛇口等をコック
の摘みを回す等により開けば、従前と同様に水を利用す
ることができることとなるものである。
【0046】こうしてこの実施例1の非常用備蓄水槽に
よれば、常時は、水道水が備蓄水槽本体1中を循環して
蛇口等に送給されるので、該備蓄水槽本体1中の備蓄水
は常に新鮮さを保持し、かつ非常時には、開閉弁5dを
手動で閉操作した上で、空気圧入ポンプ3をポンピング
操作することのみで、常時と同様に、蛇口等から水を流
出させて利用することができる。いずれも簡単な操作で
誰でもすぐに備蓄水槽本体1中の水を利用することがで
きるものである。
【0047】(実施例2)実施例2は、実施例1の受給
口の受給配管2aに減圧弁2cを追加し、空気排出口5
の開閉弁5dを自動開閉弁5eに代えたものである。し
たがって実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
同一符号は同一機能を有する部分を示す。
【0048】図2に示すように、前記減圧弁2cは、受
給配管2aの逆止弁2bより外端側に挿入する。流入す
る水道水の圧力が異常高圧になった場合に備蓄水槽本体
1等を保護する趣旨である。また前記自動開閉弁5e
は、実施例1の開閉弁5dと同一部位に配し、その開閉
駆動部には、前記受給配管2aの途中で、前記逆止弁2
bと前記減圧弁2cの間から延長する分岐管5fを接続
し、水道の水圧を伝達する。前記開閉駆動部には、自動
開閉弁5eを、水道の水圧が存在する場合には、これに
よって開作動し、断水等によって水圧が存在しなくなる
場合には、閉作動するように接続するものである。
【0049】したがって水道水が供給されている定常状
態に於いては、空気排出口5の自動開閉弁5eは自動的
に開き、かつその状態を維持しており、備蓄水槽本体1
中の空気はこれを通じて排出され、エアーハンマー等の
問題は生じないようになっている。また非常断水時には
自動開閉弁5eが自動的に閉じて、空気圧入ポンプ3の
ポンピング操作による備蓄水の汲み出し操作が直ちに行
なえるようになるものである。
【0050】要するに、非常断水時に、蛇口等から備蓄
水を流出させるためには、空気圧入ポンプ3のポンピン
グ操作をすることだけしかすべきことはなく、これは自
転車のタイヤチューブに空気を入れると同様な作業であ
るから、誰でもできる極めて簡単なことと云うことがで
きる。前記のように、自動開閉弁5eは水道が復旧すれ
ば自動的に開くので、復旧時には何もすることはない。
したがって極めて取扱の簡単なものである。その他の作
用は実施例1と全く同様であるのでその説明は省略す
る。
【0051】(実施例3)実施例3は実質的に実施例2
と同様な非常用備蓄水槽を流し台6の下方の床下に設置
した例に関するものである。実施例2と異なるのは、図
3に示すように、前記空気圧入ポンプ3のホース3bの
先端の空気注入弁3aを備蓄水本体1の天板1aに固設
し、これに開口した連通口1bを通じて備蓄水槽本体1
と連通させたこと、受給口の受給配管2aを備蓄水槽本
体1の側板上部を通じて接続したこと、前記空気排出口
5の空気溜5aを備蓄水槽本体1の天板1aの受給配管
2aと反対側付近に設けたこと、流出口の流出用配管4
を備蓄水槽本体1の受給口の受給配管2aと反対側の側
板下部に接続したことだけである。そしてこの違いには
機能的な差はないものであり、しかして実質的には全く
同一であると云うことができる。実施例2と同一符号は
同一機能を有する部分を示す。
【0052】前記し、図3に示すように、この実施例3
の備蓄水槽本体1を台所の流し台6の下方の床下に設置
し、その受給口の受給配管2aの外端を水道施設の給水
配管に接続する。また前記流出口の流出用配管4の外端
は流し台6の蛇口6aから延長した配管6bに接続す
る。空気圧入ポンプ3は、作図の都合上、流し台6の前
に配してあるが、実際には、通常は流し台6の下部空間
内等に収納しておくようにするのが良い。
【0053】しかして、前記した実施例2と同様に、通
常は、蛇口6aの摘みを回すのみで一般の場合と同様
に、水道水を利用でき、非常断水が生じた場合は、空気
圧入ポンプ3をポンピング操作するのみで、備蓄水槽本
体1中の新鮮で衛生的な備蓄水を蛇口6aから流出させ
て使用することができる。詳細は既述の通りである。
【0054】この実施例3のように、非常用備蓄水槽を
配すれば、家屋内のあきスペースを有効利用することが
できる。
【0055】(実施例4)実施例4は実質的に実施例2
と同様な非常用備蓄水槽を流し台6の下部空間に組み込
んだ例に関するものである。実施例2と異なるのは、図
4に示すように、前記空気圧入ポンプ3のホース3bの
先端の空気注入弁3aを備蓄水本体1の天板1aに固設
し、これに開口した連通口1bを通じて備蓄水槽本体1
と連通させたこと、受給口の受給配管2aを備蓄水槽本
体1の側板上部を通じて接続したことだけである。そし
てこの違いには機能的な差はないものであり、しかして
実質的には全く同一であると云うことができる。実施例
2、3と同一符号は同一機能を有する部分を示す。
【0056】前記し、かつ図4に示すように、この実施
例4の備蓄水槽本体1は流し台6の下部空間内に組み込
み、その受給口の受給配管2aの外端を水道施設の給水
配管に接続する。また前記流出口の流出用配管4の外端
は流し台6の蛇口6aから延長した配管6bに接続す
る。空気圧入ポンプ3は、作図の都合上、流し台6の後
方に位置させてあるが、実際には、通常は流し台6の下
部空間内の内、備蓄水槽本体1の側部付近に収納してお
くようにするのが適当である。
【0057】しかして、前記した実施例3と同様に、通
常は、蛇口6aの摘みを回すのみで一般の場合と同様
に、水道水を利用でき、非常断水が生じた場合は、空気
圧入ポンプ3をポンピング操作するのみで、備蓄水槽本
体1中の新鮮で衛生的な備蓄水を蛇口6aから流出させ
て使用することができる。詳細は既述の通りである。
【0058】この実施例4のように、非常用備蓄水槽を
流し台6の下部空間内に組み込み、これをセットとして
構成するようにすれば、外観に優れ、かつコンパクトで
あり、低廉に製造可能となる。また取付が容易なものに
もなる。
【0059】(実施例5)実施例5は実質的に実施例2
と同様な非常用備蓄水槽を水洗トイレ7のシステムに組
み込んだ例に関するものである。この実施例5の非常用
備蓄水槽の実施例2と異なる点は、図5に示すように、
前記空気圧入ポンプ3のホース3bの先端の空気注入弁
3aを備蓄水本体1の側板上部に固設し、これに開口し
た連通口を通じて備蓄水槽本体1と連通させた点、受給
口の受給配管2aを備蓄水槽本体1の側板上部を通じて
接続した点だけである。そしてこの違いには機能的な差
はないものであり、しかして実質的には全く同一である
と云うことができる。実施例2と同一符号は同一機能を
有する部分を示す。
【0060】前記し、かつ図5に示すように、この実施
例5の備蓄水槽本体1は水洗トイレ7の便器7aの背後
で、洗浄水用タンク7bの下部に配設し、その受給口の
受給配管2aの外端を水道施設の給水配管に接続する。
また前記流出口の流出用配管4の外端は前記洗浄水用タ
ンク7bに接続する。空気圧入ポンプ3は、備蓄水槽本
体1に隣接して配置しておくことにする。
【0061】しかして、通常は、洗浄用水タンク7bの
レバー7cを操作するのみで一般の場合と同様に、その
開閉弁(図示していない)を開け、水を便器7a中に噴
出させるとともに、備蓄水槽本体1中の水を該洗浄水用
タンク7b中に受け入れることができるものである。非
常断水が生じた場合は、空気圧入ポンプ3をポンピング
操作するのみで、備蓄水槽本体1中の備蓄水を洗浄用水
タンク7b内に流出させて使用することができる。非常
用備蓄水槽側の動作の詳細は既述の通りである。
【0062】この実施例5のように、非常用備蓄水槽を
便器7aの背後で、洗浄水用タンク7bの下部に配し、
これをセットとして構成するようにすれば、コンパクト
になり、低廉に製造可能となる。また取付が容易なもの
にもなる。
【0063】
【発明の効果】したがって本発明の非常用備蓄水槽によ
れば、これを、例えば、台所の流し台の下方等、適当な
場所に配し、その水道の蛇口等の水道水の利用手段に接
続する配管を前記流出口に接続し、他方、前記受給口を
水道の給水配管に接続して使用することができる。
【0064】初めての使用の時又は非常断水等からの復
旧時には、空気排出口を通じて、水道水の受給ととも
に、前記流出口の開口部より上方の空気を逃がし、該備
蓄水槽本体中を満水状態とする。このように簡単な操作
で備蓄水槽本体内の空気を抜いておくことにより、エア
ーハンマー現象による各部の損傷や雑音を未然に防ぐこ
とができる。
【0065】また前記空気圧入ポンプは、空気注入弁を
介して前記備蓄水槽本体に接続してあるので、前記のよ
うに受給口から備蓄水槽本体に水道水が供給される際
に、その水が空気圧入ポンプ側に進入することはない。
それ故、空気圧入ポンプは確実に保護されるものであ
る。
【0066】この後は、流し台の蛇口等の水道水の利用
手段を通じて従前と全く同様に水道水を利用することが
できる。従前と同様に、流し台等の蛇口を開く等を通じ
て水道水を利用すると、水道水は、前記受給口に接続す
る給水配管を通じて備蓄水槽本体中に流入し、この中を
循環して流出口及びこれに接続する配管を通じて蛇口等
の水道水の利用手段に流出することとなる。しかして人
の手を煩わすことなく、経済的負担も全くかけることな
く、該備蓄水槽本体中の備蓄水は常時新鮮な水と交換さ
れることとなるものである。
【0067】地震や雨不足等の自然災害又は水道工事等
に起因して水道施設に断水が生じた場合には、当然、水
道施設からの給水は期待できなくなるが、前記のよう
に、備蓄水槽本体には、水道水が満水状態に備蓄されて
おり、受給口に配してある逆流防止手段により備蓄水槽
本体からの逆流が防止され、備蓄水は、保管状態が確実
に保持されることとなる。
【0068】したがって、断水中は、備蓄水槽本体中の
備蓄水を、前記空気圧入ポンプをポンピング操作して該
備蓄水槽本体中に空気を圧入し、その内部圧力を高める
ことにより押出し、従前と同様に、その流出口に配管等
を介して接続する蛇口等から流出させて利用することが
できる。なお前記空気排出口の開閉手段が自動化されて
いないタイプのものである場合は、当然、以上の空気圧
入ポンプによるポンピング操作を開始する前に、人手に
より該開閉手段を閉状態に操作しておく必要がある。
【0069】こうして本発明によれば、定常時は、水道
水が備蓄水槽本体中を循環して蛇口等に送給されるの
で、該備蓄水槽本体中の備蓄水は常に新鮮さを保持し、
かつ非常時には、開閉手段が手動操作タイプのものであ
る場合(コック等の場合)にはこれを手動で閉操作(コ
ックの摘みを回す等)した上で、自動タイプであれば、
何の操作もせずに、空気圧入ポンプをポンピング操作す
ることだけで、従前と同様に、蛇口等から水を流出させ
て利用することができる。いずれも簡単な操作で誰でも
すぐに備蓄水槽本体中の水を利用することができるもの
である。
【0070】以上に於いて、空気圧入ポンプの圧入すべ
き圧縮空気の圧力は、備蓄水槽本体中の備蓄水の押上高
さによって異なるが、例えば、備蓄水槽本体を地下に埋
設し、その流出口を配管を介して流し台の蛇口に接続し
た場合、通常、備蓄水の押上高さは2〜3mを越えない
ものと思われるため、0.2〜0.3kg/cm2程度であ
る。したがって自転車のタイヤチューブに空気を圧入す
るための空気入れ程度の小型軽量な空気圧入ポンプで備
蓄水の送り出し操作を行なうことができるものであり、
そのポンピング操作は、子供や老人等でも極めて容易に
行なえる程度の簡単な軽負荷の操作である。
【0071】以上の本発明の非常用備蓄水槽に於いて、
前記受給口に、耐圧を越える水道水圧の上昇から備蓄水
槽本体を保護する減圧弁を配する構成とした場合には、
水道施設の給水配管に該備蓄水槽本体の耐圧を越える異
常高圧が発生した場合でも該備蓄水槽本体を損壊から保
護することができ、非常用備蓄水槽として安全確実に機
能し得るものとなる。
【0072】前記受給口を、前記備蓄水槽中に開いた受
給用開口部と、該受給用開口部に接続する受給配管と、
該受給配管の途中に直列に挿入した、前記給水配管側へ
の逆流を防止する逆流防止手段及び耐圧を越える水道水
圧の上昇から備蓄水槽本体を保護する減圧弁とで構成し
た場合には、逆流防止手段及び減圧弁の設置が極めて容
易であり、かつ水道施設の給水配管に該備蓄水槽本体の
耐圧を越える異常高圧が発生した場合に、これを損壊か
ら保護することができ、非常用備蓄水槽として安全確実
に機能させ得るとともに、非常断水時に備蓄水槽本体中
の備蓄水が、水道施設の給水配管側に逆流する虞がな
く、備蓄水を無駄にする虞がないという利点がある。
【0073】前記流出口を、前記備蓄水槽本体の上部か
ら挿入し、底部付近に開口する流出用配管で構成し、ま
たは前記備蓄水槽本体の底部付近に開口する流出用開口
部で構成した場合は、いずれも備蓄水の流出口への入口
が備蓄水槽本体の底部付近に開口することとなるので、
非常断水時には、備蓄水槽本体の殆ど全量の備蓄水を流
出させることができるものである。
【0074】前記空気排出口を、前記備蓄水槽本体の上
部に構成した空気溜と、該空気溜に内部の空気を排出す
べく開口した空気排出用開口部と、該空気排出用開口部
に設けた開閉手段とで構成した場合には、この備蓄水槽
本体に初めて水道水を導入する際、または非常断水等か
ら復旧する際に、前記流出口の開口部より上方の空気を
備蓄水槽本体から排出させるのに好都合である。即ち、
特に受給口から受給され水位が備蓄水槽本体の最上部に
上昇した場合に、その内部の空気を空気溜に集めて確実
に排出できる利点がある。なおこの時点では前記開閉手
段は開作動させておくべきなのは云うまでもない。
【0075】前記空気排出口の開閉手段を、手動で開閉
するコックに構成した場合は、この非常用水備蓄槽を初
めて使用する際又は非常断水等から復旧する際等に、摘
み等を手で回すことにより、コックを開いて、備蓄水槽
本体から前記流出口の開口部より上方の空気を簡単に抜
くことができる。抜けた後は摘み等を回すことにより簡
単にコックを閉じることができるのは云うまでもない。
【0076】以上の空気排出口の出口側を前記流出口の
出口側の途中に接続した場合は、備蓄水槽本体内の空気
を流出口の接続する蛇口や水洗トイレの洗浄用水タンク
等を通じて排出することができ、かつ前記空気排出口か
ら水が流れ出ても問題はないので、非常断水時のみ閉
じ、それ以外は何時も開いておいても問題はない。それ
故、操作が簡単である利点がある。
【0077】前記空気排出用開口部を空気排出配管を介
して前記流出口の出口側の途中に接続し、前記開閉手段
を上記空気排出配管を介して上記空気排出用開口部に構
成し、かつ前記開閉手段を、前記空気排出用開口部を開
閉するバルブと、該バルブを、水道水の給水圧によって
開駆動し、給水圧が失われると閉駆動する駆動機構とで
構成し、該駆動機構に、水道水の給水圧を伝えるべく、
水道水の給水配管から分岐した分岐管を接続した構成と
した場合には、備蓄水槽本体に給水口を通じて水道水が
供給される状態であれば、水道水の給水圧で前記駆動機
構が前記バルブを開駆動し、空気排出用開口部を開いた
状態にする。したがってこの非常用備蓄水槽を初めて使
用する際や非常断水からの復旧時には備蓄水槽本体内の
空気を空気排出用開口部、前記バルブ、空気排出配管及
び流出口の出口側に接続する蛇口等を通じて排出するこ
とができる。空気を排出した後も前記バルブは開状態を
維持し、ここから備蓄水槽本体内の水の一部も流出する
ことになるが、これは蛇口等に流出するので全く不都合
はない。
【0078】他方、非常断水等により水道の給水圧力が
失われると、前記駆動機構が前記バルブを閉駆動(バネ
等により開状態から閉状態にバルブを戻す等)し、空気
排出用開口部を閉じることとなる。しかして前記空気圧
入ポンプをポンピング操作して備蓄水槽本体中に空気を
圧入すると、該空気が外部に逃げることがないので、備
蓄水を押出すように作用し、流出口に接続する蛇口等か
ら水を流出させて取り出すことができるようになる。
【0079】このようにこの構成を採用した場合には、
非常断水時には、単に空気圧入ポンプをポンピング操作
するだけで、蛇口等から備蓄水を取り出すことができる
ようになるものであり、他の何らの操作も不必要である
ので、子供や、老人であっても容易に使用できるもので
ある。
【0080】前記空気排出用開口部を空気排出配管を介
して前記流出口の出口側の途中に接続し、前記開閉手段
を上記空気排出配管を介して上記空気排出用開口部に構
成し、かつ前記開閉手段を、前記空気排出用開口部を開
閉する逆止弁であって、その開作動圧力が前記空気圧入
ポンプによる備蓄水の押出し圧力の最大値より高く、か
つ水道施設からの給水圧力を下回る圧力である逆止弁で
構成した場合には、備蓄水槽本体に給水口を通じて水道
水が供給されている状態であれば、その給水圧で上記逆
止弁が開作動することになる。したがってこの非常用備
蓄水槽を初めて使用する際又は非常断水後の復旧の際に
は、備蓄水槽本体内の空気を空気排出用開口部、逆止
弁、空気排出配管及び流出口の出口側に接続する蛇口等
を通じて排出することができることとなる。また常態で
使用している場合、即ち、通常の状態で給水口を通じて
水道水が供給されている場合は、前記逆止弁は、当然、
開状態を維持しているので、ここから備蓄水槽本体内の
水の一部も流出することになるが、これは蛇口等に流出
するので全く不都合はない。
【0081】他方、非常断水等により水道の給水圧力が
失われると、前記逆止弁は開作動圧力を失い、直ちに閉
作動することになり、空気排出用開口部は閉じることと
なる。しかして前記空気圧入ポンプをポンピング操作し
て備蓄水槽本体中に空気を圧入すると、該空気が外部に
逃げることがないので、備蓄水を押出すように作用し、
流出口に接続する蛇口等から水を流出させて取り出すこ
とができるようになる。
【0082】このようにこの構成を採用した場合には、
非常断水時には、単に空気圧入ポンプをポンピング操作
するだけで、蛇口等から備蓄水を取り出すことができる
ようになるものであり、他の何らの操作も不必要である
ので、子供や、老人であっても容易に使用できるもので
ある。
【0083】前記開作動圧力を1kg/cm2に定めるように
構成した場合は、水道水の給水圧力は1kg/cm2を下回ら
ないように定めてあるので、常態に於ては、備蓄水槽本
体への水道水の給水に不都合はなく、即ち、備蓄水槽本
体内に満水状態に給水することができる。他方、非常断
水時には、前記空気圧入ポンプのポンピング操作による
蛇口等への備蓄水の押出し圧力は、該蛇口等の備蓄水槽
からの高さが2〜3m程であるため、0.2〜0.3kg/
cm2程度で充分であり、極めて簡単に操作できるととも
に、その圧力は前記開作動圧力である1kg/cm2を充分下
回るので、前記逆止弁を開いてしまう虞は全くない。
【0084】前記備蓄水槽本体を、流し台の下部空間に
配設し、流出口を上記流し台の蛇口から延長した配管に
接続し、前記空気圧入ポンプを出し入れ自在に流し台の
下部空間に配置した構成とした場合には、非常用備蓄水
槽を簡易にかつ空間を有用に利用して設置することがで
きる。流し台と結合した一つの製品として扱うことも可
能になり、総合的に見て低廉でコンパクトな装置とする
ことができる。外観上も優れたものとなし得る。
【0085】前記備蓄水槽本体を、水洗トイレの便器の
後部空間に配設し、流出口を上記水洗トイレの洗浄用水
タンクから延長した配管に接続し、前記空気圧入ポンプ
を出し入れ自在に前記備蓄水槽本体の側部空間に配置す
る構成とした場合は、非常用備蓄水槽を簡易にかつ空間
を有用に利用して設置することができる。また水洗トイ
レと結合した一つの製品として扱うことも可能になり、
総合的に見て低廉でコンパクトな装置とすることができ
る。外観上も優れたものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の非常用備蓄水槽の概略側面説明図。
【図2】実施例2の非常用備蓄水槽の概略側面説明図。
【図3】実施例3の非常用備蓄水槽を流し台の配してあ
る台所の床下に設置した状態を示した概略側面断面説明
図。
【図4】実施例4の非常用備蓄水槽を流し台の下部内側
空間に設置した状態を示した概略側面断面説明図。
【図5】実施例5の非常用備蓄水槽を水洗トイレの便器
の背後で洗浄用水タンクの下部空間に設置した状態を示
した概略側面断面説明図。
【符号の説明】
1 備蓄水槽本体 1a 天板 1b 連通口 2a 受給配管 2b 逆止弁 2c 減圧弁 3 空気圧入ポンプ 3a 空気注入弁 3b ホース 4 流出用配管 4a 開口部 4b 開閉弁 5 空気排出口 5a 空気溜 5b 空気排出用開口部 5c 空気排出配管 5d 開閉弁 5e 自動開閉弁 5f 分岐管 6 流し台 6a 蛇口 6b 配管 7 水洗トイレ 7a 便器 7b 洗浄水用タンク 7c レバー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 備蓄水槽本体に、 水道水の給水配管を接続する水道水の受給口であって、
    前記給水配管側への逆流を防止する逆流防止手段を備え
    た受給口と、 流入した水道水を該備蓄水槽本体の底部付近から流出さ
    せるべく底部付近に開口部を有する流出口と、 水道水の供給が停止した場合に、備蓄水槽本体中に空気
    を送給して、その備蓄水を空気の圧力で流出口から流出
    させる空気圧入ポンプであって、逆流水の流入を防止し
    つつ空気の圧入を許容する空気注入弁を介して備蓄水槽
    本体に接続した空気圧入ポンプと、 前記受給口から水道水を受給する際には前記流出口の開
    口部より上方の空気を備蓄水槽本体外に逃がし、かつ前
    記空気圧入ポンプで空気を備蓄水槽本体内に圧入する際
    には内部の空気を逃がさないように閉じる開閉手段を備
    えた空気排出口と、 を配して構成した非常用備蓄水槽。
  2. 【請求項2】 前記受給口に、耐圧を越える水道水圧の
    上昇から備蓄水槽本体を保護する減圧弁を配した請求項
    1の非常用備蓄水槽。
  3. 【請求項3】 前記受給口を、前記備蓄水槽中に開いた
    受給用開口部と、該受給用開口部に接続する受給配管
    と、該受給配管の途中に直列に挿入した、前記給水配管
    側への逆流を防止する逆流防止手段及び耐圧を越える水
    道水圧の上昇から備蓄水槽本体を保護する減圧弁と、で
    構成した請求項1又は2の非常用備蓄水槽。
  4. 【請求項4】 前記流出口を、前記備蓄水槽本体の上部
    から挿入し、底部付近に開口する流出用配管で構成した
    請求項1の非常用備蓄水槽。
  5. 【請求項5】 前記流出口を、前記備蓄水槽本体の底部
    付近に開口する流出用開口部で構成した請求項1の非常
    用備蓄水槽。
  6. 【請求項6】 前記空気排出口を、前記備蓄水槽本体の
    上部に構成した空気溜と、該空気溜に内部の空気を排出
    すべく開口した空気排出用開口部と、該空気排出用開口
    部に設けた開閉手段とで構成した請求項1の非常用備蓄
    水槽。
  7. 【請求項7】 前記開閉手段を、手動で開閉するコック
    に構成した請求項1又は6の非常用備蓄水槽。
  8. 【請求項8】 前記空気排出口の出口側を、前記流出口
    の出口側の途中に接続した請求項1、6又は7の非常用
    備蓄水槽。
  9. 【請求項9】 前記空気排出用開口部を空気排出配管を
    介して前記流出口の出口側の途中に接続し、前記開閉手
    段を上記空気排出配管を介して上記空気排出用開口部に
    構成し、 かつ前記開閉手段を、前記空気排出用開口部を開閉する
    バルブと、該バルブを、水道水の給水圧によって開駆動
    し、給水圧が失われると閉駆動する駆動機構とで構成
    し、該駆動機構に、水道水の給水圧を伝えるべく、水道
    水の給水配管から分岐した分岐管を接続した請求項6の
    非常用備蓄水槽。
  10. 【請求項10】 前記空気排出用開口部を空気排出配管
    を介して前記流出口の出口側の途中に接続し、前記開閉
    手段を上記空気排出配管を介して上記空気排出用開口部
    に構成し、 かつ前記開閉手段を、前記空気排出用開口部を開閉する
    逆止弁であって、その開作動圧力が前記空気圧入ポンプ
    による備蓄水の押出し圧力の最大値より高く、かつ水道
    施設からの給水圧力を下回る圧力である逆止弁で構成し
    た請求項6の非常用備蓄水槽。
  11. 【請求項11】 前記開作動圧力を1kg/cm2に定めた請
    求項10の非常用備蓄水槽。
  12. 【請求項12】 前記備蓄水槽本体を、流し台の下部空
    間に配設し、流出口を上記流し台の蛇口から延長した配
    管に接続し、前記空気圧入ポンプを出し入れ自在に流し
    台の下部空間に配置した請求項1の非常用水備蓄槽。
  13. 【請求項13】 前記備蓄水槽本体を、水洗トイレの便
    器の後部空間に配設し、流出口を上記水洗トイレの洗浄
    用水タンクから延長した配管に接続し、前記空気圧入ポ
    ンプを出し入れ自在に前記備蓄水槽本体の側部空間に配
    置した請求項1の非常用水備蓄槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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