JP4307943B2 - 立体マスク - Google Patents

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本発明は、立体マスクに関する。詳しくは、鼻や口を覆うマスク本体が、鼻や口などを収容し得るように立体形状とされたマスクに関する。
従来より、埃・花粉等が体内に侵入するのを抑制するため、鼻や口を覆うマスク本体が、ガーゼ・不織布製等の平面状シートからなるマスクが使用されている。
しかしながら、人の顔面には、口や鼻などの凸出部分があるため、上記マスクは、平面状シートと顔面との間に隙間ができ易く、その隙間から埃・花粉等が侵入し易いという問題を有している。また、上記マスクは、女性が着用した場合に口紅が付着するという問題を有している。
そのため、埃・花粉等の侵入や口紅の付着を十分に抑制するために、鼻や口などを収容するように前方に膨出した立体マスクが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、マスク本体が複数の不織布の一部縁部を接合し、接合部分がマスク本体中央部を縦方向に縦断している立体マスクが提案されている。
しかし、前記立体マスクは、マスク本体に複数の部材が使用されており、製造工程が煩雑であるという問題を有している。また前記接合部分が、非接合部分よりも固くなるため鼻などに追従して変形しにくく、該立体マスクを着用すると、鼻に前記接合部分の圧接跡が付くという問題を有している。
また、特許文献2には、鼻や口などを収容するように前方に膨出させたマスクの形状を保持するためにフレーム部材を該マスク本体に備えたマスクが提案されている。
しかし、該マスクも別途フレーム部材が必要であり、製造工程が煩雑でコストがかかるという問題を有している。
登録実用新案第3063121号公報 実開平7−42646号公報
上記問題点に鑑み、本発明の課題は、埃・花粉等が侵入し難く、且つ着用しても鼻に圧接跡が付きにくく、しかも簡単に製造できる立体マスクを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、着用者の鼻及び口を覆うマスク本体を備え、該マスク本体は、互いに接合可能な少なくとも一対の接合面を有する一枚の平面状シートで形成され、前記少なくとも一対の接合面を接合して重ね部を形成することにより前方に膨出した立体形状に形成されるとともに、上端の中央部両側に鼻と頬の隙間を塞ぐように形成された上方延在部を備え、前記重ね部は、着用者の鼻に当たらないようにマスク本体の下端側に配され、一対の接合面は、それぞれが下端に向かって広がったテーパー状に形成されるとともに、一方の接合面が他方の接合面に向けて折り返されるように形成され、しかも、縦中心軸に対して左右対称に二組設けられ、各組の一方の接合面を縦中心軸側にある他方の接合面に接合することで前記重ね部が形成された立体マスクを提供する。
かかる立体マスクは、鼻や口などを収容するように前方に膨出させた立体形状であるため、凸出部分の影響を受け難く埃・花粉等が侵入し難い。
また、平面状シート上に配された接合面を接合して重ね部を形成することで立体マスクが形成されるため、複数部材を用いる必要がなく、簡単に立体マスクを製造できる。
更に、前記重ね部は、比較的固く、顔面形状に追従して変形し難いところ、該重ね部が、着用者の鼻に当たらない位置に配されているため、仮に前記マスク本体が鼻に当接しても鼻に圧接跡が付きにくいという効果を奏する。
また、本発明は、前記重ね部が、立体マスク着用時に着用者の口の前方位置にくるように配されてなる立体マスクを提供する。
かかる立体マスクは、該重ね部により該マスクの口の前方位置が補強されて、呼吸の吸引時に該位置が陥没し、吐出時に元に戻るという動作を繰り返すことが防止され、着用感が良好となる。
更に、本発明は、前記少なくとも一対の接合面が、着脱可能とされてなる立体マスクを提供する。
かかる立体マスクは、前記少なくとも一対の接合面が着脱可能とされているため、非着用時には平面状シートにでき、製品の保管輸送時は勿論、着用者もかさばらずに持ち運びできるという効果を奏する。
以上のように、本発明に係る立体マスクによれば、埃・花粉等が侵入し難く、且つ着用しても鼻に圧接跡が付きにくく、しかも簡単に製造できるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参酌しつつ説明する。
図1は、本実施形態にかかる立体マスク1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる立体マスク1は、着用者の鼻及び口を覆うマスク本体3と、該マスク本体3の両側部に取り付けられた装着紐5とから構成されている。
前記マスク本体3は、着用者の鼻や口を覆うように前方に膨出した立体形状、具体的には略円錐形状を成している。
前記マスク本体3は、平面状シートから形成されている。更に、該マスク本体3は、互いに接合可能な少なくとも一対の接合面を有する平面状シートで形成され、前記少なくとも一対の接合面を接合して重ね部4を形成することにより前方に膨出した立体形状とされている。
前記重ね部4は、立体マスク1の着用時に着用者の鼻に当たらない位置、詳しくは着用者の口の前方位置にくるように配されている。
該重ね部4は、マスク本体3の略中心部から下端部まで延在しており、下方に向いて幅が広がるようにテーパー状の形態を成している。
前記マスク本体3は、フィルターとして機能するものであり、該マスク本体3を形成する平面シート2は、織布・ガーゼ或いは不織布等の埃・花粉等を遮断する通気性を有し、且つ可撓性を有する素材から構成されている。
前記平面シート2に使用される素材は、通気性及び可撓性があれば特に制限されるものではない。
但し、呼吸のしやすさ、肌触り、更に吸湿性、皮膚刺激性等を条件に含めると、不織布、ガーゼ等が好ましい。皮膚刺激の観点から言えば天然素材、例えば綿、麻、ウール等の植物性・動物性繊維を含んだものが好ましい。天然繊維100%でなくともレーヨン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエステル等の化学繊維を混紡したものも使用できる。
平面シート2としては、例えば繊維ウエブをニードルパンチや水流絡合などの手段によって絡合処理した不織布又は繊維ウエブの構成繊維を繊維接着した不織布が単独で、若しくは積層して使用できる。 不織布を構成する繊維としては、例えば、ポリオレフィン繊維(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維)、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維を用いることができる。
不織布の目付は、30〜200g/m2 であることが好ましい。目付が、30g/m2 未満であると粉塵の捕集が十分にできなくなる上、強度が不足し、200g/m2 を超えると通気抵抗が増大し、着用者が息苦しさを感じるようになる。
平面シート2が、不織布の積層されているものにおいては、超音波融着や熱融着等で接合する場合を考慮すれば、上記不織布を構成する繊維ウエブ中に1〜100重量%、より好ましくは10〜100重量%の熱可塑性繊維が含まれているものが好ましい。
更に、平面シート2に使用される素材としては、各種機能を有する素材を単独或いは複数を採用することができる。各種機能を有する素材としては、例えば帯電加工したメルトブロー不織布、ウイルス吸着剤で処理した不織布及び活性炭・消臭材等で処理した不織布等を挙げることができる。従来、立体マスクに前記各種機能を有する平面状のシートを該立体マスク内部に入れて使用していたが、かかる使用状況では該平面状のシートが該立体マスク形状に完全に適合しないため皺や隙間等ができ該平面状のシートが有している前記各種機能を十分に発揮できていなかった。
しかし、本実施形態の立体マスク1では、前記各種機能を有する平面シート2から直接立体マスク1を形成できるため十分に該各種機能を発揮できる。
図2は、本実施形態にかかる立体マスク1を形成させるための平面シート2の平面概略図である。前記平面シート2は、図2に示す如く、該平面シート2を用いて立体マスク1を形成させた場合に、外周縁部が該立体マスク1の着用者の顔面の形状に適する様な形状に形成されている。
前記平面シート2は、少なくとも一対の接合面を接合して重ね部4を形成することにより前方に膨出した立体形状に形成されるシート本体6と、前記装着紐5を固定する前記シート本体6の両側方部に形成されている紐固定部8とから構成されている。
また、前記平面シート2には、前記シート本体6の上方に立体マスク1として着用したときに鼻と頬の隙間を塞ぐように形成された上方延在部が備えられている。
前記シート本体6には、少なくとも一対の接合面7が設けられており、該接合面7は、該シート本体6の略中心部から下方に向かってテーパー状に広がりながら延びている。
前記接合面7としては、2対備えられている。即ち、接合して重ね部4を形成させた場合に着用者の顔面前方に向く表側接合面7a,7a’と、着用者の顔面方向に向く裏側接合面7b,7b’とが備えられている。該表側接合面7aと7a’及び該裏側接合面7bと7b’とは、前記平面シート2の縦中心軸に対して左右対称になるように配されており、該表側接合面7aと該裏側接合面7b及び該表側接合面7a’と該裏側接合面7b’とが接合されることにより重ね部4が形成される。
前記接合面7には、前記重ね部4を形成しうるように着脱可能な接合手段が備えられている。
前記着脱可能な接合手段としては、例えば、面ファスナー、テープ、ボタン或いは粘着剤等を使用することができる。
前記平面シート2の紐固定部8に取り付けられる前記装着紐5としては、一般にマスク等に使用されているソフトなタッチのウーリーゴム、各種合成繊維の紐或いはゴム紐等が使用される。使用される紐等の種類は、上記のものに限らず使用感がよければ特に限定されるものではない。
前期紐固定部8に紐等を固定する方法としては、例えば、装着紐5を挟み込むようにして該紐固定部8を折り曲げてシート本体6に接着剤或いは熱融着する方法を挙げることができる。
本実施形態において、平面シート2は、上記のごとく構成されたが、例えば図3(イ)
に示すように平面シート2の下部に逆V字状の切り欠きが形成されており、対向する切り欠き縁部が接合面とされてなるものであってもよい。また、図3(ロ)に示すように
平面シート2の略中央部から下方に延びる切れ込み13が形成されており、対向する該切り込み13の縁部が接合面とされてなるものであってもよい。
以下、本実施形態にかかる立体マスク1を形成させるための平面シート2の製造方法について図4を用いて説明する。
図4に示すように、ロール状の原反9から送り出し手段10により長尺状のシート11(例えば、不織布等)を図示右方向に送り出し、所定形状に成型された切断手段12(例えば、トムソン加工等)により切断と同時に接合面7の折り目或いは切れ込み13を施す。
次いで、打ち抜いたシートの接合面7に着脱可能な接合手段(例えば、面ファスナー等)を施すことにより連続して平面シート2を製造することができる。
前記切断手段12としては、トムソン加工以外にプレス、ヒートカット等の公知の方法を用いることもできる。
尚、トムソン加工とは、トムソン型を用いた打ち抜き加工のことをいい、トムソン型とは、ベースとなる板に溝を掘り、溝の部分に刃を入れた型のことをいう。
尚、紐の取付方法としては、融着接合、紐通し等があるが、その用途用途で好適な手段をとればよい。
また、紐のかけかたも頭の後ろへ回す方法、頭の後ろでくくる方法、耳にかける方法等がある。
本実施形態にかかる立体マスク1を平面シート2から形成する手順についての一例を図5(イ)から(ロ)を用いて説明する。
図5(イ)は、平面シート2の接合面7を拡大した図である。
図5(ロ)は、接合面7を重ね合わせる途中の状態、即ち前記表側接合面7aと前記裏側接合面7b及び前記表側接合面7a’と前記裏側接合面7b’とが重なり合うように(細矢印)左右から引き寄せている状態(太矢印)を示した概略図である。
図5(イ)(ロ)に示すように、平面シート2の接合面7(7a,7a’,7b,7b’)に配された面ファスナーを前記表側接合面7aと前記裏側接合面7b及び前記表側接合面7a’と前記裏側接合面7b’とが重なり合うように(細矢印)折り線A、A’を谷折りに、折り線B、B’を山折りにして左右から引き寄せる(太矢印)ようにして重ね合わせる。
上記操作により、平面シート2のシート本体6が立体形状に形成されて、マスク本体3となり立体マスク1が形成される。
また、図3(イ)(ロ)に示した平面シートにおいても上記と同様にして立体マスク1を形成できる。
例えば、図3(イ)の場合には、逆V字型に切断された両縁部の一方が表面側で、他方が裏面側に配された接合面7を重なり合うように左右から引き寄せて接合面を接合すれば立体マスク1を形成できるし、図3(ロ)の場合も前述と同じ方法で切れ込み13の両部分を引き寄せて接合面を接合すれば立体マスク1を形成できる。
以下、本実施形態にかかる立体マスク1の使用方法について図を参酌して説明する。
図6(イ)は、本実施形態にかかる立体マスク1を着用した場合の側面図を示したものである。
該立体マスク1を着用者顔面の鼻及び口を覆う領域に装着し耳に紐固定部8に固定した装着紐5をかければ着用者の顔面から落ちることなく着用できる。
前述したように、前記平面シート2は、立体マスク1を形成させたときに該立体マスク1が着用者の顔面に密着する形状に切断されているため埃・花粉等の侵入を阻止することができる。
図6(ロ)は、本実施形態にかかる立体マスク1を着用した場合の正面図を示したものである。
面ファスナー等の接合手段で接合された前記重ね部4は、着用者顔面の口の前方位置に位置されるようになっている。
前記重ね部4は、前記立体マスク1の着用時に着用者顔面の両頬骨を結んだ横軸線と着用者の顔面縦中心軸との交点より下方であって、且つ該顔面縦中心軸に対して左右対称位置に配されている。
本実施形態にかかる立体マスク1は、鼻や口などを収容するように前方に膨出させた立体形状であるため、埃・花粉等の侵入を抑制できる。
平面シート2の接合面を接合させることで前記立体マスク1を形成できるため製造が簡単でコストもかからない利点を有する。
また、着用者が、長時間前記立体マスク1を着用していても鼻に前記重ね部4が当たらないため鼻に圧接跡が付くことがなく着用感に優れている。
更に、前記重ね部4により、該立体マスク1の口の前方位置が、シートが複数枚積層されている構造となっているため強度が増しており、呼吸の吸引時に該位置が陥没し、吐出時に元に戻るという動作を繰り返すことを防止することもできる。
更に、使用後は、着脱自在に設けられた接合手段である面ファスナーを外すことにより前記平面シート2に戻るため、かさばらずに持ち運びができ、且つ型くずれすることもない。
上記実施形態では、面ファスナーで接合面7を着脱自在にした立体マスク1の一例を示したが、該接合面7を接着剤等で固定されたものであっても本発明の意図する範囲内である。
PETサーマルボンド不織布(シンワ製:品番9540F、繊度:2デニール/3デニール混合、繊維長30〜50mm、目付40g/m2、厚み0.24±0.08mm)を図2に示す形状にトムソン加工で切断して、図5(イ)に示したように接合面を接合手段としてのホットメルト型接着剤(エムス昭和電工社製)を介して接合し立体形状にした。それにウーリーゴム(オリオン産業製)の耳紐を紐固定部に取り付けて立体マスクとした。
実施例1と同様のPETサーマルボンド不織布と接合手段として住友3M製マジックテープ(商標名)とを用いて実施例1と同様の方法で立体マスクとした。
実施例1と同様のPETサーマルボンド不織布を接合手段として超音波ウェルダーで接合し実施例1と同様の方法で立体マスクとした。
実施例1と同様のPETサーマルボンド不織布と抗ウィルスフィルターとをホットメルトラミネートしたシートを用いて図2に示す形状にトムソン加工で切断して、図5(イ)に示したように折りたたんでホットメルト型接着剤(エムス昭和電工社製)で接合面を固定して立体形状にした。それにウーリーゴム(オリオン産業製)の耳紐を紐固定部に取り付けて立体マスクとした。
尚、ここで使用した抗ウィルスフィルターは、目付20g/m2のPPメルトブロー不織布(東レ製)と目付50g/m2のPETスパンレース不織布(シンワ製)との間に300〜500μmの非晶質リン酸カルシウムを担持させた目付約100g/m2のフィルターである。
実施例1と同様のPETサーマルボンド不織布と実施例4と同様の抗ウィルスフィルターとをホットメルトラミネートしたシートを接合手段として住友3M製マジックテープ(商標名)で接合し実施例4と同様の方法で立体マスクとした。
実施例1と同様のPETサーマルボンド不織布と実施例4と同様の抗ウィルスフィルターとをホットメルトラミネートしたシートを接合手段として超音波ウェルダーで接合し実施例4と同様の方法で立体マスクとした。
実施例1と同様のPETサーマルボンド不織布と実施例4と同様の抗ウィルスフィルターとをホットメルトラミネートしたシートを接合手段として接着剤(タック製)で接合し実施例4と同様の方法で立体マスクとした。
尚、実施例として、上記の実施例1から実施例7までを示したが、本発明はこれらの実施例だけに限定されるものではない。
本実施例の立体マスクは、接合面の固定をマジックテープ(商標名)で行うことで着脱自在となり、着用時には立体マスクに、非着用時には平面シートになる。
それにより非着用時には、持ち運び等が容易となる。
また、重ね部が着用者の口部の前方にくるよう配されており、該重ね部が着用者の鼻に当たらないため鼻に圧接跡が付くことがなく、しかも前記重ね部により呼吸の吸引時に該立体マスクの一部が陥没し、吐出時に元に戻るという動作を繰り返すことを防止することができる。
更に、機能性(例えば、ウィルス除去、帯電加工等)を有する不織布等を単独或いは積層したシートから直接立体マスクを形成できるのでそれらの機能を十分に発揮させることができる。
図1は、本実施形態にかかる立体マスクの斜視図である。 図2は、本実施形態にかかる立体マスクを形成するための平面シートの平面概略図である。 図3(イ)(ロ)は、他の平面シートの形状の一例を表したものである。 図4は、本実施形態にかかる立体マスクを形成させる為の平面シートの製造方法の概略図である。 図5(イ)は、接合面の拡大図である。 図5(ロ)は、接合面を接合させる状態を示した概略図である。 図6(イ)は、本発明に係る立体マスクを着用した場合の側面図である。 図6(ロ)は、本発明に係る立体マスクを着用した場合の正面図である。
符号の説明
1 立体マスク
2 平面シート
3 マスク本体
4 重ね部
5 装着紐
6 シート本体
7 接合面
8 紐固定部

Claims (3)

  1. 着用者の鼻及び口を覆うマスク本体を備え、
    該マスク本体は、互いに接合可能な少なくとも一対の接合面を有する一枚の平面状シートで形成され、前記少なくとも一対の接合面を接合して重ね部を形成することにより前方に膨出した立体形状に形成されるとともに、上端の中央部両側に鼻と頬の隙間を塞ぐように形成された上方延在部を備え、前記重ね部は、着用者の鼻に当たらないようにマスク本体の下端側に配され、一対の接合面は、それぞれが下端に向かって広がったテーパー状に形成されるとともに、一方の接合面が他方の接合面に向けて折り返されるように形成され、しかも、縦中心軸に対して左右対称に二組設けられ、各組の一方の接合面を縦中心軸側にある他方の接合面に接合することで前記重ね部が形成されていることを特徴とする立体マスク。
  2. 前記重ね部が、立体マスク着用時に着用者の口の前方位置にくるように配されてなる請求項1記載の立体マスク。
  3. 前記少なくとも一対の接合面は、着脱可能とされてなる請求項1又は2に記載の立体マスク。
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