JP4306567B2 - 情報表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報表示制御装置及びプログラムに関する。
従来から、国語辞書、英和辞書、和英辞書、英英辞書等、数種類の辞書データベース(以下、データベースを「DB」と表す。)を内蔵した電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。例えば、電子辞書には、見出語検索機能や、成句検索機能等の種々の機能が備えられている。ユーザによって見出語を検索する為の辞書DBを指定されると、電子辞書は、指定された辞書DBの辞書モードを起動する。例えば、英和辞書DBの見出語を検索する場合には、英和辞書モードを起動する。そして、ユーザによって、入力文字が入力されると、当該入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を表示する。
また、電子辞書には、ユーザが所望する情報を効率良く検索可能とするため、いわゆるジャンプ機能を備えたものがある。このジャンプ機能とは、次のような機能である。即ち、ユーザにより入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を表示した後、当該説明情報中の単語が指定される(以下、適宜「ジャンプ元」という。)。そして、所定の指定入力が行われると、この指定された単語に適合する見出語を再度検索し、当該見出語(以下、適宜「ジャンプ先」という。)に対応した説明情報を表示する機能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−134585号公報
従来の電子辞書では、ユーザはジャンプ元として、説明情報の中に表示されている何れかの単語を指定して当該単語に基づいて他の辞書DBを検索することができた。しかし、ジャンプ元として指定できる単語は単数(一単語)であり、複数の単語を指定することはできなかった。
例えば、従来の電子辞書においては、説明情報に含まれる複数の単語からなる熟語や成句等を他の辞書で検索したい場合には、まず複数の単語の中の先頭の単語をジャンプ元として指定して他の辞書DBを検索する。そして、ジャンプ先に対応づけられている説明情報から熟語等を表示し、その表示された熟語の中からユーザが所望する熟語等を探し出す必要があり極めて煩雑な作業を要していた。
また、複数の単語が連語や固有名詞等として辞書DBに独立した見出語(例えば、「United States」)として記憶されている場合がある。この場合、説明情報に表示された複数語のうち、先頭の単語(例えば、「United」)をジャンプ元として指定した場合、ジャンプ先として見出語「United」は検索されて表示されるが、複数語からなる固有名詞である見出語「United States」をジャンプ先として表示させることはできなかった。従って、ユーザは他の辞書モードにおいて、新たに入力文字として「United States」を入力し、再度辞書DBを検索する必要がありジャンプ機能が有効に利用されていなかった。
さらに、近年電子辞書には多様な辞書が搭載されるようになってきた。例えば、スペリング辞典と呼ばれる辞書が搭載されている。スペリング辞典とは、カタカナである見出語に対して、当該カタカナの英語の訳文を説明情報として一対一に記憶している辞典である。このような辞典を収録した辞書DBを利用して検索した場合は、見出語に対応する説明情報は当該見出語を英語に訳した単語そのものである。従って、スペリング辞典DBの説明情報をジャンプ元として他の辞書DB(例えば、英和辞書DB)を検索する場合、スペリング辞典DBに記憶されている説明情報が複数の単語からなっていたとしても、その一連の複数の単語をジャンプ元として検索を行いたいという要望がある。しかし、従来の電子辞書においては、複数の単語が表示された場合であっても、そのうちの1つの単語しかジャンプ元として指定することができず、非常に使い勝手が悪かった。
本発明は、このような問題に鑑みて、辞書の見出語の説明情報に含まれる一単語や複数単語を見出語として、さらに辞書を引く場合に、使い勝手の良い情報表示制御装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載された発明の情報表示制御装置は、
見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶手段と、
見出語に対応付けて規格空白文字又は外字空白文字を介在する複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶手段と、
第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定手段と、
この指定手段により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御手段と、
この第1の説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御手段と、
前記指定手段により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う第2の説明情報表示制御手段と、
この第2の説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語をユーザ操作に応じて識別表示し、当該単語が外字空白文字を介在して他の単語と隣接する場合には、当該単語と、当該外字空白文字と、当該他の単語とを合わせて一つの連続単語として識別表示する制御を行う第2の選択候補表示制御手段と、
ユーザ操作に応じて、識別表示された単語又は連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行うジャンプ検索手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載された発明の情報表示制御装置は、
見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶手段と、
見出語に対応付けて規格空白文字又は外字空白文字を介在する複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶手段と、
第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定手段と、
この指定手段により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を、前記第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御手段と、
この第1の説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて選択可能に識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御手段と、
ユーザ操作に応じて、前記第1の選択候補表示制御手段により識別表示制御された単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う単語説明情報表示制御手段と、
前記指定手段により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶手段から読み出して所定の表示領域に表示する制御を行う説明情報領域表示制御手段と、
この説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる複数の単語が、外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載された発明は、請求項に記載の情報表示制御装置において、
前記説明情報表示制御手段は、前記説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報が外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出して一覧表示する連続単語見出語一覧表示制御手段を有し、
この連続単語見出語一覧表示制御手段により表示制御された見出語のうち、ユーザ操作により指定された見出語の説明情報を第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う指定見出語説明情報表示制御手段を更に備えることを特徴とする。
請求項に記載された発明は、請求項又はに記載の情報表示制御装置において、
前記説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報が外字空白文字を介する連続単語からなり、且つ当該連続単語に適合する見出語が、前記第1の説明情報記憶手段に記憶されていない場合に、前記説明情報領域表示制御手段により表示制御された内容を全画面に表示する制御を行う説明情報全画面表示制御手段を更に備えることを特徴とする。
請求項に記載された発明のプログラムは、
コンピュータに、
見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶機能と、
見出語に対応づけて規格空白文字又は外字空白文字を介在する複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶機能と、
第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定機能と、
この指定機能により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により指定語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第1の説明情報記憶機能から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御機能と、
この第1の説明情報表示制御機能により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御機能と、
前記指定機能により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶機能から読み出して表示する制御を行う第2の説明情報表示制御機能と、
この第2の説明情報表示制御機能により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語をユーザ操作に応じて識別表示し、当該単語が外字空白文字を介在して他の単語と隣接する場合には、当該単語と、当該外字空白文字と、当該他の単語とを合わせて一つの連続単語として識別表示する制御を行う第2の選択候補表示制御機能と、
ユーザ操作に応じて、識別表示された単語又は連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶機能から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行うジャンプ検索機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項に記載された発明のプログラムは、
コンピュータに、
見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶機能と、
見出語に対応づけて規格空白文字又は外字空白文字を介在ずる複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶機能と、
第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定機能と、
この指定機能により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を、前記第1の説明情報記憶機能から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御機能と、
この第1の説明情報表示制御機能により表示された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて選択可能に識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御機能と、
ユーザ操作に応じて、前記第1の選択候補表示制御機能により識別表示制御された単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶機能から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う単語説明情報表示制御機能と、
前記指定機能により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶機能から読み出して所定の表示領域に表示する制御を行う説明情報領域表示制御機能と、
この説明情報領域表示制御機能により表示制御された説明情報に含まれる複数の単語が、外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶機能から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1に記載された発明によれば、指定手段により第1のモードが指定された場合には、表示した説明情報中のいずれか1つの単語がユーザ操作により識別表示されると、その単語に適合する見出語の説明情報を表示することとなる。一方、指定手段により第2のモードが指定された場合には、表示した説明情報中のいずれか1つの単語がユーザ操作により識別表示されると、当該単語が外字空白文字を介在して他の単語と隣接する場合には、当該単語と、当該外字空白文字と、当該他の単語とを合わせて一つの連続単語として識別表示し、その連続単語に対応する見出語の説明情報を表示することとなる。
従って、ユーザにより識別表示された一単語や連続単語についての見出語の説明情報をモードに応じて適切に表示することができ、使い勝手の良い情報表示制御装置が実現される。
請求項に記載された発明によれば、指定手段により第1のモードが指定された場合には、表示した説明情報中のいずれか1つの単語がユーザ操作により識別表示されると、その単語に適合する見出語の説明情報を表示することとなる。一方、指定手段により第2のモードが指定された場合には、表示した説明情報に含まれる複数の単語が外字空白文字を介する連続単語である場合には、その連続単語に適合する見出語の説明情報を表示することとなる。
従って、ユーザが指定操作を行うことなく、説明情報の連続単語に適合する見出語の説明情報を自動的に表示させることができ、使い勝手の良い情報表示制御装置が実現される。
請求項に記載された発明によれば、説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報が外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を連続単語見出語一覧表示制御手段が第1の説明情報記憶手段から読み出して一覧表示する。そして、一覧表示された見出語のうち、ユーザ操作により指定された見出語の説明情報を指定見出語説明情報表示制御手段が第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する。
従って、連続単語に適合する見出語が複数読み出された場合に、当該見出語が一覧表示され、ユーザは所望の見出語の説明情報を表示させることができる。
請求項に記載された発明によれば、説明情報領域表示制御手段により表示された説明情報が外字空白文字を介する連続単語からなり、且つ当該連続単語に適合する見出語が、前記第1の説明情報記憶手段に記憶されていない場合に、説明情報領域表示制御手段により表示された内容を説明情報全画面表示制御手段が全画面に表示することができる
請求項に記載された発明によれば、コンピュータが本プログラムを実行することにより、以下の機能を実現することができる。すなわち、指定機能により第1のモードが指定された場合には、表示した説明情報中のいずれか1つの単語がユーザ操作により識別表示されると、その単語に適合する見出語の説明情報を表示することとなる。一方、指定機能により第2のモードが指定された場合には、表示した説明情報中のいずれか1つの単語がユーザ操作により識別表示されると、当該単語が外字空白文字を介在して他の単語と隣接する場合には、当該単語と、当該外字空白文字と、当該他の単語とを合わせて一つの連続単語として識別表示し、その連続単語に対応する見出語の説明情報を表示することとなる。
従って、ユーザにより識別表示された一単語や連続単語についての見出語の説明情報をモードに応じて適切に表示することができるプログラムを提供できる。
請求項に記載された発明によれば、コンピュータが本プログラムを実行することにより、以下の機能を実現することができる。すなわち、指定機能により第1のモードが指定された場合には、表示した説明情報中のいずれか1つの単語がユーザ操作により識別表示されると、その単語に適合する見出語の説明情報を表示することとなる。一方、指定機能により第2のモードが指定された場合には、表示した説明情報に含まれる複数の単語が外字空白文字を介する連続単語である場合には、その連続単語に適合する見出語の説明情報を表示することとなる。
従って、ユーザが指定操作を行うことなく、説明情報の連続単語に適合する見出語の説明情報を自動的に表示させることができるプログラムを提供できる。
次に、本発明を情報表示制御装置の一種である携帯型の電子辞書装置(以下、単に「電子辞書」という。)に適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明するが、本発明が適用可能な情報表示制御装置は電子辞書に限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態について説明する。電子辞書には、国語辞書、英和辞書、和英辞書、英英辞書、ことわざ辞書等の各種電子辞書データ(辞書DB)が内蔵されている。この辞書DBには、見出語に対応づけて当該見出語を説明するための文字データや、画像データ、動画データ、音声データ等の説明情報が記憶されている。ユーザは辞書種別を選択して入力文字を入力することにより、当該入力文字に適合する見出語の説明情報を表示させることができる。
図1に、この電子辞書1の概観図を示す。同図に示すように、電子辞書1は、ディスプレイ3と、各種キー群5とを備えている。ここで、各種キー群5を構成するキーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザによってこれらのキーが押下されて、電子辞書1が操作される。
例えば、各種キー群5は、図2に示すように、電子辞書の動作モードを選択する電子辞書の辞書モード選択キー51(英和モードキー51a、スペリングモードキー51b)、カーソル等の方向を指示する方向キー53、操作の確定等の指示が入力される訳/決定キー55、ジャンプ機能の操作指示を行うジャンプキー57等を有している。尚、それぞれのキーの機能、動作についての詳細は適宜説明する。
図3は、電子辞書1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、電子辞書1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)20、RAM(Random Access Memory)30、入力部40、表示部50を備えており、バス60で接続されている。
[1.1.1 ROMの構成]
ROM20は、各種初期設定、ハードウェアの検査、或いは必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。CPU10は、電子辞書1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。
また、ROM20は、メニュー表示処理、各種設定処理、各種検索処理等の電子辞書1の動作に係る各種プログラムや、電子辞書1が備える検索機能、表示機能、設定機能等の種々の機能を実現するためのプログラム等を格納すると共に、辞書DBとして英和辞書DB202aと、英和大辞書DB202bと、シソーラス辞書DB202cと、第1スペリング辞典DB204と記憶し、更に外字テーブル206を記憶している。また、プログラムとして辞書動作プログラム210を格納し、辞書動作プログラム210のサブルーチンとして英和プログラム212と、第1スペリングプログラム214とを格納している。
英和辞書DB202a、英和大辞書DB202b、シソーラス辞書DB202cは、各辞書に関するコンテンツを記憶している辞書DBである。辞書DBの一例として、図4に英和辞書DB202のデータ構成の一例を示す。辞書DBには、見出語(例えば、「old people's home」)と、当該見出語を説明するための説明情報(例えば、「old folks' home」)とが辞書データとして対応づけて記憶されている。なお、同様にして英和大辞書DB202b及びシソーラス辞書DB202cにも、それぞれ見出語と説明情報とが対応づけられた辞書データが記憶されている。
第1スペリング辞典DB204は、スペリング辞典に関するコンテンツを記憶している辞書DBである。図5は、第1スペリング辞典DB204のデータ構成の一例を示す図である。第1スペリング辞典DB204には、見出語(例えば、「オールド・ピープルズ・ホーム」)と、説明情報(例えば、「old_people's_home」)とが対応付けられて記憶されている。なお、見出語を検索する際に、見出語に含まれる「・」の記号は無視される。例えば、見出語「オールド・ピープルズ・ホーム」は、入力文字「オールドピープルズホーム」に適合する見出語として検索される。
また、図5の説明情報「old_people's_home」に含まれる「_」は、本実施形態において特徴的な文字の1つである外字の空白文字を示している。以下、第1スペリング辞典DB204に記憶されている文字の種類について説明する。
まず、辞書DBに記憶されている文字は、原則としてどの端末においても表示可能な共通規格に従った文字(以下、適宜「規格文字」という。)が用いられている。規格文字は、英数字や記号などに所定の文字コードが割り当てられており、例えば、規格の一つであるアスキーコードの場合、文字コードの「20」は空白文字が割り当てられている。
一方、規格文字以外にメーカが独自の文字を、別の文字コードに外字として割り当てている。例えば、本実施形態において、文字コード「90」〜「9F」までを外字の領域として割り当てる。当該文字コードに該当する文字(外字)の場合には、文字コードに対応する文字を外字テーブル206から読み出して表示する。
本実施形態における第1スペリング辞典DB204には、空白文字の場合、規格文字における空白文字(以下、適宜「規格空白文字」という。)と、外字として記憶されている空白文字(以下、適宜「外字空白文字」という。)との2種類が記憶されている。規格空白文字は、文字コード「20」に割り当てられている空白文字であり、規格文字の一つである。一方、外字空白文字は、文字コード「90」に割り当てられている外字で作成された空白文字であり、外字テーブル206に記憶されている。従って、表示部50に表示される場合には、規格空白文字も外字空白文字も空白文字として表示されるが、第1スペリング辞典DB204に記憶されている文字の文字コードは異なる。
ここで、第1スペリング辞典DB204の説明情報に記憶されている文字列は、空白文字により単語毎に区切られている。この中で、成句・熟語として隣接する単語を一連の単語(以下、適宜「連続単語」といいう。)として扱うために、空白文字として外字空白文字を記憶する。具体的に図6を用いて説明する。
図6は、「have a free hand」が記憶されている状態を示す図である。上の段にはコンピュータに記憶されている文字を、下の段は当該文字に対応する文字コードを示している。ここで、「have a free hand」は、空白文字により「have」「a」「free」「hand」の4単語に分けられている。ここで単語「have」と単語「a」との間には、文字コード「20」の規格空白文字が介在している。一方、単語「free」と単語「hand」との間には、文字コード「90」の外字空白文字が介在している。従って、単語「free」と単語「hand」は、連続単語「free hand」として指定され得る。
[1.1.2 RAMの構成]
RAM30は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行にかかるデータ等を一時的に保持する随時書込可能なメモリである。本実施の形態では、ジャンプ語句記憶領域302の記憶領域が確保されている。
ジャンプ語句記憶領域302は、ジャンプ元となる語句が記憶される領域である。ユーザによりジャンプ元の語句が選択されると、ジャンプ語句記憶領域302にジャンプ語句として記憶される。
[1.1.3 CPU]
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行う。具体的には、CPU10は、入力部40から入力される操作信号に応じてROM20に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果を表示するための表示制御信号を適宜表示部50に出力して、対応した表示情報を表示する。
また、CPU10は、本実施の形態において、ROM20の辞書動作プログラム210に従った辞書動作処理(図7参照)を実行する。また、CPU10は、辞書動作処理において、英和プログラム212に従った英和処理(図8、図9参照)と、第1スペリングプログラム214に従った第1スペリング処理(図10、図11参照)とをサブルーチンとして実行する。
CPU10は、辞書動作処理において、ユーザにより選択された辞書モードに対応する処理を実行する。例えば、ユーザが英和辞書のコンテンツを使用したい場合には、英和処理を実行する。
また、CPU10は、英和処理において、入力された文字に適合する見出語を一覧表示し、一覧表示された見出語の中から選択された見出語の説明情報を表示する。そして、ジャンプキー57が押下され、説明情報の中からジャンプ語句が指定される。そして、ジャンプ語句に適合する見出語を各辞書DBから検索し、検索された見出語の説明情報を表示する。
また、CPU10は、第1スペリング処理において、入力文字に適合する見出語を一覧表示する。ここで、読み出した文字の文字コードが外字コードである場合には、外字テーブル206から外字を読み出して表示部50に表示する。そして、ジャンプキーが押下されると、説明情報の中から単語を選択させ、ジャンプ語句として辞書DBの見出語を検索する。ここで、選択された単語と、隣接する単語との間に外字の空白文字が介在している場合には、選択された単語と隣接する単語とは単一の連続単語として選択され、そのまま他の辞書DBを検索する。
[1.1.4 入出力部等]
入力部40は、仮名やアルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備えた入力装置であり、押下されたキーの信号をCPU10に出力する。この入力部40により、入力文字の入力、辞書モードの選択、検索実行指示、ジャンプ機能の開始等の入力手段が実現される。なお、この入力部40は、図1のキー群5に相当するが、キー入力に限られるわけではなく、タッチパネルによる入力等であってもよい。
表示部50は、CPU10から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。なお、この表示部50は、図1に示すディスプレイ3に相当する。
バス60は、CPU10からのデータ等の電気信号を通す線路であり、CPU10と、ROM20と、RAM30と、入力部40と、表示部50とをそれぞれ接続する信号線である。
[1.2 処理]
[1.2.1 辞書動作処理]
まず、辞書動作処理について説明する。図7は、辞書動作処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この辞書動作処理は、CPU10が、ROM20の辞書動作プログラム210を実行することによって実現される処理である。
CPU10は、辞書動作処理を実行する際に、変数の初期化、画面の初期化等の各種初期設定を実行する(ステップA10)。続いてCPU10により、ユーザにより入力部40内にある辞書モードキー51の英和モードキー51a又はスペリングモードキー51bが押下されたことを判別して(ステップA12)選択された辞書モードキーに対応する処理を読み出して実行する。ここで、英和モードキー51aが押下されると英和処理を実行し(ステップA12;英和モード→ステップA14)、スペリングモードキー51bが押下されると第1スペリング処理を実行する(ステップA12;スペリングモード→ステップA16)。
そして、ユーザにより辞書動作処理の終了が入力された場合には(ステップA18;Yes)、CPU10は辞書動作処理を終了し、辞書動作処理の終了が選択されていない場合には(ステップA18;NO)、ステップA12から処理を繰り返し実行する。
[1.2.2 英和処理]
続いて、英和処理について説明する。図8及び図9は、英和処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この英和処理は、CPU10が、ROM20の英和プログラム212を実行することによって実現される処理であり、辞書動作処理におけるステップA14においてサブルーチンとして呼び出される処理である。
まず、CPU10は、ユーザにより入力文字が入力されると(ステップB10;Yes)、入力文字に適合する見出語を読み出して一覧表示処理を実行する(ステップB12)。そして、一覧表示された見出語の中から一の見出語が選択されるまで(ステップB14;No)、一覧表示処理を実行する。
ここで、一覧表示処理について、図12(a)を用いて説明する。図12(a)は、電子辞書1における表示画面W100の一例を示した図である。図12(a)において、表示画面W100は、上側の領域(以下、単に「上領域」という。)R100と、下側の領域(以下、単に「下領域」という。)R102に二分割されている。また、表示画面W100は、入力文字に適合する見出語を第1スペリング辞典DB204から読み出して一覧表示している図である。
まず、ユーザは「オールド・ピープルズ・ホーム」という語句を調べるために、「オ」「ー」「ル」「ド」と入力文字を順に入力していく。このとき、各文字が入力されるごとに、CPU10は、現在までに入力された入力文字から始まる見出語を第1スペリング辞典DB204から随時検索し、見出語候補として一覧表示する。ここで、第1スペリング辞典DB204に記憶された見出語のうち、入力文字N100「オールドピ」で始まる見出語が検索され、見出語の候補として領域R106に一覧表示されている。
ここで、領域R106に表示された見出語のうち、1つの見出語が識別表示され、反転表示T100が施されている。ユーザは、入力部40から所定の操作入力をすることにより、反転表示T100を上下に移動させ、他の見出語候補を反転表示させることができる。さらに、反転表示T100が施されている見出語に対応する説明情報の一部が、第1スペリング辞典DB204から読み出され、下領域R102に表示される。ここで、決定キー55が押下されることにより、反転表示されている見出語が選択される。
さて、一覧表示された見出語候補の中から、ユーザにより一の見出語が選択されると(ステップB14;Yes)、CPU10は選択された見出語に対応する説明情報を英和辞書DB202aから読み出して表示部50に表示する(ステップB16)。続いて、ユーザによりジャンプキー57が押下されると(ステップB18;Yes)、CPU10は、表示されている説明情報の中から、先頭の単語をジャンプ候補語句として選択する(ステップB20)。
CPU10は、表示された説明情報の中から選択されているジャンプ候補語句を識別表示する(ステップB22)。そして、ユーザにより方向キー53が押下されると、CPU10は方向キーに従って隣接する単語をジャンプ候補語句として選択する(ステップB26)。具体的には、右方向(左方向)の方向キーが押下されると、現在選択されているジャンプ候補語句の右側(左側)に隣接する単語をジャンプ候補語句として選択する。そして、新たに選択されたジャンプ候補語句を識別表示する(ステップB22)。
続いて、ユーザにより決定キー55が押下されると(ステップB24;No→ステップB28;Yes)、CPU10は、現在識別表示されているジャンプ候補語句をジャンプ語句として決定し、ジャンプ語句記憶領域302に記憶する(ステップB30)。続いて、CPU10は、ジャンプ語句に適合する見出語を、ROM20に記憶されている各辞書DBから検索する(ステップB32)。そして、各辞書DBから検索された見出語を一覧表示する(ステップB34)。
ユーザにより一覧表示された見出語の中から一の見出語が選択されると(ステップB36;Yes)、選択された見出語の説明情報を見出語が記憶されている辞書DBから読み出して、表示部50に表示する(ステップB38)。
[1.2.3 第1スペリング処理]
続いて、第1スペリング処理について説明する。図10及び図11は、第1スペリング処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この第1スペリング処理は、CPU10が、ROM20の第1スペリングプログラム214を実行することによって実現される処理であり、辞書動作処理におけるステップA16においてサブルーチンとして呼び出される処理である。
まず、ユーザにより入力文字が入力されると(ステップC10)、CPU10は入力文字に適合する見出語を、第1スペリング辞典DB204から読み出して、表示画面の上領域に一覧表示し、先頭の見出語を識別表示する(ステップC12)。
続いて、識別表示された見出語に対応する説明情報を第1スペリング辞典DB204から読み出し、下領域に表示する。その際、説明情報に外字コードに該当する文字が含まれている場合には、当該外字コードに対応する文字(外字)を外字テーブル206から読み出し、読み出された外字を表示する(ステップC14)。
ここで、方向キー53が押下されると(ステップC16;Yes)、CPU10は方向キーに従って見出語の識別表示を移動する(ステップC18)。そして、ステップC14を繰り返し実行する。
ユーザにより決定キー55が押下されると(ステップC16;No→ステップC20;Yes)、CPU10は識別表示された見出語を選択見出語として決定する(ステップC22)。ここで、CPU10は、選択見出語に対応する説明情報を、第1スペリング辞典DB204から読み出して、表示部50に表示する。このとき、読み出された説明情報に外字コードに該当する文字が含まれている場合、当該文字コードに対応する文字を外字テーブル206から読み出して表示する(ステップC24)。
続いて、ユーザによりジャンプキー57が押下されると(ステップC26;Yes)、CPU10は、表示されている説明情報の先頭単語をジャンプ候補語句に選択する(ステップC28)。
続いて、当該単語が連続単語である場合には(ステップC30;Yes)、CPU10は連続単語全体をジャンプ候補語句として選択する(ステップC32)。そして、CPU10は選択されているジャンプ候補語句を識別表示する(ステップC34)。ここで、ユーザにより方向キー53が押下されると(ステップC36;Yes)、方向キー53に従ってジャンプ候補語句として識別表示されている語句(単語又は連続単語)に隣接する単語をジャンプ候補語句に選択する(ステップC38)。そして、CPU10は再びステップC30から処理を繰り返し実行する。
ここで、ユーザにより決定キー55が押下されると(ステップC36;No→ステップC40;Yes)、CPU10はジャンプ先の対象となる辞書DBをユーザに選択させる(ステップC42)。そして、ユーザによりジャンプ先の辞書DBが選択されると(ステップC42;Yes)、ジャンプ候補語句に適合する見出語を選択された辞書DBから検索し(ステップC44)、当該検索された見出語の一覧表示処理をする(ステップC46)。ここで、ユーザにより一覧表示された見出語の中から一の見出語が選択された場合には(ステップC48;Yes)、選択された見出語の説明情報を辞書DBから読み出して表示する(ステップC50)。
[1.3 動作例]
続いて、表示画面を示した図を用いて第1実施形態における電子辞書1の動作例について、第1スペリング処理を中心に説明する。
図12(a)は、入力文字に適合する見出語が、一覧表示されている状態を示す表示画面W100の一例である。まず、表示画面W100は、上領域R100と、下領域R102に分かれて表示されている。そして、上領域R100には、入力文字N100「オールドピ」が表示され、入力文字N100に適合する見出語「オールド・ピープルズ・ホーム」から「オールド・フォーギー」までが領域R106に一覧表示されている。さらに、一覧表示された見出語の中から、「オールド・ピープルズ・ホーム」が反転表示T100により選択されている(図10のステップC12)。そして、選択された見出語「オールド・ピープルズ・ホーム」の説明情報が、第1スペリング辞典DB204から読み出されて表示されている(ステップC14)。なお、第1スペリング辞典DB204に含まれている外字コードは、対応する文字を外字テーブル206から読み出して表示される。
図12(b)は、図12(a)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W102の一例である。ユーザにより、見出語「オールド・ピープルズ・ホーム」が選択されると、選択された見出語と、見出語に対応する説明情報が表示画面W102の全体に表示される(ステップC24)。
図12(c)は、図12(b)の状態から、ジャンプキー57が押下され、ジャンプ候補語句として「old people's home」が選択されている状態を示す表示画面W104の一例である。ユーザがジャンプキー57を押下し(ステップC26;Yes)、先頭の単語「old」をジャンプ候補語句に選択する(図11のステップC28)。ここで、単語「old」と、単語「people's」との間の文字は外字空白文字である(図5)。また、単語「people's」と、単語「home」との間の文字も外字空白文字である。従って、連続単語「old people's home」全体がジャンプ候補語句として選択される(ステップC30;Yes→C32)。そして、ジャンプ候補語句「old people's home」が反転表示T102により識別表示されている(ステップC34)。
図13(a)は、図12(c)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W106の一例である。ジャンプ候補語句として「old people's home」が選択されている状態で、ユーザが決定キー55を押下すると、ジャンプ先の辞書DBを選択するウィンドウW150が表示される(ステップC40;Yes→C42)。ユーザが、ジャンプ先の辞書DBとして「英和辞書」をラジオボタンM102により選択し、決定キー55を押下すると、見出語「old people's home」に対応する説明情報が英和辞書DB202aから読み出される。
図13(b)は、図13(a)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W108の一例である。表示画面W108の上領域には、ジャンプ語句に適合する見出語として「old people's home」が表示されており、反転表示T104により選択されている。また、下領域には、見出語「old people's home」の説明情報が、英和辞書DB202aから読み出されて表示されている(ステップC44→C46)。
図13(c)は、図13(b)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W110の一例である。表示画面W110には、見出語「old people's home」に対応する説明情報が英和辞書DB202aから読み出されて表示されている(ステップC48;Yes→C50)。
[1.4 効果]
このように、第1の実施形態によれば、選択した単語が熟語や成句等の複数の単語からなる連続単語として第1スペリング辞典DB204に記憶されている場合には、選択した単語を含む連続単語がジャンプ語句として選択される。これにより、ユーザは所望するジャンプ先の説明情報を表示させることができ、使い勝手の良い電子辞書が実現される。
[1.5 変形例]
なお、上述した実施例において、規則文字及び外字について空白文字を例にとって説明したが、規則文字及び外字として記憶される文字は、空白文字に限られる訳ではなく、他の文字を記憶しても良いことは勿論である。
例えば、例文中に表示された「and/or」をジャンプ候補語句として選択する場合、単語「and」と単語「or」とは記号「/」で区切られているため、従来の電子辞書において、「and/or」は、「and」と「or」とのどちらかの単語をジャンプ候補語句として選択する必要があった。従って、「and/or」と一つのジャンプ語句として選択することが出来ない。ここで、規則文字で記憶された記号「/」を外字の「/」として記憶することにより、「and/or」は単一の連続単語となり、ジャンプ候補語句として選択できるようになる。
また、上述した実施例において、ステップA12において、辞書モードの選択は辞書モードキーを押下することとして説明したが、辞書モードキーを押下する以外の選択方法であっても良いことは勿論である。例えば、別途メニューキーを備えることとする。そして、ユーザによりメニューキーが押下されると、各辞書モードを選択させるメニュー画面を表示する。ここで、ユーザにより辞書モードが選択されると、CPU10は選択された辞書モードを実行することとしても良い。
また、英文字とカナ文字が入力できる入力領域を用意し、入力された領域に応じて辞書モードを自動的に切り替えることとしても良い。具体的には、英文字が入力できる入力領域において入力文字が入力された場合には、英和モードをに切り替え、カナ文字が入力できる入力領域において入力文字が入力された場合には、スペリングモードに切り替えて実行することとしても良い。
〔第2実施形態〕
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、見出語が選択されると、見出語に対応する説明情報をジャンプ語句として、他の辞書DBの見出語を検索する処理を行う実施形態である。
[2.1 構成]
第2実施形態における電子辞書の構成は、第1実施形態において図3に示したROM20を図14に示すROM22に置き換えた構成であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図14を参照してROM22の構成について説明する。図14に示すように、ROM22は、英和辞書DB202aと、英和大辞書DB202bと、シソーラス辞書DB202cと、第1スペリング辞典DB204と、外字テーブル206と、辞書動作プログラム230とを記憶している。また、辞書動作プログラム230は、サブルーチンとして英和プログラム212と、第2スペリングプログラム234とを含んでいる。また、辞書動作プログラム230は、第1実施形態に示した辞書動作プログラム210と略同一の処理であり、図7に示した辞書動作プログラム210のステップA16において、第1スペリング処理の代わりに第2スペリング処理を呼び出して実行する処理を行う。
ここで、第2スペリングプログラム234は、本実施形態における第2スペリング処理を実現させる為のプログラムであり、CPU10がこの第2スペリングプログラム234を実行することで、第2スペリング処理が実現される。具体的に、CPU10は、入力文字に適合する見出語を一覧表示する。そして、一覧表示された見出語から一の見出語が選択されると、選択された見出語に対応する説明情報をジャンプ語句とし、複数の辞書DBから当該ジャンプ語句に適合する見出語を検索する。そして、検索された見出語を一覧表示し、その中から選択された見出語に対応する説明情報を表示する処理を実行する。
[2.2 処理の流れ]
続いて、第2スペリング処理について詳細に説明する。図15は第2スペリング処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この第2スペリング処理は、CPU10がROM22に記憶された第2スペリングプログラム234を実行することによって実現される処理である。また、第2スペリング処理のステップD10からステップD22までは、第1スペリング処理におけるステップC10からステップC22までの処理と同一の処理であるため、その詳細な説明を省略する。
ユーザにより入力された入力文字に適合する見出語を第1スペリング辞典DB204から読み出して一覧表示する。そして、CPU10は、一覧表示された見出語の中からユーザにより選択された見出語を選択見出語として決定する(ステップD10〜ステップD22)。
CPU10は、決定された選択見出語に対応する説明情報をジャンプ語句として記憶する(ステップD24)。続いて、ジャンプ語句に適合する見出語を各辞書DBから検索する(ステップD26)。ここで、検索された見出語が各辞書DBに存在する場合には(ステップD28;Yes)、CPU10は検索された見出語の一覧表示処理を実行する(ステップD30)。ここで、一覧表示された見出語の中から、ユーザにより一の見出語が選択されると(ステップD32;Yes)、CPU10は選択された見出語の説明情報を選択された見出語が記憶されている辞書DBから読み出して表示部50に表示し(ステップD34)、第2スペリング処理を終了する。
また、検索された見出語が各辞書DBの何れにも存在しない場合には(ステップD28;No)、CPU10はエラーメッセージを表示する(ステップD36)。そして、選択された見出語に対応する説明情報を第1スペリング辞典DB204から読み出して表示し(ステップD38)、第2スペリング処理を終了する。
[2.3 動作例]
続いて、表示画面を示した図を参照して電子辞書1における第2実施形態の動作について説明する。
図16(a)は、入力文字に適合する見出語が、一覧表示されている状態を示す表示画面W200の一例である。ユーザが入力文字として「オールドピ」を入力すると(図15のステップD10)、入力文字「オールドピ」に適合する見出語が第1スペリング辞典DB204から読み出されて一覧表示される。また、一覧表示された見出語の中から見出語「オールド・ピープルズ・ホーム」が選択されて、反転表示T200が施されている(ステップD12〜D16)。
図16(b)は、図16(a)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W202の一例である。ここで、ユーザが決定キー55を押下すると(ステップD20;Yes)、選択している「オールド・ピープルズ・ホーム」の説明情報「old people's home」がジャンプ語句としてジャンプ語句記憶領域302に記憶される(ステップD22〜D24)。そして、ジャンプ語句に適合する見出語を、英和辞書DB202a、英和大辞書DB202b及びシソーラス辞書DB202cからそれぞれ検索し、上領域R200に一覧表示する(ステップD26〜D30)。ここで、一覧表示には、見出語と共に当該見出語が記憶されている辞書DBの種類を示す辞書マークM200が併せて表示される。また、表示画面W202において、見出語「old people's home」が選択され、反転表示T202が施されている。更に、見出語「old people's home」の説明情報が英和辞書DB202aから読み出され、下領域R202に表示されている。
図16(c)は、図16(b)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W204の一例である。決定キー55を押下すると、選択されている見出語に対応する説明情報が英和辞書DB202aから読み出されて表示される(ステップD32〜D34)。
続いて、図17(a)は、入力文字として「オールドビック」が入力され、入力文字に適合する見出語が一覧表示されている状態を示す表示画面W210の一例である。ユーザが入力文字として「オールドビック」を入力すると、入力文字「オールドビック」に適合する見出語が第1スペリング辞典DB204から読み出されて一覧表示される。また、一覧表示された見出語の中から、「オールド・ビック」が選択され、反転表示T210が施されている(ステップD10〜D16)。
図17(b)は、図17(a)の状態から決定キー55が押下された状態を示す表示画面W212の一例である。ここで、ユーザが決定キー55を押下すると、選択している「オールド・ビック」の説明情報「Old Vic」がジャンプ語句としてジャンプ語句記憶領域302に記憶される(ステップD20〜D24)。そして、ジャンプ語句「Old Vic」に適合する見出語を、ROM22に格納されている各辞書DBから検索する(ステップD26)。ここで、CPU10は、ジャンプ語句「Old Vic」に適合する見出語が、各辞書DBに記憶されていないと判定した場合には(ステップD28;No)、記憶されてない旨をウィンドウW250に表示する(ステップD36)。そして、第1スペリング辞典DB204から、見出語「オールド・ビック」に対応する説明情報を読み出して全画面に表示する(ステップD38、図17(c)の表示画面W214)。
[2.4 効果]
このように、第2実施形態によれば、入力文字に適合する見出語が選択されると、当該見出語に対応付けて記憶されている説明情報をジャンプ語句として、他の辞書DBを検索することができる。従って、ユーザはスペリング辞典DBを検索した結果から直接他の辞書DBを検索することが可能となる。
〔第3実施形態〕
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、辞書DBの説明情報に記憶されている文字の規則に従って連続単語を適切に判定し、ジャンプ語句として指定することのできる実施形態である。
[3.1 構成]
第3実施形態における電子辞書1の構成は、第1実施形態において図3に示したROM20を図18に示すROM24に置き換えた構成であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図18を参照してROM24の構成について説明する。図18に示すように、ROM24は、英和辞書DB202aと、英和大辞書DB202bと、シソーラス辞書DB202cと、第3スペリング辞典DB244と、条件テーブル246と、辞書動作プログラム250とを記憶している。また、辞書動作プログラム250は、サブルーチンとして英和プログラム212と、第3スペリングプログラム254と、連続単語有無判別プログラム256とを含んでいる。また、辞書動作プログラム250は、第1実施形態に示した辞書動作プログラム210と略同一の処理であり、図7に示した辞書動作プログラム210のステップA16において、第1スペリング処理の代わりに第3スペリング処理を呼び出して実行する処理である。
第3スペリング辞典DB244は、第1実施形態と同様にスペリング辞典に関するコンテンツを記憶している辞書DBである。ここで、第3スペリング辞典DB244の説明情報には、外字は記憶されておらず、総て規格文字にて記憶されている。
条件テーブル246は、連続単語有無判別処理において利用される各種文字規則に合致する文字が記憶されている。条件テーブル246には、条件となる文字として除外文字と、空白前文字と、空白後文字とが記憶されている。例えば、除外文字として「’」や「(」等が記憶されている。
第3スペリングプログラム254は、本実施形態における第3スペリング処理を実現させる為のプログラムであり、CPU10がこの第3スペリングプログラム254を実行することで、第3スペリング処理が実現される。具体的に、CPU10は、入力文字に適合する見出語の説明情報を第3スペリング辞典DB244から読み出して表示する。続いて、連続単語有無判別処理を実行することにより、表示された説明情報の中からジャンプ候補語句を決定する。そして、ジャンプ候補語句の中からジャンプ語句が選択されると、当該ジャンプ語句に適合する見出語を各辞書DBから検索し、検索された見出語の説明情報を表示する。
連続単語有無判別プログラム256は、本実施形態における連続単語有無判別処理を実現させる為のプログラムであり、CPU10がこの連続単語有無判別プログラム256を実行することで、連続単語有無判別処理が実現される。具体的に、CPU10は、カーソル位置から始まる文字列を、所定の文字規則に従ってジャンプ候補語句として決定する処理を行う。
[3.2 処理の流れ]
[3.2.1 第3スペリングプログラム]
続いて、第3スペリング処理について詳細に説明する。図20及び図21は第3スペリング処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この第3スペリング処理は、CPU10がROM24に記憶された第3スペリングプログラム254を実行することによって実現される処理である。
まず、ユーザにより入力文字が入力されると(ステップE10;Yes)、CPU10は、入力文字に適合する見出語を第1スペリング辞典DB204から読み出し、読み出した見出し語の一覧表示処理を実行する(ステップE12)。そして、決定キー55が押下されて一の見出語が選択されると(ステップE14;Yes)、CPU10は選択された見出語に対応する説明情報を第1スペリング辞典DB204から読み出し、説明情報を表示部50に全画面表示する(ステップE16)。
つづいて、ジャンプキー57が押下されると(ステップE18;Yes)、CPU10は表示されている説明情報の先頭位置にカーソルを配置する(ステップE20)。そして、CPU10は連続単語有無判別処理を実行してジャンプ候補語句を決定する(ステップE22)。また、ユーザにより方向キー53が押下されると(ステップE26;Yes)、CPU10は、ジャンプ候補語句に隣接する文字にカーソルを配置し(ステップE24)、再び連続単語有無判別処理を実行する(ステップE22)。
次に、ユーザにより決定キー55が押下されると(ステップE26;No→ステップE28;Yes)、CPU10は、ジャンプ候補語句をジャンプ語句として決定してジャンプ語句記憶領域302に記憶する(ステップE30)。そして、CPU10は、ジャンプ語句に適合する見出語を各辞書DBから検索する(ステップE32)。
ここで、ジャンプ語句に適合する見出語が各辞書DBに記憶されていない場合には(ステップE34;No)、記憶されていない旨のエラーメッセージを表示し(ステップE42)、ステップE16に処理も戻す。また、ジャンプ語句に適合する見出語がある場合には(ステップE34;Yes)、検索された見出語の一覧表示処理を実行する(ステップE36)。ここで、ユーザにより一覧表示された見出語の中から一の見出語が選択されると(ステップE38;Yes)、CPU10は、選択された見出語の説明情報を見出語が記憶されている辞書DBから読み出し、表示部50に表示する(ステップE40)。
[3.2.2 連続単語有無判別プログラム]
続いて、連続単語有無判別処理について詳細に説明する。図22は連続単語有無判別処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この連続単語有無判別処理は、CPU10がROM24に記憶された連続単語有無判別プログラム256を実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、ジャンプ候補語句を初期化し(ステップF8)、カーソル位置の文字をジャンプ候補語句として追記(記憶)する(ステップF10)。続いて、CPU10は、現在カーソルが位置している文字の次に位置する文字(以下、適宜「次文字」という。)が、条件テーブル246に記憶されている除外文字に一致するか否かを判定する(ステップF12)。ここで、次文字が除外文字に一致する場合には(ステップF12;Yes)、CPU10は、カーソルの位置を次文字の位置まで伸ばす(ステップF24)。ここで、移動したカーソルの位置が説明情報の最後でない場合には、ステップF10から処理を繰り返し実行する(ステップF26;No→ステップF10)。
一方、次文字が除外文字に一致しない場合には(ステップF12;No)、CPU10は次文字が「/」であり、且つその前後の文字が英文字が否かを判定する(ステップF14)。ここで、次文字が「/」であり、且つその前後の文字が英文字である場合には(ステップF14;Yes)、CPU10はカーソルを次文字まで伸ばす(ステップF24)。
また、次文字が「/」でない場合又は次文字が「/」であるが前後が英文字でない場合には(ステップF14;No)、CPU10は次文字が条件テーブル246に記憶された空白前文字であるか判定する(ステップF16)。ここで、次文字が空白前文字であり(ステップF16;Yes)、空白前文字の次(2文字後の文字)が空白文字である場合には(ステップF18;Yes)、ジャンプ候補語句を決定し、ジャンプ候補語句となる部分を識別表示する(ステップF28)。
他方、次文字は空白前文字であるが、空白前文字の次の文字が空白文字でない場合には(ステップF16;Yes→ステップF18;No)、カーソルを次文字まで伸ばす(ステップF24)。
また、次文字が空白文字でない場合には(ステップF20;No)、カーソルを次文字まで伸ばす(ステップF24)。さらに、次文字が空白文字であって(ステップF20;Yes)、さらに空白文字(次文字)の次の文字(2文字後)が条件テーブル246に記憶されている空白後文字に一致する場合には(ステップF22;Yes)、ジャンプ候補語句を決定し、ジャンプ候補語句を識別表示する(ステップF28)。
また、次文字が空白文字であって、さらに空白文字(次文字)の次の文字(2文字後)が条件テーブル246に記憶されている空白後文字に一致しない場合には(ステップF22;No)、CPU10はカーソルを次文字まで伸ばす(ステップF24)。
[3.3 動作例]
続いて、表示画面を用いて電子辞書1における第3実施形態の動作について、連続単語有無判別処理を中心に説明する。具体的には、説明情報を表示した後に、ユーザによりジャンプキー57が押下され、連続単語有無判別処理を実行している状態について説明する。
図23(a)は、説明情報として「idle(r) wheel」が表示されている表示画面W230を示す図である。まず、CPU10は、カーソル位置を先頭「i」に配置し(図20のステップE20)、カーソル位置の文字「i」をジャンプ候補語句として記憶する(図22のステップF10)。つづいて、次文字は「d」であることから、カーソル位置を次文字「d」まで伸ばす(ステップF12;No→ステップF14;No→ステップF16;No→ステップF20;No)。そして、カーソル位置の文字「d」をジャンプ候補語句に追記する(ステップF10)。すると、ジャンプ候補語句は「id」となる。同様に、CPU10は説明情報の文字「e」まで処理が繰り返すと、ジャンプ候補語句は「idle」と記憶される。
続いて、カーソル位置が「e」のとき、次文字は「(」となる。ここで、文字「(」は条件テーブル246に除外文字として記憶されていることから(図19)、カーソル位置を「(」に移動してジャンプ候補語句に追記する(ステップF12;Yes→ステップF24→ステップF26;No→ステップF10)。
同様に、カーソル位置が「r」のとき、次文字は「)」となり、条件テーブル246によると除外文字であることから(図19)、カーソル位置を「)」に移動し、ジャンプ候補語句に追記する。
続いて、カーソル位置が「)」のとき、次文字は空白文字であり(ステップF20;Yes)、空白文字の次の文字「w」は空白後文字に記憶されていないことから(ステップF22;No)、カーソル位置を「w」に移動し、ジャンプ候補語句に追記される。残りの文字についても同様の処理を行うと、ジャンプ候補語句として「idle(r) wheel」を決定し、表示画面W230において識別表示する。
また、図23(b)は、説明情報として「a.m., p.m.」が表示されている表示画面W232を示す図である。まず、カーソル位置が文字「a」のときに、次文字「.」は条件テーブル246に記憶されている除外文字に一致する。従って、ジャンプ候補語句として「a.」が記憶される。続いて、カーソル位置が「m」であるときも同様に、次文字「.」は条件テーブル246に記憶されている除外文字であることから、ジャンプ候補語句として「a.m.」が記憶される。
続いて、カーソル位置が文字「.」のとき、次文字「,」は条件テーブル246に空白前文字として記憶されている(ステップF16;Yes)。従って、空白前文字「,」の次の文字を調べると、空白文字である(ステップF18;Yes)。従って、選択されるジャンプ候補語句としては「a.m.」であり、ジャンプ候補語句を識別表示する(ステップF28)。
また、図23(c)は、説明情報として「and/or」が表示されている表示画面W234を示す図である。ここで、まず「and」がジャンプ候補語句として記憶される。続いて、カーソル位置が「d」のとき、次文字が「/」である。ここで、次文字「/」の前の文字が「d」で、次文字「/」の後の文字が「o」である。従って、次文字「/」の前後は英文字であることから(ステップF14;Yes)、次文字「/」はジャンプ候補語句に記憶される。そして、残りの文字「o」「r」が追記され、ジャンプ候補語句は「and/or」となり、ジャンプ候補語句を識別表示する(ステップF28)。
[3.4 効果]
このように、第3実施形態によれば、辞書DBに外字を用いてない場合であっても、所定の文字規則に従うことにより、単語から連結単語を判定し、ジャンプ語句とすることが可能となる。従って、予め外字を用いた辞書DBを用いることなく、適切に説明情報に含まれている連続単語をジャンプ元として選択することができるようになる。
〔変形例〕
上述した実施形態では、電子辞書、電子事典などを含む電子辞書を適用例として説明したが、本発明の情報表示制御装置は、電子辞書のような製品に限定されるものではなく、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistants)などの電子機器全般に適用可能である。具体的には、図3のROM20内の各種データ・プログラムを各電子機器に記憶し、実行できる環境にあれば、何れの電子機器にも適用可能である。
また、上述した実施形態では、ジャンプ元の辞書DBとしてスペリング辞典を例にとって説明したが、このような辞書に限定されるものではなく、例えばカタカナ語辞典や、コンピュータ用語辞典等の各種辞書コンテンツが記憶されている辞書DBに適用させてもよいことは勿論である。
電子辞書の概観図。 電子辞書の入力部を示す図。 電子辞書のブロック図。 英和辞書DBの構成の一例を示す図。 スペリング辞典DBの構成の一例を示す図。 文字コードについて説明するための図。 辞書動作処理の動作フローを示す図。 英和処理の動作フローを示す図。 英和処理の動作フローを示す図。 第1スペリング処理の動作フローを示す図。 第1スペリング処理の動作フローを示す図。 第1実施形態における動作例を説明するための図。 第1実施形態における動作例を説明するための図。 第2実施形態におけるROMの構成を示す図。 第2スペリング処理の動作フローを示す図。 第2実施形態における動作例を説明するための図。 第2実施形態における動作例を説明するための図。 第3実施形態におけるROMの構成を示す図。 条件テーブルのデータ構成の一例を示す図。 第3スペリング処理の動作フローを示す図。 第3スペリング処理の動作フローを示す図。 連続単語有無判別処理の動作フローを示す図。 第3実施形態における動作例を説明するための図。
符号の説明
1 電子辞書
10 CPU
20 ROM
202 英和辞書DB
204 第1スペリング辞典DB
206 外字テーブル
210、230、250 辞書動作プログラム
212 英和プログラム
214 第1スペリングプログラム
234 第2スペリングプログラム
254 第2スペリングプログラム
256 連続単語有無判別プログラム
246 条件テーブル
30 RAM
302 ジャンプ語句記憶領域
40 入力部
50 出力部
60 バス

Claims (6)

  1. 見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶手段と、
    見出語に対応付けて規格空白文字又は外字空白文字を介在する複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶手段と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定手段と、
    この指定手段により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御手段と、
    この第1の説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御手段と
    前記指定手段により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う第2の説明情報表示制御手段と、
    この第2の説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語をユーザ操作に応じて識別表示し、当該単語が外字空白文字を介在して他の単語と隣接する場合には、当該単語と、当該外字空白文字と、当該他の単語とを合わせて一つの連続単語として識別表示する制御を行う第2の選択候補表示制御手段と、
    ユーザ操作に応じて、識別表示された単語又は連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行うジャンプ検索手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶手段と、
    見出語に対応付けて規格空白文字又は外字空白文字を介在する複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶手段と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定手段と、
    この指定手段により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を、前記第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御手段と、
    この第1の説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて選択可能に識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御手段と、
    ユーザ操作に応じて、前記第1の選択候補表示制御手段により識別表示制御された単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う単語説明情報表示制御手段と、
    前記指定手段により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶手段から読み出して所定の表示領域に表示する制御を行う説明情報領域表示制御手段と、
    この説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報に含まれる複数の単語が、外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  3. 前記説明情報表示制御手段は、前記説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報が外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶手段から読み出して一覧表示する連続単語見出語一覧表示制御手段を有し、
    この連続単語見出語一覧表示制御手段により表示制御された見出語のうち、ユーザ操作により指定された見出語の説明情報を第1の説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う指定見出語説明情報表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記説明情報領域表示制御手段により表示制御された説明情報が外字空白文字を介する連続単語からなり、且つ当該連続単語に適合する見出語が、前記第1の説明情報記憶手段に記憶されていない場合に、前記説明情報領域表示制御手段により表示制御された内容を全画面に表示する制御を行う説明情報全画面表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項又はに記載の情報表示制御装置。
  5. コンピュータに、
    見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶機能と、
    見出語に対応づけて規格空白文字又は外字空白文字を介在する複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶機能と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定機能と、
    この指定機能により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により指定語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第1の説明情報記憶機能から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御機能と、
    この第1の説明情報表示制御機能により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御機能と、
    前記指定機能により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶機能から読み出して表示する制御を行う第2の説明情報表示制御機能と、
    この第2の説明情報表示制御機能により表示制御された説明情報に含まれる任意の単語をユーザ操作に応じて識別表示し、当該単語が外字空白文字を介在して他の単語と隣接する場合には、当該単語と、当該外字空白文字と、当該他の単語とを合わせて一つの連続単語として識別表示する制御を行う第2の選択候補表示制御機能と、
    ユーザ操作に応じて、識別表示された単語又は連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶機能から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行うジャンプ検索機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  6. コンピュータに、
    見出語に対応づけて複数の単語を含む説明情報を記憶している第1の説明情報記憶機能と、
    見出語に対応づけて規格空白文字又は外字空白文字を介在ずる複数の単語を含む説明情報を記憶している第2の説明情報記憶機能と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれかをユーザ操作により指定する指定機能と、
    この指定機能により第1のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を、前記第1の説明情報記憶機能から読み出して表示する制御を行う第1の説明情報表示制御機能と、
    この第1の説明情報表示制御機能により表示された説明情報に含まれる任意の単語を、ユーザ操作に応じて選択可能に識別表示する制御を行う第1の選択候補表示制御機能と、
    ユーザ操作に応じて、前記第1の選択候補表示制御機能により識別表示制御された単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶機能から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う単語説明情報表示制御機能と、
    前記指定機能により第2のモードが指定された後、ユーザ操作により見出語が指定されると、当該指定された見出語に対応する説明情報を前記第2の説明情報記憶機能から読み出して所定の表示領域に表示する制御を行う説明情報領域表示制御機能と、
    この説明情報領域表示制御機能により表示制御された説明情報に含まれる複数の単語が、外字空白文字を介する連続単語からなる場合に、当該連続単語に適合する見出語を前記第1の説明情報記憶機能から読み出し、読み出した見出語の説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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