JP4325226B2 - 情報表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示制御装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、国語辞書、英和辞書、和英辞書、英英辞書等、数種類の辞書データベース(以下、データベースを「DB」と表す。)を内蔵した電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。辞書DBには、見出語と、当該見出語を説明・解説する説明情報とを対応付けた辞書データが多数蓄積されている。ユーザによって見出語を検索する為の辞書DBを指定されると、電子辞書は、指定された辞書DBを検索するために、指定された辞書モードを起動する。例えば、英和辞書DBの見出語を検索する場合には、英和辞書モードを起動する。そして、ユーザによって、検索語が入力されると、当該検索語に適合する見出語に対応する説明情報を表示させる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、各種辞書DBの中で和英辞書DBにおいては、日本語の見出語と、当該見出語に対応する英単語の訳語(以下、適宜「訳語」と表す。)毎に記憶した説明情報とを対応付けた辞書データが多数蓄積されている。また、説明情報には、訳語を用いた例文が記憶されている(含まれている)ものと、記憶されていない(含まれていない)ものがある。
【0004】
また、見出語に対応した例文の表示が可能な電子辞書が知られている。例えば検索語に一致する見出語に対応する説明情報を表示した後、所定の指示入力が行われると、見出語に対応づけられた例文を検索し、当該見出語に対応する例文を表示する機能である。この例文は、例文と、その例文が対応付けられている見出語(以下、適宜「出典見出語」と表す。)とを対応付けた例文データを多数蓄積している例文DBに記憶されている。
【0005】
また、いわゆるジャンプ機能を備えた電子辞書が知られている。ジャンプ機能とは、例えば検索語に一致する見出語に対応する説明情報を表示した後、説明情報中の所望の文字列が指定されて所定の指示入力が行われると、この指定された文字列を検索語として見出語を再度検索し、当該見出語に対応する説明情報を表示する機能である(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−108857号公報
【特許文献2】
特開2000−276485号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、例えばユーザが和英辞書DBにおいて、日本語に対応する訳語を検索し、当該訳語が用いられている例文を検索する場合について考える。
【0008】
まず、和英辞書モードにおいて、ユーザから日本語の検索語が入力される。すると、電子辞書は検索語と一致する見出語を和英辞書DBより検索する。そして、電子辞書は、日本語の見出語と、説明情報とを表示する。ここで、説明情報には英語の訳語を用いた例文が記憶されている場合と、記憶されていない場合がある。例文が記憶されていない場合、ユーザは指定された英語の訳語に基づいて再度例文を検索する必要がある。
【0009】
事例を挙げ、具体的に説明する。例えば、ユーザが「恥ずかしい」の訳語を電子辞書で検索し、検索された訳語が用いられている例文を表示させたい場合を考える。ここで、「恥ずかしい」の訳語として、和英辞書DBに「ashamed」と「mean」との2つの訳語が記憶されていたとする。また和英辞書の、説明情報の中に訳語「ashamed」を用いた例文は記憶されているが、「mean」を用いた例文は記憶されていないとする。
【0010】
この場合、和英辞書モードにおいてユーザが「恥ずかしい」の訳語を検索操作したとしても、訳語「mean」を用いた例文は表示されない。訳語「mean」の例文を表示させるためには、ユーザは次の様な煩雑かつ高度な操作を強いられる。すなわち、まず、ユーザは、表示されている訳語「mean」を指定してジャンプ機能の実行操作をする。その際、「mean」が英単語であることから、ユーザは英和辞書モードを指定した上で、ジャンプ機能の実行操作をする必要がある。すると、英和辞書DBの中から見出語「mean」が検索され、「mean」の説明情報が表示される。この「mean」の説明情報が表示されている状態で、更に「mean」についての例文表示の指示入力を行うことによって、見出語「mean」に対応付けられている例文を表示させることができる。
【0011】
このように、電子辞書をひいた結果表示される単語(上述の例では訳語)を用いた例文を表示させたい場合には、面倒な操作が強いられていた。
【0012】
また、上述した面倒な操作を行ってもなお、適切な例文が表示されるとは限らないという問題があった。すなわち、上述の例で説明すると、「mean」を含む例文の中には「恥ずかしい」以外の意味で「mean」を用いた例文も含まれているからである。ユーザは表示された「mean」の例文の中から、所望の例文がどれであるかを逐一調べる必要があるのである。
【0013】
上記問題に鑑みて、本発明が為されたものであり、本発明の目的は、電子辞書等の情報表示制御装置において、見出語の訳語に対応する例文を適切に検索して表示することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の情報表示制御装置は、見出語と、当該見出語の訳語とを対応付けて記憶する情報記憶手段(例えば図2のROM20)と、前記訳語に対応する例文と該例文の訳文とを記憶する例文記憶手段(例えば図2のROM20)と、見出語を選択する見出語選択手段(例えば図2のCPU10;図7のステップA34b)と、この見出語選択手段によって選択された見出語に対応づけて記憶された訳語を表示する制御を行う訳語表示制御手段(例えば図2のCPU10;図7のステップA18)と、この訳語表示制御手段によって表示された訳語に対応する例文であって該例文の訳文に前記見出語選択手段により選択された見出語含まれる例文を前記例文記憶手段より検索する例文検索手段と(例えば図2のCPU10;図8のステップB16、B18)と、この例文検索手段によって検索された例文を表示する制御を行う例文表示制御手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB36)と、を備えることを特徴としている。
【0015】
また、請求項11に記載のプログラムは、コンピュータに、見出語と、当該見出語の訳語とを対応付けて記憶する情報記憶機能(例えば図2のROM20)と、前記訳語に対応する例文と該例文の訳文とを記憶する例文記憶機能(例えば図2のROM20)と、見出語を選択する見出語選択機能(例えば図2のCPU10;図7のステップA34b)と、この見出語選択機能によって選択された見出語に対応づけて記憶された訳語を表示する制御を行う訳語表示制御機能(例えば図2のCPU10;図7のステップA18)と、この訳語表示制御機能によって表示された訳語に対応する例文であって、該例文の訳文に前記見出語選択手段により選択された見出語含まれる例文を前記例文記憶機能によって記憶された例文より検索する例文検索機能(例えば図2のCPU10;図8のステップB16、B18)と、この例文検索機能によって検索された例文を表示する制御を行う例文表示制御機能(例えば図2のCPU10;図8のステップB36)と、を実現させることを特徴としている。
【0016】
請求項1又は11に記載の発明によれば、選択された見出語に対応する訳語を情報記憶手段から検索し、表示することができる。また、訳語に対応する例文であって、該例文の訳文に前記見出語選択手段により選択された見出語が含まれる例文を例文記憶手段より検索し、表示することができる。これにより、見出語と訳語に対応する例文が容易に例文記憶手段から検索し、表示することのできる情報表示制御装置を実現できるため、ユーザは見出語と訳語に対応する適切な例文を容易に把握することができるようになる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、訳語と、当該訳語の説明情報とを対応付けて記憶する訳語情報記憶手段(例えば図2のROM20;英和辞書DB204)と、前記例文表示制御手段によって表示された例文に対応する訳語を前記例文記憶手段から検索する訳語検索手段(例えば図2のCPU10;図9のステップC18)と、この訳語検索手段により検索された訳語に対応する説明情報を前記訳語情報記憶手段から読み出す訳語説明情報読み出し手段(例えば図2のCPU10;図9のステップC20)と、前記訳語検索手段により検索された訳語と、前記訳語説明情報読み出し手段によって読み出された説明情報とを表示する制御を行う訳語説明情報表示制御手段(例えば図2のCPU10;図9のステップC24)と、を備えることを特徴としている。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、訳語に対応する説明情報を訳語情報記憶手段から検索し、表示することができる。これにより、ユーザは、例文に使われている訳語についての適切な説明情報を表示させることが可能となる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報表示制御装置において、前記訳語情報記憶手段は、成句で成る訳語である成句訳語と、当該成句訳語の説明情報とを更に対応付けて記憶する成句訳語記憶手段を有し、前記訳語検索手段は、前記例文表示制御手段によって表示された例文に対応する成句訳語を前記例文記憶手段より検索する成句訳語検索手段(例えば図2のCPU10;図9のステップC18)を備えることを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、訳語が成句であっても、同様に検索を行うことができる。これにより、訳語が単語ででも、成句でも同様に適切な例文を表示することが可能となる。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の情報表示制御装置において前記訳語情報記憶手段は、訳語の語義毎に説明情報を記憶するとともに、前記例文記憶手段に記憶されている例文であって、当該訳語を当該語義として用いた例文の識別情報を当該訳語の語義に対応付けて更に記憶する手段であり、前記訳語情報記憶手段を参照して、前記見出語選択手段によって選択された見出語が含まれる説明情報に対応付けられた訳語及びその語義を特定し(例えば図2のCPU10;図8のステップB24)、この特定した訳語を特定した語義として用いた例文を前記例文記憶手段から読み出して表示する制御を行う語義特定例文表示制御手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB36)を備えることを特徴としている。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加えて、選択された見出語が例文の訳文に含まれていない場合であっても、説明情報に含まれている場合には、見出語と訳語に対応する適切な例文として表示することができる。
【0023】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、前記訳語表示制御手段によって表示された訳語の内、成句で成る訳語である成句訳語を選択する成句訳語選択手段(例えば図2のCPU10;図7のステップA20)と、この成句訳語選択手段によって選択された成句訳語に対応する例文であって該例文の訳文に前記見出語選択手段によって選択された見出語が含まれる例文を前記例文記憶手段から検索する成句例文検索手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB16、B18)と、この成句例文検索手段によって検索された例文を表示する制御を行う成句例文表示制御手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB36)と、を備えることを特徴としている。
【0024】
この請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の効果に加えて、訳語が成句である場合であっても、同様に適切な例文を検索することができる。
【0025】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、複数の前記例文記憶手段と、この複数の例文記憶手段の中から検索対象の例文記憶手段を選択する検索先選択手段と、を備え、前記例文検索手段は、前記検索先選択手段によって選択された例文記憶手段より例文を検索する手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB14)であることを特徴としている。
【0026】
この請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の効果に加えて、検索先の例文記憶手段をユーザに選択させることができる。
【0027】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報表示制御装置において、前記検索先選択手段は、例文記憶手段を選択するための選択ウィンドウを表示し、当該選択ウィンドウに対する所定の操作によって、検索先の例文記憶手段を選択する手段(例えば図2のCPU10;図7のステップA24、A26)であることを特徴としている。
【0028】
この請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、検索先の例文記憶手段を選択する際に、選択ウィンドウを表示することによりユーザに選択させることができる。
【0029】
請求項8に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、前記見出語選択手段は、検索語を入力する入力手段(例えば図2の入力部40)と、この入力手段により入力された検索語に対応する見出語を前記情報記憶手段から検索する見出語検索手段(例えば図2のCPU10;図7のステップA16)と、この見出語検索手段により検索された見出語の内のいずれかの見出語を選択する検索見出語選択手段(例えば図2のCPU10;図7のステップA34b)と、を有し、前記訳語情報記憶手段は、訳語の語義毎に説明情報を区分して記憶する手段であり、前記訳語説明情報読み出し手段は、前記訳語検索手段により検索された訳語に対応する説明情報を前記訳語情報記憶手段から読み出す手段であり、前記訳語説明情報表示制御手段は、前記訳語説明情報読み出し手段により読み出された説明情報の内、前記入力手段により入力された検索語を含む説明情報を所定の表示位置に表示させるように制御する表示制御手段(例えば図2のCPU10;図9のステップC24)を有する、ことを特徴としている。
【0030】
この請求項8に記載の発明によれば、請求項2〜4に記載の発明の効果に加えて、説明情報を表示する際に、所望している語義を所定の表示位置に表示することができる。このため、検索された訳語に対応した説明情報を例えば見出語の次行といった位置に表示することが可能となるため、情報表示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【0031】
請求項9に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、前記訳語説明情報表示制御手段は、前記訳語説明情報読み出し手段により読み出された説明情報の内、前記選択された選択見出語の部分を他の部分と異なる表示形態で表示させる制御を行う表示制御手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB40)を有することを特徴としている。
【0032】
この請求項9に記載の発明によれば、請求項2〜4に記載の発明に効果に加えて、説明情報の中において、入力された検索語の部分を特別表示させることができる。従って、視覚的に分かり易く表示させることができ、情報表示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【0033】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、前記例文表示制御手段は、前記例文検索手段により検索された例文の内、前記選択された選択見出語と、前期訳語表示制御手段によって表示された訳語とを他の部分と異なる表示形態で表示させる制御を行う表示制御手段(例えば図2のCPU10;図8のステップB38)を有することを特徴としている。
【0034】
この請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明に効果に加えて、説明情報の中において、検索された訳語の部分を特別表示させることができる。従って、視覚的に分かり易く表示させることができ、情報表示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図18を参照して本発明を情報表示制御装置の一種である電子辞書に適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。
【0036】
電子辞書は、国語辞書、英和辞書、和英辞書、英英辞書等の各種電子辞書データベース(辞書DB)を内蔵している。この辞書DBには、見出語に対応付けて、当該見出語を説明するための文字データや、画像データ、動画データ、音声データ等の説明情報が記憶される。ユーザによって辞書種別が選択され、検索語が入力されることにより、電子辞書は、当該検索語の説明情報等を表示する。尚、本実施の形態における電子辞書は和英辞書、英和辞書、英和大辞典のDBを内蔵しているとして説明する。
【0037】
図1に、この電子辞書1の概観図を示す。同図に示すように、電子辞書1は、ディスプレイ3と、各種キー群5とを備えている。ここで、各種キー群5を構成するキーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザによってこれらのキーが押下さて、電子辞書1が操作される。具体的には、各種キー群5として文字入力キー、辞書種別の選択キー、指定した単語へのジャンプキー、指定した単語の用例表示キー等を備えており、これらのキーが押下されることで、当該キーに割り当てられた機能を実行する。例えば、和英辞書ボタンが押下されると、電子辞書1は、和英辞書モードを起動する。
【0038】
図2は、電子辞書1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、電子辞書1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)20、RAM(Random Access Memory)30、入力部40、表示部50を備えている。
【0039】
ROM20は、各種初期設定、ハードウェアの検査、或いは必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。CPU10は、電子辞書1の電源投入時においてこの初期のプログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。
【0040】
また、ROM20は、メニュー表示処理、各種設定処理、各種検索処理等の電子辞書1の動作に係る各種プログラムや、電子辞書1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納すると共に、各種説明情報(辞書DB)を格納する。具体的には、辞書DBとして、和英辞書DB202と、英和辞書DB204と、英和大辞典DB208とを格納し、また、例文DBとして英和辞書例文DB206と、英和大辞典例文DB210とを格納する。また、辞書DBと例文DBの対応を記憶するため、辞書例文対応テーブル212を格納する。さらに、プログラムとして、例文ジャンププログラム214と、例文表示プログラム216と、説明情報表示プログラム218とを格納する。
【0041】
和英辞書DB202は、辞書DBの「和英辞書」のコンテンツを格納したDBである。CPU10は、和英辞書モードにおいて、ユーザによって検索語が入力された場合に、その検索語に適合する見出語を和英辞書DB202の中から検索する。
【0042】
図3は、和英辞書DB202のデータ構成の一例を示した図である。和英辞書DB202は、見出語(例えば「恥ずかしい」)と、当該見出語を英語に訳した場合の訳語(例えば「ashamed」)と、当該訳語の説明情報(例えば「〜するのが恥ずかしい(と思う);恥…」)とを対応付けて蓄積している。また、1つの見出語に対する訳語が複数ある場合には、その複数の訳語及び各訳語の説明情報を、その1つの見出語に対応づけて記憶している。
【0043】
英和辞書DB204は、辞書DBの「英和辞書」のコンテンツを格納したDBである。図4は、英和辞書DB204のデータ構成の一例を示した図である。英和辞書DB204は、英語の見出語(例えば「mean」)と、説明情報(例えば「1 (程度・品質などの店で)劣った…」)と、例文番号(例えば「120、121、…」)とを、対応付けて記憶している。また、1つの見出語に複数の語義がある場合には、語義毎に説明情報と例文番号とを対応づけて記憶している。
【0044】
英和辞書例文DB206は、英和辞書DB204に関連する例文について記憶しているDBである。図5を参照して具体的に説明する。図5は、英和辞書例文DB206のデータ構成の一例を示した図である。例文番号(例えば「24」)に対して、原文(「I'm ashamed of myself.」と、訳文(「我ながら恥ずかしいよ。」)と、出典見出語(「ashamed」)と、語義番号(「1」)とを、対応付けて記憶している。ここで、例文番号、出典見出語、語義番号は、英和辞書DB204に対応付けられており、その対応を示しているのが辞書例文対応テーブル212である。また、例文とは、出典見出語に関連づけられた文のことをいい、英語で表記された原文と、原文を日本語訳に直した訳文とからなるものをいう。また、出典見出語とは、その例文が英和辞書DB204のどの見出語に対応して記憶されているのかを表すものである。
【0045】
英和大辞典DB208は、辞書DBの「英和大辞典」のコンテンツを格納したDBである。図6(a)は、英和大辞典DB208のデータ構成の一例を示した図であり、英語の見出語(例えば「mean」)と、説明情報(「1 a 卑劣な…」)と、例文番号(「56、58、…」)とを対応付けて記憶している。また、1つの見出語に複数の語義がある場合には、語義毎に説明情報と例文番号とを対応づけて記憶している。
【0046】
英和大辞典例文DB210は、英和大辞典DB208に関連する例文について記憶しているDBである。図6(b)を参照して具体的に説明する。図6(b)は、英和大辞典例文DB210のデータ構成の一例を示した図であり、例文番号(例えば「62」)に対して、原文(「feel mean」)と、訳文(「心中恥ずかしく思う。」)と、出典見出語(「mean」)と、語義番号(「3」)とを対応付けて記憶している。ここで、例文番号、出典見出語、語義番号は、英和大辞典DB208に対応付けられており、その対応を示しているのが辞書例文対応テーブル212である。
【0047】
辞書例文対応テーブル212は、辞書DBと、例文DBとの対応関係を記憶している。図6(c)は、辞書例文対応テーブル212のデータ構成の一例を示した図である。図6(c)において、英和辞書DB204は、英和辞書例文DB206と対応しており、英和辞書DB204に記憶されている例文番号が英和辞書例文DB206の例文番号と、英和辞書例文DB206に記憶されている出典見出語が英和辞書DB204の見出語と、英和辞書例文DB206に記憶されている語義番号が英和辞書DB204の見出語の語義と対応することを表している。
【0048】
RAM30は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。本実施の形態では、検索語格納領域302と、選択見出語格納領域303と、指定訳語格納領域304と、指定辞書格納領域306と、例文番号格納領域308と、指定例文格納領域310と、第1作業領域312と、第2作業領域314とを備えている。
【0049】
検索語格納領域302は、入力部40により入力された検索語を記憶する。例えば、入力部40からユーザにより「はずかし」と入力された場合には、CPU10は、検索語格納領域302に「はずかし」と記憶する。
【0050】
選択見出語格納領域303は、「はずかし」に対して、CPU10により検索された見出語「「はずかしい」「はずかしがりや」…」のうち、ユーザの選択操作により「はずかしい」が選択された場合に、この選択された見出語(以下、適宜「選択見出語」と表す。)「はずかしい」を記憶する。
【0051】
指定訳語格納領域304は、ジャンプ機能を実行した後に、ユーザにより訳語が指定されたときに、指定された訳語(以下、適宜「指定訳語」と表す。)を記憶しておく領域である。例えば、図10(b)において、ジャンプする単語として「mean」が指定された場合(P108)には、「mean」が指定訳語格納領域304に記憶される。
【0052】
指定辞書格納領域306は、指定訳語格納領域304に記憶された指定訳語を検索語として辞書DBを検索するときに、どの辞書DBを検索するかを記憶しておく領域である。例えば、図11(a)において、ジャンプ先の辞書DBとして「英和辞書[用例]」とラジオボタンW102で指定された場合、英和辞書に対応する例文DBである「英和例文DB」を指定辞書格納領域306に記憶する。
【0053】
例文番号格納領域308は、例文表示プログラム216において、例文番号を記憶する領域である。CPU10は、例文番号格納領域308に記憶された例文番号に基づいて、表示部50に例文を表示する。
【0054】
指定例文格納領域310は、説明情報表示プログラム218において、選択された例文の例文番号を記憶する領域である。CPU10は、指定例文格納領域310において記憶した例文番号に基づいて、説明情報表示処理を実行する。
【0055】
第1作業領域312と、第2作業領域314とには、各プログラムにおいて一時的に使われるデータが格納される。
【0056】
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行う。具体的には、CPU10は、入力部40から入力される操作信号に応じてROM20に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果を表示するための表示制御信号を適宜表示部50に出力して、対応した表示情報を表示する。
【0057】
また、CPU10は、本実施の形態において、ROM20の例文ジャンププログラム214に従った例文ジャンプ処理(図7参照)を実行すると共に、この例文ジャンプ処理の中において、例文表示プログラム216に従った例文表示処理(図8参照)及び説明情報表示プログラム218に従った説明情報表示処理(図9参照)を実行する。
【0058】
具体的には、例文ジャンプ処理において、CPU10は、指定された辞書モードの辞書DBから、ユーザによって入力された検索語に対応する見出語を検索し、該当する見出語を一覧表示し、ユーザにより選択された見出語に対応する説明情報及び訳語を表示部50に表示する制御を行う。また、ユーザによって訳語が選択されると、CPU10は、選択された訳語を新たな検索語として指定された例文DBから、検索語に対応する例文を検索し、表示部50に表示する。
【0059】
また、例文表示処理において、CPU10は、指定訳語及び選択見出語を読み出し、指定された例文DBの中から次のような例文を検索する。すなわち、原文に指定訳語が含まれているか、または訳文に選択見出語が含まれている例文である。該当する例文があった場合には、その例文番号を第1作業領域312に記憶する。また、CPU10は、当該例文番号に対応付けられている出典見出語と、語義番号とから、指定された辞書DBの説明情報を読み出す。そしてCPU10は、読み出した説明情報に選択見出語が含まれている場合、第2作業領域314に、例文番号を記憶する。そして、CPU10は第1作業領域312と、第2作業領域314とに記憶された例文番号に基づいて共通する例文番号を抽出し、例文番号格納領域308に記憶する。そして、CPU10は表示部50の所定の位置に訳語と、例文番号格納領域308に記憶された例文番号に対応する例文とを表示する。また、その例文及び訳文中の指定訳語及び選択見出語については特別表示をする制御を行う。
【0060】
また、説明情報表示処理において、CPU10は、ユーザによりジャンプキーが押下されると、ジャンプモードを起動し、ユーザに例文を選択させる。そして、選択された例文に対応する説明情報を、指定された辞書DBより検索し、表示部50の所定の位置に表示する。
【0061】
入力部40は、仮名やアルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備えた入力装置であり、押下されたキーの信号をCPU10に出力する。この入力部40におけるキー入力により、検索語の入力、辞書モードの選択、検索実行指示、見出語の選択、ジャンプ機能の開始等の入力手段を実現する。尚、この入力部40は、キー群5に限られるわけではなく、タッチパネル等であってもよい。
【0062】
表示部50は、CPU10から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部50は、図1に示すディスプレイ3に相当する。
【0063】
次に、電子辞書1の動作を図7〜図9の動作フローを用いて説明する。
【0064】
図7は、例文ジャンプ処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この例文ジャンプ処理は、辞書種別を選択し、CPU10がROM20の例文ジャンププログラム214を実行することによって実現される処理である。ここでは、「和英辞書」を指定し、和英辞書モードが起動されている場合について説明する。
【0065】
まずCPU10は、ユーザに検索語を入力させるための入力画面を表示部50に表示する。ユーザによって検索語が入力されると(ステップA10;Yes)、CPU10は、入力された検索語を検索語格納領域302に記憶する(ステップA12)。
【0066】
次に、CPU10は、検索語格納領域302に記憶された検索語に該当する見出語とが和英辞書DB202に記憶されているかどうかを判定する(ステップA16)。もし、検索語に等しい見出語が、和英辞書DB202に記憶されてない場合(ステップA16;No)、見出語の候補を一覧表示する(ステップA34a)。そして、ユーザにより見出語が選択されると(ステップA34b)、選択された見出語を、選択見出語として、選択見出語格納領域303に記憶する(ステップA34c)。また、検索語と一致した見出語が合ったときは(ステップA16;Yes)、検索語を選択見出語として、選択見出語格納領域303に記憶する(ステップA17)。
【0067】
そして、選択見出語格納領域303に記憶された選択見出語に該当する訳語及び説明情報を表示する(ステップA18)。
【0068】
次に、CPU10は、ユーザによって表示部50に表示された訳語の一つが指定訳語として選択されると(ステップA20)、この選択された指定訳語を指定訳語格納領域304に記憶する(ステップA22)。
【0069】
次に、CPU10は、ジャンプ先の例文辞書をユーザに選択させるために、ジャンプ先選択ウィンドウを表示し(ステップA24)、ユーザにジャンプ先の辞書DBを選択させる。もし、ユーザによって選択された辞書DBが例文辞書DBであれば(ステップA26;Yes)、その選択した辞書の種類を指定辞書格納領域306に記憶する(ステップA28)。
【0070】
そして、例文表示プログラム216を実行する事により例文表示処理(ステップA30)を、説明情報表示プログラム218を実行する事により説明情報表示処理(ステップA32)を、それぞれ実行する。尚、ここでは、例文表示処理と、説明情報表示処理を直列的に行っているが、必ずしも直列的に実行する必要はなく、例文表示処理のみでも良い。
【0071】
次に、例文ジャンプ処理中に実行される例文表示処理について説明する。図8は、例文表示処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この例文表示処理は、例文ジャンプ処理において、CPU10がROM20の例文表示プログラム216を実行することによって実現される処理である。
【0072】
同図によれば、まず初期値として指定訳語格納領域304から指定訳語の読み出しと(ステップB10)、選択見出語格納領域303から選択見出語の読み出しと(ステップB12)を行い、指定辞書格納領域306に記憶した例文DBの種類を読み出し、指定された例文辞書DB(以下適宜「指定例文DB」と表す。)の検索を行う(ステップB14)。
【0073】
次に原文に指定訳語を含むか否かを判定する(ステップB16)。具体的には、指定例文DBから例文を読み出し、その原文の中に指定訳語が含まれているかを判定する。
【0074】
原文に、指定訳語が含まれている場合(ステップB16;Yes)、対応する訳文に選択見出語が含まれているか否かを次に判定する(ステップB18)。具体的には、指定例文DBから、対応する訳文を読み出し、その訳文の中に、選択見出語が含まれているかどうか判定する。
【0075】
そして、訳文に選択見出語が含まれていると判定したときは(ステップB18;Yes)、当該例文に対応する例文番号を第1作業領域に記憶する(ステップB28)。
【0076】
また、CPU10は原文には指定訳語が含まれているが(ステップB16;Yes)、訳文には選択見出語が含まれていないと判定した場合(ステップB18;No)、当該例文に対応付けられている出典見出語と、語義番号とを読み出し(ステップB20)、対応する説明情報を読み出す(ステップB22)。具体的には、現在の例文DBに対応付けられている辞書DBを、辞書例文対応テーブル212から読み出して、その対応付けられている辞書DBから、見出語と語義番号とに対応する説明情報を読み出す。
【0077】
そして、その説明情報の中に、選択見出語が含まれていれば(ステップB24;Yes)、その例文番号を第2作業領域に記憶する(ステップB26)。
【0078】
次に、全例文番号について検索が終了した場合には、CPU10は次の処理に進み(ステップB30;Yes)、検索が終了していない場合は、ステップB16から同様の処理を繰り返す(ステップB30;No)。
【0079】
次に、CPU10は第1作業領域312と、第2作業領域314とに記憶された例文番号から、共通の例文番号を抽出し、例文番号格納領域308に記憶する(ステップB32)。そして、画面の所定位置に訳語を表示し、記憶された例文番号に基づいて例文を表示する。そして、表示した例文中の、指定訳語及び選択見出語を特別表示する(ステップB38、ステップB40)。具体的には、指定訳語と同一の部分が例文中にあった場合、その同一の部分について特別表示を行う。この特別表示は、下線(例えば図11(b)下線T1)を引く、フォントを変更する、色換え表示をするといった他の部分と視覚的に異なる表示形態にできれば何れの形態であってもよい。
【0080】
次に、図9は説明情報表示処理にかかる電子辞書1の動作を説明するためのフローチャートである。この説明情報表示処理は、例文ジャンプ処理において、CPU10がROM20の説明情報表示プログラム218を実行することによって実現される処理である。
【0081】
CPU10が図8の例文表示処理を実行した後は、例文が表示部50に表示されている。この状態で、ジャンプキーの押し下げを検知すると(ステップC10)、CPU10はジャンプモードを起動する(ステップC12)。具体的には、先頭の例文を反転表示し、上下の矢印キーで例文を選択することにより、説明情報表示処理で用いる例文が指定されるのである。
【0082】
そして、CPU10は例文の選択を検知すると(ステップC14)、CPU10は選択された例文に対応する例文番号を、指定例文格納領域310に記憶する(ステップC16)。
【0083】
次に、CPU10は、指定例文格納領域310に記憶された例文番号に対応する出典見出語及び語義番号を英和辞書例文DB206から読み込む(ステップC18)。
【0084】
そして、CPU10は、例文DBに対応する辞書DBを辞書例文対応テーブル212より読み出し、その辞書DBから、ステップC18で読み出された出典見出語及び語義番号に対応する説明情報を抽出する(ステップC20)。
【0085】
そして、CPU10は、表示部50の所定の位置に辞書DBの見出語と説明情報を表示し(ステップC22)、語義番号に対応する説明情報を表示するまで自動的にスクロールを行う(ステップC24)。また、表示し終わると、表示した説明情報の中から選択見出語を識別表示し(ステップC26)、終了する。
【0086】
このように構成される電子辞書1における3つの操作表示例を、以下順に説明する。
【0087】
(第1操作表示例)
まず、第1操作表示例を説明する。第1操作表示例は、和英辞書が選択され、検索語「はずかし」が入力されることにより、「はずかしい」の見出語が表示され、これを選択見出語として、英和辞書に関連づけられている用例を表示する場合の実施例である。ここで、用例とは、ある見出語に関連づけられた例文のことをいい、例えば「mean」の用例という場合は、全例文中、「mean」に対応づけられている例文のことを表すものとする。
【0088】
第1実施例における電子辞書1の動作を、図10から図13の画面遷移図を参照して説明する。まず、図10(a)は、検索語を入力させるための表示画面である。ここで、ユーザによって検索語入力領域P100に「はずかし」と入力されると、CPU10は、「はずかし」を検索語格納領域302に記憶する(図7のステップA12)。
【0089】
次に、CPU10は、和英辞書DB202に「はずかし」が記憶されているか検索語と見出語とを比較することにより検索する。図3の和英辞書DB202のデータ構成を参照すると、本実施例における和英辞書DB202には「はずかし」と同一の見出語が記憶されていない(図7のステップA16;No)。
【0090】
そこで、CPU10は、見出語候補の一覧表示を表示する(図7のステップA34a;図10(a))。ここで、「はずかしい」「はずかしがりや」等が表示され、ユーザによって「はずかしい」が選択されると(図7のステップA34b)、CPU10は、選択見出語として「はずかしい」を選択見出語格納領域303に記憶する(ステップA34c)。
【0091】
次に、該当する訳語及び説明情報を表示部50に表示する(図7のステップA18;図10(b))。ここで、見出語を領域P102に表示し、その後に訳語(例えば領域P104)と説明情報(例えば領域P106)とを組にして、その見出語に対応する訳語分だけ繰り返して表示する。次に、ユーザによって、表示した訳語の中から、指定訳語として「mean」が選択されるとする(図7のステップA20;図10(b)の領域P108)。すると、CPU10は、「mean」を指定訳語として、指定訳語格納領域304に記憶する(図7のステップA22)。
【0092】
次に、CPU10は表示部50にジャンプ先選択ウィンドウを表示し、ユーザにジャンプ先の辞書DBを選択させる(図7のステップA24;図11のウィンドウW100)。ジャンプ先選択ウィンドウには、ジャンプ先として選択できる辞書DBが複数表示されており、その中から一つをラジオボタンで選択できるようになっている。ここで、ラジオボタンとは、表示されているボタンの中から択一的にボタンを選ぶことにより選択できるメニューのことをいう。また、本実施例においては、ラジオボタンにより択一的に選択させたが、これに限られるものではなく、例えば直接キー操作により選択したり、チェックボックスを利用することにより複数の辞書を選択したりすることとしてもよい。
【0093】
そして、ジャンプ先選択ウィンドウから、「英和辞書[用例]」が選択されると、CPU10は、選択された辞書が例文辞書であるか否かを判断する(図7のステップA26)。「英和辞書[用例]」は例文辞書であるため(図7のステップA26;Yes)、選択された辞書を指定辞書格納領域304に記憶する。英和辞書の用例が記憶されているのは、辞書例文対応テーブル212によれば、英和辞書例文DB206であることから(図6(c))、指定辞書格納領域304に「英和辞書例文DB」を記憶する。
【0094】
そして、それぞれのメモリ領域に記憶された、選択見出語、指定訳語、及び指定辞書に基づいて例文表示プログラム216に基づいた例文表示処理(図7のステップA30;図8の動作フロー)と、説明情報表示プログラム218に基づいた説明情報表示処理(図7のステップA32;図9の動作フロー)とを、実行する。
【0095】
次に、例文ジャンプ処理中に実行される例文表示処理の動作について、具体的に図面を使って、説明する。
【0096】
まず、CPU10は、指定訳語格納領域304から指定訳語「mean」を読み出す(図8のステップB10)。そして、選択見出語格納領域303から選択見出語「はずかしい」を読み出す(図8のステップB12)。
【0097】
次に、読み出された指定訳語「mean」に基づいて指定例文DBの例文を検索する(図8のステップB14)。いま、指定辞書格納領域306には「英和辞書例文DB」と記憶されていることから、「英和辞書例文DB206」について、該当する例文を検索する。
【0098】
まず、CPU10は原文に指定訳語「mean」が含まれるか検索する。例えば、図5に示されている英和辞書例文DB206の一例の中で、例文に「mean」が記憶されているか検索する。
【0099】
すると、この中では例文番号「126、128、132」の例文に「mean」を記憶している。次に、訳文に選択見出語が含まれるかを検索する(図8のステップB18)。例えば、図5に示されている英和辞書例文DB206の一例の中で、訳文に「はずかしい」が含まれているかを検索する。なお、ここで「はずかしい」が含まれているとは、完全に一致している必要はなく、例えば漢字表記した「恥ずかしい」や、語幹の部分である「恥ずかし」、漢字部分である「恥」等一部分でもよいものとする。
【0100】
すると、この中では例文番号「126」の原文に「mean」が含まれ、かつ訳文に「恥」が含まれるため、第1作業領域に例文番号「126」を記憶する(図8のステップB28)。
【0101】
また、例文番号「128」、例文番号「132」について、原文に「mean」が含まれているが、訳文に「はずかしい」が含まれていない(図8のステップB18;No)。そこで、CPU10は、出典見出語と語義番号を読み出し(図8のステップB20)、読み出した出典番号と語義番号に対応する説明情報に選択見出語「はずかしい」が含まれているか検索する。
【0102】
まず、例文番号「128」の例文に関しては、出典見出語「mean」、語義番号「3」と記憶されていることから、対応する説明情報を英和辞書DB204(例えば図4)から検索してみると、「恥ずかしい」という選択見出語が、説明情報には含まれていない。次に、例文番号「132」の例文に関しては、出典見出語「mean」、語義番号「6」と記憶されていることから、対応する説明情報を英和辞書DB204(例えば図4)から検索してみると、「恥ずかしい、気が引ける…」と、選択見出語の「恥ずかしい」が含まれている(図8のステップB24;Yes)。そこで、CPU10は、例文番号「132」を第2作業領域に記憶する(図8のステップB26)。
【0103】
そして、全例文番号について検索を終了すると(図8のステップB30)、第1作業領域312に記憶されている「126」と、第2作業領域314に記憶されている「132」とを結合して、例文番号格納領域310に「126、132」を記憶する(図8のステップB32)。必要な例文番号が抽出された後は、表示部50の1行目に訳語「mean」を表示し(図8のステップB34)、その次の行から、記憶された例文番号に基づき、例文を表示する(図8のステップB36)。そのときの画面の状態を示した図が図11(b)である。例文番号格納領域308に記憶された例文と訳文が一覧表示されている。さらに、指定訳語、選択見出語に関しては特別表示を行っている。(図11(b)の下線T1)。
【0104】
次に、例文ジャンプ処理中に実行される説明情報表示処理の動作について、具体的に図12、13の画面遷移図を使って、説明する。図12(a)は、例文が選択された図である。表示した例文の中から、説明情報を表示するために、ユーザによってジャンプキーが押下されたことを検知すると、CPU10は、ジャンプモードを起動する(図9のステップC10、C12)。ジャンプモードを起動し、ユーザによって「I feel mean for not helping you.」という例文が選択されると、CPU10は、例文を反転表示して(反転表示P110)、選択されたことを表示する(図9のステップC14;図9のステップC22)。
【0105】
そして、CPU10は、選択された例文に対応する例文番号「132」を指定例文格納領域310に記憶する(図9のステップC16)。次に、CPU10は英和辞書例文DB206の例文番号を検索し、例文番号「132」に対応する出典見出語「mean」と、語義番号「6」とを読み出す(図9のステップC18)。そして、この出典見出語及び語義番号に基づいて、英和辞書DB204から対応する説明情報を読み出し(図9のステップC20)、英和辞書DB204に記憶された見出語と、検索をした説明情報を表示する(図9のステップC22)。
【0106】
また、語義番号に対応する説明情報を所定の位置に表示するために、語義番号に対応する説明情報が表示されるまで自動的にスクロールを行い(図9のステップC24)、語義番号「6」から表示をする。さらに、選択見出語「恥ずかしい」の一部を含む言葉については識別表示をする(図9のステップC26)。尚、図12(b)において、見出語に対応する用例が存在する場合は、ユーザによって用例ボタンP106が選択されることにより、用例を表示する(図13)。
【0107】
(第2操作表示例)
次に第2操作表示例について説明する。第2操作表示例は、第1操作表示例と同様に検索語として「はずかし」が入力され、選択見出語として「はずかしい」が選択される。しかし、ジャンプ先の辞書として、「英和大辞典[用例]」が選択された場合についての実施例である。従って、図10の画面遷移図及び動作フローは同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0108】
ジャンプ先選択ウィンドウで、「英和大辞典[用例]」が選択された場合の処理の画面遷移を表したものが、図14及び図15である。図14(a)において、ジャンプ先選択ウィンドウW100を表示し(図7のステップA24)、「英和大辞典[用例]」がラジオボタンで選択されたとする。すると、CPU10は、「英和大辞典[用例]」に対応する例文DBである「英和大辞典例文DB」を指定辞書格納領域306に記憶する(図7のステップA28)。次に、CPU10は例文表示処理を実行する(図7のステップA30;図8の動作フロー)。
【0109】
例文表示処理においては、まず指定訳語「mean」を指定訳語格納領域304から読み出し(ステップB10)、選択見出語語「はずかしい」を選択見出語格納領域303から読み出す(ステップB12)。そして、指定辞書格納領域306には、「英和大辞典例文DB」が記憶されていることから、見出語「mean」を英和大辞典例文DB210の見出語から検索する(ステップB14)。次に、検索した原文に指定訳語「mean」が含まれているかどうか検索する(ステップB16)。例えば図6(b)に示されている英和大辞典例文DBの一例の中で、例文に「mean」が記憶されているかどうか検索するのである。すると、この中では「56、62」が該当する。
【0110】
次に、訳文に選択見出語が含まれるかを検索する(ステップB18)。例えば、図6(b)に示されている英和大辞典例文DBの一例の中で、訳文に「はずかしい」が含まれているものを検索する。なお、ここで「はずかしい」が含まれているとは、完全に一致している必要はなく、例えば漢字表記した「恥ずかしい」や、語幹の部分である「恥ずかし」、漢字部分である「恥」等の一部分でもよいものとする。すると、この中では例文番号「62」の訳文に「恥」を含んでいるため第1作業領域に例文番号「62」を記憶する(図8のステップB28)。
【0111】
また、例文番号「56」に該当する訳文には、該当する選択見出語「恥ずかしい」が含まれていないため(図8のステップB18;No)、出典見出語と語義番号を読み出し(図8のステップB20)、出典番号と語義番号から、説明情報に選択見出語が含まれているかを調べる。例文番号「56」に対応付けられた、出典見出語が「mean」、語義番号が「1」であることに基づいて、図6(a)の英和大辞典DB208の説明情報を検索すると、「恥ずかしい」という選択見出語が説明情報に含まれていない。
【0112】
そして、全例文番号の検索を終了すると(図8のステップB30)、第1作業領域312に記憶されている「62」が、例文番号格納領域310に記憶される(図8のステップB32)。そして、CPU10は、必要な例文番号を抽出した後は、表示部50の1行目に訳語「mean」を表示し(図8のステップB34)、その次の行から、記憶された例文番号に基づき、例文を表示する(図8のステップB36)。そのときの画面の状態を示した図が図14(b)である。例文番号格納領域308に記憶された例文を一覧表示している。さらに、指定訳語、選択見出語に関しては特別表示を行っている(図14(b)の下線T1)。
【0113】
次に、図15(a)は、表示した例文の中から、ユーザによって説明情報を表示する例文が選択された図である。CPU10は、ジャンプキーが押下されると、ジャンプモードを起動する(図9のステップC10、C12)。CPU10は、ジャンプモードを起動し、ユーザによって「feel mean」という例文が選択される。すると、CPU10は、例文を反転表示し(反転表示P200)、例文が選択されたことを表示する(図9のステップC14;図9のステップC22)。
【0114】
そして、CPU10は、選択された例文に対応する例文番号「62」を指定例文格納領域310に記憶する(図9のステップC16)。次に、英和大辞典例文DB210の例文番号を検索し、例文番号「62」に対応する出典見出語「mean」と、語義番号「3」とを読み出す(図9のステップC18)。そして、出典見出語と語義番号とに基づいて、英和大辞典DB208から対応する説明情報を読み出し(図9のステップC20)、英和大辞典DB208に記憶された見出語と、検索された説明情報を表示する(図9のステップC22)。また、選択見出語「恥ずかしい」の一部を含む言葉については、識別表示をする(図9のステップC26)。
【0115】
このように、他のジャンプ先辞書DBとして、検索時に選択させることが可能であり、異なる辞書DBの場合であっても、同様に例文を表示することが可能である。
【0116】
(第3操作表示例)
次に、第3操作表示例を説明する。第3操作表示例は、検索語として「せわする」が入力された場合の実施例である。第3操作表示例における電子辞書1の動作を、図16〜図18に示す画面遷移図を参照して説明する。
【0117】
まず、図16(a)は、検索語を入力させるための表示画面である。ここで、ユーザによって検索語入力領域P100に「せわする」が入力されると、CPU10は、「せわする」を検索語格納領域302に記憶する(図7のステップA12)。
【0118】
次に、CPU10は、和英辞書DB202に「せわする」が記憶されているかを検索語と見出語とを比較することにより検索する。図3の和英辞書DB202のデータ構成を参照すると、本実施例における和英辞書DB202には「せわする」が記憶されていることがわかる(図7のステップA16;Yes)。従って、「せわする」を選択見出語として、選択見出語格納領域303に記憶する。
【0119】
次に、該当する訳語及び説明情報を表示部50に表示する(図7のステップA18;図16(b))。ここで、見出語を表示し、次に訳語と、説明情報とを、記憶している訳語分だけ繰り返して表示を行う。次に、ユーザによって、指定訳語として「look after」が選択されると(図7のステップA20;図16(b)の領域P302)、CPU10は、「look after」を指定訳語として、指定訳語格納領域304に記憶する(図7のステップA22)。
【0120】
次に、CPU10は、図17(a)に示すように、表示部50にジャンプ先選択ウィンドウW100を表示し、ジャンプ先の辞書DBを選択させる(図7のステップA24;図17(a)のウィンドウW100)。
【0121】
そして、ユーザによってジャンプ先選択ウィンドウの中から「英和辞書[用例]」が選択されると、CPU10は、選択された辞書が例文辞書であるか否かを判別する(図7のステップA26)。「英和辞書[用例]」は例文辞書であるため(図7のステップA26;Yes)、選択された辞書を指定辞書格納領域304に記憶する。英和辞書の用例が記憶されているのは、辞書例文対応テーブル212によれば、英和辞書例文DB206であることから(図6(c))、指定辞書格納領域304には「英和辞書例文DB」を記憶する。
【0122】
そして、それぞれのメモリ領域に記憶した、選択見出語、指定訳語、指定辞書に基づき、例文表示プログラム216に基づいた例文表示処理(図7のステップA30;図8の動作フロー)と、説明情報表示プログラム218に基づいた説明情報表示処理(図7のステップA32;図9の動作フロー)とを、実行する。
【0123】
次に、例文ジャンプ処理中に実行される例文表示処理の動作について、説明する。まず、CPU10は、指定訳語格納領域304から指定訳語「look after」を読み出す(図8のステップB10)。そして、検索語格納領域302から検索語「せわする」を読み出す(図8のステップB12)。
【0124】
次に、読み出された指定訳語「look after」に基づいて指定例文DBの見出語を検索する(図8のステップB14)。いま、指定辞書格納領域306には「英和辞書例文DB」と記憶されていることから、「英和辞書例文DB206」を検索し、該当例文を検索する。まず、原文に指定訳語「look after」が含まれるか検索する。例えば図5に示されている英和辞書例文DB206の中で、原文に「look after」が含まれているか検索するのである。
【0125】
すると、この中では「254、256」の例文に「look after」が含まれている。次に、訳文に検索語「せわする」を含むかどうかを判定する(図8のステップB18)。なお、ここで「せわする」を含んでいるとは、完全に一致している必要はなく、例えば漢字表記した「世話する」や、漢字部分である「世話」等一部分でもよいものとする。
【0126】
すると、例文番号「254」、例文番号「256」に該当する訳文には、該当する選択見出語「せわする」が含まれていないため(図8のステップB18;No)、出典見出語と語義番号を読み出し(図8のステップB20)、出典番号と語義番号から、説明情報に選択見出語が含まれているか否かを調べる。
【0127】
そこで、例文番号「254、256」の例文に対応づけられた出典見出語と語義番号とを、英和辞書例文DB206より検索すると、ともに出典見出語「look after」及び語義番号「1」が記憶されている。そこで、CPU10は、図4の英和辞書DB204の説明情報を検索すると、「世話」が説明情報に含まれている(図8のステップB24;Yes)。よって、CPU10は例文番号「254、256」を第2作業領域に記憶する(図8のステップB26)。
【0128】
そして、CPU10は全例文番号の検索を終了すると(図8のステップB30)、第2作業領域314に記憶されている「254、256」を例文番号格納領域310に記憶する(図8のステップB32)。必要な例文番号が抽出された後は、表示部50の1行目に訳語「look after」を表示し(図8のステップB34)、その次の行から、記憶された例文番号に基づき、例文を表示する(図8のステップB36)。そのときの画面の状態を表した図が図17(b)である。例文番号格納領域308に記憶された例文を一覧表示している。さらに、指定訳語及び選択見出語に関しては特別表示を行っている(図17(b)の下線T1)。
【0129】
次に、図18(a)は、表示した例文の中から例文が選択された時の画面例である。CPU10は、ユーザによりジャンプキーが押下されると、CPU10は、ジャンプモードを起動する(図9のステップC10、C12)。ユーザによって「look after one's health」という例文が選択されると、例文を反転表示し(反転表示P304)、例文が選択されたことを表示する(図9のステップC14;図9のステップC22)。
【0130】
そして、CPU10は、選択された例文に対応する例文番号「254」を指定例文格納領域310に記憶する(図9のステップC16)。次に、英和辞書例文DB206の例文番号を検索し、例文番号「254」に対応する出典見出語「look after」と、語義番号「1」とを読み出す(図9のステップC18)。そして、これらの情報に基づいて、英和辞書DB204から出典見出語と、語義番号とに対応する説明情報を読み出し(図9のステップC20)、英和辞書DB204に記憶された見出語と、検索された説明情報を表示する(図9のステップC22;図18(b))。また、選択見出語「世話する」の一部を含む言葉については識別表示をする(図9のステップC26)。
【0131】
このように、和英辞書DBの見出語を検索し、成句を訳語として表示した場合であっても、同様に例文を表示することが可能である。
【0132】
以上説明したように、本操作表示例の形態によれば見出語に対応する訳語を表示する。そして、その訳語に関する例文が、和英辞書DBに記憶されていない場合でも、英和辞書DBに対応づけられた例文DBより、適切な例文を検索し表示することができる。
【0133】
尚、この実施の形態では電子辞書、電子辞典などを含む電子辞書を適用例として説明したが、本発明が適用可能な物はこのような製品に限定されず、携帯電話、パソコン等の電子機器全般に適用可能である。
【0134】
【発明の効果】
請求項1又は11に記載の発明によれば、選択された見出語に対応する訳語を情報記憶手段から検索し、表示することができる。また、訳語に対応する例文であって、該例文の訳文に前記見出語選択手段により選択された見出語が含まれる例文を例文記憶手段より検索し、表示することができる。これにより、見出語と訳語に対応する例文が容易に例文記憶手段から検索し、表示することのできる情報表示制御装置を実現できるため、ユーザは見出語と訳語に対応する適切な例文を容易に把握することができるようになる。
【0135】
請求項2に記載の発明によれば、訳語に対応する説明情報を訳語情報記憶手段から検索し、表示することができる。これにより、ユーザは、例文に使われている訳語についての適切な説明情報を表示させることが可能となる。
【0136】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、訳語が成句であっても、同様に検索を行うことができる。これにより、訳語が単語ででも、成句でも同様に適切な例文を表示することが可能となる。
【0137】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加えて、選択された見出語が例文の訳文に含まれていない場合であっても、説明情報に含まれている場合には、見出語と訳語に対応する適切な例文として表示することができる。
【0138】
この請求項5又は12に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の効果に加えて、訳語が成句である場合であっても、同様に適切な例文を検索することができる。
【0139】
この請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の効果に加えて、検索先の例文記憶手段をユーザに選択させることができる。
【0140】
この請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、検索先の例文記憶手段を選択する際に、選択ウィンドウを表示することによりユーザに選択させることができる。
【0141】
この請求項8に記載の発明によれば、請求項2〜4に記載の発明の効果に加えて、説明情報を表示する際に、所望している語義を所定の表示位置に表示することができる。このため、検索された訳語に対応した説明情報を例えば見出語の次行といった位置に表示することが可能となるため、情報表示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【0142】
この請求項9に記載の発明によれば、請求項2〜4に記載の発明に効果に加えて、説明情報の中において、入力された検索語の部分を特別表示させることができる。従って、視覚的に分かり易く表示させることができ、情報表示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【0143】
この請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明に効果に加えて、説明情報の中において、検索された訳語の部分を特別表示させることができる。従って、視覚的に分かり易く表示させることができ、情報表示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の電子辞書を示す図である。
【図2】本実施の形態の電子辞書の構成例を示す図である。
【図3】和英辞書DBのデータ構成の一例を示す図である。
【図4】英和辞書DBのデータ構成の一例を示す図である。
【図5】英和辞書DBのデータ構成の一例を示す図である。
【図6】(a)英和大辞典DB、(b)英和大辞典例文DB、及び(c)辞書例文対応テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
【図7】例文ジャンプ処理の動作フローを示す図である。
【図8】例文表示処理の動作フローを示す図である。
【図9】説明情報表示処理の動作フローを示す図である。
【図10】(a)検索語の入力及び(b)和英辞書の訳語と説明情報を表示したときの表示例を示す図である。
【図11】(a)ジャンプ先選択ウィンドウ及び(b)例文表示処理を実行したときの表示例を示した図である。
【図12】(a)例文表示処理の結果において表示された例文の内、一の例文を選択したとき、及び(b)英和辞書の説明情報を表示したときの表示例を示した図である。
【図13】英和辞書の説明情報内の用例を選択した場合の、用例表示を行っている図である。
【図14】第2操作表示例において、(a)ジャンプ先選択ウィンドウ及び(b)例文表示処理を実行したときの表示例を示した図である。
【図15】第2操作表示例において、(a)例文表示処理の結果において表示された例文の内、一の例文を選択したとき、及び(b)英和大辞典の説明情報を表示したときの表示例を示した図である。
【図16】第3操作表示例において、(a)検索語の入力及び(b)和英辞書の訳語と説明情報を表示したときの表示例を示す図である。
【図17】第3操作表示例において、(a)ジャンプ先選択ウィンドウ及び(b)例文表示処理を実行したときの表示例を示した図である。
【図18】第3操作表示例において、(a)例文表示処理の結果において表示された例文の内、一の例文を選択したとき、及び(b)英和辞書の説明情報を表示したときの表示例を示した図である。
【符号の説明】
1 電子辞書
10 CPU
20 ROM
202 和英辞書DB
204 英和辞書DB
206 英和辞書例文DB
208 英和大辞典DB
210 英和大辞典例文DB
212 辞書例文対応テーブル
214 例文ジャンププログラム
216 例文表示プログラム
218 説明情報表示プログラム
30 RAM
302 検索語格納領域
303 選択見出語格納領域303
304 指定訳語格納領域
306 指定辞書格納領域
308 例文番号格納領域
310 指定例文格納領域
312 第1作業領域
314 第2作業領域
40 入力部
50 表示部

Claims (11)

  1. 見出語と、当該見出語の訳語とを対応付けて記憶する情報記憶手段と、
    前記訳語に対応する例文と該例文の訳文とを記憶する例文記憶手段と、
    見出語を選択する見出語選択手段と、
    この見出語選択手段によって選択された見出語に対応づけて記憶された訳語を表示する制御を行う訳語表示制御手段と、
    この訳語表示制御手段によって表示された訳語に対応する例文であって該例文の訳文に前記見出語選択手段により選択された見出語含まれる例文を前記例文記憶手段より検索する例文検索手段と、
    この例文検索手段によって検索された例文を表示する制御を行う例文表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 前記見出語選択手段は、
    検索語を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された検索語に対応する見出語を前記情報記憶手段から検索する見出語検索手段と、
    この見出語検索手段により検索された見出語の内のいずれかの見出語を選択する検索見出語選択手段と、
    を有し、
    訳語と、当該訳語の説明情報とを対応付けて記憶する訳語情報記憶手段と、
    前記例文表示制御手段によって表示された例文に対応する訳語を前記例文記憶手段から検索する訳語検索手段と、
    この訳語検索手段により検索された訳語に対応する説明情報を前記訳語情報記憶手段から読み出す訳語説明情報読み出し手段と、
    前記訳語検索手段により検索された訳語と、前記訳語説明情報読み出し手段によって読み出された説明情報とを表示する制御を行う訳語説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記訳語情報記憶手段は、成句で成る訳語である成句訳語と、当該成句訳語の説明情報とを更に対応付けて記憶する成句訳語記憶手段を有し、
    前記訳語検索手段は、前記例文表示制御手段によって表示された例文に対応する成句訳語を前記例文記憶手段より検索する成句訳語検索手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記訳語情報記憶手段は、訳語の語義毎に説明情報を記憶するとともに、前記例文記憶手段に記憶されている例文であって、当該訳語を当該語義として用いた例文の識別情報を当該訳語の語義に対応付けて更に記憶する手段であり、
    前記訳語情報記憶手段を参照して、前記見出語選択手段によって選択された見出語が含まれる説明情報に対応付けられた訳語及びその語義を特定し、この特定した訳語を特定した語義として用いた例文を前記例文記憶手段から読み出して表示する制御を行う語義特定例文表示制御手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報表示制御装置。
  5. 前記訳語表示制御手段によって表示された訳語の内、成句で成る訳語である成句訳語を選択する成句訳語選択手段と、
    この成句訳語選択手段によって選択された成句訳語に対応する例文であって該例文の訳文に前記見出語選択手段によって選択された見出語が含まれる例文を前記例文記憶手段から検索する成句例文検索手段と、
    この成句例文検索手段によって検索された例文を表示する制御を行う成句例文表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  6. 複数の前記例文記憶手段と、
    この複数の例文記憶手段の中から検索対象の例文記憶手段を選択する検索先選択手段と、
    を備え、前記例文検索手段は、前記検索先選択手段によって選択された例文記憶手段より例文を検索する手段であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  7. 前記検索先選択手段は、例文記憶手段を選択するための選択ウィンドウを表示し、当該選択ウィンドウに対する所定の操作によって、検索先の例文記憶手段を選択する手段であることを特徴とする請求項6に記載の情報表示制御装置。
  8. 前記見出語選択手段は、
    検索語を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された検索語に対応する見出語を前記情報記憶手段から検索する見出語検索手段と、
    この見出語検索手段により検索された見出語の内のいずれかの見出語を選択する検索見出語選択手段と、
    を有し、
    前記訳語情報記憶手段は、訳語の語義毎に説明情報を区分して記憶する手段であり、
    前記訳語説明情報読み出し手段は、前記訳語検索手段により検索された訳語に対応する説明情報を前記訳語情報記憶手段から読み出す手段であり、
    前記訳語説明情報表示制御手段は、前記訳語説明情報読み出し手段により読み出された説明情報の内、前記入力手段により入力された検索語を含む説明情報を所定の表示位置に表示させるように制御する表示制御手段を有する、ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  9. 前記訳語説明情報表示制御手段は、前記訳語説明情報読み出し手段により読み出された説明情報の内、前記選択された選択見出語の部分を他の部分と異なる表示形態で表示させる制御を行う表示制御手段を有することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  10. 前記例文表示制御手段は、前記例文検索手段により検索された例文の内、前記選択された選択見出語と、前期訳語表示制御手段によって表示された訳語とを他の部分と異なる表示形態で表示させる制御を行う表示制御手段を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  11. コンピュータに、
    見出語と、当該見出語の訳語とを対応付けて記憶する情報記憶機能と、
    前記訳語に対応する例文と該例文の訳文とを記憶する例文記憶機能と、
    見出語を選択する見出語選択機能と、
    この見出語選択機能によって選択された見出語に対応づけて記憶された訳語を表示する制御を行う訳語表示制御機能と、
    この訳語表示制御機能によって表示された訳語に対応する例文であって該例文の訳文に前記見出語選択手段により選択された見出語含まれる例文を前記例文記憶機能によって記憶された例文より検索する例文検索機能と、
    この例文検索機能によって検索された例文を表示する制御を行う例文表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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