JP4306255B2 - 印刷装置、posシステム及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷装置、posシステム及び印刷制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売業務等の分野で利用される印刷装置に関し、特に、販売業務に付随する取引情報を含むレシートを印刷する機能と、同様の取引情報を含むジャーナルを印刷する機能を併せ持つ印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、顧客に商品を販売する店舗では、購入商品についての取引情報を顧客に認識させるためのレシートを発行することが行われている。また、取引内容を店舗で保管しておくために、レシートと同様の取引情報をジャーナルとして記録することが行われている。そして、これらレシートとジャーナルを別々に印刷するのではなく、レシート印刷機能とジャーナル印刷機能の2つの機能を持つプリンタを設置すれば店舗にとっては便利である。このようなプリンタを利用すれば、精算の際に顧客に渡すレシートを印刷すると同時に、保管用のジャーナルを印刷することができ、販売業務を円滑に進める上で有用性が高い(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−185764
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような2機能を持つプリンタを設置した店舗において、当初はレシートとジャーナルの双方の印刷機能を利用した場合あっても、事情の変化により一方の機能が不要になることがある。印刷されたジャーナルにより取引情報を保管することは法律で定められているものであるが、例えば、将来的にジャーナルの印刷を不要とする法改正がなされ、ジャーナル印刷機能が不要となる事態も想定される。一般に、プリンタではセンサで用紙の有無を検出しているので、上記の2機能を持つプリンタをレシート印刷専用に用いる場合であっても、ジャーナル印刷での用紙切れの検知により印刷動作が停止することになるため、不要なジャーナル用紙を常にセットした状態でないとレシートの印刷動作に支障を来たすことになる。一方、法改正に対応すべく店舗にてレシート印刷専用のプリンタを新たに導入する場合は、相当の費用を要することになる上に、店舗でPOS(Point Of Sale)システムを構築している場合は、例えばホスト側のアプリケーションソフトウェアの修正等のシステム変更が煩雑になる。あるいは、店舗でプリンタの運用状況によっては、レシート印刷機能が不要になることもあり、この場合も同様の問題が生じることになる。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、販売業務に付随する取引情報を含むレシート及びジャーナルを印刷可能な印刷装置を用いる場合、状況に応じて一方の印刷動作を無効に設定することができ、コストの増加や煩雑なシステム変更を行う必要がなく、さらには無効にした側の状態に影響を受けることなく有効である側の印刷動作を確実に実行し得る印刷装置等を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、ホスト装置と接続可能な印刷装置であって、少なくとも一つの検出手段を有し、所定の情報を印刷媒体に印刷する複数の印刷手段と、前記複数の印刷手段の少なくとも一の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定可能な動作設定手段と、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させるように制御するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させないように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に関する前記ステータスを前記ホスト装置に送信しないように制御するか、または、前記制御手段は、前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記検出手段の検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するもので、当該印刷手段が有する前記検出手段の判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対しては、当該印刷手段が有する前記検出手段について全て正常なものとした判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するように制御することを特徴としている。
【0007】
このように構成された印刷装置には、複数の印刷手段の中には動作設定手段により印刷動作の有効又は無効を選択的に設定可能な印刷手段が含まれ、制御手段は、印刷手段に対する印刷動作の設定に応じて、有効に設定されている場合には印刷動作を実行させる一方、無効に設定されている場合には印刷動作を実行させないように制御を行う。よって、印刷装置を使用する状況により、不要となった印刷手段は無効に設定した上で、必要な印刷手段により印刷を行うことができ、装置構成を維持したままで印刷装置の使用形態を適切に変更することができる。
【0008】
また、本発明の印刷装置は、ホスト装置と接続可能な印刷装置であって、
少なくとも一つの検出手段を有し、販売業務に付随する取引情報を含むレシートを印刷するレシート印刷手段と、少なくとも一つの検出手段を有し、前記取引情報を含むジャーナルを印刷するジャーナル印刷手段と、前記レシート印刷手段と前記ジャーナル印刷手段の少なくとも一方の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定可能な動作設定手段と、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させるように制御するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させないように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に関する前記ステータスを前記ホスト装置に送信しないように制御するか、または、前記制御手段は、前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記各印刷手段の前記検出手段の検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するもので、当該印刷手段が有する前記検出手段の判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対しては、当該印刷手段が有する前記検出手段について全て正常なものとした判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するように制御することを特徴としている。
【0009】
このように構成された印刷装置には、レシート印刷機能とジャーナル印刷機能を担う2つの印刷手段が含まれ、それぞれの印刷動作を動作設定手段により選択的に設定可能であり、制御手段は、有効に設定されている印刷手段についての印刷動作を実行させる一方、無効に設定されている印刷手段についての印刷動作を実行させないように制御を行う。よって、店舗等の販売業務に印刷装置を使用する際、レシート又はジャーナルが使用状況や法制度により不要となった場合、その印刷動作を無効に設定した上で、必要な印刷動作のみを確実に実行でき、装置構成を維持したままで印刷装置の機能を適切に変更することができる。
【0010】
また、本発明において、前記動作設定手段は、前記レシート印刷手段と前記ジャーナル印刷手段の印刷動作をいずれも有効にする通常印刷モードと、前記レシート印刷手段の印刷動作を有効にして前記ジャーナル印刷手段の印刷動作を無効にするレシート印刷モードとを選択的に設定可能としてもよい。
【0011】
これにより、当初は通常印刷モードに設定してレシート印刷機能とジャーナル印刷機能を併せ持つ印刷装置として使用し、その後の法改正によりジャーナル印刷が不要になったときはレシート印刷モードに設定してレシート印刷専用の印刷装置として用いるなど、必要に応じて印刷装置の機能を変更することができる。
【0012】
また、本発明において、前記動作設定手段は、前記通常印刷モードと前記レシート印刷モードに加えて、前記レシート印刷手段の印刷動作を無効にして前記ジャーナル印刷手段の印刷動作を有効にするジャーナル印刷モードを選択的に設定可能としてもよい。
【0013】
これにより、当初は通常印刷モードに設定してレシート印刷機能とジャーナル印刷機能を併せ持つ印刷装置として使用し、その後の状況の変化に応じてレシート印刷モード又はジャーナル印刷モードに設定することにより、レシート印刷専用の印刷装置あるいはジャーナル印刷専用の印刷装置のいずれとしても使用することができる。
【0014】
また、本発明において、前記動作設定手段は、切り換え可能な設定スイッチにより前記各印刷モードを設定するようにしてもよい。
【0015】
これにより、簡易な切り換え操作によって印刷装置の機能を適宜に変更することができ利便性を高めることができる。
【0016】
また、本発明において、前記設定スイッチは、印刷装置内部に設置されたディップスイッチとしてもよい。
【0017】
これにより、設定スイッチとしてディップスイッチを用いて印刷装置の機能を適宜に変更することができ、設定に際して印刷装置を開ける必要があるため第三者に設定されにくい状態とした上で、必要に応じて所定の担当者が簡易な操作で上記の機能を設定することができる。
【0018】
また、本発明において、前記レシート印刷手段及び前記ジャーナル印刷手段は、サーマル方式のプリンタによって構成してもよい。
【0019】
これにより、汎用的に利用されているサーマル方式のプリンタを採用してレシート印刷とジャーナル印刷の双方に対応させたので、印刷装置を低コストに構成できるとともに、レシート印刷とジャーナル印刷についての構成・処理の共通化を図ることができる。
【0020】
また、本発明において、前記制御手段は、外部からステータス要求を受けたとき、前記レシート印刷手段及び前記ジャーナル印刷手段の印刷動作に対応するステータスを解析し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に関するステータスを返信しないようにしてもよい。
【0021】
これにより、ステータス要求を受けた際、印刷動作の設定が有効な印刷手段に関するステータスのみ返信する一方、印刷動作の設定が無効な印刷手段に関するステータスは返信せずに無視されることになり、無効な側の状態に起因してステータスに異常が認められる場合であっても、それにより有効な側の印刷動作に影響を与えることを避けることができる。
【0022】
また、本発明において、前記レシート印刷手段及び前記ジャーナル印刷手段には、それぞれの動作状態を検知する一又は複数のセンサが設けられ、前記制御手段は、前記各センサの検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対しては、その印刷手段に設けられた各センサについての判別結果を全て正常な検出状態として設定するようにしてもよい。
【0023】
これにより、各印刷手段に設けられたセンサの検出状態に基づき動作状態が正常か異常か判別する際、印刷動作の設定が無効な印刷手段に対しては、異常な検出状態であっても正常として置き換えることになるので、無効な側のセンサが例えば用紙切れなどを検出している状態となっても、それにより有効な側の印刷動作に影響を与えることを避けることができる。
【0024】
また、本発明の印刷装置を含めてPOSシステムを構成することもできる。
【0025】
また、本発明の印刷制御方法は、ホスト装置と接続可能であり、少なくとも一つの検出手段を有し、所定の情報を印刷媒体に印刷する複数の印刷手段を備えた印刷装置に対する印刷制御方法であって、前記複数の印刷手段の少なくとも一の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定する動作設定ステップと、前記動作設定ステップにおいて印刷動作が有効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させるように制御するとともに、前記動作設定ステップにおいて印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させないように制御する制御ステップと、前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に関する前記ステータスを前記ホスト装置に送信しないようにする第1ステップか、または、前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記各印刷手段の前記検出手段の検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に関するもので、当該印刷手段が有する前記検出手段の判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対しては、当該印刷手段が有する前記検出手段について全て正常なものとした判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信する第2ステップの、いずれか一方のステップを備えることを特徴としている。
【0026】
かかるステップからなる印刷制御方法により、本発明の印刷装置と同様の作用、効果を達成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、POSシステムが構築された店舗において設置される印刷装置に対して本発明を適用したものである。
【0028】
図1は、本発明の印刷装置として機能するプリンタ1の外観図の一例である。このプリンタ1は、本実施形態のPOSシステムにおいて、レシートやジャーナルを印刷する際に利用される。図1に示すように、本実施形態のプリンタ1は、第1カバー2と、第2カバー3と、排出口4と、モニタ窓5と、電源スイッチ6と、操作部7とを具備した外観を有している。
【0029】
図1において、第1カバー2の下方のプリンタ1の内部には、レシート印刷機能を担う後述のレシート印刷機構部が収納され、第1カバー2を矢印aの方向に開いた状態で所定位置にレシート用ロール紙8をセットすることができる。また、第2カバー3の下方のプリンタ1の内部には、ジャーナル印刷機能を担う後述のジャーナル印刷機構部が収納され、第2カバー3を矢印bの方向に開いた状態で所定位置にジャーナル用ロール紙9をセットすることができる。
【0030】
プリンタ1においてレシート印刷が実行されると、セットされたレシート用ロール紙8が紙送りされながら印刷動作が行われた後、所定の位置でカットされた状態で、購入商品について取引情報等を含むレシートが印刷出力される。そして、排出口4からは、印刷済みのレシートが排出される。
【0031】
一方、プリンタ1においてジャーナル印刷が実行されると、セットされたジャーナル用ロール紙9が紙送りされながら印刷動作が行われ、レシートと同様の取引情報等を含むジャーナルが印刷され、プリンタ1の内部に設けたリールに巻き取って保持される。このとき、オペレータは、モニタ窓5を介してジャーナル用ロール紙9に対する印刷動作を監視することができ、ジャーナルの印刷内容をチェックすることができる。
【0032】
図1において、プリンタ1の前面に設けられた電源スイッチ6を投入することによりプリンタ1が起動し、印刷動作が可能な状態となる。また、オペレータは、操作部7によりプリンタ1に対する所望の操作を行うことができる。なお、本実施形態におけるレシート印刷及びジャーナル印刷に用いる印刷方式としては、例えば、汎用的なサーマル方式が採用される。
【0033】
図2は、本実施形態のプリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すようにプリンタ1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、通信インターフェース14と、レシート印刷制御回路15と、ジャーナル印刷制御回路16と、レシート印刷機構部17と、ジャーナル印刷機構部18と、設定スイッチ19とを含んで構成されている。
【0034】
以上の構成において、CPU11は、プリンタ1の全体の動作を統括的に制御し、後述の処理を担うプログラムを順次実行することにより、本発明の制御手段として機能する。ROM12には、CPU11による処理に必要なプログラムやデータが予め記憶されている。ROM12に記憶されているデータとしては、印刷に必要なフォントデータ等が含まれる。また、RAM13には、印刷処理の対象となるレシート印刷データやジャーナル印刷データ、あるいは各種の設定データなどが書き換え可能に記憶される。CPU11は、所定のタイミングでROM12又はRAM13にアクセスし、ROM12に対する読み出し処理あるいはRAM13に対する読み出し/書き込み処理を行う。
【0035】
通信インターフェース14は、プリンタ1と通信ケーブルで接続されるホスト装置20との間の通信を制御する。ホスト装置20では、POSシステムに関連するアプリケーションプログラムが実行され、所定のタイミングでコマンドやデータをプリンタ1に向けて送出する。そして、プリンタ1では、通信インターフェース14を介して受信されたコマンドやデータがCPU11に送られ、後述の処理が実行される。なお、通信インターフェース14では、通信方式や通信速度などに関し種々の規格を利用することができる。
【0036】
レシート印刷制御回路15は、CPU11の指令の下、印刷対象のレシート印刷データに対応する駆動信号をレシート印刷機構部17に供給してレシートの印刷動作を制御する。一方、ジャーナル印刷制御回路16は、CPU11の指令の下、印刷対象のジャーナル印刷データに対応する駆動信号をジャーナル印刷機構部18に供給してジャーナルの印刷動作を制御する。
【0037】
そして、レシート印刷機構部17は、レシート印刷制御回路15により紙送り機構と印刷ヘッドが駆動され、セットされたレシート用ロール紙8への印刷を行う。同様に、ジャーナル印刷機構部18は、ジャーナル印刷制御回路16により紙送り機構と印刷ヘッドが駆動され、セットされたジャーナル用ロール紙9への印刷を行う。これらのレシート印刷機構部17及びジャーナル印刷機構部18には、それぞれのロール紙を紙送りする機構部材や、印刷イメージを印刷するために必要な印刷ヘッドが含まれるとともに、周辺に設置された後述の各種センサやその他の機構部材等とともに一体的に動作する。
【0038】
なお、レシート印刷制御回路15とレシート印刷機構部17は、本発明のレシート印刷手段として機能し、ジャーナル印刷制御回路16とジャーナル印刷機構部18は、本発明のジャーナル印刷手段として機能する。
【0039】
ここで、図3を用いて、上記のレシート印刷機構部17及びジャーナル印刷機構部18周辺の要部構成及び入出力信号について説明する。図3は、レシート印刷機構部17に関する要部構成及び入出力信号を示す図である。なお、ジャーナル印刷機構部18に関しても図3の場合と概ね同様の構成となるので説明を省略する。
【0040】
図3に示すように、レシート印刷機構部17に付随するセンサ類としては、プラテンオープンセンサ31と、カバーオープンセンサ32と、リアルエンドセンサ33と、ニアエンドセンサ34と、印刷ヘッド温度センサ35が設けられている。また、レシート印刷機構部17に対しては、所定電圧の電源が供給されるとともに、各種制御信号やレシート印刷データに対応する印刷ヘッド駆動信号が供給される。
【0041】
図3において、プラテンオープンセンサ31は、レシート印刷機構部17に取り付けられたプラテンの移動状態を検出するセンサである。プラテンがレシート用ロール紙8を印刷ヘッドに圧接する位置に移動したときは印刷可能となるのに対し、プラテンがレシート用ロール紙8と離れた位置に移動したときは(オープン状態)、印刷はできないので、プラテンの移動状態がプラテンオープンセンサ31の検出信号により判別される。また、カバーオープンセンサ32は、図1に示した第1カバー2の開閉状態を検出するセンサである。レシート用ロール紙8をセットする際は第1カバー2が開いた状態になるのに対し、印刷動作時は第1カバー2を閉じる必要があるので、第1カバー2の開閉状態がカバーオープンセンサ32の検出信号により判別される。
【0042】
リアルエンドセンサ33とニアエンドセンサ34は、いずれもレシート用ロール紙8の終端を検出するセンサである。リアルエンドセンサ33は、レシート用ロール紙8の終端位置(リアルエンド)を検出するのに対し、ニアエンドセンサ34は、レシート用ロール紙8の終端位置から所定の距離だけ手前の位置(ニアエンド)を検出する。これらリアルエンドセンサ33及びニアエンドセンサ34は、例えば、発光素子からレシート用ロール紙8に光を照射し、その反射光を受光素子で検知することにより構成可能である。
【0043】
印刷ヘッド温度センサ35は、印刷ヘッドが加熱された際に所定の温度を超えるか否かを検出するセンサである。サーマル方式の印刷ヘッドでは、長時間の印刷動作による発熱の結果として破損する場合もあり、極端な温度上昇を防止する必要があるため、印刷ヘッド温度センサ35の出力を監視するものである。印刷ヘッド温度センサ35によって印刷ヘッドが高温状態であることが検知されると、印刷動作は所定時間だけ停止することになる。
【0044】
上述の各センサの検出信号は、レシート印刷機構部17からレシート印刷制御回路15を経て、CPU11により取得される。これにより、CPU11では、各センサの検出信号に基づきレシート印刷機構部17の状態を判断した上で最適な制御を行う。例えば、用紙切れや印刷ヘッドの温度異常等を検知したときは、印刷動作を停止しエラーの発生をLED等の表示手段を用いて示すことができる。
【0045】
一方、レシート印刷制御回路15又はCPU11から供給される各種の制御信号は、レシート印刷機構部17の構成部材に供給される。例えば、印刷動作の状態を表示させるための制御信号は、上記のLEDの駆動回路に対して供給される。また、レシート印刷制御回路15から供給される上述のレシート印刷データに対応する印刷ヘッド駆動信号としては、印刷イメージに合致するドット毎のデータに加え、サーマル方式による適正な加熱制御のための通電タイミングを定める通電ストローブ信号も含まれる。
【0046】
本実施形態では、通常印刷モードに設定されている場合、ジャーナル印刷又はレシート印刷に際して各センサでのエラーの発生が確認されたときは印刷動作が停止される。一方、レシート印刷モードに設定されている場合、ジャーナル印刷機構部18の各センサでのエラー発生を無視してレシート印刷動作を続行する場合があるが、詳しくは後述する。
【0047】
次に図2において、設定スイッチ19は、プリンタ1による印刷動作の態様としての印刷モードを設定するためスイッチであり、CPU11と相俟って本発明の動作設定手段として機能する。図4は、設定スイッチ19により設定可能な印刷モードを具体的に示す図である。図4に示すように、設定スイッチ19により、プリンタ1の印刷モードとして通常印刷モードとレシート印刷モードのいずれかに切り換えて設定することができる。通常印刷モードに設定された場合は、プリンタ1はレシート印刷とジャーナル印刷の各印刷動作がいずれも有効になる。一方、レシート印刷モードに設定された場合は、プリンタ1はレシート印刷の印刷動作は有効になるが、ジャーナル印刷の印刷動作は無効になる。
【0048】
すなわち、通常印刷モードは、プリンタ1をレシート印刷機能とジャーナル印刷機能の両方を持つ複合機能型プリンタとして動作させる印刷モードである。これに対し、レシート印刷モードは、プリンタ1のジャーナル印刷機能は働かせずにレシート印刷機能のみを持つレシート印刷専用プリンタとして動作させる印刷モードである。
【0049】
上述の設定スイッチ19としては、例えば、プリンタ1内部の回路基板上に設置したディップスイッチを用いればよい。一般に、設定スイッチ19の切り換えが必要となるのは、法改正等でジャーナル印刷機能が不要になる場合など特別な状況下に限られる。そのため、プリンタ1内部の目立たない箇所に設定スイッチ19を設け、所定の担当者に操作させることが望ましい。なお、設定スイッチ19としては、ディップスイッチを用いる場合の他、不揮発性のメモリ手段に構成したメモリスイッチを用いてもよい。
【0050】
本実施形態では、レシート印刷モードに設定された状況で、ジャーナル印刷機構部18に付随する各センサで異常状態が検出された場合であっても、レシート印刷の動作を停止することなく続行させる必要がある。そのための方法として、ホスト装置20からのジャーナル印刷のステータス要求を無視する第1の方法と、ジャーナル印刷機構部18に付随する各センサで検出された異常状態を正常状態と認識させる第2の方法がある。以下、図5〜図8を参照して、第1及び第2の方法に基づく印刷処理について具体的に説明する。
【0051】
まず、図5は、本実施形態のプリンタ1によって実行される印刷処理を示すフローチャートである。なお、図5に示す印刷処理は、上述の第1の方法と第2の方法で共通する処理である。図5において、印刷処理の開始に当たって、ホスト装置20から所定のタイミングで印刷対象の印刷データが印刷コマンドとともに送信される。そして、プリンタ1のCPU11は、ホスト装置20から送信された印刷データと印刷コマンドを受信し(ステップS11)、印刷処理に先立つ準備とコマンド解析を行う(ステップS12)。
【0052】
ここで、ステップS11及びステップ12に関連するCPU11の機能を図6に基づいて説明する。図6はCPU11の印刷処理に関連する機能を示すブロック図である。図6において、ホスト装置20からの受信データは、通信インターフェース14を介してCPU11の受信部101で受信され、受信バッファに順次蓄積される。そして、コマンド解析部103では、印刷処理に先立って印刷コマンドの解析を行う。これにより、受信された印刷データをレシート印刷の印刷対象とすべきか、ジャーナル印刷の印刷対象とすべきかを判別したり、印刷処理に際して実行すべきプログラムを判別できる。また、コマンド解析部103では、印刷対象の印刷データを実際の印刷イメージに合致する形式でデータ展開する。
【0053】
次に図5において、ステップS12の解析結果に基づいて、印刷すべき印刷データがレシート印刷の対象であると判断されるときは(ステップS13;レシート印刷)、図6に示す印刷制御部105によりレシート印刷の制御が開始される(ステップS14)。印刷制御部105では、レシート印刷制御回路15に印刷指令を送出し、レシート印刷機構部17による印刷動作を実行させる。その結果、レシート用ロール紙8には所望の内容を含むレシートが印刷出力され(ステップS15)、図5の処理を終える。
【0054】
一方、ステップS12の解析結果に基づいて、印刷すべき印刷データがジャーナル印刷の対象であると判断されるときは(ステップS13;ジャーナル印刷)、設定スイッチ19の状態を読み取って印刷モードを判別する(ステップS16)。その結果、通常印刷モードに設定されているときは、図6に示す印刷制御部105によりジャーナル印刷の制御が開始される(ステップS17)。印刷制御部105では、ジャーナル印刷制御回路16に印刷指令を送出し、ジャーナル印刷機構部18による印刷動作を実行させる。その結果、ジャーナル用ロール紙9には所望の内容を含むジャーナルが印刷出力され(ステップS18)、図5の処理を終える。
【0055】
これに対し、ステップS16の判別の結果、レシート印刷モードに設定されているときは、ステップS17及びステップS18を実行することなく、図5の処理を終える。この場合は、ジャーナル印刷の動作は無効になっているので、ステップS12の解析結果に関わらずジャーナル印刷を行うことはない。
【0056】
次に図7は、上述の第1の方法に対応する処理として、プリンタ1によって実行されるステータス返信処理を示すフローチャートである。図7において、ステータス返信処理の開始に当たって、ホスト装置20から所定のタイミングでステータス要求が送信される。プリンタ1のCPU11は、ホスト装置20から送信されたステータス要求を受信し(ステップS21)、図6のコマンド解析部103による解析を行い(ステップS22)、レシート印刷機能又はジャーナル印刷機能に関連するステータスとして取得すべきものを判別する。
【0057】
なお、ステータス要求に際しては、プリンタ1の動作状態を判別するために必要なステータスを指定可能であるが、以下の説明では、主にレシート印刷機構部17又はジャーナル印刷機構部18にそれぞれ付随する各センサの検出状態をステータスとして想定している。
【0058】
次いで、ステップS22の解析結果に基づいて、ステータス要求の対象がレシート印刷機能に関するものであると判断されるときは(ステップS23;レシート印刷)、必要なステータスを取得してホスト装置20に返信し(ステップS24)、図7の処理を終える。
【0059】
ここで、図6に示すように、レシート印刷機能又はジャーナル印刷機能の各センサの検出状態は、印刷制御部105を介してステータス解析部104に入力される。ステータス解析部104では、各センサの検出状態が正常であるか異常であるかを所定の条件及び所定のタイミングで判別し、その結果に基づきステータスを得ることができる。このように得られたステータスは、例えば、RAM13の所定の領域に記憶させておけばよい。そして、ステップS24では、RAM13に記憶されているステータスのうち、レシート印刷機能に関するものを選択して読み出した後、図6の送信部102から通信インターフェース14を介して送信すればよい。
【0060】
一方、ステップS22の解析結果に基づいて、ステータス要求の対象がジャーナル印刷機能に関するものであると判断されるときは(ステップS23;ジャーナル印刷)、設定スイッチ19の状態を読み取って印刷モードを判別する(ステップS25)。その結果、通常印刷モードに設定されているときは、必要なステータスを取得してホスト装置20に返信し(ステップS26)、図7の処理を終える。一方、ステップS25の判別の結果、レシート印刷モードに設定されていときは、ステップS26におけるステータスの返信を行うことなく、図7の処理を終える。なお、ステップS26では、ステータス解析部104により解析されたステータスのうち、ジャーナル印刷機能に関するもの選択して読み出した後、送信部102から通信インターフェース14を介して送信すればよい。
【0061】
このように、第1の方法によれば、設定スイッチ19によりレシート印刷モードに設定されている状態では、ホスト装置20からのジャーナル印刷機能についてのステータス要求は無視され、プリンタ1からステータスが返信されることはない。その結果、例えば、ジャーナル用ロール紙9の用紙切れなど、ジャーナル印刷機構部18で何らかのエラーが発生した場合であっても、それによりレシートの印刷機能に影響を与えることなくレシート印刷の動作を確実に続行できる。
【0062】
次に図8は、上述の第2の方法に対応する処理として、プリンタ1によって実行されるセンサ状態判別処理を示すフローチャートである。このセンサ状態判別処理は、レシート印刷機構部17とジャーナル印刷機構部18にそれぞれ付随する各センサの検出状態を判別する処理であり、所定の時間間隔でCPU11により実行される。
【0063】
図8において、CPU11により定められたタイミングでセンサ状態判別処理が開始されると、レシート印刷機構部17とジャーナル印刷機構部18にそれぞれ付随する各センサからの検出信号は、レシート印刷制御回路15又はジャーナル印刷制御回路16を経て、印刷制御部105で検知される(ステップS31)。そして、ステータス解析部104において、ステップS31で検知された各センサの検出信号を解析し、センサ毎に定められた条件に従って、それぞれの検出状態が正常状態であるか異常状態であるかを判別する(ステップS32)。例えば、印刷ヘッド温度センサ35を例にとると、所定の閾値を超えた場合、異常状態であると判別されることになる。
【0064】
次いで、設定スイッチ19の状態を読み取って印刷モードを判別し、レシート印刷モードに設定されているときは(ステップS33;レシート印刷モード)、ステップS32で判別した各センサの検出状態のうち、ジャーナル印刷に関する各センサの検出状態を正常状態に設定し(ステップS34)、図8の処理を終える。すなわち、何らかの要因でジャーナル印刷機能に関するいずれかのセンサが異常状態になったとしても、ステップS34にて正常状態に置き換えられることになる。一方、印刷モードの判別の結果、通常印刷モードに設定されているときは(ステップS33;通常印刷モード)、ステップS34を実行することなく、図8の処理を終える。
【0065】
このように、第2の方法によれば、設定スイッチ19によりレシート印刷モードに設定されている状態では、ジャーナル印刷機能についてのセンサは常に正常状態と認識される。その結果、ホスト装置20に対しプリンタ1のステータスを送信したときにエラー処理等に移行することなく、レシート印刷の動作を確実に続行でき、第2の方法でも第1の方法と同様の効果を達成できる。
【0066】
なお、上記の実施形態に対して様々な変更を加えて適用することが可能である。例えば、図4に示す設定スイッチ19により、通常印刷モードとレシート印刷モードの2つの印刷モードを切り換えて設定可能である場合を示したが、さらに他の印刷モードを加えてもよい。図9は、本実施形態の変形例であり、図4に示す2つの印刷モードに加えて、ジャーナル印刷モードを切り換えて設定可能とした場合の図である。図9に示すジャーナル印刷モードは、プリンタ1のレシート印刷機能は働かせずにジャーナル印刷機能のみを持つジャーナル印刷専用プリンタとして動作させる印刷モードである。
【0067】
以上説明したように本実施形態のプリンタ1によれば、店舗の販売業務に利用するためにレシート印刷機能とジャーナル印刷機能の両方が必要である場合、その後の状況の変化に応じて、設定スイッチ19により印刷モードを切り換えることにより使用形態を適宜に変更することができる。そして、図4に示すように、通常印刷モードとレシート印刷モードを切り換え可能な設定スイッチ19の場合は、通常時は、レシートとジャーナルに同様の取引情報を印刷させて使用し、その後、例えば、ジャーナルによる取引情報の保管を不要とする法改正があった際、レシート印刷専用プリンタとして使用することができる。また、図9に示すように、上記の2つの印刷モードに加えてジャーナル印刷モードを切り換え可能な設定スイッチ19の場合は、顧客がレシートを必要としない業務に用いる際に用紙の無駄を避けることができる。
【0068】
また、本実施形態にプリンタ1によれば、上述の第1の方法や第2の方法を用いて、レシート印刷機能とジャーナル印刷機能のうち、印刷動作が無効に設定されている側の状態に起因して(例えば、用紙切れの検知)、印刷動作が有効に設定されている側の印刷動作に悪影響を与えることを避けることができる。
【0069】
なお、本実施形態では、レシート印刷機能及びジャーナル印刷機能を併せ持つプリンタ1に対し本発明を適用する場合を説明したが、これに限られることなく、所定の情報を印刷媒体に印刷する複数の印刷手段を備えた印刷装置に対して広く本発明を適用することができる。この場合、異なる機能を持つ複数の印刷手段の他、同様の機能を持つ複数の印刷手段であってもよい。例えば、同様の機能を持つ2つのレシート印刷手段を備えたプリンタに本発明を適用し、印刷中に用紙が無くなったレシート印刷手段の印刷動作を無効にし、他のレシート印刷手段による印刷動作に自動的に切り換えるような制御を行ってもよい。これにより、無人稼働の環境下でプリンタを使用する場合の信頼性を向上させることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、販売業務に付随する取引情報を含むレシート及びジャーナルを印刷する印刷装置を用いる場合、レシート印刷手段又はジャーナル印刷手段のうち、一方の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定できるようにしたので、状況に応じて不要な印刷手段を動作させない状態で必要な印刷手段の印刷動作を確実に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置として機能するプリンタの外観図の一例である。
【図2】本実施形態のプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】レシート印刷機構部及びジャーナル印刷機構部周辺の要部構成及び入出力信号について説明する図である。
【図4】設定スイッチにより設定可能な印刷モードを具体的に示す図である。
【図5】本実施形態のプリンタによって実行される印刷処理を示すフローチャートである。
【図6】CPUの印刷処理に関連する機能を示すブロック図である。
【図7】本実施形態の第1の方法に対応する処理として、プリンタによって実行されるステータス返信処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の第2の方法に対応する処理として、プリンタによって実行されるセンサ状態判別処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態の変形例において、設定スイッチにより設定可能な印刷モードを具体的に示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 第1カバー
3 第2カバー
4 排出口
5 モニタ窓
6 電源スイッチ
7 操作部
8 レシート用ロール紙
9 ジャーナル用ロール紙
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 通信インターフェース
15 レシート印刷制御回路
16 ジャーナル印刷制御回路
17 レシート印刷機構部
18 ジャーナル印刷機構部
19 設定スイッチ
20 ホスト装置
31 プラテンオープンセンサ
32 カバーオープンセンサ
33 リアルエンドセンサ
34 ニアエンドセンサ
35 印刷ヘッド温度センサ
101 受信部
102 送信部
103 コマンド解析部
104 ステータス解析部
105 印刷制御部

Claims (9)

  1. ホスト装置と接続可能な印刷装置であって、
    少なくとも一つの検出手段を有し、所定の情報を印刷媒体に印刷する複数の印刷手段と、
    前記複数の印刷手段の少なくとも一の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定可能な動作設定手段と、
    前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させるように制御するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させないように制御する制御手段と、備え
    前記制御手段は、
    前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている前記印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている前記印刷手段に関する前記ステータスを前記ホスト装置に送信しないように制御するか、
    または、
    前記制御手段は、
    前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記各印刷手段の前記検出手段の検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている前記印刷手段に関するもので、当該印刷手段が有する前記検出手段の判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている前記印刷手段に対しては、当該印刷手段が有する前記検出手段について全て正常なものとした判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するように制御することを特徴とする印刷装置。
  2. ホスト装置と接続可能な印刷装置であって、
    少なくとも一つの検出手段を有し、販売業務に付随する取引情報を含むレシートを印刷するレシート印刷手段と、
    少なくとも一つの検出手段を有し、前記取引情報を含むジャーナルを印刷するジャーナル印刷手段と、
    前記レシート印刷手段と前記ジャーナル印刷手段の少なくとも一方の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定可能な動作設定手段と、
    前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させるように制御するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させないように制御する制御手段と、備え、
    前記制御手段は、
    前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている前記印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている前記印刷手段に関する前記ステータスを前記ホスト装置に送信しないように制御するか、
    または、
    前記制御手段は、
    前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、前記各印刷手段の前記検出手段の検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている前記印刷手段に関するもので、当該印刷手段が有する前記検出手段の判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている前記印刷手段に対しては、当該印刷手段が有する前記検出手段について全て正常なものとした判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するように制御することを特徴とする印刷装置。
  3. 前記動作設定手段は、前記レシート印刷手段と前記ジャーナル印刷手段の印刷動作をいずれも有効にする通常印刷モードと、前記レシート印刷手段の印刷動作を有効にして前記ジャーナル印刷手段の印刷動作を無効にするレシート印刷モードとを選択的に設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記動作設定手段は、前記通常印刷モードと前記レシート印刷モードに加えて、前記レシート印刷手段の印刷動作を無効にして前記ジャーナル印刷手段の印刷動作を有効にするジャーナル印刷モードを選択的に設定可能であることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記動作設定手段は、切り換え可能な設定スイッチにより前記各印刷モードを設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記設定スイッチは、印刷装置内部に設置されたディップスイッチであることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記レシート印刷手段及び前記ジャーナル印刷手段は、サーマル方式のプリンタによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  8. 請求項2から請求項のいずれか1項に記載の印刷装置を含むPOSシステム。
  9. ホスト装置と接続可能であり、少なくとも一つの検出手段を有し、所定の情報を印刷媒体に印刷する複数の印刷手段を備えた印刷装置に対する印刷制御方法であって、
    前記複数の印刷手段の少なくとも一の印刷手段についての印刷動作の有効又は無効を選択的に設定する動作設定ステップと、
    前記動作設定ステップにおいて印刷動作が有効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させるように制御するとともに、前記動作設定ステップにおいて印刷動作が無効に設定されている印刷手段に対し、その印刷動作を実行させないように制御する制御ステップと、
    前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、
    前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている前記印刷手段に関するステータスを返信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている前記印刷手段に関する前記ステータスを前記ホスト装置に送信しないようにする第1ステップか、
    または、
    前記ホスト装置からステータス要求を受信したとき、
    前記各印刷手段の前記検出手段の検出状態が正常か異常かを判別し、前記動作設定手段により印刷動作が有効に設定されている前記印刷手段に関するもので、当該印刷手段が有する前記検出手段の判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信するとともに、前記動作設定手段により印刷動作が無効に設定されている前記印刷手段に対しては、当該印刷手段が有する前記検出手段について全て正常なものとした判別結果を含むステータスを前記ホスト装置に送信する第2ステップの、いずれか一方のステップと、
    を備えることを特徴とする印刷制御方法。
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