JP4306007B2 - リニア振動型パーツフィーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は部品の移送方向が互いに逆方向の2基の直線振動フィーダのトラフを向かい合わせに組み合わせて構成されるリニア振動型パーツフィーダに関するものであり、更に詳しくは、部品の整列手段を備えた整送トラフと、これに組み合わされるリターントラフとの間における部品の移行、すなわち、リターントラフの下流部から整送トラフの上流部への部品の移行、および整送トラフの下流部からリターントラフの上流部への部品の移行が円滑化されたリニア振動型パーツフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(従来例)
図7は、幅、厚さがそれぞれ1mm以下で長さが1mmより大きい直方体状の部品Pを次工程へ供給するための従来例のリニア振動型パーツフィーダ2の平面図、図8は同部分破断側面図である。図7を参照して、リニア振動型パーツフィーダ2は整送用直線振動フィーダ110とリターン用直線振動フィーダ150とが組み合わされて構成されている。また、図8を参照して、手前側の整送用直線振動フィーダ110は部品Pを整列させて矢印kで示す方向へ移送する整送トラフ121と、整送トラフ121に直線振動を与える駆動部111とからなっており、奥にあるリターン用直線振動フィーダ150は部品Pを非整列のまま矢印nで示す方向へ移送するリターントラフ161と、リターントラフ161に直線振動を与える駆動部151とからなっている。なお、図8において、整送用直線振動フィーダ110とリターン用直線振動フィーダ150とは共通ベースブロック109上に固定されている。
【0003】
図8を参照して、整送トラフ121に直線振動を与える駆動部111においては、整送トラフ121の底面に固定された可動ブロック112が前後一対の傾斜板ばね113によって下方の固定ブロック114と連結されており、固定ブロック114上にはコイル115を巻装した電磁石116が設置され、可動ブロック112から垂下されている可動コア112cと僅かの間隙をあけて対向されている。加えて、固定ブロック114にはバランスブロック117が一体的に取り付けられており、バランスブロック117は防振用の前後一対の傾斜板ばね118を介して共通ベースブロック109上の固定ブロック119に連結されている。そして、コイル115に交流が通電されることにより電磁石116と可動コア152cとの間に交番的な吸引力が働いて整送トラフ121に矢印jで示す方向の直線振動を与え、整送トラフ121上の部品Pを矢印kで示す方向へ移送する。
【0004】
図7を参照して、整送トラフ121とリターントラフ161とは寸法的に幅を図示されないクリアランスCP をあけて向かい合わせに組み合わされており、整送トラフ121の下流端部には排出シュート141が一体的に接続されている。整送トラフ121には側壁122が上流端側から側面部分へかけて外側へ凸の曲線状に形成されて移送面123を囲んでいる。そして、移送面123には断面が樋状で単列、単層の部品Pが入り込み得る溝1241 が緩い円弧状に形成されており、その下流端に続いて更に円弧状に短い溝1242 が形成されている。また移送面123には溝1241 へ入り込めなかった部品Pを集めて移送する循環移送面1251 、続いて循環移送面1252 が移送面のレベルを順次低くして形成されており、循環移送面1252 の下流端には移送方向kとの内角が鈍角である方向に側壁128が設けられており、部品Pは矢印k’で示す方向へ向きが変えられ、その先端は第1開口129となっている。溝1241 内の部品Pは溝1242 に至って向きを変えられるが、溝1241 内の部品Pに重なって移送される部品Pは溝1242 に至っても溝1241 の移送方向を保持して移送されるので、下層の部品Pと分離され滑落面126を経て循環移送面1251 へ落下し合流される。そして、排出シュート141の内部には溝1242 の下流端に整合して部品Pを単列、単層で移送するトンネル状移送路144が形成されており、その下流端から部品Pが排出され次工程へ供給される。
【0005】
部品Pを矢印nで示す方向へ移送するリターントラフ161は、図8に示すように、下流側へ向かって5度の上向き傾斜に設けられており、それに伴ってその駆動部151も傾斜されており、整送トラフ121に矢印mで示す方向の直線振動を与えるが、基本的には上述の整送トラフ121の駆動部111と同様に構成されているので、図示されている可動ブロック152、傾斜板ばね153、バランスブロック157、防振用の傾斜板ばね158には符号を付して駆動部151の説明は省略する。そして、図7に示すように、リターントラフ161の移送面163は、上流部においてほぼ長方形状とされ、下流部においては側面部分から下流端部にかけて外側へ凸の曲線状とされた側壁162によって囲われており、移送面163の下流部から後述の第1開口169を経由して整送トラフ121の移送面123の上流部へ移行する部品Pの流れの円滑化が図られている。なお、リターントラフ161の移送面163の下流端部には部品Pの早出し機構165が取り付けられているが、定常時には使用されない。
【0006】
更には、整送トラフ121との間のクリアランスに面するリターントラフ161の内側端縁の中央部には板状のセパレーター168が立設されており、図7において、セパレーター168の左側はリターントラフ161の側壁162を欠落させて部品Pを移送面163の下流部から整送トラフ121の移送面123の上流部へ移行させる第1開口169とされ、第1開口169はクリアランスCP を越えて整送トラフ121の上流部の上方へ若干オーバーハングされている。また、セパレーター168の右側は整送トラフ121の側壁122を欠落させて部品Pを循環移送面1252 の下流部からリターントラフ161の移送面163の上流部へ移行させる第2開口129とされ、第2開口129も同様にリターントラフ161の上流部の上方へ若干オーバーハングされている。
【0007】
従来例のリニア振動型パーツフィーダ2は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。図7、図8を参照して、整送トラフ121の移送面123とリターントラフ161の移送面163には部品Pが多数に収容されており、整送トラフ121の駆動部111およびリターントラフ161の駆動部151は起動されており、矢印jで示す方向の直線振動を与えられる整送トラフ121の移送面123の部品Pは矢印kで示す方向へ移送され、矢印mで示す方向の直線振動を与えられるリターントラフ161の移送面163の部品Pは矢印nで示す方向へ移送されているものとする。
【0008】
すなわち、リターントラフ161の移送面163を矢印nで示す方向へ移送される部品Pは移送面163の下流部から第1開口169を経て、整送トラフ121の移送面123の上流部へ移行される。移送面123を矢印kで示す方向へ移送される部品Pの一部は樋状の溝1241 へ嵌まり込み、溝1241 内を単列で下流側へ移送され、その部品Pに重なって移送される部品Pも存在する。溝1241 へ嵌まり込めない部品Pは溝1241 内の部品Pの上を越え、循環移送面1251 を経て循環移送面1252 を移送され、その側壁128に沿い矢印k’で示す方向へ向きを変えられて、第2開口129からリターントラフ161の移送面163の上流部へ移行される。他方、溝1241 へ嵌まり込んだ部品Pは溝1241 の下流端に至って溝1242 へ移行され移送の向きを変えられるが、重なって移送される部品Pは溝1241 の移送方向を保持して移送されて分離され、滑落面126を経て落下し循環移送面1251 にある部品Pと合流される。そして樋状溝1242 内を移送される部品Pは溝1242 の下流端と整合して形成されている排出シュート141内のトンネル状移送路144を単列、単層で移送され、その下流端から排出される。
【0009】
上記に従来例として挙げたような、向かい合う整送トラフとリターントラフとに部品を収容し、それぞれに直線振動を与えて部品を反対方向に移送して、リターントラフの下流部からは整送トラフの上流部へ、また整送トラフの下流部からはリターントラフの上流部へ移行させて部品を循環させると共に、整送トラフ上で整列される一部の部品を整送トラフの下流端部に接続される排出シュートの下流端から次工程へ供給するリニア振動型パーツフィーダは、部品を椀状のボウル内に収容して捩り振動を与え、ボウルの周壁に沿って形成されている帯状のトラックによって部品を移送し途中の整列手段によって整列させて排出する一般的な捩り振動型パーツフィーダと比較し、部品の収容量は小さいが、供給する部品の形状が小さい場合には、むしろ両トラフの面積が小さく長方形状であること、すなわち、設置する場合の占有面積が小さく、設置場所が限られる場合にも比較的容易に設置し得ることが利点となって賞用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
リニア振動型パーツフィーダは互いに逆方向に部品を移送する整送トラフとリターントラフとの間で部品を循環させるが、例えばリターントラフの下流部から整列トラフの上流部への部品の移行箇所、および整列トラフの下流部からリターントラフの上流部への部品の移行箇所においては、部品は移送の向きを急激に180度反転されるので部品の停滞を招き易く、それに伴って部品の循環が円滑に進行せず排出シュートからの部品の供給が途切れ易いという基本的な問題を内在している。従来例として例示したリニア振動型パーツフィーダ2においては、リターントラフ161の移送面163の上流部では側壁部162の隅部を丸め、下流部では側面部分から下流端までを外側へ凸の曲線状とし、かつ整送トラフ121の移送面123の上流部では側壁122を始端から外側へ凸の曲線状としており、下流部では循環路1252 の下流端の側壁128は移送方向kとの内角が鈍角となる方向k’に形成することによって部品Pの停滞の改善が図られているが、なお、部品Pの整送トラフ121の移送面123とリターントラフ161の移送面163から循環移送面1251 、1252 を経由する部品Pの循環流れは円滑でなく、排出シュート141の下流端からの部品Pの供給の途切れる場合があり、まだ十分には解決されてはいない。
【0011】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、整送トラフとリターントラフとの間における部品の移行箇所において部品が停滞することなく部品が円滑に循環され、整送トラフの下流端部の排出シュートから部品が安定して排出されるリニア振動型パーツフィーダを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、部品の整列手段を備え直線振動によって部品を移送する整送トラフと、直線振動によって前記整送トラフとは反対方向に部品を移送するリターントラフとが僅かのクリアランスをあけて向かい合わせに組み合わされ、かつ前記整送トラフの下流端部に排出シュートが一体的に接続されており、前記整送トラフを移送される部品がその下流部から前記リターントラフの上流部へ移行され、前記リターントラフを移送される部品がその下流部から前記整送トラフの上流部へ移行されて循環されると共に、整列された部品が前記排出シュートの下流端から排出されるリニア振動型パーツフィーダにおいて、前記リターントラフは、当該リターントラフの下流部の移送面の幅がその上流部の移送面の幅より大きくなるように、当該幅が前記上流部から下流部へかけて拡大され、前記リターントラフの下流部から前記整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口の開口幅は、前記リターントラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されており、前記整送トラフは、当該整送トラフの下流部の幅がその上流部の幅より大きく、前記整送トラフの下流部から前記リターントラフの上流部へ部品を移行させる第2開口の開口幅は、前記整送トラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されており、前記リターントラフは、前記リターントラフの上流部が前記整送トラフの下流部より低い位置となり、前記リターントラフの下流部が前記整送トラフの上流部より高い位置となるように、下流側に向かって上向き傾斜に設けられており、前記第1開口は、前記整流トラフの上流部の内側に当該整流トラフの上流部より高く位置し、前記第2開口は、前記リターントラフの上流部の内側に当該リターントラフの上流端部より前記リターントラフの下流側に延在され、当該リターントラフの上流部の移送面より高く位置する先端部を有していることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、により解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、例えばリターントラフにおいては、下流部の幅が大きいので振動を受けて移送される部品は下流部へ近付くにつれて重なりが崩されてトラフ幅一杯に拡がりほぼ単層化される。また、整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口はリターントラフの下流部の幅と同程度以上の幅とされているので、部品は緩やかに方向転換されてそのまま整送トラフの上流部へ移行され、部品が停滞するようなことは全くない。また、整送トラフの下流部においても同様に、部品は重なりが崩され、緩やかに方向転換されて第2開口からリターントラフの上流部へ停滞することなく移行される。従って、整送トラフとリターントラフとの間において部品が円滑に循環され、整送トラフの下流端部に接続された排出シュートから整列された部品が途切れることなく安定して排出される。また、このようなリニア振動型パーツフィーダは、部品がリターントラフの上流部から幅の大きい下流部へ向かい上向き傾斜に移送されるので、重なりを崩されながら相互に接した密度の高い状態でトラフ幅一杯に拡がって移送され、部品の流れに不必要な抵抗を与えない。また、リターントラフの下流部の第1開口を整送トラフの上流部の直上へオーバーハングさせ、整送トラフの下流部の第2開口をリターントラフの上流部の直上へオーバーハングさせること可能にし、部品が整送トラフとリターントラフとの間のクリアランスを越えて移行される場合の障害を回避させる。
【0013】
また、以上の課題は、少なくとも前記リターントラフの下流部における外周の側壁が、前記リターントラフの直線状の側面部分から外側へ凸の曲部と、該曲部から前記リターントラフの内側端縁の下流端へ向かい前記リターントラフの側面部分との内角が鈍角をなす直線部分とによって形成されるか、または前記側面部分から前記内側端縁の下流端に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、リターントラフの下流部において部品の移送の流れが第1開口の方へ一層緩やかに向きを変えられ、リターントラフから整送トラフへの部品の移行を一層滑らかにする。さらに以上の課題は、少なくとも前記リターントラフの上流部における外周の側壁が、前記リターントラフの内側端縁の上流端から前記リターントラフの側面部分へ向かい側面部分との内角が鈍角をなす直線部分と、直線部分を前記リターントラフの側面部分に接続する外側へ凸の曲部とによって形成されるか、または前記リターントラフの内側端縁の上流端から前記リターントラフの側面部分に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、リターントラフの上流部において部品が緩やかに移送の向きを変えられ、部品の循環流れを一層円滑化させる。また、以上の課題は、前記整送トラフは、上流側から下流側ヘ向かって水平に設けられていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。
【0014】
また、以上の課題は、少なくとも前記整送トラフの下流部における外周の側壁が、前記整送トラフの直線状の側面部分から外側へ凸の曲部と、曲部から前記整送トラフの内側端縁の下流端へ向かい前記整送トラフの側面部分との内角が鈍角をなす直線部分とによって形成されるか、または前記整送トラフの側面部分から前記内側端縁の下流端に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、整送トラフの下流部において部品の移送の流れが第2開口の方へ一層緩やかに向きを変えられ、整送トラフからリターントラフへの部品の移行を一層滑らかにする。さらに以上の課題は、少なくとも前記整送トラフの上流部における外周の側壁が、前記整送トラフの内側端縁の上流端から前記整送トラフの側面部分へ向かい該側面部分との内角が鈍角をなす直線部分と、直線部分を前記整送トラフの側面部分に接続する外側へ凸の曲部とによって形成されるか、または前記整送トラフの内側端縁の上流端から前記整送トラフの側面部分に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、整送トラフの上流部において部品が緩やかに移送の向きを変えられ、部品の循環流れを一層円滑化させる。また、以上の課題は、前記整送トラフの整列手段が、その移送方向に沿い、断面をV字形状またはU字形状に形成された樋状の溝であり、前記溝の底部で整列される部品は前記排出シュートを経てその下流端から排出され、それ以外の部品は前記溝から外れ、前記第2開口を経由して前記リターントラフの上流部へ移行されることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、円柱状または角柱状の部品を容易に整列化させ、整列化されない部品を整列手段から容易に排除し得る。さらに以上の課題は、前記整送トラフの下流端部に、単列、単層の部品のみが通過し得る開口を備えたゲート板、または単列、単層の部品のみが入り得る入口を有するトンネル状排出トラックの上流側端面が、前記開口を通過し得ない部品または前記入口へ入り得ない部品を前記リターントラフの上流部へ導くように、前記整送トラフと斜めに交差して設けられていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。このようなリニア振動型パーツフィーダは、部品の循環流れの円滑化を促進する。また、以上の課題は、部品の整列手段を備え直線振動によって部品を移送する整送トラフと、直線振動によって前記整送トラフとは反対方向に部品を移送するリターントラフとが僅かのクリアランスをあけて向かい合わせに組み合わされ、かつ前記整送トラフの下流端部に排出シュートが一体的に接続されており、前記整送トラフを移送される部品がその下流部から前記リターントラフの上流部へ移行され、前記リターントラフを移送される部品がその下流部から前記整送トラフの上流部へ移行されて循環されると共に、整列された部品が前記排出シュートの下流端から排出されるリニア振動型パーツフィーダにおいて、前記リターントラフは、当該リターントラフの下流部の移送面の幅がその上流部の移送面の幅より大きくなるように、当該幅が上流部から下流部へかけて拡大され、前記リターントラフの下流部から前記整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口を有し、前記整送トラフは、当該整送トラフの下流部の幅がその上流部の幅より大きく、前記整送トラフの下流部から前記リターントラフの上流部へ部品を移行させる第2開口を有し、前記リターントラフは、前記リターントラフの上流部が前記整送トラフの下流部より低い位置となり、前記リターントラフの下流部が前記整送トラフの上流部より高い位置となるように、下流側に向かって上向き傾斜に設けられており、前記第1開口は、前記整流トラフの上流部の内側に当該整流トラフの上流部より高く位置し、前記第2開口は、前記リターントラフの上流部の内側に当該リターントラフの上流端部より前記リターントラフの下流側に延在され、当該リターントラフの上流部の移送面より高く位置する先端部を有していることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ、によって解決される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のリニア振動型パーツフィーダは、上述したように、部品の整列手段を備え直線振動によって部品を移送する整送トラフと、直線振動によって整送トラフとは反対方向に部品を移送するリターントラフとが僅かのクリアランスをあけて向かい合わせに組み合わされ、かつ整送トラフの下流端部に排出シュートが一体的に接続されており、整送トラフを移送される部品がその下流部からリターントラフの上流部へ移行され、リターントラフを移送される部品がその下流部から整送トラフの上流部へ移行されて循環されると共に、整列された部品が排出シュートの下流端から排出されるリニア振動型パーツフィーダにおいて、リターントラフがその下流部の幅を上流部の幅より大とすると共に、リターントラフの下流部から整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口の開口幅をリターントラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されており、かつ整送トラフがその下流部の幅を上流部の幅より大とすると共に、整送トラフの下流部からリターントラフの上流部へ部品を移行させる第2開口の開口幅を整送トラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されているものである。
【0016】
図1は本発明の典型的なリニア振動型パーツフィーダを概念的に示す平面図である。すなわち、形状が特に限定されない部品を供給対象として、リニア振動型パーツフィーダTは、下流部の幅を上流部の幅より大として外周に側壁WF が設けられ、部品を矢印fで示す方向へ移送する整送トラフFと、同じく下流部の幅を上流部の幅より大として外周に側壁WR が設けられ、部品を矢印rで示す方向へ移送するリターントラフRとが僅かのクリアランスct をあけて向かい合わせに組み合わされている。また、リターントラフRのクリアランスct に面する内側端縁の中央部分にはセパレータSが立設されており、図1においてセパレータSの左側はリターントラフRの下流部から整送トラフFの上流部へ部品を移行させる第1開口G1 、セパレータSの右側は整送トラフFの下流部からリターントラフRの上流部へ部品を移行させる第2開口G2 となっている。更には、整送トラフFには部品を整列させる浅溝gが整列手段として形成されており、その下流側には、浅溝gに整合して部品を単列、単層で移送するトンネル状の移送路tを設けた排出シュートEが接続されている。
【0017】
そして、整送トラフFおよびリターントラフRには部品が収容され、それぞれは反対の移送方向f、rへ移送されるが、リターントラフRの下流部の幅と第1開口G1 の幅はほぼ同等の大きさとされ、同様に、整送トラフFの下流部の幅と第2開口G2 の幅は同等の大きさとされている。従って、リターントラフRを矢印rで示す方向へ移送される部品は下流部へ近付くにつれて重なりが崩され単層化されつつ幅を広げ、相互に接する密度の高い状態となって移送され、下流部において移送の向きを緩やかに変えて、幅の広い第1開口G1 から整送トラフFの上流部へ移行され、この間において部品が停滞することはない。なお、部品が筒形状または柱形状で比較的長いものである場合には下流部の幅が拡大されていることにより、リターントラフを移送される間に長さ方向への配向が促進される。また、整送トラフFを矢印fで示す方向へ移送される部品も同様に、下流部へ近付くにつれて重なりが崩され単層化されつつ幅を広げ、相互に接する密度の高い状態となって移送され、下流部において移送の向きを緩やかに変えて、幅の広い第2開口G2 からリターントラフRの上流部へ移行され、この間においても部品が停滞することはない。
【0018】
すなわち、部品は整送トラフFとリターントラフRとの間で扁平な円環状の循環流れを形成し、部品が移送の向きを変えるリターントラフRから整送トラフFへの移行時、整送トラフFからリターントラフRへの移行時において、部品は急激に移送の向きを変えることなく、かつほぼ単層化され密度の高い状態となって移行され何等の停滞を発生しない。そして、部品が滑らかな循環流れを形成している間において、整列トラフFの浅溝g上で移送方向fに整列される一部の部品は排出シュートEへ移行され、内部に形成されているトンネル状移送路tを単列、単層となって移送され、下流端から途切れることなく安定して排出される。
【0019】
部品の移送方向が反転される整送トラフFとリターントラフRとの間において部品の円滑な循環流れを形成させるためには、整送トラフF、リターントラフR共に、下流部の幅を上流部の幅より大としかつ、第1開口G1 の開口幅をリターントラフRの下流部の幅と同程度以上の大きさとし、第2開口G2 の開口幅を整送トラフFの下流部の幅と同程度以上の大きさにすることが必要である。整送トラフF、リターントラフRの下流部の幅は、移送される部品がほぼ単層化され、かつ相互に接して密度の高い状態となって移送される幅であることが望ましく、整送トラフF、リターントラフRの上流部の幅は、移行されてくる部品が円滑に移送される限りにおいて、特に限定されない。
【0020】
図1のリニア振動型パーツフィーダTにおいては、整送トラフFの側壁WF 、リターントラフRの側壁WR のそれぞれのコーナー部は全て直角としたが、整送トラフFとリターントラフRとの間で部品の循環流れを一層円滑化させるために、各コーナー部は外側へ凸の曲線状とするか、例えばリターントラフRの側壁WR のコーナー部をカットして一点鎖線で示す斜めの側壁WB 、または二点鎖線で示す斜めの側壁WB ’を設け、隣り合う側壁WR と側壁WB または側壁WB ’とが鈍角で接続されるようにしてもよい。更には鈍角の接続部も外側へ凸の曲線状とすることが好ましい。整送トラフFの下流端部においては、部品を単列、単層として排出シュートEへ移行させる選別手段として、例えば、単列、単層の部品のみが移送され得るトンネル状移送路tを設けた排出シュートEの上流側端面の入口を整列手段の下流端に整合させるか、または単列、単層の部品のみが通過し得る形状の選別開口を有するゲート板を整列手段の下流端に整合させるが、上記の斜め側壁WB と同様、排出シュートEの上流側端面(またはゲート板)WG を、図1に一点鎖線で示すように、斜めに配置してもよい。
【0021】
また、整送トラフFとリターントラフRとを共に水平に配置してもよいが、整送トラフFを例えば水平に配置して、リターントラフRの上流部が整送トラフFの下流部より低い位置にあり、リターントラフRの下流部が整送トラフFの上流部より高い位置にあるように、リターントラフRを下流側ヘ向かって若干上向き傾斜に設置することが好ましい。すなわち、整送トラフFの下流部から移行されてくる部品は上向き傾斜のリターントラフRを移送されることによって、移送速度が低下され近接して移送されるようになるが、リターントラフRの幅が上流部から下流部へかけて拡大されていることから、部品が単層化され相互に接した密度の高い状態での移送となることを助ける。更には、リターントラフRを下流側ヘ向かって若干上向き傾斜とすることにより、例えばリターントラフRの下流部の第1開口G1 を整送トラフFの上流部の直上へオーバーハングさせることができるようになり、リターントラフRと整送トラフFとの間のクリアランスct を越えて部品を移行させる場合の障害を回避することができる。このことは整送トラフFの下流部の第2開口G2 においても同様である。
【0022】
また更には、整送トラフFの整列手段として、図1に示したように、部品を単列として移送し得る浅溝gを設けたが、整列手段は特に限定されず、部品の形状によっては浅溝gは丸樋形状であってもよく、角樋形状であってもよい。そのほか単列の部品、または単列で単層の部品のみが通過し得る限界ゲージ的な整列手段を設けてもよく、更には、整列トラフFの下流部において、整列手段として移送面に単列の部品Pのみが通過し得る挟幅部分を設け、その挟幅部分に乗り得ない部品はリターントラフへ戻すようにしてもよい。
【0023】
【実施例】
以下、本発明のリニア型パーツフィーダを実施例によって図面を参照し具体的に説明する。
【0024】
(実施例)
図2は実施例によるリニア型パーツフィーダ1の平面図であり、僅かのクリアランスc(寸法的に小さいクリアランスの幅は図示されない)をあけて向かい合わせに組み合わされた整列トラフ21とリターントラフ61とが示されている。図3はリニア型パーツフィーダ1の部分破断側面図であり、図4は図3における[4]−[4]線方向の正面図である。そして、図5は整列トラフ21に続く排出シュート44の下流側から見た斜視図である。なお、このリニア型パーツフィーダ1による供給対象は、直径8mmφ×長さ7.2mmの円柱状の部品Qであるが、直径6mmφ×長さ27mmまでの数種のサイズ違いの供給にも兼用される。
【0025】
図2、図3、図4、図5を参照して、リニア型パーツフィーダ1は整送用直線振動フィーダ10とリターン用直線振動フィーダ50とが組み合わされて構成されている。そして、図3において手前側にあるリターン用直線振動フィーダ50は部品Qを非整列のまま矢印vで示す方向へ移送するリターントラフ61と、リターントラフ61に直線振動を与える駆動部51とからなっている。また、奥側にある整送用直線振動フィーダ10は部品Qを整列させて矢印qで示す方向へ移送する整送トラフ21と、整送トラフ21に直線振動を与える駆動部11とからなっており、整送トラフ21の下流端部には排出シュート44が一体的に形成されている。
【0026】
図3はリターン用直線振動フィーダ50側の部分破断側面図であるので、リターン用直線振動フィーダ50から説明する。リターントラフ61は下流側へ向かって5度の上向き傾斜とされ、支持部材52a、52bを介して可動ブロック52に取り付けられており、可動ブロック52は前後一対の傾斜板ばね53によって、台板57に固定された固定ブロック54と連結されている。固定ブロック54にはコイル55を巻装した電磁石56が固定されており、可動ブロック52の下面側に固定された可動コア52cと僅かの間隙をあけて対向されている。台板57は防振ゴム58を介して支持板59に取り付けられ、支持板59は共通ベース板9上の垂直部8aと底面部8bとからなる架台8上に固定されている。また、固定ブロック54の後部に円筒状の重錘4Rが軸方向の位置を調整可能に固定されているが、これは移送方向に長いリターントラフ61の全体にわたって振動角や振幅を均一化させるためのものである。なお、可動ブロック52と固定ブロック54との間は図3では破断されている側面板5Rによって両側を覆われている。そして、コイル55に交流が通電されることにより、可動コア52cと電磁石56との間で交番的な吸引力が働いてリターントラフ61に矢印uで示す方向の直線振動を与えリターントラフ61上の部品Qを矢印vで示す方向へ移送するようになっている。
【0027】
リターントラフ61は、図2、図5に示すように、上流部から下流部にかけて幅を拡大されており、図2に示したが下流部の幅w2 は上流部の幅w1 のほぼ2倍となっている。そして、リターントラフ61の外周側の側壁62に囲われて移送面63が形成されている。すなわち、側壁62は整送トラフ21との間のクリアランスcに面する内側端縁64の上流端部から鈎付き直線部62a に続く円弧部62b 、移送方向に平行な側面の直線部62c 、直線部62c とは曲部を介して鈍角をなし内側端縁64の下流端に向かう直線部62d とからなっている。
【0028】
また、リターントラフ61の内側端縁64の中央部にはセパレータ板68が立設されており、図2において、セパレータ板68の左側はリターントラフ61の下流部から整送トラフ21の上流部へ部品Qを移行させる第1開口69となり、セパレータ板68の右側は整送トラフ21の下流部からリターントラフ61の上流部へ部品Qを移行させる第2開口29となっている。そして、上述したように、リターントラフ61は下流側へ向かって傾斜角度5度の上向き傾斜とされているが、図3に示すように、水平に設置されている整送トラフ21に対して、リターントラフ61の上流部の底面は整送トラフ21の下流部より下方位置にあり、リターントラフ61の下流部の底面は整送トラフ21の上流部より上方位置にある。そして、図2、図5に示すように、リターントラフ61側の第1開口69はクリアランスcを越えて整送トラフ21の上流部の直上へ若干オーバーハングされており、整送トラフ21側の第2開口29はクリアランスcを越えてリターントラフ61の上流部の直上へ若干オーバーハングされている。
【0029】
次いで他方の整送用直線振動フィーダ10について説明するに、その駆動部11は、基本的には上述のリターン用直線振動フィーダ50の駆動部51と同様に構成されている。図3、図4を参照して、整送トラフ21は、ほぼ同一長さの棒状支持体22に支持されており、棒状支持体22が固定された振動ブロック23に駆動部11の可動ブロック12が一体的に取り付けられている。そして傾斜板ばね13によって可動ブロック12と、台板17に固定された固定ブロック14とが連結されている。そして、台板17は防振ゴム18を介して支持板19に取り付けられ、支持板19は共通ベース板9上の垂直部7aと底面部7bとからなる架台7上に固定されている。また、固定ブロック14の後部に円筒状の重錘4Fが軸方向の位置を調整可能に固定されており、図4に示すように、可動ブロック52と固定ブロック54との間は側面板5Fによって両側を覆われている。そして、図示されずとも、側面板5F内において、可動コアと電磁石との間で交番的な吸引力が働いて、図3に示すように、整送トラフ21に矢印pで示す方向の直線振動を与え、整送トラフ21上の部品Qを矢印qで示す方向へ移送するようになっている。
【0030】
整送用直線振動フィーダ10の整送トラフ21は、部品Qの移送の向きは逆に示されている図2、図5に示すように、部品Qの移送方向に長い丸樋状の整列溝24と、整列溝24の下流部の底面側に取り付けられた移送面27とからなっており、移送面27はリターントラフ61の方へ展開されて整送トラフ21の下流部の幅を拡大させている。移送面27は両側に側壁28を有しているが、上述したように、移送面27の先端部は部品Qを整送トラフ21の下流部からリターントラフ61の上流部へ移行させる第2開口29となっており、図4にも示すように、リターントラフ61の上流部の直上へオ−バーハングされている。
【0031】
整列溝24には、リターントラフ61の下流部から移行されてくる部品Qや移送中の部品Qの逸脱を防ぐために、上方へ延びる延長面24a、24bが取り付けられている。また、整列溝24の下流端部には、図3も参照して、整列溝24の底部の中心線上の単列、単層の部品Qのみを通過させる半円形状の選別開口32を設けたゲート板31が整列溝24の延長面24aに立てた固定部材33に交換可能に、かつ整列溝24の移送方向とは斜めに交差して取り付けられており、部品Qの直径の大きさに応じて交換される。そして、ゲート板31の上流側である整列溝24の下流部は、底部の中心線上に部品Qを単列、単層で整列化させるべく、移送面27側からの第1切欠き25と第2切欠き26とによって幅が二段に狭められている。すなわち、整列溝24の上流部から重なって移送されてくる部品Qの大部は第1切欠き25から移送面27へ落下して排除され、更に幅を狭めた第2切欠き26において排除されて、整列溝24に残る部品Qは底部の中心線上に位置するようになり、ゲート板31の選別開口32を通過する。そして、選別開口32を通過した部品Qは排出シュート44へ移行されるが、ゲート板31の選別開口32と位置ずれしており選別開口32を通過し得ない部品Qは整列溝24と斜めに交差するゲート板31によって移送面27の方へ導かれる。
【0032】
排出シュート44においては、下方の棒状支持体22に固定された3本の支柱42に抑え板43が固定されて、排出シュート44を移送される部品Qの直上方に垂下されており、単列、単層で移送される部品Qが姿勢を乱したり、排出シュート44から逸脱することを防いでいる。なお、抑え板43は部品Qの直径に応じて交換される。また、排出シュート44には、オーバーフローセンサー45の投光部45aと受光部45bとが排出シュート44を挟んで取り付けられており、部品Qの移送状況を監視している。すなわち、投光部45aから排出シュート44の光路穴46を通過して受光部45bに至る光ビームが移送されてくる部品Qによって断続的に遮断される場合には、部品Qは順調に移送されていると判定されて処置は取られないが、光の遮断が所定時間以上連続する場合には、移送詰まりが発生していると判定されて移送量を低下させる策が取られ、逆に光が所定時間以上遮断されない場合には、部品Qの供給が不足していると判定されて移送量を増大させる策が取られる。
【0033】
本実施例のリニア振動型パーツフィーダ1は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。向かい合う整送トラフ21とリターントラフ61には部品Qが多数に収容されており、それらの整送トラフ21の駆動部11のコイル15、およびリターントラフ61の駆動部51のコイル55には交流が通電されて、それぞれは駆動状態にあるものとする。この時、相互間の共振を回避するために、通常的には、整送トラフ21の駆動部11にはインバーター制御された高周波の交流が適用され、リターントラフ61の駆動部51には商用周波数の交流が適用される。また、排出シュート44に取り付けられているオーバーフローセンサー45も作動状態にあるものとする。
【0034】
図2、図5を参照して、部品Qは整送トラフ21では矢印qで示す方向へ移送され、リターントラフ61では矢印vで示す方向へ移送されて、整送トラフ21とリターントラフ61との間を循環され、その間に、整送トラフ21上で整列された部品Qは排出シュート44へ移行され、その下流端から次工程へ供給されるが、これを詳細に述べると、整送トラフ21の下流部の第2開口29からリターントラフ61の上流部へ落下し移行されて重なった状態にある部品Qは直ちにリターントラフ61の直線振動を受けて矢印vで示す方向へ移送され始める。リターントラフ61は下流側へ向かって傾斜角度5度の上向き傾斜に、かつ上流部の幅w1 に比べて下流部の幅w2 はほぼ2倍に拡げられていることから、部品Qは下流部へ近付くにつれて重なりが崩されて移送され、下流部ではほぼ単層となって移送面63の幅一杯に拡がり、相互に接する密度の高い状態となって移送される。また、下流部の側壁62は側面の直線部62c から曲部を介して鈍角をなす直線部62d によって形成されていること、また第1開口69の開口幅が下流部の幅w2 とほぼ同程度に形成されていることから、部品Qは下流部を移送される間に移送の向きを緩やかに変え、何等の停滞を生ずることなく、第1開口69から直下の整送トラフ21の上流部である整列溝24内へ落下し、流れ込むように移行される。
【0035】
移行される部品Qの前面には整列溝24の延長面24aが上方へ延びていることから、部品Qは整列溝24から溢れ出すことない。また、整送トラフ21は水平に設置されているので、部品Qは重なった状態でリターントラフ61におけるよりは早い速度で整列溝24を矢印qで示す方向へ移送されて整送トラフ21の下流部に至る。整送トラフ21の下流部においては、整列溝24が第1切欠き25によって移送面27側から幅が狭められているので、部品Qの大部は第1切欠き25から移送面27へ落下し、移送面27は下流側ほど幅を大とされていることから、部品Qは重なりを崩されて移送され、また第2開口29の開口幅が整送トラフ21の下流部の幅と同程度とされているので、部品Qは何等の停滞を生ずることなく第2開口29から直下のリターントラフ61の上流部へ落下して移行される。以上のようにして、部品Qは整送トラフ21とリターントラフ61との間において円滑な循環流れを形成する。
【0036】
整列溝24の第1切欠き25から落下しない部品Qは、更に第2切欠き26に至って移送面27へ落下するものを生じ、先に第1切欠き25から落下した部品Qと合流される。整列溝24に残る制限された量の部品Qは主として整列溝24の底部の中心線上に位置して移送されるようになる。そして、整列溝24の中心線に整合して設けられているゲート板31の選別開口32を通過する単列、単層の部品Qはそのまま排出シュート44へ移行され、選別開口32と位置ずれしており選別開口32を通過し得ない部品Qはゲート板31に沿って移送面27へ導かれる。排出シュート44においては、部品Qは上方から垂下されている抑え板43によって姿勢の乱れや飛び出しを防がれて移送され、下流端から途切れを発生することなく安定して次工程へ供給される。また、排出シュート44の両側に取り付けられたオーバーフローセンサー45によって部品Qは移送状態が監視されており、ゲート板31より下流側で部品Pの移送詰まり、またはゲート板31の上流側で部品Qの欠乏が発生していると判断される場合には、それぞれ、適切な対策が取られる。なお、整送トラフ21とリターントラフ61とにおける部品Qの量が減少して来た場合には、別途、部品Qの補充が行われることは言うまでもない。
【0037】
本実施例のリニア型パーツフィーダ1は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0038】
例えば本実施の形態においては、図2に示したように、リターントラフ61の側壁62の下流部を、側面の直線部62c から曲部を介し鈍角をなして内側端縁64の下流端に至る直線部62d によって形成させたが、図2とほゞ同様な図であり、変形例のリターントラフ61’の平面図である図6に示すように、側壁62の下流部を側面部分の直線部62c の下流端から内側端縁64の下流端までの間を外側へ凸の曲線部62e によって形成させてもよい。ただし、部品Qの流れが直角方向に向きを変えるような形状は避けなければならない。また本実施の形態においては、図2に示したように、整送トラフ21の上流部は翼面23a付きの整列溝24によって同一幅とし、整送トラフ21の下流部は整列溝24と移送面27とによって構成して整送トラフ21の幅を拡げたが、下流部から上流部にかけて整送トラフの幅を拡げてもよいことは言うまでもない。要するに、整列トラフおよびリターントラフにおいて、下流部の幅が上流部の幅より大であればよく、その拡大のさせ方については特に限定されない。
【0039】
また本実施の形態においては、図5に示したように、リターントラフ61の側壁62と移送面63との隅部を直角に形成したが、部品がその形状によって直角の隅部で引っ掛かるような場合には、側壁62と移送面63とを曲面で接続してもよい。また本実施の形態においては、開放型の排出シュート44を整列溝24と一体的に形成し、その境界に部品Qが単列、単層でのみ通過し得る選別開口32を有するゲート板31を設けたが、部品Qが単列、単層でのみ入り得るトンネル状の移送路を備えた排出シュートを設置してもよい。また本実施の形態においては、整送トラフ21の駆動部11にはインバーター制御の高周波の交流を適用し、リターントラフ61の駆動部51には商用周波数の交流を適用して、整送トラフ21側とリターントラフ61側とが共振することを防いだが、整送トラフ21とリターントラフ61との両者に例えば同一の商用周波数の交流を適用すると共に、互いに逆方向の直線振動である整送トラフ21のp方向の直線振動の垂直方向の成分と、リターントラフ61のu方向の直線振動の垂直方向の成分とを相殺させるように同期させて、相互の共振を防ぐことも可能である。また本実施の形態においては、円柱状の部品を供給対象としたが、角柱状の部品または直方体形状部品であってもよく、供給対象の部品の形状も特に限定されない。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような形態で実施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0041】
本発明によれば、整送トラフとリターントラフとがそれぞれ下流部の幅を上流部の幅より大とし、かつリターントラフの下流部から整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口の開口幅をリターントラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとし、整送トラフの下流部からリターントラフの上流部へ部品を移行させる第2開口の開口幅を整送トラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されているので、整送トラフとリターントラフとの間において部品は停滞することなく移行して円滑な循環流れを生じ、排出シュートの下流端から部品は途切れることなく安定に供給される。
【0042】
また、本発明によれば、リターントラフの下流部における外周の側壁が部品の流れをリターントラフの移送方向から緩やかに向きを変えて整送トラフの上流部へ移行されるように形成されており、部品の流れに急激な変化を与えないので、部品が一層滑らかに移行される。さらに、リターントラフの上流部における外周の側壁が整送トラフの下流部から移行されてくる部品の流れの向きをリターントラフの移送方向へ緩やかに変えるように形成されているので、部品が滑らかに移送される。また、リターントラフが下流側へ向かって若干上向き傾斜に設置されているので、リターントラフ上で部品は移送速度が低下され、かつ相互に接して移送されるようになり、更にはトラフ幅が下流部において拡げられることよって部品が単層化されて相互に接した密度の高い状態でトラフ幅一杯になって不必要な抵抗を受けずに移送されることを助ける。また、リターントラフの下流部の第1開口を整送トラフの上流部の直上へオーバーラップさせ、整送トラフの下流部の第2開口をリターントラフの上流部の直上へオーバーラップさせることを可能とし、整送トラフとリターントラフとの間のクリアランスを部品が越えて移行されることによる障害を回避し得る。
【0043】
さらに本発明によれば、整送トラフの下流部における外周の側壁が部品の流れを整送トラフの移送方向から緩やかに向きを変えてリターントラフの上流部へ移行されるように形成されており、部品の流れに急激な変化を与えないので、部品が滑らかに移行される。また、整送トラフの上流部における外周の側壁がリターントラフの下流部から移行されてくる部品の流れの向きを整送トラフの移送方向へ緩やかに変えるように形成されているので、部品が滑らかに移送される。さらに、部品の整列と排出、および整列されない部品の分離を比較的簡易に行い得る。また、整送トラフと斜めに交差して設けられたゲート板またはトンネル状移送路を設けた排出トラックの上流側端面が整列されない部品をリターントラフへ移行させ、部品の循環流れの円滑化を促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的なリニア振動型パーツフィーダの向かい合わせに組み合わされた整送トラフとリターントラフとを示す平面図てある。
【図2】実施例のリニア振動型パーツフィーダの平面図である。
【図3】同部分破断側面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の正面図である。
【図5】実施例のリニア振動型パーツフィーダの斜視図である。
【図6】変形例のリターントラフの平面図である。
【図7】従来例のリニア振動型パーツフィーダ平面図である。
【図8】同部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 実施例のリニア振動型パーツフィーダ
2 従来例のリニア振動型パーツフィーダ
21 整列トラフ
24 整列溝
25 第1切欠き
26 第2切欠き
27 移送面
29 第2開口
31 ゲート板
32 選別開口
43 抑え板
44 排出シュート
61 リターントラフ
62 側壁
68 セパレータ
69 第1開口

Claims (9)

  1. 部品の整列手段を備え直線振動によって部品を移送する整送トラフと、直線振動によって前記整送トラフとは反対方向に部品を移送するリターントラフとが僅かのクリアランスをあけて向かい合わせに組み合わされ、かつ前記整送トラフの下流端部に排出シュートが一体的に接続されており、前記整送トラフを移送される部品がその下流部から前記リターントラフの上流部へ移行され、前記リターントラフを移送される部品がその下流部から前記整送トラフの上流部へ移行されて循環されると共に、整列された部品が前記排出シュートの下流端から排出されるリニア振動型パーツフィーダにおいて、
    前記リターントラフは、当該リターントラフの下流部の移送面の幅がその上流部の移送面の幅より大きくなるように、当該幅が前記上流部から下流部へかけて拡大され、
    前記リターントラフの下流部から前記整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口の開口幅は、前記リターントラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されており
    前記整送トラフは、当該整送トラフの下流部の幅がその上流部の幅より大きく、
    前記整送トラフの下流部から前記リターントラフの上流部へ部品を移行させる第2開口の開口幅は、前記整送トラフの下流部の幅と同程度以上の大きさとして形成されており、
    前記リターントラフは、前記リターントラフの上流部が前記整送トラフの下流部より低い位置となり、前記リターントラフの下流部が前記整送トラフの上流部より高い位置となるように、下流側に向かって上向き傾斜に設けられており、
    前記第1開口は、前記整流トラフの上流部の内側に当該整流トラフの上流部より高く位置し、
    前記第2開口は、前記リターントラフの上流部の内側に当該リターントラフの上流端部より前記リターントラフの下流側に延在され、当該リターントラフの上流部の移送面より高く位置する先端部を有していることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  2. 請求項1に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    少なくとも前記リターントラフの下流部における外周の側壁が、前記リターントラフの直線状の側面部分から外側へ凸の曲部と、該曲部から前記リターントラフの内側端縁の下流端へ向かい前記リターントラフの側面部分との内角が鈍角をなす直線部分とによって形成されるか、または前記側面部分から前記内側端縁の下流端に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    少なくとも前記リターントラフの上流部における外周の側壁が、前記リターントラフの内側端縁の上流端から前記リターントラフの側面部分へ向かい該側面部分との内角が鈍角をなす直線部分と、該直線部分を前記リターントラフの側面部分に接続する外側へ凸の曲部とによって形成されるか、または前記リターントラフの内側端縁の上流端から前記リターントラフの側面部分に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    前記整送トラフは、上流側から下流側ヘ向かって水平に設けられていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    少なくとも前記整送トラフの下流部における外周の側壁が、前記整送トラフの直線状の側面部分から外側へ凸の曲部と、該曲部から前記整送トラフの内側端縁の下流端へ向かい前記整送トラフの側面部分との内角が鈍角をなす直線部分とによって形成されるか、または前記整送トラフの側面部分から前記内側端縁の下流端に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    少なくとも前記整送トラフの上流部における外周端縁が、前記整送トラフの内側端縁の上流端から前記整送トラフの側面部分へ向かい該側面部分との内角が鈍角をなす直線部分と、該直線部分を前記整送トラフの側面部分に接続する外側へ凸の曲部とによって形成されるか、または前記整送トラフの内側端縁の上流端から前記整送トラフの側面部分に至る外側へ凸の曲線部分によって形成されていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  7. 請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    前記整送トラフの整列手段が、その移送方向に沿い、断面をV字形状またはU字形状に形成された樋状の溝であり、前記溝の底部で整列される部品は前記排出シュートを経てその下流端から排出され、それ以外の部品は前記溝から外れ、前記第2開口を経由して前記リターントラフの上流部へ移行されることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載のリニア振動型パーツフィーダであって、
    前記整送トラフの下流端部に、単列、単層の部品のみが通過し得る開口を備えたゲート板、または単列、単層の部品のみが入り得る入口を有するトンネル状排出トラックの上流側端面が、前記開口を通過し得ない部品または前記入口へ入り得ない部品を前記リターントラフの上流部へ導くように、前記整送トラフと斜めに交差して設けられていることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
  9. 部品の整列手段を備え直線振動によって部品を移送する整送トラフと、直線振動によって前記整送トラフとは反対方向に部品を移送するリターントラフとが僅かのクリアランスをあけて向かい合わせに組み合わされ、かつ前記整送トラフの下流端部に排出シュートが一体的に接続されており、前記整送トラフを移送される部品がその下流部から前記リターントラフの上流部へ移行され、前記リターントラフを移送される部品がその下流部から前記整送トラフの上流部へ移行されて循環されると共に、整列された部品が前記排出シュートの下流端から排出されるリニア振動型パーツフィーダにおいて、
    前記リターントラフは、当該リターントラフの下流部の移送面の幅がその上流部の移送面の幅より大きくなるように、当該幅が上流部から下流部へかけて拡大され、
    前記リターントラフの下流部から前記整送トラフの上流部へ部品を移行させる第1開口を有し、
    前記整送トラフは、当該整送トラフの下流部の幅がその上流部の幅より大きく、
    前記整送トラフの下流部から前記リターントラフの上流部へ部品を移行させる第2開口を有し、
    前記リターントラフは、前記リターントラフの上流部が前記整送トラフの下流部より低い位置となり、前記リターントラフの下流部が前記整送トラフの上流部より高い位置となるように、下流側に向かって上向き傾斜に設けられており、
    前記第1開口は、前記整流トラフの上流部の内側に当該整流トラフの上流部より高く位置し、
    前記第2開口は、前記リターントラフの上流部の内側に当該リターントラフの上流端部より前記リターントラフの下流側に延在され、当該リターントラフの上流部の移送面より高く位置する先端部を有していることを特徴とするリニア振動型パーツフィーダ。
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