JP2015151243A - 振動式部品搬送装置 - Google Patents

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浩氣 向井
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昌良 松島
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Abstract

【課題】部品を直線的に搬送する振動式部品搬送装置において、水平方向振動および鉛直方向振動の床面への伝搬を効果的に抑制する。
【解決手段】基台5の上方に4つの振動体1〜4を並列に配置し、そのうちの第一、第二の振動体1、2とそれぞれを基台5に連結する駆動ばね6、7とで1組のペア振動系を構成し、第三、第四の振動体3、4とそれぞれを基台5に連結する駆動ばね8、9とでもう1組のペア振動系を構成し、一方のペア振動系の2つの駆動ばね6、7と他方のペア振動系の2つの駆動ばね8、9の傾斜方向を逆向きにし、各ペア振動系の2つの振動体が互いに逆位相で振動するようにした。これにより、基台5が駆動ばね6〜9を介して各振動体1〜4から受ける水平方向の反力と鉛直方向の反力がいずれも相殺されて、基台5の水平方向振動および鉛直方向振動が小さくなり、床面への伝搬が効果的に抑えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、加振機構が発生させる加振力により、振動体とそれに取り付けた搬送トラフを振動させて部品を直線的に搬送する振動式部品搬送装置に関する。
振動式部品搬送装置は、各種の機器の製造工程等において部品を整列搬送して後工程へ供給する手段としてよく用いられる。その一般的な構造は、基台とその上方に配置される上部振動体とを傾斜した姿勢の駆動ばねで連結し、直線状の部品搬送路を有する搬送トラフを上部振動体に取り付け、加振機構が発生させる加振力により、上部振動体および搬送トラフを水平方向および鉛直方向に振動させて、部品を直線的にほぼ水平に搬送するものが多い。
ところが、このような振動式部品搬送装置では、上部振動体の振動の反力によって基台にも振動が発生し、その振動が床面(床の基台設置面)へ伝搬して、同じ床面上に設置されている他の機器の動作に影響を及ぼす場合がある。
一方、振動式部品搬送装置には、搬送トラフでの整列に失敗した部品や搬送トラフからオーバーフローした部品を搬送トラフの上流側へ戻すために、リターントラフが取り付けられたカウンタ振動体を上部振動体と並列に配置し、このカウンタ振動体を上部振動体用の駆動ばねと逆向きに傾斜する駆動ばねで基台に連結して加振機構でリターントラフとともに振動させることにより、リターントラフで部品を搬送トラフと逆方向に搬送するようにしたものもある。
このように部品を循環させるタイプの振動式部品搬送装置では、上部振動体とカウンタ振動体を逆位相で振動させることにより、基台が受ける水平方向の反力を相殺して、基台の水平方向振動の床面への伝搬を抑えることができる。しかし、基台が受ける鉛直方向の反力は加算されるので、基台の鉛直方向振動の床面への伝搬は増大することになる。このため、通常は、基台の質量を大きくしたり、基台と床面との間にコイルスプリングや水平方向に延びる板ばね等の防振ばねを設けたりすることにより、基台の鉛直方向振動の床面への伝搬を抑えようとしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭58−144010号公報
しかしながら、従来の上部振動体とカウンタ振動体を逆位相で振動させる振動式部品搬送装置では、基台が受ける鉛直方向の反力が加算される影響が大きく、上述したような基台の質量増加や防振ばねの設置等の手段では、基台の鉛直方向の振動を十分に小さくしたり吸収したりすることができず、その鉛直方向振動が床面へ少なからず伝搬してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、部品を直線的に搬送する振動式部品搬送装置において、水平方向振動および鉛直方向振動の床面への伝搬を効果的に抑制することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の振動式部品搬送装置は、床上に設置される基台と、前記基台の上方に並列に配置される2つの振動体とその振動体をそれぞれ基台に連結する駆動ばねとで1組をなすペア振動系の複数組と、前記各振動体に振動を付与する加振機構とを備え、前記各ペア振動系は、2つの振動体が同じ傾斜角度で配された駆動ばねによって前記基台に連結され、かつ前記加振機構によって互いに逆位相の振動を付与されるようになっており、少なくとも1組のペア振動系の駆動ばねの傾斜方向が、その他のペア振動系の駆動ばねの傾斜方向と逆向きであり、所定の傾斜方向の駆動ばねを有するペア振動系の少なくとも1つの振動体に、直線状の部品搬送路を有する搬送トラフが取り付けられ、傾斜方向が逆向きの駆動ばねを有するペア振動系の少なくとも1つの振動体に、前記搬送トラフと逆方向に部品を搬送するリターントラフが取り付けられた構成を採用した。
上記の構成によれば、各ペア振動系の2つの振動体が同じ傾斜角度の駆動ばねによって基台に連結された状態で互いに逆位相で振動するので、基台が駆動ばねを介して各振動体から受ける水平方向の反力と鉛直方向の反力をいずれも相殺して、基台の水平方向振動および鉛直方向振動を小さくすることができ、その水平方向振動および鉛直方向振動の床面への伝搬を効果的に抑えることができる。そして、搬送トラフとリターントラフが駆動ばねの傾斜方向が逆向きの振動体に取り付けられるので、搬送トラフとリターントラフの間で安定して部品を循環させて、後工程へ効率よく部品を供給することができる。
前記ペア振動系を2組備える場合は、各ペア振動系の振動体は4つで一列の振動体列を形成しており、その振動体列の内側には両方のペア振動系の振動体が1つずつ配され、前記振動体列の内側の2つの振動体を同位相で振動させる構成とすることが望ましい。このようにすれば、振動体列の内側の2つの振動体が同位相で振動し、これと逆位相で外側の2つの振動体が振動するので、基台のローリング運動やヨーイング運動を抑えることができ、より安定した部品搬送が行える。この場合、前記振動体列の内側の2つの振動体の一方に前記搬送トラフを取り付け、他方に前記リターントラフを取り付けるようにすれば、部品搬送の安定性を一層高めることができる。
また、前記ペア振動系を2組備える場合、各ペア振動系の振動体は4つで一列の振動体列を形成しており、その振動体列の内側に1組のペア振動系の2つの振動体が配され、前記搬送トラフを上流部と下流部に分割し、前記振動体列の内側の2つの振動体の一方に前記搬送トラフの上流部を、他方に前記搬送トラフの下流部をそれぞれ取り付け、前記振動体列の外側の2つの振動体のそれぞれに前記リターントラフを取り付けた構成とすることもできる。このようにすれば、トラフを含む各振動体の重量調整が容易になるので、この点で安定した部品搬送を実現させやすくなる。
そして、前記加振機構としては、前記各ペア振動系の2つの振動体の一方に取り付けられる電磁石と、他方に取り付けられる可動鉄芯とからなるもの、あるいは、前記基台に取り付けられる電磁石と、前記各振動体に取り付けられる可動鉄芯とからなるものを採用することができる。
本発明の振動式部品搬送装置は、上述したように、基台が各振動体から受ける水平方向の反力と鉛直方向の反力がいずれも相殺されるようにしたものであるから、基台の水平方向振動および鉛直方向振動を小さくすることができ、その水平方向振動および鉛直方向振動の床面への伝搬を効果的に抑えることができる。したがって、従来の部品を循環させるタイプのものよりも周囲の機器への影響を抑えるための制約が少なく、搬送トラフおよびリターントラフの振動の振幅を大きくしたり周波数を高くしたりして部品搬送の高速化を実現することができる。
第1実施形態の部品搬送装置の上面図 図1の正面図 図2の右側面図 図1の各トラフを除いた一部切欠き上面図 第2実施形態の部品搬送装置の上面図 第3実施形態の部品搬送装置の上面図 図6のVII−VII線に沿った断面図 図7の右側面図 図9の各トラフを除いた上面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図4は第1の実施形態を示す。この振動式部品搬送装置は、四角柱状の第一乃至第四の振動体1〜4を、基台5の上方に並列に配置してそれぞれ前後(部品搬送方向の下流側と上流側)一対の駆動ばね6〜9で基台5に連結し、そのうちの第三の振動体3に搬送トラフ10を、第二の振動体2にリターントラフ11をそれぞれ取り付け、第一の振動体1と第二の振動体2の間、および第三の振動体3と第四の振動体4の間にそれぞれ加振機構12を設けたものである。なお、基台5は、直接床上に設置してもよいし、防振ゴムや防振ばねのような防振部材を介して床上に設置してもよい。また、各駆動ばね6〜9は、板ばねで形成されているが、これに代えてその他の弾性体を用いることもできる。
前記各振動体1〜4のうち、第一の振動体1と第二の振動体2は、それぞれを基台5に連結する駆動ばね6、7とで1組のペア振動系を構成し、第三の振動体3と第四の振動体4は、それぞれを基台5に連結する駆動ばね8、9とでもう1組のペア振動系を構成している。その一方のペア振動系の2つの駆動ばね6、7は、同じ傾斜角度で前方(図1、図2の右側)へ傾くように配され、他方のペア振動系の2つの駆動ばね8、9は、同じ傾斜角度で後方(図1、図2の左側)へ傾くように配されている。
前記搬送トラフ10は、上面側にほぼ水平な直線状の部品搬送路10aが形成され、下面側を第三の振動体3に取り付けられている。一方、前記リターントラフ11は、上面側に部品搬送方向の上流側へ向かって高くなる直線状の部品返送路11aが形成され、下面側を第二の振動体2に取り付けられている。そして、両トラフ10、11は互いに隣接するように配置され、搬送トラフ10の部品搬送路10aの一側からオーバーフローした部品がリターントラフ11の部品返送路11aへ落下するようになっている。また、部品返送路11aはその後端部分が部品搬送路10aよりも高くなり、後述するようにリターントラフ11で戻し搬送された部品が部品返送路11aの後端部分から部品搬送路10aへ乗り移るようになっている。
前記各加振機構12は、各ペア振動系の2つの振動体の一方の下面側に取り付けられる電磁石13と、他方の下面側に取り付けられる可動鉄芯14とからなる(図2および図4参照)。そして、その電磁石13と可動鉄芯14とを部品搬送方向で所定の間隔をおいて対向するように配置し、電磁石13に通電して電磁吸引力を作用させることにより、電磁石13と可動鉄芯14との間で加振力を発生させて、各ペア振動系の2つの振動体に互いに逆位相の振動を付与するものである。
この実施形態では、加振機構12の電磁石13が第一の振動体1および第四の振動体4に、可動鉄芯14が第二の振動体2および第三の振動体3にそれぞれ取り付けられ、一方のペア振動系の第一の振動体1と第二の振動体2が互いに逆位相で振動し、他方のペア振動系の第三の振動体3と第四の振動体4が互いに逆位相で振動するようになっている。また、各加振機構12は、両ペア振動系の振動周波数が同一となり、第一の振動体1と第四の振動体4が同位相で振動し、第二の振動体2と第三の振動体3が同位相で振動するように調整されている。
また、各振動体1〜4は、それぞれに取り付けられる部材(トラフ10、11、電磁石13、可動鉄芯14、図示省略した重量調整用ウェイト等)を含む重量がほぼ同一となるように重量調整されている。これにより、駆動ばね6〜9のばね定数を揃える(例えば、駆動ばねを形成する板ばねの枚数を同数とする)だけで、共振周波数をほぼ同一にでき、振動周波数の調整が簡単にできるようになっている。
なお、各加振機構12の配置は、この実施形態のようにトラフ10、11側の振動体2、3に可動鉄芯14を取り付け、トラフ10、11のない側の振動体1、4に電磁石13を取り付けると、各振動体1〜4(それぞれに取り付けられる部材を含む)の重量を揃えやすい。一方、この実施形態と逆に、電磁石13をトラフ10、11側の振動体2、3に取り付け、可動鉄芯14をトラフ10、11のない側の振動体1、4に取り付ければ、各振動体1〜4の重心の高さ方向位置を揃えやすくなり、安定した振動が得られる。
この振動式部品搬送装置は、上述したように、2組のペア振動系を備えており、各ペア振動系は、それぞれ2つの振動体(1、2または3、4)が同じ傾斜角度で配された駆動ばね(6、7または8、9)によって基台5に連結され、かつ加振機構12によって互いに逆位相の振動を付与されるようになっており、両ペア振動系の駆動ばね(6、7と8、9)の傾斜方向が互いに逆向きで、一方のペア振動系の第二の振動体2にリターントラフ11が取り付けられ、他方のペア振動系の第三の振動体3に搬送トラフ10が取り付けられている。
そして、各加振機構12で各振動体1〜4に振動を付与すると、搬送トラフ10が部品搬送路10a上の部品を前方へ搬送して後工程へ供給し、部品搬送路10aからオーバーフローした部品はリターントラフ11が部品返送路11aで後方へ戻し搬送して、部品搬送路10aの上流部に戻すようになっている。
このとき、各ペア振動系では、2つの振動体(1、2または3、4)が同じ傾斜角度の駆動ばね(6、7または8、9)によって基台5に連結された状態で互いに逆位相で振動するので、基台5が駆動ばね6〜9を介して各振動体1〜4から受ける水平方向の反力と鉛直方向の反力はいずれも相殺されることになる。ここで、各振動体1〜4を振動させる加振機構12としては、各ペア振動系の2つの振動体の一方に電磁石13を、他方に可動鉄芯14を取り付ける構成を採用しているので、その2つの振動体から基台5が受ける反力は確実に相殺される。
これにより、基台5には水平方向の振動も鉛直方向の振動も生じにくくなり、基台5から床面へはほとんど振動が伝搬しない。したがって、周囲の機器への影響をほとんど考慮することなく、搬送トラフ10およびリターントラフ11の振動の振幅を大きくしたり周波数を高くしたりして、高速で部品搬送を行うことができる。
また、各ペア振動系の振動体1〜4は4つで一列の振動体列を形成しており、その振動体列の内側に配された2つの振動体(第二の振動体2と第三の振動体3)が同位相で振動し、これと逆位相で外側に配された2つの振動体(第一の振動体1と第四の振動体4)が振動するので、基台5のローリング運動やヨーイング運動を抑えることができ、安定した部品搬送が行える。ここで、振動体列の内側の2つの振動体の一方(第三の振動体3)に搬送トラフ10を取り付け、他方(第二の振動体2)にリターントラフ11を取り付けていることも、部品搬送の安定性を高めるのに寄与している。
次に、上述した第1実施形態をベースとして、ペア振動系の配置を変更した例(第2、第3の実施形態)について説明する。なお、第1実施形態と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付けて説明を省略する。
まず、図5に示す第2の実施形態では、第一の振動体1と第三の振動体3とその振動体1、3をそれぞれ基台5に連結する駆動ばね6、8とで1組のペア振動系を構成し、第二の振動体2と第四の振動体4とその振動体2、4をそれぞれ基台5に連結する駆動ばね7、9とでもう1組のペア振動系を構成している。その一方のペア振動系の駆動ばね6、8が同じ傾斜角度で前方(図5の右側)へ傾くように配され、他方のペア振動系の駆動ばね7、9が同じ傾斜角度で後方(図5の左側)へ傾くように配されている。そして、第二の振動体2に搬送トラフ10が、第三の振動体3にリターントラフ11がそれぞれ取り付けられている。また、図示は省略するが、各加振機構12の配置は第1実施形態と同じである。
したがって、各加振機構12で各振動体1〜4を振動させると、一方のペア振動系の第一の振動体1と第三の振動体3が互いに逆位相で振動し、他方のペア振動系の第二の振動体2と第四の振動体4が互いに逆位相で振動し、第二の振動体2と第三の振動体3が同位相で振動することになり、搬送トラフ10が部品を前方へ搬送し、リターントラフ11が部品を後方へ戻し搬送する。
そして、第1実施形態と同様、基台5が駆動ばね6〜9を介して各振動体1〜4から受ける水平方向の反力と鉛直方向の反力はいずれも相殺されるので、基台5には水平方向振動も鉛直方向振動も生じにくく、基台5から床面への振動の伝搬がほとんどない。また、振動体列の内側に配され、搬送トラフ10とリターントラフ11がそれぞれ取り付けられた2つの振動体(第二の振動体2と第三の振動体3)が同位相で振動し、これと逆位相で外側に配された2つの振動体(第一の振動体1と第四の振動体4)が振動するので、基台5のローリング運動やヨーイング運動が生じにくい。このため、高速で安定した部品搬送を行うことができる。
図6乃至図9は第3の実施形態を示す。この実施形態では、第一の振動体1と第四の振動体4とその振動体1、4をそれぞれ基台5に連結する駆動ばね6、9とで1組のペア振動系を構成し、第二の振動体2と第三の振動体3とその振動体2、3をそれぞれ基台5に連結する駆動ばね7、8とでもう1組のペア振動系を構成している。その一方のペア振動系の駆動ばね6、9が同じ傾斜角度で前方(図6、図7の右側)へ傾くように配され、他方のペア振動系の駆動ばね7、8が同じ傾斜角度で後方(図6、図7の左側)へ傾くように配されている。
そして、第二の振動体2と第三の振動体3に搬送トラフ15が二分割されて取り付けられ、第一の振動体1と第四の振動体4にそれぞれリターントラフ16、17が取り付けられている。その搬送トラフ15は、第二の振動体2に取り付けられた上流部15aと第三の振動体3に取り付けられた下流部15bに分割されており、それぞれの幅方向中央に部品搬送路15cが形成されている。
また、この実施形態では、加振機構18として、基台5上面に電磁石19を二つ取り付け、各振動体1〜4の下面側に電磁石19と部品搬送方向で所定の間隔をおいて対向する可動鉄芯20を取り付けている。その可動鉄芯20のうち、第一、第二の振動体1、2に取り付けられるものは電磁石19よりも後方に配され、第三、第四の振動体3、4に取り付けられるものは電磁石19よりも前方に配される(図9参照)。
上記の加振機構18によって各振動体1〜4を振動させると、一方のペア振動系の第一の振動体1と第四の振動体4が互いに逆位相で振動し、他方のペア振動系の第二の振動体2と第三の振動体3が互いに逆位相で振動し、第一の振動体1の振動と第二の振動体2の振動は同位相、第三の振動体3の振動と第四の振動体4の振動も同位相となる。そして、搬送トラフ15の上流部15aと下流部15bがそれぞれ部品搬送路15c上の部品を前方へ搬送し、部品搬送路15cからその両側へオーバーフローした部品は、各リターントラフ16、17の部品返送路16a、17aで後方へ戻し搬送され、部品搬送路15cの上流部分に戻される。
この第3実施形態でも、第1、第2実施形態と同様、基台5が受ける反力は水平方向と鉛直方向のいずれも相殺されるので、床面への振動の伝搬がほとんどなく、高速で部品搬送を行うことができる。また、各振動体1〜4には、それぞれ同じ可動鉄芯20と、搬送トラフ上流部15a、搬送トラフ下流部15b、リターントラフ16、17のいずれかが取り付けられているので、第1、第2実施形態よりも各振動体1〜4の重量調整が容易であり、安定した搬送が可能である。さらに、各振動体1〜4は、電磁石が取り付けられないので、第1、第2実施形態に比べて、それぞれに取り付けられる部材を含む重量を軽くすることができる。このため、各振動体1〜4をより高周波で振動させることが可能となり、部品搬送速度を上げることができる。
また、搬送トラフは、第1、第2の実施形態と同様の分割されていないものを第二の振動体2と第三の振動体3のそれぞれに取り付けることもできる。また、分割されていない搬送トラフを用いる場合は、リターントラフと配置を入れ替える、すなわち第一、第四の振動体1、4にそれぞれ搬送トラフを取り付け、第二、第三の振動体2、3のそれぞれにリターントラフを取り付けるようにすることもできる。
さらに、ペア振動系の組数は複数組であればよいので、上述した各実施形態では2組としているが、3組以上とすることもできる。
1〜4 振動体
5 基台
6〜9 駆動ばね
10 搬送トラフ
10a 部品搬送路
11 リターントラフ
11a 部品返送路
12 加振機構
13 電磁石
14 可動鉄心
15 搬送トラフ
15a 上流部
15b 下流部
15c 部品搬送路
16、17 リターントラフ
16a、17a 部品返送路
18 加振機構
19 電磁石
20 可動鉄心

Claims (6)

  1. 床上に設置される基台と、前記基台の上方に並列に配置される2つの振動体とその振動体をそれぞれ基台に連結する駆動ばねとで1組をなすペア振動系の複数組と、前記各振動体に振動を付与する加振機構とを備え、
    前記各ペア振動系は、2つの振動体が同じ傾斜角度で配された駆動ばねによって前記基台に連結され、かつ前記加振機構によって互いに逆位相の振動を付与されるようになっており、少なくとも1組のペア振動系の駆動ばねの傾斜方向が、その他のペア振動系の駆動ばねの傾斜方向と逆向きであり、所定の傾斜方向の駆動ばねを有するペア振動系の少なくとも1つの振動体に、直線状の部品搬送路を有する搬送トラフが取り付けられ、傾斜方向が逆向きの駆動ばねを有するペア振動系の少なくとも1つの振動体に、前記搬送トラフと逆方向に部品を搬送するリターントラフが取り付けられた振動式部品搬送装置。
  2. 前記ペア振動系を2組備え、各ペア振動系の振動体は4つで一列の振動体列を形成しており、その振動体列の内側には両方のペア振動系の振動体が1つずつ配され、前記振動体列の内側の2つの振動体を同位相で振動させることを特徴とする請求項1に記載の振動式部品搬送装置。
  3. 前記振動体列の内側の2つの振動体の一方に前記搬送トラフを取り付け、他方に前記リターントラフを取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の振動式部品搬送装置。
  4. 前記ペア振動系を2組備え、各ペア振動系の振動体は4つで一列の振動体列を形成しており、その振動体列の内側に1組のペア振動系の2つの振動体が配され、前記搬送トラフを上流部と下流部に分割し、前記振動体列の内側の2つの振動体の一方に前記搬送トラフの上流部を、他方に前記搬送トラフの下流部をそれぞれ取り付け、前記振動体列の外側の2つの振動体のそれぞれに前記リターントラフを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の振動式部品搬送装置。
  5. 前記加振機構が、前記各ペア振動系の2つの振動体の一方に取り付けられる電磁石と、他方に取り付けられる可動鉄芯とからなるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
  6. 前記加振機構が、前記基台に取り付けられる電磁石と、前記各振動体に取り付けられる可動鉄芯とからなるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
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