JP4302345B2 - スローアウェイ式転削工具及びこれに用いるカートリッジ - Google Patents

スローアウェイ式転削工具及びこれに用いるカートリッジ Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工具本体に形成された凹所に、切刃を有するカートリッジが着脱可能に取り付けられるとともに、このカートリッジの切刃の振れを調整するための調整クサビを備えたスローアウェイ式転削工具及びこれに用いるカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のスローアウェイ式転削工具としては、例えば、図15の要部拡大図に示すようなものがあり、これは、軸線回りに回転される略円板状をなす工具本体101の略円形をなす一方の側面102の外周側に、工具本体101の一方の側面102及び外周面104に開口するような凹部105が複数形成されており、これら凹部105に対して、切刃111を備えたスローアウェイチップ110(以下、チップと称する。)を装着したカートリッジ120が、そのチップ110の切刃111を、軸線方向における他方の側面103から一方の側面102側へ向かう方向(図中X方向)に突き出させるようにして、クランプネジ130によって工具回転方向T後方側に押圧されて取り付けられたものである。
【0003】
そして、このスローアウェイ式転削工具においては、カートリッジ120に装着されたチップ110の切刃111におけるX方向への突出量、すなわち、切刃111の振れ(正面振れ)を調整するための調整機構として、カートリッジ120の後端面121に対して先端が当接可能な調整ネジ140を、工具本体101の他方の側面103からX方向に向けてねじ込んでおき、この調整ネジ140を回転させてX方向に突出させることにより、カートリッジ120をX方向にせり出させて、切刃111の振れを調整可能にしたものである。
【0004】
また、別のスローアウェイ式転削工具としては、例えば、図16の要部拡大図に示すようなものがあり、これは、軸線回りに回転される略円板状をなす工具本体201の略円形をなす一方の側面202の外周側に、工具本体201の一方の側面202及び外周面204に開口するような凹部205が複数形成されており、これら凹部205に対して、切刃211を備えたチップ210を装着したカートリッジ220が、そのチップ210の切刃211をX方向に突き出させるようにして、クランプクサビ230によって工具回転方向T後方側に押圧されて取り付けられたものである。
【0005】
そして、このスローアウェイ式転削工具においては、切刃211の振れ(正面振れ)を調整するための調整機構として、凹部205のX方向を向く壁面に一段凹むようにして凹所240を形成しておき、この凹所240に、カートリッジ220の後端面221と凹所240のX方向を向く壁面とに当接可能な調整クサビ250を調整クサビ取付ネジ251で径方向内周側に向けてねじ込むなどして挿入し、そのねじ込み量に応じてカートリッジ220をX方向にせり出させて、切刃211の振れを調整可能にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなスローアウェイ式転削工具を用いて、高精度の加工を行うような場合には、切刃の振れをより厳密に管理する必要があるが、前者の図15に示すスローアウェイ式転削工具においては、調整ネジ140を用いて切刃111の振れ調整を行うために、この切刃111の振れの微調整を正確に行うことが困難であるという問題があった。
一方、後者の図16に示すスローアウェイ式転削工具においては、調整クサビ250を用いて切刃211の振れ調整を行うために、その微調整を安定して行うことが可能となっているものの、このような調整クサビ250は、工具本体201側に形成された凹所240に挿入されているので、この凹所240を形成するための広いスペースを工具本体201に確保せざるを得なくなってしまう。それゆえ、工具本体201の幅、すなわち、一方の側面202と他方の側面203との間の距離が必然的に大きく設定されることになり、ワークの種類によって、工具本体201の幅を十分に確保できない事情がある場合などには、このスローアウェイ式転削工具による加工が不可能となってしまうおそれすらもあった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、工具本体の幅を大きく確保しなくても、切刃の振れを安定して正確に微調整することができるスローアウェイ式転削工具及びこれに用いるカートリッジを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の転削工具は、軸線回りに回転される略円板状の工具本体の略円形をなす一方の側面の外周側に形成された凹部に、軸線方向の一方の側面側に突き出す切刃を備えたカートリッジが着脱可能に取り付けられるとともに、調整クサビによって前記カートリッジを前記一方の側面側に押圧して前記切刃における前記一方の側面側への振れを調整するスローアウェイ式転削工具において、前記カートリッジにおける前記切刃と前記軸線方向の反対側に位置する後端面には、前記工具本体の回転方向の略中央部に位置して、前記工具本体の前記軸線方向における前記一方の側面から他方の側面側へ向かう方向を向く壁面と、周方向を向く一対の壁面と、径方向外周側を向く壁面とから構成された凹所が形成されており、この凹所に、前記調整クサビが挿入されて、調整クサビ取付ネジによって径方向内周側に向けてねじ込まれ、この調整クサビの前記一方の側面側を向く面が、前記凹所の前記他方の側面側を向く面に当接し、該調整クサビの前記一方の側面側を向く面との距離が径方向内周側に向かうにしたがい小さくなるように傾斜した前記他方の側面側を向く面が、前記凹部の前記一方の側面側を向く面に当接することで、前記カートリッジが前記一方の側面側に押圧されることを特徴とする。
また、本発明のカートリッジは、切刃を備えるとともに、この切刃と反対側に位置する後端面に、調整クサビを挿入するための凹所が形成され、前記調整クサビを挿入するための凹所が、前記切刃と反対側に位置する後端面における前記カートリッジの厚み方向の略中央部に形成されて前記工具本体の回転方向の略中央部に位置し、前記工具本体の前記軸線方向における前記一方の側面から他方の側面側へ向かう方向を向く壁面と、周方向を向く一対の壁面と、径方向外周側を向く壁面とから構成されており、この凹所に、前記調整クサビが挿入されて、調整クサビ取付ネジによって径方向内周側に向けてねじ込まれ、この調整クサビの前記一方の側面側を向く面が、前記凹所の前記他方の側面側を向く面に当接し、該調整クサビの前記一方の側面側を向く面との距離が径方向内周側に向かうにしたがい小さくなるように傾斜した前記他方の側面側を向く面が、前記凹部の前記一方の側面側を向く面に当接することで、前記カートリッジが前記一方の側面側に押圧されることを特徴とする。
このような本発明によれば、調整クサビを採用したことによって、切刃の振れを安定して微調整することができるとともに、この調整クサビが、カートリッジ側に形成された凹所に挿入されているので、従来のように、調整クサビを挿入する凹所を形成するための広いスペースを工具本体に対して確保する必要がなくなり、工具本体の幅を従来よりも小さくすることが可能となる。
【0009】
また、本発明において、前記調整クサビを挿入する凹所が、前記カートリッジの後端面における前記工具本体の回転方向の略中央部に位置しているので、調整クサビによる押圧力を偏りなく確実にカートリッジに与えることができ、これにより、切刃の振れ調整をより安定して行うことができる。
このとき、カートリッジとしては、前記調整クサビを挿入するための凹所が、前記切刃と反対側に位置する後端面における前記カートリッジの厚み方向の略中央部に形成されているようにすればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜図7を用いて説明する。
本第1実施形態におけるスローアウェイ式転削工具10は、その工具本体11が、回転軸線Oを中心に回転(回転方向T)する略円板状をなし、軸線O付近に工作機械への取り付け用の取付穴11Aが形成されているとともに、略円形(正確には略ドーナツ型)をなす一方の側面12の外周側に、工具本体11の一方の側面12及び外周面14に開口するような凹部20が周方向(回転方向T)で略等間隔に複数形成されている。
【0012】
凹部20は、その周方向(回転方向T)を向く一対の壁面21,22と、径方向外周側を向く壁面23と、軸線O方向における他方の側面13から一方の側面12側へ向かう方向(図中X方向)を向く壁面24とから構成されており、このうち、回転方向T後方側を向く壁面22には、その軸線O方向における一方の側面12から他方の側面13側へ向かう方向(図中Y方向)側の部分に、後述するカートリッジ40をクランプするためのクランプクサビ44が挿入される挿入部25が形成される一方、X方向側の部分に、工具本体11が滑らかに切り欠かれてなるチップポケット26が形成されている。
また、凹部20のX方向を向く壁面24には、他方の側面13から貫通するように形成された貫通孔27が開口しているとともに、この貫通孔27内に、位置決めネジ28が、その先端を壁面24からX方向側に所定量突出させるようにねじ込まれている。
【0013】
そして、このような各凹部20に対して、略直方体状をなすカートリッジ40が、チップ取付座41Aが形成された面41を回転方向T前方側に向けた状態で、径方向外周側を向く壁面23と回転方向T前方側を向く壁面21とに密着させられて収容されており、回転方向T後方側を向く壁面22に形成された挿入部25に、クランプクサビ44をクランプクサビ取付ネジ45で径方向内周側に向けてねじ込むことにより、カートリッジ40が回転方向T後方側に押圧されて凹部20に取り付けられている。
【0014】
チップ取付座41Aには、略四角形平板状をなすシート35を介して、切刃33を有するチップ30が、チップクランプネジ34によって装着されているのであり、このチップ30は、チップ本体31が超硬合金等の硬質材料からなる略四角形平板状に形成されているとともに、すくい面とされる上面32の各コーナー部の稜線に合計4つの切刃33が形成されている。
【0015】
チップ30がカートリッジ40のチップ取付座41Aに装着された状態においては、チップ本体31の上面32が、回転方向T前方側に向けられるとともに、Y方向側に向かうにしたがい回転方向T後方側に向かうように傾斜させられており、一の切刃33が、工具本体11の一方の側面12からX方向側に向けて所定量突出した状態とされている。
【0016】
そして、本実施形態においては、カートリッジ40におけるY方向を向く後端面42、すなわち、切刃33と軸線O方向の反対側に位置する後端面42の径方向外周側の部分に、この後端面42からX方向に一段凹むとともに、後端面42及び径方向外周側を向く面43に開口するようにして、調整クサビ60を挿入するための凹所50が形成されている。
【0017】
凹所50は、Y方向を向く壁面51と、周方向(回転方向T)を向く一対の壁面52,53と、径方向外周側を向く壁面54とから構成されており、カートリッジ40の後端面42において、このカートリッジ40の厚み方向、すなわち、回転方向Tの略中央部に位置させられている。
このような凹所50には、調整クサビ60が、ダブルスクリューの調整クサビ取付ネジ63によって径方向内周側に向けてねじ込まれており、この調整クサビ60のX方向を向く面61が、凹所50のY方向を向く面51に当接し、調整クサビ60の面61との距離が径方向内周側に向かうにしたがい小さくなるように傾斜したY方向を向く面62が、凹部20のX方向を向く面24に当接することで、カートリッジ40がX方向に向かって押圧されている。
【0018】
また、カートリッジ40を凹部20に取り付ける際には、まず、チップ30が装着されたカートリッジ40を工具本体11の凹部20内に、後端面42が位置決めネジ28の先端に当接するまで挿入した後、クランプクサビ44によってカートリッジ40を回転方向T後方側に押圧して取り付ける。
そして、カートリッジ40の後端面42に形成された凹所50に対して、調整クサビ60を調整クサビ取付ネジ63でねじ込んで挿入してゆき、そのねじ込み量に応じてカートリッジ40をX方向にせり出させて、切刃33の振れを調整するのである。
【0019】
さらに、この第1実施形態においては、工具本体11に形成された凹部20よりも径方向内周側に、一方の側面12から他方の側面13まで貫通する孔部70が形成されるとともに、この孔部70内に面取り用チップ71が装着されたカートリッジ73が収容されて取り付けられ、この面取り用チップ71の一の切刃72が、一方の側面12からX方向に向けて所定量突出させられている。
【0020】
そして、このようなスローアウェイ式転削工具10は、軸線O回りに回転されながら、一方の側面12からX方向に所定量突出させられた切刃33によって、図2に示すようなワークWの側面を加工していくとともに、面取り用チップ71の切刃72によって、ワークWの角を面取り加工していくものである。
【0021】
このような構成とされたスローアウェイ式転削工具10によれば、一方の側面12からX方向に所定量だけ突出させられるチップ30の切刃33の振れ調整が、このチップ30が装着されたカートリッジ40の後端面42をX方向に押圧する調整クサビ60によって行われるため、安定して正確に切刃33の振れを微調整することが可能となっている。
【0022】
さらに、この調整クサビ60を挿入するための凹所50が、工具本体11の凹部20に取り付けられたカートリッジ40の後端面42に形成されているため、切刃の振れ調整機構として調整クサビを用いたスローアウェイ式転削工具と比較して、工具本体11に調整クサビを挿入する凹所を形成するための広いスペースを確保する必要がなくなって、これにともない、工具本体11の幅、すなわち、一方の側面12と他方の側面13との間の距離を小さく設定できることとなる。それゆえ、ワークWの都合によって工具本体11の幅を小さく設定しなければならないときが生じたとしても、加工ができなくなってしまうようなおそれを低減させることができる。
【0023】
また、このような調整クサビ60を挿入する凹所50が、カートリッジ40の後端面42における回転方向Tの略中央部に位置していることから、この調整クサビ60からカートリッジ40の後端面42に与えられる押圧力を、偏りなく確実なものとすることができ、切刃33の振れ調整をより安定して行うことができる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態を、図8〜図14を用いて説明するが、上述の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
本第2実施形態によるスローアウェイ式転削工具10の第1実施形態との主たる相違点としては、カートリッジ40の回転方向T後方側を向く面46のX方向側の部分に、この面46から回転方向T後方側に突出するような鍔部47が位置決め用に形成されている点と、カートリッジ40の後端面42に形成された凹所50が、この後端面42において、カートリッジ40の厚み方向、すなわち、回転方向Tの後方側に位置する端部に位置させられ、かつ、Y方向を向く壁面51と、回転方向T後方側を向く壁面53と、径方向外周側を向く壁面54とから構成されている点が挙げられる。
【0025】
このような本第2実施形態において、カートリッジ40を凹部20に取り付ける際には、まず、チップ30が装着されたカートリッジ40を工具本体11の凹部20内に、カートリッジ40の位置決め用の鍔部47が、工具本体11の一方の側面12に当接するまで挿入した後、クランプクサビ44によってカートリッジ40を回転方向T後方側に押圧して取り付ける。
そして、カートリッジ40の後端面42に形成された凹所50に対して、調整クサビ60を調整クサビ取付ネジ63でねじ込んで挿入してゆき、そのねじ込み量に応じてカートリッジ40をX方向にせり出させて、切刃33の振れを調整するのである。
【0026】
このような構成とされたスローアウェイ式転削工具10によれば、上述した第1実施形態と同様に、工具本体10の幅を大きく確保しなくても、切刃33の振れを安定して正確に微調整することができるという効果に加え、調整クサビ60を挿入する凹所50が、カートリッジ40の後端面42における回転方向Tの端部に位置していることから、カートリッジ40の後端面42に対して凹所50を形成する工程を容易に行えるという効果を得る。
【0027】
【発明の効果】
このような本発明によれば、振れ調整機構として調整クサビを採用したことにより、切刃の振れを安定して微調整することができるとともに、この調整クサビが、カートリッジ側に形成された凹所に挿入されているので、従来のように、調整クサビを挿入する凹所を形成するための広いスペースを工具本体に対して確保する必要がなくなり、工具本体の幅を従来よりも小さくすることができて、さまざまな形状のワークに対する加工を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるスローアウェイ式転削工具の平面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態によるスローアウェイ式転削工具の軸線方向に沿った仮想的な断面図である。
【図3】 図1におけるA方向矢視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態によるスローアウェイ式転削工具に用いられるカートリッジの平面図である。
【図5】 図4におけるB方向矢視図である。
【図6】 図4におけるC方向矢視図である。
【図7】 図4におけるD方向矢視図である。
【図8】 本発明の第2実施形態によるスローアウェイ式転削工具の平面図である
【図9】 本発明の第2実施形態によるスローアウェイ式転削工具の軸線方向に沿った仮想的な断面図である。
【図10】 図7におけるE方向矢視図である。
【図11】 本発明の第2実施形態によるスローアウェイ式転削工具に用いられるカートリッジの平面図である。
【図12】 図11におけるF方向矢視図である。
【図13】 図11におけるG方向矢視図である。
【図14】 図11におけるH方向矢視図である。
【図15】 従来のスローアウェイ式転削工具の要部拡大図である。
【図16】 従来のスローアウェイ式転削工具の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 スローアウェイ式転削工具
11 工具本体
12 一方の側面
20 凹部
30 チップ
33 切刃
40 カートリッジ
42 後端面
50 凹所
60 調整クサビ
O 軸線
T 回転方向
X 軸線方向における他方の側面から一方の側面側へ向かう方向
Y 軸線方向における一方の側面から他方の側面側へ向かう方向

Claims (2)

  1. 軸線回りに回転される略円板状の工具本体の略円形をなす一方の側面の外周側に形成された凹部に、軸線方向の一方の側面側に突き出す切刃を備えたカートリッジが着脱可能に取り付けられるとともに、調整クサビによって前記カートリッジを前記一方の側面側に押圧して前記切刃における前記一方の側面側への振れを調整するスローアウェイ式転削工具において、
    前記カートリッジにおける前記切刃と前記軸線方向の反対側に位置する後端面には、前記工具本体の回転方向の略中央部に位置して、前記工具本体の前記軸線方向における前記一方の側面から他方の側面側へ向かう方向を向く壁面と、周方向を向く一対の壁面と、径方向外周側を向く壁面とから構成された凹所が形成されており、この凹所に、前記調整クサビが挿入されて、調整クサビ取付ネジによって径方向内周側に向けてねじ込まれ、この調整クサビの前記一方の側面側を向く面が、前記凹所の前記他方の側面側を向く面に当接し、該調整クサビの前記一方の側面を向く面との距離が径方向内周側に向かうにしたがい小さくなるように傾斜した前記他方の側面側を向く面が、前記凹部の前記一方の側面側を向く面に当接することで、前記カートリッジが前記一方の側面側に押圧されることを特徴とするスローアウェイ式転削工具。
  2. 請求項1に記載のスローアウェイ式転削工具に用いられるカートリッジであって、
    切刃を備えるとともに、この切刃と反対側に位置する後端面に、調整クサビを挿入するための凹所が形成され、前記調整クサビを挿入するための凹所が、前記切刃と反対側に位置する後端面における前記カートリッジの厚み方向の略中央部に形成されて前記工具本体の回転方向の略中央部に位置し、前記工具本体の前記軸線方向における前記一方の側面から他方の側面側へ向かう方向を向く壁面と、周方向を向く一対の壁面と、径方向外周側を向く壁面とから構成されており、この凹所に、前記調整クサビが挿入されて、調整クサビ取付ネジによって径方向内周側に向けてねじ込まれ、この調整クサビの前記一方の側面側を向く面が、前記凹所の前記他方の側面側を向く面に当接し、該調整クサビの前記一方の側面側を向く面との距離が径方向内周側に向かうにしたがい小さくなるように傾斜した前記他方の側面側を向く面が、前記凹部の前記一方の側面側を向く面に当接することで、前記カートリッジが前記一方の側面側に押圧されることを特徴とするカートリッジ。
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