JP4300799B2 - 巻上機の取付機構及びエレベータ装置 - Google Patents
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Description
この発明は、巻上機を昇降路内に設置するエレベータ装置において、昇降路内に設置される巻上機をガイドレールに取り付けるための取付構造に関する。
背景技術
図10は、特開平8−208152号公報に示された従来のエレベータ装置を示す図である。
図において、1は昇降路、2は昇降路1内を昇降するかご、3はかご2の両側面に設けられ、かご2の昇降を案内するかご用のガイドレール、4はかご2の昇降方向と反対方向に昇降するつり合いおもり、5はつり合いおもりの両側に設けられ、つり合いおもりの昇降を案内するつり合いおもり用のガイドレールである。
6はかご2及びつり合いおもりの昇降の動力源となる巻上機であり、巻上機6は後述の主索が巻きかけられるトラクションシーブ61とこのトラクションシーブを回転させるモータを含む駆動部62とを有している。
8はつり合いおもり4の上部に取り付けられたつり合いおもり滑車、9はかご2の下部に設けられたかご下滑車であり、かご下滑車9はかご2の下部に2つ設けられている。
10はつり合いおもり滑車8、トラクションシーブ61、かご下滑車9に巻き掛けられた主索である。主索の両端は、昇降路の天井もしくは昇降路内の上部に設けられた梁に固定される。
20はつり合いおもり用のガイドレール5の上に取り付けられた梁であり、梁20の上に巻上機6が設置される。
21は巻上機6を昇降路1の壁に固定する補強要素であり、この補強要素21は水平の力を吸収するが垂直の支持力は実質的に吸収しない。
従来のエレベータ装置は上記のように構成されており、巻上機6のトラクションシーブ61を回転させることで主索10を介してかご2及びつり合いおもり4が昇降する。
この従来のエレベータ装置では、巻上機6は図11に記載されたように梁20に固定されている。このとき主索10がガイドレール5と接触しないよう、トラクションシーブ61は側面図において2本のガイドレール5を通る平面に対してずれた位置に配置される。そのため、主索10によってトラクションシーブ61にかかる力Fによって巻上機6には非常に大きなモーメントが作用する。このモーメントはつり合いおもり用のガイドレール5に曲げ力を作用させることになり、レール強度を上げるためにレールサイズを大きくしなければらなない、という問題があった。
また、力Fによって生じる巻上機6の水平方向の振れを止めるため、巻上機6を昇降路1の壁に固定する補強要素が必要となっていた。
発明の開示
この発明は上記のような問題点を解決するためなされたもので、トラクションシーブに作用する力によってガイドレールに生じる曲げ力を低減することができ、ガイドレールのサイズを小さくすることを第1の目的とする。また、昇降路1の壁に固定することなく巻上機の水平方向の振れを防止することを第2の目的とする。
この発明における巻上機の取付機構は、かご又はつり合いおもりの昇降を案内する第1のガイドレール及び第2のガイドレールと、主索が巻き掛けられるトラクションシーブ及びこのトラクションシーブを回転駆動する駆動部を有する巻上機と、前記巻上機が取り付けられた取付部材と、前記取付部材に設けられ、前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1の振止部材と、前記取付部材に設けられ、前記第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2の振止部材と、前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールに取り付けられ、前記取付部材及び前記巻上機の垂直方向の荷重を支持する支持部材とを有するものである。
また、前記取付部材において前記第1の振止部材の下側に設けられ、前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第3の振止部材と、前記取付部材において前記第2の振止部材の下側に設けられ、前記第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第4の振止部材とを有するものである。
さらに、前記取付部材と前記支持部材との間に設けられた弾性部材とを有するものである。
さらにまた、前記支持部材に対して固定され、前記主索の端部が固定される梁とを有するものである。
また、前記取付部材から前記第1のガイドレール側に突出して設けられ、前記第1のガイドレールに対して接触することで前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1のストッパーと、前記取付部材から前記第2のガイドレール側に突出して設けられ、前記第2のガイドレールに対して接触することで前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2のストッパーとを有するものである。
また、第1のガイドレール及び第2のガイドレールの上端側であり、かつ上記取付部材よりも上の位置で前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールを互いに連結する連結部材とを有するものである。
この発明におけるエレベータ装置は、昇降路内を昇降するかごと、前記かごの昇降を案内する複数のかご用ガイドレールと、前記昇降路内を昇降するつり合いおもりと、前記つり合いおもりの昇降を案内する複数のつり合いおもり用ガイドレールと、前記かご及び前記つり合いおもりを懸架する主索と、前記主索が巻き掛けられるトラクションシーブ及びこのトラクションシーブを回転駆動する駆動部を有し、前記駆動綱車の回転により前記主索を介して前記かご及び前記つり合いおもりを昇降させる巻上機と、前記巻上機が取り付けられた取付部材と、前記取付部材に設けられ、前記複数のかご用ガイドレール及び前記複数のつり合いおもり用ガイドレールから選択された前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1の振止部材と、前記取付部材に設けられ、前記複数のかご用ガイドレール及び前記複数のつり合いおもり用ガイドレールから選択された前記第1のガイドレールとは異なる第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2の振止部材と、前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールに取り付けられ、前記取付部材及び前記巻上機の垂直方向の荷重を支持する支持部材とを有するものである。
発明を実施するための最良の形態
次に、本発明について、以下の通り、実施例を説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態のエレベータ装置の全体構成図を示す。
図1において、1は昇降路、2は昇降路1内を昇降するかご、3a,3bはかご2の両側面にそれぞれ設けられ、かご2の昇降を案内するかご用のガイドレールである。
4はかご2の昇降方向と反対方向に昇降路内を昇降するつり合いおもり、5a,5bはつり合いおもり4の両側にそれぞれ設けられ、つり合いおもり4の昇降を案内するつり合いおもり用のガイドレールである。
6はかご2及びつり合いおもり4の昇降の動力源となる巻上機であり、巻上機6は後述の主索が巻きかけられるトラクションシーブ61とこのトラクションシーブ61を回転させるモータを含む駆動部62とを有している。
7は巻上機6をガイドレール5a,5bの間に取り付けるための取付機構である。本実施の形態はこの取付機構7に特徴を有しており、その詳細は後述する。
8はつり合いおもり4の上部に取り付けられたつり合いおもり滑車であり、9はかご2の下部に設けられたかご下滑車であり、かご下滑車9はかご2の下部に2つ設けられている。
10はつり合いおもり滑車8、トラクションシーブ61、かご下滑車9に巻きかけられた主索である。主索10の一端はガイドレール3aの上端の主索取付部11に固定され、他端はガイドレール5a,5bの間に設けられた主索取付部12に固定される。
つり合いおもり滑車8は平面図においてガイドレール5a,5bを通る面に対して傾斜して配置されているため、主索10をトラクションシーブ61からつり合いおもり8に至り、主索取付部12に固定することができる。
このエレベータ装置は巻上機6のトラクションシーブ61を回転させることで、主索10を介してかご2及びつり合いおもり4を昇降させる。
次に、取付機構7の構造について詳述する。
図2は取付機構7の構造を示す拡大図であり、図3は図2の側面図であり、以下これらの図面を用いて説明する。
取付機構7は、支持台71a,71b、綱止め梁72、弾性部材73a,73b、取付部材としての取付枠74から構成される。
支持台71a,71bはガイドレール5a,5bにそれぞれ取り付けられており、綱止め梁72は一端が支持台71aに、他端が支持台71bに取り付けられている。この綱止め梁72には上述の主索取付部12が設けられる。
弾性部材73a,73bは綱止め梁72の上に取り付けられ、ゴム等の弾性材からなる。
この弾性部材73a,73bの上には、巻上機の取付枠74が設置されている。この取付枠74には巻上機6が取り付けられるとともに、ガイドレール5a,5bの長手方向に(上下方向)に微小移動可能な構造となっている。
図3に示すように、巻上機6は取付枠74に取付られる。主索10がガイドレール5a,bやつり合いおもり4と接触しないようにするため、図3に示すようにトラクションシーブ61(点線で示した部分)は、ガイドレール5a,5bを通る面からずれた位置に設置される。
取付枠74は、図4に示すように横部材742、743と縦部材741a,741bで構成される枠体である。また、縦部材741a,741bにはそれぞれ固定台744a,744bが取り付けられており、横部材742と固定台744a,744bに巻上機6が固定されている。
縦部材741a,741bの下端にはそれぞれ下側ストッパー745a,745bが取り付けられている。縦部材741a,741bの下端面は図2に示されたように弾性部材73a,73bに当接する。
さらに、図2に示したように、横部材742の左右には上側振止部材746a,746bが取り付けられており、縦部材741a,741bにはそれぞれ下側振止部材747a,747bが取り付けられている。
図5、6は上側振止部材746a及び下側振止部材747aの拡大図である。
図5、6に示すように上側振止部材746a,下側振止部材747aはいずれも弾性材を介してガイドレール5aを挟み込む。上側振止部材746b,下側振止部材747bも上側振止部材746a,下側振止部材747aと同様の構造であり、いずれも弾性材を介してガイドレール5bを挟み込む。この構成により、巻上機6の微小な横振れを防止することができる。また、上記の構成では、取付枠74がガイドレール5a,5bによって案内されて上下に微小移動可能であるため、巻上機6にかかる垂直方向の力が弾性部材73a,73bを介して支持台71a,71bで支持される。
また、横部材742の左右には上側ストッパー748a,748bがそれぞれガイドレール5a,5bに突出して設けられている(尚、この上側ストッパーは上側振止部材746a、746bの横部材742への取付部によって兼ねるようにしてもよい。)。この上側ストッパー748a,748bは下側ストッパー745a,745bとともに、振止部材では抑制できない横振れを防止するものである。巻上機6にモーメントが作用し大きな振れが発生した場合でも、上側ストッパー748a,748b及び下側ストッパー745a,745bとガイドレール5a,5bの接触により取付枠74の横振れが防止できる。
上記の構成では、主索10によって下方向の力Fが作用した場合でも、この力Fによって生じるモーメントを上側ストッパー748a,748b及び下側ストッパー745a,745bによって分散して支持することができる。一方、支持台71a,71bには取付枠74と巻上機6の垂直荷重が作用することになり、この荷重を支持する。
これによって、ガイドレール5a,5bに作用する反力によるモーメントを小さくすることができ、ガイドレールをサイズダウンすることができる。
また、取付枠74と綱止め梁72との間に弾性部材73a,73bを有しているため、ガイドレール5a,5bへ巻上機の振動が伝達されるのを抑えることができる。弾性部材73a,73bのたわみによって取付枠74に微小な横振れが生じる場合があるが、この横振れは上側振止部材746a,746b、下側振止部材747a,747bにて防止することができる。
さらに、この巻上機の取付構造では、巻上機6がガイドレール5a,5bの間に配置されている。このガイドレール5aと5bの間の空間は従来デッドスペースとなっていた領域であり、この空間を利用することにより昇降路内の空間を有効に利用することができる。
また、綱止め梁72が支持台71a,71bに固定されたため、巻上機6と綱止め梁72の位置関係が調整不要となる。
また、従来例の場合、ガイドレール5a,5bの上に梁を設けてその梁の上に巻上機を設置しているため、高さ方向の寸法を要するが、この実施の形態ではこの空間が不要となる。
実施の形態2.
図7は実施の形態2の取付機構の拡大図である。
この実施の形態では、ガイドレール5a,5bの上端に、ガイドレール連結部13を設けている点で実施の形態1と相違する。その他の点は、先の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
ガイドレール連結部13は、次のように構成される。
L字部材131a,131bの一側をそれぞれガイドレール5a,5bの背面に当接させ、レールクリップ132a,132bで固定する。そして、L字部材131a,131bの他側を取付金133により連結する。
このガイドレール連結部13によって、ガイドレール5a,5b間の開きを防止することができる。
尚、この実施の形態では、上記のようなガイドレール連結部13の構成としたが、図9に示した構成としてもよい。図9では、連結部材134a,134bの一端をガイドレール5aの摺動面である凸部に固定し、他端をガイドレール5bの凸部に固定した。固定のため、ガイドレール5a,5bの上端の凸部には貫通穴が明けられており、この貫通穴にボルトを通して連結134a,134bが固定される。
尚、上記実施の形態1、2では、支持台71a,71bの上に綱止め梁72を取付け、さらにその上に弾性部材73a,73bを設けているが、綱止め梁72を支持台71a,71bと弾性部材73a,73bの間に介さずに構成してもよい。この場合、主索10の端部を昇降路の天井やその他の部分に取り付ける必要がある。
また尚、弾性部材を介して巻上機6を取付枠74に固定するようにしてもよい。
さらにまた、上記の実施の形態では支持台71a,71bをガイドレール5a,5bにそれぞれ取り付けているが、一端がガイドレール5aに取り付けられ、他端がガイドレール5bに取り付けられた梁状の部材により支持台を構成することもできる。
また、上記の実施の形態ではつり合いおもり用のガイドレール5a,5bに巻上機を取り付けた場合を説明したが、かご用のガイドレール3a,3bに巻上機を取り付ける場合にこの発明の構造を適用してもよい。
この発明の巻上機の取付構造は、以下の効果を奏する。
この発明における巻上機の取付構造は、かご又はつり合いおもりの昇降を案内する第1のガイドレール及び第2のガイドレールと、主索が巻き掛けられるトラクションシーブ及びこのトラクションシーブを回転駆動する駆動部を有する巻上機と、前記巻上機が取り付けられた取付部材と、前記取付部材に設けられ、前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1の振止部材と、前記取付部材に設けられ、前記第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2の振止部材と、前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールに取り付けられ、前記取付部材及び前記巻上機の垂直方向の荷重を支持する支持部材とを有するものであるため、トラクションシーブに作用する力によってガイドレールに生じる曲げ力を低減することができ、ガイドレールのサイズを小さくすることができる。
。
また、前記取付部材において前記第1の振止部材の下側に設けられ、前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第3の振止部材と、前記取付部材において前記第2の振止部材の下側に設けられ、前記第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第4の振止部材とを有するため、巻上機に作用する力によってガイドレールに生じる曲げ力をさらに低減することができ、ガイドレールのサイズを小さくすることができる。
さらに、前記取付部材と前記支持部材との間に設けられた弾性部材とを有するため、巻上機の振動がガイドレールに伝達するのを防止することができる。
さらにまた、前記支持部材に対して固定され、前記主索の端部が固定される梁とを有するため、巻上機と梁の位置調整が不要となる。
また、前記取付部材から前記第1のガイドレール側に突出して設けられ、前記第1のガイドレールに対して接触することで前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1のストッパーと、前記取付部材から前記第2のガイドレール側に突出して設けられ、前記第2のガイドレールに対して接触することで前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2のストッパーとを有するため、トラクションシーブに作用する力によって巻上機に振止部材で支持できないようなモーメントが生じても巻上機を支持することができる。
また、第1のガイドレール及び第2のガイドレールの上端側であり、かつ上記取付部材よりも上の位置で前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールを互いに連結する連結部材とを有するため、第1のガイドレール及び第2のガイドレールが互いに広がるのを防止でき、ガイドレールの剛性を向上させることができる。
この発明におけるエレベータ装置は、昇降路内を昇降するかごと、前記かごの昇降を案内する複数のかご用ガイドレールと、前記昇降路内を昇降するつり合いおもりと、前記つり合いおもりの昇降を案内する複数のつり合いおもり用ガイドレールと、前記かご及び前記つり合いおもりを懸架する主索と、前記主索が巻き掛けられるトラクションシーブ及びこのトラクションシーブを回転駆動する駆動部を有し、前記駆動綱車の回転により前記主索を介して前記かご及び前記つり合いおもりを昇降させる巻上機と、前記巻上機が取り付けられた取付部材と、前記取付部材に設けられ、前記複数のかご用ガイドレール及び前記複数のつり合いおもり用ガイドレールから選択された前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1の振止部材と、前記取付部材に設けられ、前記複数のかご用ガイドレール及び前記複数のつり合いおもり用ガイドレールから選択された前記第1のガイドレールとは異なる第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2の振止部材と、前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールに取り付けられ、前記取付部材及び前記巻上機の垂直方向の荷重を支持する支持部材とを有するため、トラクションシーブに作用する力によってガイドレールに生じる曲げ力を低減することができ、ガイドレールのサイズを小さくすることができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明は、巻上機をガイドレールに取り付けるエレベータ装置に適用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施の形態1におけるエレベータ装置の全体構成図である。
第2図は、取付機構7の周辺構造を示す拡大図である。
第3図は、図2のA方向からみた取付機構7の側面図である。
第4図は、取付枠74の構成を示す図であり、(a)は取付枠74の正面図、(b)は取付枠74の側面図、(c)は取付枠74の下面図である。
第5図は、上側振止部材746aの構造を示す拡大図であり、(a)は上側振止部材746aの正面図であり、(b)は上側振止部材746aの上面図である。
第6図は、下側振止部材747aの構造を示す拡大図であり、第2図のB方向から見た断面図である。
第7図は、他の取付機構7の周辺構造を示す拡大図である。
第8図は、ガイドレール連結部13の上面図である。
第9図は、ガイドレール連結部13の他の構造を示す図である。
第10図は、従来のエレベータ装置の全体構造図である。
第11図は、巻上機6に作用する力Fを示す図である。
Claims (7)
- かご又はつり合いおもりの昇降を案内する第1のガイドレール及び第2のガイドレールと、
主索が巻き掛けられるトラクションシーブ及びこのトラクションシーブを回転駆動する駆動部を有する巻上機と、
前記巻上機が取り付けられた取付部材と、
前記取付部材に設けられ、前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1の振止部材と、
前記取付部材に設けられ、前記第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2の振止部材と、
前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールに取り付けられ、前記取付部材及び前記巻上機の垂直方向の荷重を支持する支持部材と、
を有することを特徴とする巻上機の取付機構。 - 前記取付部材において前記第1の振止部材の下側に設けられ、前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第3の振止部材と、
前記取付部材において前記第2の振止部材の下側に設けられ、前記第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第4の振止部材と、
を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の巻上機の取付機構。 - 前記取付部材と前記支持部材との間に設けられた弾性部材とを有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の巻上機の取付機構。
- 前記支持部材に対して固定され、前記主索の端部が固定される梁とを有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の巻上機の取付機構。
- 前記取付部材から前記第1のガイドレール側に突出して設けられ、前記第1のガイドレールに対して接触することで前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1のストッパーと、
前記取付部材から前記第2のガイドレール側に突出して設けられ、前記第2のガイドレールに対して接触することで前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2のストッパーと、
を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の巻上機の取付機構。 - 第1のガイドレール及び第2のガイドレールの上端側であり、かつ上記取付部材よりも上の位置で前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールを互いに連結する連結部材とを有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の巻上機の取付機構。
- 昇降路内を昇降するかごと、
前記かごの昇降を案内する複数のかご用ガイドレールと、
前記昇降路内を昇降するつり合いおもりと、
前記つり合いおもりの昇降を案内する複数のつり合いおもり用ガイドレールと、
前記かご及び前記つり合いおもりを懸架する主索と、
前記主索が巻き掛けられるトラクションシーブ及びこのトラクションシーブを回転駆動する駆動部を有し、前記駆動綱車の回転により前記主索を介して前記かご及び前記つり合いおもりを昇降させる巻上機と、
前記巻上機が取り付けられた取付部材と、
前記取付部材に設けられ、前記複数のかご用ガイドレール及び前記複数のつり合いおもり用ガイドレールから選択された前記第1のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第1の振止部材と、
前記取付部材に設けられ、前記複数のかご用ガイドレール及び前記複数のつり合いおもり用ガイドレールから選択された前記第1のガイドレールとは異なる第2のガイドレールの長手方向に摺動可能に前記取付部材を保持するとともに、前記取付部材の水平方向の振れを防止する第2の振止部材と、
前記第1のガイドレール及び第2のガイドレールに取り付けられ、前記取付部材及び前記巻上機の垂直方向の荷重を支持する支持部材と、を有することを特徴とするエレベータ装置。
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