JP4299259B2 - インクジェット記録材料 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録材料に関するものであり、特にインク吸収性及び塗層強度が高く、生産性の良好なインクジェット記録材料及びその製造方法に関するものである。
インクジェット記録方式は、種々の作動原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙、フィルム等の記録シートに付着させ、画像、文字などの記録を行なうものであり、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大きい、現像−定着が不要などの特徴があり、漢字を含め各種図形およびカラー画像などの記録装置として種々の用途に急速に普及している。その上、多色インクジェット方式により形成される画像は、製版方式による多色印刷や多色カラー写真方式による印画と比較して、遜色のない記録を得ることが可能である。また、作成部数が少なくて済む用途においては、写真技術によるよりも安価であることからフルカラー画像記録分野にまで広く用いられている。
このインクジェット記録方式で使用される記録シートとしては、装置の高速化、高精細化あるいはフルカラー化などインクジェット記録装置の性能の向上や用途の拡大に伴い、記録シートに対しても下記のようにより高度な特性を併せ持つことが要求されるようになった。即ち、(1)記録ドット濃度、画像濃度が高いこと。(2)画像色彩性、鮮明性が良いこと。(3)印字ドット形状が良いこと。(4)インク吸収性が良いこと。(5)記録画像の耐水性、耐光性、耐オゾン性などの画像保存性が良いこと。(6)コートタイプ記録シートでは、塗工層の接着性が高く、粉落ちが少ないこと、などである。
特に最近では、デジタル方式のカメラ等からの写真画像をインクジェット記録装置で印刷するという様な個人的な用途が拡大し、画質やその他に関する記録装置への要求も一段と厳しくなっている。具体的には、より一層の高精細化、高速化が求められており、これは即ちインクジェット記録用シートへの要求と合致する。つまり、より一層の高精細化に対してはインクの吸収性を更に向上させる必要があり、また、高速化に対しては、塗層強度を向上させて記録用シートからの粉落ちをより少なくして記録装置の搬送機構にできるだけ負担をかけない様にし、搬送不良等を起こさせないようにする必要がある。
インクの吸収性を向上させるには、インクが入り込むいわゆる細孔を増やすことが必要であり、インク受理層中に含有するシリカなどに代表される無機粒子の細孔を塞がないようにすること、即ちインク受理層中に含有するバインダー等の含有量を極力増やさずに高い接着強度を得る必要がある。
このような要求に対し、インク受理層のバインダーとしてシラノール変性ポリビニルアルコールを含有させることが提案されている。更に、シラノール変性ポリビニルアルコール及びシリカ複合エマルジョンを含有させることが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
一方、近年、例えば、大判ポスターやPOPアート用途等に用いる場合などでは、従来以上に画像の耐候性、画像保存性が求められるようになっている。このような要求を満たすために、最近では顔料タイプのインクが使用されるようになってきている。顔料インクは光劣化も少なく、水によって再溶解しないため、染料タイプのインクよりも耐候性、画像保存性が向上することが知られている。しかし、インク中の色材顔料は染料と異なり溶媒に不溶であるため、インク中の色材顔料を安定に分散させる必要があり、インク中の色材顔料の比率を容易に上げられない。また、染料インクのように着色効率が高くなく、鮮明な発色を得にくい。
そのため、インクジェット記録材料に対する要求も必然的に高まってきている。顔料インクの吸収性を向上させる方法として、支持体上に塗工するインク受理層を厚くすることが考えられる。この方法でインク吸収性は改善されるが、インクが原紙方向に深く浸透するため、発色性が低下する。前述したように顔料インクの場合、染料インクと比較して鮮明な発色を得にくいため、インクが深く浸透すると発色性は著しく低下してしまう。さらにインク受理層を有しないインクジェット記録材料ではさらにその低下は著しい。
顔料インクでより高い発色を得るには、インク受理層の空隙径を小さく調節し、顔料インク中の色剤顔料をインク受理層の表層付近に固定する必要がある。その為に、インク受理層中に200nm以下の無機粒子を含有させる方法などが提案されている。(例えば、特許文献2参照)
このように、顔料インク用のインクジェット記録材料では、従来の染料用インクジェット記録材料に比べ、より粒子径の小さな無機粒子を用いる必要性が生じている。しかし、粒子径の小さな無機粒子を用いると、塗層強度が不十分になりやすい問題がある。
特に、粒子径の小さなシリカを用いると塗層強度が低下しやすい。しかしながら、上述のシラノール変性ポリビニルアルコールを用いると、インク受理層塗液の粘度が非常に高くなったり、ゲル化し、塗液を塗布できない場合がある。塗液の粘度が高い場合には、塗液の濃度を下げることにより、支持体に塗布出来る場合があるが、塗布後の乾燥でより多くのエネルギーや時間が必要となり、生産性が非常に低下する問題がある。
特開2001−270224号公報(第2−4頁) 特開平10−67168号公報(第2−3頁)
本発明の課題は、インク吸収性及び塗層強度が高く、生産性の良好なインクジェット記録材料及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、支持体の少なくとも片面にインク受理層を形成したインクジェット記録材料において、無機粒子として平均二次粒子径0.1μm以上10μm以下のシリカ(但し、コロイダルシリカを除く)を含有し、かつバインダーとして炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有する変性ポリビニルアルコール及びコロイダルシリカ複合エマルジョンを含有する塗液を支持体に塗布・乾燥してインク受理層を形成し、該インク受理層に上記の変性ポリビニルアルコール及びコロイダルシリカ複合エマルジョンを質量比で5/1〜1/1の範囲で含有してなることを特徴とするインクジェット記録材料により解決した。
インク受理層中に含有するシリカの平均二次粒子径が4μm以下であるとより好ましい。
また、無機粒子としてシリカを含有し、かつバインダーとして炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有する変性ポリビニルアルコール及びコロイダルシリカ複合エマルジョンを含有するインク受理層塗液を支持体に塗布・乾燥してインク受理層を形成するインクジェット記録材料の製造方法において、該α−オレフィン単位を1〜20モル%含有する変性ポリビニルアルコールを水に溶解後、30℃以下で24時間以上放置したのち塗液に混合する事を特徴とするインクジェット記録材料の製造方法により、更に塗層強度の高いインクジェット記録材料を得ることが出来る。
インク吸収性及び塗層強度が高く、生産性の良好なインクジェット記録材料が得られる。
以下、本発明のインクジェット記録材料を詳細に説明する。
本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールは、炭素数4以下のα−オレフィン単位の含有量が1〜20モル%であることが必要であり、1〜15モル%が好ましく、2〜10モル%がさらに好ましい。α−オレフィン単位の含有量が1モル%未満の場合には、十分な塗層強度が得られない場合がある。また、20モル%を超える場合には、変性ポリビニルアルコールの水溶性が低下する為、インク受理層の塗液濃度が低く制限されたり、十分な塗層強度が得られない場合がある。
本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールの粘度平均重合度(以下、重合度と略記する)は50〜8000であることが好ましく、100〜6000がより好ましく、100〜5000が更に好ましい。ポリビニルアルコールの重合度は、JIS−K6726に準じ、再けん化後精製した重合体について、水中、30℃で測定した極限粘度[η]から次式により求めた粘度平均重合度(P)で表したものである。
P=([η]×103/8.29)(1/0.62)
上記変性ポリビニルアルコールのなかでも、通常300以上5000以下の重合度の変性ポリビニルアルコールが好ましく用いられる。また、重合度が5000より大になると、インク受理層の塗液粘度が非常に高粘度となるため塗液の固形分濃度を低くする必要が生じ、インクジェット記録材料の生産性が低下する場合がある。また、重合度が300未満になると、十分な塗層強度が得られない場合がある。
本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールのけん化度は85〜99.99モル%であることが好ましく、87〜99.9モル%がより好ましい。けん化度が85モル%未満であると十分な塗層強度が得られない場合がある。また、けん化度が99.99モル%より大の場合には、インク受理層の塗液粘度が非常に高粘度となるため塗液の固形分濃度を低くする必要が生じ、インクジェット記録材料の生産性が低下する場合がある。
本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールは、ビニルエステルとα−オレフィンとの共重合体をけん化することによって得ることができる。ビニルエステルとしては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニルおよびバーサティック酸ビニル等が挙げられるが、本発明における変性ポリビニルアルコールを得る点から酢酸ビニルが好ましい。α−オレフィンとしては、炭素数が4以下のもので、例えば、エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブテン等が挙げられるが、本発明のインクジェット記録材料を得る点からは、エチレンが好ましい。また、本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールは必要に応じてアニオン基もしくはカチオン基によって変性される。これらアニオン基もしくはカチオン基を有する単量体単位の種類としては特に制限はなく、カルボキシル基を有する単位としてフマール酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸または無水イタコン酸等に由来する単量体単位;スルホン酸基を有する単位としてエチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等に由来する単量体単位;カチオン基を有する単位としてビニロキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、ビニロキシブチルトリメチルアンモニウムクロライド、ビニロキシエチルジメチルアミン、ビニロキシメチルジエチルアミン、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、N−アクリルアミドエチルトリメチルアンモニウムクロライド、N−アクリルアミドジメチルアミン、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、メタアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルアミン、アリルエチルアミン等に由来する単量体単位が挙げられる。これらの単量体単位の中でも入手のし易さの点および共重合性の点から、無水マレイン酸、無水マレイン酸から誘導されるハーフエステル、イタコン酸、アリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、N−アクリルアミドエチルトリメチルアンモニウムクロライドに由来する単量体単位がより好ましい。これらの特性基を有する単量体単位の含有量は通常10モル%以下であり、好ましくは0.1〜8モル%である。
本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールは、本発明の効果を損なわない範囲であれば、ビニルアルコール単位およびビニルエステル単位以外の単位を含有していても良い。このような単位としては、アクリル酸およびその塩;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸およびその塩;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル等のメタクリル酸エステル類;アクリルアミド;N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド等のアクリルアミド誘導体;メタクリルアミド;N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド等のメタクリルアミド誘導体;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル等のビニルエーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合物;マレイン酸、その塩またはそのエステル;イタコン酸、その塩またはそのエステル;ビニルトリメトキシシラン等のビニルシリル化合物;酢酸イソプロペニル等が挙げられる。これらの単位の含有量としては、10モル%以下が好ましく、5モル%以下がさらに好ましく、3モル%以下がさらにより好ましい。
本発明に係わるインク受理層に用いられる変性ポリビニルアルコールの配合量としては、塗層強度、インク吸収性の点で、顔料の総和100質量部に対して5〜70質量部、好ましくは、10〜50質量部である。
以下、本発明に用いられる炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有する変性ポリビニルアルコールをオレフィン変性ポリビニルアルコールと略記する。
本発明において用いられるコロイダルシリカ複合エマルジョンは、分子内に重合性不飽和二重結合とアルコキシシリル基を含有する単量体と、少なくとも1種以上のアクリル系単量体からなる共重合体が、コロイダルシリカと化学結合により複合化された複合体エマルジョンを指し、特開昭59−71316号公報、特開昭59−152972号公報、特開昭60−127371号公報などに開示されている。これらのうち、上記の共重合体の外側にコロイダルシリカが配置されたものが特に好ましく用いられる。該複合体エマルジョンに適用されるコロイダルシリカの粒子径としては50nm未満が好ましく、50nmを超えると塗層強度が十分に得られない場合がある。
複合体エマルジョンに適用されるコロイダルシリカの量は、該モノマーに対する該コロイダルシリカの比率で、20質量%以上400質量%以下が好ましく、20質量%より小さいと塗層強度が十分に得られない場合がある。また、400質量%より大きいと塗層を折り曲げ時に割れやすくなる場合がある。
また、コロイダルシリカ複合体エマルジョンを構成する分子内に重合性不飽和二重結合とアルコキシシリル基を含有する単量体と、少なくとも1種以上のアクリル系単量体からなる共重合体のガラス転移温度は、30℃以下が好ましく、0℃以下がより好ましい。ガラス転移温度が30℃を超えると十分な塗層強度が得られない場合がある。
また、コロイダルシリカ複合アクリルエマルジョンの代わりにコロイダルシリカと他種の合成高分子エマルジョンを単に混合しても、複合体エマルジョンと同様の特性は得られない。
本発明に係わるインク受理層に使用されるコロイダルシリカ複合エマルジョンの配合量としては、塗層強度、インク吸収性の点で、顔料の総和100質量部に対して5〜50質量部、好ましくは、10〜35質量部である。
本発明に係わるインク受理層に含有されるオレフィン変性ポリビニルアルコールとコロイダルシリカ複合エマルジョンの質量比は、5/1〜1/1の範囲であると好ましい。オレフィン変性ポリビニルアルコールとコロイダルシリカ複合エマルジョンの質量比が5/1〜1/1の範囲を外れた場合には、高いインク吸収性と塗層強度が両立できない場合がある。
本発明に係わるインク受理層には、上記以外のバインダーを併用することができる。例えば、酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉などの澱粉誘導体;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体などのアクリル系共重合体ラテックス;エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系共重合体ラテックス;あるいはこれらの各種共重合体のカルボキシ基などの官能基含有単量体による官能基変性共重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化合成樹脂などの水性接着剤;ポリメチルメタクリレートなどのアクリル酸エステルやメタクリル酸エステルの重合体または共重合体樹脂ラテックス;ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂ラテックス等が挙げられる。
本発明に係わるインク受理層に用いられるシリカは、湿式法シリカ及び気相法シリカなどの合成非晶質シリカを用いることができる。湿式法シリカは、製造方法によって沈降法シリカ、ゲル法シリカに分類される。沈降法シリカは珪酸ソーダと硫酸をアルカリ条件で反応させて製造され、粒子成長したシリカ粒子が凝集・沈降し、その後濾過、水洗、乾燥、粉砕・分級の行程を経て製品化される。沈降法シリカとしては、例えば日本シリカ(株)からニップシールとして、(株)トクヤマからトクシールとして市販されている。ゲル法シリカは珪酸ソーダと硫酸を酸性条件下で反応させて製造する。熟成中に微小粒子は溶解し、他の一次粒子どうしを結合するように再析出するため、明確な一次粒子は消失し、内部空隙構造を有する比較的硬い凝集粒子を形成する。例えば、東ソー・シリカ(株)からニップジェルとして、グレースジャパン(株)からサイロイド、サイロジェットとして市販されている。
気相法シリカは、乾式法シリカとも呼ばれ、一般的には火炎加水分解法によって作られる。具体的には四塩化ケイ素を水素及び酸素と共に燃焼して作る方法が一般的に知られているが、四塩化ケイ素の代わりにメチルトリクロロシランやトリクロロシラン等のシラン類も、単独または四塩化ケイ素と混合した状態で使用することができる。気相法シリカは日本アエロジル(株)からアエロジル、(株)トクヤマからレオロシールとして市販されている。
これら合成非晶質シリカは、必要に応じて粉砕して用いることもできる。粉砕は公知の機械的な粉砕装置、例えばボールミル、ビーズミル、サンドグラインダー等のメディアミル、高圧ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザー等の圧力式分散機、超音波分散機、及び薄膜旋回型分散機等より行うことができる。
本発明に係わるインク受理層に用いられるシリカの粒子径は、平均二次粒子径で0.1μm以上10μm以下が好ましい。さらに好ましくは0.1μm以上4μm以下である。シリカの平均二次粒子径が0.1μm以上4μm以下であると、インク吸収性及び表面の平滑性が高く好ましい。本発明のインクジェット記録材料は、インク受理層に平均二次粒子径が4μm以下のシリカを用いても生産性良くインクジェット記録材料を製造することができる。尚、本発明でいうシリカの平均二次粒子径とは、シリカの希薄分散液をコルターカウンター式粒度分布測定装置またはレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定して得られるで値で、コルターカウンター式粒度分布測定装置よる測定値が1μm以上の場合には、コルターカウンター式粒度分布測定装置による測定値を示し、コルターカウンター式粒度分布測定装置よる測定値が1μm未満の場合及び測定不能の場合には、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置による測定値を示す。
本発明に係わるインク受理層に用いられるシリカの吸油量は、JIS−K5101により表される吸油量で200ml/100g以上400ml/100g以下が好ましく、250ml/100g以上400ml/100g以下がより好ましい。該吸油量が200ml/100g未満であると、十分なインク吸収性が得られない場合がある。また、該吸油量が400ml/100gを超えると、塗層強度が低下する場合がある。
本発明に係わるインク受理層には、シリカ以外の顔料を含有させることもできる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料等が挙げられる。
本発明に係わるインク受理層には添加剤として、染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、界面活性剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤力増強剤、乾燥紙力増強剤などを適宜配合することもできる。
本発明において、支持体上に設けられるインク受理層の総数および、構成については特に限定されない。つまり、インク受理層を支持体の片面に2層以上設けることも両面に1層以上ずつ設けることも可能であり、最表層に光沢発現層を設け、高光沢タイプのインクジェット記録材料とすることもできる。また、支持体のインク受理層を設けた側とは反対側の面に、カール矯正或いは搬送適性改良等の目的で塗工層を設けることも可能である。
インク受理層の塗工量としては、インク受理層のインク吸収容量及びインク受理層と支持体間の接着強度を基準に決定することが好ましく、乾燥塗工量が5〜40g/m2の範囲であることが好ましい。乾燥塗工量が5g/m2に満たないと、インク受理層が支持体表面を完全に覆うことが難しく、インクの吸収性が十分ではないため、吸収ムラ等が発生し、インクジェット印字性能に悪影響が生じる場合がある。また、乾燥塗工量が40g/m2を超えると、インク受理層と支持体間の接着強度が低下し、粉落ちと呼ばれる支持体からの塗層の剥離等が発生する場合がある。
本発明のインクジェット記録材料に用いられる支持体は、LBKP、NBKPなどの化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGPなどの機械パルプ、DIPなどの古紙パルプ等の木材パルプ、または、ケナフ、バガス、コットン等の非木材パルプを主成分として、従来公知の顔料、バインダー、サイズ剤、定着剤、歩留向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤、調色染料などの各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機などの各種装置で製造された原紙であり、さらにそれらの原紙の上にコート層を設けたアート紙、コート紙、キャストコート紙などの塗工紙の使用も可能である。このような原紙および塗工紙に、そのままインク受理層を設けても良いし、平坦化をコントロールするために、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダーなどのカレンダー装置を用いてもかまわない。
本発明に係わるインク受理層は、支持体にインク受理層の塗液を塗布し、引き続き乾燥する事により形成される。インク受理層の塗液を塗布する装置には、各種ブレードコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、バーコーター、ロッドブレードコーター、カーテンコーター、ショートドウェルコーター、サイズプレス、スプレーなどの各種装置をオンマシンあるいはオフマシンで用いることができる。
インク受理層の塗液を調製時に、オレフィン変性ポリビニルアルコールを含有させる方法は特に限定されないが、オレフィン変性ポリビニルアルコールを水に溶解後、30℃以下で24時間以上放置したのち塗液に混合すると、より高い塗層強度が得られて好ましい。オレフィン変性ポリビニルアルコールを水に溶解後、30℃を超える温度で24時間以上放置した場合や、30℃以下で24時間より短い時間放置した場合は、30℃以下で24時間以上放置し場合に比べ塗層強度が低くなる場合がある。尚、本発明における放置とは、完全に機械的な力を加えずに経時させる事、及び撹拌羽根などによる通常の撹拌状態を保持した状態で経時させる事の両方を示す。
本発明において、塗液塗工後に乾燥する方法は、特に限定されず、公知の乾燥方法を用いることができるが、特に熱風を吹きつける方法、赤外線を照射する方法など、加熱により乾燥する方法は、生産性が良く好ましく用いられる。
本発明において、インク受理層を塗工、乾燥後、平坦化をコントロールしたり表面光沢をさらに高めたりする目的で、カレンダー処理により、平滑化しても良い。その際のカレンダー処理装置としては、グロスカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダーなどが挙げられる。また、公知のキャストコート法を用いて光沢面を形成することができる。
実施例
以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。実施例に於いて示す「部」および「%」は特に明示しない限り質量部および質量%を示す。吸油量は、JIS−K5101により表される吸油量である。また、ガラス転移温度をTgと略して示した。
<支持体1>
濾水度450mlCSFのLBKP70部、濾水度450mlCSFのNBKP30部から成る木材パルプ100部に、軽質炭酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が30/35/35の顔料5部、市販アルキルケテンダイマー0.1部、市販カチオン系アクリルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部を調製後、長網抄紙機を用いて坪量105g/m2で抄造し支持体1を得た。
<インク受理層塗液1>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液1を調製した。
<インク受理層塗液2>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン1モル%共重合変性、けん化度98.3モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液2を調製した。
<インク受理層塗液3>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン10モル%共重合変性、けん化度98.5モル%、重合度600、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液3を調製した。
<インク受理層塗液4>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径2.1μm、吸油量270ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液4を調製した。
<インク受理層塗液5>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径4.0μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液5を調製した。
<インク受理層塗液6>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径6.3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液6を調製した。
<インク受理層塗液7>
水380部に、50%ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー(分子量9,000)4部、気相法シリカ(平均一次粒子径12nm、BET法による比表面積200m2/g)100部を添加し、のこぎり歯状ブレード型分散機を使用して予備分散液を作製した。得られた予備分散液を高圧ホモジナイザーで処理して、シリカ濃度20%の気相法シリカ分散液を得た。この分散液をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定して得られた気相法シリカ微粒子の平均二次粒子径は200nmであった。こうして得た分散液500部に固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)150部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)12部を混合し、固形分濃度18.2%のインク受理層塗液7を調製した。
<インク受理層塗液8>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水320部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液8を調製した。
<インク受理層塗液9>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度50%のアクリル系エマルジョン(品名:ビニブラン2597、Tg=−38℃、日信化学工業(株)製)21部、さらに固形分濃度40%のコロイダルシリカ(品名:スノーテックス40、日産化学工業(株)製)11部を混合し、固形分濃度19.5%のインク受理層塗液9を調製した。
<インク受理層塗液10>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度50%のアクリル系エマルジョン(品名:ビニブラン2597、Tg=−38℃、日信化学工業(株)製)15部、さらに固形分濃度40%のコロイダルシリカ(品名:スノーテックス40、日産化学工業(株)製)19部を混合し、固形分濃度19.5%のインク受理層塗液10を調製した。
<インク受理層塗液11>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度50%のアクリル系エマルジョン(品名:ビニブラン2597、Tg=−38℃、日信化学工業(株)製)9部、さらに固形分濃度40%のコロイダルシリカ(品名:スノーテックス40、日産化学工業(株)製)26部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液11を調製した。
<インク受理層塗液12>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度50%のアクリル系エマルジョン(品名:ビニブラン2597、Tg=−38℃、日信化学工業(株)製)30部を混合し、固形分濃度19.6%のインク受理層塗液12を調製した。
<インク受理層塗液13>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)水溶液200部、固形分濃度40%のコロイダルシリカ(品名:スノーテックス40、日産化学工業(株)製)38部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液13を調製した。
<インク受理層塗液14>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水320部に分散し、これに固形分濃度10%のポリビニルアルコール水溶液(非変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液14を調製した。
<インク受理層塗液15>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のポリビニルアルコール水溶液(非変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度50%のアクリル系エマルジョン(品名:ビニブラン2597、Tg=−38℃、日信化学工業(株)製)30部を混合し、固形分濃度19.6%のインク受理層塗液15を調製した。
<インク受理層塗液16>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のポリビニルアルコール水溶液(非変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液16を調製した。
<インク受理層塗液17>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水320部に分散し、これに固形分濃度10%のシラノール変性ポリビニルアルコール水溶液(品名:R−1130、重合度1700、クラレ(株)製、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部を混合したところ、塗液が高粘度化して流動性が無くなった。そこで、水を加え固形分濃度15%に希釈し、インク受理層塗液17を調製した。
<インク受理層塗液18>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のシラノール変性ポリビニルアルコール水溶液(品名:R−1130、重合度1700、クラレ(株)製、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度50%のアクリル系エマルジョン(品名:ビニブラン2597、Tg=−38℃、日信化学工業(株)製)30部を混合したところ、塗液が高粘度化して流動性が無くなった。そこで、水を加え固形分濃度14%に希釈し、インク受理層塗液18を調製した。
<インク受理層塗液19>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のシラノール変性ポリビニルアルコール水溶液(品名:R−1130、重合度1700、クラレ(株)製、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合したところ、塗液が高粘度化して流動性が無くなった。そこで、水を加え固形分濃度14%に希釈し、インク受理層塗液19を調製した。
<インク受理層塗液20>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径2.1μm、吸油量270ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のシラノール変性ポリビニルアルコール水溶液(品名:R−1130、重合度1700、クラレ(株)製、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合したところ、塗液が高粘度化して流動性が無くなった。そこで、水を加え固形分濃度14%に希釈し、インク受理層塗液20を調製した。
<インク受理層塗液21>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径6.3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のシラノール変性ポリビニルアルコール水溶液(品名:R−1130、重合度1700、クラレ(株)製、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合したところ、塗液が高粘度化して流動性が無くなった。そこで、水を加え固形分濃度14%に希釈し、インク受理層塗液21を調製した。
<インク受理層塗液22>
水380部に、50%ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー(分子量9,000)4部、気相法シリカ(平均一次粒子径12nm、BET法による比表面積200m2/g)100部を添加し、のこぎり歯状ブレード型分散機を使用して予備分散液を作製した。得られた予備分散液を高圧ホモジナイザーで処理して、シリカ濃度20%の気相法シリカ分散液を得た。この分散液をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定して得られた気相法シリカ微粒子の平均二次粒子径は200nmであった。こうして得た分散液500部に固形分濃度10%のシラノール変性ポリビニルアルコール水溶液(品名:R−1130、重合度1700、クラレ(株)製、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)150部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)12部を混合したところ、塗液が高粘度化して流動性が無くなった。そこで、水を加え固形分濃度10%に希釈し、インク受理層塗液22を調製した。
<インク受理層塗液23>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後30℃まで冷却し24時間後に使用)200部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.4%のインク受理層塗液23を調製した。
<インク受理層塗液24>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水300部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)350部を混合し、固形分濃度18%のインク受理層塗液24を調製した。
<インク受理層塗液25>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)82部を混合し、固形分濃度25%のインク受理層塗液25を調製した。
<インク受理層塗液26>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のポリビニルアルコール水溶液(非変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)250部、固形分濃度43%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8020、Tg=−22℃、ニチゴー・モビニール(株)製)46部を混合し、固形分濃度19.2%のインク受理層塗液26を調製した。
<インク受理層塗液27>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度44%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8030、Tg=17℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.5%のインク受理層塗液27を調製した。
<インク受理層塗液28>
合成非晶質シリカ(平均二次粒子径3μm、吸油量280ml/100g)100部をホモジナイザーを用いて水360部に分散し、これに固形分濃度10%のオレフィン変性ポリビニルアルコール水溶液(エチレン4モル%共重合変性、けん化度98モル%、重合度1700、加熱溶解後25℃まで冷却し1時間後に使用)200部、固形分濃度44%のコロイダルシリカ複合エマルジョン(品名:モビニール8201、Tg=8℃、ニチゴー・モビニール(株)製)35部を混合し、固形分濃度19.5%のインク受理層塗液28を調製した。
上記で作製した支持体1の上にインク受理層塗液1を乾燥固形分12g/m2になるようにメイヤバーを用いて塗布し、150℃の熱風により乾燥し、実施例1のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液2を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例2のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液3を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例3のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液4を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例4のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液5を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例5のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液6を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例6のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液7を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例7のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液23を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例8のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液27を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例9のインクジェット記録材料を作製した。
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液28を用いた以外は実施例1と同一条件で実施例10のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例1)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液8を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例1のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例2)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液9を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例2のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例3)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液10を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例3のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例4)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液11を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例4のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例5)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液12を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例5のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例6)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液13を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例6のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例7)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液14を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例7のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例8)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液15を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例8のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例9)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液16を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例9のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例10)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液17を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例10のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例11)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液18を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例11のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例12)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液19を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例12のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例13)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液20を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例13のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例14)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液21を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例14のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例15)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液22を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例15のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例16)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液24を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例16のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例17)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液25を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例17のインクジェット記録材料を作製した。
(比較例18)
実施例1でインク受理層塗液1を用いる代わりにインク受理層塗液26を用いた以外は実施例1と同一条件で比較例18のインクジェット記録材料を作製した。
評価
実施例1〜10,比較例1〜18で作製したインクジェット記録材料にセイコーエプソン(株)製インクジェットプリンタ「PM−890C(用紙の種類:スーパーファイン用紙、推奨設定、きれい)」を用いて画像を印刷し、インク吸収性について評価を行った。評価に用いた画像は黒、シアン、マゼンタ、イエロー、ブルー、レッド、グリーン各色のベタ印字およびその中に白抜き文字を設けたパターンなどからなる。
インク吸収性は、ベタ印字部分の均一性、隣り合ったベタ印字部の境界部や白抜き文字の鮮鋭性などを目視で観察して評価し、1〜5の数値で表した。1は最もインク吸収性が悪いことを表し、数値が大きくなるほどインク吸収性が良好で、5は最も印字品が良好なことを示す。4以上で実用上十分なインク吸収性である。結果を表1の「インク吸収性」に示した。
また、実施例1〜10,比較例1〜18で作製したインクジェット記録材料を、カミソリ刃で切断し、切断するときに発生する粉落ちの量を目視により評価し、1〜5の数値で表した。1は最も粉落ちが多いことを表し、数値が大きくなるほど粉落ちが少なく、5は最も粉落ちが少ないことを示す。4以上で実用上問題が生じない。結果を表1の「粉落ち」に示した。
さらに、実施例1〜10,比較例1〜18で作製したインクジェット記録材料の表面に、粘着テープ(品名:Scotchメンディングテープ、住友スリーエム(株)製)を貼り付け良く圧着した後、テープを剥離して、テープへ転写した塗層の量を目視で比較し、1〜10の数値で表した。1はテープへ転写した塗層の量が最も多く塗層の強度が最も弱いことを示し、数値が大きくなるほどテープへ転写した塗層の量が少なく、10は、テープへ転写した塗層の量が最も少なく塗層の強度が強いことを表す。7以上で実用上問題が生じない。結果を表1の「テープ剥離」に示した。
Figure 0004299259
表1中、実施例1〜10に示す様に、インク受理層中にオレフィン変性ポリビニルアルコール及びコロイダルシリカ複合エマルジョンを含有させることにより、インク吸収性及び塗層強度が高いインクジェット記録材料が得ることができた。
また、オレフィン変性ポリビニルアルコールを水に溶解後、30℃以下で24時間以上放置したのち塗液に混合した実施例8においては、特に塗層強度が高いインクジェット記録材料が得ることができた。
インク受理層中にオレフィン変性ポリビニルアルコールを含有するが、コロイダルシリカ複合エマルジョンを含有しない比較例1〜6は、実施例1〜8に比べて塗層強度が低かった。また、非変性のポリビニルアルコールを用いた比較例7〜9及び18は、コロイダルシリカ複合エマルジョンの含有の有無にかかわらず塗層強度が低かった。さらに比較例18は、ポリビニルアルコールとエマルジョンの含有量が多いのでインク吸収性も悪かった。
インク受理層中にシラノール変性ポリビニルアルコールを含有する比較例10〜15は、比較的塗層強度が高かったが、インク受理層の塗液の粘度が非常に高くなる為、塗液濃度を低下させることが避けられず、塗布後の乾燥により長い時間がかかり、生産性が悪かった。
インク受理層中にオレフィン変性ポリビニルアルコール、またはコロイダルシリカ複合エマルジョンのみをより多量に含有する比較例16,17においてはインク吸収性、塗層強度共に低かった。

Claims (1)

  1. 支持体の少なくとも片面にインク受理層を形成したインクジェット記録材料において、無機粒子として平均二次粒子径0.1μm以上10μm以下のシリカ(但し、コロイダルシリカを除く)を含有し、かつバインダーとして炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有する変性ポリビニルアルコール及びコロイダルシリカ複合エマルジョンを含有する塗液を支持体に塗布・乾燥してインク受理層を形成し、該インク受理層に上記の変性ポリビニルアルコール及びコロイダルシリカ複合エマルジョンを質量比で5/1〜1/1の範囲で含有してなることを特徴とするインクジェット記録材料。
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