JP4293155B2 - コードレス電話機 - Google Patents
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本発明はこのような課題を解決するためのものであり、専用のコネクタや複雑な操作を必要とすることなく親機または子機のいずれか一方を容易に交換できるコードレス電話機を提供することを目的としている。
したがって、子機を交換する際、元の親機に新たな子機を載置するだけで、当該子機が親機と自動的に関連付けられ、親機の新たな子機として使用可能となる。これにより、従来のように専用のコネクタや複雑な操作を必要とすることなく子機を容易に交換できる。
したがって、親機を交換する際、新たな親機に元の子機を載置するだけで、当該子機が親機と自動的に関連付けられ、子機の新たな親機として使用可能となる。これにより、従来のように専用のコネクタや複雑な操作を必要とすることなく親機を容易に交換できる。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の概略構成を示す説明図である。
このカールコードレス電話機は、呼制御機能を持つ親機1と通話機能を持つハンドセット型の子機2との組が無線回線3を介して接続される電話機である。
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の親機について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の親機の構成を示すブロック図である。
親機1には、回線インターフェース部(以下、回線I/F部という)10、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)11、音声処理部12、タグインターフェース部(以下、タグI/F部という)13、表示部14、操作入力部15、記憶部16、給電部17、載置検出部18、および親機制御部19が設けられている。
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の子機について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の子機の構成を示すブロック図である。
子機2には、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)21、音声処理部22、無線IDタグ23、表示部24、操作入力部25、記憶部26、充電部27、電池20、状態検出部28、および子機制御部29が設けられている。
また、状態検出部28として、親機1と子機2との間で充電動作に用いる充電端子1B,2B間の電気的接続を検出する例もあり、親機1の載置検出部18でも同様に電気的接続を検出するようにしてもよい。
なお、子機2の電池20が満充電状態となった場合、親機1から子機2に対する充電電力はゼロとなる。したがって、例えば充電端子1B,2B間に常時所定値以上の電流を流しておく、あるいは所定の電位を印加しておくことにより、満充電状態であっても充電端子1B,2B間の電気的接続の有無を検出してもよい。
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の子機登録動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態にかかるカールコードレス電話機の子機登録動作を示すシーケンス図である。
カールコードレス電話機の親機1および子機2は、親機1に対する子機2の載置に応じて図4に示す子機登録動作を開始する。ここでは、元の親機1に新たな子機2を載置することにより、元の親機1に対する新たな子機2の子機登録処理を行う場合を例として説明する。
子機2の子機制御部29は、親機1への載置が状態検出部28で検出された場合(ステップ110)、無線I/F部21の内部メモリあるいは記憶部26を参照して有効な認証コードが登録されているか、すなわち当該子機2と組をなす親機1の登録有無を確認し(ステップ111)、すでに登録されている場合には(ステップ111:NO)、子機登録不要と判断して(ステップ112)、一連の子機登録処理を終了する。
まず、子機制御部29は、例えば乱数などを用いて当該カールコードレス電話機あるいは当該子機登録処理に固有の認証コードを生成した後(ステップ113)、無線IDタグ23を起動し(ステップ114)、生成した認証コードを無線IDタグ23から無線信号により送信する(ステップ115)。また、生成した認証コードを含む子機登録要求を無線I/F部21から無線回線3を介して親機1へ送信する(ステップ116)。
親機制御部19は、これらタグI/F部13で受信された認証コードと無線I/F部11で受信された認証コードを比較する(ステップ120)。
また、無線IDタグ23で行われる近距離無線通信の伝搬距離を、親機1の近傍、例えば個々のカールコードレス電話機の親機が設置される間隔以下の距離、さらには親機1に子機2が載置された状態での距離に制限することにより、子機登録処理について高い安定性を得ることができる。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるカールコードレス電話機について説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるカールコードレス電話機での子機登録動作を示すシーケンス図であり、前述の図4と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
親機1の親機制御部19は、載置検出部18での子機2の載置検出に応じて、無線I/F部11の内部メモリあるいは記憶部16を参照して有効な認証コードが登録されているか、すなわち当該親機1と組をなす子機2の登録有無を確認し(ステップ140)、すでに登録されている場合には(ステップ140:NO)、子機登録不要と判断して(ステップ141)、一連の子機登録処理を終了する。
これに応じて、子機2は、無線I/F部21により、親機1からの子機登録開始要求を受信する。子機制御部29は、無線I/F部21での子機登録開始指示の受信に応じて、前述した図4とステップ112以降と同様の子機登録処理を開始する。
したがって、親機1を交換する際、新たな親機1に元の子機2を載置するだけで、当該子機2が親機1と自動的に関連付けられ、子機2の新たな親機1として使用可能となる。これにより、従来のように専用のコネクタや複雑な操作を必要とすることなく親機を容易に交換できる。
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるカールコードレス電話機について説明する。
前述した第1および第2の実施の形態では、親機1に対する子機2の載置を契機として子機登録処理を開始する場合を例として説明した。本実施の形態では、子機2を親機1に近接させた状態で子機登録処理を開始する場合について説明する。なお、親機1および子機2の構成については、前述した図1と同様であり、ここでの説明は省略する。
以上の各実施の形態において、子機2で子機登録を開始する他の条件として、親機1への給電開始直後のみ子機登録処理を行うという条件を追加してもよく、不要な誤登録をより正確に抑止できる。
例えば、各実施の形態において、親機1での給電開始に応じて子機登録開始指示を子機2へ送信し、この子機登録開始指示を受信した時点で、子機制御部29が、親機1への載置および親機1の未登録を確認し、子機登録処理を開始するようにしてもよい。
また、各実施の形態では、親機に呼制御機能や操作機能を持ち子機をハンドセットとして制御するカールコードレス電話機に適用した場合を例として説明したが、これら限定されるものではない。例えば親機が基本的な中継機能だけを持ち、子機が電話機として呼制御機能や操作機能を持つような他の構成のコードレス電話機にも適用できる。
Claims (4)
- 回線に接続されて呼制御を行う親機と、この親機と無線回線を介して接続されて前記回線を介して通話を行う子機とを有し、前記親機に前記子機が載置された状態で、前記無線回線を介して前記子機と前記親機との間で各種情報をやり取りすることによりこれら子機と親機とを組として関連付ける子機登録処理を行うコードレス電話機であって、
前記子機は、前記無線回線を介して前記親機と無線通信を行う無線インターフェース部と、前記子機登録処理時に当該コードレス電話機に固有の認証コードを含む子機登録要求を前記無線インターフェース部から前記親機へ送信する子機制御部と、当該子機と当該子機が載置されている前記親機との距離に制限された伝搬距離を有する所定の無線信号を用いて近距離無線通信を行うことにより前記子機登録処理時に前記認証コードを前記親機へ送信する無線IDタグとを備え、
前記親機は、前記無線回線を介して前記子機と無線通信を行う無線インターフェース部と、前記子機から無線信号により送信された認証コードを受信するタグインターフェース部と、前記無線インターフェース部で受信した前記子機からの子機登録要求に含まれる認証コードと前記タグインターフェース部で受信した認証コードとを比較し、その比較結果に応じて当該子機登録要求の成否を判断する親機制御部とを備える
ことを特徴とするコードレス電話機。 - 請求項1に記載のコードレス電話機において、
前記子機は、特定操作を検出する検出部をさらに備え、
前記子機制御部は、前記検出部で前記特定操作が検出された場合に当該子機と組をなす親機の登録有無を確認し、その未登録に応じて前記子機登録処理を開始する
ことを特徴とするコードレス電話機。 - 請求項1に記載のコードレス電話機において、
前記親機は、特定操作を検出する検出部をさらに備え、
前記親機制御部は、前記検出部で前記特定操作が検出された場合に当該親機と組をなす子機の登録有無を確認し、その未登録に応じて前記子機登録処理の開始を指示する子機登録開始指示を前記無線インターフェース部から前記子機へ送信し、
前記子機制御部は、前記無線インターフェース部で受信した前記親機からの子機登録開始指示に応じて前記子機登録処理を開始する
ことを特徴とするコードレス電話機。 - 請求項1に記載のコードレス電話機において、
前記検出部は、前記特定操作として前記親機に対する前記子機の載置を検出することを特徴とするコードレス電話機。
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