JP4293140B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドレン水配管の接続位置となるドレンパンの排出位置がケーシング内における電装品ボックスの奥側に設けられている空気調和機に関する。
近年、室内空間を快適な環境に保つために、室内空間に存在する顕熱負荷および潜熱負荷をそれぞれ処理する熱交換器を備えた空気調和機が提供されている。
例えば、特許文献1には、内部に送風機と熱交換器とを備えた床置き型の空調室内機が開示されている。
この空調室内機では、熱交換器が、正面パネルの背面側において送風機によって形成される空気の流れを横切るように配置されており、手前側から奥側に向かって下方に傾斜した状態で内部に取り付けられている。そして、送風機が運転を開始すると空気の流れが形成され、熱交換器を通過する空気と熱交換器を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。
また、この空調室内機では、熱交換器において発生するドレン水を排出するために熱交換器の下部にドレン水を受けるドレンパンが設けられている。そして、ドレンパンに集まるドレン水を排出するために、ケーシングの両側の側板にドレンパンに通じる穴がそれぞれ形成されている。設置現場においては、設置場所の状況に応じて一方の穴にドレン水配管、他方の穴に密閉ふたが取り付けられて所望の側板側からドレン水が排出される。
特開平11−304177号公報(平成11年11月5日公開)
しかしながら、上記従来の空気調和機では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記従来の空気調和機では、設置現場における状況に応じて臨機応変にドレン水の排出向きを変更することができるようにするために、図7に示すように、ケーシング101の左右両側の側板104に形成された2つの穴のうち一方の穴104aからドレン水を排出できるようになっている。そして、どちら側の穴104aからもドレン水を排出できるように、ドレンパン122の底面は水平となっている。このため、ドレンパン122に溜まったドレン水はスムーズに外部へ排出されずにドレンパン122内に滞留するため、空気調和機100内が不衛生になる。
ここで、ドレンパン122に溜まったドレン水をスムーズに外部へ排出することができるようにするために、ドレンパンに傾斜をつけて所定の方向へドレン水を流すようにすることも考えられる。しかし、この場合には、ドレン水を左右一方の方向へしか流せなくなり、空気調和機の設置現場の状況に応じてドレン水の排出方向を変更することができなくなる。
そこで、ドレンパンの底面の傾斜を左右両側から中央部に向かって下方傾斜させ、ドレン水の排出口をこのドレンパンの中央部に設けてドレン水配管を接続してドレン水を外部へ排出することも考えられる。この場合には、ドレン水配管の一方の端部をドレンパンの排出口に接続し、他方の端部を左右の側壁に形成された穴のいずれか一方から出すようにすることで、設置場所の状況に応じて臨機応変にドレン水を排出する向きを変更することができる。
しかし、多くの配線が繋がれた電装品ボックス(図7の符号130参照)の奥側にドレンパンの排出口が配置されている場合には、ドレン水配管の付け替え作業を行う際に電装品ボックスをケーシングから取り外す必要があり、作業性の面で非常に効率が悪くなる。さらに、上述のように、取り外した電装品ボックスには多くの配線が接続されているため、ケーシングから取り外した後の電装品ボックスの取り扱いにも充分気を使う必要があり、非常に面倒であった。
本発明の課題は、ドレンパンの排出口がケーシング内部における電装品ボックスの奥側に配置されている場合でも、ドレンパンの排出口とドレン水配管との接続等の作業を効率よく行うことが可能な空気調和機を提供することにある。
第1の発明に係る空気調和機は、ケーシングと、開口と、ドレンパンと、ドレン水配管と、電装品ボックスと、空気吸込口と、を備えている。ケーシングは、両側の側面に穴がそれぞれ形成されている。開口は、ケーシング内にアクセスするためにケーシングに形成されている。ドレンパンは、ケーシング内に設置されており、ケーシング内にドレン水の排出口を有する。ドレン水配管は、一方の端部がドレンパンの排出口に接続され、他方の端部がケーシングの両側の側面にそれぞれ形成された穴の一方からケーシングの外部へ通されてドレン水を外部へ排出する。電装品ボックスは、回動軸を中心にして回動可能な状態で支持されており、ドレンパンの排出口と開口との間に位置しているために開口を通じた排出口へのアクセスが困難になっている第1状態と、回動によって第1状態とは異なる位置に移動することで開口を通じた排出口へのアクセスを第1状態と比較して容易になっている第2状態と、のいずれかの状態をとることができる。空気吸込口は、開口と略同一平面上に形成されており、ケーシング内部に空気を吸い込むことができる。
ここでは、空気調和機の設置現場において施工されるドレン水配管(ホース含む)の接続先であるドレンパンの排出口が空気調和機のケーシング内にあるとともに、ドレン水配管を外部へ出すための穴がケーシングの両側の側面にそれぞれ形成されており、排出口へのドレン水配管の接続作業時にケーシング内にアクセスするための開口とドレンパンの排出口との間に電装品ボックスが配置された空気調和機において、電装品ボックスが回動軸を中心に回動するように支持されている。
通常、ドレンパンに溜まったドレン水をドレン水配管を介して外部へ排出するための排出口がケーシング内に形成されている場合には、ドレン水配管の接続、付け替え等の作業の際に、ケーシングの開口と排出口との間に配置された電装品ボックスが邪魔になって作業性が悪くなるケースが多い。また、空気調和機は、現場に搬送されてドレン水配管の取付けを左右入れ替える場合があるため、現場搬送後にドレン水配管の左右位置の付け替えを行う場合がある。
そこで、本発明の空気調和機では、ケーシングの開口からドレン水配管の接続を行う際に邪魔になる電装品ボックスを回動軸を中心にして回動させる。
これにより、現場に搬送された後で、ケーシングの開口から見て電装品ボックスの奥側にあるドレン水配管の付け替えや交換作業が必要になった場合でも、開口からドレン水配管までのアクセスが容易になるため、ドレン水配管に関する作業の作業性を大幅に向上させることができる。
第2の発明に係る空気調和機は、第1の発明に係る空気調和機であって、開口は、ケーシングの正面側に形成されている。
ここでは、ドレン水配管等の作業を行う際にケーシング内にアクセスするための開口を、ケーシングの正面側に形成している。
これにより、ドレン水配管等の作業時には、ケーシングの正面側に形成された開口からドレン水配管のドレンパンの排出口への接続位置までアクセスすることができるため、さらに作業性を向上させることができる。
第3の発明に係る空気調和機は、第1または第2の発明に係る空気調和機であって、ドレンパンの底面は、ケーシングの正面から見て左右両側から中央部分に向かって下向きに傾斜している。
ここでは、ケーシング内に熱交換器等において発生するドレン水を集めるドレンパンからドレン水をスムーズに排出するために、ドレンパンの底面をケーシング正面から見て左右両側から中央部分に向かって傾斜させている。この場合、ドレンパンに集まるドレン水はドレンパン内に滞留することなくスムーズに排出されるが、ドレン水配管の取り付け位置はドレンパンの中央部分となるため、通常、電装品ボックス等で前面を覆われて作業しにくい。
本発明の空気調和機では、上述のように電装品ボックスを回動させることができるため、ドレンパンの底面が中央部に向かって下方傾斜しており、ドレン水の排出口がドレンパン(ケーシング)の中央部分付近になる場合でも、容易にドレン水配管の付け替え等の作業を行うことができる。また、ドレンパンの排出口が配置された中央部付近に向かって傾斜しているため、ドレン水の排出をスムーズに行うことができる。よって、ドレンパンの中に長時間ドレン水が滞留することを防止してケーシング内を清潔に保つことができる。さらに、ドレンパンの排出口がケーシングの中央部付近にあるため、ドレン水配管を左右いずれの向きにも設置することができる。
第4の発明に係る空気調和機は、第1から第3の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、ドレン水配管は、ドレンパンとの接続位置からケーシング外に向かって下向きに傾斜するように取り付けられている。
ここでは、ドレン水配管がドレンパンの排出口に接続されてケーシングの両側の側面にそれぞれ形成された穴の一方から出るように設置された際に、ドレン水配管がケーシング外部に向かって下方傾斜するように取り付けられる。言い換えれば、ドレン水配管のドレンパンとの接続位置が、ケーシング両側の側面にそれぞれ形成された穴よりも上側にある。
これにより、ドレン水配管に入ったドレン水をスムーズにケーシング外へと排出することができる。
第5の発明に係る空気調和機は、第1から第4の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、ドレンパンの排出口は、ケーシング内における奥側に形成されており、電装品ボックスは、ケーシング内における正面側に配置されている。
ここでは、ドレン水配管を接続するドレンパンの排出口が、開口から見てケーシングの奥側、電装品ボックスがケーシングの正面側に配置されている。
このように、ドレン水配管に関する作業がやりにくいケーシング内の配置であっても、本発明の空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることで容易にドレン水配管の付け替え作業等を行うことができる。
第6の発明に係る空気調和機は、第1から第5の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、電装品ボックスの回動範囲の限界位置を決めるストッパをさらに備えている。
ここでは、電装品ボックスの回動範囲をひもや金具等のストッパによって制限している。
これにより、作業し易い範囲まで電装品ボックスを回動させてその位置で固定することができるため、作業時における電装品ボックスの損傷等を防止することができる。
第7の発明に係る空気調和機は、第1から第6の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、電装品ボックスをケーシングに対して固定する固定部材をさらに備えている。
ここでは、通常時あるいはドレン水配管の作業を完了した後には、固定部材によってケーシングに対して固定される。
これにより、ドレン水配管に関する作業を行う際以外には、電装品ボックスが回動しないようにケーシング側に固定することができる。
第8の発明に係る空気調和機は、第1から第7の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、電装品ボックスとドレンパンの排出口とは、ケーシングの正面から見て重なる位置に配置されている。
ここでは、ドレン水配管を接続するドレンパンの排出口が、正面視において電装品ボックスと重なる位置に配置されている。
このように、ドレン水配管の接続、取り替え等の作業がし難い位置関係であっても、電装品ボックスを回動させることで容易に作業を行うことが可能になる。
第9の発明に係る空気調和機は、第1から第8の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、ドレンパンの排出口は、電装品ボックスの上端部分よりも下部にある。
ここでは、ドレン水配管を接続するドレンパンの排出口が、電装品ボックスの上端部分よりも下方に配置されている。
このため、通常はドレン水配管とドレンパンの排出口との接続位置の前から電装品ボックスを除去しないと作業がし難いが、本発明の空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることでドレン水配管の接続位置までのアクセスを容易にしてドレン水配管に関する作業の作業性を向上させることができる。
第10の発明に係る空気調和機は、第1から第9の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、ケーシングの開口とドレンパンの排出口との間に配置された冷媒連絡配管をさらに備えている。
ここでは、ケーシング内において、開閉パネルを開けて形成される開口と、ドレン水配管を接続するドレンパンの排出口との間には、熱交換器に接続される冷媒連絡配管が配置されている。
これにより、さらにドレン水配管に関する作業がし難い配置となるが、本発明の空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることでドレン水配管の接続位置までのアクセスを容易にしてドレン水配管に関する作業の作業性を向上させることができる。
第11の発明に係る空気調和機は、第10の発明に係る空気調和機であって、冷媒連絡配管は、ケーシングの正面から見て、電装品ボックスと横に並ぶように配置されている。
ここでは、冷媒連絡配管が、ケーシングの正面から見て電装品ボックスとともに並列配置されている。
これにより、電装品ボックスの側方からも手を入れることが困難になるが、本発明の空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることでドレン水配管の接続位置までのアクセスを容易にしてドレン水配管に関する作業の作業性を向上させることができる。
第12の発明に係る空気調和機は、第1から第11の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、電装品ボックスに接続された配線は、回動軸の近傍に集められている。
ここでは、電装品ボックスから延びる各種配線が、電装品ボックスの回動中心の付近に集められている。
これにより、ドレン水配管に関する作業時において電装品ボックスを回動させた場合でも、配線を切断したり損傷したりする問題の発生を回避することができる。
第13の発明に係る空気調和機は、第1から第12の発明のいずれか1つに係る空気調和機であって、ケーシングに形成された開口を覆うようにケーシングに取り付けられる開閉パネルをさらに備えている。
ここでは、ケーシングの内部にアクセスするための開口を開閉可能な開閉パネルによって覆っている。
これにより、ドレン水配管等の作業時においてのみ開閉パネルを取り外して開口を露出させて作業を行うことができ、通常の使用時におけるケーシング内部の汚れの発生を回避できる。
第1の発明に係る空気調和機によれば、ドレン水配管に関する作業の作業性を大幅に向上させることができる。
第2の発明に係る空気調和機によれば、さらに作業性を向上させることができる。
第3の発明に係る空気調和機によれば、ドレン水配管のドレンパンとの接続位置が中央部分付近である場合でも、容易にドレン水配管の付け替え等の作業を行うことができる。
第4の発明に係る空気調和機によれば、ドレン水配管に入ったドレン水をスムーズにケーシング外へと排出することができる。
第5の発明に係る空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることで容易にドレン水配管の付け替え作業等を行うことができる。
第6の発明に係る空気調和機によれば、作業時における電装品ボックスの損傷等を防止することができる。
第7の発明に係る空気調和機によれば、ドレン水配管に関する作業を行う際以外には、電装品ボックスが回動しないようにケーシング側に固定することができる。
第8の発明に係る空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることで容易に作業を行うことが可能になる。
第9の発明に係る空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることで容易にドレン水配管に関する作業を行うことができる。
第10の発明に係る空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることで作業性を向上させることができる。
第11の発明に係る空気調和機によれば、電装品ボックスを回動させることで作業性を向上させることができる。
第12の発明に係る空気調和機によれば、配線を切断したり損傷したりする問題の発生を回避することができる。
第13の発明に係る空気調和機によれば、ドレン水配管等の作業時においてのみ開閉パネルを取り外して開口を露出させて作業を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機について、図1〜図6を用いて説明すれば以下の通りである。
[空調室内機50全体の構成]
本実施形態の空調室内機(空気調和機)50は、図1〜図3に示すように、床置型の空調室内機であって、直方体形状のケーシング1と、該ケーシング1内の空気通路を横切るように配設された熱交換器2と、熱交換器2の上方に配設された送風機3とを備えている。なお、空調室内機50は、室外に配置された図示しない空調室外機と冷媒配管(図3の符合40等)を介して接続されており、空調室外機側に冷媒回路を構成する圧縮機等を収納している。
ケーシング1は、一対の側板4,4と、側板4,4の前端間に取り付けられた前面板5と、側板4,4の後端間に取り付けられた背面板6と、天板7および底板8とによって構成されている。また、これらの側板4,4や背面板6、後述するメンテナンスパネル10の内側の面には、アルミシートによって覆われたガラスウールが断熱材として設置されている。このような断熱材は、吸水性がほとんどなく耐摩耗性も優れているため、空調室内機50の内部の清掃を、散水後に雑巾で拭き取る等の方法で容易に行うことができる。なお、以降で説明する正面側、背面側とは、上述した前面板5側、背面板6側をそれぞれ意味するものとする。
熱交換器2は、図2に示すように、後述するメンテナンスパネル10の背面側であって、送風機3によって形成される空気の流れを横切るように配置されている。また、熱交換器2は、メンテナンスパネル10を外すと現れる開口の手前側から奥側に向かって下方に傾斜した状態でケーシング1の内部に取り付けられている。熱交換器2を支持するための下枠13は、側板4,4の両後端に形成された係止部15,15に係止されている。一方、上枠14は、側板4,4の両前端縁付近に形成された取付板16に係止された状態でビス止めされている。
送風機3は、図1〜図3に示すように、空調室内機50の上部に取り付けられており、スクロールタイプのファンケーシング17と、ファンモータ18およびベルト19、プーリ21(駆動部)と、図示しないファンロータ(シロッコファン)とを有している。
ファンケーシング17は、天板7(ダクト12)の方向に空気を吹き出す吹出口17aとファンロータの回転軸20aの方向における両側から空気を吸い込む吸気口17bとを有している。そして、送風機3は、ファンモータ18の回転駆動力をプーリ21、ベルト19を介して回転軸20aに伝達し、ファンケーシング17に収納されたファンロータを回転させて、吸気口17bから吸い込んだ空気を吹出口17aから排出する。
一対の側板4,4は、空調室内機50の側面における外郭を形成するとともに、送風機3のファンモータ18や回転軸20a等を両側から支持している。また、側板4,4は、各後端部縁を内側に切り起こして形成される係止部15を有している。さらに、側板4,4には、下方部分にドレン水配管31を通すための穴4aや冷媒配管40を通すための穴4bが形成されている。このように、両側の側板4,4に穴4a,4bを形成しておくことで、設置場所の設置環境等に応じて、ドレン水配管31や冷媒配管40の取り付け向きを設置現場においてどちら側にも変更することができる。
前面板5には、上下方向における中間部分に空気吸込口10aが形成されており、この空気吸込口10aを覆うように、下端部を回動中心とするメンテナンスパネル10が開閉自在に設けられている。メンテナンスパネル10は、メンテナンス等を行う際に開けられ、熱交換器2の洗浄等を行う。
背面板6は、通常、空調室内機50の設置する際には壁側になるように配置される側の外郭を形成する。
天板7には、空気吹出口11が形成されている。空気吹出口11は、調和空気を所望の場所から吹き出すように誘導するダクト12と接続されている。
底板8には、ドレンパン22の下方空間に、熱交換器と接続された冷媒配管40に取り付けられた図示しない電磁弁、各種電気部品を収納した電装品ボックス30等が載置されている。なお、底板8とドレンパン22の裏面側との間に設けられた電装品ボックス30の構成については、後段にて詳述する。
また、熱交換器2の下方には、図2に示すように、熱交換器2から落下するドレン水を受け止めるためのドレンパン22が配設されている。
[ドレンパン22の構成]
本実施形態の空調室内機50が備えているドレンパン22は、図1および図2に示すように、前面側が上位に位置し、かつ背面側が下位に位置するように傾斜しているとともに、側板4,4の両側の端部から中央部付近にかけて下方傾斜している。これにより、ドレンパン22へ落ちてきたドレン水を、ドレンパン22の奥側(ケーシング1の背面側)かつ中央部に集めることができる。
また、ドレンパン22は、背面板6との接合部分の近傍に形成された排出口22aを有している。この排出口22aは、上述した傾斜によってドレンパン22における最も低い位置に形成されており、ドレンパン22上のドレン水が排出口22aに向かって集まるような構成になっている。また、排出口22aは、図1に示すように、電装品ボックス30の上端部分よりも鉛直方向において下方に位置している。さらに、排出口22aは、正面視において、電装品ボックス30と重複する位置に配置されている。よって、この状態では、電装品ボックス30が邪魔になり、ドレン水配管31に関する作業がし難い配置となっている。
ドレンパン22は、熱交換器2が配置されたケーシング1内における中段部分の空間と、電装品ボックス30等が配置された下段部分の空間とを仕切るように配置されている。これにより、メンテナンスパネル10を開けて熱交換器2を水洗いするような場合でも、電装品ボックス30や冷媒配管40等に水がかかることなく熱交換器2の洗浄を行うことができるとともに、熱交換器2を洗浄する際にドレンパン22上に落ちてくる水を効率よく排出口22aの位置へ誘導することができる。
[ドレン水配管31の構成]
本実施形態の空調室内機50では、外部へドレン水を排出するために、ドレンパン22の排出口22aに接続されて金属バンドで固定されたドレン水配管31を有している。
ドレン水配管31は、ホース状の部材であって、図4に示すように、正面視において左側の側板4に形成された穴4aから外部へ出ており、ドレンパン22から排出口22aを介してほぼ直角に近い角度で曲がりながら側板4の穴4aを介してドレン水を空調室内機50の外へ排出する。
なお、ドレン水配管31の取り付けは、以下のようにして行われる。まず、ドレン水を排出する側の側板4に形成された穴4aの外側からケーシング1の内部に向かってドレン水配管31を通す。そして、ドレン水配管31の一方の端部をドレンパン22の排出口22aに接続し、金属製のバンドで縛って固定する。これにより、ドレン水配管31の空調室内機50への取付けが完了する。このため、現場の設置状況等から設置現場において出荷時に取り付けられている向きとは反対の向きにドレン水配管31の向きを変更したい場合には、電装品ボックス30の奥にあるドレンパン22の排出口22aの方へ手を入れて上記金属製のバンドを緩める必要がある。
ドレン水配管31が接続されるドレンパン22の排出口22aは、ドレン水配管31が挿入される側板4の穴4aに対して高所にある。このため、ドレン水配管31は、図4に示すように、ドレンパン22の排出口22aとの接続位置から側板4の穴4aに至るまで下方に傾斜した状態で取り付けられる。これにより、排出口22aから流入したドレン水を、効率よく外部へ排出することができる。
[電装品ボックス30の構成]
本実施形態では、図1および図2に示すように、各種電気部品を収納した電装品ボックス30が、空調室内機50のケーシング1内における下段の空間に配置されている。
電装品ボックス30は、図2に示すように、ケーシング1内における最も正面パネル9側であって、ドレンパン22の排出口22aの手前側の部分を覆うように配置されている。そして、図1に示すように、正面視において、電装品ボックス30の右横には、冷媒配管40が配置されている。このため、このままでは、正面パネル9を外して形成される開口Sは、電装品ボックス30および冷媒配管40によって塞がれており、開口Sからドレンパン22の排出口22aに対してアクセスすることは困難な状態になっている。
また、電装品ボックス30は、図5(a)および図5(b)に示すように、下端部付近に取り付けられた支軸(回動軸)30aを中心として回動する。支軸30aは、電装品ボックス30を両側の下端部において支持する1組の金具の一部である金属製の棒状の部材である。
また、電装品ボックス30に接続されている複数の配線30cは、図1に示すように、正面視において電装品ボックス30の右側であって、回動中心となる支軸30aの近傍に集められている。このため、図5(b)に示すように、電装品ボックス30を回動させた場合でも、配線30cが過度に引っ張られて配線が断線する等の問題の発生を回避することができる。なお、図1では、説明の便宜上、配線30cが1本の線として表しているが、実際には複数の配線がまとめられているものとする。
さらに、電装品ボックス30は、運転時等を含む通常時には、図1および図5(a)に示すように、ねじ(固定部材)30dによってケーシング1に対して固定されている。このため、電装品ボックス30を回動させる際には、ねじ30dを外した後、支軸30aを中心として電装品ボックス30を回動させる。これにより、必要時以外での電装品ボックス30の回動を防止している。
なお、電装品ボックス30は、一端が電装品ボックス30の側面上部に、他端がケーシング1の側板4の内側に結ばれたワイヤー(ストッパ)30bによって回動範囲が規制されている。ワイヤー30bは、電装品ボックス30がほぼ90度回動した位置で止まるように長さが決められている。このため、ケーシング1内部における電装品ボックス30の奥にあるドレン水配管31の付け替え等を行う際には、電装品ボックス30をほぼ90度回動させた状態とし、充分な広さの開口Sを確保した上で作業を行うことができる。また、ワイヤー30bによって回動範囲を規制することで、ドレン水配管31の付け替え等の作業中に電装品ボックス30が過度に回動しすぎて破損するといった不具合の発生を回避できる。
[空調室内機50の特徴]
(1)
本実施形態の空調室内機50では、図1および図2に示すように、ケーシング1の内部に、開口Sを形成する正面パネル9側から電装品ボックス30、ドレンパン22の排出口22aおよびドレン水配管31が設けられている。また、ドレン水配管31は、側板4,4に形成された穴4aの一方から外部へ出せるような構成になっている。そして、電装品ボックス30の奥にあるドレンパン22の排出口22aにアクセスしてドレン水配管31の付け替え等の作業を行う際には、図5(b)に示すように、電装品ボックス30を支軸30aを中心にして手前側へ回動させる。
これにより、設置現場まで搬送された際にドレン水配管31の向きが現場の状況からみて反対向きに取り付けられており、設置現場においてドレン水配管31の付け替え作業が必要な場合でも、作業を行うために必要なスペースを確保することができる。よって、容易にドレン水配管31の作業を行うことができる。すなわち、ドレン水配管31をドレンパン22接続する排出口22aの前部を覆うように配置された電装品ボックス30を支軸30aを中心にして回動させることで作業空間を形成し、正面パネル9を外して形成される開口Sからドレン水配管31を接続する排出口22aまで容易にアクセスすることができる。このため、電装品ボックス30が回動不能な従来の空調室内機と比較して、ドレン水配管31の向きを付け替える作業の作業効率を大幅に向上させることができる。
(2)
本実施形態の空調室内機50では、正面パネル9を外すと現れる開口Sは、図1に示すように、空調室内機50(ケーシング1)の正面側に形成されている。
これにより、ドレン水配管31の付け替え作業等を行う際には、空調室内機50の正面側からドレン水配管31を接続する位置までアクセスすることができる。よって、空調室内機50の横や裏面側からの作業と比較して、作業性を向上させることができる。
(3)
本実施形態の空調室内機50では、ドレン水を集めるドレンパン22が、両側の側板4側から中央部付近に向かって下方傾斜している(図1の符合22の点線部分参照)。
これにより、ドレンパン22上に集まったドレン水を、ドレンパン22の中央部付近に形成された排出口22aまでスムーズに導くことができる。よって、ドレンパン22上に長時間ドレン水が滞留することがないため、空調室内機50の内部を常に清潔に保つことができる。
なお、このようにドレンパン22に形成されたドレン水の排出口22aがケーシング1のほぼ中央にあって電装品ボックス30等の裏側になる場合でも、本実施形態の空調室内機50によれば電装品ボックス30を回動させて排出口22aの前のスペースを開放できるため、作業性が悪くなることはない。
(4)
本実施形態の空調室内機50では、図4に示すように、ドレン水配管31が、ドレンパン22との接続位置である排出口22aから外部につながる側板4の穴4a向かって下方傾斜するように取り付けられている。
これにより、排出口22aから流入するドレン水をスムーズに外部へと排出することができる。
(5)
本実施形態の空調室内機50では、図2に示すように、ドレンパン22の排出口22aがケーシング1の奥側に、電装品ボックス30がケーシング1の最も正面側にそれぞれ配置されている。
このため、通常は、ドレン水配管31の付け替え等の作業を行う際には、電装品ボックス30が邪魔になって作業性を悪化させることになるが、本実施形態では、電装品ボックス30を支軸30aを中心にして手前側に回動させることができるため、電装品ボックス30をケーシング1から取り外すことなく、ドレン水配管31に関する作業性を向上させることができる。
(6)
本実施形態の空調室内機50では、図5(b)に示すように、支軸30aを中心にして回動可能な電装品ボックス30の回動範囲を、一端が電装品ボックスの側面上部に、他端が側板4に接続されたワイヤー30bによって規制している。
これにより、ドレン水配管31の付け替え作業等を行う際に電装品ボックス30を回動させる場合でも、回動する範囲を規制することにより、作業中に電装品ボックス30が回動しすぎて配線が切れる、電子部品が破損する等の問題の発生を回避することができる。
(7)
本実施形態の空調室内機50では、図1および図5(a)に示すように、電装品ボックス30をケーシング1に対して固定するねじ30dを有している。
これにより、ドレン水配管31を付け替える作業時等の電装品ボックス30を回動させる必要があるとき以外は、電装品ボックス30が回動しないようにケーシング1側に固定することができる。
(8)
本実施形態の空調室内機50では、図1に示すように、ドレン水配管31を接続する排出口22aと、正面パネル9を開けて現れる開口Sの大部分を覆っている電装品ボックス30とが、正面視において重なるように配置されている。
これにより、通常は電装品ボックス30をケーシング1から外してドレン水配管31の作業を行う必要があるが、本実施形態では、図5(b)に示すように、電装品ボックス30を回動させることができるため、このような配置であってもドレン水配管31の付け替え等の作業の作業性を大幅に向上させることができる。
(9)
本実施形態の空調室内機50では、図1および図5等に示すように、電装品ボックス30の上端部は、ドレン水配管31を接続する排出口22aの位置よりも上部にある。つまり、ドレン水配管31の付け替え等の作業を行う際に、電装品ボックス30の上から手を入れて作業を行うことが困難な配置となっている。
本実施形態では、このような作業性の悪化が見込まれる配置であっても、電装品ボックス30の回動によってドレン水配管31を付け替える作業等の作業性の悪化を回避することができる。
(10)
本実施形態の空調室内機50では、図1に示すように、正面パネル9を開けて現れる開口Sとドレンパン22の排出口22aとの間に、電装品ボックス30に加えて冷媒配管40も配置されている。
これにより、電装品ボックス30の巾が空調室内機50の幅よりも小さく、電装品ボックス30の横のスペースから手を入れてドレン水配管31の作業を行うことができそうであるが、空調室内機50内の幅方向における空いたスペースには、冷媒配管40が配置されている。このため、ドレン水配管31の作業時には、やはり電装品ボックス30を取り除く必要があるが、本実施形態では、図5(b)に示すように、電装品ボックス30を支軸30aを中心にして回動させることができる。よって、このようにケーシング1内が作業し難い配置であっても、電装品ボックス30をケーシング1から取り外すことなく、作業性を大幅に向上させることができる。
(11)
本実施形態の空調室内機50では、図1に示すように、ケーシング1内において、冷媒配管40が電装品ボックス30の横に並ぶように配置されている。
これにより、上記と同様に、ケーシング1内がドレン水配管31に関する作業がやりにくい配置となっているが、電装品ボックス30の回動によって作業性を大幅に向上させることができる。
(12)
本実施形態の空調室内機50では、ドレン水配管31に関する作業を行う際に回動させる電装品ボックス30に接続された複数の配線は、回動中心となる支軸30aの付近に集められている(図1の符号30cで示す点線参照)。
これにより、電装品ボックス30を回動させた場合でも、接続された多数の配線を切断、破損することなく、ドレン水配管31の付け替え等の作業を行うことができる。
(13)
本実施形態の空調室内機50では、図2に示すように、ドレン水配管31の付け替え等の作業を行う際にドレンパン22の排出口22aの方へアクセスするためにケーシング1に形成された開口Sを、正面パネル9によって覆っている。
これにより、ドレン水配管31の付け替え作業等を行う時以外は正面パネル9によって開口Sを覆うことができるため、開口S付近にある電装品ボックス30や冷媒配管40等の汚れや破損等を防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、電装品ボックス30の回動中心が電装品ボックス30の下部にある例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、電装品ボックス30の左右両端のいずれか一方にあってもよいし、上端にあってもよい。さらには、電装品ボックス30が2つの部分に分断されている場合には、一方の電装品ボックスのみを回動させるようにしてもよい。
上記のいずれの場合でも、電装品ボックスを回動させることで、ドレン水配管の接続位置までのアクセスを容易にして作業性の向上という上記と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態では、ドレン水配管31の接続位置、電装品ボックス30等が、ケーシング1内における最下段側の空間に設けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ケーシング1内における中段の空間に配置されていた場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
(C)
上記実施形態では、ドレン水配管31を回動させた際に支軸30aを中心にして回動させる電装品ボックス30の回動範囲を規制するために、一端が側板4に、他端が電装品ボックス30に接続されたワイヤー30bを用いている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ワイヤー30bの替わりに、ひもやチェーンを用いることもできる。さらに、電装品ボックス30を支持している支軸30aとともに電装品ボックス30の回動範囲を規制する金具等を用いることもできる。
(D)
上記実施形態では、ドレン水配管31に対してアクセスするための開口Sを、ケーシング1の正面側に形成した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、側板4の側に開口を形成して、この開口からアクセスしてドレン水配管31等の作業を行ってもよい。
ただし、上記実施形態のようにケーシング1の正面側に開口を形成するは、空調室内機の設置状況に関わらずアクセス可能となるという点でより好ましい。
(E)
上記実施形態では、ドレン水配管31としてホース状の部材を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はドレン水配管31の素材について上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、ホース状の部材以外にも、樹脂製や金属製のパイプ等を用いることも可能である。
(F)
上記実施形態では、空調室内機50の上部がダクト12に接続されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、上部に取り付けられたプレナム51を介して空気調和された空気を室内へ供給する空調室内機であってもよい。
本発明の空気調和機は、ケーシング内部に配置されたドレンパンの排出口へ容易にアクセスしてドレン水配管の取り替え等の作業の作業性を向上させることができるという効果を奏することから、電装品ボックス等の裏側に配置された各種部材に対して作業が必要となる各種装置に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る空調室内機の内部の構成を示す正面図。 図1の空調室内機の内部の構成を示す側面図。 図1の空調室内機の構成を示す分解図。 図1の空調室内機のケーシング内における下段の空間内の電装品ボックスよりも奥側の構成を示す正面図。 (a)は図1の空調室内機が有している電装品ボックスの構成を示す正面図。(b)はその側面図。 本発明の他の実施形態に係る空調室内機を示す外観図。 従来の空調室内機の内部の構成を示す正面図。
符号の説明
1 ケーシング
2 熱交換器
3 送風機
4 側板
5 前面板
6 背面板
7 天板
8 底板
9 正面パネル
10 メンテナンスパネル
11 空気吹出口
12 ダクト
13 下枠
14 上枠
17 ファンケーシング
21 プーリ
22 ドレンパン
22a 排出口
24 穴
30 電装品ボックス
30a 支軸(回動軸)
30b ワイヤー(ストッパ)
30c 配線
30d ねじ(固定部材)
31 ドレン水配管
40 冷媒配管(冷媒連絡配管)
50 空調室内機(空気調和機)

Claims (13)

  1. 両側の側面に穴(24)がそれぞれ形成されたケーシング(1)と、
    前記ケーシング(1)内にアクセスするために前記ケーシング(1)に形成された開口(S)と、
    前記ケーシング(1)内に設置されており、前記ケーシング(1)内にドレン水の排出口(22a)を有するドレンパン(22)と、
    一方の端部が前記ドレンパン(22)の排出口(22a)に接続され、他方の端部が前記ケーシング(1)の両側の側面にそれぞれ形成された穴(4a)の一方から前記ケーシング(1)の外部へ通されてドレン水を外部へ排出するドレン水配管(31)と、
    回動軸(30a)を中心にして回動可能な状態で支持されており、前記ドレンパン(22)の排出口(22a)と前記開口(S)との間に位置しているために前記開口(S)を通じた前記排出口(22a)へのアクセスが困難になっている第1状態と、前記回動によって前記第1状態とは異なる位置に移動することで前記開口(S)を通じた前記排出口(22a)へのアクセスを前記第1状態と比較して容易になっている第2状態と、のいずれかの状態をとることができる電装品ボックス(30)と、
    前記開口(S)と略同一平面上に形成されており、前記ケーシング(1)内部に空気を吸い込むことができる空気吸込口(10a)と、
    を備えている空気調和機(50)。
  2. 前記開口(S)は、前記ケーシング(1)の正面側に形成されている、
    請求項1に記載の空気調和機(50)。
  3. 前記ドレンパン(22)の底面は、前記ケーシング(1)の正面から見て左右両側から中央部分に向かって下向きに傾斜している、
    請求項1または2に記載の空気調和機(50)。
  4. 前記ドレン水配管(31)は、前記ドレンパン(22)との接続位置から前記ケーシング(1)外に向かって下向きに傾斜するように取り付けられている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  5. 前記ドレンパン(22)の排出口(22a)は、前記ケーシング(1)内における奥側に形成されており、
    前記電装品ボックス(30)は、前記ケーシング(1)内における正面側に配置されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  6. 前記電装品ボックス(30)の回動範囲の限界位置を決めるストッパ(30b)をさらに備えた、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  7. 前記電装品ボックス(30)を前記ケーシング(1)に対して固定する固定部材(30d)をさらに備えた、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  8. 前記電装品ボックス(30)と前記ドレンパン(22)の排出口(22a)とは、前記ケーシング(1)の正面から見て重なる位置に配置されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  9. 前記ドレンパン(22)の排出口(22a)は、前記電装品ボックス(30)の上端部分よりも下部にある、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  10. 前記ケーシング(1)の開口(S)と前記ドレンパン(22)の排出口(22a)との間に配置された冷媒連絡配管(40)をさらに備えた、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  11. 前記冷媒連絡配管(40)は、前記ケーシング(1)の正面から見て、前記電装品ボックス(30)と横に並ぶように配置されている、
    請求項10に記載の空気調和機(50)。
  12. 前記電装品ボックス(30)に接続された配線(30c)は、前記回動軸(30a)の近傍に集められている、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
  13. 前記ケーシング(1)に形成された開口(S)を覆うように前記ケーシング(1)に取り付けられる開閉パネル(9)をさらに備えた、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の空気調和機(50)。
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