JP4292938B2 - レール懸垂装置 - Google Patents

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本発明は、震動エネルギーを解消可能なレール懸垂装置に関するものである。
半導体工場などのクリーンルーム内における搬送手段として主流となっているOHT(Over Head Hoist Transport)搬送システムや、OHS(Over Head Shuttle)搬送システムでは搬送台車は天井から懸垂された軌道レール上を走行する。図13はOHT搬送システムの軌道レールが天井から懸垂されている状態の斜め上方からの鳥瞰図である。レール2は全長に渡りほぼ等間隔で、一端が天井16に固設されたレール吊部材32の他端に取り付けられ懸垂される。OHT搬送装置15はレール2に懸装される。
図13に示す従来の軌道レール敷設方式では、レール2はレール吊部材32により建物の天井16に固定・懸垂されている。そのため、地震の際にはレール2は建物と一体になって震動する。この場合、該搬送システムが懸垂構造であるためレール2の震動は建物以上になり、搬送システムが破損する恐れがある。
一方、従来技術には、地震による震動を吸収する免震構造を取り入れた装置として、特許文献1に記載の「免震室」等がある。
特開2000−282707号公報
この「免震室」の免震装置は室内空間の床面と地上の底盤の間に設けられ、地震による震動により床面と底盤とが相対移動すると、相対変位を抑える免震効果を発揮させて揺動を減衰させる機能を備えている。そして震動による永久変形を解消するという自己復帰可能な機能も備えている。
しかしながら、このような免震装置は構成が複雑で大掛かりであり、レールを懸垂する搬送システムに適用することは難しい。
本発明は上記問題を鑑みなされたものであって、その目的とするところは、震動エネルギーを解消できる簡単な構造のレール懸垂装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のレール懸垂装置は、第1懸吊部材と、第2懸吊部材と、第1支持平板と、第2支持平板とを有する。前記第1懸吊部材はその上端部が天井に固設されている。前記第1支持平板は前記第1懸吊部材の下端部に連結されることにより水平支持されている。前記第2支持平板は前記第1支持平板に載置されることにより水平支持されている。前記第2懸吊部材は前記第2支持平板に上端部が連結され、下端部がレールに固設されている。
そして、本発明は、上記目的を達成するために以下のような幾つかの特徴を有している。本発明において、以下の特徴は単独で、若しくは、適宜組み合わされて備えられる。
上記目的を達成するための本発明のレール懸垂装置の第1の特徴は次の通りである。
前記第1支持平板は第1嵌合部を備え、前記第2支持平板は前記第1嵌合部に対して垂直方向及び水平方向に摺動自在に嵌合された第2嵌合部を備えている。
前記構成のレール懸垂装置によれば、第1支持平板の第1嵌合部に対して第2支持平板の第2嵌合部が垂直方向及び水平方向に摺動自在に嵌合しているため、全ての方向の地震に対して第1嵌合部と第2嵌合部とが摺動することで、その震動エネルギーを解消できる。
上記目的を達成するための本発明のレール懸垂装置の第2の特徴は次の通りである。
前記第1嵌合部は、下に凹な凹陥部であって、前記第2嵌合部は、前記凹陥部の一部に嵌合するとともに、前記嵌合が外れると前記凹陥部に沿って摺動可能な下に凸な突出部である。
前記構成のレール懸垂装置によれば、小規模地震では凹陥部と突出部とが嵌合したままであり、レール懸垂装置およびレールが弾性変形することで震動を解消し、中規模地震以上では、凹陥部と突出部との嵌合が外れ、凹陥部内を突出部が水平方向及び垂直方向に摺動し、震動エネルギーを摩擦エネルギーと位置エネルギーとに変換して解消する。
上記目的を達成するための本発明のレール懸垂装置の第3の特徴は次の通りである。
前記第2嵌合部は、上に凹な凹陥部であって、前記第1嵌合部は、前記凹陥部の一部に嵌合するとともに、前記嵌合が外れると前記凹陥部に沿って摺動可能な上に凸な突出部である。
前記構成のレール懸垂装置によれば、第2の特徴と同様に、小規模地震では凹陥部と突出部とが嵌合したままであり、レール懸垂装置およびレールが弾性変形することで震動を解消し、中規模地震以上では、凹陥部と突出部との嵌合が外れ、凹陥部内を突出部が水平方向及び垂直方向に摺動し、震動エネルギーを摩擦エネルギーと位置エネルギーとに変換して解消する。
上記目的を達成するための本発明のレール懸垂装置の第4の特徴は次の通りである。
前記凹陥部は、お碗状の第1段凹陥部とその底の第2段凹陥部又は嵌合孔とで形成され、前記突出部は、お碗状の第1段突出部とその先端の第2段突出部とで形成され、前記第1段凹陥部の内周は、前記第1段突出部の外周より大きく、前記第2段突出部が、前記第2段凹陥部又は嵌合孔に嵌合する。
前記構成のレール懸垂装置によれば、第1段凹陥部と第1段突出部の寸法関係を適切に選定して、第1段凹陥部内を第1段突出部が水平方向及び垂直方向に自在に摺動するようにすれば、大規模地震の震動エネルギーを十分解消できる。
上記目的を達成するための本発明のレール懸垂装置の第5の特徴は次の通りである。
前記第1懸吊部材と前記第1支持平板との連結部分、前記第2懸吊部材と前記第2支持平板との連結部分のいずれか一方又は両方が、締結部材を緩めると、前記支持平板に対する前記懸吊部材の連結位置が水平方向の任意方向に移動自在となるような位置調整可能構造となっている。
前記構成のレール懸垂装置によれば、位置調整可能構造によって支持平板に対する懸吊部材の連結位置を水平方向の任意方向に自在に移動させることで、地震等によるレールの位置ずれを容易に解消できる。
上記目的を達成するための本発明のレール懸垂装置の第6の特徴は次の通りである。
前記位置調整可能構造は、前記支持平板の取付穴の周りを挟持するとともに、懸吊部材が連結される第1調整板と第2調整板と、第1調整板と第2調整板とを締結するように前記取付穴内に取付穴内周に対して隙間を有して配設された締結部材とを備えてなる。
前記構成のレール懸垂装置によれば、締結部材が取付穴内に取付穴内周に対して隙間を有するため、支持平板は取付穴内において水平方向に可動な状態となる。これにより、地震等によりレールが正規の位置から外れた場合には、位置調整可能構造の締結部材を緩め、調整板に対する支持平板の位置を可動範囲である取付穴内で水平方向にずらすことで簡単に位置合わせでき、再び締結部材を締めることで、連結位置を固定できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るレール懸垂装置の実施形態例について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るレール懸垂装置の構成を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は第1実施形態に係るOHT搬送台車15による搬送システムのレール懸垂装置1を上方から鳥瞰した斜視図である。第1懸吊部材5は、上端部が天井16に固設されており、第1支持平板3は、第1嵌合部50を備え第1懸吊部材5の下端部に連結されることにより水平支持されている。第2支持平板4は、第1嵌合部50に対して垂直方向及び水平方向に摺動自在に嵌合された第2嵌合部51を備え、第1支持平板3に載置されることにより水平支持されている。第2懸吊部材10は第2支持平板4に上端部が連結され、下端部がレール2に固設されている。レール2にはOHT搬送台車15の走行部が組み込まれ、OHT搬送台車15はこのレール2に懸垂されて走行する。非接触給電モジュール33は、台車の走行、制御、荷物の積載動作などに必要な電力の供給を、図示しない一次側電源から非接触な状態で受けている。走行モジュール34はリニアモータ及び、走行ローラ、ガイドローラ等から構成されている。昇降機35にはベルト巻き上げ、ベルト巻き戻し機構が組み込まれている。昇降ベルト36の先端に取り付けられたグリッパ37の先端にはフィンガーが取り付けられており、荷物の把持はフィンガーにて行う。
図2に示すように、第1支持平板3の下面中央にはお椀状の第1段凹陥部8が下方に設けられており、更に第1段凹陥部8の底部中央には側面が直線な円筒部9aとお椀状の曲面部9bからなる第2段凹陥部9が設けられており、これら2段の凹陥部8,9が第1嵌合部50を構成している。図3に示すように、第2支持平板4の下面中央には側面が直線な円筒部13aとお椀状の曲面部13bからなる第1段突出部13が下方に設けられており、更に第1段突出部13のお椀状の曲面部13bの底部中央には同じく側面が直線な円筒部14aとお椀状の曲面部14bからなる第2段突出部14が設けられており、これら2段の突出部13,14が第2嵌合部51を構成している。ここで、第1段突出部13及び第2段突出部14は中空の凹陥部である。
また、図4に示すように、第2嵌合部51の第2段突出部14の円筒部14aの外径L1と第1嵌合部50の第2段凹陥部9の円筒部9aの内径は等しくなるように調整され、第2段突出部14は第2段凹陥部9に摺動自在に接触状態で嵌合している。一方、第2嵌合部51の第1段突出部13の円筒部13aの外径は、第1嵌合部50の第1段凹陥部8の最大内径L2より小さくなるように調整されている。そして、第1段突出部13のお椀状の曲面部13bは、外側曲面のみ第1段凹陥部8の内側曲面に接触されている一方、第1段突出部13の円筒部13aは、第1段凹陥部8に対して非接触の状態にされている。
また、第1支持平板3は、位置調整可能構造である吊り位置調整部材6を介して第1懸吊部材5の下端部に連結されている。一方、第1支持平板3に載置された第2支持平板4には、第2懸吊部材10の上端部が同様の吊り位置調整部材11を介して連結されている。
以上の構成によるレール懸垂装置1によりレール2は第1支持平板3及び第2支持平板4を介して天井16に懸垂支持されている。また、敷設されるレール2全長に渡り、必要箇所に、必要個数のレール懸垂装置1を設けることで、レール2全体が天井16から懸垂される。
次に、第1支持平板3の第1嵌合部50と第2支持平板4の第2嵌合部51を構成する凹陥部及び突出部の最適な設計値について図4を用いて説明する。
レール懸垂装置1に震動等の外力が加われば、第1嵌合部50と第2嵌合部51との間に位置ずれが起こることは十分あり得る。この場合、レール懸垂装置1を動かすために必要な力(エネルギー)の目安は次のような式で表せる。
[式1](嵌合部を外すエネルギー)=(質量Wの物体が高さh1で有する位置エネルギー)+ρ×(質量Wの物体を距離L1/2移動させるエネルギー)
[式2](接触部をずらすエネルギー)=(質量Wの物体が高さ(h1+h2)で有する位置エネルギー)+ρ×(質量Wの物体を距離L2/2移動させるエネルギー)
ここで、[式1]における嵌合部とは、第2段凹陥部9と第2段突出部14とが嵌合している部分を指し、[式1]における位置エネルギーとは、嵌合部をなす第2段突出部14を第2段凹陥部9に対して相対的に持ち上げるのに必要なエネルギー、即ち、後述する嵌合状態を崩すエネルギーを指す。
また、[式2]における位置エネルギーとは、第1段突出部13のお椀状の曲面部13bの外側曲面と第1段凹陥部8の内側曲とが接触しながら垂直方向および水平方向に移動するエネルギーを指し、[式2]における接触部とは、第1段突出部13のお椀状の曲面部13bの外側曲面と第1段凹陥部8の内側曲面とが接触している部分を指す。
また、[式1]と[式2]の夫々の第2項は、嵌合部を構成する第2段凹陥部9と第2段突出部14、又は接触部を構成する第1段突出部13のお椀状の曲面部13bの外側曲面と第1段凹陥部8の内側曲面が擦れ合うことで発生する摩擦エネルギーを表す。また、h1は第2段突出部14の付根から下方先端までの深さ寸法であり、h2は第2支持平板4の底面から第2段突出部14の付根までの深さ寸法であり、L1は第2段突出部14の円筒部の外径、L2は第1段凹陥部8の最大内径であり、Wは第2支持平板4自体と第2支持平板4が懸垂するレール2等との合計の質量であり、ρは第1嵌合部50と第2嵌合部51との摩擦係数を表す。
[式1]は、嵌合部が外れる場合に必要なエネルギーを表している。また、[式2]は、位置エネルギーと、嵌合部が外れてから接触部で発生する摩擦エネルギーを表している。尚、小さな震動に対して嵌合部が少しでも外れることはなく嵌合状態を維持するように、[式1]における第1項の位置エネルギーが設定されている。[式1]における第1項の位置エネルギーで解消できる規模の震動を小規模の震動と定義する。
また、[式1]の第1項と第2項を合わせたエネルギーは、嵌合部が完全に外れることなく、小規模の震動より大きな震動に対してその震動エネルギーを解消するように設定されている。[式1]の第1項と第2項を合わせたエネルギーで解消できる規模の震動を中規模の震動と定義する。これにより、中規模の震動に対しては、[式1]の第1項の位置エネルギーは0以上h1未満の高さ分だけ得られ、嵌合部は垂直方向にずれるが、[式1]の第2項が表す摩擦エネルギーが作用することで嵌合部が完全に外れることはない。
また中規模の震動より大きな震動に対しては、嵌合部は完全に外れた後、接触部で震動エネルギーを摩擦エネルギーと位置エネルギーとに変換して解消するように、[式2]のエネルギー(h2,L2の設計値)が設定されている。[式2]のエネルギーで解消できる規模の震動を大規模の震動と定義する。これにより、大規模の震動に対しては、その震動エネルギーは[式1]では解消しきれず嵌合部は完全に外れるが、[式2]において接触部がその震動エネルギーを摩擦エネルギーと位置エネルギーとに変換して十分に解消する。
尚、地震の規模と頻度との関係は、上述の小規模の震動および大規模の震動が大半を占め、中規模の震動は少ない。
次に、位置調整可能構造をなす位置調整部材6,11の構成について説明する。なお、吊り位置調整部材6と吊り位置調整部材11は同一機能、同一構成であるので、吊り位置調整部材6で代表させて図5にて説明を行う。
第1支持平板3には直径寸法L3の取付穴20が設けられている。第1懸吊部材5にはネジ28が設けられ固定ナット19が挿入固定され、次いでスプリングワッシャ23と第1調整板17が貫通挿入される。次ぎに、第1支持平板3、第2調整板18の順で第1懸吊部材5に貫通挿入され、固定ナット29を挿入固定することで、調整板17,18との間に第1支持平板3が挟持される。
調整板17,18には少なくとも4つ以上の貫通孔27が同心円上に設けられボルト24が貫通している。ボルト24をスプリングワッシャ26、第1調整板17、第1支持平板3、第2調整板18、ナット25の順に貫通挿入し、ボルト24を締めつけることで第1懸吊部材5に対する第1支持平板3の位置を確定させる。第1懸吊部材5の第1支持平板3に対する位置は可動範囲である取付穴20内で自由に設定できる。
次に、上記の構成における第1実施形態のレール懸垂装置1の作動について説明する。
上述したように第2支持平板4の第2段突出部14は第1支持平板3の第2段凹陥部9に嵌合しているため、小規模の震動に対しては、該勘合が嵌合状態を維持することで第1嵌合部50と第2嵌合部51との間にずれは生じない。このような小規模地震の震動エネルギーはレール懸垂装置1およびレール2との弾性変形により解消される。この場合、第1嵌合部50の第2段凹陥部9と第2嵌合部51の第2段突出部14とは垂直方向及び水平方向に摺動自在に嵌合しているため、全ての震動方向に対して効果は等しい。
また、中規模の震動に対しては、前記嵌合は完全に嵌った状態を維持できず、第2段突出部14は第2段凹陥部9に対して相対的に上方向にずれるが、該嵌合を構成する第2段凹陥部9と第2段突出部14が擦れる摩擦エネルギーが発生することで、震動エネルギーを第2段突出部14の位置エネルギーと前記摩擦エネルギーに変換して解消できるため、該嵌合は外れない。
一方、大規模の震動に対しては、震動エネルギーが大きいため、第2段凹陥部9と第2段突出部14との勘合は完全に外れる。しかし、上述したように第2嵌合部51の第1段突出部13のお椀状の外側曲面部13bは第1嵌合部50の第1段凹陥部8の内側曲面に接触し、且つ第1段突出部13の円筒部13aは第1段凹陥部8と接触していない。よって、第1段凹陥部8に接触する第1段突出部13の曲面部13bが高低差のある第1段凹陥部8の内側曲面に沿って震動方向に自在に摺動し、第1段凹陥部8と第1段突出部13の曲面部13bが擦れ合い摩擦運動することで、震動エネルギーはこの摩擦エネルギーと第1段突出部13の曲面部13bが第1段凹陥部8の底部に対して相対的に得る位置エネルギーに変換されて解消される。この場合、第1段突出部13の曲面部の外側曲面と第1段凹陥部8の内側曲面は垂直方向及び水平方向に摺動自在に接触しているため、全ての震動方向に対して効果は等しい。また、第2支持平板4の底面から第2段突出部14の付根までの深さ寸法h2と、第1段凹陥部8の最大内径L2を大地震に十分配慮した設計値とすることで、第1段突出部13が第1段凹陥部8から外れることもない。
以上、震動に対する作動を記述したが、地震はもとよりレール敷設時や建物の老朽化等により建物やレール2に永久変形が残り、初期状態には戻らない場合もある。係る場合、吊り位置調整部材6,11を調整して新たに位置合わせをすることで位置ずれを解消できる。
例えば地震で図6の点線30に示すように軌道レールがズレ、第1支持平板3の第1嵌合部50と第2支持平板4の第2嵌合部51を嵌合させるためにはレール2を実線31の位置まで復帰させなければならない場合、レール2の全長に渡り全ての吊り位置調整部材6,11について、各吊り位置調整部材6,11ごとに位置合わせをしなければならない。その場合、第1支持平板3または第2支持平板4の何れか一方の吊り位置調整部材6,11、もしくは両方の吊り位置調整部材6,11のナット25とボルト24を緩め、第1嵌合部50と第2嵌合部51とが嵌合する位置に来るまで第1支持平板3又は第2支持平板4、又は両方を可動範囲である取付穴20内で平行移動させ、全ての吊り位置調整部材6,11で第1嵌合部50と第2嵌合部51とが嵌合できた時点で全てのナット25とボルト24を締め付け固定する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るレール懸垂装置の構成を図7、図8に基づいて説明する。第2実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、第1支持平板3の形状である。第1支持平板3の下面中央には図7に示すようにお椀状の第1段凹陥部8が下方に設けられており、更に第1段凹陥部8の底部中央には嵌合孔7が設けられており、該第1段凹陥部8と該嵌合孔7が第1嵌合部50を構成している。第1嵌合部50と第2嵌合部51との嵌合を表す断面図である図8に示すように、第1嵌合部50の嵌合孔7の径は第2嵌合部51の第2段突出部14の円筒部14aの外径L1と等しくなるように調整されているため、第2段突出部14は嵌合孔7に嵌合している。一方、第1実施形態と同様、第2嵌合部51の第1段突出部13の円筒部13aの外径は、第1嵌合部50の第1段凹陥部8の最大内径L2より小さくなるように調整されているため、第1段突出部13のお椀状の曲面部13bの外側曲面のみ第1段凹陥部8の内側曲面に接触し、第1段突出部13の円筒部13aは第1段凹陥部8と接触していない。ここで第1段突出部13及び第2段突出部14は中空の凹陥部である。その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態における構成である第2段凹陥部9と第2段突出部14との嵌合が、第2段突出部14と嵌合孔7との嵌合となっているが、その違いは第2段突出部14が囲繞されているかいないかの点のみであるので、第2実施形態に係るレール懸垂装置の作動は、第1実施形態と殆ど同じである。違いを挙げれば、中規模の震動に対して第2段突出部14の外周が摩擦する部分が嵌合孔7の断面であることである。第2実施形態の利点は、第1実施形態のように第2嵌合部51の第2段突出部14が嵌合する第2段凹陥部9を第1支持平板3に設けるよりも、第1嵌合部50に嵌合孔7を穿孔する方が加工が容易であり、嵌合部分の作製精度を高めることも容易となる点である。また、当該嵌合の状態を確認しやすいという利点もある。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るレール懸垂装置の構成を図9に基づいて説明する。第3実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、第1嵌合部50と第2嵌合部51との嵌合を表す断面図である図9に示すように、第1支持平板3の上面中央には側面が直線な円筒部48aとお椀状の曲面部48bからなる第1段突出部48が上方に設けられており、更に第1段突出部48のお椀状の曲面部48bの頂部中央には同じく側面が直線な円筒部49aとお椀状の曲面部49bからなる第2段突出部49が設けられており、これら2段の突出部48,49が第1嵌合部50を構成している点、及び、第2支持平板4の上面中央にはお椀状の第1段凹陥部53が上方に設けられており、更に第1段凹陥部53の頂部中央には側面が直線な円筒部54aとお椀状の曲面部54bからなる第2段凹陥部54が設けられており、これら2段の凹陥部53,54が第2嵌合部51を構成している点である。ここで第1段突出部48及び第2段突出部49は中空の凹陥部である。その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
第3実施形態は、第1支持平板3の第1嵌合部50と第2支持平板4の第2嵌合部51の構成が第1実施形態と比して天地が逆転した構成となっていることを特徴とする。しかし、第2段突出部49が第2段凹陥部54に嵌合していること及び第1嵌合部50の第1段突出部48の円筒部48aの外径は、第2嵌合部51の第1段凹陥部53の最大内径L2より小さくなるように調整されているため、第1段突出部48の椀状の曲面部48bの外側曲面のみ第1段凹陥部53の内側曲面に接触し、第1段突出部48の円筒部48aは第1段凹陥部53と接触していないこと等、基本構成は第1実施形態と同じである。よって第3実施形態のレール懸垂装置の作動は第1実施形態での作動と同じであり、その説明を省略する。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るレール懸垂装置の構成を図10、図11、図12に基づいて説明する。第4実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、図10に示すように、第1支持平板3の下面中央に下方に設けられた凹陥部21(第1嵌合部50)側面が直線な円筒部21aと円錐部21bと円錐部の先端に穿孔された嵌合孔21cを有している点と、図11に示すように、第2支持平板4の下面中央に下方に設けられた突出部22(第2嵌合部51)が側面が直線な円筒部22aと円錐部22bを有している点である。ここで、突出部22の円筒部22aの外径は、凹陥部21の円筒部21aの内径より小さくなるように調整されている。ここで、突出部22は中空の凹陥部である。その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
第1嵌合部50と第2嵌合部51との嵌合を表す断面図である図12に示すように、突出部22(第2嵌合部51)の円錐部22bの先端は凹陥部21(第1嵌合部50)の円錐部21bの先端の嵌合孔21cに嵌合している。よって該嵌合は第2実施形態での第2段突出部14と嵌合孔7との嵌合に相当する。よって、小規模の震動且つ中規模の震動に対しては第1実施形態と同様の作動を効する。しかし、大規模の震動に対しては図12から分かるように、第1実施形態のような、震動エネルギーを摩擦エネルギーと位置エネルギーに変換して解消する役割を果たす第1段突出部13の曲面部13bの外側曲面と第1段凹陥部8の内側曲面に相当する接触部分がないため、凹陥部21と突出部22との間に大きなズレが起きる可能性は高い。そのため当該レール懸垂装置が解消できる震動エネルギーは第1実施形態のレール懸垂装置1が解消できる震動エネルギーよりも小さい。しかしレール2及び第1支持平板3、第2支持平板4が破損を受けない限り、吊り位置調整部材6,11の調整によりレール2と建物との再位置合わせは可能である。
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、第1実施形態における第2支持平板4に設けられた第2嵌合部51が、側面が直線な円筒部と椀状の曲面部からなる第1段突出部及び、該第1段突出部の底部中央に設けられた側面が直線な円筒部と円錐部からなる第2段突出部で構成され、第1支持平板3に凹陥された第1嵌合部50が底部中央に嵌合孔が穿孔された円錐になっていても良い。この場合には、第2嵌合部51の第2段突出部の先端が第1嵌合部50の嵌合孔に嵌合するよう調整されていることで、小規模の震動の震動エネルギーから中規模の震動の震動エネルギーまで解消できる。また、第2嵌合部51の第1段突出部の曲面部の外側曲面と第1嵌合部50(円錐)の内側面が接触するように調整されていれば、大規模の震動に対して、その震動エネルギーを解消できる。
上部から懸垂された対象物の位置決めが可能なだけでなく、下部から直立させた対象物の位置ズレに対しても適用できる。
本発明の第1実施形態に係るレール懸垂装置を斜め上方から鳥瞰した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るレール懸垂装置の第1支持平板を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るレール懸垂装置の第2支持平板を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るレール懸垂装置の第1嵌合部及び第2嵌合部の嵌合状態を示した断面図である。 本発明に係るレール懸垂装置の吊り位置調整部材を示した断面図である。 軌道レールの位置ずれを示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るレール懸垂装置の第1支持平板を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るレール懸垂装置の第1嵌合部及び第2嵌合部の嵌合状態を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係るレール懸垂装置の第1嵌合部及び第2嵌合部の嵌合状態を示した断面図である。 本発明の第4実施形態に係るレール懸垂装置の第1支持平板を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るレール懸垂装置の第2支持平板を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るレール懸垂装置の第1嵌合部及び第2嵌合部の嵌合状態を示した断面図である。 従来の軌道レールが天井から懸垂されている状態を斜め上方から鳥瞰した斜視図である。
符号の説明
1 レール懸垂装置
2 レール
3 第1支持平板
4 第2支持平板
5 第1懸吊部材
6 吊り位置調整部材
7 嵌合孔
8 第1段凹陥部
9 第2段凹陥部
10 第2懸吊部材
11 吊り位置調整部材
13 第1段突出部
14 第2段突出部
15 OHT搬送台車
16 天井
17 第1調整板
18 第2調整板
20 取付穴
24 ボルト
25 ナット
26 スプリングワッシャ
48 第1段突出部
49 第2段突出部
50 第1嵌合部
51 第2嵌合部
53 第1段凹陥部
54 第2段凹陥部

Claims (6)

  1. 上端部が天井に固設された第1懸吊部材と、
    前記第1懸吊部材の下端部に連結されることにより水平支持され、第1嵌合部を備えた第1支持平板と、
    前記第1支持平板に載置されることにより水平支持され、前記第1嵌合部に対して垂直方向及び水平方向に摺動自在に嵌合された第2嵌合部を備えた第2支持平板と、
    前記第2支持平板に上端部が連結され、下端部がレールに固設された第2懸吊部材と、を有することを特徴とするレール懸垂装置。
  2. 前記第1嵌合部は、下に凹な凹陥部であって、
    前記第2嵌合部は、前記凹陥部の一部に嵌合するとともに、前記嵌合が外れると前記凹陥部に沿って摺動可能な下に凸な突出部であることを特徴とする請求項1に記載のレール懸垂装置。
  3. 前記第2嵌合部は、上に凹な凹陥部であって、
    前記第1嵌合部は、前記凹陥部の一部に嵌合するとともに、前記嵌合が外れると前記凹陥部に沿って摺動可能な上に凸な突出部であることを特徴とする請求項1に記載のレール懸垂装置。
  4. 前記凹陥部は、お碗状の第1段凹陥部とその底の第2段凹陥部又は嵌合孔とで形成され、
    前記突出部は、お碗状の第1段突出部とその先端の第2段突出部とで形成され、
    前記第1段凹陥部の内周は、前記第1段突出部の外周より大きく、
    前記第2段突出部が、前記第2段凹陥部又は嵌合孔に嵌合することを特徴とする請求項2又は3に記載のレール懸垂装置。
  5. 前記第1懸吊部材と前記第1支持平板との連結部分、前記第2懸吊部材と前記第2支持平板との連結部分のいずれか一方又は両方が、締結部材を緩めると、前記支持平板に対する前記懸吊部材の連結位置が水平方向の任意方向に移動自在となるような位置調整可能構造となっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレール懸垂装置。
  6. 前記位置調整可能構造は、前記支持平板の取付穴の周りを挟持するとともに、懸吊部材が連結される第1調整板と第2調整板と、第1調整板と第2調整板とを締結するように前記取付穴内に取付穴内周に対して隙間を有して配設された締結部材とを備えてなることを特徴とする請求項5に記載のレール懸垂装置。

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