JP4292376B2 - リヤサスペンション周りの車体構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リヤサスペンション周りの車体構造に係り、詳しくは、リヤサスペンションを介して伝達される後輪からの入力荷重に対して十分な剛性及び強度を確保可能な車体構造に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
モノコック構造からなる車体では、入力荷重の大きいフロント及びリヤサスペンション周りの車体剛性及び車体強度を種々の部品構成により増すようにしている(特許文献1、2参照)。
また、最近では、車体剛性及び車体強度をさらに向上させることを目的として、リヤサスペンションを介して伝達される後輪からの入力荷重をリヤピラー側(リヤクォータ部)で受けるようにした構造が考案されている。
【0003】
例えば、図5を参照すると、リヤサスペンションがリヤストラットからなる車両において、後輪からの入力荷重をリヤピラー側で受けるようにした車体構造の一例が示されている。なお、ここでは車両の左側部分のみ示すが、右側部分についても同様の構造を有している。
当該リヤサスペンション周りの車体構造では、図6に構成部品を示すように、車体は、リヤピラーインナ100、ホイールハウスインナ102、ストラットベース104、リヤピラーリーンフォース106、リヤデッキメンバエクステンションアッパ108、ブレース110、リヤデッキメンバエクステンションロワ112、シートバックインナ114、シートバックインナエクステンション116、リヤデッキメンバ118、リヤシェルフエクステンション120の各鋼板部材から構成されている。そして、これらの部品は図中に矢印で示すように組み合わされ、スポット溶接により接合されている(図5中に*印で示す)。
【0004】
詳しくは、図5に示すように、ストラットベース104がホイールハウスインナ102の上部に溶接されており、当該ストラットベース104には隙間を埋めるべくブレース110の溶接されたリヤデッキメンバエクステンションアッパ108が溶接されている。ホイールハウスインナ102には、車両前側に位置してシートバックインナ114が溶接され、シートバックインナ114の背部にはリヤデッキメンバエクステンションロワ112が設けられており、当該リヤデッキメンバエクステンションロワ112の側端部はそれぞれシートバックインナ114とホイールハウスインナ102とに溶接されている。一方、リヤピラーインナ100にはリヤピラーリーンフォース106が溶接されている。
【0005】
リヤピラーインナ100とホイールハウスインナ102とはホイールハウスインナ102の周縁に形成された溶接フランジにおいて溶接されており、ホイールハウスインナ102の下端部はフロアパネル122に溶接されている。そして、同図に示すように、リヤデッキメンバエクステンションアッパ108及びブレース110についても端部がリヤピラーインナ100に溶接されている。
【0006】
また、リヤデッキメンバエクステンションロワ112の上端部はリヤデッキメンバ118の端部に溶接されており、リヤデッキメンバエクステンションアッパ108はリヤシェルフエクステンション120に溶接されている。そして、これらリヤデッキメンバ118とリヤシェルフエクステンション120も互いに溶接されており、これらリヤデッキメンバ118とリヤシェルフエクステンション120とから閉断面構造が形成されている。
【0007】
また、シートバックインナエクステンション116の上端部はシートバックインナ114の下端に溶接されており、一方当該シートバックインナエクステンション116の下端部はフロアパネル122に溶接されている。
これにより、後輪からリヤストラットを介して車体に入力荷重があっても、当該入力荷重は、ホイールハウスインナ102によって受け止められるとともに、その一部がストラットベース104からリヤデッキメンバエクステンションアッパ108及びブレース112を介してリヤピラーインナ100に伝達され、リヤピラーインナ100によっても良好に受け止められる。この例の場合、リヤピラーインナ100にはリヤピラーリーンフォース106が溶接されて閉断面構造が形成されているので、リヤピラーインナ100においては比較的高い剛性及び強度が確保されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−219329号公報
【特許文献2】
特開平11−348826号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のリヤサスペンション周りの車体構造では、リヤデッキメンバエクステンションアッパ108とブレース112とがL字状にリヤピラーインナ100に溶接されているために変形し易く、リヤストラット(リヤサスペンション)からの入力荷重に対し十分な剛性と強度を確保できないという問題がある。
【0010】
また、リヤピラーインナ100にはリヤピラーリーンフォース106が溶接されているものの、リヤデッキメンバエクステンションアッパ108とブレース112の溶接位置は部品レイアウト等との関係から当該リヤピラーリーンフォース106の溶接フランジ位置とは必ずしも一致しておらず、リヤピラーインナ100側においても、やはりリヤストラット(リヤサスペンション)からの入力荷重に対し十分な剛性と強度を確保できないという問題がある。
【0011】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、リヤサスペンションからの入力荷重に対し十分な剛性と強度を確保可能なリヤサスペンション周りの車体構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1のリヤサスペンション周りの車体構造では、リヤサスペンションからの入力荷重を受けるリヤサスペンションベース部材をフロアパネルの上面に突出して設け、該リヤサスペンションベース部材の車幅方向外側部分が連結されたホイールハウスインナ部材を備えるとともに、該ホイールハウスインナ部材とリヤクォータインナ部材とを接合してなるリヤサスペンション周りの車体構造において、前記リヤサスペンションベース部材の上面から上方に延びるとともに車幅方向に延びて左右一対の前記リヤサスペンションベース部材の上面を互いに連結する一方、前記リヤサスペンションベース部材の上面と前記リヤクォータインナ部材とを連結して補強する連結部材を備え、前記連結部材は、前記ホイールハウスインナ部材及び前記リヤクォータインナ部材とともに前記リヤサスペンションベース部材の直上方から左右のリヤクォータインナ部材間に亘る全域に亘り閉断面構造を形成してなることを特徴としている。
【0013】
従って、リヤサスペンションから入力荷重があると、当該入力荷重はフロアパネルの上面に突出して設けられたリヤサスペンションベース部材を介してリヤクォータインナ部材に伝達されるが、連結部材は、リヤサスペンションベース部材の上面から上方に延びて左右一対のリヤサスペンションベース部材の上面を互いに連結しており、ホイールハウスインナ部材及びリヤクォータインナ部材とともにリヤサスペンションベース部材の直上方から左右のリヤクォータインナ部材間に亘る全域に亘り閉断面構造を形成してなるので、リヤサスペンションからの入力荷重に対し、連結部材が変形したり破損したりすることもなく、リヤサスペンション周りにおいて十分な車体剛性と車体強度が確保され、車体の信頼性が向上する。
【0014】
また、請求項2のリヤサスペンション周りの車体構造では、前記連結部材は、前記ホイールハウスインナ部材に接合されて車両用シートのシートバックを支えるシートバックインナ部材を含み、該シートバックインナ部材を一部使用して閉断面構造を形成してなることを特徴としている。
従って、シートバックインナ部材を含んで連結部材を閉断面構造に形成することにより、車体部品を部品点数の増加なく効率よく利用しながらリヤサスペンション周りの車体剛性と車体強度を向上可能である。
【0015】
また、請求項3のリヤサスペンション周りの車体構造では、前記リヤクォータインナ部材には断面コ字状に形成されたリーンフォース部材が車体上下方向に延びて接合されており、前記連結部材は、少なくとも車体上下方向に延びる辺が前記リーンフォース部材の断面コ字状の縁部と突き当たるように前記リヤクォータインナ部材に連結されていることを特徴としている。
【0016】
従って、連結部材とリヤクォータインナ部材との接合部の剛性及び強度が高くなり、連結部材を介して伝達されるリヤサスペンションからの入力荷重がリヤクォータインナ部材を変形させることなくリーンフォース部材によって良好に受け止められることになり、リヤサスペンション周りにおいて高い車体剛性と車体強度が確保され、車体の信頼性がさらに向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るリヤサスペンション周りの車体構造の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1には、モノコック構造からなる車体における本発明に係るリヤサスペンション周りの車体構造が車室内から視た斜視図で示されており、図2には本発明に係るリヤサスペンション周りの車体構造の構成部品が示されている。なお、ここでは車両の左側部分のみ示して説明するが、右側部分についても同様の構造を有している。また、ここではリヤフェンダ等の外板部材については省略して説明する。
【0018】
図2に示すように、リヤサスペンション周りでは、車体は、リヤピラーインナ(リヤクォータインナ部材)1、ホイールハウスインナ(ホイールハウスインナ部材)2、リヤピラーリーンフォース(リーンフォース部材)6、リヤデッキメンバエクステンション8、シートバックインナ(シートバックインナ部材)10、ストラットサポートブラケット12、リヤデッキメンバ14、リヤシェルフエクステンション16の各鋼板部材から構成されている。そして、これらの部品は図中に矢印で示すように組み合わされ、スポット溶接により接合されている(図1中に*印で示す)。なお、ここではリヤサスペンションとしてリヤストラットが採用されており、同図に示すように、ホイールハウスインナ2には、厚板鋼板からなるストラットベース(リヤサスペンションベース部材)4が溶接されている。また、シートバックインナ10は一体にしてリヤシェルフサイド11を備えている。
【0019】
詳しくは、図1に示すように、ストラットベース4の上部には断面コ字形状のストラットサポートブラケット12がホイールハウスインナ2側に開口して溶接されており、当該ストラットサポートブラケット12の一対の縁部の溶接フランジ12a、12aはホイールハウスインナ2に溶接されている。これにより、ストラットベース4上にはストラットサポートブラケット12とホイールハウスインナ2とからなる閉断面構造が形成されている。
【0020】
ホイールハウスインナ2には、さらに、車両後側に位置してリヤデッキメンバエクステンション8が溶接フランジ8aにおいて溶接されて車幅方向に延設されるとともに当該リヤデッキメンバエクステンション8と平行になるよう車両前側に位置してシートバックインナ10が溶接フランジ10aにおいて溶接されて車幅方向に延設されている。
【0021】
また、リヤデッキメンバエクステンション8の車両中央寄りの部分は車両前方に折れ曲がって先端部がシートバックインナ10の端部に溶接されており、シートバックインナ10の上部は車両後方に折れ曲がって先端部がリヤデッキメンバエクステンション8の溶接フランジ8cに溶接されている。
即ち、図3を参照すると図1のA−A線に沿う断面図が示されているが、ホイールハウスインナ2とリヤデッキメンバエクステンション8とシートバックインナ10とから閉断面構造が形成されている。
【0022】
そして、リヤデッキメンバエクステンション8の下端部とシートバックインナ10の下端部は、共にストラットサポートブラケット12の上端部に溶接されている。つまり、ストラットサポートブラケット12から連なるようにして、ホイールハウスインナ2とリヤデッキメンバエクステンション8とシートバックインナ10とから閉断面構造が形成されている。
【0023】
一方、リヤピラーインナ1には車幅方向外側から宛われて断面コ字状のリヤピラーリーンフォース6が縁部の溶接フランジ6a、6bにおいて溶接されている。これによりリヤピラーリーンフォース6とリヤピラーインナ1とから閉断面構造が形成され、リヤピラーインナ1の剛性と強度が向上している。
リヤピラーインナ1とホイールハウスインナ2とはホイールハウスインナ2の溶接フランジ2aにおいて溶接されており、ホイールハウスインナ2は下端部がフロアパネル18の溶接フランジ18aに溶接されている。
【0024】
また、リヤデッキメンバエクステンション8とシートバックインナ10についても溶接フランジ8bと溶接フランジ10bにおいてリヤピラーインナ1に溶接されている。図4を参照すると図1のB−B線に沿う断面図が示されているが、詳しくは、リヤピラーリーンフォース6の中央部には凹部6cが形成されてリヤピラーインナ1と当接し、断面コ字状の部分が2つ形成されており、リヤデッキメンバエクステンション8については溶接フランジ8bがリヤピラーインナ1を挟んで断面コ字状の一方の縁部である溶接フランジ6aと突き合わされて溶接され、シートバックインナ10については溶接フランジ10bがリヤピラーインナ1を挟んで他方の縁部である凹部6cと突き合わされて溶接されている。
【0025】
即ち、ストラットベース4の上部とリヤピラーインナ1とは、ホイールハウスインナ2、リヤデッキメンバエクステンション8、シートバックインナ10及びストラットサポートブラケット12から全域に亘り閉断面構造を形成してなる連結部材によって十分な剛性と強度を有して連結されており、さらに、リヤデッキメンバエクステンション8がリヤピラーインナ1を挟んで溶接フランジ(断面コ字状の縁部)6aと溶接され、シートバックインナ10がリヤピラーインナ1を挟んで凹部(断面コ字状の縁部)6cと溶接されていることで、連結部材とリヤピラーインナ1との接合部の剛性及び強度が高くなっている。
【0026】
また、リヤデッキメンバエクステンション8は、車幅方向左右に渡され、断面L字状にして下部が車両前方に延びるリヤデッキメンバ14の端部に溶接されており、またシートバックインナ10は、やはり、車幅方向左右に渡され、断面L字状にして上部が車両後方に延びるリヤシェルフエクステンション16の端部に溶接されている。そして、リヤデッキメンバ14とリヤシェルフエクステンション16は重ね合わされて溶接フランジ14a、溶接フランジ16aにおいて互いに溶接されており、これらリヤデッキメンバ14とリヤシェルフエクステンション16とから閉断面構造が形成されている。
【0027】
即ち、ホイールハウスインナ2、リヤデッキメンバエクステンション8、シートバックインナ10及びストラットサポートブラケット12からなる上記連結部材とリヤピラーインナ1、リヤデッキメンバ14及びリヤシェルフエクステンション16とによって完全なる閉断面構造(ボックス構造)が形成されており、リヤサスペンション周りにおいて高い剛性と強度を有した車体構造が実現されている。
【0028】
これにより、後輪からリヤストラットを介して車体に入力荷重があると、当該入力荷重は、ストラットサポートブラケット12やリヤデッキメンバエクステンション8、シートバックインナ10からなる連結部材を介してリヤピラーインナ1に伝達されることになるが、連結部材が閉断面構造を有していることから、当該入力荷重は、リヤデッキメンバエクステンション8やシートバックインナ10が変形したり破損したりすることもなく良好にリヤピラーインナ1に伝達される。
【0029】
また、リヤデッキメンバエクステンション8とシートバックインナ10とは、リヤピラーインナ1を挟んで直接リヤピラーリーンフォース6に溶接されて接合部の剛性及び強度が高くなっているので、リヤストラットからリヤデッキメンバエクステンション8とシートバックインナ10を介してリヤピラーインナ1に伝達される入力荷重は、リヤピラーインナ1を変形させることなくリヤピラーリーンフォース6によって良好に受け止められる。つまり、リヤピラーインナ1に伝達されるリヤストラットからの入力荷重は、リヤピラーリーンフォース6とリヤピラーインナ1からなる閉断面構造によって効果的に且つ確実に受け止められる。
【0030】
このように、本発明に係るリヤサスペンション周りの車体構造を適用することにより、後輪からリヤストラットを介して車体に入力荷重があっても、車体部品が変形したり破損したりすることなく、リヤサスペンション周りにおいて高い剛性と強度が確保され、モノコック構造からなる車体であっても車体の信頼性が向上する。
【0031】
また、上記の如く車両用シートのシートバックを支持するシートバックインナ10を含んで連結部材を閉断面構造に形成することにより、車体部品を部品点数の増加なく効率よく利用しながらリヤサスペンション周りの車体剛性と車体強度を向上させることができる。
また、シートバックインナ10にリヤシェルフサイド11を一体に備えることが可能な構造となるので、これによっても部品点数の増加なく効率よくリヤサスペンション周りの車体剛性と車体強度を向上させることができる。
【0032】
また、連結部材を閉断面構造とすることで、構造が比較的簡単になり、溶接作業が容易になるという利点もある。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1のリヤサスペンション周りの車体構造によれば、フロアパネルの上面に突出して設けられたリヤサスペンションベース部材の上面とリヤクォータインナ部材とを連結して補強する連結部材は、リヤサスペンションベース部材の上面から上方に延びて左右一対のリヤサスペンションベース部材の上面を互いに連結しており、ホイールハウスインナ部材及びリヤクォータインナ部材とともにリヤサスペンションベース部材の直上方から左右のリヤクォータインナ部材間に亘る全域に亘り閉断面構造を形成してなるので、リヤサスペンションからの入力荷重を連結部材が変形したり破損したりすることもなくリヤクォータインナ部材側に良好に伝達するようにでき、リヤサスペンション周りにおいて十分な車体剛性と車体強度を確保し、車体の信頼性を向上させることができる。
【0034】
また、請求項2のリヤサスペンション周りの車体構造によれば、シートバックインナ部材を含んで連結部材を閉断面構造に形成するので、車体部品を部品点数の増加なく効率よく利用しながらリヤサスペンション周りの車体剛性と車体強度を向上させることができる。
また、請求項3のリヤサスペンション周りの車体構造によれば、連結部材は、少なくとも車体上下方向に延びる辺がリーンフォース部材の断面コ字状の縁部と突き当たるようにリヤクォータインナ部材に連結されているので、連結部材とリヤクォータインナ部材との接合部の剛性及び強度が高くなり、連結部材を介して伝達されるリヤサスペンションからの入力荷重をリヤクォータインナ部材を変形させることなくリーンフォース部材によって良好に受け止めるようにでき、リヤサスペンション周りにおいて高い車体剛性と車体強度を確保し、車体の信頼性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリヤサスペンション周りの車体構造を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るリヤサスペンション周りの車体構造の構成部品を示す図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図5】従来のリヤサスペンション周りの車体構造の一例を示す斜視図である。
【図6】従来のリヤサスペンション周りの車体構造の構成部品を示す図である。
【符号の説明】
1 リヤピラーインナ(リヤクォータインナ部材)
2 ホイールハウスインナ(ホイールハウスインナ部材)
4 ストラットベース(リヤサスペンションベース部材)
6 リヤピラーリーンフォース(リーンフォース部材)
6c 凹部
8 リヤデッキメンバエクステンション
10 シートバックインナ(シートバックインナ部材)
12 ストラットサポートブラケット
14 リヤデッキメンバ
16 リヤシェルフエクステンション
Claims (3)
- リヤサスペンションからの入力荷重を受けるリヤサスペンションベース部材をフロアパネルの上面に突出して設け、該リヤサスペンションベース部材の車幅方向外側部分が連結されたホイールハウスインナ部材を備えるとともに、該ホイールハウスインナ部材とリヤクォータインナ部材とを接合してなるリヤサスペンション周りの車体構造において、
前記リヤサスペンションベース部材の上面から上方に延びるとともに車幅方向に延びて左右一対の前記リヤサスペンションベース部材の上面を互いに連結する一方、前記リヤサスペンションベース部材の上面と前記リヤクォータインナ部材とを連結して補強する連結部材を備え、
前記連結部材は、前記ホイールハウスインナ部材及び前記リヤクォータインナ部材とともに前記リヤサスペンションベース部材の直上方から左右のリヤクォータインナ部材間に亘る全域に亘り閉断面構造を形成してなることを特徴とするリヤサスペンション周りの車体構造。 - 前記連結部材は、前記ホイールハウスインナ部材に接合されて車両用シートのシートバックを支えるシートバックインナ部材を含み、該シートバックインナ部材を一部使用して閉断面構造を形成してなることを特徴とする、請求項1記載のリヤサスペンション周りの車体構造。
- 前記リヤクォータインナ部材には断面コ字状に形成されたリーンフォース部材が車体上下方向に延びて接合されており、
前記連結部材は、少なくとも車体上下方向に延びる辺が前記リーンフォース部材の断面コ字状の縁部と突き当たるように前記リヤクォータインナ部材に連結されていることを特徴とする、請求項1または2記載のリヤサスペンション周りの車体構造。
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