JP4291701B2 - 磁気カードライタおよび磁気カードライト方法 - Google Patents

磁気カードライタおよび磁気カードライト方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気カードの磁気媒体の磁化パターンを消去および記録する磁気カードライタおよび磁気カードライト方法に関する。
従来より、微粒子状の多数の磁性体(以下、磁性体微粒子と呼ぶ)が平面状に稠密に配されて成る磁気媒体と、鉄粉等の磁性粉とを用いて、カード上に文字等の所定形状のパターンを表示可能な磁気カードが知られている。このような磁気カードは、例えば、前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、磁気媒体層と透視層との間に形成された空間内に封入された鉄粉等の磁性粉とを有する。
なお、その空間内には、空気、窒素ガス等の不活性ガス、またはリキッド(液体)等の流体が、磁性粉とともに封入されている。
前記磁気媒体には、所定の磁気カードライタの磁気ヘッド等により、磁化パターンを、文字や記号等の所定の形状パターンに沿うように記録することができる。そして、前記磁性粉が磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着することで、前記透視層を介して磁性粉が付着した形状パターンを目視可能に設けられている。
上記形態の磁気カードが記載された先行文献としては、特許文献1がある。
次に、上記形態の磁気カードの磁気媒体に磁化パターンを記録したり、磁化パターンを消去したりする従来の磁気カードライタについて、図5を用いて説明する。
従来の磁気カードライタは、磁気カードの前記磁気媒体に対して、磁気を、N極およびS極を切り換えて出力可能な磁気ヘッド90と、前記磁気媒体に対して、N極またはS極の一定の磁気を出力可能な消去ヘッド92と、磁気カードと磁気ヘッドおよび消去ヘッドとを相対的に移動させる移動手段(図示せず)と、磁気ヘッド90および消去ヘッド92から出力する磁気を制御する制御部(図示せず)とを備える。
前記移動手段は、特に限定されないが、例えば、磁気カードを搬送するタイミングベルト等で構成することができる。
また、磁気ヘッド90と消去ヘッド92とは、前記移動手段による移動方向(磁気カードの進行方向)に並べられて配設される。
また、磁気ヘッド90は、前記移動手段による移動方向に直交する方向に互いに間隔を空けて並べられた、磁気を出力する複数の磁化素子90a,90a・・を有する。
消去ヘッド92は、前記移動手段による移動方向に直交する方向に、磁気媒体の記録幅より幅広な磁化素子92aを有する。
磁気カードの磁気媒体に磁化パターンを記録する際には、制御部は、磁気カードを、消去ヘッド92の方が磁気ヘッド90よりも移動方向の上流側となるように、移動手段によって磁気カードを搬送(移動)させる。そして、制御部は、消去ヘッド92の磁化素子92aからN極またはS極の一定の磁気を出力させて、磁気媒体の前記磁性体微粒子が一定の向きの磁性を帯びるように平滑化することで、磁気媒体に記録された磁化パターン(情報)を消去する。それと共に、その下流の磁気ヘッド90の各磁化素子90a,90a・・を、それぞれ、N極およびS極を所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御して、磁気媒体上の、同一の磁化素子90aによって記録されるトラック94,94・・毎に異なる、所定の磁化パターンを記録することで、新たな磁化パターン(情報)を磁気媒体に記録させる。
上記従来の磁気カードライタにおいては、消去ヘッドと磁気ヘッドの二つのヘッドを設ける必要があるため、ハードウェア構成が複雑となっていると共に、材料コストや製造コストが高いという課題がある。
ここで、上記従来の磁気カードライタから消去ヘッドを除いた構成として、磁気ヘッド90のみで、磁化パターンの消去および記録を行うことは、原理的には可能である。
すなわち、まず、移動手段によって磁気カードと磁気ヘッド90とが相対的に移動するよう搬送し、制御部は、磁気ヘッド90の各磁化素子90a,90a・・からN極またはS極の一定の磁気を出力させて、磁気媒体の前記磁性体微粒子が一定の向きの磁性を帯びるように平滑化することで、磁気媒体に記録された磁化パターン(情報)を消去する。その後、移動手段による磁気カードの搬送方向を逆転させると共に、磁気ヘッド90の各磁化素子90a,90a・・を、それぞれ、N極およびS極を所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御して、磁化素子90a毎に異なる所定の磁化パターンを記録することで、新たな磁化パターン(情報)を磁気媒体に記録させることができる。
しかしながら、上記磁気ヘッド90による磁化パターンの消去においては、各磁化素子90a,90a・・間の隙間の部分において、磁化素子90aからの磁気が到達しにくいために、磁気媒体の平滑化がなされにくい(磁性体が一定の向きになりにくい)。そのため、その隙間の部分にあたる磁気媒体の磁化パターンが完全には消去されずに筋状に残ってしまうなど、磁化パターンの消去が不完全となってしまうという課題がある。
この課題を解決するための手段が、特許文献2に開示されている。
特許文献2に記載された磁気ヘッドにおいては、各磁化素子が千鳥状に配列されると共に、各磁化素子が幅広に形成されることで、各トラック間の隙間をなくす構成が採用されている。
特開平7−290868号公報 特開平7−296096号公報
しかしながら、特許文献2に記載されているように、磁気ヘッドの磁化素子を千鳥状に配列するとともに幅広に構成することは、技術的に困難であるとともに製造コストがかさむという課題があり、その構成は普及するに至っていない。
本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、消去ヘッドを用いることなく磁気カードの磁気媒体の磁化パターンを消去することができると共に、磁気ヘッドの磁化素子間に若干の隙間があっても、その隙間の部分にあたる磁気媒体の磁化パターンを好適に消去することのできる磁気カードライタおよび磁気カードライト方法を提供することにある。
本発明に係る磁気カードライタは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。 すなわち、磁気カードに設けられた、所定の磁化パターンを記録可能な磁気媒体に対して、磁気を、N極およびS極を切り換えて出力可能な磁気ヘッドと、前記磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させる移動手段と、該磁気ヘッドに設けられ、前記移動手段による移動方向に直交する方向に並べられた、磁気を出力する複数の磁化素子と、前記磁気ヘッドから出力する磁気を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記移動手段によって磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からN極とS極とを所定周期で切り換えて磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、磁気媒体に記録された磁化パターンを消去する消去手段消去手段による磁化パターンの消去の後、前記移動手段によって磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からN極またはS極の一定の磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、磁気媒体の磁化パターンを平滑化する平滑化手段記移動手段によって磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からS極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、磁気媒体に所定の磁化パターンを記録する記録手段とを実現可能に設けられ、前記記録手段は、前記複数の磁化素子を、それぞれ、S極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御することで、前記磁気媒体上の、同一の磁化素子によって記録されるトラック毎に、異なる磁化パターンを記録可能であることを特徴としている。
この消去手段によれば、磁気媒体のそれぞれの箇所において、磁気ヘッドから、所定の周波数でN極とS極とが切り替わる磁気信号が照射されるとともに、移動手段による移動により前記磁気媒体のそれぞれの箇所が磁気ヘッドから徐々に遠ざけられることで、その磁気信号が徐々に弱められることから、磁気媒体が脱磁されて、磁化パターンが消去される。これによれば、磁気ヘッドが磁気媒体のそれぞれの箇所から徐々に離れることによって脱磁を行うため、磁気媒体上の、磁気ヘッドから若干離れた位置においても脱磁(磁化パターンの消去)を行うことができる。また、磁気媒体の磁気パターンをS極またはN極のいずれかに平滑化することができるので、磁気媒体に新たな磁化パターンを記録した際、磁化パターンの記録箇所と非記録箇所との境目における磁力の差が大きくなって、磁化パターンを明瞭に記録することができる。
さらに、これによれば、磁気ヘッドの各磁化素子により、磁気媒体上のトラック毎に異なる磁化パターンを記録することができ、多様な磁化パターン(情報)を磁気媒体に記録させることができる。また、前記消去手段により、各磁化素子から若干離れた箇所においても脱磁がなされるため、各磁化素子間に隙間がある場合でも、消去手段による消去の際に、磁気媒体の磁化素子間にあたる箇所に磁化パターンが残ってしまうことがない。
また、前記磁気カードは、前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、前記磁気媒体の磁化パターンが、文字や記号等の所定の形状パターンに沿って記録され、前記磁性粉が磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着することで、前記透視層を介して磁性粉が付着した形状パターンを目視可能に設けられていることを特徴とする。
これによれば、磁気カードの、磁気媒体の磁化パターンに応じた文字や記号等の形状パターンの表示を、消去等することができる。
また、前記磁気カードは、前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、前記磁気媒体の磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着した前記磁性粉を、前記透視層を介して目視可能に設けられ、前記記録手段は、前記磁気媒体に、文字や記号等の所定の形状パターンに沿った磁化パターンを記録可能であることを特徴とする。
これによれば、磁気カードの磁気媒体に磁化パターンを記録することで、磁気カード上に文字や記号等の形状パターンを表示させることができる。
また、前記制御部は、前記磁気ヘッドを介して磁気カードの前記磁気媒体を検出できなかった場合には、前記消去手段および/または前記記録手段を実行しないことを特徴とする。
これによれば、挿入された磁気カードの挿入方向または裏表が間違っていたり、所定の磁気カード以外のカードが挿入された場合等に、消去や記録等の処理を行わない。
また、前記制御部は、前記磁気ヘッドを介して磁気カードの前記磁気媒体を検出できなかった場合には、磁気カードを排出することを特徴とする。
これによれば、挿入された磁気カードの挿入方向または裏表が間違っていたり、所定の磁気カード以外のカードが挿入された場合等に、そのカードを排出して、ユーザーに磁気カードの再挿入を促すことができる。
また、本発明に係る磁気カードライト方法は、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、磁気カードとの相対的な移動方向に直交する方向に並べられて、前記磁気カードに設けられた所定の磁化パターンを記録可能な磁気媒体に対して磁気を出力する複数の磁化素子を有する磁気ヘッドを用い、前記磁気カードと、前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記磁気ヘッドから前記磁気媒体に、前記複数の磁化素子からN極とS極とを所定周期で切り換えて磁気を出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、前記磁気媒体に記録された磁化パターンを消去し、前記磁化パターンの消去の後、前記磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からN極またはS極の一定の磁気を前記磁気媒体に出力するよう、前記磁気ヘッドを制御することで、前記磁気媒体の磁化パターンを平滑化し、前記磁化パターンの平滑化の後、前記磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からS極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を前記磁気媒体に出力するよう、前記磁気ヘッドを制御することで、前記磁気媒体に所定の磁化パターンを記録し、前記磁化パターンの記録は、前記複数の磁化素子を、それぞれ、S極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御することで、前記磁気媒体上の、同一の磁化素子によって記録されるトラック毎に、異なる磁化パターンを記録することを特徴としている。
これによれば、磁気媒体のそれぞれの箇所において、磁気ヘッドから、所定の周波数でN極とS極とが切り替わる磁気信号が照射されるとともに、磁気カードと磁気ヘッドの相対的な移動により前記磁気媒体のそれぞれの箇所が磁気ヘッドから徐々に遠ざけられることで、その磁気信号が徐々に弱められることから、磁気媒体が脱磁されて、磁化パターンが消去される。これによれば、磁気ヘッドが磁気媒体のそれぞれの箇所から徐々に離れることによって脱磁を行うため、磁気媒体上の、磁気ヘッドから若干離れた位置においても脱磁(磁化パターンの消去)を行うことができる。
また、磁気媒体の磁気パターンをS極またはN極のいずれかに平滑化することができるので、磁気媒体に新たな磁化パターンを記録した際、磁化パターンの記録箇所と非記録箇所との境目における磁力の差が大きくなって、磁化パターンを明瞭に記録することができる。
さらに、これによれば、磁気ヘッドの各磁化素子により、磁気媒体上のトラック毎に異なる磁化パターンを記録することができ、多様な磁化パターン(情報)を磁気媒体に記録させることができる。また、前記消去方法により、各磁化素子から若干離れた箇所においても脱磁がなされるため、各磁化素子間に隙間がある場合でも、前記消去方法による消去の際に、磁気媒体の磁化素子間にあたる箇所に磁化パターンが残ってしまうことがない。
また、前記磁気カードは、前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、前記磁気媒体の磁化パターンが、文字や記号等の所定の形状パターンに沿って記録され、前記磁性粉が磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着することで、前記透視層を介して磁性粉が付着した形状パターンを目視可能に設けられていることを特徴とする。
これによれば、磁気カードの、磁気媒体の磁化パターンに応じた文字や記号等の形状パターンの表示を、消去等することができる。
また、前記磁気カードは、前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、前記磁気媒体の磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着した前記磁性粉を、前記透視層を介して目視可能に設けられ、前記磁化パターンの記録は、前記磁気媒体に、文字や記号等の所定の形状パターンに沿った磁化パターンを記録することを特徴とする。
これによれば、磁気カードの磁気媒体に磁化パターンを記録することで、磁気カード上に文字や記号等の形状パターンを表示させることができる。
本発明に係る磁気カードライタおよび磁気カードライト方法によれば、消去ヘッドを用いることなく磁気カードの磁気媒体の磁化パターンを消去することができると共に、磁気媒体上の、磁気ヘッド(磁化素子)から若干離れた位置においても脱磁(磁化パターンの消去)を行うことができる。
以下、本発明に係る磁気カードライタおよび磁気カードライト方法を実施するための最良の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る磁気カードライタWの構成を示す説明図である。
磁気カードライタWの装置本体12の内部には、装置本体12に設けられた投入口14から投入された磁気カード16を搬送路15に沿って搬送および往復移動させる、移動手段としての搬送機構20が設けられている。
搬送機構20の一例の概要を説明すると、送りベルト22が、投入口14側の第1プーリ24と、装置本体12の奥側に配置された第2プーリ26との間に平行して掛け渡されている。第2プーリ26が電動モータ27により回転駆動されることで、第1プーリ24および送りベルト22が回転される。
送りベルト22は、搬送路15の側壁に設けられた開口部から搬送路15内に露出して設けられる。
また、第1および第2プーリー24,26にはそれぞれ、対向位置に第1押圧ローラー23および第2押圧ローラー25が、図示しない付勢部材によって外周面に押圧されて設けられる。
投入口14から挿入された磁気カード16は、送りベルト22が回転することで、送りベルト22との間の摩擦力により、第1押圧ローラー23と第1プーリー24との間に進入して、送りベルト22に伴って搬送路15内で進退移動(往復移動)される。
搬送路15の傍らには、磁気ヘッド38が配設される。磁気ヘッド38は、搬送路15上の磁気カード16に設けられた、所定の磁化パターンを記録可能な磁気媒体に近接して、磁気媒体に対して、磁気を、N極およびS極を切り換えて出力可能に設けられている。
磁気ヘッド38は、搬送機構20による磁気カード16の搬送方向に直交する方向に互いに間隔を空けて並べられた、磁気を出力する複数の磁化素子38a,38a・・を有する(図4参照)。各磁化素子38aは、電磁石により構成され、後述する制御部33により、それぞれ電磁石の電気コイルに流される電流が制御されることでN極やS極に帯磁され、磁気媒体に対して磁気を出力可能となっている。
なお、本実施の形態で用いられる磁気カード16は、前記従来の技術で記載したものと同様の構成であるため、説明を省略する。
また、投入口14の傍らには、投入口14に磁気カード16が挿入されたことを検出する投入検出センサ18が設けられる。投入検出センサ18は、特に限定されないが、例えばフォトセンサで構成することができる。
通信部28は、ホスト機器Hとの間でコマンドやデータ等を送受信する機能を持つ。通信部28は、ホスト機器Hから受信したコマンドやデータを、制御部33に渡す。また、制御部33から渡されたデータ等を、ホスト機器に送信する。
制御部33は、CPU、および、ROMやRAM等の記憶部等から成り、予めROM等に記憶されたプログラムに従って動作し、磁気カードライタWの装置全体を統括制御する制御マイコンである。制御部33は、通信部28から受けたコマンドやデータ等に基づいて、磁気ヘッド38や搬送機構20等を制御し、磁気カード16の磁気媒体に所定の磁気パターンで表されるデータを記録させる処理を行うことができる。
制御部33は、ROM上の所定のプログラムを実行することにより、消去手段33a、平滑化手段33b、および記録手段33cを実現することができる。
(消去手段33a)
消去手段33aは、搬送機構20によって磁気カード16と磁気ヘッド38とを相対的に移動(磁気カード16を搬送)させた状態で、N極とS極とを所定周期で切り換えて磁気を磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッド38(各磁化素子38a)を制御する。このとき磁気ヘッド38から出力される磁気の磁界を模式的に表したグラフを、図2(a)に示す。
ここで、消去手段33aにおいては、磁気カード16と磁気ヘッド38とを相対的に移動させているため、磁気媒体の各磁性体微粒子からみると、磁気ヘッド38は、徐々に近づいてきた後、その磁性体微粒子を通過して、徐々に遠ざかることとなる。したがって、磁気媒体の各磁性体微粒子に働く磁界は、図2(b)に示すように、磁気ヘッド38との距離によって、徐々に大きい振幅となった後、徐々に小さい振幅となるよう、変化することとなる。
このように、磁気媒体の各磁性体微粒子に、S極とN極とが所定周期で切り換わる磁界(磁気信号)を、徐々に小さくなるよう加えると、各磁性体微粒子の磁性は、いわゆるヒステリシス曲線を繰り返し描きながら徐々に小さくなって、各磁性体微粒子は、磁性を持たない、もしくは磁性が非常に弱い状態にされる(脱磁される)こととなる。
この消去手段33aによれば、磁気ヘッド38の各磁化素子38a間等の、磁化素子38aから若干離間した箇所においても、S極とN極とが所定周期で切り換わる磁界(磁気信号)を、徐々に小さくなるよう加えることができるため、各磁化素子38a間にあたる磁気媒体の各磁性体微粒子も脱磁(磁化パターンを消去)することができる。
図3(a),(b)に、消去手段33aを実行する前後の、磁気カード16の磁気媒体16aの状態を模式的に示した説明図を示す。
図3(a)は、消去手段33aが実行される前の、文字や記号等の所定の形状パターンに沿って磁化パターンが記録された磁気媒体16aの状態を示している。この状態においては、磁気媒体16aの各磁性体微粒子は、その位置毎にS極またはN極に磁化され、そのS極とN極との間に磁力線が走ることで、磁気媒体層の磁性のギャップの部分に磁性粉16bが付着し、磁気カード16上に前記形状パターンが表示された状態となっている。
ここで、図3(b)に示すように消去手段33aを実行すると、磁気媒体16aの各磁性体微粒子の磁性がなくなり、または非常に弱められ、磁化パターンが消去(脱磁)される。そして、磁気媒体16a上に大きな磁性のギャップがなくなって、磁気媒体層に磁性粉が付着しなくなる。
(平滑化手段33b)
平滑化手段33bは、消去手段33aによる磁化パターンの消去の後に実行される。平滑化手段33bは、搬送機構20によって磁気カード16と磁気ヘッド38とを相対的に移動(磁気カード16を搬送)させた状態で、N極(S極であっても良い)の一定の磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッド38を制御する。
図3(c)に、消去手段33aを実行した後に平滑化手段33bを実行した際の、磁気カードの磁気媒体16aの状態を模式的に示した説明図を示す。
平滑化手段33bを実行すると、図3(c)に示すように、一定のN極に帯磁された磁気ヘッド38(磁化素子38a)により、磁気媒体16aの各磁性体微粒子の磁性が揃えられる。
ここで、平滑化手段33bによる各磁性体微粒子の磁性の平滑化は、磁気媒体上の、主に磁化素子38aにあたる部分でのみなされることとなるが、磁化素子38aの間にあたる部分においては、消去手段33aにより各磁性体微粒子の磁性が0に近くされているため、依然、磁気媒体16a上に大きな磁性のギャップは生じず、磁気媒体層に磁性粉は付着しない。
(記録手段33c)
記録手段33cは、平滑化手段33bによる磁化パターンの平滑化の後に実行される。記録手段33cは、搬送機構20によって磁気カード16と磁気ヘッド38とを相対的に移動(磁気カード16を搬送)させた状態で、各磁化素子38a,38aの帯磁状態を、記録しようとする磁化パターンに合わせて切り換えるよう制御して、磁気媒体に所定の磁化パターンを記録する。
図3(d)に、平滑化手段33bを実行した後に記録手段33cを実行した際の、磁気カードの磁気媒体16aの状態を模式的に示した説明図を示す。
磁気媒体16aは、平滑化手段33bによってその磁性が全面に渡ってN極(またはS極)の一方に平滑化されているため、記録手段33cは、記録すべき所定の形状パターンに合わせて、磁化素子38aをS極(平滑化手段33bにおいて、磁気ヘッド38をS極に帯磁させて平滑化を行った場合には、N極)に帯磁させたり、その帯磁をOFFさせたりして記録を行うことで、各磁性体微粒子間にS極とN極の磁性のギャップを生じさせて、その形状パターンに沿って磁性粉を付着させることができる。
なお、消去手段33aの実行の後、平滑化手段33bを実行せずに、記録手段33cを実行するよう構成してもよい。この場合には、記録手段33cにおいて、記録すべき形状パターンに合わせて、各磁化素子38aを、帯磁状態をS極とN極とを切り換えて記録を行うよう構成すればよい。
なお、図3においては、磁気媒体16a(磁気カード16)上を、磁気ヘッド38を移動させて、消去手段33a、平滑化手段33bおよび記録手段33cを行うよう表現されているが、これは磁気カード16と磁気ヘッド38との相対的な移動関係を示したものであって、磁気カード16を移動させることと実質的な差異はない。
なお、本実施の形態の磁気カードライタW(図1)においては、磁気ヘッド38を固定し、磁気カード16を搬送(移動)させるよう構成しているが、磁気カード16を所定位置で移動させずに保持して磁気ヘッド38の方を移動させたり、両者を移動させたりするよう構成しても良いことは言うまでもない。
次に、本実施の形態に係る磁気カードライタWを用いた、磁気カードの磁化パターンの消去および記録の流れを説明する。
ユーザーが磁気カード16を投入口14から挿入すると、投入検出センサ18が磁気カード16を検出して、制御部33に磁気カード16を検出したことを示す信号が送られる。制御部33は、電動モータ27を駆動制御して磁気カード16を搬送路15内に導入する。
ここで、制御部33は、磁気ヘッド38を介して磁気カード16の磁気媒体の有無を検出する。挿入された磁気カード16上の所定位置に、磁気媒体が検出できなかった場合には、制御部33は、消去手段33aや記録手段33c等を実行することなく、磁気カード16を投入口14外へ搬送して排出する。
磁気カード16上の所定位置に磁気媒体が検出できなかった場合とは、例えば、磁気カード16の挿入方向や裏表が間違っていたり、ユーザーが他のカードを挿入してしまったりしたことが考えられる。こういった場合には、挿入されたカードを排出することで、磁気カードライタWの誤動作を防ぐことができ、また、ユーザーに対して、正しいカードを、所定の正しい姿勢で挿入することを促すことができる。
一方、磁気カード16上の所定位置に、磁気媒体が検出できた場合には、制御部33は、通信部28を介してホスト機器Hに磁気カード16が挿入されたことを通知する。
ホスト機器Hは、所定の処理を行って磁気カード16に書き込むべき情報を決定し、その情報を書き込むよう指示するコマンドを、磁気カードライタWに送信する。通信部28は、そのコマンドを受信し、制御部33に渡す。
制御部33は、まず消去手段33aを起動させて実行し、図4(a)に示すように、磁気カード16を搬送路15奥方に搬送しつつ、磁気媒体16aを脱磁して、磁気カード16に元々記録されていた磁気パターンを消去する。
続いて、制御部33は、平滑化手段33bを起動させて実行し、図4(b)に示すように、磁気カード16を搬送路15奥方から投入口14へ向けて搬送しつつ、磁気媒体16aの平滑化を行う。
続いて、制御部33は、記録手段33cを起動させて実行し、図4(c)に示すように、磁気カード16を再び搬送路15の奥方に搬送しつつ、各磁化素子38a,38a・・をそれぞれ、S極の帯磁のON/OFFを所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御して、磁気媒体16a上の、同一の磁化素子38aによって記録されるトラック40,40・・毎に異なる、所定の磁化パターンを記録することで、ホスト機器Hから指定された新たな磁化パターン(情報)を、磁気媒体16aに記録させる。
続いて、制御部は、新たな磁化パターン(情報)が記録されて表示された磁気カード16を、投入口14外へ搬送して排出し、ユーザーに返却(発行)する。
本実施の形態に係る磁気カードライタおよび磁気カードライト方法によれば、消去ヘッドを用いることなく磁気カード16の磁気媒体の磁化パターンを消去することができると共に、磁気ヘッド38の磁化素子38a間の隙間の部分にあたる磁気媒体の磁化パターンを好適に消去することができる。
したがって、消去ヘッドを搭載する必要がなく、しかも従来からある簡単な構造の磁気ヘッドを用いることで、磁気カードライタの装置の構成を簡単にすることができ、製造コストや材料コストを抑えることができる。
上記実施の形態の磁気カードライタWにおいては、磁気カードの磁化パターンを読み出す構成は記述していないが、もちろん、磁気カードの磁化パターンを読み出す機能も持つ磁気カードリーダライタとして構成しても良い。
また、記録手段や平滑化手段は必ずしも設ける必要はなく、消去手段によって、磁気媒体の磁性を小さく中性にする(脱磁する)目的であれば、あらゆる用途に用いることができる。特に、磁気媒体の、磁気ヘッド(磁化素子)があたる箇所よりも若干広範囲の部分においても磁化パターンを消去(脱磁)する必要のある用途には、好適に用いることができる。
また、磁気カードとしては、磁気媒体の磁化パターンに沿って磁気媒体層に付着した磁性粉を、透視層を介して目視可能なものを挙げて説明を行ったが、本発明に適用される磁気カードは、磁性粉を用いたものやユーザーが目視可能な形状を表示するものに限定されず、磁気媒体上に磁化パターンを記録するものであれば、あらゆる磁気カードに適用できる。例えば、クレジットカード等の、コンピュータ等で利用可能な情報を記録可能な磁気カード等にも適用することができる。
また、上記実施の形態の磁気カードライタWにおいては、磁気カード16は、投入口14の奥方に向かって形成された搬送路15内を移動するのみであるが、本発明はこれに限定されず、搬送路をより多岐に設けてもよい。例えば、不良カードや偽造カードを検出した場合や、磁気媒体に記録された価額データの残高が0になった場合等に、磁気カードライタWの内部または外部に設けられた回収部にカードを回収するよう搬送可能に設けてもよい。
本実施の形態に係る磁気カードライタの構成を示す説明図である。 磁気ヘッドから発される磁界の状態を示すグラフであり、(a)は、磁気ヘッドから一定の距離離れた位置における磁界の状態を示し、(b)は、磁気媒体上の特定の位置(磁性体微粒子)における磁界の状態を示す。 本実施の形態に係る磁気カードライタおよび磁気カードライト方法による、消去、平滑化、および記録の状態を示す説明図であり、(a)は消去前の状態、(b)は消去中および消去後の状態、(c)は平滑化中および平滑化後の状態、(d)は記録中および記録後の状態を示す。 本実施の形態に係る磁気カードライタを用いた磁気カードライト方法の手順を示す説明図であり、(a)は消去の動作を、(b)は平滑化の動作を、(c)は記録の動作を示す。 従来の磁気カードライタを用いた磁気カードライト方法を示す説明図である。
符号の説明
W 磁気カードライタ
H ホスト機器
12 装置本体
14 投入口
15 搬送路
16 磁気カード
16a 磁気媒体
16b 磁性粉
18 投入検出センサ
20 搬送機構(移動手段)
28 通信部
33 制御部
33a 消去手段
33b 平滑化手段
33c 記録手段
38 磁気ヘッド
38a 磁化素子
40 トラック

Claims (8)

  1. 磁気カードに設けられた、所定の磁化パターンを記録可能な磁気媒体に対して、磁気を、N極およびS極を切り換えて出力可能な磁気ヘッドと、
    前記磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させる移動手段と、
    前記磁気ヘッドに設けられ、前記移動手段による移動方向に直交する方向に並べられた、磁気を出力する複数の磁化素子と、
    前記磁気ヘッドから出力する磁気を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、
    前記移動手段によって磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からN極とS極とを所定周期で切り換えて磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、磁気媒体に記録された磁化パターンを消去する消去手段
    消去手段による磁化パターンの消去の後、前記移動手段によって磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からN極またはS極の一定の磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、磁気媒体の磁化パターンを平滑化する平滑化手段
    記移動手段によって磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からS極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を前記磁気媒体に出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、磁気媒体に所定の磁化パターンを記録する記録手段とを実現可能に設けられ、
    前記記録手段は、前記複数の磁化素子を、それぞれ、S極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御することで、前記磁気媒体上の、同一の磁化素子によって記録されるトラック毎に、異なる磁化パターンを記録可能であることを特徴とする磁気カードライタ。
  2. 前記磁気カードは、
    前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、
    該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、
    前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、
    前記磁気媒体の磁化パターンが、文字や記号等の所定の形状パターンに沿って記録され、前記磁性粉が磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着することで、前記透視層を介して磁性粉が付着した形状パターンを目視可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の磁気カードライタ。
  3. 前記磁気カードは、
    前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、
    該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、
    前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、
    前記磁気媒体の磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着した前記磁性粉を、前記透視層を介して目視可能に設けられ、
    前記記録手段は、
    前記磁気媒体に、文字や記号等の所定の形状パターンに沿った磁化パターンを記録可能であることを特徴とする請求項1記載の磁気カードライタ。
  4. 前記制御部は、前記磁気ヘッドを介して磁気カードの前記磁気媒体を検出できなかった場合には、前記消去手段および/または前記記録手段を実行しないことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載の磁気カードライタ。
  5. 前記制御部は、前記磁気ヘッドを介して磁気カードの前記磁気媒体を検出できなかった場合には、磁気カードを排出することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載の磁気カードライタ。
  6. 磁気カードとの相対的な移動方向に直交する方向に並べられて、前記磁気カードに設けられた所定の磁化パターンを記録可能な磁気媒体に対して磁気を出力する複数の磁化素子を有する磁気ヘッドを用い、
    前記磁気カードと、前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記磁気ヘッドから前記磁気媒体に、前記複数の磁化素子からN極とS極とを所定周期で切り換えて磁気を出力するよう、磁気ヘッドを制御することで、前記磁気媒体に記録された磁化パターンを消去し、
    前記磁化パターンの消去の後、前記磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からN極またはS極の一定の磁気を前記磁気媒体に出力するよう、前記磁気ヘッドを制御することで、前記磁気媒体の磁化パターンを平滑化し、
    前記磁化パターンの平滑化の後、前記磁気カードと前記磁気ヘッドとを相対的に移動させた状態で、前記複数の磁化素子からS極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を前記磁気媒体に出力するよう、前記磁気ヘッドを制御することで、前記磁気媒体に所定の磁化パターンを記録し
    記磁化パターンの記録は、前記複数の磁化素子を、それぞれ、S極および/またはN極を所定のパターンで切り換えて磁気を出力するよう制御することで、前記磁気媒体上の、同一の磁化素子によって記録されるトラック毎に、異なる磁化パターンを記録することを特徴とする磁気カードライト方法。
  7. 前記磁気カードは、
    前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、
    該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、
    前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、
    前記磁気媒体の磁化パターンが、文字や記号等の所定の形状パターンに沿って記録され、前記磁性粉が磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着することで、前記透視層を介して磁性粉が付着した形状パターンを目視可能に設けられていることを特徴とする請求項6記載の磁気カードライト方法。
  8. 前記磁気カードは、
    前記磁気媒体を含む磁気媒体層と、
    該磁気媒体層と所定間隔をあけて設けられた、透明または半透明な透視層と、
    前記磁気媒体層と前記透視層との間に封入された磁性粉とを有し、
    前記磁気媒体の磁化パターンに沿って前記磁気媒体層に付着した前記磁性粉を、前記透視層を介して目視可能に設けられ、
    前記磁化パターンの記録は、
    前記磁気媒体に、文字や記号等の所定の形状パターンに沿った磁化パターンを記録することを特徴とする請求項6記載の磁気カードライト方法。
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